北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成21年第9回定例会(9月17日)

○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第1、昨日に引き続き、平成20年度会計の決算審査を行います。
 認定第9号、平成20年度清水町上水道事業会計決算の認定についてを審査します。
 これから質疑を行います。収益的収入及び支出、資本的収入及び支出、財務諸表、事業報告書、一括して質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 7番、奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) この有収率のことでお尋ねしたいんですが、有収率が88.5%ということで、監査の報告によりますと、17年度から向上をしているということでございます。そういうなかで、この88.5%というのは逆に言いますと、せっかくお金をかけてきれいにした水が12%ほどどこかに消えてしまっているということでございますので、これらをもう少し満度に有収率を上げるということはできないのか、監査も指摘されていることをどのように受け止められているのか、お伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) 19年度から21年度にかけて漏水調査をやっております。それで19年度は79%ですか、20年度は...すみません、19年度には82%、21年度に...違ったな、すみません、失礼しました、88.5%ですか、になっています。かなり向上しているんですが、今年も漏水調査をやりまして、今のところは有収率は90%ぐらいいくのではないかとおさえております。以上です。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 数字的には12%といえば本当に少ないんですけれども、これだけの水の量が消えているということは非常に大きなことです。それで漏水する箇所というのは主にどこなんでしょうか。調査していると思うので、場所的にわかりますか。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) 20年度を例にあげてみますと、要は配水管上の漏水ですね、あとは支水栓の部分であります。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) そうですね、だいたい本管からメーター機のところまでの漏水というのが主な箇所ではないかなというふうにも思うんですけれども、だとすれば、これからそれの修繕をしていくということになりますが、どうでしょうか、その継ぎ目の部分や何かがそこから漏水をすると思うんですが、今までのような塩化ビニールのパイプではなくて、今すでにいろいろと研究がされているものがあるようですので、ステンレス管を使用する、それを導入する、そうすれば半永久的に、塩化ビニール管が25年なら、ステンレスが50年という耐用年数があるということですので、それらを導入するお考えはあるのかどうか、お聞きします。

○議長(田中勝男) グループリーダー。

○水道グループリーダー(横山 隆) さきほどからご説明おりますことと併せてなんですが、施設そのものがもう40年ほど経ってきております。パイプそのものがですね、そのなかでバルブのところとか、年数が経過しておりますので、その部分で積み重なった部分がこの有収率になって表れております。その逐次漏水調査の結果で直していっていますが、一般的には90%を目指すということでやっております。100%いくということは、新設してすぐでは100%いきますけれども、これだけ年数が経ってきますと、それぞれ少しずつかなりの数え切れないぐらいのバルブとかいろいろありますので、そういうところから漏水しております。それで私どもは有収率90%を目指して工夫をしながらやっております。それでご質問のあったパイプの布設替えなんですが、そういう特に漏水が多い部分というのを経済性と兼ね合わせながら、逐次布設替えをしていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私も有収率の関係で若干お尋ねしますが、今、答弁をいただいたところ、この数字からみると、今年、もう1年か2年で100%になるのかなと、こういう過去の平成16年度から20年度までの有収率の推移を見てみると、来年は100%近くなるのかなと、今年ですね、そんなつもりでいたんですが、現状は88.5%と、今、グループリーダーから90%を目指しているということですので、到達をしていると、現状でだいたい町が目指している数字になっているような気もするわけですが、今後、老朽した配水管が相当数40年経過をしているということですから、相当数あると思いますが、この漏水調査をしないで、現状のままで、現状は88.50ですけれども、いくとですね、ますます数字的にダウンをしていくという傾向にあるのかどうかということについてはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) グループリーダー。

○水道グループリーダー(横山 隆) 今後においても有収率が下がってきますと、当然、年数が経過してきますと、下がっていく傾向にございます。ただ、その部分につきましては、直営でやれる部分は直営で調査をしながら、直していくという形をとっていきたいと思います。さらに追いつかなくなると、今まで過去3か年においてやったような行政に委託をしまして、漏水調査をしながらまた90%まで上げていくように目指していきたいと思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 漏水調査、この年は3箇所ですか、3箇所やることで相当数効果を上げているわけですが、これは相当調査をする箇所、たぶんこのへんから漏れているのではないかとか、そういうことを予測してやっているものなのか、年次ごとに、この箇所については配管が非常に古いと、したがってこのへんは調査をしてみようということでやられているのか、それはどういうことなのでしょうか。

○議長(田中勝男) グループリーダー。

○水道グループリーダー(横山 隆) 計画的にまず大きくブロック分けをしまして、次の年度で次はここらへんが多いなと、例えばわかりやすく言うと4つに区切って、全体をみて、その次に4つに区切って、その4分の1をさらにつめていくというそういう探り方をしながら、つぶしていくという形を取っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 総配水量に対して有収水量が相当数落ちることによって、町民に供給をしている水量が現状のなかでおぼつかなくなるとか、そういう可能性は現状あるのかないのかとなるとどうなんでしょうか。

○議長(田中勝男) グループリーダー。

○水道グループリーダー(横山 隆) まずここに出ている有収水量なんですが、これは料金として回収をした部分、それから消防などで消火栓を使って放水したりとか、消防のタンクのなかに水を入れた分という形でここの数字は載っております。全体的な配水量からいいますと、この有収水量がまた落ちても、表現は悪いですが、落ちても大丈夫な状況です。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) わかりました。そういうことであれば、私は当初100%にする、すべきではないかと言おうと思っていたんですが、まったくそういう心配がないということですので、現状どおりの形で私はやるべきではないかとこんな気がします。そこでいろいろと一連の対応年数がきている機器が更新の時期にきていると、毎年更新をしていると、早めたりしている部分もありますが、この件については、今後、ますます更新をしなければならない機器が増えていくのか、従前どおりの形で急にどんと増えるとか、そういうことはないと判断してよいのか、このへんはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) グループリーダー。

○水道グループリーダー(横山 隆) 浄水場の機器、水をつくって、浄水場の施設そのものにつきましては、だんだん古くなってきてございます。砂についても補充をしていかないとならないなどいろいろとございますが、なんとかやれる範囲で今のところは、とりあえずは新しい水道基準に則った機器の更新という形で進んでおります。さきほどから言われております、石綿管につきましても8キロ程度が残っております。これについては、漏水の部分で直していくのもございますが、財政的に余裕ができてくれば石綿管、特にメイン管については、耐震性のあるパイプに布設替えをしたいというふうに現場の者としては思っております。以上です。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 最後にもう1点、本町の上水道料金は一昨年料金を改定しましたが、管内的にみて、以前から町長はほかの町は安くできるのか、よくわからないということで苦慮されている話も若干しておりましたけれども、管内的にみて現在、十勝管内で上・中・下ということで料金を分けるとするとどのくらいの位置にいるのかということについてはおさえているのでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) だいたい中間の位置にございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 今後、これは言いましたように、財政的な面もあろうかと思いますが、下げていけるのか、現状ですね、これから進めていくなかで、工事を進めたり、いろいろな配管の取替え、機種更新するなどを進めるなかで水道料金を上げざるを得ないのか、現状、相当数推移していってもなんとかなるとみてるのか、このへんについてはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) 3年に一度の見直しをやっているんですけれども、来年が改定の時期ですが、今、資金の関係ですね、資金計画をたてまして、そのなかでいくと、今後は現金の収入が減ってくる状況です。現在、現金収入としては、2,900万円ございますが、4年後にはマイナスにいくものですから、一定程度の料金改定についてせざるを得ないと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 料金を上げるということでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) 料金を一定程度ですね、例えば超過料金を上げるのか、基本料金を上げるのかは、それについてはまだ決めておりませんけれども、料金を改定していきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 昨年から今年にかけての財務を見ると、余剰金が出たり、昨年は借換えをしたことで、利子が減ったとか、いろいろ利益が上がったとかいうことがありますね。そういうことを含めて、今、参事がおっしゃられていることは今後もそれでもいきつかないので、上げざるを得ないと思っているということで担当課を含めてそういう考えを持っているということなのか、まだ流動的な面があるというのか、このへんについてはどうでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課参事。

○都市施設課参事(佐藤正敏) 今、公債費の関係で、毎年ですね、8,000万円ぐらいずつ公債費が出て行くんですよね。その関係で公債費の部分を考えていくと、だんだん要は資金が減っていくということになりますので、そのことを考えると、健全化の部分を考えていくと、一定の料金を上げなければならないのではないかということを思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
 以上で、認定第9号、平成20年度清水町上水道事業会計決算の審査を終わります。


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○議長(田中勝男) これより順次、討論、採決を行います。

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○議長(田中勝男) 認定第1号、平成20年度清水町一般会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第1号、平成20年度清水町一般会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、認定第1号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第2号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第2号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第2号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第3号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男)
 これより、認定第3号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第3号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第4号、平成20年度清水町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第4号、平成20年度清水町老人保健特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第4号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第5号、平成20年度清水町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第5号、平成20年度清水町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第5号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第6号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第6号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第6号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第7号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男)
 これより、認定第7号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第7号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第8号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第8号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第8号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 次に、認定第9号、平成20年度清水町上水道事業会計決算の認定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、認定第9号、平成20年度清水町上水道事業会計決算の認定について、採決します。
 本決算は認定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、認定第9号は認定することに決定しました。


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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 おはかりします。
 議事の都合により、9月18日から9月24日までの7日間、休会したいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、9月18日から9月24日までの7日間、休会することに決定しました。
 9月25日は午前10時に会議を開きます。


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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会します。(午前10時28分)