平成22年第2回臨時会(2月10日_日程5)
○議長(田中勝男) 日程第5、議案第2号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
はじめに、議案説明資料の説明をお願いいたします。総務課長。
○総務課長(荒木義春) それでは、第2回清水町議会臨時会におきます議案説明資料に基づきまして、ご説明をさせていただきます。
まず、資料1の地域活性化・きめ細かな臨時交付金の実施計画についてをご覧いただきたいと思います。
1頁、この交付金の概要でございます。目的につきましては、ここに記載のとおり地方自治体が地元の中小企業等の受注に資する「明日の安心と成長のための緊急経済対策」の趣旨に沿ったきめ細かなインフラ整備事業を行うため、その経費について地方自治体に交付されるものです。
これにつきましては、先の国において、平成21年度第2次補正予算としまして、1月28日に総額5,000億円の補正予算が成立したものでございます。この概要でございますが、交付対象者は都道府県及び市町村、交付対象事業につきましては、「明日の安心と成長のための緊急経済対策」の趣旨に沿った事業で、平成22年1月1日以降、地方自治体の予算に計上された事業の全部または一部を負担するというものでございます。
本町への第1次交付限度額が97,481,000円でございます。本町のこの事業の実施につきましては、1月29日までに実施計画書を作成し、北海道を通じて内閣総理大臣に提出をして、内閣府との審査を経て、3月までに交付決定がされるような仕組みになっております。
3番目の地域活性化・きめ細かな臨時交付金の本町の経過について、ご説明を申し上げます。
1月8日に「交付要綱(案)」と「今後のスケジュール」、「第1次交付限度見込み額」が示されました。さきほど申し上げましたとおり、限度額が97,481,000円、実施計画案の十勝支庁への提出日が1月25日に示されたところです。本町におきましては、1月12日から平成22年度の予算の副町長査定が始まっておりましたので、そのなかで当座の予算編成は総合計画の実施計画に計上をされている事業を中心に予算編成してまいりますので、そのなかで事業に該当する事業等について、担当課と協議をしてまいりました。その結果を踏まえまして、1月18日に町長と協議をして、更に1月19日に総合計画審議会におきまして今回の臨時交付金の実施計画を計上して、ご意見をいただいたところでございます。1月21日に政策決定庁議において、案を確認して、25日に臨時交付金の実施計画案を十勝支庁に提出いたしました。2月20日に正式な実施計画を提出し、本日の補正予算の提出にいたったものでございます。今後の日程ですが、この議決後に、各事業の入札事務等を行い発注を行ってまいります。3月に国から交付決定がなされるものです。
それでは次頁の本町の事業内容についてご説明いたします。2頁をお開きください。全部で4頁にわたりまして、12項目14事業がございます。ご説明をさせていただきます。
清水小学校屋上防水改修工事でございます。これにつきましては、ここに書いてあるとおり清水小学校の校舎屋上防水改修工事を行うものでございまして、昨年に引き続きまして、昨年一部実施しました残りを本年度実施するということで、事業費16,926,000円、うち交付金の充当額13,250,000円を見込んだところでございます。
2番目の町民野球場客土整地事業、町民野球場の客土整地を行うということでございます。雨水をバックネット側の排水口に導くということで、そういう整地を行いたいということでございます。現在まで、53年からそれぞれ改修を行ってきましたけれども、今回は客土整地ということで、事業費として2,100,000円、交付金として1,650,000円を見込んでございます。
次に、体育館整備改修事業、体育館施設の長寿命化を図るために、毎年整備を行ってまいりましたけれども、今回は体育館の外壁、向かって事務所側の横にタイル張りがございます。これが剥離してまいりまして、大変危険な状況でございました。これにつきましては、工事手法について検討を重ねてまいりましたけれども、平成21年度におきまして、調査をした結果、その工事手法が明らかになりましたので、このナンバーの四角い囲みがございません。この四角い囲みが平成22年度に総合計画の実施計画に計上がされた事業ですが、この事業については計上がされておりませんけれども、そういう危険性を回避しようということで、今回、改修工事を行うものでございます。事業費として3,644,000円、交付金は2,800,000円を見込んでございます。
4番目の有明公園多目的広場の改修事業、これは有明公園の多目的広場のよう壁を改修するということでございます。ひび割れあるいは型抜き、こういったことがございまして、これを改修するものであります。
6,000,000円の事業費で交付金は4,700,000円計上してございます。
5番目の柔道場整備改修工事、これにつきましても農業研修会館から柔道場への渡り廊下、この改修を行います。床だとか雨漏りの補修を行います。昭和47年に建設した酪農記念館を平成3年に改装して現在の柔道場となっておりますけれども、これら渡り廊下を改修するものです。1,250,000円の事業費で1,000,000円の交付金を見込んでございます。
次の頁、ナンバー6、清水町文化センター改修事業、これは文化センターの災害時における利用者の安全確保をするため、排煙窓、防火区画等の改修工事を行うものです。これは消防設備点検等で不良箇所を指摘されたものでございます。これについて昭和55年建設の文化センターでございますが、現在までボイラー交換などを行ってまいりましたが、今年度、排煙窓等の改修工事を行うものでございます。2,900,000円の事業費で2,300,000円の交付充当額を見込んでございます。
次に7番目の公設灯改修事業、いわゆるマイマイガ対策ということで、公共施設に設置している水銀灯をナトリウム灯に交換するものでございます。全部で91箇所、これらを予定しております。3,565,000円の事業費で、2,800,000円の交付金充当を見込んでいます。
8番目の防犯灯の改修事業です。町内の老朽化した防犯灯の改修を行うものです。1本立ちしている防犯灯がございますが、これが腐食等で危険な状況にあります。そういったことで、今年度100基を改修します。総合計画では22・23年度で各50基ずつやる予定でしたが、これを前倒ししまして、100基を22年度で改修しようということでございます。3,565,000円の事業費で、2,800,000円の交付金充当を見込んでいます。
ナンバー9番目の清水町貸付住宅整備改修事業でございます。これにつきましては、人舞貸付住宅2棟、それと公苑東町貸付住宅3棟、いずれも昭和50年代、昭和60年に建てた住宅ですが、これらについて、建物全体の延命を図るために、屋根のふき替えを行うものです。4,652,000円の事業費で3,650,000円を見込んでございます。
ナンバー10番目の町営住宅整備改修事業でございます。北星団地の屋根ふき替えと外壁塗装を行うものでございます。平成元年から4年かけまして、4棟(36戸)建設してまいりました。これまで大きな改修はなかったんですが、昨年2棟改修してございますが、今年度は4棟改修しようというものでございます。これも総合計画では22年度に2棟、23年度に2棟ということで計上をしていましたが、これを前倒ししまして4棟を改修するものでございます。
次に11番目、町道整備事業でございます。地域間の円滑移動を図るために、清水第2線北道路、これは若松町内になりますが、その延長110メートルの道路の改良舗装工事を行うものでございます。事業費として23,803,000円、交付金の充当額は18,650,000円を見込んでおります。これにつきましては、総合計画では24年度に計上をしておりましたけれども、これを前倒ししまして、24年度の事業を22年度に実施する計画でございます。
最後に4頁、最後の町道補修事業です。いわゆるわだち掘り等の改修工事でございます。3路線を予定してございます。清水基線道路、これは新規ですけれども、延長965メートル、この事業費が13,355,000円。次に、昨年に引き続きまして、羽帯16号道路、延長540メートル、6,480,000円の事業費となっています。3番目が、清水羽帯間道路、これも昨年に引き続きまして、わだち掘りの改修を行うと、延長600メートルでございます。合わせまして3路線で27,996,000円の事業費で、交付金の充当額21,981,000円を見込んだものでございます。
事業費合計としまして、124,321,000円でございます。交付金の充当額は97,481,000円ということで実施計画を提出させていただきました。
大変失礼しました、今、ご説明申し上げました、3頁の8番の防犯灯改修事業です。これは100基やりますけれども、私、事業費を3,565,000円と申し上げましたけれども、6,500,000円の間違いでした。私の説明が間違っておりました。交付金の充当額が5,100,000円ということでございます。説明が間違っておりました。大変申し訳ありませんでした。
以上で、資料の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 次に、補正予算について、説明を願います。
副町長。
○副町長(安曇達雄) それでは、議案第2号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定について、ご説明を申し上げます。
総額にそれぞれ137,912千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,073,935千円とするものでございます。7頁をお開き願います。
ただいま説明がございました、きめ細かな臨時交付金事業を主体に、補正予算をそれぞれ計上をさせていただいております。
7頁の歳入ですが、14款2項4目2節3番の地域活性化・きめ細かな臨時交付金につきましては、国の第2号補正を受けて追加するものです。
3項2目3節1番子ども手当システム改修委託金につきましても、同様に子ども手当支給に対する電算システム改修にかかる委託金の追加でございます。
18款1項1目1節1番、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正にかかる財源として繰入金を追加するものでございます。
次の頁、8頁、歳出でございます。3款2項1目13節50番、子ども手当システム改修委託料につきましては、電算システム改修委託料を追加するものでございます。8款2項3目道路新設改良費につきまして、それぞれ臨時交付金を受けて、清水第2線北道路改良舗装整備及び町道のわだち掘り等の舗装補修、これを行うために追加するものです。
9頁でございますが、中段の4項1目都市計画総務費につきましては、国の交付金を受けまして、さきほども申し上げました公共の施設の街灯、マイマイガ対策として91本をナトリウム灯に交換する工事及び町内の老朽化している危険度が高まっておりますので、防犯灯を改修する費用を追加するものでございます。
5項1目住宅管理費につきましては、貸付住宅の屋根のふき替え工事費用を追加させていただきました。
10頁、町営住宅のさきほどもございましたように、北星団地の屋根のふき替え及び外壁塗装工事の費用を追加するものでございます。
10款2項1目、小学校管理費につきましても、清水小学校の屋上防水改修工事費を追加するものでございます。
5項3目文化会館費につきましては、文化センターの排煙窓等の改修費の追加でございます。
11頁、文化センターのボイラー、これにつきましては、この交付金事業ではございませんが、2基のうち1基が老朽化により取替えがどうしても必要になったということで、緊急的に工事費を追加するものでございます。
6項2目の体育施設費につきましては、交付金事業により柔道場のわたり廊下の改修、それから有明公園のよう壁でございますが、これが大変危険度を増しておりますので、この改修工事、それから町民野球場の客土整地工事の費用をそれぞれ追加するものです。
次の頁になります、12頁、体育館の外壁の改修工事費をそれぞれ追加するものでございます。
続きまして、3頁にお戻り願います。3頁の第2表の繰越明許費の補正でございます。各事業とも年度内に事業が完了しないため、翌年度に予算を繰り越す必要があることから、補正を行うものでございます。
以上で、一般会計補正予算(第13号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今回、提案がされました12件の事業の関係についてお尋ねさせていただきます。さきほど総務課長から説明をいただきましたが、実施計画を1月29日までにつくって、道を通して内閣府の承認、審査を経て3月までに交付決定がされるんだという説明でした。仮にということでお尋ねしたいんですが、本臨時会で、今、説明がされた事業が、ちょっと変更をすべきではないかとか、否定をされたということがもしあったときには、この事業の変更ができるのかどうか、このことについてまず1点お尋ねします。
それと2点目、総合計画との関連でございます。さきほどの説明では、総合計画のなかから選んだ事業ということで、体育館ですか、体育館の関係、整備、タイル張りですか、これ以外はそうなんだということでございました。昨年もお尋ねしましたが、第4期の総合計画実施計画のなかで、私は昨年度の事業計画はコピーさせていただいて持っているんですが、今年の平成22年度の実施計画についてはまったくわからないという状況にあるわけでありますが、21年度に5か年間の計画を示したなかに、今、総務課長が言われた1件以外は全部網羅されていると理解していいのかどうか、このへんについてお尋ねします。
それから3点目、今、私がお尋ねした項目に関連する部分だと思いますが、このきめ細かな臨時交付金が交付されなかったということであっても、さきほどと関連して町として1件以外はやる計画をしていたということに理解していいのかをお尋ねします。
それと12件の事業がありますが、この全事業は5分類しているわけですが、分類では全部その他の5で分類をしておりますし、緊急経済分野のでは全部1の雇用で対応をしているということですが、各事業を見ると、他の4項目に該当するのではないかと思われる部分は、総合計画全体を見て、これ以外の雇用以外の分野で出せるものはなかったのかどうか、そのへんについてお尋ねします。
最後の質問ですが、昨年の東団地の公営住宅の屋根のふき替えを相当数、公営住宅の改修ということで、総合計画をそっくり先取りして行ったという経緯があります。一部町民から私のほうにかなり言われていたのは、なぜあれだけ大々的に屋根をふき替えたりしなくてはならないものだというようなことが聞かれております。素人ですからわからないわけですが、一般的には屋根であれば、ふき替えではなくて塗装をしてやったほうが安いのではないかというような気もするわけですが、このへんはふき替えにこだわっている、いずれの公営住宅の改修についても、ふき替えにこだわっているという理由は何かあるのかどうか。そのへんが疑問だという町民がかなりおられますので、そのへんについてお尋ねします。
そして、そのことが屋根のふき替えだとか、壁の塗装等が公営住宅の延命について相当年数みれると、普通、塗装をすると、5年かそこらか10年しかもたないけれども、ふき替えをすると20年もつとか、そういうことがあるのかどうかお尋ねして、併せて今後の事業にもかかわることですので、地元業者の工事のなかにも絶対使うということであればよろしいんですが、昨年の事業を見てみると、塗装等については町以外の業者等も入っていたと、清水町以外の塗装屋の車があのへんにたくさん停まっているという指摘もありましたので、そういうことがあったのかどうか。今、総務課長、けげんそうな顔をされましたが。そういうことを聞かれましたので、もしそういうことがあるとすれば、今後のこれから改修等も出てくるだろうと思いますが、こういう交付金そのものは清水町に交付されたものですから、本町の業者に100%いくというようなことでやってほしいということが、町民からもありますので、このへんについてお尋ねをしたい。
以上、長々と質問を申し上げましたが、ご答弁をお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) それでは大きく5点のご質問がございました。それぞれお答えをさせていただきます。
まず1点目の事業変更、これが可能かどうかというご質問です。今回のきめ細かな臨時交付金の事業につきましては、国から示された要綱によりますと、事業変更は認められないということがきちんと文書で掲示をされておりますので、今回、基本的に提出した事業で進めさせていただきたいと思っているところです。
次に、総合計画との兼ね合いでございます。実施計画でございますが、議員ご案内のように、今年度の本町の第4期総合計画もそうでしたけれども、従前から5年ごとのスパンで毎年ローリングを行っております。したがいまして、昨年度の21年度から25年度までの事業と、一部今年度もローリングを行いましたので、22から26の事業ということで若干の食い違いもあるかなと思っております。したがいまして、今回提出しました実施計画はさきほど申し上げましたように、3番目の体育館整備改修事業、それと一部23年度にあったものを繰り上げました8番目の防犯灯の改修事業と10番目の町営住宅の整備改修事業、これらをすべて22年度の実施計画に掲載をされているものですので、ご理解願います。
次に、交付金がなくてもこれらは実施したのかというご質問ですが、議員ご質問のとおり、22年度に掲載をされた事業については、当然財政面の裏づけをもって実施計画を立ててまいりましたので、仮にこの交付金がなくても22年度においてはこの事業を実施するという予定でございました。
次に、5分類と緊急経済対策の分野の部分でのご質問ですが、議員ご案内のように、このきめ細かな交付金の目的につきましては、危険な橋梁の補修だとか、景観・保全の必要性の高い地域における電線の地中化や、都市部の緑化・森林における路網整備などの分野が重点的な分野でございます。このその他で5つありますけれども、今回、本町が提出しました事業はすべてその他にこの1から4に入らないその他の分野に属するものでございます。更に緊急対策経済対策分野においても、1の雇用といったことを選ばせていただきました。このほかになかったのかということでございますが、なかにはあったかと思いますが、いわゆる地元の事業者が受注できる業務ということを重点的に選定をさせていただきましたので、今回の5分類、5番目の分類とその他の分類と1番目の雇用という形で事業計画で出させていただいたというようなことになったものでございます。なお、参考にこれらについては、それぞれ国の計画書としては何人ほど増えるのかということもありましたけれども、それぞれの分野で算出しまして、新しく雇用される見込み数も出しているところでございます。
それと5番目の屋根のふき替えの理由、これについては都市施設課長から説明をさせていただきましたが、後段の部分、昨年度も一部を除いて、すべて町内でできる事業については地元の方に発注をさせていただきますけれども、今お話しましたように、一部塗装について町外の車があったというお話がございました。受注元は地元の建築屋さん、建築業者に発注して建築業者が屋根のふき替えだとかを塗装業者にそれぞれ事業を発注しておりますけれども、これにあたりまして、事前に説明会を開いて、この事業の主旨を説明して徹底を図ってきたつもりなんですけれども、一部そのようなことがあったということ、お話があったことですが、事実関係については掌握しておりませんが、たまたま手伝いに来たとか、そういうことも考えられますけれども、この事業におきましても、すべてが地元の方に発注できる事業を選択させていただきましたので、この12の事業については、すべて清水町の業者に発注を進めていきたいというふうに思っているところです。以上、答弁とさせていただきます。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) ご質問のふき替えにこだわる理由という形なんですが、東団地につきましては、過去に1回塗装をしております。その後、かなり塗装してもトタンの劣化がかなりひどくて、すが漏りだとか、けっこうしているので、塗装では延命できないという形のなかでふき替えという形のなかで考えて進めさせていただいております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ご答弁をいただきましたが、事業の変更ができないんだということでありますので、それぞれの事業に対して、いろいろと深い議論をするというのはまったく意味のないことになるのかなという気もしますが、さきほどいろいろな質問をさせていただいたことを踏まえて、私は、今、政府民主党がコンクリートから人へという基本的な政策の柱を示しているときでありますので、特に福祉を含めて町民の健康管理等を含めていろいろなそちらのほうに向けることができるならば、極力そちらのほうにも向けれる努力はすべきではないかということは、昨年の議会の交付金のときにも意見として申し上げましたが、まったく今回もそのような面がないということで、不満なところがありましたけれども、総務課長から答弁をいただいたなかで、国からこういう事業以外はだめだということがうたわれていると、特に電柱の埋設を含めて、うちの町には該当しない面が大変だろうということを私も理解しておりますので、このへんについては納得をしたということでございます。
総合計画の関係ですが、それぞれの議員の方々に総合計画の案がまとまって、総合計画の審議会にはかって承認を得た後でもいいと思いますが、今後、各議員に今年度の第4期の22年度の分だとか、23年度の分だとかいうことで、それぞれの議員になんとか総合計画そのものが町の最上位の計画ですので、この分はそれぞれの議員に配付できるのであればするべきではないかという思いが強いのでありますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) そのように私も考えておりますので、実施計画、22年度以降の、来年度23年度以降は第5期になりますけれども、参考として事業もあるいは事業費も計上しておりますので、議員のみなさんにもお配りさせていただきたいと思ってございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 交付金の関係で、臨時交付金がなくても事業そのものはやるということであったということでありますので、この件についても了解いたします。
5分類の関係につきましても、全体の雇用としているわけですが、さきほどの質問とも若干かぶる面がありますが、現状ではいたしかたないという理解をいたします。
最後の公営住宅のふき替えの関係ですが、課長の答弁では他の町の業者が入っているというのは、まったくわかってはいなかったというようなお話であります。当然のことながら、建設者に発注をしている事業でありますので、屋根のふき替えだとか、塗装はそこから第三者にわたるということでありますから、清水町の業者がなかなか手薄でまわらないということであれば、ほかにまわったりするということもあるのではないかという気がしますが、そういう面については事業の発注以前からこの事業についてはこの交付金の性質等からして、他町の業者等には絶対にやらしては相成らないというような項目は載せられるのか・載せられないのか、このへんについてはどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 昨年度の交付金事業については、さきほど申し上げましたように、町内の建築工事業者に、一同に集まっていただきまして、主旨の説明をして地元に発注をしてほしいというお話を申し上げました。当然、そのようなことはなかったというように認識をしておりましたけれども、その実態というのはわかりませんけれども、今回の事業につきましては、さきほども申し上げましたように、すべてが地元の事業者に発注ができる内容ですので、今のご質問の主旨を踏まえて、受注をされた事業者につきましては、そういったことの指導をお願いをしてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) この事業に関しまして、さきほども言いましたが、これからもたぶん私どもの町の公営住宅というのは、かなりの戸数がありますけれども、耐用年数が超えている公営住宅がほとんどだということも過日の私どもの委員会のなかでも説明を受けましたので、そのへんの数を含めて理解をしているところであります。そこで契約をする際に、塗装については塗装業者に発注する、屋根のふき替えについては屋根のふき替え業者、板金業の方に発注するというのが、私は理想ではないかという気がするのですが、これはできない理由があるのか、清水町の指定として申請をしていないということなのか、このへんはどうなのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 前回の交付金事業でも同じような質問を原議員さんから受けてお話をさせていただきましたが、なぜ建築業者に発注をするかということなんですが、内容は塗装と屋根のふき替えでございます。いずれも足場が必要になってまいりますし、そういったことでそれぞれ分けて発注をすることで経費が割高になるということの観点から、建築業者にお願いして、そこから塗装屋さんとトタン屋さんというかいわゆる屋根屋さん、そういったところに工事がいくといったようなことになっておりまして、経費の縮減をはかるということから、このような発注方式を取らさせていただいたものであります。それと別々に発注することによって、それぞれの経費も出てまいりますので、そういったことも踏まえてこのような形を取らさせていただいております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) この今議論になっていた問題ですが、今まで2回のこういう交付金がございました。昨年度と今年度の初めですね、そしてこれが3回目みたいな感じになっております。そこでひとつお聞きしたいのは、今までやったものも趣旨はほとんどこれと同じなんです。その経済効果はどうだったのか、どういうふうに評価がされているのか。これは大事なことなんです。今回議論するのに。この点について、どういう経済効果があったのか、よかったという趣旨があるのか、それともまあまあだったのか、そこらへんのところの評価をひとつ教えていただきたいということが1点目です。
2点目は今回のきめ細かなという趣旨が入ってきたんですが、今回の交付金は前回の交付金の趣旨と比べてどこに重点があったり違っているのか、この点についてひとつ教えていただきたいということであります。
それから原議員がさきほど説明をしておりましたが、実は地元業者におろすんだと、今回は特に雇用ということを言っているんです。前に原議員が具体的に公営住宅のふき替えをやりました。壁の塗り替えもやりました。総務課長が足場がどうのこうのということでも問題は例えば入札をすると、地元業者そのものがやるわけではないですよね。板金屋さんがやると、だから結局は期間が決められる、そうすると地元業者だけではできなくなるんですよ。そういういろんな矛盾があるんです。そこらへんを解決しなければならないと思うんです。そこのところをどういうふうに、確かに屋根のふき替え、地元業者でない方はたくさん入りました。そういう点から仕事をしている人ね。具体的に入ってしまう。そういう混同の問題、改善をしなければならないと思いますが、どういうふうに考えられているのか、ちょっとお話しください。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、3点についてご質問をいただきましたけれども、まず過去2回の地域活性化経済危機対策臨時交付金などの経済効果はどうだったのかというご質問です。議員ご案内のとおり、本町では平成14年度から行財政改革に取り組んでまいりまして、公共事業の大幅な削減をはかってまいりまして、ずっと土木や建築にしても、事業費を縮小して今日までまいりました。昨年度、こういう臨時交付金が創設されまして、今まで抑えていた、やりたくてもできなかったそういう公共事業について主に発注をさせていただきました。したがいまして、その効果がどうなのかというご質問ですが、それが1回や2回ありましたけれども、その事業によって、大きく町内の経済効果が上がったのかどうかという部分については、果たしてどうだったのかということについては、疑問に思いますけれども、少なからずとも、そういった事業がなされていなかったことにかかわって、過去2回のこの交付金事業によりまして、それをやることによって、ずっと永久ではありませんけれども、雇用の面での確保がはかられただとか、そういう部分での効果があったのではないかというふうに思っているところです。
それと2点目の今回と前回の違いのご質問でございます。これははっきりしているのは、今回はインフラ整備、これ一本に絞るものですよというようなことですので、ソフト事業については実施ができないという部分、更に地元の中小企業の受注をはかりなさいということですので、前回のように町外にしかできない事業については、この事業は事業計画には載せられないといったようなことが大きな違いなのかなというふうに思ってございます。
3点目、さきほどの地元の受注の関係ですが、原議員の質問でもお答えをさせていただきましたが、昨年の年前の東団地の改修工事につきましては、当然、受注はすべて地元の建築業者でございます。さきほど申しあげましたとおり、説明会をいたして入札を行って、受注をしていただきました。下請けの届出もいただいておりますが、これはすべて地元の業者の届出がございます。したがいまして、私どもとしましては、更に現場に行って監督する者におきましても、そういったことを踏まえながら、工事を見守ってきました。議員がおっしゃるように、屋根のふき替えで大幅に町外が入っているという認識はまったくございませんでしたので、下請けの報告のとおり地元の業者が受注されたものと認識しているものでございます。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 今までの評価ができないというのは、前回2回の項目も同じなんです。今回も同じなんです。総合計画や町が今まで公共事業ができなかったと、お金がなくて、だからその補填にずっと充てるんだという立場で考えているんです。それは悪くはないですよ。町財政から考えたらそれは今までやりたかったなかでやれなかったんだという気持ちが入ってくると、私はそうではなくて、そこで働いている働き手の人、中小業者の人がどんなふうに変わってくるのかということがこの趣旨だと思っているんです。そこに目を当てないとだめです。町がやれなかったことがやれて、今度は財政的に楽になったと、そこに焦点がどうしても当たっているんです。そうではなくて、そこで引き受ける中小業者の方々、そしてそこに働いている人、その雇用がどうなっていくのか、どうなっているんだというところに焦点を当ててやってほしいと、今度はちょっと変わってきましたからね、雇用の問題はどうだったのか、国が入れてきているんです。だから文化センターのボイラーを換えたいけれども、本当は手が出るほどこれをやりたかったと思うんです。しかし、これは手が出せないから、だから補正予算を組んでやりましょうということだろうと思うんです。それはそれでいいんですが、だから僕は中小業者の方々、そしてそこで働いている方々に目を向けて事業を組むというのが大事なことだというふうに思うんです。今のはそうではなかったと思います。そこのところを考えてほしいと思っているから、これも出来てしまったものですから、実施するにあたってはこのことを考えていってほしいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今回のこの計画は、さきほど原議員のご質問にもお答えをさせていただきましたが、安心と成長のための大きな分野は1の雇用がすべてでございます。今、議員がお話のとおり、今回は中小企業の受注にして、インフラ整備をはかって、雇用の確保をはかるといったことが重点でございますので、この事業については、議員がお話のように、すべて地元の方が受注をできるもので、なおかつ、雇用の拡大が見込まれるというものに絞らせていただきましたので、今、議員がご質問の主旨のまったくそのとおりの事業だというふうに認識をしているものでございます。それぞれの事業によって、永久ではありませんが、少なからずともこの事業をやることによって、それぞれの事業に数人程度、5名から8名の雇用が見込まれるということを試算しているところでございます。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) そういう趣旨をいかしてやっていただきたいということが1つなんです。どこに目を向けてほしいかというと、そこに働いている人、働いている人がどんな待遇なのかということが一番大事なんです。中小企業の方がどんどん入札すると、それを下請けに出すという格好になる場合があるんですね。別に雇うという場合もあると。そういうときに本当に働く人がどうなっているのかということを考えてやっていただきたいということなんですが、これは屋根について、私はちょっと考えているんですが、屋根とかは1棟ずつ入札をしたら分散されるんですね。いっぱいだから安くなるんだろうという発想があると思いますが。どんどん受ければ安くなるということもあるとそういう傾向にありますから、そういうことがあるんですが、ひとつ期間が決められると、そしてこの間にやらないとならないと、地元業者の働いている人だけでは間に合わないということが起こらないようにね、ひとつその点については期間を長くしたらいいんだから、そういうことで地元の働いている人達を助けていくということが必要ではないかと思っているんです。例えば今回は他所から入れないというんですから、本当に地元だけでやるというようなことが考えられているだろうと思うんですが、そこらへんについて確認して終ります。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいまのご質問ですが、どうも質問と答弁する側とちょっとあれなんですが、私が知る範囲では、さきほど総務課長が説明をしたように、全部地元なんです。ただし期限は決まります。そこでそこは新築でもありませんし、人が入っているわけですから、早急に仕上げていかないとならないので、期限が必要だと思います。地元業者の建築業者から分野別に分類別に分かれたとしても、その方は公営住宅ばっかりの仕事をしているわけではないんです。民間の仕事をしているし、あるいは他町村へ仕事をしているわけですから、お互いに業者間同士で、助け合いをしているんですね。他町村の人達とも。それはあくまでお手伝いで、材料は全部請け負ったところだと思います。お互いに助け合いをしながら、やられていると聞いております。そういうことから、おそらく2・3のなかでそういうことがあったのかなと思います。しかし、町としては説明会を開いて地元の人達でやってほしいと言っていますから、それ以上のなかについてはそこまで追求することはできません。今、言われていることは、前回もそうですから、今回もしそういうことがあれば、そういう形のなかで進めていきたいということであります。
それから雇用の関係を言っていますが、もし今までなかった、今回もないと、来年もないとなれば、従業員を勧奨して退職してもらうしかないんですね。そのことによりまして、短期ではあるけれども、持続するということで新たにどんどん増えるような将来見通しがないわけですから、そんなことはできません、経営者として。やはり、金融機関からの融資枠もございますから、こういう工事を行うことで、そういう部分で事業者として拡大される、事業者の従業員を確保していく一つになっているということになるわけでありまして、それが全体的に経済的な、単年度でありますけれども、そういう形になろうかなとこういうふうに思うわけです。いかにも今のご質問が地元業者であって、そっちのほうではなくて、町外のほうが多いような質問をされているようですから、今、私がお話をしているんですが、決してそうではないと、お互いに新得の業者あるいは芽室の業者、帯広の業者、お互い助け合いをしているとお伺いしております。そして自分の仕事は例えば牛舎をやっているとか、いろんなところをやって、手がまわらないので、お互いに助け合っているということも聞いております。それは発注するときには、全部地元ということで誓約書というか確約書をもらっていますから、私どもとしてはこれもいたしかたない部分もあるけれども、期間を長くしたりいろんな方法を変えたりしていかなければならないと思います。足場にしてもそうですけれども、やはり足場を借りるのに持っている業者というのは少ないです。融通し合いながらやっているわけです。足場を持っていてずっと仕事があれば、それにこしたことはないですが、ない場合もありますから、そういうことも踏まえて、地元の方々が負担にならないようにすることが大切であるし、当然、働く人の視点に立っての今回のもそうですから、すべてこのものは働く人々のために事業というのはあるわけですから、その点を誤解いただかないようにしていただきたいと思います。確約書というのはありませんけれども、そういったお話をさせていただいております。今回もそういう意味で更にしっかりとやっていくと、どうしてもそういう状況があるかもしれませんけれども、十分な体制でこの事業を執行させていただけますようご理解いただきたいと思います。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 2点についてお聞きします。説明資料の7番と8番の街灯に関してですが、これについて電気消費量とか云々ということで、LEDという話題があると、話題にのりなさいという意味ではないのですが、単品がかなりの金額すると、街灯の場合は時がきたら切れて取り替えたら、また2・3万円取替え料がかかると聞いております。そうすると1回電気が切れて電球を取り替えた場合に、そういうようなものにLEDを使うのもひとつの方法かなと、今すぐに使ってくださいとかそういうことではありません。そういうものも含めて今回のこの予算のなかで、事前に協議や話題になったのかどうかひとつ、これはすぐに答えが出ると思います。
それとさきほどもお二人からも出ていましたが、公営住宅の屋根の張替えなんですが、総務課長、これは私も前に質問をしておりますし、そのときには足場云々というお話がありました。実際に入札実施が終わった後に、私がちらっと耳にしたというか、私もそう感じたんですが、それが原因ではないだろうと、これは違うという話になれば構いませんが、それでそういう違いが、なぜかといえば、業者が登録を持っていないというところに大きな原因があるのではないかと、板金、塗装、特にこれらについては登録が、地元の方々の登録が少ない。昔の話になりますが、そういう家内工業的な方が多いですから、大変難しいところがありますけれども、実際に昔の話、直接私も話したときに、俺達は役場から仕事をもらわないで、個人の家でいいんだというお話の方が多かったんです。この先、塗装・板金がこれだけ仕事が出るのかどうかは別として、要するに登録、基本的に公共の場合は、地元ということを優先にしてやっておりますから、これはやむを得ないのかなと思いながら、登録を取っていなくても、過去に実績があったとか、そういうことで、ただ町に指名願を出して、受理をされればそれで発注がされていると、だからなおさら企業努力がされていないと、そうすると今回板金だけなら、建築関係を経由しなくても僕はできると思うんです。足場は基本的にどっちにウエイトが大きいかなんです。仕事の内容はわかりませんから、足場は建築屋でも、塗装屋でも、板金屋でも、これは足場というのを持っている業者というのは建築屋さんは持っているかもしれませんが、どちらにしてもどこかに出すのであれば、下に出すのであれば、下に出していくと、それで通れるわけですから、今回さきほど総務課長が説明をしていただいたこと云々ではなくて、そのひとつの解決方法として、町として登録を取るような強力な指導をしていただけないかというふうに思います。そのへんについては指名を受けている段階での話だと思いますので、業者の考え方ですからというのは、下請けもそうなんですね、町長が地元ということで説明会をやりましたと言っても、これは実際にね、町長が言われるとおりで、それぞれみんな長い付き合いがあるから、地元に100%いくとは限らないんです。町長が説明されたとおりなんです。それはそれとして、指名について、今言った建築のそういう登録業者、建設業の登録を持っていない業者という意味を言っているんです。指名通知を受けている・受けていないではないですよ。建設業の登録を取るように、今、いろんなことをお話しましたが、それを解決する道としては、私はそれぞれ企業が努力をしていると、法に基づいて登録を取ってもらうと、そうしなかったら町で指名をしませんよというぐらいな、私は努力結果を、今年にやるようにとは言っていないんですよ、そういう強い姿勢で指導をしていただく気はないかどうか。2点、お伺いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 2点のご質問にお答えをさせていただきます。まずはLED電気公設灯の改修だとか防犯灯の改修にかかわって、それについて検討をしたのかどうかというご質問です。話題としてはそういう協議もさせていただきました。ただ、議員ご案内のとおり、LEDについては、実証実験中であるということも、各メーカーともまだ100%確立されていないというなかで、今回はその防犯灯につきましては、水銀、ナトリウム灯から別な無電極ランプという形に替えると、これによって対応年数も従来の3・4年といわれているナトリウム灯から15年ぐらいの対応年数になるといったようなこともございます。更には省電力、こういったこともあります。そういう部分で今回100基についてはこのような形にさせていただきたいと思います。ただ、LEDにつきましても、こういう寒冷地の分野で、気温の低い地域で果たしてどうかということも、確証がされておりませんけれども、今年度、1基ですね、つけてみて、町として実証実験をやっていきたいと思っております。
それと2点目の関係、確かに議員おっしゃるとおりで、建設業の許可を持っている板金業者は1社しかございません。したがいまして、今、おっしゃるように、当然、企業努力をして、そういう許可を取っていただくといったことは、以前からもお話をしてまいりましたけれども、やはり単独で自主的な形、工事以外的な形を取るのが一番いいのかなと思います。今回の事業ですが、9番の貸付住宅事業についてはこれは板金業ですから、別にこれは建設業を通さないで、板金業の業者の方に直接お願いしようと考えております。北星団地の改修のみを建設業者にお願いして、それぞれ塗装と板金業者の方に発注をお願いすると、下請けをお願いするという形を取らさせていただきたいと思っているところです。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) LEDについては、金額も金額ですから、そういうことを念頭において、特に電気料のかかるところについては、積極的な試行で結果を期待したいと思います。
発注方法については、今言った意図のなかにね、今年は建築が少ないから、建築業者も少し面倒をみてやらないとならないかなという意図も多少あってもやむを得ないのかなというのは、今言った登録者がいないということ、建設業の登録を取っていないということだから、ある部分では地元ということにこだわっていただかないとならないですから、他所から連れてくるわけにはいかないので、ある程度は建築屋さんと板金屋さんと組んでやってもらうというのもひとつの方法かなと、受注額が法に決まっているよりオーバーすると思いますが、直接的なものは登録を取っていなければ出せないと思いますので、そういうことで、ただ私はさきほど質問もされていましたが、結果としては地元の方が努力していただいて直接受けられるように努力をしていただくということと、今回の発注もできるだけ地元の方が直接かかわれるようにしていただきたいと思います。そういうことで、LEDについてはいいのですが、一層の建築について、どうやって登録を推進するか、期限なり、登録を取らなかったら、これ以上の金額のものは直接出せなくなりますよということをちゃんと指導をしながらがんばってもらうという方法は取ってもらえるのだろうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、議員がおっしゃるとおりだと思いますので、地元のそういう工事をされる方々が建設業にかかわることで、当然、受注機会も広まりますので、そういった努力をお願いしてまいりたいと思ってございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 1点目ですが、今後、入札が進んでいくと思いますが、指名委員会を開いて、業者を選定していくと思うんですが、それにあたって、選定する基準というものをどういうふうに町としては選定をしていっているのか。それで地元業者という位置付けをどのように考えて選定をしていっているのかを、1点目としてお尋ねします。
それと中島議員から質問のありました建設業ですが、建設業の許可を取るということは2級建築士以上の資格を持った人がいなければ建築業は取れないわけですから、なかなか地元業者にとっては、大変難しいことだと思いますが、そのなかで板金業の許可、建設業の許可とか、塗装業の許可とか、それぞれの資格は持って指名に臨んでいるんだと思いますが、総元受けとして建設業が受けて外注という形で板金、塗装とかいう形を取らざるを得ないのが今の状況なのではないかと、完全に板金だけという仕事であれば直接発注はできますけれども、私はそういう認識をしていたんですけれども、私の認識が違うのかどうなのか確認したい。この2点についてお伺いします。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 1点目の今後これらの事業にかかわっては、今日、議決をいただけた後、早期に発注をしたいということで、その業務を進めてまいります。指名の関係でございますが、この主旨、交付金の趣旨に沿って、いわゆる中小といわれる、清水町の大手というのは日本でいう大手というものではありませんけれども、そのなかでも中小企業、中小の業者を重点的に指名をしていく必要があるのではないかと、それによってそこで働く人達の雇用も確保されるといったことを念頭におきながら、作業を進めていかなければならないと考えております。それと2件の関係ですが、基本的な板金と塗装の同時発注するという方法もあるかと思いますが、今回、昨年もそうでしたが、公営住宅の屋根の張り替え、ふき替え、壁の塗装については、建築業者にお願いするということはさきほど申し上げましたけれども、いろんな経費の関係もありますし、もっと掘り下げれば、町の指名願の出ていない業種の方も下請けとして受注をできると、下請けに入れるといったことで、そういったことも期待して一括発注している部分もありますので、板金であれば、当然、板金業者だけの仕事でお願いすると思います。今回の一緒にやる業種につきましては、そういう考え方で進めていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) 1点目についてですが、地元業者という視点をどのようにとらえているのかと、ほかの町村でいけば外注、下請けさせるのに指導というか、そういうなかで下請け、外注も地元を使ってくださいよという条件をつけたり、例えば本店がなければ、地元になければ発注ができませんよというような指導もしている地域もあります。そういうところで地元業者のありかたというものは町としてどう考えているのか、地元の雇用を促進するうえで、さきほどほかの議員さんの質問があったように、地元の雇用を促進することでいけば、そういうところを町としてどう考えているのか、お尋ねします。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、お話のように、地元に本店がなくて、支店だとか営業所がある業種もございます。今までの考え方は地元に営業所、あるいは支店があって、本店からすべてが委任されているという分野については、扱いとしては地元という扱いで今日までまいりました。今回の事業につきましては、それが該当するのかどうか別ですが、基本的な考え方としては、そういう考え方に沿って、進めていきたいというふうに思っております。なおかつ今お話がありましたように、施工にあたっては、下請けに出す場合は地元にということをきちんとしたなかで、そういう発注をしていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) さきほどから質問があるように、町外業者が入っているんではないかという誤解を受けるということは、営業所なり、支店なりが町で受注して実際に施工にあたるには、本社から来て、町外業者が行うということも起きていると思いますが、雇用促進とか、地域のために事業を興していくという意味では、そういう考え方もしっかりと地元にお金を落とすと、地元でお金を使うと、景気対策、雇用対策、いろんな方面からのことなので、今後も含めて、そこの整備はどのようにしていくのか、お答えをいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) 今の部分については、大変重たい部分だと思って、私どもも指名委員会のなかでは、そういった部分に重点を置きながら、それぞれ進めておりますけれども、少し研究をする部分があるなと思っております。今、この段階で、どういう方法というのは申し上げられませんが、その趣旨を持ちながら、少し研究をさせていただきたいなと思っております。以上です。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) 2点目、さきほどの発注のしかたというか、一般建設業許可というのは、管理建築士がいたり、いろんな部分で建築の全体を管理しているということを前提に建設業の許可を取るわけですから、それぞれの板金業なり、塗装業なり、左官業なり、いろいろがそれぞれの分野の資格を取って指名願を出しているんだと思うんです。だから全体の事業、建築を請け負うということはできないんですから、確かに企業努力で、建築業の許可を取って、すべてをやれるようなことがベストなのかもしれませんが、それによって建築士を雇用しなければならないとか、そういう問題を抱えているうえで、仕事がそんなにないなかで、そこまでなかなかできない部分があると思うので、そういう認識で私は建設業の許可とか、それぞれの業界の許可を得て、事業を行っていると思うんですが、その資格はそういうありかたで、考え方でいいのかということをさきほど確認をしたかったんですが、そんな考えで間違いがないのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、議員のご質問のとおりだと思います。いきなり建設業の許可を取るということにもなかなかなりませんし、かといって、板金の仕事をその許可業者だけに出すなんてなれば、1社しかありませんから、そんなことにはなりませんので、従前どおりやはり進んでいかないとなりませんし、当分の間は、やはりそういう形で進めていく考えでおります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 今までいろいろとお話を伺っていて、よくわからないですよね、国がやるという事業がどういうことなのか。要綱を見ると、その地域とか町の誰かが仕事を請けないとならないというふうには書いてはいないのですが、それをさきほどからそういうふうに考えているんだと言われておりますけれども、基本的には全町民のことを考えれば、できるだけ支出を抑えて、いい仕事をしてもらうということが、基本なんだと思いますが、その考え方を変えたのか、変わったのか、もともとなかったのか、そのへんについてまず1点お伺いします。
次に2点目、このお金、全体的にいうと7対3ぐらいで、国が7、自治体が3という感じですが、清水町でいえば、そうするとこれは入札するわけですよね、指名競争とか、そうするとお金がたぶん少しは余るんだろうというふうに思うんです。余るという言い方はどうかな。1億3,000万円ぐらいの予算のなかでいえば、1億円ぐらいで全部ができちゃうかもわかりませんね。そうすると、その場合に7対3の割合ですね、全部交付金のなかでまかなえるのであれば、それでいいということになるのかどうか、この2点についてお聞かせください。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 1点目の関係です。確かにこの交付金の制度要綱になかには、そういう細かいことは記載がされておりませんけれども、国から示されました資料の細部には、地元の中小企業が受注できる事業に絞るということがきちんと明記されておりますので、これはやはり地元の方にいい仕事をやっていただくということで進めさせていただくというものでございます。
次に2点目の関係ですが、確かに1億2,400万円に対して9,700万円ですから、約78%ぐらいが交付金で、予算等で事業を組まさせていただきましたけれども、これが仮に入札の結果、この9,700万円が1億で済んだということであればそれはそれでかまいません。要するに97,481,000円以下でもいいんです。ただ、入札結果で以下になると、それだけ町にお金がこないということですから、それが入札割れしないように、予算計上をしたほうがいいという指導もございましたので、こういう予算の検索をさせていただきましたが、交付金、これが下回っても、それは構わないということでございます。
○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 国からの指示でそうなっていると、それならそれでいいんですが、そういうことも含めて、わかりやすいような資料を出していただけたらと思っております。それでなければ、基本的な部分がおかしくなってしまいますからね、できるだけ安いところに入札をするんだと、そうしなさいと指示をされているというか、教えられているということであれば、それはそれでしかたないとして、そのわかるような資料を出していただきたかったなというふうに思います。
それから、9,700万円以下でということを言っているわけではありませんよ。例えば1億1,000万円ぐらいで、全体ですよ、全体で1億1,000万円ぐらいになったら、町の1,000万円の持ち出しで済めば、そういうことで、1億3,500万円の事業が例えば1億1,000万円ぐらいで済んだとした場合に、国がこの9,700万円ですか、この超えた部分ではなくて、その9,700万円のなかにも超えた部分が削られるのかどうかということを伺っているんですが。わかりますか、意味が。そういうことです。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 失礼しました。ここで言うべきものでもないのですが、1月15日の議員協議会でも若干説明をさせていただきましたが、今回の交付金の概要のなかでも、地元の部分をきちんと説明をするべきだったと、もっと説明をするべきだったというふうに思っているところです。その手法については、研究をさせていただきたいと思っております。
この比率が適正なのかどうかというのは、まったく別の話で、入札の結果、1億に下がったから、交付金が下がるというものではありません。額が示されておりますので、この額内で収まればいいということでございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第2号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。