平成22年度予算審査特別委員会(3月19日_国保特別会計)
○委員長(中島里司)これより、議案第21号、平成22年度清水町国民健康保険特別会計予算の審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明があれば説明してください。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男)国民健康保険特別会計の概要について説明させていただきます。
国民健康保険特別会計につきましては、昨年比4%にあたる5,600万円減の1,336,000千円の総予算組みとしたところでございます。
歳入に入ります。248頁をお開きください。総括表で説明させていただきます。
1款、国民保険税につきましては前年と同額の予算を計上させていただきました。所得が確定していないということもありまして、そういった経過でございます。
2款、国庫支出金につきましては、療養給付費等給付額の給付費等の減少見込みにより20,139千円の減額予算とさせていただきました。
3款、療養給費等交付金につきましては2,374千円の減額予算とさせていただきました。
4款、前期高齢者交付金につきましては31,294千円の部分は増額予算とさせていただきました。
5款、道支出金につきましては12,433千円の減額でございます。
6款、共同事業交付金につきましては3,300千円の増額予算でございます。
7款の財産収入基金利子は196千円の増。
8款、繰入金につきましては、35,659千円の減額とさせていただきました。
9款、繰越金につきましては、2千円で前年同額を計上したところでございます。
10款、雑入につきましては、老人保健医療費の拠出金返納金の関係で1,181千円の増額をしたところでございます。
以上、歳入合計で5,600万円減の1,336,000円の予算とさせていただいたところであります。
続きまして、歳出261頁から説明させていただきます。この細節の部分につきましては、項ごとに説明させていただきます。
1款、総務管理費につきましては、261頁から263頁にかけて1項の一般管理費から3項の運営協議会費まで特に大きな変化はなく、ここ1款全体で444千円の増額としたところでございます。
264頁に入ります。264頁、2款保険給付費、1項療養諸費265頁まで、この部分の合計で48,841千円の減額でございます。
267頁、2項高額療養費であります。1目から4目の合計で2,400千円の減額でございます。
268頁に入ります。3項、移送費です。ここは前年対比変化はございません。
269頁、4項出産育児諸費につきましては、900千円の減額であります。5項の葬祭費につきましては70千万円の増額でございます。
270頁に入ります。3款1項、後期高齢者支援金につきましては1目と2目を合わせて10,676千円の減額でございます。
271頁、4款1項、前期高齢者納付金等につきましては237千円の減でございます。
272頁、5款1項、老人保健拠出金につきましては3千円の減額でございます。
273頁、6款1項、介護納付金につきましては2,596千円の増額でございます。
274頁から275頁にかけましての7款1項、共同事業拠出金につきましては1目から6目までの合計で4,474千円の増となってございます。
276頁8款、1項特定検診査等事業費でございます。313千円の増額です。2項保健事業費87千円の増額でございます。
278頁、9款1項基金積立金は196千円の増額でございます。
279頁、10款、諸支出金につきましては811千円の増額でございます。
280頁11款、予備費につきましては1,123千円の減額予算でございます。
以上、歳出合計は前年対比5,600万円減の1,336,000千円の予算を計上させていただいたところでございます。
以上で国民健康保険特別会計の概略説明とさせていただきます。
○委員長(中島里司)これより歳入、歳出、一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)歳入については確定していない部分があるのであれですが、税制が変わったりすると影響はあるのでしょうか、教えてください。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(高野勝仁)保健医療グループ高野でございます。よろしくお願いいたします。
税制が変わる影響等のお尋ねでございました。今のところ今年度予算におきましては、21年度の税率と同様に考えております。国で示されているものでは限度額の改定についてのみ示されております。国保税におきましては課税所得等々の推移を見込みつつ、前年度と同額の予算を計上させていただいております。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)国側の限度額を上げようと言っておりますが、それは6月に確定したところで考えるということなのでしょうか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(高野勝仁)そのとおりです。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)276頁で特定健診がございます。昨日一般会計でお話したのですが、非常に複雑だというのは昨日もお話しました。若年特定健診なんていうのは町でやっているようなことです。胃がんも、大腸がんも、乳がんは2種類あるとか、後期高齢者健診もやっています。この金の出所は広域連合とか金の出所があちこち全然違うんです。皆さんご苦労されていると思います。そのなかに特定健診が来ているわけです。この特定健診は、国の方針は変わっていないと思いますが、5年後に何%なかったらダメというのがあり、その方針は変わっていないんですね。
○委員長(中島里司)保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男)この部分については、24年度までに26%という目標につきましては変わってございません。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)そうすると、この特定健診にかなりの力を入れないとどうにもならなくなるということです。来年度22年度はパーセンテージでどのくらいを予定しているんですか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)保健医療グループの吉森といいます。よろしくお願いします。
来年度は35%を目標に予算を計上させていただきました。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)21年度も大体終わっていますが、どのくらいですか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)今年度は3月末までなので、若干残っているのですが、予約は大体済みましたのでそれを勘案して今年度は25%くらいと見込んでいます。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)この特定健診事業の全体の予算でみたのですが、313,000円しか増えていないんですね。これは35%を見込んで予算を返したと考えてよろしいのでしょうか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)そのとおりです。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)10%を伸ばすにはかなり力を入れないとパーセントが多くなればなるほど伸ばすのに大変なんです。65%はいかないと国保税に関わるわけで、国は出すのを10%減らすと言っています。到達すれば10%増やし、大きな金額になります。力を入れないといけないと私も思っているんです。それのためにはどういった方策があるかは私自身は考えられないですが、そこら辺のことは考えられていると思うので、その点をお答えください。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)おっしゃるとおりです。
24年度に65%に達しない場合、今の段階においては国保から支払っている後期高齢者の支援金に影響するとされています。その部分をより支出しなければいけないので、支出することによって国保税に影響を与えるとなっています。なので受診率を上げる努力をしていきたいと考えていますが、21年度においては、町内の医療機関でも特定健診を受けられるように拡大させていただきました。今年度については周知方法をもう少し増やし、町内回覧も加えたりとか、医療機関で治療中の方も特定健診をしていただけるような働きかけを、今後医療機関に働きかけをしていく予定でいます。商工会で受けている健診についても、国保の場合、特定健診とみなされるので、その部分についても特定健診をしていただけるようにお願いしているところです。検討の段階ですが、町内会や保健師さんを通じて町民に周知をしていくよう考えているところです。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)特定健診は医療機関で診療を受けていてもいいのですか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)特定健診には国の指定された検査項目があります。身長・体重・腹囲測定・血圧測定・血液検査も項目も決められています。尿検査も決められています。その部分を全部医療機関で通院中の方が検査したとします。プラスアルファ問診も決まっています。質問項目も国で決まっていまして、それもプラスアルファ医療機関でしてもらってそのデータが全部揃えば特定健診とみなされるということになっています。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)私も清水町でやっている特定健診を受けておりますが、大変親切にやっていただいて、あとから保健師さんが訪問されて色々指導されるということをされておられるんです。特定健診を医療機関で受けたときに料金の問題が出てきます。どうなるんでしょう。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)今後、町内の医療機関にお願いしていないので、医療機関との協議になると思います。昨年、芽室町ではそういったかたちで町内の医療機関にお願いして行っているそうなんですけれども、情報提供料というかたちで1件あたり2,500円で医療機関と契約をして、その情報を本人の承諾を基に医療機関からこちらにペーパーでいただくかたちで行われているそうです。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)後期高齢者のように医療機関にかかっていたら健診は受けられないということはないと思うんですが、それはまだ清水町ではやっていないんですね。それはこれから考えようということだろうと思います。そのときの料金は個人負担もあるからね。町でやっている他の健診と多少は重なってもやれるわけですよね。例えば肺がん検査とか大腸がん検査とか胃がんだとかとだぶってやれるわけですが、特定健診だけ受ける場合とだぶって受ける場合のセットはどんなセットになっているのか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(吉森文子)今現在、特定健診を実施しているのが、町内の医療機関にお願いしている部分と厚生病院にドックというかたちで特定健診分とがん検診分の金額だけを町で負担して、あとは自己負担になります。ですが、厚生病院に委託している部分といつも行っている保健福祉センターと御影公民館で対がん協会に委託している集団検診の3通りがあります。先に言った町内の医療機関に委託している部分は、特定健診だけですので、がん検診は受けられないです。厚生病院の場合はドックなので、がん検診と特定健診がセットになったかたちになっています。一番人数を受けている対がん協会に委託して保健福祉センターと御影公民館で行っている集団健診については、特定健診及び胃がん、肺がん、大腸がん検診を一緒に会場で行っています。その場合は特定健診だけを受ける方、肺がん検診だけを受ける方、全部受ける方もいます。本人の申し出によって自由に受けられるかたちを取っています。以上です。
○委員長(中島里司)妻鳥委員、勉強会ではないですから。勘違いをしないで質疑を進めてください。
中身の事情聴取ではなくて、予算上の質疑をやってくださいということをお願いします。中身が不明なところがあれば事前にきちんと聞き取って、そこで疑問を持つならばここで質疑をしていただきたいと前回もお願いしてあったと思います。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中島里司)ここで休憩いたします。
○委員長(中島里司)休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
これで、議案第21号、平成22年度清水町国民健康保険特別会計予算の審査を終わります。