平成21年第9回定例会(9月14日_日程02 一般質問02)
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
また、久しぶりに気温も上がってきましたので、議場では上着を脱いで体温の調整に努めていただきたいと思います。なお、執行側も説明員の皆さんも上着を脱いでそのように努めていただきたいと思います。この定例会中は許可いたします。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 私は妻鳥でございます。私は4項目にわたって質問通告をしておりますので、順次質問をしてまいります。よろしくお願いいたします。
第1項目目は平成22年度の予算編成の基本的な考え方についてということでございますが、政権交代がはっきりしておりまして、非常に微妙な状況のなかでの質問になりますが、私は1つに限って質問をしたいと思います。
1つは国が平成20年度、平成21年度と2回にわたって地域活性化生活対策臨時交付金というのを出しました。清水町では約4億円弱の交付金が交付されたわけでございます。この交付金で町は主に公共施設の改修や道路改修等々の35事業を行っております。この交付金の目的のひとつには、生活対策というものもあるわけですが、町の事業としてその面に交付金を使うということはやっておりません。町長がお話をされたように、これは臨時交付金で1回きりのものだと、だから福祉だとか、教育だとか、医療だとかいうそんなふうにはなかなか使えないんですというお話でした。
2年間で4億円ほどの事業をするということですから、町財政としては余裕ができたのではないかと、それはこの事業は事業としてだめだというのではありません。来年度に福祉や教育や医療の分野で少しずつ出していくことができないかということを町長に伺いたいということでございます。
2項目目は新型インフルエンザの対策ということです。こういう対策は地方自治体がやらなければならないということになってくると思いますが、厚生労働省は8月末の新型インフルエンザ流行のシナリオというのを出しました。それによりますと、新型インフルエンザにつきましては、普通の季節性のインフルエンザの2倍程度になるのではないかと、国民全体20%、約2,500万人が発症するという推計を出しております。また、9月末から10月にかけてこの新型インフルエンザのピークが来るのではないかと言われております。こういうときにあたって町としてどんな対策を考えられているのかということについて、お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
3項目目に入ります。コミュニティバスについてということです。3月の定例会で町長はコミュニティバスを平成23年度から実証運行を予定しているというふうにお話をされました。そのうえでそれまでの間、町民バスの活用を検討するというふうにもお話されました。その検討の内容についてお伺いしたいということでございます。
4項目目、福祉サービスのなかの除雪サービスの基準の見直しということでございます。だんだんと高齢者が増えてまいります。非常に冬の除雪が大変になっております。それでこの基準を見直しながら拡大をしていくということが今求められているのではないかというふうに思います。その点について、どのような基準見直しがされているのか、それについてお伺いしたいということでございます。
以上、4点よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それではご質問にお答えします。
平成22年度の予算編成についての考え方だと思います。ご案内のようにこれまで二度にわたる国からの交付金を受けまして、活性化をはかるということで対策を少なくともしてきているつもりでございます。直接、教育や福祉、そういったソフト事業には主だったものができかねたわけですが、優先順位を考えたなかで集中化を図ったところであります。非常に厳しい財政でこれまで8年間手をかけずにいたということが多々ありまして、その部分の維持をしていくためには、補修もしなければならないということで行ったところです。当然、福祉面でも、保育所、福祉センター、それから幼稚園、学校、図書館等々そういったものの補修と整備ということできたわけであります。そのことが、しいては町内事業者における働く場の維持ということ、それから生活面における、それに伴う報酬を受けることによる以前の報酬からみると少ないわけですが、少なからずそれが確保できたということになろうかと思うわけです。
来年度のことでお話がございました。財政上ゆとりができたのではないかというふうに思われるわけでありますが、ないとは言えませんが、やはり財政推計プランを考えますと、ある程度の歳入の確保、いわゆる財政の確保はしなければならないというふうに思うところです。
来年度の予算につきましては限られてくるわけです。そういったなかでいかに優先度を求めるのかを考慮しなければならないかということになるわけです。いずれにしても、ある一定度の2か年のなかで修繕、まだやらなければならないところが多々ありますが、そのへんのところ一応総合計画に記載をして計画をもっておりましたなかにも考慮して行ったわけですから、後年度においてその部分が延びると先延びになるという形、補修したために先延びになるということになろうかと思います。そういったなかで考慮をしながら予算を組み立てていかないとならないだろうと思います。
しかし、現状の政権では、公共事業の見直しと大きく言われております。生活者第一ということで、生活者に直接恩恵が被れる、そういう政策に重点が置かれていくものだというふうに思います。期待もしておりますが、不安もしているという状況下であるのには変わりませんが、急激な変革ではなくて、そのなかでも特色といいましょうか、視点をしぼったなかでの緊急度、要望度、そういったものを押さえたなかで、政府として措置をしていただくように努力をしながら要請活動を強めてまいりたいとこのように考えています。
今後も国のそういった予算に対する考え方、それから示されるなかを十分に把握して来年度予算に向けていきたいと思います。そういう面で福祉的、あるいは教育的な面の充実もうたわれておりますので、考慮しながら考えていきたいと思っております。
次に、新型インフルエンザでございます。本町では8月21日から24日にかけまして保育児が感染をされたわけでございます。保健所あるいは清水赤十字病院などとも協議を行って、集団感染の拡大、もしということから24日から29日まで閉所をしたところです。その後は順調に広がることなく、8月31日に解除をしまして、現在その子達もそれ以外の子どもたちも元気に通所をしているということで、最小限の蔓延について食い止めることができたということで関係者の皆さんに敬意を表したいとこのように思っております。
また、本町では4月28日ですか、道が対策本部を設置しまして、私どもも5月1日にこの清水町感染症予防対策本部会議を開催しております。5月1日と27日、2回開催しまして、相談窓口を保健福祉課に置いたところです。その後、5月29日に本部を立ち上げまして、8月20日・21日・24日・25日とこれの対応にあたってきたところです。この間、町民への対応として、二度にわたる新聞折込やちらし等を配布させていただいて啓蒙活動を展開し、感染防止対策を取らせていただいて、各施設に予防の液体を配置して町民には手洗いとうがい、あるいはマスクということで啓蒙をしてきたところです。
しかしながら、今後、ピークといわれる今月下旬あたりか、あるいは10月初めから11月と、こういうことで予想をされております。感染防止に全力をあげていかなければならないとこのように思うわけであります。議員のご質問の要旨はおそらくインフルエンザの対策をそのものでございますが、そうなったときの支援策を質問しているのではないかとこのように思うわけです。国内では非常に不足してるということで順位を決めてしていかないといけないということで、接種費用が6,000円・7,000円かかるということでございます。国のほうでは低所得者に対しては、無料化というようなこと、一部負担軽減をすべきだということを学識者等々、懇談会でも出ておりますし、北海道から北大の先生が無料化にすべきではないかとこういう意見も出ております。これらも政府はこれから第一優先ということで確認をされている引継ぎにもそのことがうたわれておりますから、今後の推移を見守っていきたいとこのように考えております。ただ、先般も会議で出ておりますが、幼児期が一番危険性が、死亡率の問題からいってもそういう状況になるということから、その他の病気にもかかってくるということから、そのへんでどうしようかと、医療機関は医療に携わる人は優先がされるわけですが、しからば保育士はどうなのかということになっていくわけです。一番最初は家庭から入って家庭からそういうところに入ってくるわけですから、当然、保育所の先生方、そういった方々にそれが広まっては大変なことになると、そういうことでなんとか国のほうにそういうものも訴えていかないといけないと、もしそれがかなわない場合には最低限の対策をしていかないといけないとこのように思うわけです。一方では、高齢者の方々もそういう状況にありえるということも考えますと、弱い立場のところにどんどんいくと、そういうなかではそこに行く訪れる専門職の皆さん、この問題をどうするかということも考えなければならないということをこの間の会議でも話は出ているわけです。まだそこまでできるという状況には至ってはいないということですが、国の進め方に留意をしながら、町としてどの程度までそこが許されるかということが、財源的に許されるかということを考えながらまいりたいと、検討したいと考えております。
次に、コミュニティバスの関係です。高齢者の交通弱者に対する買い物、あるいは病院・通院の交通手段ということで、平成23年度から運行してまいりたいというふうに考えておりますが、当面は今年度の1月から冬場に向かって試行的に運行をしてまいりたいと、あくまでも本格導入の前ですが、今のあるバスを活用するか、あるいは人数がどのくらいいるのかどうか、その部分を踏まえて考えたいというふうに思っております。清水地区、御影地区を合わせてでございます。それからさらに病院に芽室・帯広方面、あるいは町内もありますが、利用している方がいらっしゃいます。これも跨線橋の上り下りが非常に大変です。このことについてはJRのほうに要請をしておりますが、JRの人はいかんせん経営が思わしくないということから相当数の覚悟をして町が負担をしなければならないというふうに思います。以前は3分の1の国庫補助を受けたなかでやろうと考えましたけれども、これでやっては到底間に合わないということもございます。しかしながら、JRとしては優先順位がございまして、乗降客が多いというところになります。そうなっていくなかでも負担が大変だということになりますが、町がやるとすれば主に出さないとならないということになるかもしれない状況です。そういうことから考えてもそれが果たしていいのかどうなのかということも検討しないといけないと思います。それならバスで御影駅まで巡回バスを活用してお送りしたほうがいいのかなというようなことも考えられるところです。そういうなかで、今、スクールバス及び給食配送業務で運転手には余裕がありませんので、雇用対策も含めて臨時に運転して1月から運行をしてまいりたいということを考えているところです。以上です。
○議長(田中勝男) 除雪サービスについて、4つ目の。
○町長(高薄 渡) 失礼しました。除雪のほうですが、今、概ね20センチということでそのへんの規制を緩めたらどうかということだと思いますが、それを15センチぐらいになったら出動をしているんですが、15センチということで5センチ低くしまして、10センチ超えたらたぶん出てくるという状況でそれをつくりあげていきたいということと、大雪が降った場合は以前も町職員総力をあげてやっていますので、大雪の場合はそういうふうにしていかないといけないと思いますが、通常のなかで屋根から雪が落ちると、これで除雪ができないと、そういう場合はひとつ考えていこうということでございます。それから除雪をした後、委託している除雪車が行くと、これどうするかということになったんですが、これをやると大変なことになると、いわゆる雪が落雪したところでそのへんのところを考えていくべきではないかという議論があります。それから物置に行く場合どうするかといろいろありますが、臨機応変にしていかないといけないのではないと、一戸建ての場合はいいんですが、例えば公営住宅に入っている場合に、真ん中にその人達がいたときにどうするかと、そういう場合もあるんですが、これは町内で協力してそのなかでやっていただくと、今までどおりやっていただくということになるのではないかと、あるいは清和団地などは政策で空き家にやっておりまして、そこから出たくはないという方もいらっしゃる、その場合はどうするかと、それはやむを得ないと、いろいろあるわけでして、除雪をひとつとっても画一的ではないということで、そのへんについて十分に検討しながら、今よりはよりよくしていかないといけないと、今、検討をしているところです。
○議長(田中勝男) 9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 1項目目についてですが、確かに事業をやるということで、例えば保育所だとか、図書館だとかという部分は単独事業としてやるということは、そしてそれが事業ができたんだからそういう意味で住民に還されているという考え方だと思うんですが、それでこれはどれぐらいの財政上の、これがなかったら4億円分というのはぼちぼちぼちとやっていくんですから、たまたま国からこれが出たということが、事業だけでなくて、住民一人ひとりになんだかの形で関係するものが出てこなければならないと、確かに余裕がないというのは事実ですが、この分のは具体的には事業ができたんだから、その部分を来年度予算のなかでみていくと、編成するときに、この効果が実際に出なければならないのではないかと思っておりますから、それでもっとこのぐらいの効果があったんだからと、事業ができたんだから、これぐらいは余裕が出ると、そういうのを計算されていると思うので、もっと具体的にお話をしてください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今回の交付金が来たのは、これだけ生活が厳しい状況できたわけですから、当然、仕事を失ってさまざまなそういうなかで町を離れた人などいらっしゃると思いますし、非常に苦しい思いをしていると思いますし、それから働いている人もそうですが、事業者にとってもそれだけの人員を確保しておかなければ事業展開をできませんから、いつ仕事があるかわかりませんが、確保しなければならないということでその負担も大変だったとこのように思います。今回の交付金というのは、我々の財政上やってこなければならなかった、財政がよければやってこなければならないことをやれなかった、それを先延ばしにまたしなければならないということになった場合にこれは大変なことになっていくところでした。その状況を考えますと、一人ひとりに恩恵というのは、これは福祉をやったとしても、一人ひとりにはいけないわけですから、教育だって限定があるわけですから、そういうことを考えると、まずは食べていくと、そういうことを中心に考えていくべきだということで、こういう状況になったということをご理解願います。多少ではありますが、町内の購買のなかで使われているものです。給付金については、それぞれ個人に来ましたので、当然恩恵があったと思うわけです。
予算ですが、それだけもらったんですから、余裕ができるんでないかということですが、さきほど原議員にお答えしておりますが、やはり覚悟しておかないと、今、政権が変わって、どのような歳入がなされるのか、どういうふうに歳出を向けていいのかということは不確定でありますから、そういう意味でもある一定の基金というのは確保をしておかないといけないと、したがって来年度予算については、念頭におきますけれども、それらが国としての施策をきちんとしたなかで、精査したなかで優先順位のなかで、予算付けをしていきたいとこのように思っております。
なお、この試算をしたかということですが、その分、総合計画で毎年繰り延べしてきていることをこの部分で補っているのと、緊急に出動しなければならない部分が出てきたわけですから、その部分では恩恵は被っておりますが、総括的にどうなのかということになると、そういう状況にはありえないという状況です。
したがって、来年度に向けても予算というのは慎重ななかにも、さきほども申し上げましたが、選択・集中、優先順位を決めながら、バランスの取れた政策予算にしていかなければならないとこのように思います。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 一般的に考えれば、私は4億円というのは、大変だったけれども、事業としてやらなければならないものがあったのに、それを先送りにしてきたんだという、それもひとつはありますよ、そしてこれからのやつもやらなければならないものもこれでやったんだと、その経済効果は非常に大きいものはあるという町長の考え方はそれはいいです。ただ、これは政権問題を議論してもどうもならないのでしませんが、僕はこの金額だけで話を進めようと思っていたんです。そうすると多少の余裕は生まれるのではないかと、それを来年度予算に反映をさせることはできないのかということを言ったんです。町長、いろんな情勢があるからというお話ですが、そこのところ、反映させる部分は全然ないのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 議員もご承知のとおり、第二次緊急3か年計画というのをご存知だと思うんです。それを見ると一目瞭然ですよね。どれだけ基金をつぎこんで、予算を編成しているのかということになる、基金がたくさんあって使っていければいいんです。最終的には計画ではわずかになっていくんですね。ですから年度ごとの剰余金の差によって少し増えたのと交付税が今年度は若干増えたのでその部分の余裕は生まれましたけれども、依然として予算につぎこんでいかないといけない、それをいかに最小限に基金の取り崩しをしていかないといけないのかということがあるわけでして、情勢が変わらなければそういう状況にあるということを認識されていると思うんです。それと同時に福祉や教育というのはなかなかやれば限りない状況になっていくんです。ですから、ある程度のところで近隣町村や管内だとか、全道だとか、そのへんのところで止めていかないと、どんどん財源が喰われていくという状況になると、やはり国として政策としてやっていただかなければできないわけです。
介護保険の問題や国保の問題、それから後期高齢者はなくなると思いますが、そういう問題、いろいろあるわけです。電算のソフトの切り替え、国の補助なんて5割なんていっていても36%とか、低いのなら16%しかこないわけです。国は5割だ5割だと言っていますが、そういうのをつぎこんでいく。じゃあ今度は光の問題ですね、これを農村地区にしてくれと言われていますね。御影もついておりません。そういう問題だとか、いろいろ来ます。消防庁舎の問題も一番そこがきちんとやらなければならないところも出てくるわけです。そういうものが生まれてくるために、やっていくために、一定の基金というのは保存しなければならない。福祉にもどんどんかけたいんだけれども、片方ではそういう面があると、道路だってでこぼこで割れてきて、事故があった場合にはどうするんですか。橋もそうです。桁が古くなってきている。転落したらどうするんだということになってくると、今までできなかったところをやらなければならないと、そういうことを考えますと、その1回やるとずっといかないといけないという途中でやめるわけにはいかないです。教育や福祉というのは。ある程度で考慮しなければならない。学校の図書の分が交付税に対してあっていないというのは、こういうものが学校図書の分で教育のほうでしていかないといけない。修学旅行の問題も出ておりますが、援助費、支援を一部しておりますが、楽器の購入やいろいろありますよね、去年はどうだった、来年、3年はやめるなんてなりませんから、その分全部を持たなければならないと、数が数だけにそういうものに振り向けれないという状況も出ますので、ある程度の助成措置は考えていかないといけないと思いますが、潤沢な形はとれないということをご理解願います。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) これはぜひ数字を明確にして、反映させてほしいというのが希望でございます。非常に情勢が流動的ですから、その部分には入りません。
それでは次にいきます。新型インフルエンザについてですが、いろいろと予防対策とそれからもうひとつは蔓延してきた時点での対策というのがあるんだろうと思いますが、そこのところの対策を考えないといけないと思いますので、そこのところ具体的にどうでしょうか。予防対策というのがあります、もちろん、例えば学校閉鎖だとか学級閉鎖だとか、そういう予防対策もあります。それから2回出されましたチラシにいろいろな予防について、こういうことが書いてあります。予防対策がひとつあると、それから蔓延したときの対策というのを考えないといけないと思いますよ。日本の対策が遅れているのは、何かといえば、水際で止めようと、それに集中したんですね。蔓延したときの対策というのはたてなかったんです。遅いんですよ。蔓延をしたときの対策をきちんとしておかないから、ワクチンが足りないとか言っているんです。僕は蔓延をしたときの対策と予防対策を分けて2つ考える必要があるのではないかということで、例えば蔓延をしたときの医療機関との対策とかをすぐ来るわけですから、そういう点についてどうされているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) ただいまのインフルエンザの予防と蔓延の対策ですが、予防につきまして我々は8月に保育所で出た後、町長が答弁申し上げましたが、きちんとしたいろいろ関係機関と相談したなかで、閉所の対策をとって、その後は落ち着いているという報告をさせていただきましたけれども、最近につきましても、非常に清水町は十勝では蔓延の流行期に入ったということで新聞に出ていますが、今日までに日赤に確認しましたが患者数はいないと、御影診療所にも確認しましたがほとんど患者数はいないと、清水町は落ち着いている状況でございます。さきほど言ったような教訓をいかしたなかで、学校や保育所ですとか集団のところで予防対策を徹底してうがいや消毒を徹底してやったという大きな効果が今出ているのではないかと思います。議員が心配されておりました、治療をどうするかということですが、さしあたり本町のさきほど言いましたように、今朝も打ち合わせしてきましたが、今のところは患者数の、いわゆる新型インフルエンザの患者と一般患者を区別したようなことのなかで、外来対応をして、一般患者に影響を与えないような対策をとっているということで、今後もそれを徹底したなかでいくと、そんなに病院から感染が拡大するとか、今のところは先を見越して万全な対策が取れている状況にあると、今後、爆発的に出た場合にはまた相談させてもらいながら、対策をちゃんと考えていきましょうということでお話をさせていただきましたが、そういった医療機関もきちんとしているということから、治療等の対策についても他の町村よりも万全な対策が取れていくのではないかと考えているところです。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 実際に蔓延をしたときの対策として、医療機関だとか、全体のね、学校や保育所いろいろありますよね、そういう蔓延したときの対策というのが具体的にたてられているんですか、いないんですか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 常時といいますか、インフルエンザ対策本部のなかで、いろいろと対策をとってきたわけですが、最近になってまた大きく患者数の増大とかそれが動き出してきましたので、また新たに今は当面は大丈夫だといいながらも、新たにインフルエンザ対策も含めまして、医療機関も今は日赤が中心になりますけれども、ほかの医療機関もありますので、そういうところと綿密な打ち合わせをして万全を期してまいりたいと考えております。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 国も遅れているんですよね。だから大変なんでしょうが、蔓延をしたときの体制というものは、きちんとしておいたほうがいいと、それは何かというと、本当に蔓延したら、役場の機能も危なくなるというぐらいになるんですね。その対策をしておかないと大変になるのではないかということを私は心配しているものですから、学校の機能もなくなる、何もなくなる、それこそ看護師さんがやられたということが起こってくると大変なんです。その体制は組んでおかないとならないのではないかというふうに思っているからお話をしているんです。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) このことにつきましては、当初から、蔓延あるいは予防も含めて、それから蔓延期に入ったときにどうするのかいうのは基本的には行動計画というのを新型インフルエンザ対策行動計画というのをたてて、庁内、役場内に徹底したり、医療機関に申し合わせをしたりして徹底をしているところですが、さきほど言いましたように、重症化だとか感染力が強いというのはわかりましたけれども、ほかのインフルエンザと大きく変わりはないと、その対策の計画をたてましたけれども、その中身についても若干変更しなければならない部分もありますので、そういったことも綿密に練り直して十分な対策をとっていきたいと考えております。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) ひとつよろしくお願いします。これは蔓延すると大変な事態になると思いますので、よろしくお願いします。
次に、コミュニティバスについては運行までに、町長にまず考えてほしいのは利用者がどういう状態になっているかということと、どういう運行するのが一番喜ばれるのかということを綿密に計画をたてていただきたいと思っているのですが、どんなふうにおさえておられるのか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今後、それらも含めて十分に協議をしていかないといきませんが、国の補助を受けるにあたりまして、本年度、地域の協議会を立ち上げないといかないとならないということもございますので、そのなかで相談ができるものがあれば相談をしてまいりたいと思っておりますが、当面、さきほど町長が答弁をしましたように、1月から試験運行をしたいということですので、今、議員がおっしゃるように利用者が一番利用しやすい運行体制が当然ですので、その分については十分に検討をしてまいりたいというように思っております。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) そこのところを利用者の利便性をはかるようによろしくお願いしたいと思います。
最後の除雪サービスのことですが、さきほどもお話をしたように、高齢者が増えてきて、そして除雪が困難になるという状況になっております。そこでこれは20センチのところを10センチ、15センチにしたらでやるとかね、そういうところの基準がいろいろあるんですが、問題は町長が言われたとおりいろんなケースがあると思います。できるだけ利用されている方を増やして、除雪が上手くいくようにというふうに考えているものですから、ひとつは20センチを15センチにするとか、大雪のときはどうするとかということになっております。これで私は前に指摘をしたんですが、対象者ですね、これはいいんですが、一等親の方が町内にいるというと、同一地域にいる場合は利用ができないとなっていますが、これは括弧付きで除雪は一等親以内の人が困難な場合は利用が可能だと書いてありますが、一等親というのははずしたほうがいいのではないかと3月にお話をしたんですが、これはどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員、一等親と言いましたが、一親等です。訂正してください。
○9番(妻鳥公一) はい。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 福祉課長やっておりましたので、理解するんですが、なんとかできないものかと思ったんですが、一親等でも高齢になってきていると、その場合は除雪困難ということでやっているんです。息子さん娘さん夫婦お元気で、それを頼む場合が出てくるんですよ。ですから制限をしておかないとこれが御影と清水となると、同じ一親等でも10キロあると、その場合は困難でこれは配慮しなければならないと、今までもその場合はありますけれども、町内会が遠くて2つぐらいとんでいるとか、そういうなかで元気でやっている方についてはご遠慮を願いたいというふうにやらなければ、今は核家族になっているものですから、どんどん出てくるんですね。そういう面でやはり福祉というのはそもそも相互扶助ですから、助け合っていかなければならないわけですから、そういう運動をわずか1万人の小さな町でありますから、そういう運動をしっかりしてやらなければならないと思っています。もしかなわない場合はそういうことで対応するということでしておりますし、余裕がある方はぜひシルバーセンターに特別に頼んでおいて、あるいは業界の方に頼んでおいてやってもらうとか、そういう方法でやっていくしかないかなと、個々に頼んでいる方もいらっしゃいますが、やはり町内会でみんなでお金を積み立てして、排雪のときにはお願いしたらどうですかということを皆でしていくことも必要かなと、まったく無料とはなりませんので、燃料使いますから、そういう面からそういうことも考えていくべきだし、さきほど申し上げましたように、やはり皆で助け合っていくというなかで、やはりそういうこともひとつ織り込んだなかでいかないといけないと、そのためにはさきほど言ったように、医療と福祉、そういうネットワークといいますか、見守りですね、そういう運動展開をしていこうと、公約にもそれをのせてやっていこうというふうに考えております。ぜひ、基準はある程度は緩和しておりますので、その場合は電話を一本いただけるなりして、柔軟ななかで対応をしてまいりたいと思います。
○9番(妻鳥公一) 終わります。