北海道清水町議会

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平成22年度予算審査特別委員会(3月18日_一般会計_教育費)

○委員長(中島里司)これより、第10款、教育費161頁から216頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 教育課長。

○教育課長(金田正樹)教育課長の金田でございます。
 教育課が所管しております教育費の新年度予算につきまして、ただいま委員長から特に説明を要する点にということでございますので、特に新規事業の概要について説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 先般、副町長から予算に関する資料並びに説明資料により教育の概要について説明させていただいておりますが、若干、重複する面もあるかと思いますがあらかじめご了承お願いいたします。
 教育費全体、幼稚園、御影公民館費も含まれておりますが690,565千円、昨年の666,045千円に対しまして3.7%の増となっております。一般会計に占める割合としましては10.5%となっており、ほぼ昨年と同様の割合となっております。
 目ごとに説明をさせていただきます。
 163頁をお開き願います。1項の教育総務費の中の2目教育振興費3,811千円の増ですが、教育振興事業の8節報償費11の選手等派遣費、下から8行目に記載されております。すでにご承知のことと思いますが、清水中学校の演劇部が、昨年、札幌で開催されました北海道大会におきまして見事最優秀賞を掴み取りました。そして、本年8月九州の福岡で開催されます全国中学校総合文化祭に参加する事になり、出場する生徒の約30名程度になるかと思われます。引率者の旅費も含めまして307万円を計上したところでございます。北海道の清水町のPRも含めましてぜひ頑張っていただきたいと思います。
 167頁をお開き願います。3目の教員住宅費です。882千円の増となっております。現在本町の教職員数86名と思いますが、約半数の先生が教員住宅に入居されている状況でございます。維持管理につきまして、随時修理等を行っておりますが、1棟、御影で雨漏りがおきていることから修理をするものでございます。
 168頁4目の特別支援教育費でございます。5,182千円の増となっております。7節の賃金、4目の上から6行目に記載されておりますが、ここ数年特別に支援を要する児童生徒が増えてきております。教育基本法では障害の状況に応じた十分な教育を受けられるよう教育上必要な支援を講じなければならないと規定されております。本来、国並びに道の責務に応じて、先生の配置をすべきだと思いますが、現状では決して十分な配置とはなっていない状況でございます。特別に支援を要する児童生徒の一人ひとりの教育ニーズに応じた指導や支援の一層の充実さを図るために、清水小学校と清水中学校にそれぞれ一人ずつ教員免許を持っている先生、特別支援教育支援員を配置しまして、特別支援教育を充実支援していくものでございます。
 171頁をお開き願います。2項の小学校費1目小学校管理費です。事務事業の小学校運営費の中に18節の備品購入費171頁の上段の方にあります。備品購入で図書備品です。各小学校に図書を整備し、図書館と連携しまして図書を提供しておりますが、教育執行方針でも申し上げましたが、今年は国民読書年でもあります。13万円程度の少ない金額になりましたが、少し増額をして、児童生徒に少しでも本に親しんでいただこうと考えております。
 173頁小学校の施設維持管理費の中の18節中段に記載されております。備品購入費です。学習机、椅子の交換でございます。副町長からの説明もありましたけれど、現在使用しております机と椅子は15年以上経過しているかと思います。常任委員会の視察等でもご覧いただいておりますが、多くが傷んできておりまして、父兄からはジャージが引っかかるというような意見も寄せられております。特に傷みのひどいものにつきましては、随時交換もしておりますが、なかなか間に合わない状況でございます。現在使用しているのは昔のサイズのB版と言われるもので、教科書やノートがA版に変わりまして、机の上に並べて開けないような状況です。この際に多額の費用を要しますが、少し大きくし、開けるようなものを一斉に交換するものでございます。経費としましては、小中学校合わせまして825組程度14,000千円を計上しているところでございます。その他、施設の修繕料といたしまして黒板の張替え、耐震化工事が完成しますので環境測定の中でシックスクールの測定経費、児童生徒が安心安全に学校生活を過ごせるような施設の維持管理を行ってまいります。
 中学校管理費174頁からです。昨年との比較では1,292千円の増となっておりますが、昨年計上しておりました清水中学校の耐震化工事の設計経費。7,866千円の減となっておりますので、実質900万円程度の増となります。主なものとしましては178頁の上に掲載されております。先ほど、説明させていただきました机・椅子の交換、御影中学校のエレベーター改修、清水中学校のグラウンド一塁側に安全用のネットを設置してまいりたいと思っております。以上、学校教育関係で約2,000万円程度の増額予算となりました。
 178頁2目のスクールバス管理費でございます。合計で120千円の減額になりました。主な理由としましては、現在、スクールバスのうち、4台を委託して運行しておりますが、今年度末に臨時職員が2名退職することになります。1台を委託してもう1台は今まで町民バスの運行にあたっていました職員を充てることといたしました。町民バスにつきましては年間稼動が100日程度ということであります。職員を配置せずに委託により運行してまいりたいと考えております。
 184頁からの社会教育の関係でございます。186頁をお開き願います。5目の社会教育1目の社会教育総務費の放課後子ども教室事業4,356千円でございます。心身ともにたくましく、心豊かな子どもを育むため、放課後に子どもたちの安全・安心な居場所をつくって学童クラブと連携しまして、様々な体験・交流・学習活動を行うものでございます。清水小学校の余裕教室を利用しまして年間200日程度、御影地区におきましては世代間の交流センターにおきまして年間25日程度、地域交流活動を行うものでございます。
 187頁2目の文化振興費につきましては800千円の減額となりましたが、昨年設置しました開拓史跡の看板300千円、文化協会の60周年事業経費で500千円支出しておりましたので、その経費が減額となったところでございます。
 189頁3目文化会館費7,488千円の増となりました。本年は文化センターがオープンして以来30年を迎えることになりました。文化会館30周年記念芸術鑑賞事業といたしまして、町民の皆様に喜んでもらえる、感動していただく事業を町民の皆様と一緒に計画してまいりたいと思います。5年ごとに実施をしてきております第九の合唱の年でもあります。すでに実行委員会が組織されまして、12月5日に第7回清水町第九交響曲演奏会が開催されることに決定しております。ここ数回は町費の助成はしておりませんでしたが、今回は30周年という節目の年でございます。若干助成してまいりたいと考えております。
 191頁4目の図書館郷土史料館費ですが、主に人件費に関わる減額でございます。備品購入費につきましては、昨年同様の200万円を予定しております。それぞれ町民の方々のニーズに応えられるよう図書資料等の整備充実を図ってまいります。
 203頁からの保健体育費でございます。205頁で体育施設費6,826千円の減額となっております。町民プールの施設整備が昨年終わりましたので、約800万円程度の減額となっておりますが、新たにアイスアリーナ等の照明改修工事等で1,684千円を計上しております。
 210頁3目体育館費では第1競技場の水銀灯の設備が故障しておりますので、この改修で1,042千円をみております。
 212頁学校給食管理費1,856千円の増額となっております。備品購入費の中で食缶を老朽化が激しいものから順次計画的に入れ替えて整備をしてまいります。
 以上、教育費について説明させていただきましたが、22年度におきましても限られた財源でございます。節約に努めながら効率よく運用をしてまいりたいと考えております。よろしくご審議をお願い申し上げます。

○委員長(中島里司)これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)167頁、2目、要保護及び準要保護児童生徒の奨励費というのがございます。この動向がどんな傾向にあるのかということを教えて欲しいです。何年かの動向で増減がどうなっているかということをひとつ、今、非常に子育ての問題で色々出ておりますのでお聞きしておきたいと思いました。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 学校教育係長。

○係長(阿部剛裕)学校教育係長、阿部です。よろしくお願いいたします。要保護及び準要保護の就学奨励費につきましては、ここ最近過去5年間ということでございますけれども、平成16年度につきましては、要保護、準要保護認定率ということで、全児童生徒小学校中学校に占める割合は平成16年度は8.9%でした。昨年度の平成20年度にいたっては13.9%、今年度の見込みといたしまして、最終的に14.8%ということで、5%くらい過去5年間でいいますと増加傾向にあります。来年度の平成21年度と比較して減少しているのは、学年によって児童生徒数の認定率が違いますので、その割合でいきますと、中学3年生が多い年度につきましては修学旅行費等の準要保護の支出がありますので、今年度より減少したということで、来年度も小学校新1年生については14%程度の認定になる見込みのもとで予算計上をしております。以上です。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そういう傾向が、これで見ると上昇してきている。子どもを育てるのに親が大変になっているということが、ここから見えてくるんですね。そういう意味で政府も子ども手当などが出てきているのだろうと思うんで、ここでもっと学生の手当とかについてどうするかをおさえておきたいなと思います。
 173頁の机の購入について、先ほど課長からお話がありました。確かに15年くらいと言っていたけれども、30年くらい経っておりますよね。これを購入するのは大変いいことだと思っております。大きさが大きくなると教室の広さもあるのでその点はクリアできているのかを教えてください。

○委員長(中島里司)総務係長。

○係長(本田雅彦)既存のものより5センチメートルずつひと回り大きくなります。教室には十分入ると思います。以上でございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。心配だったものですから。
 189頁8節の報償費の自主文化事業公演というのがございます。町長も行政執行方針で力を入れるというようなことを言われておりました。第九の年ですから7回目をやろうということで、その事業のも補助をするということを言っていらっしゃいましたが、自主文化事業は大体決まっているのだろうと思うんです。どのような計画でされるのか、どう考えられているかということを教えてください。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○係長(澤田 智)社会教育係長、澤田です。
 自主文化事業公演につきまして、こちらに入っている経費につきましては、幼児芸術鑑賞会が1回、更に小学生対象の芸術鑑賞会が1回、中学生対象の芸術鑑賞会が1回、文化会館の30周年記念事業ということで100万円。もう一つ組ませていただいているのが記念事業ということで、富良野グループという富良野塾卒業生によるグループがありまして、それの公演を「きこく」という演題で公演予定しております。以上です。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員

○委員(妻鳥公一)わかりました。町長のところに報告でありました。例えば子どものやつで小学生のやつは親はダメだとか、親はいいとか、中学生だけで、一般はダメだとかが、今まで何回かあったようなのですが、そういうのはどうでしょう。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○係長(澤田 智)幼児を含めまして、小学生・中学生の芸術鑑賞会につきましては席数の関係があります。空き席につきましては保護者の方にはぜひご覧くださいということで、最近の傾向としてはご案内を申し上げているところでございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)一般には公開しないということですか。

○委員長(中島里司)社会教育係長。

○社会教育係長(澤田 智)一般の入場は受け付けておりません。あくまで、小・幼児、保育所・幼稚園等の鑑賞会ということで父兄の方、小学校・中学校につきましても生徒を含めましてご家族の入場をご案内しているところす。一般の方にどうしてもご案内をしてしまいますと補助事業の関係もありますし、更に生徒数によって席数が限られるということで、ご案内はしておりません。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。規制もかかっているということもありますのでね。
 192頁です。図書館費の中の図書館資料というのは書籍も含めて、資料となると色々あるのでちょっと教えてください。

○委員長(中島里司)図書館長。

○図書館長(宮脇武弘)図書館長の宮脇です。
 こちらにあります図書館資料と申しますのは、本とビデオでございます。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)わかりました。
 ここに感想というか聞きたいのですが、図書館資料で200万円なんですよ。昔は500万円あったと思うんです。それがグッと落ちたんですが、200万円でこれは十分だとは思わないのですがね。どんなもんでしょう。

○委員長(中島里司)図書館長。

○図書館長(宮脇武弘)十分か不十分かと問われましたら、不十分だと思います。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)立派な図書館がある。これはこれから考える必要があるのではないか。足りないと思っていますので、何らかの方法で考えて欲しいと思うんですがいかがでしょうか。

○委員長(中島里司)町長。

○町長(高薄 渡)大変、行財政改革をもちまして、削減に取り組んだところのひとつに入っておりますので、少しずつではありますけど増額はしなきゃならない認識はしております。

○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)209頁、これで終わりたいと思います。
 スケートリンクの造成のことです。今年はなかなか天候の状態もあって遅くなったんですね。造りづらかったんです。それはよくわかります。御影のところ、小学校も使っていますから、御影のリンクの利用状況というのは見ていると、なかなか思わしくない。スケート人口が減ったということをつくづく感じるんですよ。今年オリンピックがありまして、スケートは随分とあれですが。清水のスケートリンクの指導の仕方も色々あって、そこら辺でどうなんでしょう。スケート人口が少なくなってスケートの力が落ちてきた感じがするのですが、この点だけ感想を聞かせてください。どんなふうに思っているのか。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 教育長。

○教育長(伊藤 登)確かにスケート人口は減っております。しかし、学校教育としてスケートの授業を持っていますので、少ないからといって造らないわけにはいかないということで先生方の努力によってリンクを設置していただいてありがたい気持ちでいっぱいでございます。アスリートを育てるというのは、幸いにも全十勝的には中学校で優秀選手を集めて指導しているという部分もありますので、参加したいという場合はそちらのほうに行って強化していただいて、目指していただきたいという考えもございます。幸いに屋内のスピードスケート場も出来ましたので、これからはどんどんそういうところを利用して、優秀な選手が出てくるのではないかと期待をしているところでおります。

○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)171頁、これは小学校の部分ですけども、中学校もどこも関わりがあるのですが、昨年、臨時交付金で素晴らしいテレビを全面的に入れ替えました。50インチだそうで、子どももさぞ大きさに驚いているのだろうと思います。このテレビの50インチというのは、今まで使用していたテレビから見ると相当電気がくうと聞きました。この辺は今購入したのは、あまり電気の消費量はそう従前と変わらないと、昨年から見ても電気料というのは増額を見ていない気がしましたので、この間電池か何かを買いに行ったときに聞いたところ、「かなり大きいから電気はくいますよ」という話をされていましたので、どんなものなのかと思いまして、お尋ねをしているのですが。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。

○係長(本田雅彦)詳しくは調べておりませんけれども、既存のテレビにつきましては、10年以上昔のテレビでございます。最近のテレビはかなり省エネも進んでおりますので、それほど変わらないのかと思っております。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)私が今申し上げたのはいいんです、そういう考えで。電気屋へちょっと行ったときに「50インチのテレビは電気くうんですか」とこう聞きまして「それは今までと違って当然くいます」と、どっちがくうかを話したら「いやいや、大きいほうが当たり前」的なことを言われていたので、それならこんなの倍ぐらいくうのかという気がしたものですから、お尋ねをしたんです。そうなったときは補正も組まれるのでしょうから。わかりました。
 172頁の机・椅子の関係です。新しくすることについては、何ら私は問題があると思っていませんし、過去に私のところに父兄から「私は小学校の児童もいないんですけども、学校の先生に言っても解決しないから何とか頼む」と言われて、私が電話でお願いをしましたところ、倉庫にまだあるということで早急に対応しますということで替えていただいて、他の生徒の悪い分のも一部替えていただきました。感謝され、ジャージを買ってすぐ1日か2日で後ろがガチャガチャになるということで、学校に言ったんですけども、なかなか解決しないので言っていただけないかということでお礼を言われたことがあるんです。非常に私は机の入れ替えというのはよくできていいなという気がしています。相当数あると思うんですが、処分するのに費用をみていますが、これはそのまま廃棄するということが出来ない、焼却場に持っていって燃やすとか、そういうことは出来ないような物なんでしょうか。

○委員長(中島里司)総務係長。

○係長(本田雅彦)本田でございます。
 パイプの部分と木の部分と一緒になっているものですから、処理する場合には、バラバラに解体するという手間がかかります。それで処分費用はみさせていただいているんです。ただ、何件か、椅子とかをわけていただきたいというような声もお聞きします。処分する前にそのようなご要望があればお配りするということも、今後、検討していきたいと思います。以上です。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)要望があるということは、かなり程度のいいもので、何らかのかたちで使いたいという要望ですか。となると、公園のほうに置いて長く置いておくとか、雨に当たっても大丈夫なように細工をしてとかというものでは使えるようなものっていうのはかなりあるんですか。

○委員長(中島里司)教育課長。

○教育課長(金田正樹)今回、予算を計上させていただいたものは、普通教室の部分の数なんです。このなかに特別教室の音楽室ですとか色んな部屋がありますので、実はそこら辺の予算は見ておりません。今回、一般教室のなかで一番いいものを特別教室に優先して使う予定はしております。
 その他、先ほど言いました学童ですとか、サイズ的に色々ありますけど、使えるものは使って、その後にどうしようかと、最悪は処分するということで予算を計上させていただいております。帯広市あたりは市民に持っていってもらったという事例がありますので、その辺も含めて、公共施設に使えるものは使っていく。どこに使うかはまだ決定しておりません。最悪どこも使わない場合には処分をするという考えで計上しております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)使えるものは使うというのは、正に素晴らしいことです。一般的に見てそれだけ大量に机が椅子も含めてあるということであれば何らかのかたちで、インターネットでも何でもいいでしょうから、取りに来てくれる方には差し上げますとなれば、経費もかからないで、処分できる可能性もある。そういった部分があるんであれば、そういう処理の仕方をすることによって、経費がかなり節減できる方法がある気がします。方法として色々あると思います。極力、廃棄に関してお金がかからない方法というものは努力していただきたいです。
 179頁、常々、私が申し上げております。スクールバスの関係です。ここ24年かそこらですか、新しくバスを購入して、総合計画でも3年くらい引き続き2,000万円弱のバスを買うということの計画をしております。以前も申し上げました、これからずっと先へ進んでいきますと、正規の正職員の運転手と臨時の運転手さんと委託の運転手さん3種類の運行方法を取っております。いずれこれから先、運転手さんが退職をすることを見越し、統一して、より良い方法を検討する考えはおありなのかを最初にお尋ねをします。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)確かに、総合計画のなかでは、購入計画がありますけれども、昨今の状況を見ますとバス会社とか色々なところがあると思います。購入するよりは委託したほうが安いかどうかという比較も必要かと思います。その辺も含めて見直しをかけながら進んでいって、最終的にどうなるかは別にしましても、経費のかからない方法を選択しながら考えていきたい。このように思っております。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)理想としては本町にバス会社があって、所有台数がかなりお持ちの会社があれば、一番理想的なんでしょうが、隣町を見てもそういう使い方をしている状況にあります。方法は色々あろうと思いますけども、新たに運行許可等も取ってよしやるから任かせておけというような業者が町内にそういう人がいないとも限らない。いないかもしれない。この辺あると思いますけども、若干、幅を広げて帯広まで行くのか芽室まで行くのかはあれですけども、そういう結果、比較をしていただいて、現行のなかでかかる経費と比較をした場合に、相当数としてメリットがある。尚且つ、町内の、今、委託をしている業者等にもそうあまり被害が及ばないというか、そういう解決が一番理想だと思うんです。そういう方法になるかは別にして、より検討・努力をこれからしていただきたいと思いますが、いかがでしょう。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)財政的にもそういったほうが有利であれば、当然、地元優先というかたちのなかで考えていきたいと思っています。地元で出来ないという場合は広げて広域的に探していかなければいけないという状況になるかもしれませんが、できれば町内の方が、業者さんがおっしゃったとおり努力していただいて、受注できるような体制をつくっていただければ1番よろしいのかと思っております。その辺も選択肢に入れながら検討を加えてまいりたいとこのように考えています。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)昨年も言ったような気がするのですが、民間に移し替えて、委託をしてやっておりますが、比較的安い賃金で町の臨時職員から見ると、臨時職員がまだ低いという状況で3段階の賃金体系になっていると思います。逆に、昨年の新聞のチラシか何かでスクールバスの運転手の募集していたところもありました。その後、私も、いい人いませんかということで尋ねられたこともありました。町内に大きなバス会社にいて観光バスの運転をしていた者がいましてお伺いしたところ、今更、退職したばかりだからする気がないということで断られたことがございました。特に、そうなると町は60歳までということになりますけども、民間に行くと60歳を越えて65歳くらいが限度であろうと思います。年々、年齢が増すに従って、いかに運転技術のよい方であっても、反射神経含めて落ちていくということを考え合わせると、どちらにやったほうが理想なのか、子どもの大事な命を預かっているわけでありますから、それを含めて考えると、極力、車の整備も含めて心配なくやっていただけるようなところがあれば一番理想ではないか。これは非常に難しい問題だという気が十分いたします。何らか方法で長い目で見たときにどういう方向に持っていかなければならないのかは、今のままでは民間に任せっぱなしで運転手だけなのは、私はしっくりいかない。本当に努力を願いたいということで毎年申し上げておりますので、よろしくお願いします。
 メリット・デメリットということになると現行でやっているかたちであれば、本町にとってどういうメリットがあるということなのかを1点お尋ねいたします。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)給食センター所長の原田です。よろしくお願いします。メリットとは職員の異動なり休暇なり等の部分につきましては、民間委託にしますと、その部分運行が出来るかたちになっております。デメリットとは、若干、設計単価等につきましては町の運転手の賃金等を参考にして出しておりますので、その分、会社の一般管理費の部分と申しますか、その部分については若干高めになるのではないかと理解してございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)はじめの前段のほうがよく、メリット・デメリットと言った部分で車検の費用が民間に渡せば一切かからないということはなくて、委託料の中にそっくり含まれていたり色々しているわけですね。その辺はメリットになるのかなという気がしたのですが、そういうことで言われたわけではないですよね。

○委員長(中島里司)教育課長。

○教育課長(金田正樹)今、経費の面で申し上げましたが、契約の中での条件で色々変わってきますので、それが一概にメリットかデメリットかというのはありえます。一番大きな問題は職員の問題かと思います。町で採用しますと、1年とかの雇用にはならないかと思います。職員であればずっと退職までいますし臨時職員におきましても、翌年はいいですということにはならないと思います。これからの児童生徒数が減少していく中で本当に今の台数が必要かどうかというのも出てきます。そこら辺も含めまして委託がメリットとして上がってくるのではないかと思います。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)現行、委託料を算定する際に担当課で説明をいただきましたが、労賃は町の臨時職員の分を使っていると。それであれば臨時職員の委託した方では臨時職員をそっくり払うと全くそうはならないと思うんです。したがって、そういう所の差が色々と出てきて最終的には現行のかたちになっているのだろうという気がします。
 そこで、まとめて委託料を算定する際に町内には昨年も申し上げましたけれども、多分ないということで見積もりを取る際には管内の業者、近くの町村の業者等々から取って検討したことがあるのかどうかはどうなんでしょう。

○委員長(中島里司)答弁を求めます。
 給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)過去にはございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)過去とはいつ頃の過去なのでしょう。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)今年度の21年度の予算に対しまして、平成20年に取ったことがございます。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)その結果、町の算定したものとの差というのはそう大差がないということで、今回こちらのほうの額を決めるにあたって、こちらにした。こういうようなことですか。

○委員長(中島里司)給食センター所長。

○給食センター所長(原田 均)若干、町外業者のほうが安い状況でした。

○委員長(中島里司)原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。
 若干、町が算定したものよりは安かったということですね。となると、町内ではなく町外ですね。その辺の額そのものが町内の業者を優先してもらうということになれば、そうなるということで理解をいたします。わかりました。終わります。

○委員長(中島里司)ここでちょっと委員におはかりしたいのですが、この後、質疑を予定している方、挙手をしていただきたいと思います。

(挙手する者あり)

○委員長(中島里司)お二人ですか。
 それであれば、若干会議の時間を延長したいと思います。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和)御影公民館と体育施設の御影公園多目的広場のことでお聞きします。
 御影のお祭りでビール祭りですとか、今年の冬祭りの催しものをやったのですが、駐車場に何か電気を。多目的公園の方の電気がもったいないくらい付いていますので、あれも何ぼか削るか何かして公民館側の駐車場に持ってくるとか。パークゴルフ場の素晴らしいライトもつくったけども何も利用していなくもったいないものが沢山あります。ああいうものを移動して公民館の駐車場に持ってくるとか何とか、すぐは出来ないでしょうけども検討してみてください。それだけでいいです。

○委員長(中島里司)答弁必要なのですか。

○委員(西山輝和)いいですよ。

○委員長(中島里司)次の質疑を受けます。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)3点ほどございます。
 先ほど、妻鳥委員とのやり取りの中で図書館の図書購入費の問題がございました。知ってる感じで言えば、当初は1,000万円購入費がありました。来年度は200万だということで、簡単な話し、その事情は町長も言っていたように財政が大変だからということですよね。図書館を指定管理者の制度に乗せて、運営全般をそちらのほうにお任せするというようなことについて考えたことありますか。

○委員長(中島里司)副町長。

○副町長(安曇達雄)組織全般に渡りまして組織の見直しを進め、役場組織を見直したわけです。それに合わせまして、それぞれの事業のなかでの委託等を含めまして検討してるところでございます。そういった意味で、ただいまの件につきましても、検討のなかで進めていきたい。結果的にそういうかたちになるのかは、今のところ全く未定でございますけども、検討はしていきたい。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)こんなこと言うと「そんなことは知っている」と言うかもわかりませんが、かの有名な福島県の矢祭町が図書館をつくろうと町民から意見が出てきて、町民が、町の空いている施設を利用して全国に図書の寄附をお願いした。そしたら30万冊だか40万冊だか集まって提示しているのが10万冊くらい置く場所が大変だという話がございました。ちょっとしたアイディアでかなりいろんなことが出来るのではないかと思ったものですから、買って新しくしていくことも大事ですが、そういう使い方をして色んな人たちに応援してもらうというような進めかたも1つの考え方としても素晴らしいのではないかと思うのですが、どうでしょう。副町長。

○委員長(中島里司)副町長。

○副町長(安曇達雄)教育委員会とも色々協議をしなければなりません。町民の方がそういったものに参画をいただくという意味では非常にいい方法だと思っております。それらのことも含めながら十分協議をしていきたいと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)一緒にするような話かもわかりませんけども、もし真面目に検討していくと面白い結果になるのかと思います。
 体育館です。あれは出来て何年くらい経つのですか。

○委員長(中島里司)スポーツ係長。

○係長(小岩哲治)小岩です。よろしくお願いします。
 昭和49年オープンですので、35年経ちます。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)実際、あの建物は耐用年数というのは越えているんですか。まだもてることになるんですか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)鉄骨造ということで耐震化はされていません。建てた年度からいくと、一般的に言われているのは50年くらいということで耐用年数はある。ただ、最近耐震化構造に改修するということになっていますので、それを無視して耐震化構造のほうを重点的に考えていかなければならないのかと考えています。耐用年数に頼ってはいけないと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)一応、もつけども耐震設計にはなっていないから、わからないということですよね。10年もてばいいのですが、後10年もつとしても、鉄骨建物としては、結構古く感じます。メンテの手を抜いてるのかと思うんです。借りる人から言えば、冬に借りて使うには涼しすぎる。早く言えば寒い状況だということでしたので、この辺のことも含めて何か方法はあるのではいか。建て替えるとしたら、どうなってどのくらいのお金がいるかということについては考えたことはないですか。

○委員長(中島里司)答弁を願います。
 社会教育課長補佐。

○課長補佐(小笠原清隆)社会教育課長補佐の小笠原でございます。よろしくお願いします。
 荒木委員のご質問で、建て替えにかかる試算はしているのかということですが、現在のところ今の施設を延命していく方向で考えているものですから、特に建て替えにかかる経費というのは算定しておりません。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)考えですから色々あります。延命するのにお金がかかるとすれば、色んな制度の中に組み入れていけばどちらが得かというものでしょうし、いいものが出来るという部分もあります。もし今の状態でまずいとお考えでしたら、是非、両方の考え方を持って、やむを得ないというか何というか、そういう決め方をしていただきたいと思います。いかがでしょうか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)大変難しい質問ですが、建設場所も含めて色んな形の中から建て替えるとしたら、その方法も検討しながら考えなければいけないです。今、補佐から答弁させていただいたように、今の状況の中では延命を先に考えていくということでございます。何年かして比較しながら考えていかなければいけないと思いますし、いつまでもあの施設が良いということにはならないと思いますので、その費用対効果も含めてきっちりと検討してまいりたいとこのように思います。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今、清水の子どもの教育が、教育の四季というひとつのスローガンの基に皆結集して、その結果、良い方向に向かっている。そのような感じのお話をされますけど、最近の学校教育の在り方についての本を買い足したのを見ました。子どもというのは10人いれば1人や2人は違う方を向く子どもがいる。だけどそれも個性だよと。だからその子も全部右に向かせて前に行くのがいいのかという問題がそれによるとありますよね。清水の教育の四季というのは凄く良いスローガンだから、これに向かって清水町の子どもたちは全部同じ方向に進まなくてはならないという考え方があるとすれば、ちょっと違うのではないかという気がするのですけどもいかがでしょう。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)確かに教育の四季は平成18年に制定されてから色んな取り組みをしているんです。そういう目標をつくって取り組んできた結果が、学力の向上に繋がったり、生活習慣の改善に繋がったりということが顕著に表れているという状況であります。今、おっしゃいましたように個々に個性がありますので、きっちり枠にはめて教育している状況ではないということを各学校から聞いております。教育の四季を基に、各学校独自にアレンジして目標を立て直して毎年生徒に合わせた目標を立てながら学校を経営していき、その結果が子どもたちに好結果をもたらしている。学習だけではなく、教育の四季を基に体力の増強とか色んな部分で活用できている。おっしゃっていましたように、画一的に全てをはめているという状況ではないので、自由にアレンジできるという環境もつくっています。その辺を重視しながらこれを活用して教育を進めてもらいたいと思っております。

○委員長(中島里司)荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今の話に続く話かもわからないですけど、日本の教育制度というのは1つの目標を抱えてそれに向かって皆行けという感じ。だけど、イギリスなんかは学校に行く権利もある。それと同じように学校に行かない権利もあることを教育の中で認めているくらい多様な教育システムをつくっている。日本にとって、10人の内8人はこの制度に乗っていけるかもわかりませんが、あとの2人はダメなのかという話になるとそうではないんです。どうしても8人が正しくて2人が間違っているように見がちです。そうではなく、それはその人の個性の中で育てていける。できるだけなるべく感情を強めないで子どもたちの個性を伸ばせていけるような方向を考えていくのが大切ではないのかと思います。何かありますか。

○委員長(中島里司)教育長。

○教育長(伊藤 登)イギリスのことを出されましたけども、日本は日本で、学習指導要領の中で定められた学習方法というのがありまして、それに沿ってやっています。確かに10人の内8人はということで2人はどうするんだというご意見もあろうかと思います。これについては家庭で育った環境も違いますし、色んな部分が出てくると思います。その中で私たちは教育の四季を使いながら、地域と家庭と学校という結びつきを強くしながら、一生懸命学校の先生方が頑張っていただいている。私たちもそれにフォローしながら色んな形で進めていただいている状況です。できれば、皆10人が10人一緒に同じレベルで同じになるようになれば一番良いのですけども、おっしゃったとおり、なかなかそうはいかないという状況の中ではある程度自由に勉強できる環境づくりというのも必要かと思います。その辺は学校管理をしている校長先生や教頭先生とも色んなことで協議しながら進めてまいりたいとこのように思っています。

○委員長(中島里司)他に教育費で質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶものあり)

○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
 これで教育費の審査を終わります。