北海道清水町議会

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平成22年第7回臨時会(10月13日_日程4)

○議長(田中勝男) 日程第4、議案第77号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、議案第78号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、以上2件を一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 初めに条例の一部改正について、産業振興課参事。

○産業振興課参事(真野 篤) 参事の真野です。よろしくどうぞお願いいたします。
 議案第77号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき、上記条例の制定について議会の議決を求めるものであります。
 例規集につきましては、第2巻5,001頁からでございます。第4条中「中小企業協同組合法」を「中小企業等協同組合法」に、「協同組合または企業組合、」を「事業協同組合又は企業組合」に、「50人以下の会社または、個人で町内に独立した事業所または、」を「50人以下の会社又は、個人で町内に独立した事業所若しくは」に、「者」を「もの」に改める。
 第6条第2項第5号中「第6条第1項第5号」を「前項第5号」に改める。
5号、平成22年12月1日から平成23年11月30日までの間に、第3条第1号に規定する運転資金について、第8条の規定による申し込みをしたものに係る利息の補給については、第7条の規定にかかわらず、利息額に相当する額(100円未満の端数があるときは、そのときの金額を切り捨てる。)を交付するものとする。
 附則としまして、この条例は、平成22年12月1日から施行するものでございます。
 提案理由といたしましては、急激な景気低迷を受け町内企業の資金繰り対策の一環としまして、平成20年12月1日より翌年の11月30日までに借り入れた運転資金に限り全額利子補給した経緯があります。これによりまして、借入件数が増加した傾向にあります。
 昨年12月より1年間継続しておりましたが、本年度においても景気回復の兆しが見えない状況下にあり、さらに1年間の期間で全額の利子補給を続けるものであります。また、各表の内容につきましても一部を改正させていただいたものであります。なお、今議会に関連する補正予算もあわせてご提案させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いします。以上、提案理由とさせていただきます。

○議長(田中勝男) 次に、補正予算について、副町長。

○副町長(安曇達雄) 議案第78号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてご説明申し上げます。
 歳入歳出それぞれ2,542千円を追加いたしまして、総額を歳入歳出それぞれ6,967,156千円とするものでございます。
 6頁をお開きいただきたいと思います。歳入でございます。
 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正にかかる財源として繰入金を追加するものでございます。
7頁、歳出にまいります。4款1項2目、保健予防費でございます。子宮頸がん予防対策経費の追加でございます。子宮頸がん予防ワクチンにつきましては、昨年の10月に国の認可がおり、一般の医療機関での接種が可能となりました。対象は11歳から14歳の年齢で接種することが望ましいとされておりまして、初回、接種1ヶ月後、6ヶ月後の接種の計3回の接種を行うものでございまして、接種費用は1回あたり15,000円程度になるものでございます。
 今回の補正につきましては、自己負担による接種には、多額の家計負担を伴うことから中学3年生の女子42名を対象に全額公費負担によるワクチン接種を行うものといたしまして、本年度内に接種が見込まれる2回分の費用を計上するものでございます。また、町内医療機関における接種委託料、町外の医療機関での接種等の場合に、町内の医療機関での接種単価を限度に個人へ助成するための扶助費として追加をするものでございます。
 7款1項1目、商工振興費につきましては、先ほど、議案第77号でご説明を申し上げましたとおり、中小企業近代化資金融資条例の一部改正によりまして、運転資金の利子分全額補助を1年間延長するため、それに伴う補助金を追加するものでございます。
 10款5項3目、文化会館費につきましては、ホール正面の玄関部分でございますが、外壁及びドアの塗装が劣化しておりまして、外壁塗装の一部に剥離が生じてきていることから、外壁損傷の拡大を防ぐため、塗装工事を追加するものでございます。
 以上、一般会計補正予算(第8号)の説明でございます。よろしくご審議いただきますよう、お願いを申し上げます。

○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 7番、奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 1点、お伺いしたいと思います。
 第78号の議案の補正で提案をされておりました、子宮頸がんワクチンの関係です。今回42名の対象者ということであります。これはあくまでも強制されるものではございませんが、任意ということでお考えになっていらっしゃるのか、それとあわせて、これを対象者にどのような方法で周知をされるのかお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 保健福祉課長の阿部でございます。
 ただいまのご質問の任意でというご質問ですが、これはワクチンの性質だとかを他のワクチンも含めて、今現在では任意の接種ということのなかで法律的にも強制することはできない、定期接種にはならないということです。どう周知するかということですが、今回の場合、対象者が中学3年生の女子42名と限られておりますので、この人達を対象に説明会を開いて理解をしてもらい接種をすすめるといいますか、最後の判断は個人・保護者にしてもらわなければいけませんが、すすめるという対策を取ってやりたいと考えているところでございます。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 子宮頸がんに関しては、ワクチンの・・・(途中中断)

○議長(田中勝男) 奥秋議員、マイク入っていますか。

○7番(奥秋康子) 保護者並びに教師の方が正しい知識というものをしっかりと身につけたうえで、対応というものも考えていただきたいと思います。また、公費で負担することになりますので、それについて中学3年生で性教育を学校でも取り入れておりますので、それに合わせて知識を深めてもらうための場を設けていただきたいと考えております。そこらへんはどのように考えておられますか。学校の関係もありますが、お答えいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(伊藤 登) 保健福祉課長から説明があったとおり、個人的に体質的に合わないという方もいようかと思います。今のご質問の点につきましては、当初、説明会は保健福祉課だけというような予定でしたけれども、教育委員会としましても、養護の先生等も含めて周知を徹底して、事故のないようなかたちのなかで接種をすすめて、今後、その件について担当課と打ち合わせをしてまいりたいと考えております。

○7番(奥秋康子) 終わります。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
 8番、加来良明議員。

○8番(加来良明) 商工振興費についてです。中小企業近代化利子補給ということで続けているんですけれども、補正を組むということは、利用者が増えているということなのでしょうか。
 現状、商工業者がどのような状況になっているのかを、どのように分析して、この利子補給を続けるのかということが1点と、今後、商工業の振興策としてどのようなことを考えているのかの2点についてお聞きいたします。

○議長(田中勝男) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(真野 篤) 今回、提案させていただいた補正額等につきましては、償還年数が5年間経過したなかで、約2年6ヶ月を過ぎたことによる借換えが予想されております。その件数が概ね8件ございまして、それらの平均的な利子額、保証料等を考慮して算出したものでございます。商工会の事務局にも、カード会員の売り上げといいますか、現状について電話で確認させていただいて、昨年並みの厳しい状況ということで、今回さらに1年間の延長を決めさせていただいたところでございます。
 2点目の今後の対応策です。実は、商工会からも、先ほどの融資条例のなかにも、1年以上本町で事業を営んでいるものというような内容があるんです。それらについて国・道の融資制度も年数を取っ払っているような状況でもありますので、そのへんの検討についても協議させていただきましたが、空き店舗の助成等を商工会と一緒に検討しておりまして、来年の4月までに、ある程度町独自の新しい制度を確立させていただき、その際に、新規開業事業者の支援等も含めて1年以上営んでいるうんぬんというものを改めていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 1点目の補正額に関しては、借換えがメインということで理解してよろしいのですか。新規というのは、借換え事業で新しく借りるというのは、そんなに増えていないということで理解してよろしいでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) この制度につきましては、平成20年12月1日から1年限りということで、今回3回目の提案でございます。当初、第1回目の20年12月1日からの分については、ほとんどが借換えの分で多かったというような状況でございます。その後につきましても、借換えの分がほとんどを占めています。新たに新規という部分もございますが、多くは借換えのなかで事業者の皆さんが利用している状況でございます。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) わかりました。
 できるだけスムーズな融資をして、景気が大変なときですので需要にこたえていただきたいと思います。
 2点目です。新規参入者に対する融資制度等を今検討しているということですが、国でも景気対策ということで国会を開いて協議中のようでございます。町として融資だけに限らず、どのような今後の商工業の振興策を考えているかお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(真野 篤) 先ほどとご説明した内容が重複するかもしれません。商工会が中心になって、空き店舗・空き地等の調査・PR活動をしており、先般の議会においても補正を承認いただきました、空き店舗の対策と合わせて、新規開業する事業者の支援ということで1年に満たなくても新しいチャレンジショップの開業等についての家賃ですとか、内外装の改修費、空き店舗における水まわり、特に店舗内にトイレ等が完備されていないケースがありますので、そういった工事費の助成について今後、商工会共々検討して早い時期にご提案させていただきたいと思っております。以上です。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 担当課としては、今のような経緯で取り組んでいるということですが、町長として今後の商工振興策として何か考えがあればお聞かせいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 商工振興策といたしましては、既存のお店をどう守るかが優先ではないかと思っております。既存のお店のハード面・ソフト面を加味しながらいかなくてはならないと思っております。なおかつ、新規参入者の手立てを加えることによって、個店の出店が望むことができるような状況下をつくらなくてはならないのが、ひとつのハードとソフト面になるわけであります。
 問題は、いかに住民が商店街での購入をしていくかどうかにつながるかと思います。そういう面では、住民そのものも、店がなくなったらどうなのかということを真剣に考えていただかなければならないんです。特にこれから高齢者がますます増加するなかで、商店街の皆さんも高齢者が求めるものに対応していくという考え方をもちながら、宅配的なものをしっかり考えていただかなければならないと思います。こういうことは、今後、十分に個店の皆さん方と話し合いをしながらやっていくということが必要ではないかと思います。
 以前は愛町購買運動ということで、極めてそういうかたちでやっているのですが、今日ではそれが薄れてきているということから、愛町購買運動にむけてどのようにしていくかということを商業者だけではなく、住民の皆さんにも、そのことをきっちりと理解していただけるような方策を考えなくてはならないです。
 そういう面では危機感を持っている商工青年部OBあたりがいろいろな事業展開をすることによって、距離感を少し縮めてきているという風潮にもなってきたと思います。あらゆる機会のなかで、私だけがいうのではなくて、議会の皆さんと職員も一丸となって商店街の振興策のためにどのようにしたらよいのか皆で考え、知恵を出しながらPRをして住民に理解を求めていく方策を取らなければならないだろうと思うところでございます。個店の皆様には申しづらいことが沢山ありますが、魅力ある物売りの商店街づくりを実施するべきだろうと、それには人とのコミュニケーションであります。応接・応対の問題だとか、親切・思いやりだとかそういったことをしながら、他にない、一般的な大型店にないものの販売方法だとかを研修的なものをしっかりしていく必要があるだろうと思っております。消費者に対する喚起を起こさせるようなもの、自らが商店をやるためには、自ら個店にはできませんから、商工会を通じた研修・応対等を含めた研修制度、品物の製品が何を含んでいるかということの実態調査、配達を望むものかどうかということも考えながらいく必要があるのではないかと思います。
 高齢者は同じ町へ出向いても、身近なものはすぐそこに調達できれば一番いいのです。歩くのが困難なので。そのなかで腐食しないものであれば、例えば衣料店にそういったものを置くとか、腐食しないものを委託で他の店からそこに置かせてもらうように置く場所をつくったり、そこで調達が出来るんです。あるいは、高齢者は疲れますから、そこで一休みできるような場所づくりを店のなかにするとかを総体的・横断的に、今は縦割りでありますから、店同士が連携を深めていく必要があるのではないかと思います。なんとかその旨を実現すべく努力してまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私は、子宮頸がんの予防ワクチンの関係でお尋ねをしたいのですが、今回、本町が子宮頸がんについて、なんとか若い方を守ろうという立場から、積極的に取り組んでいることについて高く評価するものであります。
 ところが、昨日も勝毎に鹿追町で子宮頸がんについて周知をするという面で、厚生病院の医師が講演を行ったということが出ておりました。いろいろ調べてみますと、接種される側にとっては重たい接種だという気がしております。
 このワクチンは、20代の発症が増えているということから問題とされ、昨年10月に認可されました。このHPV、ヒトパピローマウイルスというウイルスが100種類以上あって、これがガンに関与しているという報道がされています。
 今回、打とうとしているワクチンには、どの程度の効力があるのかになると、このうちの2種類のHPVの16型と18型、これには7割から8割の効力があるといわれているわけであります。それ以外についてはどうなのかとなると定かではないです。やっぱり医師の診察を受けるなど、頻繁にやるべきだということがよく書かれているわけであります。
 私がお尋ねしたいのは、町で今回、中学生の女子42名に今年度以内に2回接種するということでありますが、町民の皆さんに、このガン予防に対してのウイルスが周知されるというよりも、どういうものなのかわかっていないという人がほとんどだろうと思っております。
 先ほど、奥秋議員からもありましたけれども、やはり事前にこのへんは医師ではありませんので、それほど大変難しいことはわからないのかもしれませんが、これから先、このワクチンを打った後どうなるのかという将来については、今の段階では全くわかっていないという報道もされております。現状、この年齢で接種することによって、3種類のガンについては、2種類のHPVの16型と18型には効力があるといわれていますけれども、これには効力はあるが、打つことによって将来には何かないのか、出てこないのかという心配が私はあります。
 このワクチンは、免疫増強剤に使っているものがもともとペットの去勢や避妊薬として使われたものが使われているそうでありますけれども、これを人に与えることによって以降、妊娠しなくなるということが心配だと聞かれていることもありますし、現状はどのようになっているのかということを、私はつぶさに現段階で町民に周知をする必要があるのではないか、報道・新聞等でもワクチンが良いといわれていておりますし、額的にも5万円という高額な費用を要するわけでありますから、これを打ってしまえば中学生であろうが、性行為をしようが全く心配ないというようなことも広まっています。特にこのへんを大事にしていただいて、これから広めていくという面からしても、周知に力を入れてほしいと思っております。
 この、ワクチンを打つ前段で、清水町のなかで子宮頸がんの患者等は今までいたのかどうかということについておわかりになれば、教えていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 前段の周知徹底については、ワクチンの役割、現在わかっている状況も含めて、先ほど中学3年生を対象に説明会をするということでお答えをしました。さらに一般の町民にもなんらかのかたちで、去年の10月に出た新しいワクチンがございますので、そういったことも含めて周知のほうの工夫をしてみたいと考えているところでございます。
 後段の部分につきましては、平成10年から19年までの10年間に子宮がん、子宮がんには子宮体がんと子宮頸がんがあります。この区別はつかないのですが、このほとんどが子宮頸がんだといわれております。かかった人はわかりませんけれども、亡くなった人は4人ということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 課長から答弁をいただきましたけれども、もう少し多いという感じでおりました。思ったより年数を含めて少なかったということについて、私はよかったなという気でいます。
 特にそういうときだからこそ、日本全国では3,500人がこのガンで亡くなっているというデータもありますので、深みのある周知のしかたをしていただいて、これから先はどうなるかわかりませんが、打たれたほうの責任・自覚をし、そういった状況にあるんだ、現状は先までははっきりわからないけれどもガンを抑えることができるということを含めて周知をしっかりしていく対応をお願いしたいということで終わります。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
 11番、荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 2点について伺います。
 1点は今話題になりました子宮頸がんです。それから文化会館の塗装の件について、2つ伺いたいと思います。
 原議員が詳しく質問をされました。このワクチンを打てば、子宮頸がんにはならないという、誤ったメッセージを送るということは大変だと思うんです。今、話がありましたけれども、この子宮頸がんにはいろいろなワクチンがかかわっていて、15種類くらいがあるそうです。今回、町で対象にしているワクチンを使うことによって、約8割の効果があり、2割は効果がないということです。問題はそういうことです。奥秋議員も言いましたように、このことを教育長にお聞きしますけれども、ワクチンを打つのもいいですが、事前に子ども達に学習をさせて、しっかりと、この病気の原因や対策を覚えて、自覚をもってワクチンを打つならわかります。そこらへんが足りないのではないかと思うのですが、どう教育しているか1つです。
 時期的な問題なのでしょうけれども、3回打たなければ意味がないのかわかりません。とにかく3回打つということで、今回2回分の予算をみていますが、せっかく町がこの問題について対応していこうというにもかかわらず、時間的に中学生でなくなってしまったときのその人達に対する連絡方法だとかはどう考えておられるのか聞きたいと思います。
 次に、文化会館の玄関の塗装です。何かあったのでしょうか、臨時議会でこのことについて予算を要求するということは年次的に考えることであって、何もなければ緊急に対応しようという話にはならないのではないかと思うんですが、そのへんについても教えてください。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育長。

○教育長(伊藤 登) 第1点目の子宮頸がんについての周知・徹底・子どもに対しての学習教育についてどうなっているのかについてお答えをしたいと思います。
 この件につきましては、昨今、話題になってきて、ようやく国も腰を上げたという状況のなかで、学校現場としては遅れている状況ではないかと思っております。これから注目されているワクチンですので、そのへんの教育につきましては、きちんと教育していくことが必要かと思っております。これについても、早急に学校現場と打ち合わせをしながら教育について徹底してまいりたいと思っております。
 子どもについても、そういった意識がないということですので、そのへんも含めて必要かと思っております。ちょっと遅れますが、早急に取り組んでまいりたいと思っています。以上、答弁とさせていただきます。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 後段のほうに、中学生の時期的な部分で漏れないようにということです。ワクチンにつきましては、免疫を持たせるために、初回・1ヶ月後・6ヶ月後ということで3回打って初めて免疫効果の高い効果が期待できるということですから、そのことを十分に説明会のなかで説明させていただいて、中学を卒業してもほとんどが家から通っている場合も多いでしょう。そういうことで3回目も必ず打つということを徹底させて、説明・理解をしていただき、3回目も打ってもらうようにということを確かなものにしていきたいと考えております。
 それから問題になった、これらのなかで説明会を開きますけれども、一番心配なのは7割から8割しか効かないということで、残り2割ないし3割は免疫が得られなくてガンにかかってしまうということです。予防接種をした人も、自分が7割に入るか残りの3割に入るかはわからないわけです。この免疫効果も、今のところ確定的なものはありませんが、北大の専門の先生によりますと15年から20年くらいが効果の持続する期間だろうということも含めますと、これを3回1組で打てば終わりということではありませんので、そういうことも含めて、定期的な検診なりを確実に受けてもらって初めて100%の早期発見なり予防の効果が表れるということです。そのへんも徹底して説明をし、理解をしたうえで打ってもらいたいと思っておりますので、きちんと説明会のなかでやっていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(伊藤 登) 文化センターの塗装工事についてお答えしたいと思います。ご存知のとおり、経過年数が経ったということで、建物が非常に古くなってきて、いろいろなところに亀裂等々も入っており、支障になっているという状況でございます。特に正面玄関は鉄骨の部分があるのですが、その水切りの部分が腐食して穴が開いていて、いつ落ちるかわからないという状況があるんです。それも含めて、ちょうど12月には第九の演奏会もありますし、たくさんの方が来られるのではないかと、その危険性を回避するためと、壁に一部亀裂が入っており、そこに水が入ってしまうと、凍害を起こして広がっていくという状況も想定されます。そのなかで、早いうちに、寒くならないうちに補修をしたほうがよいのではないかということで、補正予算として増やさせていただきました。
 先般の大雨のときも、屋上が平らになっているのですが、そこに水が溜まり、ルーフドレインのつまりや管理の部分も含めてミスがあったのですが、そのなかで常にそういう状況を保っていかなければ、老朽化が激しくなって、来た方に危険性を及ぼしてはいけないということも含めまして、突然ですが、補正予算としてあげさせていただきました。
 本来であれば、計画的にお金をかけて整備するのが本来かと思いますけれども、そういう状況で、今回は緊急的にということでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 子宮頸がんについて、教育長の考えも伺いました。今、ここで町の予算を組んで、対策をたてようということに対する教育委員会の考え方が、後ろ向きではないかという気がしました。こういう問題は、どこが主催して進めていくかということがあろうかと思いますが、保健福祉課が中心になって、町民にそういう学習の機会をつくっていただいて、この対策はこうだというふうにやっていくのが一番効率的ではないかと思ったものですから、そのへんについてどう考えるかです。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) そのようなことだと理解しておりますので、先ほど言った説明会のほかに、いろいろなかたちのなかで学習会なりそういったことも含めて、一般町民にも理解してもらうよう、子宮がんを撲滅といいますか、少しでも軽減できるような対策を取っていければと考えております。

○11番(荒木篤司) 終わります。

○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第77号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第78号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。