平成22年第5回定例会(6月15日)
○議長(田中勝男) 平成22年第5回清水町議会定例会を開会します。
本日の会議を開きます。(午前10時11分)
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
1番 原 紀夫 議員
2番 山岸政彦 議員
3番 西山輝和 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
おはかりいたします。
本定例会の会期は、本日から6月22日までの8日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
会期は、本日から6月22日までの8日間に決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(諸般の報告 事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長並びに教育委員長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。
町長。
○町長(高薄 渡) 第5回清水町議会定例会におきまして、2件の行政報告をさせていただきたいと思います。
初めに、6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
昨年12月までの気象状況は、平年と比較し降雪量が多く、また、今年1月から3月にかけては、比較的降雪量が少なく推移したものの、総じて平年を上回る降雪量となりましたが、土壌凍結深度も比較的に浅く推移したことから、融雪期は4月3日となり平年より2日早まりました。しかしながら、4月中旬以降の日照不足や低温及び下旬における大雪の影響により、春耕作業の始まりも大幅に遅れ、馬鈴薯の播種作業及びてん菜の移植作業は共に5月6日に最盛期を迎えることとなり、馬鈴薯で平年より12日遅れ、てん菜で8日遅れで播種作業が終了いたしました。
一方、デントコーンや豆類の播種作業も5月中・下旬の低温や降雨により、デントコーン、大豆は共に5月18日、小豆は5月23日に最盛期を向かえ、また、菜豆類におきましては、5月31日に播種始めとなるなど、総じて大幅に春耕作業が遅れている状況であり、今後の天候回復に期待しているところであります。
主な作物の6月1日現在の生育状況は、秋まき小麦は5日遅い「やや不良」、大豆で1日遅い「並」、また、てん菜や牧草では2日から4日遅い「やや不良」となっており、春耕作業の始まりの遅れが大きく影響している状況であります。
以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
なお、今後におきましても、農業関係機関と連携のもと適正な管理作業などの指導に万全を期して参りたいと考えております。
続きまして、「第17回全十勝清水やきもの市」の中止につきまして、ご報告申し上げます。
4月20日に宮崎県内で発生した口蹄疫につきましては、現在も感染拡大し、地元経済に大きな影響を与えておりますが、酪農・畜産を基幹産業とする本町を始め、十勝管内の農協や自治体においても口蹄疫の発生直後から侵入防止対策を講じてきたところであり、各市町村におきましては、家畜共進会、本州や海外からの来場者が見込まれる「国際農機展」の一年延期など、各観光協会や地域実行員会が主催するイベントが中止されているところです。
「第17回全十勝清水やきもの市」は、町と町観光協会の共催で、6月26日・27日の2日間にわたり開催する予定でありましたが、このような状況から、先般、町観光協会役員会が開催され、本年度においては「全十勝清水やきもの市」は中止するとの決定がされたところであります。
なお、今後開催を予定している町内の各種イベント等につきましては、口蹄疫の終息宣言が出されるまでの間、町が事業主体となる農業関係事業、農業者と直接関わりを持つ民泊等の受け入れ事業等、及び道外からの来場者が見込まれる事業は全て中止とし、町民や道内からのみ来場者を見込む事業及び教育関係事業は予定通り実施することを「口蹄疫対策の町の取り組み方針」として対応していくこととしております。
以上、「第17回全十勝清水やきもの市」の中止につきましての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 次に、教育委員長。
○教育長(伊藤 登) 第5回清水町議会定例会において行政報告1件を報告いたします。
清水町体育館と清水町農業研修会館をつなぐ渡り廊下のアスベスト対応につきまして、ご報告申し上げます。
町公共施設のアスベストの調査は、平成17年に設計仕様書及び目視により実施したところですが、当該渡り廊下につきましては天井の点検口が無く、内部の確認ができずアスベストを発見することができませんでしたが、本年、4月21日午後に体育館と農業研修会館をつなぐ渡り廊下の雨漏り修繕のため、天井材をはがしたところ、屋根の折板及び小屋組みの軽量鉄骨に吹付け材を発見しました。
吹付け材は、結露を防ぐための断熱材として吹付けたものであり、アスベスト含有の可能性を確認するため、都市施設課の建築担当職員が目視で確認をしたところ、施工年度上アスベスト含有の可能性が高いとの指摘を受けたことから、4月22日に成分分析調査を業者に依頼いたしました。
この間、渡り廊下は、体育館と農業研修会館を行き来する際に利用するものでありますが、常時、往来者が無いことから「囲い込み」を行い、粉塵が渡り廊下に発散されない措置を講じた中で利用しておりました。
その後、同月28日に依頼先業者による検体採取を行い、5月13日に電話でアスベストが含有している旨の連絡を受け、更に17日に成分分析の結果について正式に報告を受けたところであります。調査の結果、吹付け材にはアスベスト(クロシドライト)5.9%含有があることが判明し、合わせて実施した気中繊維状粒子濃度測定の結果は、空気1リットル当り6本の繊維が検出されましたが、アスベスト繊維の浮遊は確認されませんでした。
アスベストは労働安全衛生法施行令及び石綿障害予防規則の規制含有率0.1%を超えている状態にあり、吹付け材の表面が部分的に剥離した形跡があることから、北海道の「建築物における吹付けアスベスト等飛散防止措置に関する指導指針」に基づき、除去工事を実施したく、今定例会に補正予算の追加提案を予定しておりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
以上、清水町体育館と清水町農業研修会館をつなぐ渡り廊下のアスベスト対応についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。
質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで行政報告は終わりました。
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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第42号、専決処分の承認を求めることについて、本案について提案理由の説明を求めます。
副町長。
○副町長(安曇達雄) 議案第42号、専決処分の承認を求めることについて、説明を申し上げたいと思います。
議案第42号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第17号)の説明を申し上げたいと思います。歳入歳出予算の補正でございます。総額に歳入歳出それぞれ1,824千円を追加し、歳入歳出の予算の総額を7,148,458千円とするものでございます。
6頁をお開きいただきたいと思います。歳入でございますが、16款1項利子及び配当金、17款1項の寄附金につきましては年度末に額の確定により補正を行うものでございます。
7頁にまいります。歳出でございますが、いきいきふるさとづくり基金利子及び寄附金は13名の方からいただいておりますけど、積立金の一括補正を行うものでございます。なお、いきいきふるさとづくり基金21年度末総額が2,441千円で、本年度に基金使途選定委員の募集をいたしまして、事業の選考を行っていくこととしてございます。以上、平成21年度一般会計補正予算(第17号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第42号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
おはかりします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第42号は承認することに決定されました。
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第43号、清水赤十字病院運営資金貸付条例の制定についてを議題とします。本件について、提出者より提案理由の説明を求めます。
保健福祉課参事。
○参事(市川優一) それでは、議案第43号、清水赤十字病院運営資金貸付条例の制定についてご説明させていただきます。今回の条例提案にいたる経緯につきましては、先の4月28日の議員協議会におきまして時間をいただき、説明文などを添付して、一度説明をさせていただいておりますので省略させていただきます。この条例は全部で8条ですので、1条ごとに概要を説明させていただきます。
はじめに、目的の第1条です。そのなかの公的医療機関という言葉ですが、これにつきましては、医療法第31条に公的医療機関としての位置付けを清水赤十字病院もされております。今回の運営費の貸付は清水赤十字病院の安定的な運営に寄与できるということでありまして、本町の医療体制の維持と、更なる体制強化のために必要だということをうたっているところです。
第2条は5,000万円を限度に清水赤十字病院に貸し付けるというものです。
第3条につきましては、申請について定めております。
第4条は貸付申請があった場合の、可否の決定と契約について定めております。
第5条は貸付条件ですが、第1項で無利子と定めております。第2項では、4年以内の一括償還としていますが、運営状況が好転して、早期に償還できる場合などのときは、繰り上げ償還が出来るという規定です。第3項は貸付後にこの貸付申請に虚偽、不正があった場合の処置を定めているところです。第4項は貸付から4年以内の、一括償還の契約を締結するわけですが、第2項の場合と逆の事態になった場合、例えば収益が上向かないという場合については、償還期の延長も考えるという規定になっております。
第6条ですが、償還が終了するまでは各種の資料を提出していただくということと、何か疑義があった場合は、町で調査が出来るということを定めております。
第7条は違約金です。ただし書きで特別な事情があると認めたときは、違約金の全部または一部を免除することができるというものです。
第8条は、必要な事項の規則への委任を定めております。
以上、議案第43号、清水赤十字病院運営資金貸付条例についての説明とさせていただきます。なお、この条例提案と合わせて、貸付金の補正予算案を追加させていただいております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います...(途中中断)
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前10時37分)
(休憩中調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前10時38分)
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○議長(田中勝男) 本件に対する提案理由の説明をお願いいたします。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 私のほうから提案にいたった理由について説明させていただきます。
清水赤十字病院につきましては、昭和20年の戦後の混乱期に診療所として開設して以来、本町は元より、西十勝の公的医療機関として地域に根ざした医療を展開し、開設当初より、緊急医療の対応をはじめとして、地域医療の予防啓発に、乳幼児・児童の健康健診、近年は小
児科専門員の確保、人工透析の開設、整形外科の開設など病院づくりに努力されてきたところであります。
しかしながら、今般、国の医療費抑制による医療法の改正や診療方針のマイナス改定により、病院経営は平成19年度頃から急激に悪化し、厳しい状況が続いてきたところであります。
今般、清水赤十字病院から運営費の無利子貸付要望の提出があり、4年後までになんとか経営を立て直ししたい。そのために貸付をお願いしたいという要望があったところでございまして、町といたしましても、検討いたしました結果、本町の医療体制の維持に、清水赤十字病院の安定的な運営が欠かせないといことで、今回、貸付条例を制定するよう努め、今日の議会に提案するということになったところでございます。先ほど、予算について、追加という言葉を使ったと思いますが、通常通り、当初からの提案をさせていただいておりますので、追加の部分だけ削除させていただきます。以上、理由の説明とさせていただきます。
○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 今回、提案されていることにうんぬんということではないですが、町から貸し付けるということで付託をされて、これからご審議いただくわけですけども、収支の計画を拝見していると、人口は減になっていき、収入が増えてくるというような算出をされていると理解しています。
私は、貸付うんぬんということではなくて、4年間、病院が一生懸命努力をされるということでございますから、それに対して、大きな期待を持ちながらいるんです。基幹病院ですから、何としても存続して地域医療に頑張ってもらいたいという気持ちもありますので、それからいきますと、猶予ということがどうも引っかかるんです。この猶予というのは、今、答えをいただくというのではなくて、付託された委員会のなかで、詳しく説明してほしいと思うんです。償還の猶予、特別ということは、先ほどの説明のなかに経営がうんぬんと、最初からそれありきじゃ違うだろう、そういった説明はないだろうと感じました。それと、違約金のうんぬんも同じことなんです。これらについて、私が納得のいくような説明をしてくださいとは申し上げませんが、委員会付託のなかで十分に、原資は町民のお金で、役場のお金ではないです。その辺を踏まえて、十分なご審議をいただける、そして担当課で町民が理解できるような説明が可能かどうかということを、まずはお聞かせ願いたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 詳しい部分については委員会ということでございましたけれども。猶予については、今回の経営が厳しい状況に落ち込んだ原因が、説明しましたとおり、診療報酬の大きな変化だとかでございます。こういったことも含めて、ないとは思いますが、もう一度大きな変化などがあったときに、経営改善計画はギリギリの計画で、余裕があるのに貸してもらわないで、不足するということにはなりません。とにかく、ギリギリの状況のなかで、6月のボーナスは何とか切り抜けることができ、3月いっぱいの部分については何とかきり抜けることができましたが、今回、6月の議会が終わった後に貸し付けるというのは、6月にやっていけないということで貸し付けるということになりました。ギリギリに計画を見たとき、4年後、3月31日には、25年度の終わりのときには、何とか経営が改善してというギリギリの枠のなかで貴重なお金を貸し付けるといいましたので、万が一、そういったことがあった場合については、猶予もやむを得ないところになってくるのではないかということで、この項目、この条例の部分について設けていった部分でございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 町にそういった融資ということだから、ギリギリでなかったら、そういったことがあがってこなかっただろうと思うんです。実際に一生懸命働いていただいている方が、数多くいるわけですから、内容は詳しくわかりませんけども、表の人件費だけを見ても21年度から22年度で700万円アップしています。今、皆さん方も、財政再建のために頑張っておられるわけです。他の企業なので申し上げづらいところがありますけども、融資を受けている間、皆で町民の町税を借りれるんだから頑張ろうというようなことの話し合いがあったかどうかというのは、聞いておりませんでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 私もそういうような途中経過の中で、職員に対する給料の部分についてどうなっていますかと、我々も今、言われたとおり、カットをして色んなことをやっていますというようなことでありました。色々とやりとりをした経過がございます。
今回の、準公的機関ということもありますので、人勧に基づいて、町はたまたま給与カットをしておりましたことで、ボーナスの月数をカットするだとかの経過をとってきた経緯にあります。
全体としては、大きな切込みがここの部分でできなかったことにつきましては、あまり安い給料をカットすると、優秀な人材が、他のところにも流出するという事情もわかっていただけたらというようなこともありましたので、この辺については、ある程度の給与も払ったなかで、優秀な人材を確保するというのも、病院の維持にとって大事なことではないかという判断で、こういった改善計画を認めてきたところでございます。
人件費については高いような感じがしますけども、管内の他町村で、公的な医療機関があります。そういうところの、人件費の割合だとかを示したときに、日赤も準公的というなかで比較したときには、平均よりもかなり低い人件費率になっているということもあります。決して日赤が高い人件費、放漫経営のなかでやってきたということではないのではないかという判断で、今回の経営改善計画を認めたところにありますので、ご理解をいただきたいと考えているところでございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 私がお話したのは、高いだとか安いだとかの話をしているのではありません。職員に対して給料が高いという根拠がありません。安いという根拠もありません。私は、大枠のなかで質問したので、課長の答弁からしたら、私が、職員の方は特別給料が高いと言ったかのように聞こえますが、私はそういった意味で言ったわけではありません。あくまでも人件費の大枠のなかでということでご質問しています。課長の答弁はいらないですが、誤解だけはしないでいただきたいです。職員に高いと言ったわけではありません。委員会のなかで十分にご審議いただくということで終わりたいと思います。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私は、清水赤十字病院の運営に関わって、貸付をする前段で日赤と...(途中中断)
○議長(田中勝男) 原紀夫議員、この後に産業厚生常任委員会に付託しますので、その点を踏まえて...(途中中断)
○1番(原 紀夫) わかっております。
日赤病院と話し合いをし、今後、大変な財政のなかで、日赤病院として財政をしっかり立て直していく考え方の、大きな点というか、清水町の医療全体で主導的な立場を一つ取り上げてみると、隣にあります老人ホームの関係にも率先して関わっていくとか、8名等の医師もいることであります。そういう面についても、今後は、前向きに取り組んでいくというような話は出てきていなかったのかについてお尋ねします。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 近くの施設等につきましてですけれども、今までに色んな経緯がございまして、それぞれの担当病院が、町のなかで決められてきている状況にあります。今回の話し合いのなかでは、具体的な話はございませんでした。どちらにしても、経営の改善立て直しの原因もはっきりと分析され、それに対する、立て直しという基本的な部分については、今回の改善計画のなかにしっかりと盛り込まれております。その辺を我々は評価をして、必要なお金を貸し付けすれば、再建できるものという思いのなかで条例の制定を提案させていただいたという経過でございます。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありますか。
3番、西山輝和議員。
○3番(西山輝和) 先ほど、課長からも言われたんですけども、給与費で、4年間貸し付けている間にスライドしていくところが納得いかないんです。危機感というものが足りないんじゃないかと思うんですけども、2年くらい下げなくてもいいから、そのまま据え置きにして、2年くらいして上向いてきたら徐々に上げるのはいいんですが、4年間で給与費は説明資料を見ても、上がっていくというのは納得がいかないと思うんです。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 昨年厳しかった19年・20年・21年と、そういう状況のなかで、給与費が上がった部分につきましては、診療科目の拡大だとか、医師の増員確保だとかが大きな要因になっています。それをそのまま優秀な人材を確保しなければいけない、このままの横滑りの状態でわずかに上がっておりますけども、それはベースアップの部分ではないかと思います。その部分について、話し合いでは、そういった報告を受けているところでございます。色んな状況判断から、医師だとか、スタッフの確保だとかは、一番、病院の経営維持の基本ではないでしょうか。色んなところで1人減り、2人減り、医師が辞めていくという状況は、むしろ、病院の衰退に直結するようなところでないかと、給与水準もそこそこ維持しながら、前向きに経営再建に取り組んでもらう姿勢を評価したところでございます。
○議長(田中勝男) 西山輝和議員。
○3番(西山輝和) 給料を下げると、医師や看護師さんが逃げていくからできないのはよくわかりますが、日赤も独立採算制でやっているわけですから、もう少し、先生達や職員の皆さんが危機感を持ってやっていかなければ、4年間といっても延ばすこともできるわけです。2年くらいきっちりと、給与もそのまま据え置いてやっていくくらいの覚悟でやらなければいけないのではないかと思うんです。
その辺はさておいて、統計を見ても、透析がすごく伸びて黒字でいいんですが、透析ばっかりに頼っているのではなくて、外来の1日の人数がこのくらいでは、先生が6人から8人の先生がいて、外来のお客さんが150人くらいならば、これではだめだと思うんです。もっと、患者数が増えなかったら赤字は解消できません...(途中中断)
○議長(田中勝男) 答弁ありますか。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 西山議員から言われた部分につきましても、十分にこちらから伝えて、議論した結果がこうなってございます。経営の改善状況次第では、途中経過も含めて、大分、強く私も町長も言ってきた経過がございますけども、もっと強く言わなくてはならない場面も出てくるかと思います。
当面、最初の部分については職員にも、これだけ危機に陥った経過等については、事務部長、あるいは院長から強く通達を出すというようなことできました。今後の状況につきまして、経営改善状況を見ながらしなければ、改善が図れないようなところについては、更にお話しをしていきたいと考えているところでございます。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) おはかりします。
ただいま、議題となっております、議案第43号は、産業厚生常任委員会に付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男)異議なしと認めます。
よって、議案第43号は、産業厚生常任委員会に付託することに決定しました。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前10時59分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時10分)
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○議長(田中勝男) 日程第7、議案第55号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について、議案第56号、北海道市町村総合事務組合規約の変更について、議案第57号、北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第58号、北海道市町村備荒資金組合規約の変更について、以上、4件を一括議題とします。
提出者より、提案理由の一括説明を求めます。総務課長。
○総務課長(金田正樹) 議案第55号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について、以下、一括審査となりました4件の規約変更、議案につきまして、提案理由の説明をさせていただきます。
本4件につきましては、共通の改正内容といたしまして、ご承知のとおり、北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例が、去る4月1日から施行されたことに伴いまして、それぞれの組合規約の支庁名等を変更する必要が生じたことによるものでございます。変更するにあたりましては、地方自治法の286条第1項の規定により、組合組織団体の協議が必要なことから、今回、提案するものでございます。
それぞれの改正内容につきまして、簡単にご説明をさせていただきます。
議案第55号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合につきましては、別表に記載されております道内14支庁の名称を総合振興局、または振興局に改め、合わせて網走をオホーツクに改正する内容のものでございます。
議案第56号、北海道町村総合事務組合規約の改正ですが、この組合は非常勤職員の公務災害等についての事務などを共同処理をしている事務組合でございますが、議案第55号と同様に支庁名の変更と合わせまして、構成町村であります、幌加内町、幌延町、さらには幌延町に組合事務所の位置があります、西天北5町衛生施設組合は、上川の中川町、遠別町、天塩町、豊富町、幌延町の5町で構成されている組合ですが、市町の支庁の変更等をするものでございます。
議案第57号、北海道市町村職員退職手当組合につきましても、先ほど、説明させていただきました、議案第56号の改正同様、支庁名、並びに一部事務組合を含めて、支庁を変更するものでございます。
議案第58号、北海道市町村備荒資金組合につきましては、条文内に第6条の各支庁の表現を、北海道総合振興局及び北海道振興局に改める内容のものでございます。
なお、附則といたしまして、それぞれの組合規約は地方自治法の286条第1項の規定によりまして、総務大臣あるいは北海道知事の許可の日から施行するものでございます。
以上、議案第55号、56号、57号、58号の一括提案説明とさせていただきます。議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第55号、北海道市町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第55号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第56号、北海道市町村総合事務組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第56号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより議案第57号、北海道市町村職員退職手当組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第58号、北海道市町村備荒資金組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり、決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第8、請願第15号、持続可能な北海道畑作農業の確立に関する請願についてを議題とします。
請願文書表を朗読させます。事務局長。
(請願文書表 事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) 請願第15号について、紹介議員の説明を求めます。
4番、口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 本件につきましては、清水町農民連盟から提出されたものでございまして、持続可能な北海道畑作農業の確立に関する請願についてでございます。内容につきましては、平成23年度に導入が予定されております、畑作物への戸別所得補償制度に向けての要望の内容となっておりますので、どうかご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) おはかりいたします。
ただいま、議題となっています、請願第15号、持続可能な北海道畑作農業の確立に関する請願については、産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、請願第15号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第9、所管事務調査についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局。
(所管事務調査報告書 事務局 朗読)
○議長(田中勝男) 本件に関して委員長の報告を求めます。
はじめに総務文教常任委員会委員長、口田邦男議員。
○委員長(口田邦男) 所管事務調査の報告を行います。
内容については、ただいま事務局が読み上げたとおりでございます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 次に、産業厚生常任委員会委員長、奥秋康子議員。
○委員長(奥秋康子) それでは、産業厚生常任委員会の所管事務調査をご報告いたします。
今回の調査事項は、家畜排泄物の処理状況と再利用について調査を行いました。なお、調査の期日、調査の結果などはただいま事務局が朗読したとおりでございます。以上、報告を終わります。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 各常任委員会の報告は報告書のとおり報告済みといたします。
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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
おはかりします。
議事の都合により、6月16日は休会にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、6月16日は休会することに決定しました。
6月17日は、午前10時に会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会いたします。 (午前11時33分)