北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成22年度予算審査特別委員会(3月18日)

○委員長(中島里司)ただいまの出席委員は12名です。定足数に達しておりますので、これより本日の委員会を開きます。 (午前10時00分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


○委員長(中島里司)
これより一般会計関連条例の審査をします。
 議案第19号、重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についての審査を行います。それでは、改正内容について説明願います。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)保健福祉課長の阿部でございます。よろしくお願いいたします。
 議案第19号、重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明を申し上げます。
 重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を次のように改正する。
 第2条第1項第1号中「若しくは小腸若しくはヒト免疫不全ウイルスによる免疫」を「小腸、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫若しくは肝臓」に改めるものでございます。
 附則といたしまして、この条例は、平成22年4月1日から施行する。
 この内容につきましては、昨年12月24日に国の身体障害者福祉法施行令の一部改正がなされ、肝臓機能障害が新たに身体障害者の認定基準に追加されたことにより、本条例に、肝臓障害の1項を加えるための条例の一部改正でございます。審議の程よろしくお願いをいたします。
 以上、議案第19号、重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明といたします。

○委員長(中島里司)これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで質疑を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)
これより第3款、民生費、82頁から109頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)保健福祉課長の阿部でございます。
 第3款、民生費関係の保健福祉課関係の予算の部分につきまして概要説明を申し上げます。
 冒頭に、副町長から説明がありましたように、民生費総額で1,243,968千円、本年度一般会計のうち民生費関係で19%を占めます。これを前年度と対比いたしますと、193,676千円の増加となっております。これらの増額の主なものにつきましては国からの交付金子ども手当等の創設分で、約90,000千円の前年に比べ増額となってございます。さらに介護基盤緊急整備事業補助金で77,350千円の増額。さらに介護施設転換整備補助金で12,000千円の増額によるものが主なものでございます。これらの福祉関係の予算を一般財源ベースで、昨年と比較して見ますと、約19,000千円の増でありますが、その主なものにつきましては、前年度予算との比較でありますけども、1項1目の3節19の30で社会福祉協議会補助金がありますが、これにつきましては一般職員2名の事務職員の補助から、事務局長人件費の補助が加わりまして、前年度対比2,571千円の増大となっているところでございます。同じく1項3目老人福祉費でございますけども、細節28の10、介護保険の繰出金として、昨年度よりも8,637千円の増額となっているところでございます。
 4目障害福祉費に入りまして、自立支援給付事業の細節20の10、障害者自立支援給付費で4,710千円の増額。同じく4目の障害者支援事業細節20の12で障害者給付金の4,032千円増額が主なものとなっております。
 更に5目の在宅支援費でございますけども、緊急通報システム設置関係で3,660千円の減額があるところでございます。私のほうからは以上です。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)児童保育センターのセンター長の佐藤です。よろしくお願いいたします。
 私のほうからは、児童保育関係の予算ついてご説明を申し上げたいと思います。
 98頁から99頁の児童福祉総務費につきましては、前年度当初予算に対しまして9,729千円の増となっていますが、これについて主に職員の人件費の増でございます。
 続きまして99頁から102頁、保育所運営費につきましては、これも主に職員人件費の減額。更に御影保育所の屋上防水工事を新たに工事を行う予定でございますので8,863千円の増額になりまして、差し引き2,015千円の増となってございます。104頁から106頁、へき地保育所運営費でございますが、前年度当初予算に対しまして、4,993千円の増となっておりますが、これも職員人件費の増でございます。
 106頁から107頁きずな園の運営費につきましては前年度とほぼ同額を計上してございます。
 107頁から108頁が学童保育所運営費でございます。これにつきましては、前年度までは児童館費として計上してございます。今年度より学童保育所が小学校に移転して運営することになりましたので、学童保育所運営費として新たに計上してございます。そのことによりまして、前年度計上の小学校改修費、それと児童館の管理費等で6,704千円の減となってございます。以上、児童保育に関わっての予算の説明とさせていただきます。よろしくご審議の程お願いいたします。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)順次お尋ねをいたします。1点目につきましては、シルバー人材センターの関係で83頁です。今年、政権が代わりまして、動きとして、シルバー人材センターに対する国の助成含めて、かなり手をつけるのかと、そのような動きがありましたので、心配をしていたわけです。今回、提案された数字を見ますと昨年度と同額ということですので、昨年同様、国のほうの変更もなく対応できたのか。また、あちらのほうは減らされたのだけれども、町としてはこういう対応をしていると、この辺はどういうことなんでしょう。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 福祉グループ主任。

○主任(中村富志男)福祉グループ主任の中村です。よろしくお願いいたします。
 ただいまの委員のご質問ですけども、国の制度改正で補助の枠が変わりました。ただ、清水の場合についてはその枠の中におさまったということで、現状維持ということで確認しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)説明の欄の、社会福祉法人の社会福祉協議会の補助金の関係ですが、昨年に比べて20年度の決算に比べても300万ほど上乗せをされております。こういう時代ですから、社会福祉関係についてかなり広範に手を入れるという面もあって、人件費を含めて色々とかかるということで、助成、補助金を出しているのかとこんな気も若干するのですが。上乗せをしている明確な理由がありましたら説明を願いたいと思います。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)この部分は先ほども説明しましたように、今までは事務局長を役場職員から派遣しておりましたけれども、新年度からは社会福祉協議会の職員として事務局長を採用することになり、その部分の人件費として上乗せをしたところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)今まで、町から派遣しておりましたが、その派遣は今後しない。その分こちらの助成金で増額をしたと。かたちとしては職員を派遣していないだけでその賃金的なものを助成したということですね。そうなると、事務局長については替わる、派遣はやめるということによってその方が、町外へは行かないで戻るということになるわけですね。あとは社会福祉協議会の中で、町が介入も何も全くないなかで、むこうで行われると、このように理解してよろしいのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)ここの部分につきましては、事務局長ばかりではなく、事務職員他の2名につきましても清水町の補助金でまかなっているところでございます。そういうことも含めまして、うちも話し合いをして、そういう人がということで、補助金を決定させていただきます。基本的には、社会福祉協議会からの色んなことの補助申請がありまして、それに対して町長が許可して補助を決定していくという流れになっているところにございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)今、言われました部分を含めて、指導的なことだとか助言的なことであるとかそういうことは町として、町から派遣している部分がありますから、そういうこともやっておられるのかなという気がいたします。今後、やっていたとすれば、その方向は依然として同じような方向になるのか、今後、若干変わって、社会福祉協議会が極力独自で、独立したようなかたちでやっていくというようなかたちになるのか。この辺はどうなんでしょう。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)今も独立した社会福祉法人でございますので、今までも独立してはおりましたが、先ほどの補助金の関係等もありまして、指導等も含めてしてきた経過がございます。一緒に福祉関係の町内の事業を進めていくというある意味では協働の事業体でもあるのではないかということで、一緒にやっていく部分と指導していく部分と、両方持ち合わせていると判断しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)補助金を出しているということで、その他の事務職についてもそういう事を言われておりました。一連のなかで、昨日あたりも天下りであるとか、色んなことで大変色んな議論が出ておりましたけども、この部分について、人事面で町がこういう適任者がおりますよということを含めて、今後、この人が適任だからこの人使ってはどうですかと、こういうこともあるわけですか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)適任な事務局長を探すのは、本当の適任者という意味で、色々な人選をしなきゃならない場面のなか、話し合いだとかそういったことに応じてする場面は多々あります。最終的な判断については、うちらが補助金を出すといえども社会福祉協議会の予算の中で会長が決定していくものでございますから、話し合いの中でそれらの決定に基づいて我々は補助をしていくということになってくると思います。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)社会福祉関係の仕事に携わるということは、それなりに社会福祉についてのかなりの広範な知識だとか、資格等があればより活動的にも、指導的にもいい効果が表れるというような気がいたします。そういうことというのは、事務局長であれ事務職員であれ、過去の採用等について資格を持っている人を優先的に採用するとか、そういうことはあるのでしょうか、ないのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)事務局長ですので普通の協議会の事務といいますか業務を推進する中ということではなくて、事務を束ねるということですので、特別の資格ということはありません。やはり色んな意味のなかで豊富な経験を持った人ということが採用の一番の条件になってくるのではないかと判断しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)85頁です。昨年も言ったような気がするのですけども、敬老会の関係で重ねてお尋ねをいたします。私は昨年、楽しみしておりましてご招待をいただきましたけれども、ちょうど議会の関係がございまして、私の質問に対して、お尋ねの部分があって私のところにお見えになっていたことがあり、出席できないということがありました。残念に思っております。終わった後、私のところに色々な声があり、何かなと思ったのですが、饅頭です。食べ物の恨みというのは結構シビアなものでありまして、去年もお尋ねしたときに、400個か500個は持ち帰っているという話がございました。予算書と去年の評価し、物を見ても、毎年同じような数が、敬老会に参加しないで、饅頭だけを持って帰って終わりというかたちがあるわけで、どういうことかと言いますと、会のなかで余興的なものがあると思いますが、老人クラブ等にも要請している部分があると思います。そのかたにも、饅頭程度はくれても良かろうというような声もありました。出る人が、美容院へ行ってお金をかけて、着物を着て色々な配慮をしている。全くそういう配慮も何もしていただけない。来年から出るのをやめたと私に言わないで担当者に言ってくださいと申し上げたのですけども、あんたなら言ってくれるだろうと、こんなことがありました。「いいですよ。」と以前も言ってありますので、私は、敬老会の持ちかた含めて、もう少し検討したらよいのではないかということは申し上げているんです。という話をしておりました。今年、若干変わったかたちで財政的にもゆとりがあるという事を言われてきております。かなりこの部分について趣向を凝らしたような企画をされてと思って期待をしていましたが、どうもそんなことが見受けられないということで、この辺について今年、まだ日にちもありますので、気持ちよく敬老会を行うことから配慮すべきではないかと気がするのですが、どうでしょう。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 福祉グループ主任。

○主任(中村富志男)ただいまの委員のご質問ですけども、従前は出演者やボランティアの方についても用意した饅頭等をお配りした時期がございました。近年、財政的な面もありまして出席者と該当者についてお配りしていたところです。今の委員のご意見なんですけれども、今年も9月に予定していますので、その時期までに内容等を精査いたしまして、事務的なことで、出来ることについては取り組んでいきたいと思っております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)前向きなお話をいただきましたのでよろしくお願いをしたいと思います。
 頁数の90頁。先ほど課長から説明がございました。緊急システムの関係ですが、以前はかなり高額な費用が投入されておりまして、その使用方法等についても若干、色々と言わせていただいたことがございます。現在は直接、消防署に直結しているということで、そちらから手続きが取られるという形になっております。このシステムに切り替えた以降、変えてよかったなというのか、以前のほうがよかったというのか、この辺はどうでしょう。

○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)保健医療グループの小笠原です。よろしくお願いいたします。
 昨年の10月に切り替えを終了して、10月から新しいシステムのほうで開始させていただいています。台数のほうとしては95台で若干減ったのですが、誤報が減ったとか、消防署が1番の通報先になったということで消防には本当に多大なる協力をいただいているところです。一番は誤報がかなり減りまして、そういうガスセンサーの誤報等が減りまして、利用については非常に効果がある。使用方法については対象者が高齢者ということもございまして、再三、昨年もお話がありましたように、何回も使用方法については徹底をする必要があると思います。同じように民生委員さんに協力していただいて使用方法を説明していただいたり、町としても年に2回ほど確認のためにご本人のところに通知をしたいと考えています。以上です。

○委員(原 紀夫)かなり頑張っておられるということが、ただ今の答弁で理解出来ました。このシステムを入れてから、このお陰で重症になるところが軽症になったとか、あるいは命拾いをしたとかそういうことはあったのか、なかったのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)10月からシステム変更した後で緊急で出動した件数は1件となっております。これは本人が、心臓が苦しくなられて自分で通報をした経過があります。おかげさまで大事に至らず数週間で退院されております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)いろいろと、我々含めて年寄りというのは、結構、大変な扱いをしないとならないところがあろうと思います。かなりご苦労は察して有り余るところがございますので、今後も大変だろうと思いますけど、重ねてのご苦労をお願いしたいと思います。
 頁数が100頁です。失礼しました。101頁ですね。通所タクシーの関係です。これは平成23年でしたか24年でしたか、廃止というような気がしたのですが、これは何年に廃止ということなのか、この辺を。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)保育所タクシーの件でご質問がありましたけども、昨年も委員からご質問があった内容かなと思います。23年度に廃止というのは実行プランの行革のなかでそういう方向性が出されていたのですが、当面、23年度という部分については必ずしもそれで、実施するわけではないという話は、昨年させていただきました。実態として24年度までは、進めていこうという考えでございます。保育所の今後の運営からトータルで考えていかないといけないと思っていますので、新年度に向けて全体の中で保育所タクシーの運行についてどうあるべきかという方向性も含めて検討してまいりたい。先ほども言いましたように、当面、24年度までは継続を考えてございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)23年であったのが必ずしもということ含めて24年以降になんとか努力をという話ですが、理由としては、子どもの減少と通所タクシーに乗るお子さんが少なくなってきていることも、原因に入っているのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)現実に児童数というのは、若干減ってきている推移をしてございます。今後、そういうような部分もありますが、へき地のほうから保育所に通われるかたのために走らせています。全体の中で方向性を今後も考えていく場合に、トータルで保育所の在りようと、保育所タクシーの在りよう、当然、保育所タクシーについて廃止の方向とかそういう部分になりましたら、保護者とも協議をする中で進めていかないとならないと思います。何らかの廃止の方向が出ましたらそれに代わるような話し合いというのが出て、それに代わるような内容も検討していく必要があると考えてございます。必ずしも児童数が減ったから行うということではございません。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)通所タクシーの利用者の負担金が432千円。かかる委託料が6,864千円。相当、町民の目から見ても、高額だということが、以前から私も言われているのですが、1つの案として、朝、東団地から町営バスで子どもさんを送り迎えしております、このバスを有効的に活用したら、減らせるだろうという声があるのです。考えて努力したらなんとかなるという事を含めて考えられないことなのか、考えられることなのか、この辺はどうでしょう。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)スクールバスが東団地のほうから走っているバス。このバスのついては、かなり老朽化されているようなバスを朝だけ運行されているのかと思います。これについても、いつまで利用できるか、かなりの走行距離もあります。それともう1つ、若干、難しい判断をします。そのバスを限られた時間の中で子どもたちをかなりの地域から町内の保育所のほうに運んでいますので、遠いところであれば40分・50分という単位で走らなければならない状況にあろうかと思います。現在、タクシーについても、路線的には7路線。バスについても3台で走っていますけど、そういう状況に中でも45分から50分という長い時間、子供たちを乗せている状況です。それを1台のバスで全地域を回ることになりますと、子どもたちは耐えられないと思います。お話のなかのスクールバスを利用するという部分では、担当として難しい問題だろうと考えております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)バスがかなり古いバスであると。路線的にも広範なところを40分から50分小さいお子様をぐるぐる乗せて回るというのはなかなか大変ということですね。言われてみると、なるほどという気がいたします。しかし、こういう制度をとっているというのは、そうあまりないのではないかと私は理解しております。私の孫も隣町にいますが、町から6キロくらいのところを毎日1円も何もなしで日々、通っているのを見ると、清水町は、そういう面で町長もお話しております。保育を含めて非常に手当ての厚い町だということがつくづく感じたところでございまして、町民感情からすると、もう少し、沢山負担してもらったほうがいいという人もいますし、財政的に明るくなったから良いと言えばそれまでですが、そういうことは常日頃から町民のなかでも言われているところであります。
 今、言われた事を総合的に見ると、古いバスで小さいお子さんを乗せて40分も50分も耐えられるか耐えられないということになりますと、子どもさんにあまりいい影響を与えない気がいたします。今後そういうことを言われたときは、私も今、言われた事を受けて、こういう状況にあるということで理解して欲しいと言おうと思いますけども、町としても今後2・3年先は廃止というような方向も考えではありますけども、そういう事を含めて検討していただいて、出来ることであれば長く続くように、私は子どもさんの親として助かるわけですから越したことは無いわけで、深まりのある検討をお願いします。
 107頁です。学童保育所の関係ですが、これも同様に目玉として今年、1銭ももらわないでやる。これもまた、子育てに関係して温かい配慮をしている部分であります。これは、急遽1年間、今年だけはタダにするけども、来年からはもらわなくてはならないとか、そういうことは今回無料にした中で、検討されていたのかどうか。余地というのはあるのかどうかこの辺はどうでしょう。町長でも、総務課長でも結構ですから。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)予算の前の会議で昨年、この問題についても協議をしたところでございます。管内、大小はありますけども、学童保育に関わっては料金をいただいているという経過がございました。いただいているのですが、中学生まで医療費無料にするということがございまして、私としては、そのどちらを選択するかという事を考えております。結果、中学生まで行き、今年度の財政予算状況から見ると、かなりの額が医療費のほうに投入しなければならない。子育てという観点から、学童保育に関わっては従来どおり、私の任期中は少なくとも無料で子育て応援をしたいということでの考えに至ったところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)町長の任期中ということですから、当分の間無料になるということであります。多分、お父さんお母さんは喜ばれることだろうと思います。学童保育の中身なんです。保育する中で、保育所であれば、おやつがあったり飲み物があったり色々あるのでしょうけども、そういうものというのは、自分で持参してくるということになっているのでしょうか。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)児童保育係長の高金でございます。よろしくお願いいたします。
 学童保育所のおやつにつきましては、学童保育所の父母会が中心になりまして、運営をするかたちになってございます。父母会で毎月2,000円のお金を徴収いたしまして、その中で毎日のおやつを準備して保育士が3時半ないし4時におやつを出しているという状況になっております。

○委員長(中島里司)次の質疑ありますか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)確認や何かも含まれますが、よろしくお願いいたします。86頁になります。老人福祉費でございます。その中に介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金というのがございます。もう一つは介護療養型医療施設転換整備事業というのがありますが、この32・33の中身を教えていただきたいというのがです。お願いします。

○委員長(中島里司)福祉グループ主任。

○主任(池守輝人)福祉グループ主任の池守です。よろしくお願いいたします。
 介護基盤緊急整備等特別対策事業の中身なんですが、昨年、厚生省のほうから新しい事業として提案されてきた事業でございます。施設が足りないので、緊急的に増やしていきましょうと定額補助金を出しますということです。今回、うちで受けているのは、グループホームに対して18,000千円、それと小規模老人保健施設、診療所等がやっている事業です。これについて43,750千円ということで、定額補助で入っています。これ以内であれば100%補助になるというような事業です。あわせましてそれらの施設も開設準備経費ということで、更に助成が入ってきてございます。これについては、常設分に対して一床あたり600千円の定額でございまして、グループホームで5,400千円、小規模老健で10,200千円の定額補助が入るというような補助でございます。
 一応、介護基盤のほうだけ説明させていただきます。転換のほうはグループリーダーからお答えします。

○委員長(中島里司)福祉グループリーダー。

○グループリーダー(松浦正明)福祉グループリーダーの松浦と申します。よろしくお願いします。
 転換の交付金につきましては、御影診療所の介護療養型の転換に関わる部分で、平成21年度基準単価であります一床あたり100万かける12床ということで12,000千円を予算化しております。先ほどと重複しますけど、介護緊急基盤のなかで小規模老人保健施設43,750千円につきましては、御影診療所で建てる29床の内転換が12床、その差し引き17床が増床というかたちになります。それに対して定額で43,750千円です。3点はそういうかたちになっておりますので、よろしくお願いします。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)随分、早口で言われたので頭の中に残っていないのですが、結論的にいうと、どこにどういうことをするのかはっきり分かればいいんです。金額はいくら聞いても分からないから、もっとこういうところでこういう事をするという説明をしていただきたい。しかも全額国庫の補助で、今、金額を言われましたが、何をするのかということをお話ください。よろしくお願いします。

○委員長(中島里司)福祉グループ主任。

○主任(池守輝人)大変申し訳ございません。介護基盤緊急ですけども1つは前田病院さんでやっています。グループホームうららの2階部分にあかりという高齢者下宿があるわけですけども、ここのところを改造して、そこもグループホームにします。あわせまして、その段階でスプリンクラーの設置も行いたいというような事業になってございます。それに大体1,800万円。そこには新しい人も入ってこなくてはなりませんから、それに対しての教育の関係とか、あとは備品、事務用品とか入るわけです。そういったものを準備して別個に一床当たり60万円の補助が出るということでございます。
 もう一つの小規模老健については診療所のほうで改築されて出来るということで増床部分にかかる補助金ということになります。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そしたら、33番の転換というのはどう使われるのか。さっき言ったけども、診療所の改築のときに使われると。そういう意味ですか。

○委員長(中島里司)福祉グループリーダー。

○グループリーダー(松浦正明)転換交付金につきましても、介護緊急基盤の整備につきまして、建設費について全体の建設費の内の、最終的に全体にかかる接分という形で12床分と17床で事業費を出しまして、それに対して交付されるということです。
 開設準備費につきましては、開設されるまでの間、例えば、備品を購入しただとか事前に職員を採用していかないといけないので、事前研修費だとか、職員募集にかかるチラシを出したりなど、事前に開設前にかかる分について、かかる経費の内、一床当たり、60万円これにつきましては、転換分については補助が出ませんので17床の増床について交付されるかたちです。事業内容としては開設準備費にその部分他の転換交付金と、介護緊急基盤の43,000千円につきましては、建設費と考えていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。
 お聞きしたいのですが、どこに聞いたらよいのか分からないですけども、診療所の病床数を少なくして、色々と改築するということで、あとの予算には盛れないけども、はっきりしたら補正を組みたいといわれて、その部分もあるんですね、それはそれとしてやるんですね。これを絡めながらやると思いますが、それはそういうことでいいですか。

○委員長(中島里司)総務課長。

○総務課長(荒木義春)診療所の7床分の部分ですけども、今月、最近、設計があがってまいりましたのでこれは早い時期に補正を組ませていただいて、今年度分についての、御影診療所がつくります老健施設の供用部分、それと町の財産になる診療所分についての補正を組んで同時に着工していきたいと思います。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)よく分かりました。
 99頁の保育所のことについてお願いしたいと思います。金額がどうのこうのではなくて実態を聞きたいのですが、両方の保育所がはいっていますが、募集をかけて大体決まるのだろうと思います。どんなことになって、人数として、例えば入れない人がいるとか何とかということになっていないかということを確認しておきます。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)お答えいたします。3月1日現在の入所申し込み状況でございます。
 第一保育所につきましては、定員120名で77名の申し込み、第二保育所は定員80名で27名の申し込み、御影保育所は定員80名で71名の申し込み、へき地保育所につきましては定員50名で17名の申し込み、幼稚園につきましては90名の定員で57名の申し込みということでございまして、全て定員内であり待機児童はございません。

○委員長(中島里司)妻鳥委員、今のを聞きましたら勉強会ですね。内容を知るという。これはこの委員会を始まる前に担当課で聞けることは聞いて、そして質疑をここに持ってくるという議運からそういうお話がありましたのでそのように心がけていただきたいと思います。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)次に、学童保育で107頁。
 学童保育所が変わりました。今度からは学童保育所になりましたね、児童館から。両方でやるわけですが、児童クラブの関係で、児童クラブはここで持つわけだから、その組織が別にありますよね。そこらへんはどうなっているのでしょうか。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)21年度までの学童保育所というものを22年度から名称を改めて、学童クラブという形で運営をいたします。内容につきましては学童保育所と同一のもので運営をいたしますので組織的には変わりはございません。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)名称は学童保育所でしょう。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)名称は学童クラブということで運営をいたします。22年度より学童クラブということで運営をいたします。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)学童クラブで運営するということはどういうことか。学童保育所運営費でしょう。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)科目的には学童保育所運営費というかたちで従前と同じような科目を設定させてもらっています。係長がお話ししたように、新年度からは学童クラブとして、名称を変えて運営をするということでございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)放課後クラブというのがございますが、これですか。ここの名称に書いてあるのは。そういうことですか。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)色々、名称が出て交錯していて申し訳ございません。
 国における事業名、もしくは国におけるガイドラインの名称が統一されないまま載せてございまして、本来でならば、国のガイドライン等の名称で全て統一して、学童クラブということでこういう内容も載せておくのが当然のことだったのですが、学童クラブの名称だけを使わせていただいて変更ということで運営というかたちに取らせていただくことになっております。

○委員長(中島里司)挙手がなければ次に行きますが。
 次に、この項目で質問のある方は何人おられますか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午前10時55分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時08分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)質疑ありますか。
 3番、西山輝和委員。

○委員(西山輝和)89頁の在宅支援費で、この在宅支援を受けている方の人数を教えて欲しいのですけども、20年度と比べて21年ですね。どのくらい人数が増えているか、もしわかれば教えてください。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)在宅支援費の中の在宅福祉サービスとしての人数ですけれども、在宅福祉サービスは移送、除雪、給食となっておりますが、移送サービスは21年度、直近のところでは18名の方が受けております。除雪サービスは92件、給食は63件、いきがいのデイサービスは5名の方が受けております。以上です。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)ありがとうございます。最近ひとり暮らしの方が多くて、介護認定まで行かない人が結構多いんですけども、病院に行っても介護を受けるまでもない元気のいい方で、ちょうど住宅の掃除ですとか、ちょっとしたことなど用事を足してもらいたいのにはどうしたらいいですかと聞かれたんです。介護認定になっていないと、デイサービスは受けられないのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)デイサービスに関しては、介護認定を基本的に受けていただいて、利用するかたちになります。在宅福祉サービスの中で出張としては、いきがいのデイサービスという事業を持っておりますので、非該当になった方に対して、週に1回デイサービスを提供するということが出来ます。掃除ですとか、家事の援助の部分に関しても、介護保険の申請は一応していただくんですが、非該当となった場合においても、週1回の自立性の訪問ヘルプサービスということで、週1回3時間まで家事援助ということではお手伝いをさせていただくことが出来ます。対象要件がございますが。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)ありがとうございます。わかりました。
 一人暮らしの方にどうしたらいいのか聞かれても私たちもどうしたらいいかと思い返事に困ったので、相談しておきますと言っておいたのですが。お正月に腰が痛くて動けなくて、助けて欲しいと電話が来たので、お正月に、町のほうは休みで誰もいませんでしたので、小笠原さんのところに電話をして、助けていただいてありがとうございました。
 保育所のことでお聞きします。例年、草刈りをしているのですが2回ということで、今年も同じ2回で予算をみているのでしょうか。

○委員長(中島里司)児童保育係長。

○係長(高金信昭)予算的には面積をもって、その単価で予算を取っておりまして、その面積が大きければ、草の生えている部分について、2回で出来る場合もございますし、1回でその予算を使い切ることもございます。その場合については、所長と相談しながら進めているところでございます。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)御影保育所なんですが、回りに草があり、タンポポ畑になって、余りにもひどくて、花粉症の子がだんだん出てくるような状態で父母達にお願いをして、1回、2回自分たちで刈ってもらっているんですが、もう少し何とかならないかと思っています。子どもたちがいるので、薬や何かは撒けないので仕方ないですけども、何か。

○委員長(中島里司)保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)係長からお話がありましたように、各保育所につきましては、面積に応じて年間2回、予算を計上させていただいています。御影保育所については、今、おっしゃったように、他の保育所と比較しますと芝生の部分が多くなっていますのでその部分でお話があったように、地域の方にご協力をいただいて草刈り等を必要に応じてやっていいただいているのが現状です。予算的には各保育所と同じように対応させてもらうようなことなので、今後も、保護者の方ともお話をしながらそういう方法を取らせていただけるのであれば、そういう方向で進めていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)分かりました。草を刈る機械を、もし、町で使っているもので貸していただければ、自分たちでやるから、助かるから何とかならないのかと言われたのですが、その辺も十分検討しておいてください。

○委員長(中島里司)次の質疑を受けます。
 口田邦男委員。

○委員(口田邦男)1点だけお伺いします。
 82頁の戦没者追悼式です。この追悼式そのものに対して、とやかく言うつもりはございません。勿論、大事なことだというふうに理解しております。しかし、これに鑑みて、今、御影では忠魂碑というものがあります。それから、清水には名前はわかりませんが慰霊塔がありますね。それとの関わりが、かなり古い昔の話ですが、この中で現状を把握しているのは何人いるのか。ひょっとしたらおられないかもしれませんし、今の石碑はどういうことになっているのか知りたいわけなんです。というのは私のおじさんになられるかたが2人戦争で亡くなっております。他人事ではございませんので、いずれははっきりして、今ある忠魂碑を厳かにしてはいけないですので。ただし位置付けがどうなっているのか、古い先輩人達に聞くと「そうでないかな。」という答えしか返ってきませんので、話しによると、御影の忠魂碑のことを言わせてもらえば、「あれは章を抜いてあるからただの石ころだよ。」という人もおられますし、「冗談じゃない、まだちゃんと章なんか抜いてないからとんでもない話だ。」という事をいわれる人もおられますし、はたしてどれが本当なのか、当時の馴れ初めが分かれば。分からなかったら調べてもらいたいし、そこら辺はどうでしょうか。これは担当課ではなしに、全般的にお願いします。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)私も深くは分かりませんけども、御影忠魂碑については、当時の御影村時代からの戦没者追悼の会があったかと思います。以後、清水地区にもありまして、清水神社の境内にあったわけであります。清水公園が出来て、その一角の用地に移転した。その後、平和の塔ということで清水1本というかたちで行われて、清水平和の塔というかたちになったわけであります。御影間と清水間の距離感もありますので、伝統を重んじて御影の地区は御影の慰霊塔でお参りする、維持していくと、戦没者の会が遺族会ということで1つになりましたので、全体を見ていくという話になっていたかと思うんです。その後、どう経過したのかはわかりませんけども、だんだんご高齢になって、初代から見て、三代くらいになってきている。非常に維持していくのが大変だというお話は聞いております。そういう面で、遺族会としてはあくまでも平和の塔というかたちのなかで、協賛会というのがありますので、解散していないと思いますが、平和の塔の協賛会はあります。御影については、従来のとおりしかたがないということになって、その辺が遺族会のなかでかなり異論というか議論というか、そういう解決はしていないのではないかと私は思います。それ以上のことはお話したことがございませんので分かりませんが、よく担当課の方と遺族会の方とよくお話を伺ってみて、現状はどうなっていくのか、将来はどうなっていくのかを位置付けしなかったら、よくないのではないかと思うんです。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)そのとおりで、町長がわからないということであれば、わかる人は本当に少ないと思うんです。昔の当時か顧みて実際はこういうことだったということを一つ明らかにして欲しいです。御影の忠魂碑は何もやっていないのかと思っていたら、何かお祭りをやっているという話が聞こえるのですが、私のところは遺族の関係ですから、例えばそういったお祭りであれば当然、案内があって然るべきだけども案内も何もない。どういうことになっているのか、問題ですので調べていただきたい。お願いいたします。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)大変重要なことでありますから、よく遺族会の方々と協議をしてもらって、町がやるということにはなりませんけども、しっかり清水遺族会の御影ということになっていますので、その辺のことを整理する必要があると思いますのでよく調査させていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)83頁の負担金、補助金の中で、十勝地区里親会負担がございます。これは清水町に里親会という会があるのかないのか。なければ、この負担金というのはどういうかたちでこういうふうになっていったのかと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。福祉グループ主任。

○主任(中村富志男)ただいまのご質問ですが、清水地区には里親会はございません。これについては十勝地区全体の協議会ということでそちらに負担金としてお支払いしております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今、世の中がどういうことなのか分かりませんけども、親が子どもへの虐待で死亡までさせてしまうというような状況が、全国で毎日発生しているというくらい発生していますよね。そういう中で、この里親制度というのは大事なことなのかと思います。清水町で表に出るような虐待が発生しているという状況はないだろうと思いますが、どうですか。

○委員長(中島里司)福祉グループ主任。

○主任(中村富志男)清水町では年間、数件の事案がございます。ただケース会議等で担当者を集めて協議をして、児童相談所にも入っていただいて、そういう場合は対応させていただいております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)これ以上いくつもりはございませんけども、こういう問題、里親制度というものも含めて清水町としても何らかの方法を考えて欲しいと要望しておきます。
 86頁の老人クラブ連合会134万円がありますよね。これは、実際老人クラブが維持していくのに会員が集まらなくて大変だとよく言われているのですが、そういう話は聞いたことはありませんか。

○委員長(中島里司)福祉グループ主任。

○主任(中村富志男)各単位老人クラブが13ございますけども、年々会員が集まらなくて困っているという話を受けております。現在、会員数全体で、老人クラブ連合会に入っているのは767名でございます。昨年から50名程減っておりますので、毎年減っている状況にはございます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)自分たちの周りを見てもそうなんですが、65歳から対象なるのか、クラブによって違うのか分かりませんけども、一応、老人と言われる年齢が65歳ですからそうなのかと、結局は65・66・67・68歳、70歳近くまで、自分がそれぞれのやれる範囲のなかで仕事をしているという人が、周りを見るとたくさんいるんです。そういう状況を踏まえて、老人クラブの在り方をどうしたらよいかということについて、考えてもらいたいです。いかがでしょう。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)うちの主任から申し上げましたように、清水町の老人クラブの加入率を見ましても、管内に比べますと26.5%ということで、管内に比べて相当低い位置にございます。健康増進という意味も含めまして、老人クラブの中で活発に活動してもらうということも大事なことですし、シルバーセンターの中で適度な労働をしてもらうことも大事なことでありますので、老人の方々の老人クラブの在り方というのを、以前、昨年におきましては、町長に会員増員の協力お願いする要望もございました。その辺も含めまして、しっかりと老人クラブの役員の中、全体の中で検討してまいりたいと考えております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)最後に一般質問に関して町長から前向きな答弁をいただきましたけども、担当としては清水町の老人会、高齢者の在り方というものを介護という部分も含めて、この間お話したように、介護保険一つにおいても、どんどんボリュームが大きくなっている現実があります。今年は町が色々お金を工面して、介護保険料を上げないでいることをおっしゃったわけです。それをいつまでも続けているわけにはいかないので、すぐに上げなくてはならないように、どんなことを考えていますか。そうならないためには、施設介護の在り方というものを根本から考え直さないといけないと思いますが。違いますか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)国も含めて私たちの町村も含めて、基本的な介護制度の在り方、方向性といたしましては施設は最後の手段であって、選択肢であって、それ以前に在宅のなかで治していく、あるいは地域密着型の施設サービスも使いながら、そういったことのなかで元気を回復していくということが基本姿勢であります。そういうものの中で、老人クラブとどういう関係かになりますと、元気で生活するという一番の入り口は、清水町は、趣味でダンスだとかいろいろなもののなかでいろんなところで活躍しております。それがありながらも老人クラブの会員比率が少なくなっている、減少というものもありますのでこういったところは、老人が健康で生活するところの、老人クラブの加入というのは第一でもありますので、会員の増加を図りながら更に活動の充実というのは、今後、大事な方向性の一つではないかと認識しているところでございます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)10年以上も前、議会で北海道の介護保険の保険料の高いところは、大体のところを見ると、人口が少なくて大変だという所はあります。しかし、南幌町が札幌のすぐそばにありますが、介護保険料が全道で3番目か4番目だったんです。何でそんなに高いのかということで訪問したところでございます。分かったことは、介護施設、グループホームだとか特老も含めて色々なものがどんどん建つのだそうです。当時は、道が許認可権を持っていたので、どうしようもないという話なんです。一生懸命、担当課長はグループホームに怒っていて、何故かと考えたらそういうことだったんです。そういうものを建てたらなかに入る人を連れてきて、南幌町の介護保険で運営するというやりかたをやらざるを得ないということだったんです。施設が増えるということは、介護保険料の負担が高くなって、大変なことなんだとわかりました。清水町の在り方としても、先々で、どうするかということについては、今のうちにしっかり考えておく必要があるのではないかと思います。課長にお聞きします。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)非常に頭の痛い問題で、施設を増やせば当然、介護保険の給付が上がっていくというのは、ある意味、比例している部分もあります。荒木委員が一般質問で質問していましたように、介護のあり方の姿として、なるべく在宅でやりたい。しかし、入所するにしてもなるべく近くのところで入所して家族の見守りがあるというようなところを希望している老人が多い、介護保険者が多いということを聞いておりますので、清水町といたしましては、多少、増加の方向で入所や何かを、地域密着型の部分で増加の傾向でいますけれども、介護保険としては、各地に散らばっていても、同じ保険料はうちから出ているというような状況もあります。そういう人たちを呼び戻して、家族とより密接に生活できるようなかたちのなかでというのも方向として大きく考えていかなければならないというところもあります。その辺の介護保険の増額給付が市町村の負担もかかり、介護の第1号被保険者の保険料が上がるということの中で、うまくバランスを取りながらこれから十分に判断する、相当中身を検討して行きながら方向性を決めていかないとならない部分もあるのかと認識してるところでございます。

○委員(荒木篤司)終わります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで民生費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午前11時35分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時38分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第4款、衛生費、110頁から123頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、説明する際には、初めに職名を言っていただきますよう、お願いいたします。保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)保健福祉課長の阿部でございます。
 4款、衛生費の中で保健福祉課関係の予算の概要について説明させていただきます。
 衛生費総額で820,902千円でございますが、一般会計予算の12.5%を占め前年度対比で159,420千円の増加であります。衛生費につきましては一般財源ベースで考えた場合におきましても、ほぼ同額の159,000千円の増加となっているところでございます。これはほとんどがそういう状況でございます。この主なものにつきましては、福祉関係1項1目保健衛生総務費でござますけども、細節の28の10で国民健康保険繰出金が昨年に比べまして33,420千円の減額となっているところでございます。また、細節の19の12でありますが緊急医療体制の対策事業補助金として12,000千円の増額、さらに3節20でありますけども、御影老健施設への貸付金146,000千円というところでございます。2目の保健予防費に入ります。この部分につきましては全体で3,539千円の増額となっておりますが、主なものにつきましては、昨年から実施しております特定年齢者に対する子宮がん検診、乳がん検診の増加でございまして、年度は補正予算で対応しておりましたけれども、本年当初予算となった関係で、ここで増額というかたちで表れたものでございます。以上、保健福祉関係の部分についての説明とさせていただきます。

○委員長(中島里司)次に、町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好)町民生活課長の草野でございます。
 4款、衛生費のなかで町民生活課に関わる部分について主なところをご説明いたします。
 3目の環境衛生費115頁から117頁でございます。ここでは前年度比14,864千円の増となっております。主な増額の要因といたしましては、数年来、地域からも要望が出しておりました葬斎場の煙の問題といたしまして、今回、黒煙排ガスの解消を図るために葬斎場の火葬炉の改修工事ということで14,700千円を計上させて頂いたところでございます。新たなものといたしまして、昨年一部の地域で大量に発生しましたマイマイガ対策というようなことで、本別、上士幌等、非常に十勝管内では被害が酷かったところの状況を見たり聞いたりしながら、今回は集塵機5台を計上したところでございます。5目の公衆浴場管理費118頁119頁でございます。ここでは、前年度比1,205千円の増となっております。増額の内容といたしましては、浴室の排煙窓及び洗い場の換気扇の改修工事といたしまして、1,088千円を計上したところでございます。
 次に、2項2目清掃センター費でございます。121頁から123頁でございます。前年度比11,250千円の増となっております。ここにつきましては施設の維持管理体制といたしまして、22年度より現在、職員を1名配置しておりますが、この部分の業務も全部委託いたしまして運営していきたいと考えております。このことによりまして委託料が約6,300千円の増額となりますが、職員の人件費と比較いたしますと、2,450千円の削減を図るという形になると考えております。昨年度も炉の改修等で、老朽化している部分での改修工事が必要な時期が来ているわけですが、22年度におきましては、焼却炉に運び入れるクレーンの改修工事等が必要になりましたので11,000千円を計上したところでございます。昨年以来から、老朽化した清掃センター、埋立て施設の部分につきましては複数の議員の皆さんからご心配をいただいておりますが、清掃センターにつきましては、新年度におきまして、今後の改修年次計画を改定し、十勝環境複合事務組合への広域処理に加入した場合との経費の比較や、色々な課題について、新年度検討してまいりたいと考えております。以上よろしくお願いいたします。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)111頁の救急医療対策の補助金の件ですが、この内容はどういう内容なのか教えてください。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)これにつきましては日赤病院が、北海道の告示を受けた救急医療指定病院となっているところでございます。この部門につきまして、部門別の経営が厳しいというようなお話がございました。清水町に対するこの部分の一部について補助をお願いしたいという要望があり、それらを検討いたしましてここの部分の補助金を計上させていただいたところでございます。詳しく中身を言いますと、全体的な費用として、救急部門の費用として52,175千円の費用がかかってございます。それに対する収入でございますけれども、新得町から補助金が救急医療にて対して8,221千円、十勝の医師会から2,386千円のこの部分の補助金をいただいております。そうしたなかで、救急医療の診療報酬をいただくわけですから、その部分の収入として12,730千円の収入があります。収入合計といたしまして28,838千円の収入合計がこの部分でございます。その差額が出まして、その内の2分の1の助成をしていただきたいということで14,400千円の助成の申請がきましたが、色々と判断した中で、本年度につきましては12,000千円の補助を計上させていただいた経過がございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)このことについて補助はすべきではないと言う気はございません。
 救急医療の指定を受けている病院ですから、命を第一義的に守るというシステムは何としても、より拡大して制度の高いものしていかなければならないということは当然であります。これは、昨年はなかったわけですね。今年からということですか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)昨年まではございませんでした。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)先ほど、数字の内訳を聞きましたが、これは清水日赤の救急医療について、利用する頻度が少ないために収入全体が落ち込んだというのか機器等の更新だとか医療機器の更新だとかそういった諸々のことがあって、今年度に限って単年的にそういう状況が出ているのか、これから続くのかということが心配されるのですが、その辺はどのような分析をされているのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)これにつきましては、特に患者が多いだとか少ないだとかではなくて、どうしても救急医療の指定を受けて、救急医療の専門として告示されています。当然、経費として今までいっぱいかかっていました。ですが、過去からずっと部門別に経営収支を見ますと、こういうような状況でなかったかということで想定されます。一部分の事でございまして、以前につきましては全体的には病院の経費の中でここの部分の赤字を補填していたのではないか、全体的にはそのような状況ではなかったという経過だと思いますが、この頃、全体的な部分についても非常に厳しい赤字で、ここの部分を補填できなくなったので、この部分の支援についてお願いしたい。色々、経営内容等を見せていただくと今年1年だけで済むということではないのではないのか。新得町のなどの事例を見ますと、何年も前から8,000千円を、医師会も2,000千円を補助していたしていたという事を考えますと、当分の間、していかないといけないかということで考えているところでございます。まず単年度として12,000千円の補助金を計上させていただいた経過でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)他町村では町立の病院があったり、町の中では重たい財政負担を抱えているところが沢山あるなかで、うちの町のまさに基幹病院でありますので、町として十分な支援体制を組んで、撤退などされていたら大変なことですから、より充実させるということは側面から支援をするということは私は当然なことだろうと思います。14,000千円だったのだけれども、それを12,000千円にした。私は14,000千円をすんなり出してやってもいいのではないかという気がしたのですが、来年以降も流れとして、そういう方向にあるのかなという気がいたします。少なくても、町としても町民の皆さんにも、この日赤病院を拡充していくという面から、大いに利用してもらうような働きかけもしていくべきだという気がいたします。今後のそういう方向は大体予想ということですが、その都度、要請に従って今年のように、今年度についてはこれくらいの補助はしてくれないかと。それを受けて対応する考えになるわけですか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長

○保健福祉課長(阿部一男)今年は12,000千円ですけれども、これからいろんなことが報告されたり、報告しなければならないことがあります。全体の部分の経営のことにつきましても、非常に厳しい状況であるというなかで報告を受け、色んな要請がまいっているところでございます。そういったところを総合的に判断したなかで、ここの緊急救急医療の部分についても補助金の額を決定していかなければならないというような状況になり、必ずしも12,000千円がそのままいくということもありません。むしろ、増加をしていかなければならない場面も出てくるし、いろんなことが全部分かった中で補助しなければならない金額を決定していきたいと考えています。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)21節の貸付金の関係でお尋ねします。
 御影診療所の医療保健施設を、地域の熱い熱望等に答えて、町も多額の貸付をすることになっているのですが、当初の議員協議会等でも説明を受けた中で、今後、建設以降も心配されると思っているのは最後に出ておりましたが、後任の医師は果たしているのかと思っているわけです。以降、かなりの月数がたっているわけですが、このことについて何とか目処がついているのか、以前と同じような状況にあるのか、そのような押さえかたをしているのか教えてください。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)国の補助申請等も含めて、ようやく建設の部分の金額が確定しただとか、そういったことが中心に動き、うちらの補助についてもそういったなかで146,000千円を予算計上させていただいたところでございます。医師の後継者については、その後、特に進展したということはございません。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)先ほど言いましたように、人それぞれ色々とあるんでしょうけれども、先生もお年も召されていることも含めて、もしこれが、あってはならないことですが、不測の事態だとか建ててすぐに、終わった後に後任の医師がいないということになるとどういうかたちになると予想されるのでしょう。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)ここの施設につきましては、介護施設ばかりではなくて医療も当然あります。そういったことも含めて非常に厳しい問題が現実に直面するのではないかと思われますので、この部分については建設で時間が取られておりますが、その部分については我々が入った中で荒井先生の後継者というよりも、診療所からすればそうでしょうけども、我々としては地域を守る医療、福祉を守る人を行政として一緒になって考えていかなければならない問題ではないかと捉えております。この部分が一段落した状況のなかで、そういうようなことも含めて相談をしながら後継者の確保についてやっていきたいと考えているところです。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)121頁の関係に移らせていただきます。
 清掃センターの関係ですが、昨年、私の所属する産業厚生常任委員会で施設を見せていただきました。課長補佐からも説明をいただいて、初めて施設を見て、かなり老朽化していて大変だという印象を受けました。以降、その以前からも、昨年の臨時交付金を充てて急所に手を加えていることがあります。今回も結構な多額のお金を入れているわけです。先程言いました、十勝複合事務組合との関連で、あそこのゴミを埋め立てしている土地の許容量についてお尋ねをした際に、予定よりもかなり年数を長く使用できるというか、そういうことが若干予想される話もございました。面積そのものというのは、ポケットコンパス1つで長さと高さと横を測れば直ぐに出るわけですから、すぐ出来ているのだろうと思います。どういうことになっているのかお尋ねをいたします。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐

○課長補佐(細野博昭)清掃センター所長の細野でございます。
 最終処分場の残容量から計算いたしまして、ここ数年代の年間処理量を割り返しますと、現状の推移で行えばあと7・8年程度は最終処分場はもつだろうという予想でございます。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)それは私共が、あそこを視察した際には7・8年という数字ではなく、検討し、あの面積から見て大体の全体を把握してもつだろうとはじき出した数字ということで理解してよろしいでしょうか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)所管事務調査の後に、現地で大まかな測量をしました。雪等があるので綿密なところまで数字がいかなかったということで、この春もう一度、雪が融けた段階で綿密な測量をやる予定でおりますが、昨年の12月の大まかな数値の中では、あと7・8年は大丈夫だということでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)去年、焼却炉にも修理をした中のこするものを変えたり、布のようなものがありますよね。色々修理をするということになると、総合的に判断をして、十勝複合の組合に加入しなくても7・8年は現状の中でもつと、そういうように修理を若干加えていけばもつと理解してもよろしいですか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)課長からも概要説明の中で清掃センターの今後のことについて触れたところでございますけども、7・8年は容量的にもつということでございますが、今後の清水町の清掃センターを7・8年ではなく、もう少し長いスパンで考えていかなければならない。十勝環境複合事務組合、くりりんセンターに清水のゴミを持っていくことが、町民にとってどうなのかということ、7・8年もたせるためには、毎年の補修、改修工事等も実施していかなければならない。それらをトータルして清水町のゴミ処理をどうするのかという検討を、22年度中なるべく早い段階でしたいと考えております。数字に表れてこない部分もあるかと思います。例えば、清水町のゴミを清水町の清掃センターではなくて、帯広に持っていくことによって、今のゴミの処理手数料はどうなるのかというようなことも検討していかなければならないと思います。帯広に持っていくことによってゴミの処理手数料が上がるということは町民の負担が多くなるということですので、この状態を避けなければならない。今、清掃センターは年間3千トン程度のゴミを受け入れておりますけども、その内の約3分の1の1千トンくらいが直接搬入でございます。清掃センターがなくなると直接搬入の1千トンがどこにいくのか、全部が全部、帯広市のくりりんセンターまで運ぶことが出来るのかどうかという問題も出てきます。町内の事業所の事業系のゴミにつきまして業者に委託して業者さんが運んでおりますけども、清水の清掃センターに運ぶのに比べれば帯広に運ぶとなると手数料も上がってくるでしょうし、そういったことも機械の補修・点検、工事費ですとかそういったことも、もちろんですが、そういったことも全てをトータルして判断していかなければならないと考えております。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)1年を目処に、検討を深めるということであります。
 結果的に組合に移したほうが、町としてはいいということになる結果が出るとすれば、より早いほうがいいので急いでいただきたい。16番目にクレーンの改修工事が11,100千円が載っておりますが、これは稼動不能だとか急遽壊れたとかで改修をするということなんでしょうか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)クレーンにつきましては、清掃センターに入っていただきますと、右側に可燃ゴミを搬入する大きなピットがあります。そこに搬入されたゴミを掴んでゴミの焼却炉に持っていくものでございます。昨年の夏からデータに異常が出てくるようになりまして、1回1回計量が出来るようになっていて、1日に可燃ゴミを何キロ焼却炉に入れたかと計量が出来るようになっているのですが、データが出てこないような状況、データの印字も正確に出ないようなことが顕著になってきまして、リセットしてもう一度起動させてというようなことで、大分、我慢してはいたのですが、根本的に解消しなければもたないということで、22年度の当初予算に計上させていただいたという事情でございます。

○委員長(中島里司)他に質疑を予定している方はおりますか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後0時04分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)質疑はございますか。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)3点伺います。
 1つ目、保健衛生総務費の関係です。国民健康保険特別会計に繰り出しているお金が、この予算書では1億1,000万円、介護保険の繰出金と負担金を合わせれば2億、全部で3億1,000万円が健康保険事業にお金がかかっているということなんですが、高齢者の情勢等については、現在いろいろ言われているのですけども、町が繰り出すことによって、町民の保険料負担というのが止まっているのか、増えているのか、その辺から伺います。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)町民の負担ということでございますけども、国保の部分の国保税につきましては、例年、所得を確定した中で決めております。20年度には税率などそういったものの値上げをしました。21年度22年度については、定額の上限の部分で、負担額で多少の増大はしております。それ以外については、あくまでも前年の所得に基づいた保険率で上がる人もいれば下がる人もいるというような状況になってございます。
 介護保険につきましては、21年度から...(途中中断)
 後期高齢者につきましては、新年度から20・21年度は一定の平均で、パーセントが決められたなかで徴収しておりますけども、22年度につきましては4.99%、5%弱の保険料の値上げを予定しているところでございます。連合会からの指示に基づいて、その部分のアップの負担を皆さんからいただくような予算の計上をしているところでございます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)2つに分けます。国保の部分で言えば、この制度が出来る前は1億5,000万円前後の繰出金だったと思うんです。後期高齢者、国保から切り離すことによって4000・5000 万円の繰り出しが減ったということでいいのでしょうか。そう考えるのが正しいのか教えてください。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)後期高齢者が出来て国保の負担が上がったということではなく...(途中中断)
 これらにつきましては後期高齢者の部分は、老人保健から引き継いできている部分がありまして、率だとかの多少の違いは制度が出来て2年しか経っておりませんので、その2年の中で若干の増減はありますが、老人保健のときの一般会計から繰り出していたお金が、見れば上下しているのですけども、若干増えてきている状況にあり、その関係であって、国保との中で増えた、減ったということではございません。

○委員長(中島里司)荒木委員、質疑は自由なんですが、特別会計で質疑できる内容であればそちらでお願いできないかと思っているのですが、本人の意思ですから基本的にそういうことで、当初お話していましたのでお願いします。荒木委員。

○委員(荒木篤司)後期高齢者と国保がリンクしているので伺っているのですが、そうすると老人健康保険という会計がなくなりましたね。その分が後期高齢者の繰出金に反映していると考えてよろしいのですか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)もちろん、そういう状況でございまして、後期高齢者につきましては特に保険者も、保険料の支払をする人も増えてきていますので、その分も含めて若干増加してきているという状況でございます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)わかりました。
 111頁で、健康予防の関係です。人件費3千万ちょっとありますよね、これはどういう体制で介護予防事業に取り組んでいるのか、簡単に教えてください。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員、頁数はわかりますか。

○委員(荒木篤司)111頁です。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健医療グループリーダー。

○グループリーダー(仲上尚子)保健医療グループの仲上と申します。よろしくお願いします。
 111頁に載っています保健予防費の中で健康予防費人件費4名分が載っていますので、体制の話が出たのかなと思います。介護予防事業として介護保険でいうところの事業展開は健康推進でやるとか、地域包括でやるとか明確な切り離しは出来ないですが、保健に関する健診ですとか健康相談、健康教育、予防接種、そういった保健業務については健康推進で保健師、栄養士、歯科衛生士そういった体制の下で行っております。介護保険でいうところの介護予防事業については、地域包括支援センターで教室活動の事業展開を行っておりますが、明確に、これは介護予防でこれは違うということではなく、人の健康は全部繋がっておりますので、健診の中でも介護予防に繋がるような事業指導などのお話もさせていただいています。栄養士では、栄養を含めた教室活動、そういったものを行っております。以上です。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)健康予防ということで伺っているつもりなのですが、健康予防という感じなので、介護予防も含めているのだろうなと思いますが、介護予防について聞いていることではないです。間違わないでください。色々やられているということはあまりいい加減にしたくなかったのですが、いいです。
 113頁の検診事業の中で、予防のための色々な事をやられていますよね。検査事業、これは委託されていますね。114頁に委託料が1,500万円くらい載っています。毎年、町が一生懸命やっているのでしょうけども、予防に受ける人が減っていると感じます。病気の予防を早急に、色々な症状も分かって、対策を立てないと大変だということを僕が一番分かっているつもりですので、その状況はどういう感じになっていますか。減ってきていて、今はどうなんですか。来年度はそういうなかでどう見ているのですか。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健医療グループ主任。

○主任(吉森文子)保健医療グループ主任の吉森と申します。よろしくお願いします。私からはわかる範囲で返答させていただきます。
 114頁に記載されている、委託料に関する検診については主にがん検診が多いのですが、がん検診及び骨粗しょう症検診、エキノコックス症検診が主です。先ほど言われたとおり、年々、受診者が減少している傾向にあります。但し、去年と今年を比較すると、去年よりも今年は若干、検診者が全体的に増えていまして、とりあえずは歯止めがかかっている状況でいます。以上です。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)世間の話ですが、2人に1人はガンになるというような状況ですから、ガンを予防しようというのもわかります。せっかく町が一生懸命取り組んでいるのに、受診してくれる人がさっぱり増えないということはどういうことなのか。例えば、受けるのに自己負担があるのでしょうから、ひょっとしたら、負担の部分が多く感じているのか。そういうようなことなのですが、担当としてはどう思いますか。

○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。

○主任(吉森文子)明確に検診を受けていない方の調査をしていないので、はっきりした答えはわからないのですが、確かに、以前は検診料が無料でした。そこから有料化したことによって検診者が下がって、値上げした段階でまた下がるというこということはあります。今年、今年度補正で女性特有のガン検診事業というのを国が実施しまして、子宮がんと乳がんの節目のほうだけなのでわずかなんですけども、その方だけ無料で検診が受けられますということで、クーポンを配って受診率を働きかけたのですが、無料で受けられて、町でやっている集団検診でも受けられますし、帯広の医療機関にもお願いをしたので、そちらでも受けられるという状況だったにも関わらず、乳がん検診は4人に1人くらいしか受けていないんです。子宮がんはもっと少ないんです。そういうことを考えると検診料金だけで、受診率が下がるとも言えないのがあるのと、病気が見つかったら嫌だから受けないという方もいらっしゃいます、面倒だとか。本当はこちらとしても受けていただきたいので、こちらでもう少し周知と宣伝をきちんと積極的にやらないといけないと思います。ですが、現在、考えるところではそのくらいです。以上です。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)21年度のこの事業は終わりましたね。まだ今もやっているんですか。20年度で。この予防検診をした結果、実際に病気が発見された割合はどのくらいなんでしょう。色々ありますが、お答えできる範囲でいいですので答えてください。

○委員長(中島里司)保健医療グループリーダー。

○グループリーダー(仲上尚子)平成20年度の町で行いました、委託しました、がん検診のなかにおきましては、胃がん検診と肺がん検診の中で、1名ずつ発見、ガンがございました。ということです。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)予防事業を続けて受診率を上げる部分と、今、言われました、発見されて命が助かったという部分を前面に出して、早期発見に繋げていくことが、いかに大事かということをPRしたら、少しは変わるのではないかと思います。違いますか。

○委員長(中島里司)保健医療グループリーダー。

○グループリーダー(仲上尚子)確かに、身近な方や著名な方が病気をされたりすると、皆さん、にわかに心配されていたり、意識付けも高いという事例もございますので、実際にこういった検証をやっていくなかでプライバシーもありますから、あまり深くは触れることができないのですが、かなり精度も高くなって、病気が発見されてきている周知は今後も必要だと思っております。先ほど委員がおっしゃいましたように、検診率が何故上がらないのかは、担当も常々思っております。検診日程が悪いのか、結果を返すのが遅いのか、色々な角度で、色んな町村と検証を深めながらやっているところでございます。無料の乳がんの検診は、節目の年代だったのですけれど、今は20代・30代が多いと言われているのですが、本当に無料でも一桁でした。対象になる方には個人通知を3回ほどいたしまして、検診の手帳ですとか、色々なものをお配りしたり周知の努力をしてきたつもりだったのですが、まだまだ行き渡っていないので、これからも検証していきたいです。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)ありがとうございます。
 最後に、清掃センターの関係で伺いたいのですが、あと7・8年で埋立てがいっぱいになるということと、将来どういうかたちでいくかということをこれから研究するというお話でした。このゴミをどうするかというのは、10年・20年・30年と場合によってはずっと続く長いスパンで考えていかなければならないのではないかと思います。その辺を考えていろいろと検討していただけないかを伺います。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)午前中に7・8年とお答えしたんですけども、ゴミは生活していくうえで、日々、毎日必要なものですので永久的になくならない問題だと考えております。当面の7・8年というのは現状の最終処分場はあと7・8年くらいもつだろうということの7・8年ですが、その後いっぱいになった時にどうするのか、もうひとつは最終処分場を新たに、場所はありますのでつくるという方向も選択のひとつでしょうから、その辺も含めてではなくて、10年・20年もしくは30年見つめた中で清水町のゴミをどうするのかという事を検討させていただきます。

○委員(荒木篤司)終わります。

○委員長(中島里司)安田薫委員。

○委員(安田 薫)1点だけお聞きします。
 今、荒木委員が言われたことに関係します。クレーンの改修工事で、私も昨年に行政視察で見てきました。これは、先ほどの話ですと、計量器までつくということでちょっと複雑なのかと思います。これは施設の管理会社との随意契約になるのでしょうか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)予算の見積もり段階で複数の業者に依頼したところでございます。予算書を作成するに当たってですが、結果的には他の業者からの見積もりの提出、競争出来るような状態での見積もりの提出がありませんでしたので従来からメンテをお願いしております会社と随意契約で進めるということで、予定をしております。

○委員長(中島里司)安田薫委員。

○委員(安田 薫)わかりました。先ほど、クレーンにメーター機をつけない限りは処理工程上ではクレーンだけでは無理なのでしょうか。計量器がどうしても必要になるのか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)計量につきましては入り口のところでトラックスケールというのか、車の重量を測ってやっているのですけども、燃やせるゴミが一番処理の量が多いので燃やせるゴミの、日々の処理量を積算して1か月、年間と出していくんですけども、できるだけ正確な数値が欲しい、上部機関にも年間の運転実績の報告が求められておりますので、できるだけ正確な数字が欲しいということで今回予算に計上させていただいたところでございます。

○委員長(中島里司)安田薫委員。

○委員(安田 薫)あそこに入れる火力の調整のためだけの計量器ではないということですね。燃やす量の調整のための量を測るという計量ではないということですか。

○委員長(中島里司)町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)火力調整、焼却炉に入れる量の計量もございますし、清掃センター等の可燃ごみの焼却炉の投入量は何百何十何キロですという数字を極力正確な数字ということでクレーンに計量器を設備しているところでございます。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)110頁です。荒木委員とだぶるところがあるかと思いますが、問題をはっきりさせるために聞きたいと思います。
 後期高齢者医療事業のところで、負担金、補助金及び交付金というのがあります。市町村の広域連合への負担金がございますが、先ほど、課長がお話されて、後期高齢者の個人の保険料が上がるということになります。5,000円近くに上がります。それが上がるということは、町の負担金1億4,000万円ほどの負担金がありますが、この負担金も後期高齢者医療制度でいうと町の負担分が自動的に上がるということになるのです。そういう計算で出てきているのでしょうか。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)その部分も計算済みでございます。高齢者の医療費の後期高齢者の部分では、町の一般会計から持ち出す負担金、拠出金につきましては12分の1が負担ということが決められておりますので、医療費が上がってくれば、その分、町の負担金も自動的に上がってくるというような計算になります。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)色々と議論があるところですから、その事は置いておいておきます。
 もう1つは、これに関連して事務費の広域連合に出す事務費という負担金がありますね。それはここに入っているのですか。

○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。

○主任(横山美貴子)保健医療グループ横山です。
 妻鳥議員の質問に対して、一般会計から後期高齢者医療に関係する医療費として、課長が言われましたように、該当になる対象者の人たちの医療費の分の負担金として広域連合に納めますのが、13に書いております、後期高齢者医療の広域連合の負担金が医療費部分になります。先ほど言いました事務費の経費分というのは、その下の12のところの繰出金として一旦、後期高齢者特別会計へ納めまして、負担金については特別会計から広域連合に納付しております。

○委員(妻鳥公一)わかりました。それでは...(途中中断)

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。挙手してから。

○委員(妻鳥公一)わかりました。あとの特別会計でお話を伺います。
 次に、114頁でまた荒木委員と重なります。健診です。後でやらなければならないこともあるのですが、健診は複雑なんですよね。例えば、若年特別特定健診だとか、国保にも健診が別にありますよね。後期高齢者健診だとかそんなふうにして健診が複雑になっているということがあります。今、非常に健診を受ける人が増えてこないという状況がある。料金を取るようになったことも含めてもっと総合的に、国保でやる特定健診・若年特定健診・後期高齢者の健診をもう少しまとめて、町民に分かりやすく工夫がいるのではないかと思われます。そうすることによって受診率を上げる。特定健診については国保のところでやりますが、そういうことがあるのかと思われますが、どう考えているのでしょうか。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 保健医療グループ主任。

○主任(吉森文子)私からお答えします。
 確かに平成20年度に、それまでやっていた健診を町が責任を持ってやっていた基本健診が医療保険者がやるということになって、制度が改正されたことによってこちらも大変複雑になり、町民も複雑でお互い複雑なんですが、町としては40から74歳の医療保険者に関しては医療保険者が責任を持ってやるということになったので、その部分は国保の部分しかこちらではやらないです。それ以外の部分で75歳以上の後期の部分と20代30代の特定健診以外の部分、予算上では若年者の特定健診と名称ではしています。それについては保険に構わず町で責任を持ってやろうということで行っています。ただし、周知の関係で名前を違えてやっているんですけれども中身は同じなんです。健診をやっている項目も全部同じです。ただ、名称だけを年代に分けて3種類に分けてやっています。がん検診も一緒にやっていますので、その部分でそれ以前とはなるべく変わらない形でやっているつもりなんですけども、名前が3つになったので、その辺はとてもわかりづらいと思います。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)例えば、国民健康保険以外の健康保険組合などに入っている方、これはそこでやるということでしょう。特定健診を。そう人たちは特定健診が受けられない。ところが一般の町がやっていたやつは受け入れないというような格好になっていて複雑なんです。ここら辺をもっと考えていくということと、できれば本人負担分を少し安くしたらよいのではないかということを考えているのですが、どうでしょうか。町長か課長にお願いします。

○委員長(中島里司)保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男)確かに担当から答えましたように、色々複雑な面がございます。あとから、特定健診が出来て国保がやるというようなことでそういうことから考えていきますと、事業自体はそれぞれ2つあったり3つあったりするわけです。よく考えてみると、そういうことを町民に対して推進したり、実際にするのはうちの保健師でありますし、受けるのも町民であります。そういったことを工夫で良いほうにいけるということでございますので、先ほどから出ていました、受診率もうちらが低いということ。うちらばかりではなく、よそもずっと低い。そんな中でどうしていったらよいか、今後考えていかなければならないところではないかと考えております。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで衛生費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後1時37分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時38分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第5款、労働費、124頁125頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際に初めに職名を言っていただきますようにお願いいたします。
 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)産業振興課長の八木でございます。よろしくお願いします。
 私からは第5款の労働費につきましてご説明をさせていただきます。
 労働費の総額につきましては20,833千円で前年度と比較いたしまして、5,636千円の増額でございます。先般、副町長から予算概要の説明でも申し上げたところでございますけども、昨年度は補正予算で対応をさせていただきました緊急雇用創出推進事業につきまして、今年度は当初予算から計上することによる増額でございます。事業内容といたしましては4つの事業を計画しているところでございます。1点目につきましては道路や公園などの環境美化及び街路樹の剪定作業にかかる雇用、2点目につきましては商工観光連携による直売所の業務補助にかかる雇用、3点目につきましては冬道の道路の保全作業にかかる雇用ということで3つの事業と合わせて委託事業といたしまして一本予算を計上させていただいているところでございます。
 昨年度から実施をしております、新卒者にかかる就労支援事業につきましても雇用情勢が昨年よりも大変厳しい状況の中で、引き続き事業を実施するための予算として2,546千円を計上させていただいたところでございます。以上申し上げまして説明とさせていただきます。ご審議の程よろしくお願いいたします。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)ただいま、課長から説明をいただきました緊急雇用創出関係の事業の労務については、今年の計画は説明されましたが、昨年の例を取っていただいてかなり多くの労務があるということになっているのか、その辺で集まりづらいとかそういう苦労はないのか、その辺はどうでしょう。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)昨年も同じ事業を取り組まさせていただいたところでございますけども、当初、募集をした1本の事業につきましては12名ほど応募がございまして、町の採用としては1名の採用でございましたので、面接をさせていただいて決定して、仕事をしていただいたという経過がございます。その他の事業につきましても、複数名応募がございまして2名なり3名の雇用をさせていただいて、仕事をしていただいたという経過でございます。以上でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)今年の事業としてみている道路の保全だとか道路・公園等の美化に関わる維持関係ですか。これというのは、昨年は全くこの関係ではやられていない事業のことなのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)昨年も実施をしている事業を継続して、今年につきましても予算を計上させていただいたところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)街路樹あたりの剪定だとかもこれに一部入っているのですね。町から例年、委託業務としているのか街路樹を去年あたりの春先から大掛かりにやられていましたが、あれは毎年やっている事業ということで、それの補完的な部分を緊急雇用創出の中で今後やるという理解でよろしいのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)この事業につきましては昨年から出来ました事業で、21年・22年・23年度までの事業でございます。原委員がおっしゃられた街路樹につきましても、昨年から通常やっている街路樹などの剪定作業として緊急雇用で1名雇用を増員させていただいて実施しているところでございます。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)関連して、雇用創出ですから委託をどうするのかはわかりません。就労支援の方は1年だろうと思いますが、下の事業の緊急雇用についてはどういう期間で緊急雇用をするということになるのか、そこら辺をちょっと教えていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)産業振興課長補佐。

○課長補佐(堀田政洋)産業振興課課長補佐の堀田です。
 妻鳥委員のご質問なんですが、4事業やっておりまして、道路公園環境整備事業につきましては、5月1日から7月31日までの3か月間、河川防災マップ化事業、これは委託事業なのですが、5月1日から同じく7月31日の3か月間と商工観光の連携による農畜産物直売事業につきまして、予定では7月1日から9月30日、冬道の道路保全対策事業につきましては11月1日から翌年の3月31日までを考えております。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)ちょっと期間が短い。緊急雇用だから仕方ないのかなと思います。もう少し安定的に働く人が期間が長かったらよいのではないかと思っているのですが、そうすると人数が少なくなるとかいろんな用ができなくなることがありますので、町長にお伺いします。予算をつけるとそれが長くなるということは出来るのですが雇用促進という意味でも、町長いかがでしょうか。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)今の経済状況でありまして雇用の大変なときでございますので関連してくる、必ずや国の政策とも関わってくると思いますので、国の政策を見極めながら、もう1つ、政府で新年度予算やっていますけども、情報ではすぐ新たに補正で緊急対策事業が打たれるように聞いております。多分そこで雇用の関係も生まれてくるのではと予想していますので、なければそれだけの該当者が町内にたくさんいるということになりますと、少しそこで対策をしなければならないと思っております。

○委員(妻鳥公一)終わります。

○委員長(中島里司)他にありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで労働費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。 (午後1時48分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時00分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第6款、農林業費、126頁から141頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)産業振興課長の八木でございます。よろしくお願いいたします。
 私からは6款の農林業費につきまして、産業振興課で担当する部分につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。農林業費の総額につきましては782,768千円で、昨年度と比較いたしまして、58,512千円の減額でございます。主な減額要因につきましては、先般、副町長から予算概要説明で申し上げたとおりでございますけれども、私からは特徴的な事業につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。
 129頁でございます。3目農業振興費の19節負担金補助及び交付金で畑作振興事業補助金がございます。この内容につきましては、今年度から、JAで取り組みます堆肥ペレット肥料の利用促進に向けました支援対策として、20キロあたり、1袋、販売価格これは税別でございますけども1,500円に対しまして、1袋あたり100円の助成措置として予算を計上させていただいたところであります。併せまして堆肥ペレット肥料の普及啓もうを図るということで、実証試験に対しましての支援を行う補助経費といたしまして、600千円ほど予算を新たに計上させていただいたところでございます。
 130頁から134頁の5目の牧場費でございますけれども、16,327千円ほどの増額でございます。主な増額要因といたしましては、1点目といたしまして、今年度から牧場の臨時職員にかかる共済費を本科目で予算計上するということになった増額でございます。2点目といたしましては132頁11節需用費の細節70、飼料費でございますけども、今年2月から新たに受入れを行っております新牛舎分にかかる配合飼料及び肥料の増加による増額でございます。3点目といたしましては133頁の15節工事請負費でございます。これにつきましては北清水団地の事務所および住宅に係る飲料水の改善を図るための工事請負費を新たに計上したところでございます。以上、ご説明に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○委員長(中島里司)農業委員会事務局長。

○農業委員会事務局長(北岡敏男)農業委員会事務局長の北岡です。よろしくお願いします。
 農林業費で農業委員会に関する予算について、例年、産業振興課長からまとめて説明していますが、本年度は農地集団化事業費が廃目となっていますので、その関係でご説明いたします。
 126頁の1目農業委員会費で、昨年と比較し16,846千円の増となっております。これにつきましては、138頁農地集団化事業費を廃目としましたので、前年度集団化事業費に計上いたしました職員人件費2名分が主なものです。交換分合事業につきましては、松沢地区の後に平成22年度から24年度事業で御影地区を計画し、地域への事業説明等を行い、事業を実施すべく準備を進めていましたが、国の予算等が通常であれば12月ごろに農林省から、報告が遅くても2月にあるのですけども、今年につきましては4月頃になる予定になりまして、予算の状況も厳しいという予測もありますので、この結果を踏まえて22年度の当初予算の計上を見送った次第です。今後は4月頃と予定されている国からの交換交付金の募集があり、御影地区が採択となれば、補正予算で対応して事業を行う予定です。以上、説明といたします。

○委員長(中島里司)都市施設課参事。

○参事(佐藤正敏)参事の佐藤です。よろしくお願いいたします。
 水道グループに関して私から説明したいと思います。
 134頁6目の土地改良事業費の関係で、先般に副町長からお話がありましたけれども、この52,338千円の減につきましては、道営中地区担い手育成畑総事業完了によりまして、道営事業の負担金がなくなったことによります減でございます。135頁の13節委託料の15、十勝川左岸地区管理機器更新委託業務26,000千円でございますが、これにつきましては、十勝川左岸地区の水源である屈足ダムの機器更新におきまして、清水町が芽室町・音更町・帯広市の1市3町を代表しまして、電源会社のほうへ機器更新の委託をするものでございます。以上、簡単でございますけど説明とさせていただきます。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)1点だけ。牧場の関係でお伺いいたします。132頁の飼料費の関係です。先程の説明では、今回、増設された分と理解してよろしいのですか。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)町営牧場の牧場長、秋田谷でございます。
 飼料費の関係ですけども、大半は170頭、新しい牛舎に関わる分でございます。それ以外につきましては、他に飼料を管理する育成牛の飼料ということで計上をしております。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)飼料の数字や金額はどうでもいい話です。生まれてから6か月くらいの、民間でやっている哺育の関係の育成は何か月までやっているのか、町では何か月から何か月まで哺育するのか教えてください。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)町内の哺育センターの清流ファームで運営している施設ですけども、生まれ落ち、初生の段階から受け入れまして7か月間哺育・育成いたしております。そこを卒業してきたものの一部が町営牧場に翌月頭を基準にして入ってくということでございまして、入ってきました育成牛については、当面、細かいことはこれからやってみないとわからないのですが、大体11か月間を目処に飼料を変えるという計画でございます。その間に受精業も行うような育成期間を設けたいということでございます。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)そうなると、牛が生まれてから妊娠するまで一貫して哺育業務に当たるというシステムが出来たということですね。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)そのとおりでございます。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)酪農家にとっては非常にありがたい話なのですが、反面、こういったものを全部網羅した段階で牛の経費はどれだけかかるのか。そこら辺の積み上げた数字というのを教えていただきたい。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)牧場を利用する際に、夏期1日あたり約260円、冬期1日あたり610円で7か月から受精するかしないか、あるいは受精をして妊娠鑑定が終わった段階、この間の飼料管理ということでございまして日数に関わる費用は出せますが、それ以外の費用の数字は持ち合わせておりません。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)担当に違うところがあるかもしれないが、最終的に経費がいくらかかってどうなるのか分からないと取りかかれないでしょう。ひょっとしたら、1頭あたり100万円以上になってしまうかもしれない、何の意味もなくなってしまうということになります。そこら辺の分析をしたうえで、取りかかっているのだと解釈していたものだから聞いたのです。どうですか。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)資料につきましては、後ほど提出したいと思います。

○委員長(中島里司)次の質疑を受けます。
 奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)1点お尋ねをします。
 140頁ですが、町有林の整備費ということで、今年も前年度よりも増額をされておりますけども、この森林を整備するということは、非常に重要な役割があるわけですが、清水町で面積はどのくらいありますか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)林務係長の渡辺でございます。
 町内の森林面積につきましては、約18,000ヘクタールでございまして、町有林の面積につきましては2,000ヘクタールでございます。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)毎年切り出す木材というのもあると思いますが、切り出す木材はどのくらいの量があるのでしょうか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)町内全体における切り出す木材の把握はしておりませんけども、町有林の立木の公売につきましては、ほぼ毎年5ヘクタールから10ヘクタールを公売にして処理させてもらっております。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)そこの5ヘクタール以上の面積の木を切り出しておりますが、それに利益というものはどのくらいになりますか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)平成19年度は4.67ヘクタールで357万円、平成20年度は10.69ヘクタールで1,411万円、平成21年度は先般公売が終わったのですが8.2ヘクタールで780万円ほどの収入になっております。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)かなりの量だと思いますが、この委託先に委託をして利益というものは出ますか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)先ほどは、業者で経費を差し引いて、入札をいただいた契約金額でございますので、これが利益になっております。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)森林というのは、需要が少なく利益が少ないということもあります。更に利益を上げ、効率を上げるための販売という形ではなくて、清水町の産業の活性化の部分において、何らかの方法でより効率を上げて付加価値を上げるということは考えているのかを町長にお伺いしたいと思います。足寄のようにこれを固形にしてペレット燃料にして売るということは考えていますか。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)森林面積から考えましても、本町において生産から加工までということになりますと、量的にも少ない状況だと思います。工場を持つということは、ご案内のように、今の段階のなかでは黒字がでないという事で、管内の森林組合でも事業化しているところは加工場を持っているところで、たぶん皆さんもおわかりでありまして、ペレットの普及というかたちになれば別口でいけるのです。まだ普及の度合いが、ストーブの購入が非常に高いということと、高齢になるとどうしても保管して室内まで運ぶ作業が出てくると、保管している場所から速やかに流れてくるというのが出来ていないようです。もう少しこの辺のペレットだけのものについては、これから普及されてくるのではないかと思いますけども、様子を見なければなりません。検討だけはさせていただこうかと思います。

○委員(奥秋康子)終わります。

○委員長(中島里司)
次の質疑を受けます。
 森田慎治委員。

○委員(森田慎治)ただいまの口田委員の関連でお聞きします。
 牧場費のことにつきまして133頁、ただいまの質問の中にありました新たに事業を始めました育成牛の関係です。初めてやられて、それほど多くの管理をされているわけでありますけども、その後の育成状況とかは、管理状況の中に病気等、そういった問題はないのでしょうか。お伺いいたします。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)新牛舎に関わる分でしょうか。

○委員(森田慎治)新牛舎に関わる分で健康状態、生育状況です。

○参事(秋田谷幸次)新牛舎に関わる部分で、先月の13日に、第一陣を入牧いたしました。83頭でございます。その後に若干数入りまして、現在は99頭が牛舎のなかに入っております。これまでの日常の管理を行っているなかで、1頭だけ足に故障があったということで、注射治療をいたしまして、順調に経過しております。哺育センターから来たのですが、それまでの病歴を見てみますと、哺育センター在牧中に足を怪我していました。それを移動して牧場に入れ、落ち着いた時点でまた怪我が悪化したということで2・3回ほど注射いたしまして、今は、完治して元気に育っております。特にその後、疾病事後等もなく、飼料も大変食べておりますし順調に経過しているものと判断しております。

○委員長(中島里司)森田慎治委員。

○委員(森田慎治)始めて間もなくですから、健康で過ごしていることは結構なことでございます。施設も新しいことですから、そういった心配はないということが当然だということでございますけれども、だんだんそういう面も懸念されて新しい事業ですので頑張っていただきたいと思います。
 18番の備品購入の内容をどのようなものが入っているのかお知らせいただきたいと思います。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)22年度の備品購入にあたっては、バイクが1台、刈り払い機2台、トラクター2台でございます。

○委員長(中島里司)森田慎治委員

○委員(森田慎治)トラクターは中古だと思いますが、どのようなかたちですか。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)現行、町営牧場のトラクターが3台、これに乗って稼動しております。馬力的に、今回希望したいのは、110から115馬力程度の馬力かと思っております。今ある現有のトラクターの代替と申しましょうか。何かあったときに、身動きが取れないということで3台のうち2台は20年くらい稼動しておりますので、予備ということでは決してないのです。4台持って作業体系がスムーズに取れるものと判断しての購入でございます。

○委員長(中島里司)森田慎治委員。

○委員(森田慎治)トラクターの関係につきまして、前にお話した経緯があります。今もご答弁の中で大変苦しい説明をされているわけでございますけども、こういった大きい牧場でございますので、中古で間に合う部分の対応と中心になる機械ということになってきますと、代わりがないということになりますとチャーターしたりするということや、仕事の能率が遅れるということがあります。十分、精査してやらないといけないときは対応していくという考えを持っておられたほうがいいと思いますので、一言申し上げて終わります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)129頁の農協に関わる補助金の関係です。
 昨年、工場を見せていただいて、どれほどの効力があって素晴らしいものなのかということを含めて大いに期待しているところです。既に町から一袋あたり100円を補助するということなのですが、これはまさに研究段階を終えて、完全に市販をして農家のほうに使っていただくという段階になっているということなのか、最初に教えてください。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)堆肥ペレット肥料につきましては、特殊肥料の許可をいただいている肥料で、具体的には窒素・リン酸・カリの成分などもしっかり入っている肥料になっているところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)試験的に使って、その効果というのが立証されているとか、市販されているものと対比してかなり効力があるとかそういうことも立証されている部分があるのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)昨年からこの肥料につきましては、製造をしておりまして、JAで面積は小さいのですが、試験圃場を持ちまして実証試験法は実施しております。その中では、化学肥料と違いまして短期的な効果は見受けられない部分はありますけども、根の張り具合だとかそういう部分では効果があるようにJAから来ているところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)この堆肥は今年からあちらこちらの店舗に、春先に埋めて大きく売りに出すという商品になっていると、理解してよろしいのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)基本的に農家さんからの取りまとめにつきましてはJAがすでに取りまとめを行っているところでございます。一部、JAの生産資材にも1袋当たり20キロの堆肥につきましては、販売するような計画でございますし、農業者以外の一般町民の方にもJAでは20キロではなくて、もう少し小さい袋で販売するようなかたちで行いたいというようなことを伺っています。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)町もそういう面ではバックで支援をするということは非常に大事なことだと思います。広報をとおしてなりそういうもので、清水町にはかなり家庭菜園等で畑に精を出している方もおられますので、購買力を広めていくということも支援して欲しいという気がいたします。133頁の1番上にあります、コーンの収穫作業の委託料が200万近く計上されていますが、今年から見ると昨年は4分の1程度だということになっています。昨年から比べてどういうかたちでこのかたちになったのか教えてください。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)コーン収穫作業等委託料ということで1,972千円でございます。昨年までは、デントコーンに関わる作業委託をいたしておりました。本年につきましては、遠隔地にあります飛び地なのですが、北清水の基地からサイロをつくっている場所です。これから約20キロ離れた所に草地を持ってございます。私も自前の機械、ダンプでの収穫運搬ということでやってございまして、非常に作業効率が悪い。作業期間に既存の基地周辺の草地を管理すると、スムーズに収穫作業が行え、牧草の適期刈り取りが出来るということでございます。遠隔地になる草地につきまして、コントラを利用し、短期間内に収穫をしていきたい。それがかえって上質のサイレージをつくることに繋がるという判断でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 頁数135頁です。わが町の上下水道関係について農業用水でしょうが、管理機器の更新というのが色々過去に出てくるわけですが、農業費の中で言われている分について2,600万円、この機器を更新して次期の更新までどのぐらいの期間があるのか教えてください。

○委員長(中島里司)水道グループ主任。

○主任(野々村 淳)都市施設課水道グループ主任の野々村です。
 今回計上させていただきました農業用水施設の機器の更新ですが、こちらの更新の場所といたしまして、先ほど、都市施設課参事からご説明を申し上げましたが、十勝川左岸地区における水源である屈足ダムの維持管理の分の改修になってございます。屈足ダムにつきましては、電源開発株式会社及び農業用といたしまして、十勝川左岸地区を形成いたします1市3町、清水・芽室・音更・帯広市でその水を使っているところでございます。今回屈足ダムの機器更新ということで電源開発株式会社がメインとなって更新作業を行っております。先ほどのご質問にありました機器更新に伴いまして、今後の耐用年数でございますが、機器によりまして耐用年数がかなりばらばらです。全体を修繕するというかたちではなく、その部分を補修していきますので10年もつものもございますし20年・30年もつものもあります。今のところ次の改修予定といたしましては、毎年、電源開発株式会社とこちらの改修の計画を協議会並び開発局を交えてダム管理委員会を設立した中で、今後30年の部分の更新の計画を立てながら順次更新をしているところでございます。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)10年・20年・30年と機器更新する機種があるということですが、今回の更新をする2,600万円の機種というのは、この施設のごく一部の機種と理解してよろしいのでしょうか。

○委員長(中島里司)水道グループ主任。

○主任(野々村 淳)本当にごく一部で、具体的に事業というか、場所というか、ダムのゲートの一部だとか気象観測装置だとか地震計だとかそういった部分を今回更新を予定しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)複雑に機種が沢山あって、その中の一部ということで更新を要する機種はまだまだあるということですね。

○委員長(中島里司)水道グループ主任。

○主任(野々村 淳)そのとおりでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)140頁の林業費の関係でお尋ねをいたします。
 有害鳥獣の関係です。例年お尋ねをさせていただいておりますが、有害鳥獣はここ1年でも2年でも増えている傾向にあるのか種類によって違いがあるのかについてお尋ねをいたします。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)林務係長の渡辺です。どうぞよろしくお願いします。
 有害鳥獣の種類別にいきます。エゾシカについては新聞等でも報道されておりますけども、道内的にも増えておりまして町内でも増えていると感じております。その他、アライグマにつきましてここ数年増えている状況です。他のものにつきましては、ほぼ、横ばい的なものと感じております。以上でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)熊についてはどうでしょう。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)熊も被害の駆除依頼につきましても、ほぼ例年と感じております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)頭数はどのぐらいですか。7・8頭ですか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)捕獲頭数につきましては、20年度が5頭、21年度につきましては7頭を町内で捕っている状況でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 町有林の整備の関係です。先ほど、奥秋委員からも質問がございました。年次ごとの伐採計画を立ててやられているのだろうと思います。先ほどのお答えを聞いておりますと、面積等も色々と計画のしかたもあるのでしょうが、多くて10ヘクタール、少なくて5ヘクタールというような感じの報告をされておりましたが、この計画は、昨年私がお尋ねしたときに、防風林関係で先に処理をしているのでというお話がありました。それを終えて町有林2,000ヘクタールの中を順次面積を含めて計画を組んでいるということで理解してよろしいでしょうか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)そのとおりでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)先ほど言われておりました、面積に対して収益がこのくらい上がっているということでありましたが、皆伐で施業をしているということなのでしょうか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)先ほど、お答えしましたものにつきましては、皆伐で伐採したときの収入の額でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)一斉に10へクタールをも丸裸にしてしまおうという施業をされているようですが、この丸裸にした後はどういう処理をするようになっているのでしょうか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)10ヘクタールの分につきましては、たまたま保安林のところでございましたので半分を伐採したところでございます。伐採したあとにつきましては、2年以内に植栽を進める計画でございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)言われてることがよく理解できないのですが、10ヘクタールのうち半分ということは5ヘクタールを処理したということですか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)先ほどの10ヘクタールにつきましては、美蔓地区と旭山地区を合わせて10ヘクタールを伐採しておりまして、約20ヘクタールの内の10ヘクタールを伐採したということでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 保育関係についてです。従前どおり、森林組合一手にお任せをしているという状況なのでしょうか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)見積もりをいただきまして森林組合の方で委託契約を行っております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)見積もりは、他の社からも取られているのですか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)町内に、林務に精通した業者が1社でございますので、町内の1社、森林組合のみからいただいて契約しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)町内には、森林組合の他に木材業者がもう1社あるということですか。

○委員長(中島里司)林務係長。

○係長(渡辺義春)精通している業者が森林組合のみでございますので、森林組合1社から見積もりをいただいて契約しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)森林施業について、今の政権も今後力を入れるというようなことを言っております。労務が不足して高齢化していてなかなか本町ではそういう業者がいないということになっていき、町全体をみわたしたときに、町有林は2,000ヘクタールかもしれませんが、全体を含めると相当な林野になるということで、その施業について主導的な立場を取れるのは町有林だけなのかもしれません。今後、森林政策についてどういう方向に向けていくだとかは計画的なものはあるのかその辺はどうでしょう。

○委員長(中島里司)産業振興課長

○産業振興課長(八木正明)従前からそうですが、森林整備計画に基づいて、森林の整備については行ってきているところでございます。今後におきましても、施業計画に基づきまして森林整備につきましては実施をしていくような考えでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)レクリエーションの森についてお尋ねします。しばらく諸般の事情というか、スキー場の売り払い後の撤去がどうなっているのかわかりませんけども、いろいろなことがあったりして見ていないので私もはっきりと言えない状況ではあります。町民のレクの森ということからすると、町民なり他の方がいつレクリエーションの森に入っても、景色のいいところで木もしっかり育っていると見られるようになってきているのかはどうでしょう。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)レクの森につきましては、平成17年からそれぞれ整備をさせていただいているところでございます。昨年も委員からご質問があって、活着率の問題だとかもございます。新年度につきましても、活着率が悪いというような部分につきましても、補植などの整備をさせていただいて、町民の方が親しめる森づくりを今後も進めていきたいと考えているところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)私が先ほど言いました。現状、今後そういうかたちで進めていくということは理解いたしますが、現状はどうも芳しくない。目的としてこういう山にしようと思っているがなかなかそこらに行っていないという様な言い方をするとどのようになるのでしょう。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)平成17年から整備をさせていただきまして遊歩道などもつくらさせていただいております。常時、清水公園のように整備が出来ない部分がございますので、これからにつきましては、植樹を重ねながら本当に自然を楽しめるようなレクリエーションの森づくりをしていきたいと考えております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)常時、整備が出来ないといことはどういうことを指しておられるのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)下草刈りだとか、町民がどう見られるかという部分もありますけども、本当に公園的な部分では管理は無理かと思っています。ただ、本当に自然を親しむという様な部分では遊歩道を整備をさせていただいております。ですから、遊歩道の中で散歩をしていただいたり森林浴をしていただくだとかの部分で、活用について利用されている方もいると思っているところです。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)植樹祭を年に1回と毎年やられておりますが、この活動を活用しているのだろうと思います。うちの町には、清水公園含めてペケレの森含めて町中に、整備をすれば素晴らしい場所が沢山あるわけです。レクの森で何かしらの行事を企画しようだとかは考えている面があるとすれば。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)植樹をする意味では行事といいますか、町民の植樹祭ということで植樹をさせていただいているところでございますけども、今後の活動に対しての計画につきましては、社会教育だとかいろんな活用をする担当課がございます。その中でレクリエーションの森の活用方法につきましては、他の課と連携を取りながら検討をしていきたいと考えているところでございます。

○委員長(中島里司)ほかに質疑ありませんか。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)全体について伺います。
 農林業予算が全体で7億8,000万円で、その内一般財源で見ている部分が3億6,800万円くらいですね。残りの4億円ちょっとは特定財源で農林業予算全体で言えば7億円ですが、町の一般会計からの持ち出しというのは特別大きい数字にはなっていないということだと思います。政権交代によってこの部分の予算的の部分を含めてどう変わると考えているか、執行のほうでお願いします。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)ご質問の内容は大変難しいものではないかと思っております。政権交代をされましたけれども、まだ詳細については、細部にわたる点検精査というものは作業中であると思います。農業政策全般に関わってくるものでありますから、ソフト面からハード面、全部関わってくるわけです。今、重視しているのは農業の戸別所得政策です。市場価格との差を生産された分の価格差を補填していくということになります。また含めて遊休農地の対策が出てくると思います。生産性を上げて自給率を上げる、そのときにどんな手順でやるのかどうかということが、まだ明確にされておりません。戸別所得補償政策だけで、おそらく頭がそこに集中しているだろうと、今は米ですが、来年の畑作、その後の酪畜となっていくわけでありますから、そこに集中してやられているのではないでしょうか。結局は財源的に従来の財源からマイナスにしていますから、不足している部分が自給率を上げる基盤となる整備がきちんとされないとダメだということになります。そこがどう推移していくかということが私共も要請・提案というかたちでまいりますけども、まだ見えておりませんので、先が見えないというのが現況であります。生産者は本当にイライラしているのではないかと思いますけども、そのうちにしっかりと政策的な方向性が生まれるものではないかということで、期待するしかないということであります。

○委員(荒木篤司)終わります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(中島里司)ないようでございますので、先ほど、口田委員からあった質問に対しまして、この場で説明をしたいと申し出がありますので許可したいと思います。産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)先ほどの質問について、今一度確認させていただきたいのですが、哺育育成段階から町営牧場に来て、牧場を卒業して帰る、それまでの費用のことというように理解してよろしいでしょうか。それとも、全く新牛舎に関わる部分の収支ということでしょうか。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)できれば個人的にやっておられる0か月から7か月の間をプラスした中で積み上げて、最終的にどのくらいの経費がかかってという数字が欲しいです。一般市場では24か月生まれる寸前までいけば50万円とか60万円で売買がされているでしょう。この施設を利用したら、それを大幅に上回って70万円も80万円にも結果的になると言ったら問題ではないかと思って、その数字が欲しいわけです。

○委員長(中島里司)産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次)哺育センターで生まれ落ちてから、7か月から210日間、管理いたしまして、131,700円の費用がかかってございます。私どもの町営牧場に1年間、夏期放牧154日間、冬期211日間トータルしましてそれぞれの利用料168,700円という金額になります。従いまして、哺育センターから町営牧場1年間トータル19か月にかかる経費というのは丁度30万円かかるということでございます。これが19か月ですから、もう少し預託を延ばしたい分娩直前まで、例えば24ヶ月間までの預託ということで行いますと322,000円ほどかかるということでございます。現在、市場等で流通している平均価格というのは52万円くらいです。その差20万円ですが、更に治療費・受精料と諸々の費用がかかってくるのではないかと思います。このような数字でよろしいいでしょうか。

○委員長(中島里司)口田邦男委員。

○委員(口田邦男)わかりました。32・33万円の経費がかかるプラス素牛、だいたい市場価格と、とんとんというような状態ですね。

○委員長(中島里司)これで農林業費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後2時55分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時57分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第7款、商工費、142頁から146頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)産業振興課長の八木でございます。
 私からは、第7款の商工費につきまして、産業振興課で担当する部分につきまして、ご説明を申し上げたいと思います。
 商工費の総額は84,730千円、前年度と比較いたしまして10,914千円の増額でございます。産業振興課関係の主な減額の要因につきましては、先般、副町長から予算概要の説明で申し上げたとおりでございます。新年度の特徴的な事業内容につきましてご説明を申し上げたいと思います。
 142頁の1目商工振興費の19節負担金補助及び交付金でございます。その中で34の産業クラスター研究開発補助でございますけども、産業クラスター研究会で昨年度から取り組んでおりますアスパラガスの擬葉を活用した商品開発を新年度から新たに取り組みます、わさびを活用した商品開発のための予算を計上させていただいたところでございます。
 143頁の2目観光費の8節でございます。10の観光振興開発アドバイザーの謝礼でございます。平成23年度から道東自動車道の全面開通が予定されている中で、本町といたしましても、今まで以上に観光振興が必要だろうということから、従来からの通過型の町からいかに観光客の方々に立ち寄ってもらえる魅力ある町にするために、専門分野からのアドバイザーを活用しながら、新たな事業展開を図るための予算計上を行ったところでございます。以上、申し上げまして、産業振興課関係の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。

○委員長(中島里司)町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好)町民生活課長の草野です。
 7款、商工費4目消費経済費について、ご説明させていただきます。頁数は144頁から146頁でございます。
 前年度に比べまして22年におきましては、1,933千円の増をみているところでございます。この増の主な内容といたしましては、消費生活相談業務の委託料ということで590千円ほど増額し、相談員の待遇改善を図ってまいる予定でございます。更に、消費者行政活性化事業ということで全額を道費補助で1,399千円を充てまして、相談員の研修の充実、更には、啓発用のステッカーの全戸配布等を実施する計画でございます。以上でございます。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦)145頁の企業立地促進補助金です。
 製造業の新増設に対する補助ということですけれども、もう少し詳しい内容を教えていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)企業立地促進補助金の6,840千円の部分ですね。この補助金につきましては、町の企業立地促進条例に基づきまして、交付する補助金でございます。昨年バイオエタノールの工場が完成したのを受けまして、今年からかかる固定資産税の部分と新たに雇用した人数に応じた補助をさせていただく部分でございます。固定資産税の部分につきましては過疎法による減免措置がございますので、それ以外の固定資産の部分と新規に新たに雇用された従業員1名につき年間36万円を補助するものでございます。

○委員長(中島里司)山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦)この6,840千円ということに関してはバイオエタノール工場に対する補助金ということでよろしいですか。
 その下の観光振興開発アドバイザーです。この方は年に何回か来て調査報告をするという内容でよろしいでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)先ほどもご説明を申し上げました。この部分につきましては年間5回ほど予定しております。町で今後の観光振興に向けた清水公園の活性化もそうなのですが、その部分で内部的なプロジェクト会議等を持っています。今後、新たに観光振興を図る中で町民を交えた中で考えていかなければならない。時々に専門分野のアドバイスをいただくということで予算を計上させていただいた経費でございます。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 森田慎治委員。

○委員(森田慎治)2目の観光費の11節需用費でございます。
 30の印刷製本費観光パンフレット代756千円とありますけども、このパンフレットはどのようなかたちで配布されているかお伺いします。

○委員長(中島里司)産業振興課課長補佐。

○課長補佐(堀田政洋)これにつきましては、主な観光案内所及び十勝観光連盟または道の駅と帯広空港も含め、そういった場所に置いてあります。

○委員長(中島里司)森田慎治委員。

○委員(森田慎治)町内ではどういった場所でしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課課長補佐。

○課長補佐(堀田政洋)よりみち情報館、日勝峠のドライブイン等々に置かせてもらっております。

○委員長(中島里司)森田慎治委員。

○委員(森田慎治)そこで私は疑問に思います。あまり旅行はしていませんが、他町村地域でいいますと、食べるところや休憩するところにはほとんどあります。庁舎の下のロビーにもある時とない時があるんです。新得駅に他町村のがあります。僕が見る限り清水のパンフレットはないです。もう少し観光宣伝と言いますか、ある意味では、ちょっとしたドライブインに入って、清水のパンフレットがあったら、千年の森はどこにあるのかと聞かれたときそこにパンフレットがあって見せて教えることが出来る、そういうこともひとつのアイデアとして考えていくべきだと思いますが、それについてはどうお考えでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)私どもでは至らない部分がございまして、全部に置いていない部分もございます。今回の予算計上につきましては、部数も倍ほど増えております。観光客なり町外の方が清水に訪れたときにどこでも見られるような部分で、観光協会にもお願いしまして、各事業者につきましては、全部を置いていただくだとかという部分で努めさせていただきたいと思います。町外の色んな施設も積極的に置かせていただくような努力をさせていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和)142頁の商工費です。商工振興事業費の中で、全部この中で6,800万円ほど入っておりますが、十勝サイコロステーキ丼も入っているんですか。開発費みたいなものは。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)この科目に予算を計上させていただいている部分につきましては商工会の一般会計の部分とうきうき商品券、ハーモニープラザの運営費にかかる部分でございます。牛玉丼の町の支援の部分につきましては総務費で総務課長から申し上げたかと思います。地域活性化戦略会議の中で予算を組んで、会議を通して支援をさせていただくような予算組みをさせていただいたところでございます。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)34番の産業クラスターの研究開発補助金が227千円ほど入っておりますが、この位では全然足りないと思います。開発費にお金をやって、踏ん張ってやっていかないと、一生懸命町の活性化をしようとしているのに、より多く予算をつけておいてあげないとダメではないでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)産業クラスター研究会の商品開発につきましては、国の助成事業をもらう中で計画をさせていただきましたが、不採択になったところでございます。280万円ほどの経費をもって、わさびの栽培にかかる土地の借り上げだとかも、全部含めて補助の申請をさせていただきました。不採択になったということもございまして、この度、先ほど申し上げたようなアスパラの擬葉を使った研究開発だとか、新たに、わさびを何とか活用できないかという部分で、土地の借り上げだとかの部分につきましては、極力、産業クラスターの会員の方にお願いさせていただいて最低限でかかるような経費を見させていただいたところでございます。昨年度につきましては、70千円の開発研究費の助成ですが、今年はここに計上させていただいております227千円が最低限の経費ということで、産業クラスター研究会に助成していくということで予算組みをさせていただきました。

○委員長(中島里司)西山輝和委員。

○委員(西山輝和)町長にお伺いします。地域活性化のためにやろうとしているわけです。せっかくサイコロステーキ丼なども開発して一生懸命やっていますから、開発するところに色んなお金をつぎ込んであげないと、やるほうもお金もないのに自前で一生懸命やって参加するお店が1人減り2人減りとなっていくわけです。そういうところに思い切ってお金を自由に使えるよう補助してあげないといいものができない、どうですか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)産業クラスター研究会の補助につきましては、補助が不採択になったということで、産業クラスター研究会と協議をさせていただいて、本当に最低限の費用ということで227千円をつけさせていただいたところでございます。当然、今年だけでこの研究開発は終了するわけではございませんので、来年度以降も産業クラスター研究会と協議をさせていただいて予算組みにつきましては、計上を今後とも行っていきたいと思います。この227千円につきましては、くどいようですけども、産業クラスター研究会と協議をして付けさせていただいた金額でございます。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)ただいまの質問でございますが、大変重要なことでございますし、ご審議をいただく発言ではなかろうかと思います。以前、私が町長になった時に産業クラスター研究会に200万円のお金を用意いたしまして、畜大との連携、共同開発ということで進めさせていただくことがありました。残念ながら製品化にできなく費用は余りましたが、その後、違うほうで大分進んでいたのですが、それもできなかったということで、ようやく、一昨年あたりから麦飯石を使ったり、粘土を使ったりしてまいりました。この辺について、課長から今回はこういうかたちですが、私としては、わさびなりアスパラを粉末にする機械が清水町にないんです。乾燥する機械もないということで、出来上がった製品が食感面で畜大と組んでやるのですが、そこにはあまり費用はかかりません。それが出来たときに、機械がないから帯広市なんかに持って行かれてしまうと、そこで加工にはまってしまったら大変だということで、町内でできないものかということで製麺工場、今のラインからまた変えなくてはならないことがありますから、事業化のときに助成支援がよいのではないかというお話もあります。もし、機械を導入するということになれば、そこで支援措置に応じなければならないし、補助事業も考えていかなければならない。これは最低限ということで上に向かって頑張ってまいりたいと思います。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)143頁一番下、観光施設費で10番の報償費、登山施設等の管理報償というのがあります。どのように管理されているのかをお伺いします。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。

○主任(佐藤和二郎)都市施設課主任の佐藤です。
 報償につきましては剣山の山小屋、芽室岳の山小屋の清掃管理並びに冬の薪の準備等を山岳会並びに近くのボランティアの方にお願いをして管理していただいております。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員

○委員(妻鳥公一)近くの人に依頼をしてやっているのだろうけども、少ないのではないかという気がしているので、もう少し考えて欲しいということです。登山道について整備はどのようにしてやられているのですか。

○委員長(中島里司)先に手をあげてください。
 都市施設グループ主任。

○主任(佐藤和二郎)登山道の整備は草刈りということで現場の職員が出向いて実施しております。

○委員(妻鳥公一)はい、いいです。

○委員長(中島里司)他に質疑ありますか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)142頁、先ほど、西山委員からも一部出ておりました、商工会の振興事業補助金の関係で地域の商品券です。以前もお話をしましたが、昨年もかなり額を増やして、この辺を支援しているというかたちになっております。効果ですが、心配している大型店に主力が行って、従来からある清水町の個人商店等にあまり流れていないという心配をしています。その辺の分析というのは商工会を含めてかなりやられているのか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)今回、当初予算で組んでいるうきうき商品券の事業につきましては、一昨年からハーモニーカード会に商工会として委託をして実施している事業でございます。ハーモニーカード会の事業として取り組みにあたってハーモニーカード会に加盟している事業者と特別参加店ということで昨年は11業者ほどおりましたが、大型店は入っておりません。うきうき商品券の事業については実施をさせていただいているということでございます。
 先般、補正を組んで5月31日までの期限で取り組んでおります生活応援商品券こ事業につきましては、今回3%の事業者負担もありますが、その中で大型店も加盟しております。過去の実績といたしまして約40%強は大型店で使われている実績がございます。逆を考えれば60%程度が個店で使われています。事業効果につきましては、大型店ばかりに行って個人事業者には全然行っていないというかたちにはなっておりませんので、事業効果は十分にあったと担当課では押さえています。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 理想的なかたちに、ほぼ近づいてきている面がある気がいたしますが、商品券の売り払い時の率の関係です。清水町の場合は1割10%という形で新聞報道されたのを見ると、かなり上にある割引率があるわけです。商工会全体を含めて今後、率を上げて15%にしようという動きはあるのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)昨年実施した、生活応援商品券につきましては15%だったと思います。このプレミアム率については今回の補正でさせていただいた生活応援商品券についても議論をさせていただきました。
 商品券を購入して買い物をされるかたにつきましては、プレミアム率は高ければ高いほど有利になりますが、こういう種の事業を行う立場で考えてみた場合に、果たして15%なり20%のプレミアム率はこの事業に本当に良いのだろいうかという議論をさせていただいたなかでは、今、実際にやっている10%程度のプレミアム率で全く売れないというわけではございません。全部完売しております。10%程度の率が適切という判断で22年度の予算につきましても組まさせていただいたところでございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員

○委員(原 紀夫)そういうことも言えるのかと思います。
 使われ方について、大型店以外でも広範に使われていると、過日、燃料を入れに行って偶然見たのですが、かなり厚く数を数えている場所にいきあたりまして、私も1回買って使ったことがあるのですけども、使い方が非常に上手で、ガソリンを入れるときに使うだとかということは傾向として多いとか、タイヤを買うときだとか色々聞きますが、消費者も利口なものですから使い方が上手い。そういう以外にも行き渡るような方法があれば一番理想で、利用者の判断するところがあるので、難しい面もある気がいたします。したがって、大型店は排除してみたり入れたりと色々なことをやっておられるようですが、今後もこの形は継続すると思いますので商店の皆さんの努力も非常に重要なことになると思います。何とか幅広くいく方法は難しい面があるかもしれませんが、商工会含めて努力をしてもらえればありがたい気がいたします。商工会と担当課と協議する機会はかなりあるのでしょうか。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)予算を要望されるときにも具体的に協議をさせていただいております。今回補正を出させていただいて実施しております生活応援商品券の部分でもいろんな意味で事業の取り扱いだとか、今までの事業効果も含めて商工会と十分に協議をさせていただいて、結果的に今回の生活応援商品券を実施するというかたちになったものです。今後とも色んな商工会が行う事業につきましても、町と協議をしながら進めさせていただきたいと考えております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)1点だけ。付随して、ハーモニープラザの関係です。従前、利用率が低いという話を聞いておりました。現状、努力をすることによって、結構利用率が上がっているだとかの状況を把握されていましたらお願いいたします。

○委員長(中島里司)産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明)特に利用率が伸びているということはございません。例年、人数で1万人、資料を持ってきておりませんので、そのようなかたちで推移をしております。町内にはハーモニープラザのホールがございますが、それと類似する施設として公民館等もございます。そういうなか、有料ということもございますので伸びないということもございます。施設が今後、効率的に町民が使えるようなかたちでどうすればよいのかというのを商工会と詰めながら検討させていただきたいと思っております。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)先ほどの農林予算と同じような考え方で商工費をみましたら8,400万円の予算のうち、ほとんどが町の単独で事業を進めているということですよね。これと同じ補助付き事業をやれば、倍くらいの予算で事業展開が出来るだろうと思うんです。そういう部分でいえば、何故、商工費は自前でやらなければならないのか。地方の商工業者はシャッター商店街だとか色々と言われておりまして、経営していくのが大変だというようななかで全然特定財源を使えないのか使わないのか。その辺はどうなっているんですか。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)言われてみればそのとおりでございます。ソフト面ではできなく、単独でやらざるを得ないかもしれませんが、ハード面では、我が町は該当しなかったのですが、御影本通りはできました。交通安全という対策事業のなかと地域活性化ということで、歩道にはアイスホッケーの照明があったりというようなことで、そこまでは1つの生活オールであるし、産業商店街の道路ということになります。
 農業でいえば、施設づくりをすれば補助事業、基盤整備をすれば補助事業、商店の場合、集合施設についてはハーモニープラザみたいなのがありますけど、ここの商店についてのリフォームだとか、それがなければ品物が置けませんよね。それに対する助成措置はなかなかないのです。アーケードをつくるだとかはありますけども、個店ではあまりない。商業を営む上で基盤的なものは少ない。提案ということでちょっともんでみたいと思います。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)観光の振興だとか商店街の振興とか色々と言われておりますけども、実際にはそんな内容ですね。今回の8,700万円くらいの予算のなかで負担金と補助金で消えてしまって、本当に事業の展開をするのに使えるものはほんの一部ですよね。問題だと言う割には、全く問題にしていないあたりが変な話ですから、個店の問題もひっくるめて国全体で考えていかなければならない問題だと思うんです。そういった方向になるよう努力していただきたいと思います。町長に伺います。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)新しいかたちになるので整理して、商店街なり観光なりでどういうものが補助事業で、各省庁に分かれていて、国土交通省や警察署だとかがあり、分類し、わが町に当てはまるものにはどういうものがあるのか。どれだけの総体で金額になって、一般で使うとどうなるのかを調査研究をしなければ出てこないと思いますので、努力をさせていただきたいと思います。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで商工費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後3時32分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時45分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第8款、土木費147頁から159頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢)都市施設課長、栗本です。
 22年度予算におきまして、新規及び増額になった分について説明させていただきます。
 道路維持費につきましての委託料、道路台帳修正業務委託料につきましては、清水・新得間の高速道路の側道が町に移管されます。町道として維持するための台帳及び台帳図の作成をするために、委託料が例年より増額となっております。同じく工事業費であります。道路区画線設置工事については毎年4キロほどずつ実施していますが、町内の舗装延長は約400キロメートルございます。そのなかで毎年4キロメートルずつやっていてもかなりの年数が経ち、色が薄くなってくるという状況から、本年度は倍増の8キロほどの予算を計上させていただいたところでございます。
 除雪対策費であります。ここ2年ほど異常気象で、かなりの降雪量が例年より多く、毎年補正予算をさせていただいて実施しております。22年度につきましては異常気象が続くということが想定されますので、例年補正後並の予算で実施させていただきたく計上させていただいております。
 道路新設改良費につきましてです。委託料で橋梁長寿命化修繕計画調査点検委託料を計上させていただいておりますが、これにつきましは、現在、清水町に277橋があります。平成26年以降に架け替えをする場合には橋梁の長寿命化計画に基づくものに限るというかたちのなかの国の補助採択基準が改正され、これに基づき清水町も調査点検し25年度までに長寿命化計画を作成するものです。そのための橋梁の調査点検を22年度は85橋分の予算を計上させていただいております。
 古潭橋の橋梁架替実施設計委託料です。古潭の橋梁架替えは23年度より本工事に入る予定で22年度でに実施設計の委託料を新規に計上させていただいております。
 工事請負費ですが、毎年道路新設改良という形の中で工事をしておりますけども、本年度も清和南1条他2路線の改良舗装工事を実施しようとして計上させていただいております。
 古潭橋の解体工事です。23年度から実施する旨に向けまして現在の旧古潭を解体する旨の予算を22年度に計上させていただいております。
 住宅管理費の関係です。需用費のなかで修繕料につきましては、毎年入退居のたびに住居を修繕して新しい入居者に入っていただくということで進めております。毎年かなり補正をさせていただいております。長期入居者が退居するときにかなり大幅な修繕料がかかっております。22年度につきましても実績ベースを基本に予算を計上させていただきました。
 清和団地の関係です。21年度策定となります公営住宅の長寿命化計画に基づき仮称ですが、まちなか団地、建替え計画にある清和団地にかかる用地測量及び基本計画にかかる住宅建替え基本計画基礎調査という委託料を新規に計上させていただいております。以上が新規及び大幅に増額になった分ということで説明に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)今年度から測量が始まります古潭橋の関係でお尋ねします。今の説明ですと、23年度から本工事に入るということでございますが、これはいつ完成予定ですか。

○委員長(中島里司)都市施設グループ主任。

○主任(小林 進)都市施設グループ主任、小林でございます。よろしくお願いいたします。完成予定は24年度秋口を予定しております。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)総事業費はいくらですか。

○委員長(中島里司)都市施設グループ主任。

○主任(小林 進)総事業費は3億7,000万円の予定でございます。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)財源の確保はどうしますか。

○委員長(中島里司)都市施設グループ主任。

○主任(小林 進)国の補助が60%であとは起債です。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)これは何年の償還予定でしょう。

○委員長(中島里司)財政係長。

○係長(山本 司)財政係長の山本です。地方債につきましては過疎対策事業債という地方債を発行いたしまして、償還期間は12年です。その内の最初の3年間は元金据え置きで利息のみ払うということになってございます。なお、借入れ金額の元利償還金の70%に対しまして地方交付税措置がございます。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)事業を興す場合ですと、今のようなものをきちんと事務事業のマネジメントシートを作成して提出すると、そういう考えはないですか。他の町村では全部実施しているところもあります。償還の予定だとかも入っておりますし、何年後で架け替えができるとかも出していただければ、私ども議員は審査しやすいというのもありますので、考えられませんか。

○委員長(中島里司)総務課長。

○総務課長(荒木義春)先般、町長からも答弁させていただいていると思いますけども、マネジメントシートは私ども勉強させていただいております。1事業ごとのシートでございますけども、それについては勉強しながら検討させていただきたいです。

○委員長(中島里司)奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子)これから勉強するということは、こういう部分では町の取組みがかなり遅いと思います。来年の予算からは付けてもらえるのでしょうか。

○委員長(中島里司)総務課長。

○総務課長(荒木義春)そのように努力をしていきたいと思っております。

○委員(奥秋康子)それでしたら終わります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで土木費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後3時55分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時57分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第9款、消防費、160頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要することがあれば説明願います。

○委員長(中島里司)特にないようでございますので、これから質疑に入ります。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶものなし)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで消防費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後3時57分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時58分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)これより、第10款、教育費161頁から216頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 教育課長。

○教育課長(金田正樹)教育課長の金田でございます。
 教育課が所管しております教育費の新年度予算につきまして、ただいま委員長から特に説明を要する点にということでございますので、特に新規事業の概要について説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 先般、副町長から予算に関する資料並びに説明資料により教育の概要について説明させていただいておりますが、若干、重複する面もあるかと思いますがあらかじめご了承お願いいたします。
 教育費全体、幼稚園、御影公民館費も含まれておりますが690,565千円、昨年の666,045千円に対しまして3.7%の増となっております。一般会計に占める割合としましては10.5%となっており、ほぼ昨年と同様の割合となっております。
 目ごとに説明をさせていただきます。
 163頁をお開き願います。1項の教育総務費の中の2目教育振興費3,811千円の増ですが、教育振興事業の8節報償費11の選手等派遣費、下から8行目に記載されております。すでにご承知のことと思いますが、清水中学校の演劇部が、昨年、札幌で開催されました北海道大会におきまして見事最優秀賞を掴み取りました。そして、本年8月九州の福岡で開催されます全国中学校総合文化祭に参加する事になり、出場する生徒の約30名程度になるかと思われます。引率者の旅費も含めまして307万円を計上したところでございます。北海道の清水町のPRも含めましてぜひ頑張っていただきたいと思います。
 167頁をお開き願います。3目の教員住宅費です。882千円の増となっております。現在本町の教職員数86名と思いますが、約半数の先生が教員住宅に入居されている状況でございます。維持管理につきまして、随時修理等を行っておりますが、1棟、御影で雨漏りがおきていることから修理をするものでございます。
 168頁4目の特別支援教育費でございます。5,182千円の増となっております。7節の賃金、4目の上から6行目に記載されておりますが、ここ数年特別に支援を要する児童生徒が増えてきております。教育基本法では障害の状況に応じた十分な教育を受けられるよう教育上必要な支援を講じなければならないと規定されております。本来、国並びに道の責務に応じて、先生の配置をすべきだと思いますが、現状では決して十分な配置とはなっていない状況でございます。特別に支援を要する児童生徒の一人ひとりの教育ニーズに応じた指導や支援の一層の充実さを図るために、清水小学校と清水中学校にそれぞれ一人ずつ教員免許を持っている先生、特別支援教育支援員を配置しまして、特別支援教育を充実支援していくものでございます。
 171頁をお開き願います。2項の小学校費1目小学校管理費です。事務事業の小学校運営費の中に18節の備品購入費171頁の上段の方にあります。備品購入で図書備品です。各小学校に図書を整備し、図書館と連携しまして図書を提供しておりますが、教育執行方針でも申し上げましたが、今年は国民読書年でもあります。13万円程度の少ない金額になりましたが、少し増額をして、児童生徒に少しでも本に親しんでいただこうと考えております。
 173頁小学校の施設維持管理費の中の18節中段に記載されております。備品購入費です。学習机、椅子の交換でございます。副町長からの説明もありましたけれど、現在使用しております机と椅子は15年以上経過しているかと思います。常任委員会の視察等でもご覧いただいておりますが、多くが傷んできておりまして、父兄からはジャージが引っかかるというような意見も寄せられております。特に傷みのひどいものにつきましては、随時交換もしておりますが、なかなか間に合わない状況でございます。現在使用しているのは昔のサイズのB版と言われるもので、教科書やノートがA版に変わりまして、机の上に並べて開けないような状況です。この際に多額の費用を要しますが、少し大きくし、開けるようなものを一斉に交換するものでございます。経費としましては、小中学校合わせまして825組程度14,000千円を計上しているところでございます。その他、施設の修繕料といたしまして黒板の張替え、耐震化工事が完成しますので環境測定の中でシックスクールの測定経費、児童生徒が安心安全に学校生活を過ごせるような施設の維持管理を行ってまいります。
 中学校管理費174頁からです。昨年との比較では1,292千円の増となっておりますが、昨年計上しておりました清水中学校の耐震化工事の設計経費。7,866千円の減となっておりますので、実質900万円程度の増となります。主なものとしましては178頁の上に掲載されております。先ほど、説明させていただきました机・椅子の交換、御影中学校のエレベーター改修、清水中学校のグラウンド一塁側に安全用のネットを設置してまいりたいと思っております。以上、学校教育関係で約2,000万円程度の増額予算となりました。
 178頁2目のスクールバス管理費でございます。合計で120千円の減額になりました。主な理由としましては、現在、スクールバスのうち、4台を委託して運行しておりますが、今年度末に臨時職員が2名退職することになります。1台を委託してもう1台は今まで町民バスの運行にあたっていました職員を充てることといたしました。町民バスにつきましては年間稼動が100日程度ということであります。職員を配置せずに委託により運行してまいりたいと考えております。
 184頁からの社会教育の関係でございます。186頁をお開き願います。5目の社会教育1目の社会教育総務費の放課後子ども教室事業4,356千円でございます。心身ともにたくましく、心豊かな子どもを育むため、放課後に子どもたちの安全・安心な居場所をつくって学童クラブと連携しまして、様々な体験・交流・学習活動を行うものでございます。清水小学校の余裕教室を利用しまして年間200日程度、御影地区におきましては世代間の交流センターにおきまして年間25日程度、地域交流活動を行うものでございます。
 187頁2目の文化振興費につきましては800千円の減額となりましたが、昨年設置しました開拓史跡の看板300千円、文化協会の60周年事業経費で500千円支出しておりましたので、その経費が減額となったところでございます。
 189頁3目文化会館費7,488千円の増となりました。本年は文化センターがオープンして以来30年を迎えることになりました。文化会館30周年記念芸術鑑賞事業といたしまして、町民の皆様に喜んでもらえる、感動していただく事業を町民の皆様と一緒に計画してまいりたいと思います。5年ごとに実施をしてきております第九の合唱の年でもあります。すでに実行委員会が組織されまして、12月5日に第7回清水町第九交響曲演奏会が開催されることに決定しております。ここ数回は町費の助成はしておりませんでしたが、今回は30周年という節目の年でございます。若干助成してまいりたいと考えております。
 191頁4目の図書館郷土史料館費ですが、主に人件費に関わる減額でございます。備品購入費につきましては、昨年同様の200万円を予定しております。それぞれ町民の方々のニーズに応えられるよう図書資料等の整備充実を図ってまいります。
 203頁からの保健体育費でございます。205頁で体育施設費6,826千円の減額となっております。町民プールの施設整備が昨年終わりましたので、約800万円程度の減額となっておりますが、新たにアイスアリーナ等の照明改修工事等で1,684千円を計上しております。
 210頁3目体育館費では第1競技場の水銀灯の設備が故障しておりますので、この改修で1,042千円をみております。
 212頁学校給食管理費1,856千円の増額となっております。備品購入費の中で食缶を老朽化が激しいものから順次計画的に入れ替えて整備をしてまいります。
 以上、教育費について説明させていただきましたが、22年度におきましても限られた財源でございます。節約に努めながら効率よく運用をしてまいりたいと考えております。よろしくご審議をお願い申し上げます。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)167頁、2目、要保護及び準要保護児童生徒の奨励費というのがございます。この動向がどんな傾向にあるのかということを教えて欲しいです。何年かの動向で増減がどうなっているかということをひとつ、今、非常に子育ての問題で色々出ておりますのでお聞きしておきたいと思いました。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 学校教育係長。

○係長(阿部剛裕)学校教育係長、阿部です。よろしくお願いいたします。要保護及び準要保護の就学奨励費につきましては、ここ最近過去5年間ということでございますけれども、平成16年度につきましては、要保護、準要保護認定率ということで、全児童生徒小学校中学校に占める割合は平成16年度は8.9%でした。昨年度の平成20年度にいたっては13.9%、今年度の見込みといたしまして、最終的に14.8%ということで、5%くらい過去5年間でいいますと増加傾向にあります。来年度の平成21年度と比較して減少しているのは、学年によって児童生徒数の認定率が違いますので、その割合でいきますと、中学3年生が多い年度につきましては修学旅行費等の準要保護の支出がありますので、今年度より減少したということで、来年度も小学校新1年生については14%程度の認定になる見込みのもとで予算計上をしております。以上です。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そういう傾向が、これで見ると上昇してきている。子どもを育てるのに親が大変になっているということが、ここから見えてくるんですね。そういう意味で政府も子ども手当などが出てきているのだろうと思うんで、ここでもっと学生の手当とかについてどうするかをおさえておきたいなと思います。
 173頁の机の購入について、先ほど課長からお話がありました。確かに15年くらいと言っていたけれども、30年くらい経っておりますよね。これを購入するのは大変いいことだと思っております。大きさが大きくなると教室の広さもあるのでその点はクリアできているのかを教えてください。

○委員長(中島里司)総務係長。

○係長(本田雅彦)既存のものより5センチメートルずつひと回り大きくなります。教室には十分入ると思います。以上でございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。心配だったものですから。
 189頁8節の報償費の自主文化事業公演というのがございます。町長も行政執行方針で力を入れるというようなことを言われておりました。第九の年ですから7回目をやろうということで、その事業のも補助をするということを言っていらっしゃいましたが、自主文化事業は大体決まっているのだろうと思うんです。どのような計画でされるのか、どう考えられているかということを教えてください。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○係長(澤田 智)社会教育係長、澤田です。
 自主文化事業公演につきまして、こちらに入っている経費につきましては、幼児芸術鑑賞会が1回、更に小学生対象の芸術鑑賞会が1回、中学生対象の芸術鑑賞会が1回、文化会館の30周年記念事業ということで100万円。もう一つ組ませていただいているのが記念事業ということで、富良野グループという富良野塾卒業生によるグループがありまして、それの公演を「きこく」という演題で公演予定しております。以上です。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員

○委員(妻鳥公一)わかりました。町長のところに報告でありました。例えば子どものやつで小学生のやつは親はダメだとか、親はいいとか、中学生だけで、一般はダメだとかが、今まで何回かあったようなのですが、そういうのはどうでしょう。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○係長(澤田 智)幼児を含めまして、小学生・中学生の芸術鑑賞会につきましては席数の関係があります。空き席につきましては保護者の方にはぜひご覧くださいということで、最近の傾向としてはご案内を申し上げているところでございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)一般には公開しないということですか。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○社会教育係長(澤田 智)一般の入場は受け付けておりません。あくまで、小・幼児、保育所・幼稚園等の鑑賞会ということで父兄の方、小学校・中学校につきましても生徒を含めましてご家族の入場をご案内しているところす。一般の方にどうしてもご案内をしてしまいますと補助事業の関係もありますし、更に生徒数によって席数が限られるということで、ご案内はしておりません。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。規制もかかっているということもありますのでね。
 192頁です。図書館費の中の図書館資料というのは書籍も含めて、資料となると色々あるのでちょっと教えてください。

○委員長(中島里司)図書館長。

○図書館長(宮脇武弘)図書館長の宮脇です。
 こちらにあります図書館資料と申しますのは、本とビデオでございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。
 ここに感想というか聞きたいのですが、図書館資料で200万円なんですよ。昔は500万円あったと思うんです。それがグッと落ちたんですが、200万円でこれは十分だとは思わないのですがね。どんなもんでしょう。

○委員長(中島里司)図書館長。

○図書館長(宮脇武弘)十分か不十分かと問われましたら、不十分だと思います。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)立派な図書館がある。これはこれから考える必要があるのではないか。足りないと思っていますので、何らかの方法で考えて欲しいと思うんですがいかがでしょうか。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)大変、行財政改革をもちまして、削減に取り組んだところのひとつに入っておりますので、少しずつではありますけど増額はしなきゃならない認識はしております。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)209頁、これで終わりたいと思います。
 スケートリンクの造成のことです。今年はなかなか天候の状態もあって遅くなったんですね。造りづらかったんです。それはよくわかります。御影のところ、小学校も使っていますから、御影のリンクの利用状況というのは見ていると、なかなか思わしくない。スケート人口が減ったということをつくづく感じるんですよ。今年オリンピックがありまして、スケートは随分とあれですが。清水のスケートリンクの指導の仕方も色々あって、そこら辺でどうなんでしょう。スケート人口が少なくなってスケートの力が落ちてきた感じがするのですが、この点だけ感想を聞かせてください。どんなふうに思っているのか。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 教育長。

○教育長(伊藤 登)確かにスケート人口は減っております。しかし、学校教育としてスケートの授業を持っていますので、少ないからといって造らないわけにはいかないということで先生方の努力によってリンクを設置していただいてありがたい気持ちでいっぱいでございます。アスリートを育てるというのは、幸いにも全十勝的には中学校で優秀選手を集めて指導しているという部分もありますので、参加したいという場合はそちらのほうに行って強化していただいて、目指していただきたいという考えもございます。幸いに屋内のスピードスケート場も出来ましたので、これからはどんどんそういうところを利用して、優秀な選手が出てくるのではないかと期待をしているところでおります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)171頁、これは小学校の部分ですけども、中学校もどこも関わりがあるのですが、昨年、臨時交付金で素晴らしいテレビを全面的に入れ替えました。50インチだそうで、子どももさぞ大きさに驚いているのだろうと思います。このテレビの50インチというのは、今まで使用していたテレビから見ると相当電気がくうと聞きました。この辺は今購入したのは、あまり電気の消費量はそう従前と変わらないと、昨年から見ても電気料というのは増額を見ていない気がしましたので、この間電池か何かを買いに行ったときに聞いたところ、「かなり大きいから電気はくいますよ」という話をされていましたので、どんなものなのかと思いまして、お尋ねをしているのですが。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。

○係長(本田雅彦)詳しくは調べておりませんけれども、既存のテレビにつきましては、10年以上昔のテレビでございます。最近のテレビはかなり省エネも進んでおりますので、それほど変わらないのかと思っております。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)私が今申し上げたのはいいんです、そういう考えで。電気屋へちょっと行ったときに「50インチのテレビは電気くうんですか」とこう聞きまして「それは今までと違って当然くいます」と、どっちがくうかを話したら「いやいや、大きいほうが当たり前」的なことを言われていたので、それならこんなの倍ぐらいくうのかという気がしたものですから、お尋ねをしたんです。そうなったときは補正も組まれるのでしょうから。わかりました。
 172頁の机・椅子の関係です。新しくすることについては、何ら私は問題があると思っていませんし、過去に私のところに父兄から「私は小学校の児童もいないんですけども、学校の先生に言っても解決しないから何とか頼む」と言われて、私が電話でお願いをしましたところ、倉庫にまだあるということで早急に対応しますということで替えていただいて、他の生徒の悪い分のも一部替えていただきました。感謝され、ジャージを買ってすぐ1日か2日で後ろがガチャガチャになるということで、学校に言ったんですけども、なかなか解決しないので言っていただけないかということでお礼を言われたことがあるんです。非常に私は机の入れ替えというのはよくできていいなという気がしています。相当数あると思うんですが、処分するのに費用をみていますが、これはそのまま廃棄するということが出来ない、焼却場に持っていって燃やすとか、そういうことは出来ないような物なんでしょうか。

○委員長(中島里司)総務係長。

○係長(本田雅彦)本田でございます。
 パイプの部分と木の部分と一緒になっているものですから、処理する場合には、バラバラに解体するという手間がかかります。それで処分費用はみさせていただいているんです。ただ、何件か、椅子とかをわけていただきたいというような声もお聞きします。処分する前にそのようなご要望があればお配りするということも、今後、検討していきたいと思います。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)要望があるということは、かなり程度のいいもので、何らかのかたちで使いたいという要望ですか。となると、公園のほうに置いて長く置いておくとか、雨に当たっても大丈夫なように細工をしてとかというものでは使えるようなものっていうのはかなりあるんですか。

○委員長(中島里司)教育課長。

○教育課長(金田正樹)今回、予算を計上させていただいたものは、普通教室の部分の数なんです。このなかに特別教室の音楽室ですとか色んな部屋がありますので、実はそこら辺の予算は見ておりません。今回、一般教室のなかで一番いいものを特別教室に優先して使う予定はしております。
 その他、先ほど言いました学童ですとか、サイズ的に色々ありますけど、使えるものは使って、その後にどうしようかと、最悪は処分するということで予算を計上させていただいております。帯広市あたりは市民に持っていってもらったという事例がありますので、その辺も含めて、公共施設に使えるものは使っていく。どこに使うかはまだ決定しておりません。最悪どこも使わない場合には処分をするという考えで計上しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)使えるものは使うというのは、正に素晴らしいことです。一般的に見てそれだけ大量に机が椅子も含めてあるということであれば何らかのかたちで、インターネットでも何でもいいでしょうから、取りに来てくれる方には差し上げますとなれば、経費もかからないで、処分できる可能性もある。そういった部分があるんであれば、そういう処理の仕方をすることによって、経費がかなり節減できる方法がある気がします。方法として色々あると思います。極力、廃棄に関してお金がかからない方法というものは努力していただきたいです。
 179頁、常々、私が申し上げております。スクールバスの関係です。ここ24年かそこらですか、新しくバスを購入して、総合計画でも3年くらい引き続き2,000万円弱のバスを買うということの計画をしております。以前も申し上げました、これからずっと先へ進んでいきますと、正規の正職員の運転手と臨時の運転手さんと委託の運転手さん3種類の運行方法を取っております。いずれこれから先、運転手さんが退職をすることを見越し、統一して、より良い方法を検討する考えはおありなのかを最初にお尋ねをします。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)確かに、総合計画のなかでは、購入計画がありますけれども、昨今の状況を見ますとバス会社とか色々なところがあると思います。購入するよりは委託したほうが安いかどうかという比較も必要かと思います。その辺も含めて見直しをかけながら進んでいって、最終的にどうなるかは別にしましても、経費のかからない方法を選択しながら考えていきたい。このように思っております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)理想としては本町にバス会社があって、所有台数がかなりお持ちの会社があれば、一番理想的なんでしょうが、隣町を見てもそういう使い方をしている状況にあります。方法は色々あろうと思いますけども、新たに運行許可等も取ってよしやるから任かせておけというような業者が町内にそういう人がいないとも限らない。いないかもしれない。この辺あると思いますけども、若干、幅を広げて帯広まで行くのか芽室まで行くのかはあれですけども、そういう結果、比較をしていただいて、現行のなかでかかる経費と比較をした場合に、相当数としてメリットがある。尚且つ、町内の、今、委託をしている業者等にもそうあまり被害が及ばないというか、そういう解決が一番理想だと思うんです。そういう方法になるかは別にして、より検討・努力をこれからしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)財政的にもそういったほうが有利であれば、当然、地元優先というかたちのなかで考えていきたいと思っています。地元で出来ないという場合は広げて広域的に探していかなければいけないという状況になるかもしれませんが、できれば町内の方が、業者さんがおっしゃったとおり努力していただいて、受注できるような体制をつくっていただければ1番よろしいのかと思っております。その辺も選択肢に入れながら検討を加えてまいりたいとこのように考えています。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)昨年も言ったような気がするのですが、民間に移し替えて、委託をしてやっておりますが、比較的安い賃金で町の臨時職員から見ると、臨時職員がまだ低いという状況で3段階の賃金体系になっていると思います。逆に、昨年の新聞のチラシか何かでスクールバスの運転手の募集していたところもありました。その後、私も、いい人いませんかということで尋ねられたこともありました。町内に大きなバス会社にいて観光バスの運転をしていた者がいましてお伺いしたところ、今更、退職したばかりだからする気がないということで断られたことがございました。特に、そうなると町は60歳までということになりますけども、民間に行くと60歳を越えて65歳くらいが限度であろうと思います。年々、年齢が増すに従って、いかに運転技術のよい方であっても、反射神経含めて落ちていくということを考え合わせると、どちらにやったほうが理想なのか、子どもの大事な命を預かっているわけでありますから、それを含めて考えると、極力、車の整備も含めて心配なくやっていただけるようなところがあれば一番理想ではないか。これは非常に難しい問題だという気が十分いたします。何らか方法で長い目で見たときにどういう方向に持っていかなければならないのかは、今のままでは民間に任せっぱなしで運転手だけなのは、私はしっくりいかない。本当に努力を願いたいということで毎年申し上げておりますので、よろしくお願いします。
 メリット・デメリットということになると現行でやっているかたちであれば、本町にとってどういうメリットがあるということなのかを1点お尋ねいたします。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)給食センター所長の原田です。よろしくお願いします。メリットとは職員の異動なり休暇なり等の部分につきましては、民間委託にしますと、その部分運行が出来るかたちになっております。デメリットとは、若干、設計単価等につきましては町の運転手の賃金等を参考にして出しておりますので、その分、会社の一般管理費の部分と申しますか、その部分については若干高めになるのではないかと理解してございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)はじめの前段のほうがよく、メリット・デメリットと言った部分で車検の費用が民間に渡せば一切かからないということはなくて、委託料の中にそっくり含まれていたり色々しているわけですね。その辺はメリットになるのかなという気がしたのですが、そういうことで言われたわけではないですよね。

○委員長(中島里司)教育課長。

○教育課長(金田正樹)今、経費の面で申し上げましたが、契約の中での条件で色々変わってきますので、それが一概にメリットかデメリットかというのはありえます。一番大きな問題は職員の問題かと思います。町で採用しますと、1年とかの雇用にはならないかと思います。職員であればずっと退職までいますし臨時職員におきましても、翌年はいいですということにはならないと思います。これからの児童生徒数が減少していく中で本当に今の台数が必要かどうかというのも出てきます。そこら辺も含めまして委託がメリットとして上がってくるのではないかと思います。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)現行、委託料を算定する際に担当課で説明をいただきましたが、労賃は町の臨時職員の分を使っていると。それであれば臨時職員の委託した方では臨時職員をそっくり払うと全くそうはならないと思うんです。したがって、そういう所の差が色々と出てきて最終的には現行のかたちになっているのだろうという気がします。
 そこで、まとめて委託料を算定する際に町内には昨年も申し上げましたけれども、多分ないということで見積もりを取る際には管内の業者、近くの町村の業者等々から取って検討したことがあるのかどうかはどうなんでしょう。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)過去にはございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)過去とはいつ頃の過去なのでしょう。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)今年度の21年度の予算に対しまして、平成20年に取ったことがございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)その結果、町の算定したものとの差というのはそう大差がないということで、今回こちらのほうの額を決めるにあたって、こちらにした。こういうようなことですか。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)若干、町外業者のほうが安い状況でした。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 若干、町が算定したものよりは安かったということですね。となると、町内ではなく町外ですね。その辺の額そのものが町内の業者を優先してもらうということになれば、そうなるということで理解をいたします。わかりました。終わります。

○委員長(中島里司)ここでちょっと委員におはかりしたいのですが、この後、質疑を予定している方、挙手をしていただきたいと思います。

(挙手する者あり)

○委員長(中島里司)お二人ですか。
 それであれば、若干会議の時間を延長したいと思います。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和)御影公民館と体育施設の御影公園多目的広場のことでお聞きします。
 御影のお祭りでビール祭りですとか、今年の冬祭りの催しものをやったのですが、駐車場に何か電気を。多目的公園の方の電気がもったいないくらい付いていますので、あれも何ぼか削るか何かして公民館側の駐車場に持ってくるとか。パークゴルフ場の素晴らしいライトもつくったけども何も利用していなくもったいないものが沢山あります。ああいうものを移動して公民館の駐車場に持ってくるとか何とか、すぐは出来ないでしょうけども検討してみてください。それだけでいいです。

○委員長(中島里司)答弁必要なのですか。

○委員(西山輝和)いいですよ。

○委員長(中島里司)次の質疑を受けます。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)3点ほどございます。
 先ほど、妻鳥委員とのやり取りの中で図書館の図書購入費の問題がございました。知ってる感じで言えば、当初は1,000万円購入費がありました。来年度は200万だということで、簡単な話し、その事情は町長も言っていたように財政が大変だからということですよね。図書館を指定管理者の制度に乗せて、運営全般をそちらのほうにお任せするというようなことについて考えたことありますか。

○委員長(中島里司)副町長。

○副町長(安曇達雄)組織全般に渡りまして組織の見直しを進め、役場組織を見直したわけです。それに合わせまして、それぞれの事業のなかでの委託等を含めまして検討してるところでございます。そういった意味で、ただいまの件につきましても、検討のなかで進めていきたい。結果的にそういうかたちになるのかは、今のところ全く未定でございますけども、検討はしていきたい。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)こんなこと言うと「そんなことは知っている」と言うかもわかりませんが、かの有名な福島県の矢祭町が図書館をつくろうと町民から意見が出てきて、町民が、町の空いている施設を利用して全国に図書の寄附をお願いした。そしたら30万冊だか40万冊だか集まって提示しているのが10万冊くらい置く場所が大変だという話がございました。ちょっとしたアイディアでかなりいろんなことが出来るのではないかと思ったものですから、買って新しくしていくことも大事ですが、そういう使い方をして色んな人たちに応援してもらうというような進めかたも1つの考え方としても素晴らしいのではないかと思うのですが、どうでしょう。副町長。

○委員長(中島里司)副町長。

○副町長(安曇達雄)教育委員会とも色々協議をしなければなりません。町民の方がそういったものに参画をいただくという意味では非常にいい方法だと思っております。それらのことも含めながら十分協議をしていきたいと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)一緒にするような話かもわかりませんけども、もし真面目に検討していくと面白い結果になるのかと思います。
 体育館です。あれは出来て何年くらい経つのですか。

○委員長(中島里司)スポーツ係長。

○係長(小岩哲治)小岩です。よろしくお願いします。
 昭和49年オープンですので、35年経ちます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)実際、あの建物は耐用年数というのは越えているんですか。まだもてることになるんですか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)鉄骨造ということで耐震化はされていません。建てた年度からいくと、一般的に言われているのは50年くらいということで耐用年数はある。ただ、最近耐震化構造に改修するということになっていますので、それを無視して耐震化構造のほうを重点的に考えていかなければならないのかと考えています。耐用年数に頼ってはいけないと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)一応、もつけども耐震設計にはなっていないから、わからないということですよね。10年もてばいいのですが、後10年もつとしても、鉄骨建物としては、結構古く感じます。メンテの手を抜いてるのかと思うんです。借りる人から言えば、冬に借りて使うには涼しすぎる。早く言えば寒い状況だということでしたので、この辺のことも含めて何か方法はあるのではいか。建て替えるとしたら、どうなってどのくらいのお金がいるかということについては考えたことはないですか。

○委員長(中島里司)答弁を願います。
 社会教育課長補佐。

○課長補佐(小笠原清隆)社会教育課長補佐の小笠原でございます。よろしくお願いします。
 荒木委員のご質問で、建て替えにかかる試算はしているのかということですが、現在のところ今の施設を延命していく方向で考えているものですから、特に建て替えにかかる経費というのは算定しておりません。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)考えですから色々あります。延命するのにお金がかかるとすれば、色んな制度の中に組み入れていけばどちらが得かというものでしょうし、いいものが出来るという部分もあります。もし今の状態でまずいとお考えでしたら、是非、両方の考え方を持って、やむを得ないというか何というか、そういう決め方をしていただきたいと思います。いかがでしょうか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)大変難しい質問ですが、建設場所も含めて色んな形の中から建て替えるとしたら、その方法も検討しながら考えなければいけないです。今、補佐から答弁させていただいたように、今の状況の中では延命を先に考えていくということでございます。何年かして比較しながら考えていかなければいけないと思いますし、いつまでもあの施設が良いということにはならないと思いますので、その費用対効果も含めてきっちりと検討してまいりたいとこのように思います。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今、清水の子どもの教育が、教育の四季というひとつのスローガンの基に皆結集して、その結果、良い方向に向かっている。そのような感じのお話をされますけど、最近の学校教育の在り方についての本を買い足したのを見ました。子どもというのは10人いれば1人や2人は違う方を向く子どもがいる。だけどそれも個性だよと。だからその子も全部右に向かせて前に行くのがいいのかという問題がそれによるとありますよね。清水の教育の四季というのは凄く良いスローガンだから、これに向かって清水町の子どもたちは全部同じ方向に進まなくてはならないという考え方があるとすれば、ちょっと違うのではないかという気がするのですけどもいかがでしょう。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)確かに教育の四季は平成18年に制定されてから色んな取り組みをしているんです。そういう目標をつくって取り組んできた結果が、学力の向上に繋がったり、生活習慣の改善に繋がったりということが顕著に表れているという状況であります。今、おっしゃいましたように個々に個性がありますので、きっちり枠にはめて教育している状況ではないということを各学校から聞いております。教育の四季を基に、各学校独自にアレンジして目標を立て直して毎年生徒に合わせた目標を立てながら学校を経営していき、その結果が子どもたちに好結果をもたらしている。学習だけではなく、教育の四季を基に体力の増強とか色んな部分で活用できている。おっしゃっていましたように、画一的に全てをはめているという状況ではないので、自由にアレンジできるという環境もつくっています。その辺を重視しながらこれを活用して教育を進めてもらいたいと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今の話に続く話かもわからないですけど、日本の教育制度というのは1つの目標を抱えてそれに向かって皆行けという感じ。だけど、イギリスなんかは学校に行く権利もある。それと同じように学校に行かない権利もあることを教育の中で認めているくらい多様な教育システムをつくっている。日本にとって、10人の内8人はこの制度に乗っていけるかもわかりませんが、あとの2人はダメなのかという話になるとそうではないんです。どうしても8人が正しくて2人が間違っているように見がちです。そうではなく、それはその人の個性の中で育てていける。できるだけなるべく感情を強めないで子どもたちの個性を伸ばせていけるような方向を考えていくのが大切ではないのかと思います。何かありますか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)イギリスのことを出されましたけども、日本は日本で、学習指導要領の中で定められた学習方法というのがありまして、それに沿ってやっています。確かに10人の内8人はということで2人はどうするんだというご意見もあろうかと思います。これについては家庭で育った環境も違いますし、色んな部分が出てくると思います。その中で私たちは教育の四季を使いながら、地域と家庭と学校という結びつきを強くしながら、一生懸命学校の先生方が頑張っていただいている。私たちもそれにフォローしながら色んな形で進めていただいている状況です。できれば、皆10人が10人一緒に同じレベルで同じになるようになれば一番良いのですけども、おっしゃったとおり、なかなかそうはいかないという状況の中ではある程度自由に勉強できる環境づくりというのも必要かと思います。その辺は学校管理をしている校長先生や教頭先生とも色んなことで協議しながら進めてまいりたいとこのように思っています。

○委員長(中島里司)他に教育費で質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで教育費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。(午後5時05分)

○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後5時05分)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(中島里司)おはかりいたします。
 本日の委員会はこの程度にとどめたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(中島里司)異議なしと認めます。
 明日は、午前10時に委員会を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


○委員長(中島里司)本日はこれをもって終了いたします。
(午後5時05分散会)