平成22年第3回定例会(3月15日_日程3一般質問4)
○議長(田中勝男) 次に、4番、口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 4番、口田邦男でございます。私は、2件について質問させていただきます。
まず、1点目でございますけども、町民による事業仕分けということで、町長の考えをお聞きしたいと思います。昨年8月、政権交代がございまして、新政権により事業仕分けが行われました。私は、あのようなすべて削減ありきのことを言うのではございません。町民の目線で事業に対しての生の声や考え方を議論する場所をつくってはいかがかと、そういうことでご提案申し上げることでございます。
これまで、平成14年度から行財政改革に取り組みまして、本年度は第二次緊急3か年計画も最終年度となります。財政的にも危機を脱した感がございますし、行政のスリム化も進んでいると思われます。今後の公共サービスのありかたについて、行政がやるのか、または町民団体がやるのか、委託業者がやるのか、また事業そのものの検証、予算額等についていろいろと町民と議論を深めることによって、町民と行政の一体化が進みまして、行財政経営の透明化が保たれると思います。
協働のまちづくりの観点からいっても、町民による事業仕分けというのは大事なことでございまして、画期的なことであると思います。町長はこういう考え方に対して、町長はどう考えるかお聞きするものでございます。
次に、2点目でございますが、高速道路の無料化に伴うまちおこしということでお伺いいたします。6月をめどに、道東道全線が無料化になるようでございますが、このことによりまして、国道高速道路の車の流れ、人の流れが大きく変わり、清水町においてもかなり影響があるのではないかと思われます。また、これらを見越して、トラックステーションが凍結された事例もございます。今後はよく分析して、まちおこしを進めていかなければなりません。よって、以下の点について町長の考え方をお伺いいたします。
まず1つ目、現在の清水のインターチェンジの利用台数と、無料化になったときの利用台数がどう変わるか。今後の見通しと将来の分析についてお伺いいたします。
2点目、観光への影響と今後の展望について、お伺いいたします。
3点目、農産業への影響と今後の活用法、それらについてお伺いいたします。
4点目、商店街の影響と結びつきについてお伺いいたします。
5点目、道の駅の設置についてお伺いいたします。
6点目、町をPRする看板の設置。
以上の点について、お伺いいたしますので、よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 口田議員のご質問にお答えしたいと思います。
口田議員の1番目の質問は誠に画期的なことでございまして、私も質問が出たときに驚いたところでございます。実は会議のなかでも言っているんですが、一度そのようなことも、近いようなことをやってみてはどうかというお話もしたことがあります。時代が時代になってきたとこのように思います。
本町においては、ご案内のように、平成18年、3年前ですが、まちづくり基本条例をつくりまして、町民が参加して、本当に町をつくっていこうということで、その責務を明記したところです。したがって、各種委員、審議会含めて開催結果の公表ですね、いろいろと周知場所にも貼ってきているところです。昨年、政府が新たな試しとして、官僚主導から政治主導ということで、事業仕分けを行ったところです。必要な財源を、新たな財源を生み出そうということで、目的としてやったわけですが、まだ完全ではないというふうに私も認識をしております。
本町におきましては、議員からのご指摘のとおり、計画をずんずんとやりまして、皆さんにご理解をいただくように、そしてご意見を頂戴しながらやってまいりました。さきほども議員もお話のように財政推計を比較してきますと、好転してきているというのが結果でございます。これらは決して不要不急な事業が存在しているということはないのでありますが、費用対効果として、直接住民の生活のサービスを落とさないように、最低限の事業を実施してきたというのもお認めいただけるかなとこのように思ってございます。今後、進めるべき、さきほどもちょっとお話をしましたけれども、地域主権ですね、こういうことですので、やはり地域住民がしっかりと行政のなかに入り込んで、また私どもとしては入っていただきたいと思います。
本来、公共サービスという事業は、住民の手で行うのが本当でありますが、今日までそういうのができなく、こういう一つの集団、役場という組織のなかで一人ひとりができないので、みんなでそれをやることもできない部分も役場でやろうということになっているわけです。私としては、まさにそのとおりだと思いますし、できるならば役場の仕事の中身を少しでも少なくして、住民の手でやれるものというのが本当のまちづくりになっていくのではないかなとこのように思います。そういうことから考えまして、事業仕分けは、非常に画期的なことでありますが、住民が主役になるということにおいては大変有効なひとつの手法であるというふうに私は思います。そういう意味で取り入れるべく、検討をしていかなければならないとこのように思います。
来年度の予算に町民の意見による提案予算というのを出しております。これはまさに自分達が考えたものを出して、それを予算化するということになるわけです。それと同じようにやらなければならないと、今、新たなまちづくり計画のなかでは、策定委員の皆さんに大変ご苦労をいただいて、検証をしていただいております。それに類するようなもので仕分け的なもの、仕分けというか、ちょっとこれは別問題として、検討を進めてまいりたいとこのように思っております。今までも、平成11年と12年度には施策評価というのを実施しておりまして、評価シートを作成して、重要性や緊急性、緊密性、優先度等々を含めてやってきているのも事実であります。これはあくまでも組織内のことで、執行体制内だけでやってきておりますから、これはぜひそういう方法も、今のお話のなかで、検討をしてまいりたいとこのように考えております。
次に、高速道路に伴うまちおこしというご質問でございます。今年の6月から通行料が無料となることでありまして、来年度は全線開通ということで、今までの念願の札幌圏まで通行となりました。本町としましては、道東への一番の玄関口であるということから、これをいかさないわけにはいけないと、利点をいかすべきだろうと思います。そういうことから考えて、活性化策を先程ちょっと質問がありましたが、そういうことを考えたいということを言っているわけです。
1点目の利用台数でありますが、現在の十勝清水のICの利用台数と無料化になったときの利用台数の変化に対する見通しと分析ということですが、平成20年10月の1か月間で37,781台、清水から乗り降りしております。占冠開通後では、41,287台となりまして、約10%伸びております。このように数値が出ておりまして、新たにこの全線開通となりますと、おそらくこれに比例して、増加してくるのではないかと予測がされます。また、清水で下りて、西北部、新得、鹿追、士幌、上士幌方面、そこへの利用者もあるだろうし、逆にそちらのほうからも利用がされるのではないかということで、そういうことで2つの要素が重なり合ってくるのかなと思います。
そういった面から、観光への影響と今後の展望でありますけれども、心配しているのは素通りで、釧路や阿寒に向けていくのではないかという心配もあります。それには魅力があるものにしていかないと、下りてはもらえないというのがあるのではないかと考えられます。今、わが町で魅力があると言われているのは、千年の森、これが全国的に、あるいは中国や台湾にマーケットとして行っております。これが充実を図っていただくことが、まず大きな下りる要因になるだろうとこのように思います。それをひとつの拠点として、私どもの町の名所と言われるものをつくりあげていかなければならないと思うわけであります。そこで名所なり、それから食ということで、先般も清水の牛と卵を使ってということで行ったわけでありますが、こういうものがあることで、見て食べてということになるかと思います。幸いに千年の森が主体となりまして、日本で初めて北海道ガーデン街道というのを旭川から帯広までということで、街道がつくられることになりまして、その中心点がこの十勝清水の千年の森であります。そういうことからリピーターといわれる方々から、すでに予約ということで、東京の説明会で500名の奥さん方とお話をしてきているそうでありますし、庭園造園師が二百数十名ぐらいの人にお話をしてきているということで、「十勝清水」を最低でも700名ぐらいには中央圏で名が売れたと報告がありました。そういうものをいかしていく、それが観光のひとつの拡大をしていく方向性になるのかなと思っております。そういったことから、農産物も清水で採れたものを清水で加工するということ、観光客は一番そういうものを求めているそうでございます。
そういうことから考えて、産業開発ということで、活性化のために、そういうものをぜひ構築をしていきたいと思います。それと同時にJAと商工会、それぞれ連携して、本当にどういうものを出して、どういうものが流通していけるかということを考えなければならないと、農業でもクリーン農業を目指しておりますので、やはり低農薬、あるいは無農薬、こういったものが求められておりますので、そういった面でJAとともに力を入れていかなければならないとこのように思います。清水に来たら、そういうものが求められると、あるいは食べられると、それから花を通して見られると、そういうものにしていかなければならないと思っております。
まだ、決定はしておりませんが、7月中頃にはサイコロステーキ丼の発表をやりますけれども、その後半に、全国のガーデニングショー、これを長期間にわたって開催をしていこうということで、ガーデニング協会でそういう案を練っております。新年度になってそのことがはっきりするわけですが、町としても最大限の支援をしながら、多くの人々が当町においでいただけるように、そしてよしとして、また、2回も3回も来てもらえるようなことをしていかなければならないと思っているところです。
加えて、清水新八景ということで、名所ということで協議をするようにしております。これにもそういう面で力を入れながら、リンクしてやっていきたいと、私は構想で八の字観光と言っているんですが、清水・御影を一つの円で市街地を囲みまして、それを起点として東西南北に八の字に人々が動けるようにということで、八の字観光ということをぜひやっていきたいと、そういうふうに考えているところでございます。
次に、商店街の影響と結びつきですが、そういった面から商店の皆様、ご苦労なさって頑張っていただいているんです。血の出るような毎日だと思っております。これはやはり結びつきをどうするかということを考えていかなければならないということで、商店街の方々ともじっくり考えていかなければならないと思います。当然、町並みをきれいにするということは大切でございますから、商店街を美しくすると、やはり訪れた人がきれいだねという、そういう形をしていかないとならない、そのためにはどのような方法がいいのか、それからつくられているものなり、売られているものなりが、そういう人達に求められるものはどういうものがいいのかということを、やはりそのものを考えていって、結びつけていく必要があるだろうと考えているところであります。
それから、5点目の道の駅のことでございます。以前はあまり賛成をしてくれなかったのですが、ここ数年、道の駅をつくったらどうかという声が高まっております。当然、新たな施設をつくるということは相当な投資をしなければならないわけですが、そうではなくて何かできないのかということも考えていかなければならないと思うわけです。そこで、どれだけの車の流れ、これを見なければならないというのもあります。先手を打つというのもあります。しかし、先手を打って、投資をしていって、回収ができない、回収ができるものではありませんけれども、道の駅は。けれども、それが毎年毎年の赤字を生み出していくとなると、これはちょっと考えものであると、様子を見たいというのが現状であります。そういう考えを持ちながら、十分に前提に立っての上でありますが、車の流れを見ていきたいと、その上でどの地点がいいのか、流れがですね、そのへんのことも研究・調査をしながらやらなければならないと思っております。
次に、町のPR看板であります。実は今年度の予算で1,100万円かけてやる予定でおりました。タイトルを何にするのかと、例えばですが、「ここは十勝清水」とかいろいろありますよね。その看板で用を足せるのかとなると、そうではないのではないかと、何があるのかとここに、興味をひく、下りてみようかというような、高速道路の場合はですね、そういうような看板が必要ではないかとなりまして、少し待ちましょうと、ご当地グルメもできたことですし、そういうガーデン街道もできることだし、そういうものを含めて、高速道路にはそういう考えでやろうかと、それから下りてから、どうするか、まずは清水公園をどうするのかということです。下りた場所は大事ですから、そうすると看板が下りてすぐなのか、今、新得の看板が出ておりますけれども、それよりも少し走って浄水場あたりで、第2浄水場ですけれども、そのへんあたりにどうなのかとか、公園の上にどうなのかとか、いろいろと意見があります。これは清水公園再生計画、去年からプロジェクトをやっておりますが、進んでおりません。これをぜひ進めていかないとならないということで、そのへんについて、今度は芽室から来たときの看板はどうなのか、もう一度見直してみましょうと、それから看板のばらばらの今ある看板をどう統一化していくのか、色だとか、どういうものにしていこうかとか考えていかないとならないということで、検討する期間としておりますので、ご理解をいただければと思います。
看板も重要な大きな役割でありますし、更に看板だけではなくて、全国に向かって発信するシステム、これをしていかなければならないと考えているところです。この前、電源開発の、うちの場合は熊牛発電所があります。その市町村のいわゆる物産フェア、それが浜松町で行われました。清水から2業者が出品いたしました。そうしたら、北海道の清水町がわからないと、十勝清水だと言ったら、「インターチェンジのあるところですね」と、それでバイヤーさんが十勝清水ですねと、むしろ十勝清水町にしたらいかがですかというぐらい、十勝清水ということでおわかりいただいたということで、そういう面で十勝清水ということをこれからの商品、あるいはそういうものも含めて考えていくPR方法も効果的ではないかとこのように考えているところです。
以上で、ご答弁を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 4番、口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 1・2点、伺いたいと思います。
まず、最初でございますけども、事業仕分けについてでございますけれども、先程、町長のほうから評価をしていただきましたので、この点についてですけども、仮にこれをやるとすれば、何か上手くないことがあるとか、支障をきたすということはないんですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) まったくありません。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) そうすれば、すぐにこれを取り入れて、やっていくということは可能ですね。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 作業として、どの部分までやってもらうかということです。道内で1・2箇所やっておりますけども、全事業ではありません。国の引っぱってくるものもありますね。国から繋がっている部分です。そういうものは除いて、本当に単独でやるやつだとか、補助事業でも、農業問題だとか道路問題だとか、福祉だとか医療も決められた件数はどうしようもないのでありますけど、そうでない部分で選択するかしないかいうところで、やられたことがございまして、数的には何十も何百もないんです。たぶん10事業か17事業ぐらいです。ちょっと増やしたいということも言っておりましたけども、せいぜい20事業以内かなと思いますけども、私も精査してみないとわかりませんが、取り組むことは可能でございます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) それでは、今年度からそれを試みるというお約束をいただければ、あと再質問はございません。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 確実には約束できませんけども、ほぼ、そういうことで、試行的にやれるように検討させていただきます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) それではよろしくお願いします。この事業仕分けについては、再質問はございません。
次、高速道路の無料化についてでございますけども、先程、町長からご説明がございました。利用台数についても、町長の見方といたしましては、増加するのではないかという見方でございますけど、私も増加するとみております。観光の面でございますけども、高速道路のインターチェンジ、場所は限定しませんけども、あそこが清水町の玄関だよとそういう位置付けをして、このことを考えて言っておられるのか。そのへんをお伺いします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) それも含めて検討していくということになります。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 玄関としての位置付けでございますけども、1点から5点までいろいろあるんですけども、すべてあそこを清水町の玄関だという位置付けにして、物事を考えていくとすれば、いろんなものが当てはまっていくんです。というのは、次に行く道の駅もしかり、観光面もしかりでございますけども、その位置付けとしてどういうふうにお考えになっていますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私も清水町への入り口の玄関は、道央圏から見て、まさにあそこだというふうに思っております。その後の観光でございますけども、総括的に全町的に見なきゃならないということは、先程も言っているのでありますけども、その突端がそこであるということが間違いないというわけでありまして、それに絡めて一番身近なところでは清水公園一帯をどうするかということになるわけでありますが、これから位置付けをしながら、ルートをきちんとしていくことが必要だとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 観光面でございますけども、あそこを一つの拠点として考えれば、先程町長が言った、十勝千年の森、それをどう結びつけるのか。十勝平野の山麓ルート、あるいはシーニックバイウェイ、いろんなものがございますけども、それも全部、そういった視点を考えての取り組みというふうに理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そのようなことで検討させていただきます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 農産業への影響と分析ということで、先程、町長から説明がございました。私もこれが無料化になることによりまして、ある程度、農業分野でも産地直送ということが、札幌、大都市圏に対して産地直送が可能になり、消費地の開拓ということも考えていかなければならないのではないかと思いますが、そういった面について、お考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現在、口田議員もご案内のように、わが町の農業というのは、生産拡大しながら農業団体を経由した、流通等々では大型・大量というなかで進められてきています。今後はそれがずっといけるのかどうかということも、まだ懸念するところでございますけども、そういったなかにありまして、清水の農産物の付加価値を高めていくためには、そういったクリーン農業を目指してやっていかなきゃならないだろうと、このように思います。それを販売に結び付けるにはどうするかということのなるわけでありますが、安定した流通がなければ、生産もそこまでできないということになります。そういったものをしっかり結びつける方法はどのようにしたらいいのかということが、大きな課題であるわけです。JAだけで頑張っていただいて、流通ルートをホクレン等々を通じてやっていますけども、独自でもやっていますけども、更に、町単独でそういうものを結び付けていくような方法を取らなきゃならないかなと思っております。したがって、買っていただける商品づくり、農産品づくりというのをしなければならないだろうと、このように考えております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 次でございますけども、商店街の影響と結びつき、それから道の駅ということでございますけども、まず、最初に道の駅ですが、これについては、何年も前からいろいろと議論されている計画でございますけれども、確かに、道の駅で収支的に考えれば、決して黒字になるようなものではないと考えます。しかし、考え方を変えていかなきゃならないと思うわけでありまして、先程言ったように、町の玄関というふうに位置付ければ、やはり立ち止まってもらう場所が絶対必要だということで、そこにはやはり道の駅をどうしても設立しなきゃならないような時代にしたのではないかと思いますので、これも投資的なことを考えれば、どうかという疑問点はありますけども、もうそろそろ遅いかもしれませんけども、これは積極的に考える必要があるのではないかと思います。それと同時に、先程、商店街の問題が出ましたけども、とにかく、清水町で1回は立ち止まってもらわなきゃならないと、そこから商店街をどう結びつけるか、どう客をひき付けるというのは第2の問題でございまして、まず、立ち止まってもらう場所をつくるというのが原点ではないかと思いますが、町長はどうお考えですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 先程もご答弁させていただきましたけども、立ち止まってもらうためには、魅力ある町でなければならない、市街地でなければならない、当然、郊外もそうでありますけども、そうでなきゃならないんですね。ですから、そういった面では、花をやるとか木の植栽やるとか、それから食べ物が豊富で質が高いものがあるとか、購入するものも美味しいものがあるとそういうようなことを、何か1つでも2つでも光るものがないと立ち止まってもらうことは、なかなか困難なのかなとこのように思います。
したがって、そういう方法を議論をしながら形としていかなきゃならないし、以前に商店街の近代化ということで、ハード面で事業展開する場合の助成措置だとかをしながら、店づくりをリフォームしていくという、そういうことも考えていかなきゃならないかと思います。いかんせん、国の事業が取り入れてできない状況になりましたので、当然、わが町は道道が清水市街地は入っておりませんし、国道も入っておりませんから、国道274号線はありますけど、商店街ではありませんので、建物を改修するとかそういうことはできませんので、やはり町として、やらなきゃならないかなと思います。しかし、限られている財源でございますから、このへんが豊富にあれば良いのでございますけども、それができないなかで、立ち止まってもらうまちづくりをどうするか、これは本当に知恵を出していかなければならないと思います。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 町長の言うとおり、財源からいえば非常に厳しいものがありまして、今、個々に投資するというのはいかがなものかというのは、もちろん考えているところでございますけども、現実、可能性として、秘策はありますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 大変難しいです。秘密兵器は今のところ持ち合わせておりません。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) わかりました、また別な方法で考えてみたいと思います。最後でございますけども、看板設置でございますけども、先程、町長から、高速道路を下りていきなり新得町の看板、何だこれはと、新得町に来たのかなと思われる看板が出ております。私も聞いて、あそこを走ってみてなるほどと思ったわけでございますし、一般の山間地等々については、あらためて走ってみましたが、清水町という看板はいたるところに出ています。他よりもまだまだ多いくらい出ています。ただし歓迎の看板はありませんね、清水は。「ようこそ清水へいらっしゃいました」なんてものは1つもございませんでした。それはともかくといたしまして、高速を出たら、いきなり新得町、あれは覚えるので、だめというわけではありませんけども、間違いをただすような看板は必要だと、1年も待てませんからね。簡単なものでいいから、あれよりも小さくては困るので、大きくて目立つ看板をひとつあそこに設置すべきだと思いますが、どうですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そのようなことで、予算編成をするときに議論をしたところでございますので、来年まで待つなということであれば、今年度で、その方向でまた考えていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 大きな恒久的なものではなく、今、さしあたって、来年度までに間に合うような看板は設置しなければなりません。ぜひお願いします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) その方向で、また検討させますけども、若干財源がかかりますので、そのほうにはひとつご理解いただきたいと思います。
○4番(口田邦男) 終わります。