北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成22年第5回定例会(6月17日)

○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第1、請願第15号、持続可能な北海道畑作農業の確立に関する請願についてを議題とします。
 委員会報告書を朗読させます。事務局長。

(委員会報告書 事務局長 朗読)

○議長(田中勝男) 本件について産業厚生常任委員長より報告を求めます。委員長、奥秋康子議員。

○委員長(奥秋康子) 本委員会に付託されました請願について、ご報告申し上げます。
 これは、本会議の15日の終了後に委員全員で慎重に審議をいたしました結果、今、事務局が朗読したとおりの結果となりました。議員の皆様には主旨をご理解いただき、ご審議いただきますようよろしくお願いいたします。以上、報告終わります。

○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、請願第15号、持続可能な北海道畑作農業の確立に関する請願についてを採決いたします。本件に対する委員長報告は採択です。
 請願第15号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、請願第15号は、委員長報告のとおり採択と決定しました。

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○議長(田中勝男) 一般質問に入る前に、予め申し上げます。
 最初の質問は、通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答質疑になりますので、よろしくお願いいたします。また、質問・答弁にあっては、わかりやすく簡潔に行われるよう特にお願いいたします。

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○議長(田中勝男) 日程第2、一般質問を行います。
 順番に発言を許します。
 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 3番、西山輝和。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 町民が安全で安心して暮らせる体制づくりについてお伺いいたします。
 町民が急病や事故に巻き込まれたり、台風、地震、異常気象などで我が町全体がいつ襲われるかわかりません。救急時に、慌てず適切に対応するためには、日頃からそのような状況になった時にどう対処すべきかを考えておく必要があります。
 本町の平成21年度の救急出動件数は341件で、前年度の330件と比較すると、11件の増加となっております。341件出動中に、別に12件の救急出動要請があり、対応できず近隣町の新得や芽室に出動要請をしたり、消防広報車で搬送しているというのが実態です。また、341件の出動中、急病の出動件数は169件で約半数を占めています。
 全国的にも、一層、高齢化社会は進展しております。清水町の住民基本台帳の22年5月現在、65歳以上の方が3,110人となっています。高齢化率も30.14%で、全国・全道に比べても高い高齢化率となっています。本町の平均寿命も、男女とも全国・全道に比べても高く、今後の救急出動は、増加の傾向にあると想定されます。
 2011年秋には、道東自動車道夕張・占冠間が開通し、十勝と札幌圏との間は全面開通しますが、本年6月28日からは、道東自動車道が、全車種無料化となります。このことにより観光や物流車両などによる交通量が大幅に増加するとともに、交通事故も増大すると予想されます。こうなると、高速道路での事故の救急対応に、清水の高規格救急車の出動機会が増えることになります。一方では、町民の救急時の出動に支障が出てくる事態も起こりかねません。そこで、病気、事故、災害等で、一刻も早く町民の命を救うために、現状1台の救急車を増車する考えはないのかをお伺いします。またすぐには無理であるとすれば、現状1台の救急車を保管する救急搬送車の配備はできないのかをお尋ねします。
 町長は日頃から、町民が安全・安心で暮らせるまちづくりを進めるとしていますが、本町の救急搬送体制について、現状で十分だとお考えなのでしょうか。お伺いいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。それでは、ご質問にお答えしたいと思います。
 ただいま、ご質問をいただきました救急体制でございますが、ご案内のように、現在1台ということで、救急体制を取らせているところでございます。昨年は、341件が救急車1台で出動をしているところでございます。出動中に別の救急要請が入った場合でございますが、議員のご案内のような件数でございます。
 内容的には状況により、十数件は簡単なストレッチャー等々を含めた装備をしている消防広報車を活用して、搬送している状況でございます。さらに、軽度以上のものについては、主に、新得町や芽室町へ出動要請を行って対応している状況であります。どちらも本町にまいりますと、新得・芽室も不在ということでありますが、西十勝で、協力体制をお互いにとっている状況でございます。
 高齢化が進むわけですし、さらに高速道路の全線開通のなかで交通事故に対応する体制をどうするかということで、近隣ともども、協議を重ねているところでございます。今回は幸いに、全国共済農業協同組合連合会北海道本部から、救急対応の1台が寄贈されることになりましたことから、今年度、必要最小限の整備を行って、出動の予備的対応をしていきたいと考えているところでございます。しかし、これらは高規格等の救急対応になっておりませんので、それをやるということになりますと、相当な経費がかかるということでございます。
 今の高規格の救急車は平成12年に入れたものなので、これを、来年度は新たにしていきたいという考え方でございます。それらを含めてトータルで考えていかなければなりません。機器は揃っても人的な問題もありまして、現在6名の救急救命士を2交代3名ずつでやっている。さらに6名までいかなくても、変則勤務をしたとしても、あと4名くらいは採用しなくてはならないという面での制約があるということから、今の高規格プラスJAからの寄贈車で今後対応していかなければないかなと、このように思っております。人口の多い芽室町におきましても、2台のうちの1台は予備ということで、当町がとろうとしている対応をしております。新得にあっては1台でございますから、出た場合に、他の病気になったら大変だということもあるわけでございまして、できるだけ他町に迷惑をかけないようにしなければならないと考えております。
 現状で、十分かといえば十分ではないと思いますけども、限られた経費のなかで運用体制を考えていくように、消防とも十分協議してまいりたいと思っているところでございます。
 今回、寄贈を受ける車につきましては、サイレンやスピーカー、蛍光灯、ストレッチャーまでは装備されております。その他の部分につきましては、西十勝の消防組合になりますが、そのなかで救急資材の装備、無線だとかその他諸々を負担しながら整備していきたいと考えております。
 私としても、前から御影地域のことが非常に心配でございまして、人口もそれなりに、住まわれている高齢者も多くなってきているということから、御影分遺所への配置ができないものかということで、消防のほうに検討させていただいたことがあるわけでございます。先ほど、申し上げましてように、それだけに集中できないものでありますから、清水消防署のほうに配置せざるを得ないということで、今後、それを含めて、多少の採用も考えていきながら、運用をしていかなければならないかと考えているところでございます。

○議長(田中勝男) 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 今、言われたように、高規格はお金もかかり、救急救命士も増やすことが非常に大変だということはよくわかりました。
町長が言われたように、JAの車が寄贈されるということで、高規格が出動している間の時間帯に、補完ができる車の見当がついたので、町民が安心していられるということがわかりました。
 清水町では道東道を抱えているので、一度出動してしまったら4時間くらいの間は不在となるわけです。これは町民の不安を解消してあげないといけないということを感じたものですから、こうしてJAで配備していただけるということですので、私の一般質問は終わります。

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○議長(田中勝男) 本日の気温予想では、帯広で27度くらいになる予定でございますので、この定例会中は上着を脱いで、各自、体温の調整にあたっていただくようにお願いいたします。

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○議長(田中勝男) 次に、1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) おはようございます。
 私は、通告4点しておりますが、4点の内の2点は、今まで幾度か、このことについて質問をさせていただいておりました。その後、どのようになっているのかの質問でございますので、私の過去の質問から見ると今日は、早めに終わるのではないかと期待をしているところでございます。
 1問目でございます。公共施設の統廃合について質問してございますが、私共の公共施設の部分につきましては、大きな公共施設としてスキー場、フロイデ温泉、あるいはアイスアリーナ、牧場等ございます。この内、スキー場、フロイデ温泉等は、多額の出費を要したということで、財政圧迫を理由にして廃止をいたしました。以降、施設等についての廃止、あるいは統合等については目にみえるような形であまり現れてきていないと、私はおさえているところでございます。過去の議会等でも、施設の修理等に多額の費用を要する際には、このことについて、検討をしなくてはならないという答弁をいただいているわけであります。現段階で、この統廃合について町は、今後、どのように考えているのかについての見解をお尋ねいたします。
 2点目であります。スキー場、温泉等を廃止しましたが、この年、平成15・16年でしたか、このときの施設の運営経費等については、11億5,000万円ほどかかっております。廃止して以降、1億2,000万円から1億3,000万円程度減少してきたわけでありますが、平成20年度決算について町民に公表をしている広報紙等の記載は、平成20年度から削除されております。私は過去に町民から言われましたが、この辺についてずっと注目をしていたということも言われておりました。なぜ削除したのか、また、この間の施設の運営の経費については以前から見て、増加しているのか、減少しているのかをお尋ねいたします。
 2問目であります。公共施設のトイレの洋式化についての推進でございます。これは括弧書きにしてありますように、学校を含めての考え方であります。本町の高齢化率も30%を超えているということで、以前から公共施設等のトイレの利用にあたりまして、お年寄りの方から「非常に不便なので何とかなりませんか」ということを言われておりまして、過去に予算委員会等で質疑をしたことがございます。そのことで、お年寄りの方から、大きな行事があったときに、行きたいのだけれども行けないということもございました。あのときの答弁では洋式化することについて、施設が狭いため、広げなくてはならないから大変だという答弁でございました。現状も同じような考えでおられるのか、今後どのようにしていこうとされているのか、財政的な面もあろうと思いますが、私は、必要なところから順次、洋式化について積極的に取り組むべきではないかと考えるわけであります。
 同様に、学校施設等につきましても、児童生徒の意識調査であるとか、あるいは学校がどのように考えているのかを確認して、明るくて利用しやすいきれいなトイレにするように、そのことが洋式化なのか、現行の和式だけでいいと、子どもも学校側もおさえているということであれば結構ですが、私の聞く限りでは、休憩時間に子ども達が洋式のほうに集中しているというような話も聞いておりますので、他町村の動向等を見ても結構進んでいるように見受けられますので、我が町も順次その方向に向いていくべきではないかと考えますので、見解をお尋ねいたします。
 3点目であります。清水公園の活性化プロジェクトの進捗状況でございます。過去の議会でも色々とお話をさせていただいておりますが、清水公園は今、町の活性化のために、他町村から来ていただこう、何とか知恵を絞ってというときであります。平成20年度から、庁内で清水公園の活性化プロジェクトが、私が昨年の6月の議会でお尋ねをしたときには、たたき台の部分をつくっている段階で、その後、町民も交えて、話し合いを進めていきたいという答弁をいただいております。現行、どのような進捗状況にあるのか、この点についてお尋ねをいたします。また付随してペケレの森の関係であります。腐って通行不能になっている木道等について、土現が、時々、傷んだ箇所を取り替えている現況にあります。昨年は一部撤去をして、その後に木道の後に砂利を敷いている状況にあります。この関係について、今後、どういう方向づけをペケレの森にしていこうとされているのか、土現との協議があって然るべきだと思いますし、あったんだろうと思いますので、この辺の状況についてお尋ねをいたします。
 4点目であります。民生委員と児童委員の活動と町の関わりについてお尋ねをいたします。
本町の民生委員協議会には民生委員32名、主任児童委員が2名在職をしておりまして、民生委員法・児童福祉法に定められている職務を、地域における相談支援のボランティアとして活動されているということについては、深く敬意を表するものでございます。以下3点にわたって、お尋ねをいたします。
 民生委員の職務の第一というのは、住民の生活状態を必要に応じて、適切に把握をするということにあるわけでありまして、法律で定められているところでございます。福祉施設による措置等を必要としている町民に対して適切な援助を行うためには、自らが担当している区域の実情をしっかりと把握するということが一番重要なことになるわけであります。指導的な立場にある町としては、多くの戸数を抱えている民生委員の調査活動について、どのように把握をされているのかをお尋ねいたします。
 2点目であります。個人のプライバシーについて、非常に尊重されている時代で、なかなか入り込みづらく、情報を取りづらいという状況にありまして、民生委員の方々もこのことを聞いてご苦労をされている事だろうと思うわけであります。対象者自らが、民生委員に心配事や、悩み事の相談を申し出るというようなことになっているということで、広報紙等を通して、毎年、相談事があったり、悩み事があったら民生委員の方々に電話してくださいというようなことが、周知されておりますが、私は複数の方から色々とお話を聞いた範囲では、そうは言われても見ず知らずの民生委員の方々に悩みを打ち明けるのは難しいという話も聞いております。昨年度の民生委員に対しての申し出の件数等について、どの程度あるのか、お尋ねをいたします。
 最後の3点目であります。各町内会との情報収集というのは非常に大事なことだろうと思っているわけであります。町内会と民生委員の皆さんとの活動を合致させるような方向にいかなければ、今後の活動はうまくいかないのではないでしょうか。町内会だけではありませんが、私はそのように考えるわけであります。町として、今後の活動の問題点をどのように考えておられるのか、この点についてお尋ねをいたします。以上、よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) ご質問にお答えいたします。
 1点目の公共施設の統廃合につきましてでございます。ご案内のように、これまで平成14年に策定いたしました、行財政改革推進計画のなかで施設の運営方針を定めているところでございます。端的にお答えいたしますと、現段階の統廃合についての見解を伺うということでございますから、これまでの行財政推進計画及び健全化実行プランの考え方に基づきまして、本年度、さらに公共施設の運営のあり方について検討してまいりたいと思います。この検討のなかでは住民の利便、サービスの向上、費用対効果といったものを念頭に置きながら指定管理者制度がよいのか、直営がよいのか、委託方式がよいのかということを、十分検討して可能な限り公益的な利用、運営施設にするべきかどうかも含めて推進を図ってまいりたいとこのように考えております。
 1の2点目でございます。広報紙に公表でございますけども、20年度の決算、これは、16年度の議員の質問の内容だと思います。施設運営費が11億5,000万円と減少してきましたが、20年度の決算、町民の公表を削除したわけではございません。前回は特集として、地方公共団体の健全化に関する法律等々の施行に伴いまして、実質赤字比率等の指標及び基準値を掲載することとなったわけでございますが、19年度の決算までは、そのような決算状況になったわけであります。今回も載せる予定でございましたが、紙面上の都合でこれが出来なかったということで割愛しました。機会を見て掲載しなければならないかと思っております。
 20年度以降増加しているか、減少しているかということの伺いでございますけども、20年度の決算では約8億9,000万円、21年度では8億8,000万円という、21年度の決算は概数でございます。将来的にはどうなるかということでございますが、22年度の予算ベースでは9億3,000万円、約350万円程度増加しております。これは新たに牧場の井戸水給水工事等々を行う予定でございますので、そういう状況になっているところであります。
 次に、トイレの洋式化の推進でございます。結論から言いますと、予算の許す限り順次取り組んでまいりたいと思っております。今ある中で約4割が洋式化になっておりますけれども、これらの残りを改善していきたいとこのように考えているところでございます。
 次に清水公園の活性化に関することでございます。昨年もご答弁申し上げたところでございます。昨年度、電源地域振興センターの協力をいただき、アドバイザーを招きまして各団体、観光協会や産業クラスターの役員の参加をたまわりまして、観光現地指導会というのを5日間に渡りまして3回実施いたしました。本町の、観光振興に関する基本的な考え方、町が目指す観光、観光資源の可能性、広域観光への対応というようなことで具体的な政策のアドバイスがありました。これは全てではありません。そのなかで観光資源として特に注目されたのは、十勝千年の森、清水公園であるということであります。特に清水公園につきましては、274号線の出入り口である。それから、高速道近くの公園というようなことから、今までの親しむ公園も十分大事でありますが、町民にとってさらに、町の観光資源として観光客が立ち寄るような資源にしていかなければならない。現在の公園機能だけでは不十分ではないか、観光資源として活かすためには、付加価値をつけていくべきであるとお話があったわけであります。さらに、隣接するペケレの森の自然環境が優れているといわれているところであります。これらのことから、本年度、観光アドバイザーを設置いたしまして、公園の活性化に向けての論議をしていきたいと思っているところでございます。その後、整備を進めてまいりたいと考えています。
 ペケレの森の管理でございますが、結論的に申しますと、北海道はお金がないということで、非常に厳しいということでございます。土木現業所としましては、早急な予算対策を講じることは困難であるということでございます。22年度の木道の閉鎖区間が減って、今後においては、木道を直していくということは困難であるということから、ルートの変更も検討していきたい。現状ではレンガの道を残して、撤去せざるを得ない状況になるかもしれない状況です。町としましては、貴重なところでございますので、あまり開発しても自然を破壊するということからレンガ道があるのであれば、そこをもう少し緑の部分の管理を徹底していただいたほうが、あとから費用もかからないのではないかというようなこともありますので、今後も十分、土木現業所と協議をしてまいりたいと思っております。
 民生委員の活動でございます。民生委員につきましては、厚生大臣、北海道知事から委嘱されておりまして、私が委嘱するという立場はないわけであります。ただし、市町村長と協議をしながら進めなさいということであります。地域住民と福祉の向上に、ご報告をいただいているところであります。大変、多くの戸数を抱えているというところもありますし、農村地区におきましては少ないわけであります。定員枠が定められてくるわけでありますから、民生委員協議会のなかで担当分けをしているというのが実態でございます。そのようなことから、民生委員の負担の多いところと少ないところもあると思うところでございます。いかんせん、民生委員の皆様で、それぞれ決めているものでありますから、私からこうだとかということは差し出がましいことになりますので控えているところでございます。
 昨年度の申し出件数を把握しているかということでありますけども、協議会の取りまとめ数値では、昨年度平成21年度は861件であります。個別にいいますと、色々な対象がありますが、毎年それくらいの状況になっているところでございます。必ずしも、相談件数が減少傾向であるということではありません。プライバシーの関係がありますので、民生委員の皆様も気を使っていることは確かでございます。民生委員協議会のなかで、さまざまな事例を出して協議をしながら、多いところについては、他の委員さんも応援に出るというお話も伺っているところでございます。本年も5月号で、お知らせ版の1頁を使いまして町民の皆さんにPRに努めているところでございます。
 3点目の今後の活動の問題をどのように考えているのかということでございます。
 町内会を通じて密接に連携をしているのではないか、あるいは他の方法でやられているのではないかと思います。民生委員はそれぞれの地区の担当ということになっておりますので、それなりに民生委員さんもお伺いしているのではないかと思います。さらに、連携を密にしていただくよう、協議会にも申し上げていきたいと思っております。以上でございます。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
 教育委員長。

○教育委員長(三澤吏佐子) 学校の施設のトイレの洋式化についてお答えいたします。
 学校施設の整備につきましては、耐震化や屋上防水改修など、子ども達が安全に学習できる環境の整備を第一に進めるとともに、生活環境の向上についても修繕を随時進めてきたところでございます。現在、町内の小中学校のトイレの洋式化率は校舎部分で20.9%となっており、十勝管内平均が28%ですので、若干下回っている状況であります。
 社会環境の変化から各家庭においても、トイレの洋式化が進み、和式に慣れていないことから、休み時間には洋式トイレの順番を待つ場合もありますが、保育所や幼稚園の段階から和式便器に慣れるよう教えております。また、小学校入学時にも、和式便器の使い方を指導していることから、休み時間中にトイレに行けないという状況はないとのことです。しかし、学校支援委員会議での意見や保護者からは臭いの改善と合わせて洋式の増設を望む声がございます。多くの時間を学校で過ごす子ども達にとって、気持ち良く学校生活を送るために環境を整えることは、健康面や精神面からも大切なことであると認識しております。
 各小中学校は、築後25年から37年を経過していることから、施設自体も老朽化しており、窓枠や暖房設備の改修も、今後、予想されます。トイレの洋式化についても多額の費用を要しますが、子ども達のストレスを少なくし、学習に集中できるよう整備をしていく方向で努力をしてまいります。

○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 順次、質問をさせていただきます。
 公共施設の統廃合について町長から答弁をいただきました。毎年、私も、決算時の町の広報紙を今年はどうなっているのかを含めて、よく見るほうなんです。町長が言われたなかに、スペース的な面があって今回は載せなかった、したがって、これは削除ではないというお話がございましたが、多分そういう答弁をされるのではないかと私は思っておりました。広報紙を見ると、確かに、この広報紙に載せなくてはならない事案があったということについて理解ができますが、工夫一つでこの紙面に載せることが、十分可能だったのではないかという気をしているわけであります。まちづくり情報コーナーに「財政資料等をご覧ください」というところが広いスペースを隣の頁に設けてあったりします。上下の変動をすることによって、私が言っている部分について十分網羅されるのではないかと考えているのでありますが、町長から今後、載せていくという方向付けも示されておりますので、この辺については理解をいたしました。
 今後のことでありますが、プランに基づいてさらに検討していく。それには、住民サービスの向上であるとか、費用対効果等も考え、委託も含めてということでありますが、いつごろまでに、本町の今後の公共施設のあり方等について、考え方をまとめたいということなのでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今すぐここで、何年度までということは申し上げることができません。今までも、特定公共施設の検討会議をもっておりましたけれども、今度はそうではなく、全般に渡る公共施設の運営のあり方についてということで進めさせていただいているので、時間は要しなければならないと思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 町の広報紙で載せているのは、主要施設ということにしているわけです。町長が言われるように、その他の施設を含めると、相当な数の施設があることも、私は十分理解しております。毎年のことでありますけども、あちらを修理、こちらを修理というのが、かなり出てきておりますし、ボイラー等を含めますと相当数出てきているわけでありまして、今後もそのことが加速していくであろうと思っております。必要な施設というのは、総合計画は作成中でありますけども、今後10年間の人口の推移を見たときには9,000人くらいだろうというようなことも、話題として出ているようであります。9,000人の人口に対して公共施設がどの程度温存していって、しっかりとした施設として持続していくのかということが重要なテーマになるのではないかと思っているのですが、このことについてはいかがでしょうか。違うということであれば、考えをお聞かせ願いたい。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 十分な時間を要するということでございますので、ご理解いただきたい。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) わかりました。
 確かに、この施設は残す、残さない。今後、ここを統合してどちらに入れるというのは、簡単に右から左にいくものではないということは、私も十分承知をしております。それくらい重要なものだと認識を持って取り組んでいただきたいとお願いをしておきます。
 施設の経費は載せていくということですけれども、22年度は9億3千万円くらいと話しをされています。経費のかかることもあったり、修理もしたりということがあって、それから見ると9億3千万円というのは多くなっていると、私は認識していないわけです。これから、節約するところは節約をするということで、より号令を出していただいて、従前より以上の節約体制を踏んでほしい気がするのですが、いかがでしょう。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) これまでも、公共施設の削減の指令を出して、目標数よりは軽減をしてきました。住民サービスを考えた場合、最低限のものはしていかなければならない。今でも、暖房につきましては、冬は寒いと住民の声が強いわけでございますから、そういった面も含めまして、住民サービスの質を落とさないようにしながら節減していく形になります。議場も暑く、「電気の節減をしたらどうか」と総務課長にお話をしましたけども、そのくらい議会もしなくてはならないと思います。あるいは、新しく経費のかからない電球に順次取り替えていくことも考えていかなければならないと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) この公共施設の関係で、最後の質問になると思います。
 私どもの町で、町が考えている多くの施設のなかで、この施設だけは真っ先に取り組んで、改修等をしていかなくてはならない施設は、現状、どの程度なのか、考えがあればお話しを聞かせていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 公共施設の中で、真っ先に取り組まなくてはならないのは、箇所によって相当あるものですから、全面的なものとしては体育施設が大きい問題ではないでしょうか。さらに、30年を経過する文化施設の照明、音響、吊りものを改善するのには多額の費用が必要でございますが、どうするのか、そういう面で、社会教育、スポーツ施設が一番大きく費用がかさむところではないかと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 2点目のトイレの洋式化についての関係です。
 私は、我が町の財政状況は、十分把握しているつもりでございまして、公共施設全部を洋式化にすべきだとか、小中学校含めて全部早急にという考えは持っておりません。このなかにも触れておりますように、必要なところは順次進めていくべきではないかという考えのもとに質問をさせていただいているわけでございます。私の考えている以上に、前向きな答弁をいただいたと理解をしているところであります。
 予算委員会でも質問させていただいたこともありますが、公共施設の中で、特に文化センターのトイレについてお年寄りの方から、「何とかお願いしてくれないか」ということがあって、発言をさせていただいたことがございます。その際には、洋式化にするとスペース的に問題がある、広くしなくてはだめだということでお話しをされた経緯があります。建築屋さん等に聞くと、「何でそんなことになるの。少しくらいはいるかもしれないけども、難しいことではないよ」というお話を聞いたのですが、担当課でもどこでもいいです。「いやいや違う。場所的にも大変なんだ」ということなのかを、専門的な立場から答弁をいただきたいと思うんですがいかがでしょう。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 専門的な答弁になるかどうかわからないですが、今回、この質問をいただきまして、各施設を調べました。53施設等がありました。そのなかで文化センター、特に文化会館は女性の部分で数が少なくて、イベント等があるときには並んでいるというお話を伺いました。実際、建築のほうにどの程度金額が要するのかを聞きましたら、今ある施設の構造によって、かなり方法が違うということでございます。ある程度スペースが取ってあれば洋式化にできるかもしれませんが、スペースによっては、今まで3つあったのを2つにしかできないだとか、水まわりによっても相当違うらしいです。今後、来年に向けて整備していくというお話もございますので、利用の状況ですとか、現状を色々検討しながら進めていくことになるかと思います。技術点におきますと、難しい面も若干あるとは伺っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) わかりました。
 何故、しつこく「トイレ」と前から言っているかといいますと、今回もよく文化センター等に来るお年寄りの方から、「洋式化にならないのであれば、座ったときに掴まる紐でもいいからつけてくれ」と、「フロアに手をついてやっと立ち上がるんだ」とこんなことまで言われておりますので、私は第一に、こういった施設、御影の施設等の大きなところも同じようなことが言えるのではないかという気がいたします。もし、早急にできないのであれば、そういった配慮があれば、お年寄りの方も安心するのではないかということでお願いをしているわけでございます。
 管内的に見ると、清水町の洋式化の率がどうかと色々言われましたけども、それは各町村の財政状況等もあるでしょうし、隣の芽室であれば、現在5割で、私が一般質問をした次の日に報道されました。今年は7割になるという話もしておりました。過日、保育所の運動会がありまして美生に行ったときに、研修センターを利用させていただき、洋式化されているのを見て、うちから見たら大分ゆとりがあるんだと、こんな気さえしたわけであります。そのことでどうのこうの言う気はありませんが、私共の町でも全面的に即やるということではなくて、必要なところから順次やってほしいということでありますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 小学校・中学校等々のトイレの関係であります。休み時間に洋式化のほうに集まって、なかなか利用できないという話しを私も聞きましたので、そうなのかと思っておりましたが、そうでもないような話しも、今されておりました。確かに、子どもさんであっても育ちの過程のなかで、人様の一度使用したところにまた使用するというのは、潔癖症の方でも子どもでもあれば、利用しづらいということもあるのかという気もいたしますが、そこは、今、近代社会でありますから、方法はいくらでもあろうと思います。学校の要望が「洋式化は必要ない」「今の子どもは和式で十分だ」ということであれば、全く問題ないと思いますので、十分、意思の疎通を図って取り組んでいただきたいということをお願いしておきたいと思います。
 3点目の関係であります。清水公園の活性化プロジェクトの進捗状況であります。町長から私が質問させていただいているところから、若干上のほうのレベルの答弁をいただいたという気がしておりました。私がお尋ねをしているのは、昨年の6月の質問の際に答弁では、町のなかに清水公園の活性化プロジェクトをつくっている、そのなかでやっている、今はたたき台をつくっている段階だという話だったもんですから、それから1年も経ち、活性化のプロジェクトチームのなかでの活動が顕著で、表面に出てきて然るべきものだという気がしていたものですから、どうなっているのかをお尋ねしているわけで、この辺について再度答弁をいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 高い話ではないですが、プロジェクトの内容につきましては、人事異動等々がございまして、まだ再構築されていないのが現状でございます。そのなかで話し合いができたので、アドバイザー、電源地域振興センターのお話しがございましたので、その旨を進めさせていただいている状況であります。人事異動で変わりましたので、直ちに進めていくことになっております。一昨年に庁内でつくられたときには、まずは庁舎内で共通的な認識を図ろうということでつくられたわけで、会合を1・2回を終えております。異動等々で変わりました後、昨年度に電源地域振興センターの協力のもと、こういったことをやっていこうとなって進めています。さらに今回、商工・観光面に力点を置きましたので、新たにプロジェクトチームを再構築し、ご提言いただいたことも含めて、町民の皆様を入れて考えてほしいと言っております。町民のボランティアによる町民会議みたいなものを設置して意見を集約したり、提言を受けたり、実効面をどうするかをしていきたいと考えております。このことは進めております、新たなまちづくり計画に関わっていくことでございますから、早急に結論を出すようなことではないことだと思います。町民の皆さんの意見と、町外の方々から意見を聞いたなかでどういう方向性をつけていくかということです。庁内プロジェクトについては、現在、以前の活動は滞っているということですから、新たに構築していくということで検討をするように指示をしております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 高速道が全面開通して、なんとか清水町に止まり、降りて観光してもらって金を落としてもらうという究極的な目的があろうと思います。そのことは、十勝の若牛を使ったグルメの開発で、若い職員を中心に、積極的に頑張っている形だろうと思いますが、そういった運動とある程度合わないとまずいのではないか、部分的に清水公園一つとっても、「以前から見たら大分良くなったね」という感じにならないのか。端的な面ですけども、遊具一つでもきれいに塗り替えるとかを町民から見えるような形で、少しでも、以前から見たら公園・ペケレの森は変わったと、言われるようなことになって、初めて効果が表れるという気が私はします。町長の言われることはわかりますが、いつまでかかればどうのこうのではなく、止まっているような状況なんでしょうが、なんとか早急に町民を巻き込んだ形でも結構でしょうし、なんとか形づくりをして清水公園を含めた一連の地域が生まれ変わるような方法を全町をあげて取り組んでほしいです。
 土現との関係についても、昨年指摘しましたが、レンガ道についても、今年はきれいに刈られておりまして、昨年は1メートルくらい草が伸びていたのに、私が言ったら、次の日にすぐ刈ってくれました。今年は早くて、熊の看板だけが目立っているだけです。「草は刈ったけど入るな、危ない」といっているようなもので、どうもあの辺がいかんともしがたいところもありますけども、利用している方もいるわけですから、ああいった素晴らしい施設はないわけですから、より多くの方に利用してほしいと思っております。土現との協議は、うるさく言えば言うほど金がなくても搾り出してくるのだろうと思っておりますので、押しの清水町で頑張って欲しいという気が私はしているのです。今までやっていた木道の修理の仕方を見ても、「あんなやりかたどうなるのよ」といつも思っておりまして、補強してまた次の年から腐って折れていくという補強の仕方は補強ではなく、話にならないと思っておりました。町として、いまひとつ積極的にやってほしいので、決意をもう一度お聞かせいただきたい。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 決意というよりも、お互いに協調してやっていかなければならない。道のほうも、あくまでも河川敷の活用でございますから、きちんとした位置付けが出来ないのも確かだと思います。予算的にも、道路の草刈り1つとっても、道道もできない状況になっておりますので、大変厳しいことはわかります。そのなかで、お互いに協調しあえるものはしながら、道としての役目を果たしてもらうことはしてもらうということを進めてまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 4点目の民生委員と児童委員の活動の関係であります。最初にお尋ねをしたいのは、民生委員法がありますが、民生委員法は今年か去年あたりに改正されたということで、民生委員の活動等について何か変わったような面があるのかどうか、お尋ねをいたします。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 活動の中身そのものについては、具体的な部分で改正になったところはありません。定員の部分だとかの中身での改正の通知がきております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 清水町に民生委員が34名おられて、大変な思いで努力をされておるわけですが、今年、一週間か10日くらい前に、私のところにも民生委員の方が足を運んでいただいて、心配事があったりしたときに是非、私ところにお電話くださいと三つ折のものがきまして、私はビックリしました。私のところに来るくらいだから65歳から70歳近い家庭のどこにでも民生委員の方が足を運んで、「何かありましたら」とやられているのかと思って、あちらこちら聞いて回りましたところ、地域によっては全く違う実状だということがわかりました。民生委員の皆さんの活動がだめだとかということではなく、私が前段にお尋ねしたように、法律的なものが変わったりして、地域の70歳以上の人のところには必ず民生委員の皆さんが行って、「周知しなさい」というお触れでも出たのかなという気がしてしまわったわけです。80歳の方のところにお尋ねしても「いえいえ、私のところには、全然来ていません。民生委員が誰かも知りません」とこんな人もおりましたし、逆に来てくれましたという人もおりました。
 民生委員の活動は地道な活動であって、大変な仕事だと十分理解しております。特に、先ほども触れましたが、「お宅、何か困ったことはありませんか」と言われたときに「私はこういうことで困っているんです。何とかなりませんか」と素直に言える人ならいいんですけれども、昨年私が質問した際に、76%くらいの65歳以上の方が住まれている人の安否について、町として確認していると答えをいただいたことがございます。残りの24%の方の動静については、町として把握しきれていない部分があるわけです。このことを民生委員の方に聞くと、ひとりで200戸の担当をしているということも聞きました。これは大変なことだという思いがいたします。色々なプロジェクトをつくって、町内会のなかで7つの町内会はもうできているという話もありましたけども、こういったものを組織立てをして、しっかりと連携して、情勢を掴むということは進んでいると理解しているのですが、この辺についてはどうですか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 今、言われたような形で、実際には9月から具体的に行政も入り、あるいは民生委員の一部のお手伝い、町内会長さんとも連携したなかで、まずは市街地に一斉に調査に入る予定です。例えば、情報キットという個々の医療情報が記載できる器具で冷蔵庫に入れれるようなものを用意いたしまして、9月から具体的に調査をするように進めているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) わかりました。その形というのは非常に素晴らしいものだと思いますし、町民の理解も一番大事だろうと思いますので、是非、精力的に進めてほしいと思います。
 先ほどの24%の関係に絡むだろうと思いますが、今、清水町のお年寄り65歳以上が30%を超えたということですけども、すでに、お年寄りがお年寄りを介護するという老老介護の世界が、これから相当数増えていくだろうと思っておりますし、現実、そうだろうと思います。何軒かの方にも言われたのですが「町なんかあてにならない」という話をされる方もいますし、「いやいや、そんなことはない」という話もしたことがあります。そういったことを含めて、精一杯お年寄りの方が、おじいちゃんがおばあちゃんをみる、おばあちゃんがおじいちゃんをみる形もあるでしょうけども、大変な苦労をされている家庭もあるわけです。日々の生活をしていくなかで、何かことがあったときに、連絡をするという体制の情報システムを清水町の消防等との連携でやっておりますけども、そのシステムは全く入っていないということであれば、それが使い切れないかもしれないです。けども大変だという気がしております。うまくいかなくなって、社会問題化しているお年寄りの関係で大変なことになるということも予想されます。
 私はある家庭で、おじいちゃんがおばあちゃんを車椅子で面倒を見ている、非常に気の長い、優しいおじいちゃんなんだけども、うまくいかなくなっておばあちゃんに物をぶつけたということで、おばあちゃんが知り合いのところへ行き「お父さんに物をぶつけられた、こんなことは初めて」という話を聞きました。確かに、そういうことが重なっていくと大変なことになります。これから増えていく気がしますので、そういうことが起きないためにも、町内会、民生委員を含めて、しっかりと手を差し伸べていくような形を早いうちにつくっておき、隣近所に気配りをしてみる形をつくってほしいとしみじみと感じたところでございます。
 今、担当課長から答弁をいただきましたので、町長でもどちらでもいいです。この民生委員を含めて活動されていることを、民生委員協議会には町から320万円の補助金を出しておりますけども、これらに関わって色々対応していく職員の体制、現行の保健師を含めて清水町の職員の体制、年寄りが増えていきます。色々と努力をしていかなければならない、そういった立場を含めて、現行の職員体制ではどうしても窮屈です。この部分については職員が増えていかないとどうにもならないという体制なのか、現行では何とかなっているということなのかはどちらでしょう。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 現行ではなんとか、各相談だとかに対して対応できるような状況はあります。いろんなことを総合的に考えてみますと、介護一つにとっても、これからどんどん増えていき、今の認定者が555人います。これがあと10年経てば、多分1,000人近くなっていくのではないかだとか、いろんなことが数字上からも予想されます。今後、充実させていかなければならない部分もありますし、いろんなことのなかで定員が同じだとしても、専門家の配置だとかをしていかなければならないです。昨日、副町長ともお話をして、将来に対する体制についてしっかりとやっていこうということで副町長から了解をもらったところでございます。

○1番(原 紀夫) 終わります。

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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前11時19分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時30分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 7番、奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 今回、2項目について質問いたしますので、よろしくご答弁いただきたいと思います。
 最初に、町有施設のアスベスト使用実態の再調査の必要性はないか、ということでお尋ねをいたします。定例議会での行政報告で、アスベストの新たな使用箇所が確認されたということでございました。大半が建材として使われてきた石綿は、発がん物質と指摘をされて、アスベスト問題が大きな社会問題となり、我が町でも平成17年において、公共施設の調査を実施いたしました。その結果、石綿が使われている可能性のある箇所というものは一般住民が出入りをしないボイラー室など、数箇所で確認されたということでございまして、当時は、飛散の心配はないと報告を受けた記憶がございます。しかし、大変残念なことに、数年を経たこの4月になりまして、雨漏りの箇所の確認に行って、屋根裏にアスベストの使用が発見されたものでございます。仮に雨漏りがなければそのままの状態が続いていたと思われます。これは調査漏れでなかったのかと思いますが、いかがでしょう。そこで具体的に4点ほど質問いたします。
 当初、町はアスベスト使用状況調査を行なう段階で、建築や改修工事の材料、方法などが記載されている設計図、施工記録をもとに、石綿が含有している可能性のある吹き付け材を洗いだして、さらに、正確化を期するために現場の調査をするなど最大限の努力を図っていただいたものと判断をしておりましたが、新たにアスベストの使用箇所が発見されたということは、当時の使用状況調査、調査方法、確認方法に不備はなかったのでしょうか。同じように、他の箇所でも再度出るということは考えられないでしょうか。
 当時、アスベストを発見されましたが、飛散のおそれのない施設で、未処置の箇所があったとすれば定期的に点検をしてきたのでしょうか。それを町民にどのような形で、情報提供してきましたか。
 平成17年度に調査の対象となっていた3種類の他に、日本では使用されていないとされておりました、新たな種類が3種類ほど調査の対象となりましたが、それについても再調査を行いましたか。
 一般住民が立ち入らない箇所でも、その現場で働く職員の健康面からは不安はないでしょうか。
 一度きりの調査では、完全ではなかったというような気がいたします。日本におけるアスベストの対応が非常に遅れておりました。その背景に、アスベスト被害は粉塵を吸入してから発病するまで、潜伏期間が極めて長く、症状が直ちに出ない人が多いため、アスベストの危険性に対する社会的な認知の低さに繋がってきたことも考えられるということであります。
 吹き付けアスベスト建材の使用施設を適正に管理しておけば、被害が発生することはないという誤った過信が産業界にもあったということも聞いております。これを機会に、アスベストに対する危機意識を再認識し、町有施設などを再調査する必要があると思われます。
 さらに、アスベスト飛散の恐れのない箇所でも、やがて劣化が考えられます。定期的に実態調査をし、それらを完全除去することも必要であると考えますが、いかがでしょう。
 アスベスト問題は健康被害が長期間を経て発生するものであります。町民の不安解消と健康にとっての万全な対応をどのように講じるのか町長のご所見を伺います。
 次に、万が一、町内で発生したときの口蹄疫対策はということで、お尋ねをいたします。宮崎県で発生した口蹄疫は、急速に感染が拡大するなか、未だに終息の兆しが見えません。この通告をいたしました後も、さらに増え続けておりまして、昨日で290箇所の農場で口蹄疫の発症が見られ深刻な状況が続いております。被害にあった畜産農家の皆さん、現場で対応に日夜ご苦労をされている方々に遠い北海道からお見舞いを申し上げたいと思っております。
 我が町の基幹産業は農業でありまして、農畜産合わせた販売高では畜産が占める割合は70%を超え、十勝管内でも一番の生乳生産量を確保するほどの酪農畜産の占めるウエートが大きく、乳牛、肉牛合わせた数は3万頭を超えます。何軒かの養豚農家もあります。平成12年には日本で92年振りに口蹄疫が発生し、北海道で患畜同居牛は疑似患畜とし、全てを殺処分したという記憶はまだそれほど遠くないことのように思われます。誰がこのとき、北海道での発生を想定していたでしょうか。幸いとでも申しましょうか、当時は宮崎県、北海道合わせて4戸の農家にとどまったわけでありますが、このとき家畜衛生の重要性を世の中に知らしめてくれたと思います。しかし、わずか10年後に、これほど大量の家畜の処分は、日本の歴史でかつてないことだと、これも危機管理対策の強化を模索しておりますが、口蹄疫問題はまだ終息に至っておりません。
 畜産のまち清水町でも、関係機関、それぞれの立場で口蹄疫の感染力に対する危機感を十分に持って、終息宣言を待ち望んでいると思います。進入させないために消毒など、万全を期しているといいながら、絶対的に大丈夫はありえないということでございます。
 仮に、万が一、本町に口蹄疫が発症した場合は、初動体制は非常に重要になってくるのではないかと思われます。万が一に備えて、初動体制の確認はできていますか。想定される課題はどのようなことがありますか。それらについて、どのような対策を講じていくのか検討されたことがおありでしょうか、具体的に伺います。
 この口蹄疫問題というのは、結局、自治体レベルの防疫が大切であると思いますが、町内における予防体制と、情報提供というのはどのようにしてきましたか。
 万が一、口蹄疫が町内で発生したときに備えての対応の流れや、担当の役割についての説明、確認はできていますか。
 万が一、町内で発生したときに備えて、殺処分となった家畜の埋却するための候補地の把握をしていく必要があると思いますが、いかがでしょうか。防疫作業に関わる重機の確保、運搬車も必要になることでしょう。
 万が一、被害を受けた畜産農家に対する、メンタルケアの相談窓口の設置は考えていますか。
 風評被害など、その後の対応などはどのように考えていますか。本州は梅雨に入りました。北海道も気温が上がってまいります。感染力の強い口蹄疫が、万が一、町内で発生した場合に対しての初動体制、想定される課題についてどのように対策を講じていくのか、町長のご所見をお伺いいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) このたびの行政報告で申し上げましたけども、使用箇所が新たに確認されました。残念であるところでございます。当時の使用状況の調査につきましては、国から調査依頼がありまして、現地の確認調査を行なったわけであります。調査報告につきましては、設計図面及び目視等により調査を実施したところであります。サンプルの結果、数箇所で、基準値を超える含有が確認されました。気中濃度については測定結果に問題はなかったということでございます。その後も、定期的に劣化状態の点検及び、そういった濃度の検査を実施し、監視しているところございますが、平成18年に労働安全衛生法の施行令が改正されまして、含有量の基準値が1%から0.1%に強化されました。その結果、平成17年のときには問題がなかったのですが、清水小学校のボイラー室だとか、清水中学校の体育館、音楽室の修理のときに発見されたということであります。その後も、点検及び検査を実施しているということでございまして、以上のようなことから、そのときには調査確認、対策については問題がなかったということでございます。そういった状況から、監視は続けてきて問題はないと考えていたわけでございます。
 しかしながら、このような状況でございまして、天井裏ということでございまして、飛散はしていない状況ですが、点検の中にも出てこなかったという状況でございます。今後、このような条件が重なると大変なことでございますので、現時点では問題はないとおさえておりますけれども、定期的に十分な点検を実施して、そういったことがあれば、直ちに対策をしていかなければならないと考えているところでございます。改修工事をやる際には、調査を事前に行なって改修工事を進めてまいりたいとこのように考えているところでございます。
 次に口蹄疫でございます。4点ほどのご質問でございます。この度の口蹄疫につきましては、誠に残念であります。宮崎県民の皆さんのご苦労は多大だと思います。心よりこの席をお借りし、皆さんとともにお見舞い申し上げたいと、このように感じる次第でございます。
 4月20日の発生を受けまして、去る4月21日には、町とJAとの協議をいたしまして、直ちに消石灰の配付をするということを決定させていただきました。23日から25日にかけまして、順次整備が整った条件から消毒用マットだとか農家の車両消毒徹底だとか消石灰を通じ、あるいは公共施設・農業関係施設に対しても、情報の提供につきましては、私が清水町家畜伝染病自衛防疫組合の組合長をやっているので、農業者に対しまして、自衛防疫組合からチラシの配付を随時行なってきたところであります。
 2点目でございます。対応の流れですが、十勝総合振興局におきまして、口蹄疫の演習が行なわれております。当町からも出席しまして、防疫演習の実践に参加しております。万が一、発生が起きた場合には、研修会での内容に沿って清水町家畜伝染病自衛防疫組合が中心となり、関係機関一丸となって、対応にあたっていこうということで、確認をされたわけであります。
 さらに、先般、庁議におきまして、万が一、北海道で発生された場合、直ちに対策本部を設置します。新型インフルエンザのときもそうでございました。そのような順序でやってまいりたいと思っております。
 3点目、万が一、町内で発生した場合に備えての対策でございます。国の指針等々がございます。基本的には発生農場の敷地内で処理を行なうわけでありますけども、それがない場合はどうするかということになります。当然ながら運ぶことができませんので、制限距離を行なったなかで対策をしていかなければならない。国が用に供する土地の確保を町が協力をしなくてはなりません。重機につきましては、先般、町の建設業協会とこれの協議を行なったところでございます。
 メンタルケアの窓口は、本部と同時に設置しなくてはならず、相談窓口も考えております。経済的な面もありますけども、精神的なこともありますから、医療機関との連携をしていかなくてはならない、こう考えております。
 これがおきますと、町の経済にも及ぼす影響が、大変大きいわけでありまして、宮崎県では大変な思いでいるのかと思います。国の大きな支援、道の支援、町としても支援をしていく形でやっていきたいと考えております。
 以上、このようなことで、口蹄疫の対策は大変なことになるわけでございますので、万全を期した予防とセキュリティ対策をしていかなければならない、このように思っております。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 答弁ありがとうございます。もう1・2点、アスベスト関係ですけども、質問をしたいと思っております。
 今回、農業研修会館と、体育館の出入り口は天井になかったから工事・調査ができませんでした。他に、設計図から判断したときに、出入り口がないから、そこに入って調査・目視をしていないということはありませんか。そういう心配はないですか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今回、鉄骨ですね。当時、そういうところに多く使われていて、木造には使われていないんですけども、鉄骨のところには多く使われているということでございます。目視による部分については、当時も、今も損傷しておりませんし、なかで飛散していれば点検時に濃度として出てまいります。1%から0.1%に下がったわけですから、極めて密度の濃い検査方法だと思いますので、今の時点ではないです。さらに注意深くその部分があれば、見て回るということで点検をして、調査をしていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 調査をした後、調査をした職員の方々は、意識をしていらっしゃるんでしょうけれども、それについて町民にも、情報公開して何らかの形で開示していく必要もあるのではないかと思うんです。そこら辺は、いつ調査をして、こういうことで、1立方あたりの空気中のアスベストの数はどのくらいだったかということも知らせる必要があると思うんですが、そういうことは考えていませんか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 現時点では考えておりません。いっそう不安をあおるようなことはできません。こういうことが、あるということはきちんとしていかなければならないと思います。今の時点では公表にはなっておりません。再度点検して、もう一度再調査しなければなりませんので、その結果、工事を進めていかなければいけませんから、公表という形になろうかと思います。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 大気汚染の数値が低いけれども、調査を毎年しているということは、危険があるからやらなきゃならない。一般住民はそこの出入りはしませんけども、そこに関わる人達もいらっしゃると思うんです。今日、明日には症状はでないでしょうけども、常時働いている人達は、何か不安も感じると思うんです。そういうなかで、予算も絡むことですので、承知済みかもしれませんが、それを使用しているところがあるとすれば、アスベスト問題は永遠に解決できないと思うんです。アスベストを使用している箇所、確認された場所は全て撤去するということは考えていませんか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 先ほど申しましたように、再度そのものについての調査・点検を行なってまいりたいと考えておりますのでご理解いただきたいです。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) とにかく、健康に関する問題ですので、万全を期していただきたいと思います。アスベストの問題は町長の考えにお任せします。
 口蹄疫問題ですが、清水町には心配はないのかもしれませんけども、世界中でもアジアのほうは、ほとんどが口蹄疫に感染されている状況です。これは、目に見えない状況で、本町に入ってくるということがあったら大変なことなんです。それに対して十勝のほうでも、対策についての研修会をされていますということでしたけども、清水町の担当課、庁内のなかでは会議をされているのか、万が一の場合に備えての周知というものは図られているのかもお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 産業振興課長の八木でございます。
 今の、庁内の取り組みの質問かと思います。先ほどのご答弁で申し上げましたとおり、6月10日に課長職の会議でございますけども、現在取り組んでいる防疫体制についての継続の確認と、万が一、北海道のどこかの町村で発生した場合には、即、対策本部を設けて、再度、防止対策について徹底を図るという確認はさせていただいているところでございます。農業関係機関の関係でございますけども、過去に自衛防疫組合の会議、または営農対策協議会の畜産部会のなかで、防疫体制の確認・徹底につきましては、協議をさせていただいているところでございます。以上でございます。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。まだ再質問ありますね。

○7番(奥秋康子) 一つだけ。今日、随分、議長がお急ぎですので。

○議長(田中勝男) 急いでいるわけではございません。

○7番(奥秋康子) それでは、簡単なことだけ。

○議長(田中勝男) はい、どうぞ。

○7番(奥秋康子) 庁舎内のなかでも、危機感をもってきていただいてると感じました。一度、感染が起きてしまいますと、畜産を取り巻く環境というものは大規模化されて、そういう部分が多いということであります。万が一、感染したときには、そのときの労力だとか土地を確保するだとかというのも大変なことになると思いますので、是非、色々な関係機関と連携しながら取り組んでいただきたいと思います。
 答弁はいりませんけども、同僚議員が午後からやりますので、そちらのほうにお願いしますのでよろしくお願いします。

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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前11時58分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 9番、妻鳥公一でございます。私は、2項目にわたって質問通告をしております。よろしくお願い申し上げます。
 はじめに、口蹄疫の問題でございます。私の前に、奥秋議員が質問をしておりますが、そのこととできるだけ重ならないようにやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 宮崎県で発生した口蹄疫被害がだんだんと大きくなっております。県の産業にも非常に重大な影響を与えていると思われます。先ほども、奥秋議員が話されたように、今から10年前の平成12年3月から4月にかけて、宮崎県で3戸の農家に口蹄疫が発生しました。北海道十勝本別町では1戸の農家に発生いたしました。計4戸でございますが、このときの対処は良かったのか、この4件ですので、その年の9月には清浄国、菌のない国に指定されました。そういった状況のなかで、10年前には終わったのですが、今回、宮崎県で拡大して、想像を絶する広がりを見せているということであります。今日の新聞でも、1町村増えたと報道されております。遠い九州のことでなくて、本当に北海道の問題として、特に十勝清水は畜産が非常に多くございます。こういう意味で対策というのが重要になるのではないかと思っております。こういう状況があるなかで、宮崎県の拡大被害について、町長の所見をお伺いしたいと思います。
 先ほども、奥秋議員が本町の対策についてということで質問をされ、町長も答弁をされましたが、もっと具体的に。こういった委員会をもって勉強会をしたんですとか、こういう会議を開いてこう打ち合わせをしただけではなくて、もっと突っ込んで具体的な中身で、清水町ではどうなのか、十勝ではどうなのか、北海道ではどうなのか、具体的に説明をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
 2項目目の公営住宅の営繕についてということで質問をいたします。清水町には600戸近い公営住宅があります。町は昨年と今年にわたって、国の地方活性化交付金の一部を使って、公営住宅の外壁の塗装、屋根の補強を行なっております。これは公営住宅を長持ちさせる長寿命化といっておりますが、そういうものであるだろうと思います。今後、住宅をより、もたせて長持ちさせる、このことは今の時点で大事なことだと考えております。
 町は町営住宅長寿命化計画というのを作成して、今後は、この方向で進むというようになっているようであります。そこで私は、公営住宅の目的は家を持つことのできない、所得の低い人たちが入居しています。また、それが目的でもあります。私は、長寿命化をさせて入居している方々が快適に暮らしていけるようなことが、町の施策にならなければならないと思います。そこで次の点についてお尋ねをしたいと思います。
 公営住宅の内装等についてです。内装だけではなく、厨房の問題だとかもだんだん傷んでくるだろうと思います。そういったものに対して、どのように営繕をしてきたのか、これからしようとしているのか、その点を1つお伺いしたいです。
 それから、入居者の人達、公営住宅に居住している方々の声が、どのように届いているのか、それをどう受け止めようとしているのかについて町長のお考えをお伺いしたいと思います。以上、2項目でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 答弁を申し上げたいと思います。
 宮崎県での口蹄疫の被害が拡大しているので、非常に残念に思いますし、先ほども申し上げましたけども、町民の皆様とともに、地元、宮崎県の農業者をはじめとしまして、地域の住民、県内の皆様も悲痛な思いでいらっしゃるかと思います。心から重ねてお見舞いを申し上げるところでございます。口蹄疫につきましては、ご案内のように、アジアではなかなか治まらないという状況のなかにおりまして、そのなかに日本も巻き込まれたという状況でございます。北海道にとりましては、なんとしても酪農畜産を守る意味では、ここに入ってきてもらいたくないという思いでいっぱいでありますし、町内の農家の皆さんにとりましても、その思いはまだ強く思っているところではないかと、思っている次第でございます。
 対策としましては、先ほど申し上げましたように、本町といたしまして、管内でいち早く取り組みをしたということだけは申し上げておきたいと思いますし、できるだけの対策をしているところでございます。北海道におきましては、強い意志で対策をしておりまして、対策費も新たに設置するというようなことでございます。極めて、生産農家や、生産付近の皆さんもそうでありますけども、市街地にとりましても、大きな問題であります。観光立国でございますから、これに対する、いつ何時というのもございますし、これを全部取りやめるということになると、大変大きい経済打撃を受けるだろうということで、予防対策をしっかりする。そのなかでそういった観光面のほうでも取り扱いをするということになってございます。本町に取りましても、6月の行事につきましては中止という形を取らせていただいております。来月につきましても、庁内のなかで、対象するものについては、主催者との協議をしながら進めていく考え方にいたっているところでございます。
 これまで、10回余にわたる、それぞれの協議を進めております。具体的といいますとそのことに尽きるわけでございます。あらゆるなかで予防対策をしておりますので、そこら辺をご理解いただければと思う次第でございます。今後におきましても、徹底して進入させないための対策を継続して行なっていこうということでJAが保管する消石灰も足りないくらいでございます。さらに、補完をしていくという形で対策しているところでございますのでご理解いただきたいと思います。
 公営住宅でございます。どのようにやっているのかということでございますけども、現在は、小規模修繕につきましては、大きく分けまして外装、内装建築・水道等の設備でございます。内装の屋内部分についているのは、入居者の申し出によりまして、個別に対応しておりますし、経過年数・入居経過年数・破損状況などの申し出により、調査いたしまして、町の負担とすべきものは町の負担とし、入居者が自ら破損した等については、入居者の責任の原因ということでやっているのが状況でございます。
 なお、1年未満の入居者については、入居した時点で全面改装の部分もありますし、一部改装をしたりしており、新しいものであると判断いたしまして、消耗品については入居者の責任がないものと判断し、町の負担で修繕を行なうということになっております。
 入居中における内装の修繕でございます。この間も打ち合わせをしておりますが、入居者の申し出を受けまして調査にまいります。ここが傷んでいるなどを伺い、確認して、すべきかどうかを判断してやります。家具類が非常にありますので、移動するのにも大変でございます。それぞれのお力をいただきながら、やる場合については実施するということで、考えております。したがって、居住者の皆さんには、何かありましたらご相談くださいと伝えております。さらに、分からないことがあるかもしれませんので、一層そういったことを徹底してまいりたいと考えております。
 ただし、先ほど申し上げましたように、自ら破損させた場合については、やむを得ないものではないかと思います。快適ではない状況がありましたら、即座にどういう方法をとるかということで考えているところでございます。
 それぞれ住宅の調査をやっておりますので、余程のことがない限り、申し出をしていただければ、担当がまいりまして相談に応じることになっておりますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 再質問に入らせていただきます。
 口蹄疫の問題ですが、宮崎県の状況は大変だというのは報道関係で私たちも知っているし、町長も関心を持っておられるのではないかと思います。これは、非常に重大だということが1つの認識のなかにあって、対策を考えるというのが必要なことではないかと思います。
 10年前に本別町で口蹄疫が発生した酪農家がいます。私も、あの地域の学校にいたもんですから、非常に懇意にしていただいたのですが、お見舞いにもいけない状況でございました。大変な思いで拡大させないために、十勝中の獣医さん達や関係者の皆さんは本当に頑張りました。そして、本人の畑に500頭近い牛を埋めました。この問題も考えて、先ほどありましたが、法律では本人の畑に埋めるということになっているんです。法律では他のところに埋めてはだめ、宮崎県では非常に多いため、そうはいかなくなったんです。そういうような状況を、十勝でも経験しているということです。
 私は、これからの質問は簡単にやります。2つの対策をきちんととられなくてはならないと思うんです。1つは主に、北海道で発生したらどうするかというところに焦点があたっているんです。あたりそうなんです。それよりも何よりも、北海道に入れないためにはどうするか。これは難しいですが、ここに焦点をあてて、入れない前の防疫と、入ったときの対策を2つ分けて考えなくてはならない。一緒にしたらだめだと思うんです。具体的に町がやっている、消石灰を各畜産農家に渡して、撒いてもらうのも1つの対策ですよね。町長が言われるように、各種イベントはどうするかということで、十勝的、全道的なイベントをやめるもの対策の1つだと思います。こういう対策は、これだけでは間に合わないのではないか。その組織がありますね、道から総合振興局から清水、十勝、全道的なものの防疫体制は、他に具体的にどうとられているのか質問をいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 産業振興課長の八木でございます。
 防疫体制の内容についてのことだと思います。消石灰の配布につきましては、先ほどご答弁させていただいたとおりでございます。本定例会に、消石灰の配布につきましても、補正予算の追加をさせていただいているところでございます。それ以外に、町の公共施設だとか、農業関係機関の消毒マットの設置だとか、入り口の消石灰の塗布の部分は、当然、やらせていただいてます。その他に、町内の建設業者だとか、配送業者・水道検針業者・ガス検針業者などに、畜産農家の出入りについての消毒の協力については自衛防疫組合名で依頼をして、徹底をさせていただいているところでございますし、郵便局だとか、新聞配達についても十勝総合振興局の予防対策本部のなかで通知をさせていただいて、徹底を図らせているところでございます。本町の部分につきましては、今、申し上げたような対策で、今後とも継続して行なっていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 本町の具体的な内容はわかっています。十勝的にはどういう状況になっていますか。防疫のために、具体的にどういった対策や考え方を持っていらっしゃるのか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 十勝の各町村につきましても、先ほど、清水町の状況も申し上げました。同じような形で防疫体制を取っているというようなことは、防疫演習の会議の席でもそれぞれ確認をされているところでございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 北海道としてはどういった形になっていらっしゃるのか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 道といたしましても、防疫の対策本部を設け、各総合振興局を通じて、先ほど申し上げたように、各町村に対する指導について行なっていると聞いているところでございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) この防疫体制でいくと、色々なお金がかかるわけですよね。先ほど町長は、道も予算化していると言っていましたが、そこら辺のところはどうなっていますか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 道の部分での対策の予算化について詳しくは、私も承知しておりません。各町村、農家に出入りする業者に対してのタイヤの消毒だとかの部分の要請はさせていただいているところでございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 予算というのは、お金がかかるんだからそれをどういうふうになっているのかは、まだはっきりしていないんですね。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 道議会のほうに、3億2,000万円ほど道として支援をしていくと、現在は、空港だとかJRだとか広域的なものは道のほうで進めていくと思います。全体で3億数千万円だと思いましたけど、各振興局から、要望事項があがっていますから、それら含めて、当面の対策費ではないかなと思います。内容的にこれだということにはいたっておりません。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 道までは話しをしました。これは大変な問題で、国の問題なんですよ。国も最初は、対策部を今の農水省の片隅に置いたんです。1ヵ月くらいしてこれは大変だということで、国全体の対策になっている、委員会を設けたということになっています。国は、例えば、九州は別ですけど、北海道・青森のような他県に対して、どんな考え方と予算をもっているのか。もし、おわかりでしたらよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 現在、国は、宮崎県あるいは隣県に対する対応策で、ほとんど、めいっぱいだと思います。私共は、予防線を張っていくわけですから、単独費で対応していかなければならないんです。だけど、国はこういう形のなかでの予防体制でありますから、費用については、今後つめられていくと思います。それぞれのなかで、どの程度かかってというおそらく調査がくると思います。どういうほうに進むか、財源をどうするのかということは、その後の状況になるのではないでしょうか。おそらく長期的展望になるんでないかと思いますけども、早く終息してもらえればこしたことはないわけであります。しばらくかかるのではないかと思います。とにかく、国としても、当面している重要課題としていますから、そのことに対する経済的打撃も含めて、対応策がねられるものだというし、私共はそれに対して要望は強くしていかなければならないと思っております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) とにかく、発生しないことが最も大事なことなので、そこに予算もかかるから、国に強く要望していただきたいと思います。
 そこで、防疫というのはどういうものなのか、みえない、経路が分からない。これが大変なことだと思いますので、まず防疫に対処していただきたい。
 発生してからの対策というのも打たなくてはならないです。具体的に、組織だとか、人員だとか、これは宮崎なんかでも獣医さんが足りなくて全国から行っている状況です。そうすると、発症した段階でやる、宮崎の対策が遅かったんです。もう、3月におかしくなっていたんですよ。4月20日に確定的に口蹄疫だと言った段階では、宮崎県のあちこちで10頭だとか、殺処分しているんですよ。問題は国の対策が遅れたんです。あれを大きく、これだというふうに断定しながらそれを遅らせてきた。気持ちは分かります。半径10キロ圏のなかの牛は、動かせないというような設定がでるわけでしょう。そしたら、あれだけ密集した畜産地帯ですから、何とか収めたいという気持ちがあるのは当然だと思います。発生したら即座に、それを防ぎ、拡大させない対策がすぐできるようにしておかなければならないと思うんです。そこら辺で、私は、発症した後の対策を、どのように考えているかお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 北海道における対策は、極めて綿密でありまして、急を要するものについても、対策は既にできている。特に北海道の場合、酪農畜産は日本の食料を担っているわけでありますから、極めてそういうところがシビアになっておりますし、十勝の共済獣医の方々は、素晴らしく技術力が高いわけですから、ただちにそういう体制はとれるようになっておりますので、私たちは信頼をしているわけであります。口蹄疫ではありませんが、過去にも色んな病気が発生しています。そのなかにあっても、即時、対応については、素早くやられているということでございますので、私共は、さらに一層、しっかりと受け止めながら、まわりでそれを支えていくということを進めていかなければならないと、このように考えております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 条件は、宮崎県と北海道十勝を含めて、その条件が違いますから、封じ込みが本当にできる状態が来るのだろうと、万全を期して体制をつくっておくということが大事だということ、町長もそのことを認識しておられるので、その点では共通でございますのでよろしくお願いします。
 2項目目に入ります。先ほど町長は、申し出があればということですが、例えば、設置されているお風呂がある。ところが、その下の洗い場のコンクリが、昔はツルツルだったけども、今はザラザラで居心地が悪いというようなところもあるんです。そんなものも、申し出てよいのか、お聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 町長のほうからご答弁がありましたとおり、建築物だとか、施設の部分の修繕の申し出がそれぞれございます。そのなかで、多くはございませんが、浴室につきましてもある程度、床の部分だとか、老朽の部分、それを判断しながら実施していくところであります。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 申し出があってということですか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 修繕につきましては、全て入居者からの申し出等によりまして、個々に協議させながら老朽部分、消耗部分、費用負担を明確にしたなかで進めさせていただいております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) そういう申し出で営繕をします。住んでいる人の家に入っていくのは大変なことですから、申し出しなきゃならないんですが、申し出の中身は、居住者に連絡はしっかりいっているんですか。店子ですから遠慮するのは当然ですが、遠慮しているようなんです。入居するときに話はしていると言いながら、事態が変わると、そうするかということは、入居者は大変ですから、そこら辺はどういうふうにやっていらっしゃるんでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 入居時に、しおりにおいて営繕についての負担区分については配付してございます。修繕等についてはそういう部分で個々にご相談があります。そのなかで、しおりに基づいて協議させていただきながら進めさせていただいているところです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 本人の事由によるものは本人がやって当然だと思います。基本的に町が設置して、ドアだとかがありますよね、そういうものについて申し出があります。今、住んでいる方はお年寄りが多いんです。昨日、配られたので全部は見ていないんですが、お年寄りが多いですね。高齢者は大変なんです。御影の古い住宅なんかは、「家賃が月800円ですよ」といわれるような、そんな低い人もいらっしゃいます。この人は収入も低いですからこういうことになるんです。もっと親切にこういうことをやって、ちょっとしたことですけれども、お年寄りですから、修繕すると良くなります。本人も満足するようなことがあるんでないかと思うんです。そういうものは、本人の申し出だと思うんですが、本人が申し出れば本当にやってくれるということがあったほうがいいのではないかと思うんだけれども、町長はどうでしょう。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 638戸あるわけでありますけども、再度、高齢者の方々がいるところが分かるわけでありますから、お知らせというか調査という形です。今は歩くわけにはいかないです。「役場から来ました」と言っても、正直申し上げて信用してくれないです。居留守なども使われますので、町内会長さんを通すか、直接なかに入れていくかをしながら、本人が言わないと、役場から行っても断られる場合があります。何らかの方法で調査していきたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 昔、あったのでないかと思うんですが、公営住宅担当の修繕をする係の方というのは、今はいらっしゃるんですか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 修繕は住宅都市係で公営住宅の維持管理事務を受け持っているということで、修繕等につきましては、清水の建築協同組合に委託という形でとっております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 委託していて、何かあったらそこにやってもらうということなんですね。
 役場としては、昔、職人さんというのか、いたことがありますよね。どうですか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 過去には、臨時職員ですけども、常用大工という言い方もしたかと思いますけど、その人が常時いまして、簡単な修理になりますが、修理にあたっていました。現在では配置しておりません。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 私が言っているのは、本当にお年寄りは遠慮しているからはわからないです。ドアノブが壊れたり、内側の具合がうまく閉まらないなんていうのがあるんですよ。そんなのも受け付けるんですか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) ドアノブの修理、調整だとかは協同組合で、現地へ行き、すぐに対応できるものは、行った日のなかで対応しております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 住んでいる方が低所得者で、高齢者で、しかも単身者が多いのが実態ですね。こういう人達が、本当に快適に住めるようにするということで気持ちが和らぐんです。そういう意味で、きめの細かい対策を取っていただきたい。小さな修理が、住んでいる人の心を和らげる、住んでてよかったとなるわけです。多くの人が終の住処になる。外装もいいですが中身でやっていただきたいです。これで終わります。

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○議長(田中勝男) おはかりします。
 本日の会議はこの程度にとどめ、散会したいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。
 明日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会いたします。 (午後1時45分)