北海道清水町議会

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平成22年第2回臨時会(2月10日_日程6)

○議長(田中勝男) 日程第6、議案第3号、工事請負契約についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春)  議案第3号、工事請負契約について提案理由の説明を申し上げます。
 1、工事名 清水中学校耐震補強工事
 2、方法 平成22年2月4日、5業者による指名競争入札の結果落札によるものでございます。
 指名業者につきましては、河井ローダー株式会社清水支店、田村建設株式会社、株式会社北海塗装工業清水営業所、紺野建設株式会社、株式会社田村工業の5社でございます。
 3、契約金額 消費税込みで、49,770,000円。
 4、契約の相手方 上川郡清水町南4条西4丁目11番地1 田村建設株式会社 代表取締役 田村敏裕
 次に工事の概要について説明を申し上げます。先に配付しております資料をご覧ください。資料2でございます。
 清水中学校の耐震補強工事概要をご覧いただきたいと思います。まず、この表の資料2の1頁、この概要の表でございますが、左側が耐震診断の結果、右側が今回の補強工事の内容でございます。
 最初に3階建ての校舎、校舎棟でありますが、耐震診断結果は、耐震指標のIs値が0.7を上回っているのは3階のみで、1階と2階はそれぞれ下回っており、補強工事が必要となったものでございます。この補強工事の内容ですが、この補強工事の内容欄にAからDまでのアルファベットがついておりますが、このアルファベットが次の2頁・3頁の図面のこのアルファベット補強工事箇所と一致してございます。参照願いたいと思います。校舎1階はAとしまして、内壁に鉄筋コンクリートを耐震壁2箇所を新設します。更にCとして鋼板巻き立て補強を1箇所行います。Dは外壁の工事ですけれども、耐震スリット2箇所を新設し、柱の耐震性、粘り強さを高めます。2階はBとしまして、鉄筋コンクリート耐震壁2箇所を新設します。
 次に、2階建ての体育館でございます。耐震診断結果では1階・2階とも補強工事が必要となっております。資料では6頁・7頁になります。1階部分はDとしまして、外壁鉄骨ブレース接合部補強工事を2箇所行います。2階ではA及びBで外壁鉄骨ブレース8箇所の新設と梁などの14箇所を新設いたします。そのほか、屋根ブレースの耐力不足でC及びC´として屋根ブレース6箇所の増設をはかるほか、既存ブレース接合部の補強工事を行います。
 工期としまして、契約日より平成22年9月30日となっております。
 以上、議案第3号の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 1点だけお尋ねします。中学校の耐震補強工事ですが、学校施設がまさに安心して勉強できる施設に変わるということはうれしいことでありますが、この耐震工事をやる前と耐震工事を終了した後では、過去にあった大きな下にもありますが、十勝沖地震、宮城沖地震ですか、いろいろありますが、震度からみるとどのぐらいの震度に今後は耐えれるのかと、以前は震度がどのくらいなら危険だったけれども、今後は震度についてはこのぐらいなら十分に耐えられるものなんだという面で何かありましたら教えていただきたい。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 耐震基準の建物につきましては、震度6強程度の地震でも建物が倒壊しない耐震性が必要と言われております。したがいまして、今回資料1に記載の過去の地震、これはすべて震度5程度ですので、これを上回るものというふうに思ってございます。Is値が0.6を下回るものは耐震化をやるということでございます。文科省では0.7が補助事業の採択基準となっておりますので、これは震度6程度強の大地震に対しても建物が倒壊や崩壊する危険性は低いと言われております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第3号、工事請負契約についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。