平成21年第9回定例会(9月16日_日程01 平成20年度決算審査 国民健康保険特別会計)
○議長(田中勝男) 認定第2号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを審査します。
これから質疑を行います。
260頁をお開きください。
平成20年度清水町国民健康保険特別会計歳入歳出決算事項別明細書により歳入、歳出並びに調書を一括して質疑を受けます。
質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 頁数は295頁の歳出の保健事業費のなかで、役務費がありますが、この郵便料というのは、町民の医療費のお知らせの部分を指しているのかどうか、教えてください。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 昨年から特定健診ということで、新たな事業を展開しております。それでそのお知らせとかそういう郵送料に使っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私がさきほど言いましたように、私も2か月に一回か、3か月に一回ぐらいきているんですが、町民に医療費はお宅はどのくらいかかっていますよと、この病院でいくらで3割これだけですよという通知が来ますが、それはこのなかには含まれてはいないんですか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) ちょっとすみません、さきほどの部分については特定健診ということで勘違いしてお答えしたところですが、ここの部分につきましては、議員がおっしゃいましたように、一般的な通知の郵便料ということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) それぞれ町民が病院にかかった医療費について、周知をされるということについては、いろいろと受け取るほうの受け取り方によって違うと思うんですが、医療費を町民に知らせる一番の目的は何なのかを今一度教えていただきたい。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 一般的にはまず医療費を使っているんだということの確認の部分がございます。病院との連携というか、請求のなかでレセプトをチェックして、給付費として高額なお金を払っていますので、本人にその部分を確認してもらうというのが第一とそういうことも含めて、2番目にはこれだけかかっていますので、日頃から健康に注意をして予防に努めていただきましょうということが、さきほどあがった特定健診のどちらかというとそうですけれども、そういうことも含めて通知をしているところでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) そこで今までもずっとこの形で町民に医療費のお知らせをしているわけですが、このなかで今言われましたように、本人が病院にかかっていないにもかかわらず、かかったような形になっていて、町民に知らせたことで、そのことがわかって、レセプト上の不正がわかって、摘発までいかなくてもそういうことで注意をしたとか、そういう効果というのは過去にあったのかどうか、このへんはどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 最近の例ではそういう事例はない状況でございます。ただ、それより以前にレセプト等で相当うちらあたりもチェック等をしているという状況も踏まえて、今、議員が指摘するような事例については最近においてはないということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私はもらうたびに以前も一度言ったこともあるんですが、私は高血圧で2か月に1回通院をしておりますが、当然のことながら、自ら3割は払って、7割を給付してもらっているというのは、重々わかっているし、金額的にも医療費を払う段階でわかるわけで、そのことで今言われたように、過去にそういう取り組みをしてきて、まったくレセプト上の不正があったとか、そういうことで指摘がしたことがないとすれば、どうも町民に対して、50万円ですか、このお金を使う効果というのはどうなのかなということが私はあるわけです。議会が始まる前に、一町民からですね、私は指摘を受けて、かなり憤慨をしていましたので、私は担当課長が言われていることについて、同じようなことを私はそう思うということを答えていたのですが、町民いわく、本人か奥さんかわかりませんが、高額の医療費がかかったことの通知をもらって、非常に気分が悪いというか、あてつけがましいというか、そういう受け止めかたをされておりまして、かなり私にきつく物を言っておりましたので、私はさきほど言いましたようなことを、いろいろと医療費をいかに周知することで、病院をはしごするとか、そういうことも減らしたい、また事前の健康管理に努めてくれだとか、そういう部分があってやっているということは、過去の議会でも説明を受けているということで答えておいたのですが、この通知をやめると、どんな障害が出るのでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 通知義務かどうかわかりませんが、そういうことを適正にやっていなければ、国からの補助だとか、そういう医療保険の加算、補助だとか、負担金だとかに影響があるという状況ですので、金額が大きいからといってやめるとは簡単にはならないのではないかなということで、それなりに効果も出てくるのではないかということで考えているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ということは、私どもの町だけではなくて、他町村、市を含めて、同じような方法をとっているというように理解してよろしいんですね。あのなかにカラー刷りのパンフレット的なものがあって、その後段に清水町国民健康保険とかなんとかと入っていたような気がするのですが、町でつくっているものではなくて、清水町独自の健康保険という部分を入れているということなのでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) こういう制度のなかでやっておりますので、ほかの町もまず同様なことはやっているかと思います。
○1番(原 紀夫) 終わります。
○議長(田中勝男) はい、ほかに質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 今、原議員が質問したところの特定健康健診ですが、これですが、20年度から始まったと思いますが、この受診率が問題になるんですね、あと5年ぐらいしたら、この受診率がどのぐらいだったのかということを教えてください。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 20年度の受診率につきましては、清水町では対象者の25.8%、ちなみに北海道平均が20.4%ですので、北海道平均は全国平均に比べるとちょっと低いですが、そういうような25.8%という状況です。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) これは計画にありましたよね、何年度何%というような、これは達成しているんですね。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 最終的な25年度、最終目標の25年度は65%程度に高めたいという目標はありますが、単年度どれだけというのは指定された部分はありませんけれども、自分たちのなかでは、それぞれ20年度については30%という目標をもってやっております。最終的には、最終年度でどうなっているのかというのが一番問題になるかと思います。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) この計画に何%というのがあったと思うんです。何年度何%で上げていくと、そういう計画が、私は配られたので見ているんですが、それから見ると20年度は達成されていないということになるんですか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) さきほどお答えしましたように、今年の目標値としては30%という数字をあげておりましたので、20年度については残念ながら目標には到達ができなかったということです。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) そうすると、この25年ですか、それまでに達成しないと、保険料をあなたのところは10%増やしますよということですからね、達成ができなかったら、そういう計画ですから、これが達成ができないと、我々が納める保険料を10%上乗せしますということなんですね。達成ができたら10%減らしますと、20%の保険料、料金がかかってくるわけですよね、そういう制度でしたね、これは努力をしないといけないと思っているんですが、どうなんですか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 残念ながら、本年度については、達成ができなかったんですが、最終的に65%程度という目標がありますので、それに向かって、ペナルティもあるということで、今、おっしゃったような状況でありますので、それに向かって、そういう啓蒙等を強めて、受診率を高めるように努めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 非常に大事なことなので、もっと住民に、被保険者に知らせるということが大事だろうと思うんです。私も6月に申し込んだら、議会が入っちゃって行けなかったんですが、そういうものがありますので、もっとペナルティの部分をきちんとおさえないと大変なことになるだろうと思います。保険料が20%上がったり下がったりするんですから、差があるんですから、ここのところをもっと強めていかないといけないと思います。本年度はどういう傾向にありますか。
○議長(田中勝男) グループリーダー。
○保健・医療グループリーダー(仲上尚子) 本年度につきましては、6月の実施分、それと町内の各医療機関と委託契約を結びまして、そこも特定健診の受診者として計上ができるというふうに体制を整えました。11月の健診分、それから農協と厚生病院関係ですが、年明けにずいぶんいらっしゃいますので、今、現在は去年と比較をしますと、やはり議員がおっしゃられたように、あまり受診者の伸びはなく、この11月に向けて受診勧奨の訪問や新聞の折込ですとか、かなり力を入れてやっていきたいというふうに検討をしているところです。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) さきほど原議員が郵送料の問題をお話されていましたが、これは国民健康保険の被保険者だけなんですよね、一般の方々、社会保険に入っている方々は除外がされるわけです。だから、そういう意味での周知のしかたがもう少しあったらいいのではないかと思っているんです。その点を少し考えていただけないかと思います。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) それぞれ事業者がこういう特定健診を、国民健康保険であれば、清水町がということで実施主体となってやるものでございますので、共済組合だとか、いろんなところで、それなりのいろんなPRをしながらやっております。今年の状況も去年とそんなに変わりないということですので、後半の部分が残っていますので、より受診率を高めるように、啓蒙活動、受診の促進に向けて努力をしていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 繰入金に関して質問します。歳入でいえば272頁ですね。今までだいたい毎年、1億5,000万円ぐらいの繰り入れで、国民健康保険会計を維持してきたということですが、これを見ると6,000万円を減額をしていますよね。町の他会計からの繰り入れはゼロだというふうにしているわけですよね。これは後期高齢者医療制度との関係があって、それでここの繰入金が法定繰入金以外のものは出さなくても、会計上は問題がなくなったと、問題というのは補填をしなくてもよくなったということなのかなと思うんですが、どういうことなんでしょうか。
○保健福祉課長(阿部一男) ここの部分については、特にそういういろいろと後期高齢者だとか介護だとかとのバランスがあると思いますが、いろいろと国から補助ももらった負担金だとか交付金だとかもらった経過のなかで、最終的に町からの一般財源の通常6,000万円繰り入れしている、予算もそうみておりましたけれども、今年度の場合は結果的に繰り入れがその部分がなしで済んだと、このほかにただし一般会計のその他の繰り入れの部分で6,000万円は繰り入れないで済みましたが、一般の部分では8,900万円ぐらいでこのほかに職員の給料も含めて繰り入れを一般会計から行っているところでございます。単純に会計の補助という部分では6,000万円は結果として今年度の場合にはなかったけれどもということでございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) 以上で、認定第2号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の審査を終わります。