平成22年度予算審査特別委員会(3月19日_後期高齢者特別会計)
○委員長(中島里司)これより、議案第22号、平成22年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の審査を行います。
特に説明するところがあれば説明してください。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男)後期高齢者特別会計の内容について説明させていただきます。
296頁をお開きください。平成22年度清水町後期高齢者特別会計総額予算は1,493,000千円で昨年対比1,600万円の増額予算となったところであります。1款、保険料につきましては加入対象者の増大分と、平均4.99%に上る保険料アップの保険料改正がありまして、広域連合からの試算により前年対比6,188千円の増額予算を計上したところでございます。
297頁の第2款、一般会計繰入金でございます。この部分の保険基盤安定負担金につきましては、保険料の軽減分に対して本町の負担分4分の1、残りは国と道が4分の3を負担します。加入者の負担軽減になった分を本町分の1,992千円をここに一般会計繰り入れとして歳入に計上したところでございます。
300頁の歳出になります。本年度より特別会計において担当職員の人件費をこのなかに計上することにしましたので、昨年に比べましておおよそ、その分の総務費で8,071千円の増額となったところでございます。
以上、説明とさせていただきます。
○委員長(中島里司)これより、歳入歳出一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)296頁の説明で保険料が上がったということでございます。それを繰り入れてここにやってると説明されましたが、特別徴収と普通徴収のところで普通徴収保険料はもっと下がっているので、この内容について、どういう理由なのか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(横山美貴子)保健医療グループ主任の横山です。よろしくお願いします。
保険料の徴収の関係で特別徴収と普通徴収の割合が昨年度と大分変わった点について私から述べさせていただきます。
昨年度は平成20年度のときに国のほうで、8月に一旦決まった保険料の軽減措置を行いました。行ったことによりまして、本町においてはおよそ900人以上の方が軽減されたということで、そのときに特別徴収、年金から差し引く分をなくしてしまったということがあります。10月以降の年金を止めたということで21年度については、年金からの差し引きが開始される特別徴収というものが10月から始まった方が沢山おりました。そういったことで21年度については、普通徴収の分が多くなり、特別徴収の分が減ったということです。しかし、22年度については4月からの年金からの差し引きもあるということについては、年間を通して年金からの特別徴収というかたちで納めていただきます。そういった理由から22年度の保険料の割合については普通徴収がグッと減り、特別徴収はこのようなかたちで増えたという結果になりました。以上です。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)去年の10月から始まったので、普通徴収になっていったことを言っているんですね。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(横山美貴子)そのとおりです。
10月から年金から差し引くことによって、本来清水町の保険料の納期は7月から国保と同じように始まります。7月、8月、9月分については納付書でもって納めてもらう普通徴収というかたちで納めていただきました。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)了解しました。
302頁です。広域連合へ納付する金額があります。広域連合へ納付する金額の中で、今度の料金改定で町負担分でどのくらい増えたのかの部分。説明の10、これはどのくらい増えたのでしょう。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(横山美貴子)後期高齢者医療広域連合に納めます納付金の関係です。保険料については上がった分がそのまま広域連合にいきますので、保険料の上がった分、納める分が増えたということになります。町の負担としてかかってきますのが、基盤安定分ということで軽減された方に対して、本来の保険料から軽減分を清水町が納めます。そのうちの4分の3は道から交付金として入りますが、残り4分の1については本町の持ち出しというかたちになります。その分でいきますと、保険料のなかでお話をさせていただきますと、保険料についてはこれから入る方達であろう対象者も見込んで保険料を組んでおります。今は1年前と比べまして、徐々に加入者の移行が増えております。3月と4月も約20人の方が現在の保険から後期に行くかたちで、概ね考えましても200人くらいの方が保険料のなかではなくなられるというかたちは試算しませんので、増える方のみを足し算して換算していきます。
保険基盤安定部分は改定にもよりますが、昨年から見ますと町の持ち出しは4分の1になりますので120万円くらいは、昨年度よりも増額の基盤安定負担分ということになろうかと思います。あくまでもこれは現時点です。共通経費部分ということでこれも若干増えております。共通経費部分といいますのは、広域連合が1年間人件費とシステムの保守などに必要な事務経費を加入費町村全部で均等に負担して納める部分です。こちらも最終的には確定した段階で戻っては来るんですが、こちらのほうは30万円ほど昨年度から負担が増えています。増えた内容は、納付金の中で増えたものと言えばそういったことが大きいかと思います。以上です。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)今の共通経費部分の問題ですが、市町村が集まって経費をみていくのはわかります。歳出は市町村に対していくらの基礎があって人数割をするというものがあるんだと思いますが、1町村に対していくらの基礎部分が歳出に基礎にあるだろうと思います。それはどうなっていますか。
○委員長(中島里司)保健医療グループ主任。
○主任(横山美貴子)共通経費につきましては、負担の割合として、均等割というかたちで必要経費を全体で試算したなかの内の10%を均等割で全市町村にかかってきます。市であろうと村であろうと一定の金額になります。その他、高齢者人口割対象の方の人口割が全体の40%、人口割が50%という比率でかけてきます。基準になるのは4月1日の現在の対象人数、住民基本台帳にある人口で計算されてきているかたちで全市町村に負担をお願いして、うちも納めているということになります。
○委員長(中島里司)妻鳥公一委員。
○委員(妻鳥公一)人口割が一つ、保険者の割があり、共通部分です。これは札幌市も清水町も同じです。これは少し、不平等なところが若干出ているのではないかと思います。そこら辺のことは町長はどうお考えでしょうか。私たちが直接広域連合に述べることは出来ないので、どんなかたちかでやっていただきたいと思うんですが。
○委員長(中島里司)町長。
○町長(高薄 渡)どこが悪いのかこちらでお聞きしたいのですが。
○委員(妻鳥公一)10%の共通部分です。
○委員長(中島里司)町長。
○町長(高薄 渡)これは均等割と申します。制度が出来るときから全国的に同じでございます。これを変えるということになりますと大変なことになります。全てがこれだけではなくて、これに類するものは必ず人口割です。ここは基盤割で10%、被保険者の対象者が40%、高齢対象者、全体の人口となっています。これを変えるのは大変で難しいです。
○委員(妻鳥公一)終わります。
○委員長(中島里司)他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中島里司)質疑なしと認めます。
これで、議案第22号、平成22年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の審査を終わります。