北海道清水町議会

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平成21年第9回定例会(9月16日_日程01 平成20年度決算審査 一般会計 歳出 諸支出金)

○議長(田中勝男) 第13款諸支出金、第1項行政費、241頁からの質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。


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○議長(田中勝男) 第13款諸支出金、第2項基金費、243頁からの質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 基金費なんですが、当初の予算では7,800万円ということを出していますね。決算でいうと2億8,000万円というふうになっております。ここでこれだけのものを基金に積んでいるんですね、そして収入と支出の部分でまた積むとなっているんですね。さきほどの副町長の説明のなかで、土地開発公社の1億5,000万円ほどの金額が収入でふくらんだということでお話をされているんですが、ずいぶんとこれは基金に積んで、前の年より基金が多くなるという状況が生まれております。こういう予算の組みかたとか、予算執行のしかたというのは、問題があるのではないかというふうに思うんですが、ここに至った原因というのはなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 議員がおっしゃられた問題があるのかどうかはわかりませんが、当初予算では、基金の取り崩しをみて繰入金で歳入でみました。20年度で申し上げますと、1億5,500万円ほど取り崩しをしまして、最終的には決算で副町長が説明をしたように、公社の清算金、1億6,000万円ほど、さらには繰越金による繰入れ、それと交付税が当初予算より延びたということで、最終的にこれだけの基金の補正をさせていただいたということで、総額で申し上げますと、2億8,300万円の積み立てと、差し引き1億3,000万円弱が、決算で申し上げますと、19年度より増えたという結果になったものでありまして、事業そのものも精査してやってきたというのもありますが、決算で申し上げますと、基金の繰り入れをしたけれども、決算上は剰余金、清算金等の歳入増で基金に繰り入れができて前年度より基金が増えたという結果になったところです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 一般的にね、不用額をたくさん残して、そして基金に積みながらやっていくということはいいことだということになるんですよ、一般的にはね。基金を増やしていって、基金を取り崩していないんですよ、全体としてみると、だから私は町長にお話を聞きたいんですが、常に前の一般質問でも基金を取り崩すからこうなっていくんだという話をされるんですよ、この決算でいえば取り崩してはないんです。そこのところ、町民の負担や何かをみながら、交付税も増えた、そういうものもあった、だからという特別なことも含まれるけれども、やはり非常にこういうこともやってほしい、こういうこともやってほしいという町民の要望はあるわけですから、いつも町長は基金を取り崩すから何年経ったら大変なんだという言い方をされるんです。しかし、この決算では、そうではないということなんですが、そのへんの町長の見解を聞きたいんです。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) お答えしたいと思います。財政運営ということで、自治体運営がかかっていくんですが、このたびはそういった面で、交付税にしましても、久方ぶりで増額になったということで、これは予測できないことでした。それから、開発公社の問題などもありましたから、財政シミュレーションとしましては、そういうものを見ないで、計画をつけていくわけであります。なおかつ、いわゆる平時の状況ではやっていませんから、議員にかかわる報酬含めてすべての面で抑えながら、人件費も抑えながらきていると、そういうことを仮に元に戻す、また議員は福祉に教育にということだと思うんですが、それをやると、またそういう状況が起こりえるということなので、ですからこうやって新聞報道でも財政再建団体、何町村と出ていますが、予測がされております。いつもそういうことを念頭に置きながらいかないと、いずれかのときということもございますので、年度当初のときにはある程度一定のことをしながらやるわけですが、今回は大きな剰余金が出ましたけれども、前年度18年度をみましたら少ないわけですから、そうなると基金も減っているということですから、心配をしてきたわけですが、たまたまその部分が増額になったということで、今回はきたわけです。できる限りの新年度予算に向けて、十分に配慮をしながらしていこうと思っておりますが、楽観視はできませんので、ある一定度の保有額というものをキープしながら、住民福祉維持のためにやらないとならないと、特に今年の場合は政権も変わりましたので、違う方から質問もいただいておりますが、どの程度の負担といいますか、自治体がどうなるのかというのが全然みえない状況ですから、その部分のためにも今回こういうことになりましたから、少しみておいてもいいかなと、来年度予算提示時、きちんとなれば、しっかりとした財政状況もできるのではないかと思っておりますので、議員の言われることは重々承知しておりますので、次期国の予算がある程度みえた段階で考えていきたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) たぶん、今年度も開発公社の金額ではないけれども、かなり積立金に残せるのではないかというふうに思っているんですが、そういう意味で、来年度の予算については、これは流動的だということはありますので、ひとつこういう状況が出たということを加味されて、来年度予算をひとつよろしくお願いしたいということをお願いして終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
 以上で、諸支出金の質疑を終わります。