北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成22年第8回定例会(12月17日_日程2)

○議長(田中勝男) 日程第2、意見案第11号、B型肝炎問題の早期全面解決を求める意見書についてを議題とします。
 職員に意見書案を朗読させます。事務局。

(意見書案 事務局 朗読)

○議長(田中勝男) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) ただいま事務局より、B型肝炎問題の早期全面解決を求める意見書の朗読がございました。
 私は、本件を提出するにいたった経緯について申し述べさせていただき、ご理解をいただきたいと思います。
 11月の末に、私のところに町民がみえまして、自分の親族が池田町にいるのだけれども、B型肝炎で悩んでいる。他の町村を含め、意見書の提出をしているところが多くあるので、我が町でもなんとか出していただけないかということでございました。
 私は、B型肝炎・C型肝炎含めて、このことに疎いものでございましたので、担当課長にお願いをし、本町にどれだけの患者がおられるのかを調べてほしい旨、お願いをいたしました。業務が忙しいなか、快くお引き受けいただきまして、調査をさせていただいた結果、B型肝炎・C型肝炎を合わせて、合計19名の方が本町にいるということが判明いたしました。このうち、B型肝炎の方につきましては、軽症の方が5名、重症の方が7名います。C型肝炎については、6名の方がおられる。B型でもなくC型でもなく、どちらかよくわからないという方が1名いる、こういう報告をいただいたわけでございます。
 今、道内でときどき新聞報道等で出ておりますけれども、我が議会宛にも、議長宛または議会議員宛にも、議員各位のお手元にも届いていることと思います。全国B型肝炎訴訟北海道原告団と弁護団、肝炎訴訟を支える会から要請が来ているところもございます。
 我が町にも、これだけ多くの患者がいるということに鑑みて、なんとか本議会から意見書の提出をし、1日も早く解決してほしいという願いを込めているところでございます。現在、札幌地裁で今月開かれましたなかでも、和解案について、原告団の意図するようなところにいたらないというところがございまして、裁判所も、より深みのある和解案を示すように求めたところでございますので、どうか本議会といたしましてもこのことに重点を置いて、ご審議を賜りますようよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
 質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより討論を求めます。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、意見案第11号、B型肝炎問題の早期全面解決を求める意見書についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、意見案第11号は原案のとおり可決されました。
 なお、提出先は、衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・財務大臣・厚生労働大臣といたします。