平成22年第6回定例会(9月24日_日程5)
○議長(田中勝男) 日程第5、議案第75号、第5期清水町総合計画の基本構想についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) お手元の議案第75号、第5期清水町総合計画の基本構想につきまして、本策定を案といたしましたので、議会の議決を求めたいと思います。
頁数は14頁にわたっております。経過につきまして、主要な部分を時系列的にご説明してまいりたいと思います。大分長くなりますが、なるべく早めに申し上げたいと、このように思います。
策定委員会の経過等々については、資料に載っておりますので後ほどご覧いただければと思います。21年度・22年度にわたりまして、昨年の8月からスタートさせていただきました。さまざまな町民による今後の策定委員会、あるいは課長職による策定会議、課長職以外のプロジェクト会員並びに町民・中学生・高校生及び清水出身のふるさと清水会の皆様方にアンケートをご送付申し上げたところであります。
さらに、100人懇談会と申しまして、各種団体で100人の懇談会を開催し、町内14地域におきまして、あまり参加者はなかったのですが、ふれあいトークを開催し各分野からまちづくりのご提言をいただいたところであります。
計画の策定委員会は4つの部会に分けまして、4つの部会の皆様と私との意見交換をいたしております。私から、新たなまちづくり計画策定に向けての考え方、これから10年の方向性、行政の継続あるいは少子高齢化に向けての考え方を示し、その後、本格的な計画策定作業が始まったしだいでございます。
さまざまな各分野20回に及ぶ会合を開きながら、8月2日に策定委員会の委員長から私に報告をいただいたところであります。その後、策定会議を開き、原案といたしまして町民の皆様にパブリックコメントを実施し、9月3日から4回に及ぶ総合計画審議会に諮問いたしました。9月21日、一昨日でありますけれども、その答申を受けまして、今日の議会提案という運びになったしだいでございます。
基本構想につきましても、基本計画につきましても10年後の清水町をこんな清水町にしたいという、まちの将来像について町民の皆さんの思いを込めたキャッチフレーズについて、パブリックコメントの期間と並行して募集をいたしました。期待をしていたのですが、2件の応募しかありませんでした。第4期につきましては、皆様にご案内のように「自然と心が響きあうまち清水町」というキャッチフレーズになりましたけれども、その応募2件のうち1件の提案を採用させていただきました。策定会議におきまして審議・一部修正をいたしまして、「みんなで活き生き豊かさ育むまち とかちしみず」とさせていただきました。なぜ、最後に十勝清水を入れたかということになりますが、高速道含めて、これからのさまざまな人の受入れをしていくとか、観光面であるとか、清水町という名前であっただけでは浸透していかないということが対外的にございまして、JR・農協・高速道を含めて広い範囲で十勝清水とさせていただいたしだいであります。
配付させていただいております、議決を得るべき基本構想案でございます。併せて添付資料として計画案を出させていただいております。基本構想案と計画案は、第5期清水町総合計画の根幹となる部分でございまして、この期間は平成23年度から32年度までの10ヶ年であります。別途作成いたします、実施計画につきましては3年間をめどとしておりまして、毎年のローリング方式で見直すことといたしております。
次に、基本構想のご説明を申し上げます。最初に2頁・3頁をお開きください。このなかには、1番目として計画策定の目的を記載してございます。ここをお読みになっていただければ、ご理解いただけるかと思います。町民が心豊かに安心して暮らせるまちであるためには、将来像を明らかにしなくてはならない、町民がお互い支えあって主体的に住めるまちづくり、こういうことが必要であるということを示しております。
この計画は、ご案内のように、まちの総合的な指針をなすものでございます。計画の役割といたしましてはまちづくりの目標を定め、実現のために町民の皆様や行政が責務・役割を果たして、まちづくりをしていくという方向性を示したものであります。
3番目の計画の特徴といたしましては、構想に方向性が示されておりますので、大綱を定め、重点的な施策の体系を示しているところであります。
最後に、まちづくり基本条例との関係でございます。基本条例では、町民がまちづくりに参加していくという実践をうたっております。そういう意味で、手作りの計画を目指して、策定をしたということを掲載しているところであります。
次に4頁をお開きください。先ほど申し上げました計画の構成と期間でありますが、平成23年から32年度までということになっております。先ほどのご説明のなかに体系図で基本構想・基本計画・実施計画とさせていただいています。基本計画の実施計画につきましては、一番下段になりますけれども、3年ごとに実施計画を組んでいくことになりまして、毎年度ローリングしていくかたちになります。
次に、5頁から7頁は本町の主要課題を載せてございます。これは各分野の現況と課題のなかから優先的なものを取り上げて、8点に絞らせていただいております。1番目には「自然環境と農村景観の保全」、2番目には「安心・安全で快適な生活環境」、3番目としまして「自分たちの健康を自ら守り町民が交流しあうまち」、4番目は、「高齢者が元気で活躍するまちづくり」といたしております。5番目に地域ぐるみで子育てをしていこうということで、5番目に「地域ぐるみの子育て支援」です。6番目には「生きる力を育む教育」ということで、学校教育のみならず、社会の皆さんも学ぶ意識を高めていく事業展開をしてまいりたいと考えております。7番目には、「町の特色を活かした産業振興」であります。農産物を含め、付加価値を高める、あるいはクリーン、新たな観光も含めた産業をしてまいりたいと考えております。最後には、基本条例にあります、町民と皆様との同一観念をもった、そして、同一共通理解をもったまちづくりをしていきましょうということで「町民との協働とコミュニティ」です。
次に、まちの将来像ということで、ここにこういうかたちで記載させていただいております。先ほど「みんなで活き生き豊かさ育むまち とかちしみず」とさせていただきました。左側に解説をしてあります。みんなでとは、町民のみなさんが参加しあう機運の醸成をしていきましょう。活力の「活」は、活力のある産業や町民が元気に、多方面で活躍する機会の拡充です。「生きる」は、健康で安心して暮らせる生活環境の充実です。「豊かさ」は、心の豊かさや思いやり、経済的な豊かさの充実を図ろうです。「育む」とは振興と成長と情操であります。最後に、前段でも申し上げましたけれども、「とかちしみず」は、十勝圏域での連帯と一体感を持っていこうというような考え方であります。
分けてある三角の一番最後には、清水町まちづくり基本条例に基づいて、情報共有・町民参加・責務というかたちにしていただいたところでございます。
次に、第4期までは、人口の目標ということをいっておりましたけれども、今日の社会情勢から考えまして、さらに国立社会保障・人口問題研究所が行なった全国の市町村別、将来人口の推計がございます。それを参考にさせていただいたところであります。目標年であります、平成32年度につきましては、人口問題研究所の発表では、本町の人口は8,818人と推定されているところであります。今回、さまざまな意見のなかで議論をさせていただきまして、結論的に概ね、9,000人を目標にすべきではないかというようなことになったしだいでございます。
この背景には、減少する人口動態・子どもの出生率というようなものもあります。そういった環境整備をして、さらに支援策を重ね、産業振興を含めて定住につながる施策の実行に努めていきたいということで、最小限に抑えて9,000人と想定したところでございます。自治体によりましては、現在よりも増やすというようなこともありますが、実態的にみて9頁の一番下のように、22年と32年の10年の違いでありますが、このような状況になっているところであります。
まちづくり施策の大綱になるわけであります。大綱につきましては、目標ということで、この5つを掲げさせていただいたしだいでございます。それを、12頁・13頁では施策の体系といたしまして、各編に分けて、各編のなかの章ということで、5編までさせていただいているところであります。以上が構想の計画案でございます。
次にお開きいただきたいのは、資料でございます。基本計画案のほうであります。目次をご覧いただきたいと思いますけれども、基本計画案は、先ほどの構想に基づきまして、第1編から第5編までになっております。この策定結果から名簿一覧表までがこのなかに収まっているところであります。
基本計画案のほうも合わせてお示ししたいと思っております。1頁には先ほど申し上げましたように、第1編では第5章までございます。その次の頁に第2頁から1編の第1章というかたちになります。1では現況と課題ということでございます。
全ての現況なり課題で集約するのに大変でございますので、非常に文章が長くなるということから、このように絞って現況と課題を出しているところであります。
次に、基本目標です。ここにはそのなかの、現況と課題のなかの課題を拾って1・2・3・4というかたちにさせていただいております。また、基本目標の指標はさまざまあるわけでございますけれども、概ね、このような資料をもちながら年度にあわせた指標づくりをしていこうということです。最後の評価の部分にもかかわっていくのではないかということであります。
3番目が、展開する施策の例ということでありますから、施策はたくさんありますけれども、主だったものを例としてあげてございます。ここでは、自然や景観の保全・環境意識の向上・循環型社会の形成・省エネルギーと支援エネルギーの推進ということになっております。近くに囲んでおりますのは、用語のなかでどのようなものかということで、注1としております。自然や景観の保全のなかで、今後起こりうる環境リスクということでございますが、これをもとに掲載をさせていただきました。
第2章は4頁に入りますけれども、「すべての世帯が交流し住みやすいまちづくり」ということで、世代間の交流を図る、まちの賑わいの創出、高齢社会でございますから、市街地に必要な機能の集積というまちなかへの移住の促進・コンパクトなまちづくりの推進や安心して暮らせる住環境整備、新しい交通システムの構築を考えたところでございます。
次の6頁から7頁にかけましては、「緑豊かな森と水に親しむまちづくり」ということで、ここにさまざまな目標をさせていただいているところでございます。
8頁・9頁につきましては、消防救急体制の充実ということ、あるいは犯罪や事故のないまちづくり、そうした被害の未然防止策、救急など主だった内容としております。
10頁から11頁にかけましては、生活環境の上水道・下水道・道路網・その他の生活環境の課題をここで記載し、これを進めていこうということでございます。
13頁をお開きください。ここでは第2編ということで、主に健康・安心ということを主体としております。
14・15頁からは健康意識の向上、地域ぐるみでの生活習慣の身につけや実践、医療関係の維持を掲載しております。
16頁・17頁は高齢者の社会参加がこれからますます重要になってくるのではないかということを記載しているわけであります。そして、安心して暮らせる高齢者福祉サービスの提供をここに記載したしだいであります。
18頁・19頁につきましては、障がい者が健常者と一緒になって、家族だけではなくて、地域社会で支えあっていこうという内容でございます。
20頁・21頁につきましては、「すべての世代が交流し支え合うまちづくり」として、皆がやさしい関係にある、あるいは福祉サービスということもここで記載させていただいてございます。
22頁・23頁につきましては、子育て支援体制の充実や、地域ぐるみで子育て世帯に応援をしていくまちづくりをいたしましょうということでございます。
24頁・25頁は、「安心して暮らせるまちづくり」ということで、生活困窮者あるいは自立支援ができる体制づくり、健康的に働ける環境づくり、人権問題でありますけれども、尊重する社会の独立ということを記載したしだいであります。
27頁につきましては、「新しい時代を担う人材を育むまちづくり」といたしまして、28頁・29頁に家庭・学校・地域、次世代を担う子どもたちの生きる力の育み、家庭・学校・地域が一体となったまちぐるみで学ぶ環境を行政がしてまいりたいと考えたしだいであります。
30頁・31頁は、伝統文化や芸術文化の機会の創出により、住民が誇りや愛着を深めながら、先人が育んできたものを守っていきましょう、伝えていきましょうという考え方であります。
32・33頁につきましては、心身ともに健康を深めるためのスポーツレクリエーションという環境づくりをしてまいりたいと考えております。
34頁・35頁は、町民の皆様が、お互いに持っている力をいかして学びあう、教えあうという生涯学習のまちづくりの推進、異文化等の交流を通したまちづくり、学びの成果をまちづくりにいかすことをここで述べているところであります。
次に、第4編の37頁から39頁につきましては、安全・安心な農産物の生産の推進、資源・環境または農業の推進、健康な土づくり、緑豊かな農村環境を守ってまいりましょうという施策事業でございます。
40頁・41頁は、経営基盤の確立、後継者の働きやすいまちづくりをしていきましょうということでございます。ここに、農業を支える担い手の育成強化を進めていかなければならないと考えているところであります。
42頁から43頁にかけまして、農産物や加工品を新たに考えて、工房または農産物の事業所の誘致強化をするとか、あるいは、新しい考えを持ったなかで起業する人、コミュニティビジネスということを考えたところです。
44頁・45頁は、商業の活性化になります。今、大変小規模商店におきましては厳しい環境にいるわけであります。さまざまなつながりを持ちながら、商業の集積を図りまして、高齢者等が身近で買えるものをこのなかに折り込むと同時に、新たなサービスシステムを構築していく必要があるだろうということをしていかなければならないという項目でございます。
46頁・47頁につきましては、本町がもっている資源をいかして、産業・経済と結びつけなければなりません。そういう意味では、町民それぞれがみんなで学び合う体制づくり、他の自治体と連携しながら、広域連携をしながら観光振興やグリーンツーリズムあるいは景観、食といったものと連携して観光産業と効果的な活動を進めるというような内容でございます。
第5編に入ります。49頁以降、50・51頁でございます。ここは、まちづくり基本条例に基づく協働のまちづくりを掲げております。ともに男女共同参画社会ということで、男女がお互いに尊重し、助け合って活躍できる社会づくりをしていこうということでございます。
最後のほうになります。52頁・53頁です。ここでは行政運営を掲げております。より透明な行政執行と計画的な行政運営・財政運営をしていかなければならないということでございます。
最後になります。広域行政の推進といたしましては、今後、起こりえる近隣町村や十勝全体の広域行政をこのなかで進めてまいりたいと考えたところでございます。
以上、昨年の6月に庁議決定をいたしまして、その後、直ちに策定会議・委員会を設置いたしまして、さらにさまざまな機会があるごとに町民と意見交換をいたしまして、手作りの計画内容になったしだいでございます。
今まで第4期までは、それぞれ大学等々の先生方、それぞれの専門家が入っての計画書づくりでありましたけれども、住民基本条例に基づきまして我が町におきましては、町民の手で作り上げようということで最大の努力をしたところでございます。
札幌国際大学との提携を結んでおりますので、先生が1名、アドバイザーとしてさまざまな意見を頂戴し、講演会も行って、みんなが共有する立場に立ったうえでのこのような計画案になりました。
議員のみなさんのご理解をいただき、議決をいただきますことを心からお願い申し上げまして、説明に代えさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 昨年の8月から1年がかりという大変な作業で、一般町民の公募、課長補佐以下の職員含めて大変な作業であったろうと思います。これだけのかたちを町民が主体となってつくったところもないのではないかと思います。したがって、この計画については、いかにこれから町民が主体となって、協働のまちづくりという高い精神に則ってまちをつくっていくことについて、本腰を入れてやること以外ないのではないかという気がいたします。携わった方々に敬意を表したいと思います。
2点ほどお尋ねをします。3月の段階で問題提供がされました。例の専門委員のみなさんの関係です。3月の段階では、構想から入れないとだめだということで、町長は特に自分が町政を担って初めてつくる計画だということも強調されておりました。この計画のなかに、現在3名の方を委嘱しておりますけれども、この3名の方々の調査研究をされた部分について網羅されているのかどうかについて、まずは1点お尋ねいたします。
もう1点ですが、構想・計画・実施計画というかたちになるのですけれども、実施計画が毎年3年間の計画で、計画されて今年の段階でも、なかから事業を実施されているわけです。来年度の3年間の実施計画を策定するにあたって、今年つくってきた3年の実施計画について、このつくられた計画に則ってやるならば、相当手を加えなくてはならないというところがあると感じているのか、今までと開きはないのではないかと考えるのか、このへんについての現状の考え方のお尋ねをさせていただきます。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) お答えしたいと思います。
先ほどの1番目でございます。構想というよりも計画そのものに専門委員の意見を取り入れたかというお話でございます。この件につきましては、専門委員とそれぞれお話しをさせていただきまして、私の考えに助言をいただくということになっておりますので、当然、私がこの計画の構想案を出すわけでございます。そのなかに、文言的にこのへんが欠けていないかどうかの意見を聞いたなかで入れているところでございます。
その結果、この構想案・計画案につきましてはいずれも人づくり、産業の経済活性化の部分に提案されておりますので、なんらこの意見をいただいたものに若干の追加はありますが、実施計画及び今後の構想・計画案を見直ししていくなかで、さらにいかしていきたいと思っております。
現在までに、人づくりにつきましては、このなかに欠ける部分もありますが、具体的な実施内容の面で、これを取り入れていきたいと思っております。産業面でもそのような考え方でいるところであります。
この計画案のなかで、実施計画に不足する部分が出てくるのではないかということです。先ほどの前段で申し上げましたけれども、1年ごとのローリングで行いますと言っております。したがって、社会や町の緊急課題、不足するものが出てきた場合には、見直しをしながら実施計画に折り込んでまいりたいと思っております。
先ほどの前段で私の考えを申し上げましたのは、行政は継続であると言っております。第4期で積み残された分があるわけでございますから、その部分を重ね合わせて、新たな視点でいかなければならないと思います。今年は第4期総合計画の仕上げと、来年度に向けての将来の問題がありますので、重ね合わせるような、一番難しい状況のなかにあると思います。継続性もありますので、その部分はご理解いただけるかと思います。
○1番(原 紀夫) 終わります。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
7番、奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 新たなまちづくり計画を策定するにあたりまして、昨年の3月に一般質問で、住民総参加で夢のある未来思考型のまちづくりをということで質問をさせていただいたところです。そういうなかで、計画の策定委員を募集するにあたって、どのようなかたちですかとお伺いをしたことがございました。そのなかで町長は全員公募するとおっしゃっておられました。この経過をみてみますと、17名の応募者がいらしたということなのですが、そのなかで16名を選任されたということでございます。1名を選任できなかったという理由があったのかどうかお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 企画課長。
○企画課長(中島弘志) 1名の方は、町の他の策定委員になっておられましたので、遠慮していただいたという経過がございます。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 了解しました。
そういうなかで、今回の第5期総合計画は町民がこぞって手作りに参加したということがよく伝わってまいりました。時々ブログなどにも今回の部会で行った議論なども掲示されたということもあり、町民・職員が一緒になった力というものが今後のまちづくりに、大きな第一歩を踏み出したのではないかと思います。
非常に立派な計画書ができました。そのなかで、これをどのようにこれから具体化してまちづくりを進めるかというのも大きな課題だと思います。さらに、まちづくりに住民を巻き込んでいくようなかたちにしていっていただきたいと思います。その点、町長も一生懸命、私の昨年の3月の質問に答えてくださったということもありますので、これから、いかに町民を巻き込んでいくかと、町長は考えてくださっていると思いますので、そこらへんのことで、もしありましたらお答えしていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) いつも議会でご意見をいただくのは、今、町民を巻き込んでと言っておりましたが、町が主体となってと聞こえてしまうのですが、そういうことも必要だと思います。
私は、町民の皆さんが主体的に進めていくことが、この町を持続し、発展をしていくことの大きな原動力になると思うのです。その集団の塊を従来は1つの大きな組織でできたやつ、伝統を守ることは非常に大切ですが、それ以外にサークル的なものが生まれてくるのではないか、それは横と縦を結んだなかに行政が調整役として側面から応援していくことをしていくことにより、まちづくりが一歩ずつ現在よりも進めていける体制づくりをしていかなくてはならないのです。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで、質疑を終わります。
○議長(田中勝男) おはかりします。
ただいま議題となっている、議案第75号、第5期清水町総合計画の基本構想については、議長を除く12人の委員で構成する、総合計画審査特別委員会を設置し、これに付託のうえ閉会中も審査する審査終了までの継続審査としたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第75号、第5期清水町総合計画の基本構想については、議長を除く12人の委員をもって構成する総合計画審査特別委員会を設置し、これに付託のうえ、閉会中も審査する審査終了までの継続審査とすることに決定しました。