平成22年第6回定例会(9月16日_平成21年度決算審査一般会計歳出 農林業費)
○議長(田中勝男) 第6款、農林業費、第1項、農業費、148頁からの質疑を行います。
質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町の森林関係です。今年の植樹祭について...(途中中断)
○議長(田中勝男) 原議員、今は第1項の農業費ですから、この次に第2項の林業費に入ります。
いいですか。
○1番(原 紀夫) あとにします。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
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○議長(田中勝男) 第6款、農林業費、第2項、林業費、162頁からの質疑を行います。
質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 失礼しました。
今年は植樹祭等も従前と違って規模も小さくしたというかたちで行っておりますけれども、清水町の旧スキー場跡の森林関係について、植栽した分についてしっかり活着をして、40・50万円毎年かけているわけですけれども、この部分についてしっかりと管理されていると理解をしてよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今年の予算委員会のときも同じようなご質問をいただいたかと思います。
毎年、町民の植樹祭のなかでレクリェーションの森で整備をさせていただいています。毎年、活着率がある程度悪いものですから、その分については、補植をさせていただいて整備を進めているような状況でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、課長が言われてることにつきましては、過去に植栽した分の今年度以外の部分を指しているのかという気もしていました。今年の分も含めてそういう対応をしているということでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今年の植樹祭につきましては、5月の末に実施をさせていただきましたけれども、その補植等につきましては前年度以前の部分について、枯れた木などについて実施をさせていただいているということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今年は一度も行っていないのでわからないのですが、以前、一度回って見させていただいたことがあるんですけれども、散々たるものだろうというところをみました。これは、かえってこの林地に植栽樹種が完全に適合していないのかということがあって、こういう経費をかけないで放置したほうが種が飛んできて活着するほうがいいのかという気がしていたんです。今、担当課長からお話を聞いた範囲では、そういう面について補植をしているということですので、どういう生長度合いにあるのかということを含めて、今後見させていただきたいと思います。
そこで今年、異常な天候ということもあってのことなのでしょうけれども、清水町の財産ともいうべき人口林2,000ヘクタールくらいあるんです、枝・葉が食われて色が変色しているというのが、全道的にいわれておりますが、清水町の町有林についても同じような現象があるのかどうかについてはいかがでしょう。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 以前から、森林の病害虫ハバチの被害が問題化されております。先般、ハバチの調査につきましてさせていただきまして、今、現状資料を持ってきていないので、後ほど被害についてご説明をさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 清水町の町有林については、現状、そういうような状況はあまりないということなのか、あるということなのか、このへんについてはいかがでしょう。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) そのへんにつきましては、今、申し上げましたように、資料を持ってきておりませんので、後ほどご説明をさせていただきます。
調査した結果の資料につきましては後ほど説明させていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。
成果表の157頁を開いていただきたいです。有害鳥獣の駆除対策の関係です。例年、クマを中心としてエゾシカ・キツネ・ジバト等々の被害が出てきて、その対応に大変な思いをしているということはわかるわけです。
このなかでお尋ねしたいのは、キツネが91匹、昨年は100匹以上捕獲をしているということであります。これは担当課に何匹捕獲しましたとか、現物を持ってきたりして確認をしている数字なのでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 有害鳥獣駆除につきましては、キツネだけではなく、クマやシカも含めて猟友会に委託をして駆除を実施させていただいています。報償をお支払いする段階で、何頭捕獲したかにつきましては、猟友会から報告を受けて、確認をして支出をさせていただいているところでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) キツネについてホームページをあけてみたところ、総合計画審議会のなかでもまちなかにキツネが出て問題ではないかというようなことも見させてもらいました。まちなかにキツネが出ているということについて、把握をしていることだと思いますが、町民生活課あるいは農林課その他に関連はあると思うんですが、まちなかに出てくるキツネについてどういう対策を講じようとしているのか、お尋ねをいたします。
○議長(田中勝男) 林務係長。
○係長(渡邊義春) 林務係長の渡邊でございます。
まちなかのキツネにつきましては、基本的に銃で撃つことはできませんので、罠で捕獲することになるんです。罠の管理が大変な状況もありますので、罠をかけられる状態であれば罠をかけて捕獲することになります。罠をかけないと捕獲について結びつかない状況であります。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) このことについて町民から指摘があったりし、町民生活課含めて聞いていることだろうと思うんです。私は、何らかの対応をしているのかと思っていました。全く、現状は対策を講じていないというように理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 林務係長。
○係長(渡邊義春) 町内においても、アライグマが出没しているものですから、キツネもしくはアライグマだとわからない場合につきましては、アライグマの罠を被害者の方にお貸ししまして、キツネが捕れた場合は町のほうで対応する手配は取っておりますけれども、キツネ自体について直接は対応しておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私、アライグマを現物でみたことがないんです。
町民の皆さんに聞くと、出てるという話も聞いたりします。キツネとアライグマの罠をかけてかかる率、かかりやすいというのはどちらなのでしょうか。
○議長(田中勝男) 林務係長。
○係長(渡邊義春) 両方とも捕獲率はそんなに変わらないと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 犬の放し飼いがないので、そういう面から見ると人のいない時間帯等について、アライグマはよくわかりませんが、キツネについては我が物顔でまちなかを徘徊する状況だろうと思います。私も、家庭菜園を広く作っておりますけれども、とうきびあたりを20本ほど一番いいところを取られてしまいまして、私以外の方も相当被害に遭っているという状況にあります。
どこかといいますと、旧木工所跡で、以前は町で買えなかったのかという話があったりして、今は民間の手にわたっております。資材置き場だとかあるいはその他の用地として活用するというような答弁をいただいておりました。あの場所に枝を、木材の枝葉を集めて集積をしているという状況があり「原さん、キツネの巣つくってあるよ」と言われたので、何のこと言っているのかと思ったら、ダンプカーで枝を集めて集積をしているという状況にあります。そのことで、枝を集めるのは何事だという気はありません。ああいうことになると、山のなかよりまちなかのほうが生活しやすくなって、キツネなりアライグマもいい場所だと思ってくるのかなという心配もしているわけです。極力、場所的にどこに罠をかけるかはわかりませんけれども、町民から指摘があって「なんとかならないか」と言われているわけでありますから、そういうときには迅速な対応をしてもらいたいということが大事だろうと思います。「町に言ったって話にならない、もう二度と言わない」こんなようなことでは、問題がある気がいたします。
キツネなのかアライグマなのかわかりませんけれども、まちなかを我が物顔で行動しているのは確かなことでありますので、何らかの対応をしていただきたいと思いますがいかがでしょう。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今までもご相談を受けた部分につきましては、従事者証を交付して申請をしていただいて、罠の貸付をしております。今後につきましても相談に応じたなかで管理をしっかり、例えば猫だとかも入る可能性があるのでそのへんの管理をしっかりしていただくようなお願いをしながら、進めていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。ちょっとお待ちください。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 農林業費、林業費の質疑を続けます。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) キツネの捕獲についてです。先ほど捕獲罠を設置したところに猫がかかったというときの、心配をされているようですけれども、野良猫というのか、飼い猫なのかという区別が猫につけばいいのでしょうけれども、ついたとしても野猫であれば、保健所へもっていくのかの待遇というのかまだ交渉とかはないのですか。
○議長(田中勝男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) ただいまの猫の関係ですが、野犬等につきましては条例に従って畜犬・野犬については掃討するというような部分で、保健所等に捕獲したものは届けるという手続きを踏んでございます。
猫の話なのですが、猫については駆除をするのか・しないのか、今おっしゃったように首輪がついていればわかるのですが、大半は家から出てきて飼っている猫でありながら、首輪がついていないというのが実態だと思います。そんななかで、罠にかかった場合の猫を飼い猫なのか、野猫なのか判断が非常に難しいと思います。その猫を保健所に持っていくのは、今の条例のなかでは特にうたっておりませんので難しいです。私の記憶のなかで、猫を駆除したというのは過去にございませんので、そのケースをみて保健所と相談をすることになろうかと思います。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 先ほど申し上げました、罠にかかった猫の関係です。今、町民生活課長が申し上げたとおり、飼い猫か野良猫かの判断が難しいということで、先ほど管理をしっかりしていただくようにお願いしていただくというのはそこの問題でございます。罠に猫がかかった場合については、逃がしていただくというようなことでお願いをしているところでございます。
まちなかでのキツネの駆除でございます。今、いろいろな相談のなかで、相談にのって協議をさせていただいて、林務係長から申し上げましたように、キツネについては、個人の方が罠をかけて捕るというかたちにはなりませんので、その分については協議のなかでアライグマの罠の設置ということで申請をいただいて、町の許可書を出し、捕獲をするというかたちで罠については設置をさせていただいております。猟友会のキツネの捕獲の罠を設置できる方と林務係長につきましても、罠の設置の許可は持っておりますので、そのへんの併用をしながらまちなかのキツネの対策についてさせていただいているところでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) キツネの捕獲について、現状、まちなかに捕獲罠を設置しているというところがあるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 林務係長。
○係長(渡邊義春) 今現在、御影に1基、住民の方にアライグマの捕獲で設置してもらっている現状でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 本町においても、今後どういう方向になるかはわかりませんけれども、いるということは確かなことでありますので、対策を講じてほしいと思うのですがいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 先ほどもご答弁申し上げましたけれども、町内でキツネが出て困るというご相談にのらさせておりますので、いろいろなケースによりまして、林務係長の罠の設置の捕獲の部分と併用して行っているところでございますので、今後につきましても、そういうご相談につきましては協議させていただきまして、継続して実施させているところでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 猫に関してです。本年、猫の被害ということで町に申し出たり、私のところに「何とかしてくれ」ということで来たりしたことがありまして、町と相談した経緯がありました。野良猫が子猫を引き連れてそのへんをちょろちょろしているという状況がありました。その野良猫に餌を与えているということもあると、休憩時間に同僚議員から聞きました。そういう野良猫に餌を与えているということが確かな部分の対応についてはどのように考えますか。
○議長(田中勝男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 今のお話のような部分が直接私共に相談があった場合については、その都度対応させてもらっています。今年度につきましても、猫の駆除うんぬんの話は先ほど言ったとおりですが、飼い猫につきましては、このような放し飼いをしないでもらいたいとか野良猫だろうと考えられる猫にあっても、餌を与えないでもらいたい、そういうようなお知らせ等、エチケットマナーについては広報等でお知らせをさせていただきました。そういったことは毎年行っているんですが、それでもそういう方がいらっしゃるということであれば、その都度私共のほうに相談があった段階で出向いて、なるべくしないでもらいたいという話はさせてもらいたいと思っております。
○1番(原 紀夫) 終わります。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 165頁の19番の負担金及び交付金の関係でお伺いします。有害鳥獣に対する補助金の関係でございます。現状をどのように把握されているかというところをまず伺いたいと思います。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今のご質問は、電牧柵の関係でしょうか。
○6番(森田慎治) はい。
○産業振興課長(八木正明) 電牧柵の設置につきましては、昨年から町とJAで補助事業として設置をさせていただいているところでございます。先般も補正予算で補正をさせていただいたところでございました。JAと話をさせていただいて、去年と一昨年も各農業者に連絡をして、募集をさせていただいて、その募集のあった方々に対して、電牧柵の設置についての補助を決定させていただいているかたちが現状でございます。
そういう内容でよろしいでしょうか。
○6番(森田慎治) はい。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 近年、異常にシカの発生が多くなったという状況で、私もそういう感じを受けているわけでございます。
今のご説明のなかで予算も組んだというかたちなんですが、希望される方につきましては十分対応できている状況でしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 当初につきましては、限度額の10万円を5件分の50万円ということで当初予算は組まさせていただいておりますけれども、取りまとめた結果、それ以上の希望がございましたので、昨年も今年につきましても補正のなかで、希望者につきましては全部設置をさせていただいている状況でございます。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 大変結構なご答弁をいただきました。補助額が少ないのか、補助が大きいのかよくわかりませんけれども、かなり高額な資金を要すると伺っております。
昨年の捕獲頭数を見てみますと、90頭弱ということなんですけれども、捕獲が年々厳しくなってきています。場所によっては捕獲できない、銃の規制がありまして、そうなるとこういうものに頼らなくてはならないという状況ですので、予算等々もそれに応じたかたちのなかで補正を組みながら対応するような考えでいただければと思います。それについてはいかがですか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) この事業につきましては当面継続と担当課としては考えております。予算の範囲以内という部分ではなくて、甚大な被害が予想される部分があるものですから、希望者の部分につきましては補正予算で対応するにしても全部というかたちになるか、ならないかはその時々の対応になりますけれども、できる限り今年のようなかたちの補正での対応を担当課としてはしてまいりたいと考えているところでございます。
○6番(森田慎治) 終わります。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) それでは、先ほどの原議員の質疑のなかで、ハバチの関係について答弁保留がありましたので、産業振興課長、お願いします。
○産業振興課長(八木正明) ハバチの被害の状況でございます。
カラマツの木の葉を食べるハバチでございまして、町有林のなかでは被害の大小がございますけれども、約800ヘクタールの被害が出ております。昨年、北清水方面に被害があったのですが、今年につきましては全町的な部分で被害が広まったということでございます。
このハバチの被害につきまして、来春は葉が再生して新しくなるということもございます。決してハバチの被害によって木が枯死するような部分の被害ではないのですが、大量発生することもございます。町といたしましても、何らかの対策法を今後考えていかなければならないという部分もありますけれども、殺虫剤を使用するにしても効果がない部分もございます。この分につきましては、色んな関係機関と協議をさせていただいて対応してまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今の800ヘクタールという話でございます。まだまだ多いのかなという感じでいたのですが、思ったよりは少なくて安心をしました。今言われたように、葉を食い荒らす幼虫ということで、現状は、来年また葉が出てくるから問題はないだろうという言われかたをしているわけですけれども、場合によっては受精が落ちたりすることによって木食い虫が発生するとそのまま枯死することもあります。今年のような異常気象等のようなことに来年もなれば、難しい面もあるのかという気がいたします。被害そのものは少ないということで安心をいたしました。
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
以上で農林業費の質疑を終わりました。