北海道清水町議会

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平成21年第9回定例会(9月16日_日程01 平成20年度決算審査 一般会計 歳出 農林業費)

○議長(田中勝男) 第6款農林業費、第1項農業費、145頁からの質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 4番、口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 農業委員会の関係で、事業費、これは毎年のことだと思いますが、改めて内容について説明願いたいと思います。
 懇親会費用の関係ですね。

○議長(田中勝男) 農業委員会局長。

○農業委員会局長(北岡敏男) 懇親会費用についてお答えします。内容につきましては、農業委員会会長の農委連等の総会とか、全国の会長大会の懇親会費、それと西部地区の連絡協議会の研修会がございますが、交流会等の経費でございます。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 内容はわかりましたけれども、ややもするとこれだけの「懇親会」という言葉をいれると、どうも「うん」というふうに思うんです。表現のしかたを考えるとかありませんか。懇親会という名称でなしに、例えば研修会とか、見て柔らかい雰囲気で、あまりにもストレートすぎて、どうですか。

○議長(田中勝男) 農業委員会局長。

○農業委員会局長(北岡敏男) 表現の問題なんですが、このなかで大きいのは西部で組織している連絡協議会の研修会の場の交流会経費というのがあるんですが、4町の農業委員会、それぞれ土地が境界で接しているものですから、そのなかで交流会が必要だということで計上をしているのですが、交流会、お互いの情報交換する交流会をやっておりますから、交流会的な経費という形でと思っております。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) わかりました。4町、各町村そういう表現のしかたで決算をやっているんですか。

○議長(田中勝男) 農業委員会局長。

○農業委員会局長(北岡敏男) 全町はどうかわかりませんが、西部のなかでは負担金か懇親会経費という形で聞いております。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 中身はわかりますけれども、表現のしかたで研究してもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 農業委員会局長。

○農業委員会局長(北岡敏男) 検討してまいりたいと思います。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。


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○議長(田中勝男) 第6款農林業費、第2項林業費、159頁からの質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 2番、山岸政彦議員。

○2番(山岸政彦) 162頁、投資及び出資金というところで、森林組合の出資金が65万円となっていますが、見ると昨年もしておりますし、今年度もしておりますが、これは毎年必ずこれからずっと出資し続けるという主旨のものなのでしょうか、お教え願いたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 出資金の関係ですが、ここ2年ほど森林組合に対する出資金の金額が若干低いということもございまして、出資を増額させていただいているのと合わせまして、毎年の配当金については、その配当金の部分を増資して出資をしている状況でございます。

○議長(田中勝男) 山岸政彦議員。

○2番(山岸政彦) それではこれから未来永劫というわけではないですが、利益の配当金の部分については出資をしていくということでよろしいですか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 配当金の部分については毎年出資を増額して、支出をさせていただいておりますが、それにプラスしてここ2年ほどにつきましては、出資を上乗せして、実施をさせていただいているところでございます。来年22年度で増額分の出資については終了という形になるかと思います。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) レクリェーションの森の関係でお尋ねします。
 毎年お尋ねを私はしているんですが、スキー場を町が買い求めて以降、町民の憩いの場的な発想から、このレクリェーションの森ということで整備をしているわけですが、今年の春先にもちょっと見せてもらいましたが、毎年、この整備のためにこれだけの投資をしているわけですが、レクの森を整備する初期の目的に対して、順調に推移をしているのか、このへんについてはどういう理解をされているのでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 概ね計画どおりには進めさせていただいているところですが、一部、遊歩道の整備だとか、休憩所といいますか、東屋ですね、そういう部分については一部できていない部分もございますが、ほぼ計画どおりに現状は進めさせていただいているというふうに思っているところです。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 毎年、植栽をしているわけですが、昨年もその前もお尋ねしましたが、かなり風障害的なもので枯れている木が多いというふうにみているのですが、この部分について昨年も植栽樹木をもう少し検討したらいいのではないか、あるいはそれがだめであれば、自然にまかせたらいいのではないかという話もさせていただいたのですが、このへんについてはどのように理解をされているのか、教えてください。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 議員、ご承知のとおり、ああいう高地なものですから、なかなか植栽をしてそのまま全部が育つという形にはなっていないのが現状かというふうに承知しております。そういうなかで枯れた分については、一部補植をしながら対応させていただいている部分がございますけれども、今後は、当然、現地がだんだんまた高いところになってくるような状況もございます。そういう状況のなかで、今言われるような木の種類についても検討をさせていただいて、今後、対応をしていきたいというふうに考えているところです。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 国有林から買い受けた段階で、レクリェーションの森として整備することについて、国から買ったときの規制という、そういうものはかなり重たいものがあるのか、また、買って町の財産となっている現在はそういうことは全くないということなのか、このへんについてはどうなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 今の件ですが、議員ご案内のように、あの国有林を購入する際にはレクリェーションの森として町が将来的に整備をしていきますという年次計画をたてて申請をあげて、それで承認をいただいて購入したということがございますので、基本的には計画に沿って、今後も整備をしていかないといけないと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 森林管理署から年に1回見に来るとか、そういうものはあるのかないのか。このへんはどうでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 林野庁から年に1回の検査だとか、そういう部分については、現状は行われていないという状況でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 植えた木が確実に成長するためにつくということに関して、その年次によって、違う面も、種の変化によってあるんでしょうが、相当ひどい箇所が、なんだこれはというところもあると私は思っておりますが、さきほどの担当課長のお話では、そういうところについては、あらためて樹種を変えて植栽をするとか、そういうことを現状今しているというように理解をしてよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今の植栽につきましては、植樹祭のなかでそれぞれ毎年実施をさせていただいております。6月に植樹祭をさせていただいて、植樹をするんですが、その年に植えた分について、当然、枯れてる部分がありますので、そういう部分については、一部補植をさせていただいている状況です。
 なお、議員からご質問のあった以前に植えた部分も相当ひどい部分があるんだというお話でございましたが、今後、そういうひどい部分につきましても、検討をさせていただきたいと思っているところです。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) さきほど言いましたように、今後、この上については、お金をかけないで、自然にまかせるという考えはまったくなく、今後も同じような形態で植栽を続けていくというように理解してよろしいですか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今の現状、植樹祭のなかで植樹している部分については、低いといいますか、当然、植えやすい部分を重点に行っているところです。議員も現状をご存知のように、上のほうはスキー場なものですから、相当急な斜面になっているところもございます。そういう部分については、植樹をしてもなかなか育たないという部分もございますし、なかなか植樹自体も町民の参加によって行うものですから、難しい現状のなかでは、議員が言われたような自然の交配のなかで管理を行っていくということで考えているところです。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) レクリェーションの入林の関係ですけれども、新聞か何かで、モトクロス的なオートバイか何かわかりませんが、そういうことで町として行事を行うということで貸付をしたということがあったような記憶をしているんですが、あったのかどうかということについてひとつお願いします。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 数年前からですが、全道のモトクロスの大会に使用をしたいということでお話がありまして、貸した経過もございますし、今年度についてもお貸しをしたという事実でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) それは有償でしょうか、無償でしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 有償でお貸ししております。それと当然整備をするにあたって、植樹をしているので、その整備に支障のない部分で許可をしている状況でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) なぜ私がそういうことを聞くかといいますと、私が前職場でそこを担当していた経緯がありまして、地元のバイク屋さんというか、そこから要請があって貸さなかったということがありました。なぜ貸さなかったといいますと、川のなかを含めて走りたいという話もあって、絶対だめだということにしていたんですが、レクの森という規制も含めて、全体的に森林を育成していくという立場から見て、まったくそういう面では問題がないという立場で貸しているという理解をしてよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 当然、お貸しする部分については、さきほど申し上げたように、レクリェーションの森としての支障のない部分でお貸ししております。河川の部分につきましても、当然、河川を走っている際に横転して油が流れるとかなどの危険性もございますので、その部分については規制をさせていただいて、お話をさせていただいているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) ということは、河川を外して、道路というか植栽をしていない箇所のみの使用を許可しているということでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) そのとおりでございます。基本的には旧日勝キャンプ場の部分を基本的にお貸しするのと、駐車場の一部をお貸ししているという現状でございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 4番、口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 有害鳥獣の関係でお伺いします。成果表によりますと、かなりの頭数が駆除されているようでございますが、鹿に関しましては近年減るどころか、どんどん数が増えて農業被害もかなり多くなっているということですが、これについてはどうとらえているかなと、ひと言お聞きしたい。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 有害鳥獣の駆除事業ですが、今、議員がおっしゃるように、鹿もそうなんですが、熊やキツネ、そういう被害もございます。町としましては、鹿も含めて、熊もそうですが、猟友会にお願いして有害鳥獣駆除の事業を実施させていただいておりますが、特に鹿の被害については、今年度から電牧柵の補助事業も実施させていただいおります。今後とも有害鳥獣駆除ばかりではなくて、そういう被害防止に係る電牧柵の補助についても、検討をさせていただいて、普及をさせていただきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 電牧柵のことは承知しておりますけれども、最近かなり電牧柵をやる人が多くなりまして、やっているんですが、やったところは来ないけれども、今まで来たことのないところへ行くようになってしまったと、本を根絶しなければ解決にならないということですので、なんとかその方向で進めていただきたいというのと、ハンターですね、ハンターの動向というのは最近はどうなっていますか。だんだん減っていく感じ、数が少ないのではないかと思いますが、どうですか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今のご指摘のように猟友会に加入しているハンターさん、加入していないハンターさんもいますが、なかなか新しい方が銃を持つということになっていない現状かと思います。ただ、農業者のなかで自分の畑は自分で守るんだという気持のなかで、新たに銃の資格を持った方もいらっしゃいますが、基本的には猟友会のハンターさんについてはだんだん高齢化になっている現状かと思います。今後、当然、有害鳥獣駆除の事業は来年・再来年終わりというものではないものですから、そのへんの育成をどうするかにつきましては、今後、検討をさせていただきたいというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 銃の関係ですが、だんだん高齢化してきたということでございますが、なんで若い人は銃を持ちたがらないのかと、そういうことを考えてみたことはございますか。我々は本当は持ちたいんだけれども、目が薄くなって、我々に銃を持たすと危ないから、そういうことでなるべく若い人に持ってほしいんだけれども、どうですか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 基本的に猟銃といいますか、銃を持つ方につきましては、基本的には趣味の部分でございます。狩猟というなかで、趣味のなかで鉄砲を持って自分で狩猟をして楽しんでいるという現状のなかで、当然、有害鳥獣駆除につきましては、ハンターさんから見れば、当然、自分の趣味以外の部分ですから、そういうご協力をいただいているという部分でございます。また、銃につきましては、当然、資格もそうなんですが、銃自体がけっこう高額な部分もございますし、動物を殺すという意味ではなかなか家族の方も含めて理解が得られないということもお聞きしたことはあります。そういうなかで、若い方につきましては、なかなか銃を持つという部分では増えていかないのかなというふうに現状は考えております。

○議長(田中勝男) 口田邦男議員。

○4番(口田邦男) 銃を持たない理由として、いろいろとおっしゃったけれども、一番大きな理由は最後に言ったことなんですよ、生き物を殺すということ、これにやっぱり若い人はかなりの抵抗を感じて、銃を持ちたがらないと、それはあるんです。なるべくいい方法はないかと思っていますが、なかなかこれも生み出せないので、これからいい方法を考えていきましょう。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
 以上で、農林業費の質疑は終わりました。