北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成22年第3回定例会(3月16日_日程1一般質問10)

○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 3番、西山輝和。3項目にわたって質問いたします。よろしくお願いします。
 1項目目、社会教育施設等の使用料見直しについて、町長は12月定例会で不都合な面については、早々に改善するとしましたが、今定例会では、この件に関する条例改正案は提案がされていません。どんな事情があったのか伺いたい。また、いつ頃までに、どのような内容に改善しようとしているのか伺います。
 2項目目、行財政健全化計画について、第二次緊急3か年計画は、平成22年度までに終了します。これまで財政健全化に向けて取り組んでこられたが、この結果財政はどのように好転したのか、好転していないのか、お知らせください。執行方針には、新たな緊急3か年計画の作成の有無について触れられていないが、引き続き、緊急計画の必要性はないと判断しているのか、行財政健全化計画の効果で財政健全化がはかられたとすれば、これまで町民や職員が我慢してきたもののなかで、今後、復元しようと考えているものは何かを伺います。
 3項目目、サービスエリアの設置で物産販売と町内情報の発信をということですが、平成23年度には道東自動車道の夕張・占冠間が開通し、通行料金も無料化が実施されれば、より道東道の利用者は急増すると思います。そこで道東に玄関口であり、出口でもある本町に、多くの観光客に足を止めてもらい、雄大な十勝平野を見渡せる場所にサービスエリアを設置すれば、本町の活性化に繋がるのではないかと考えます。ドライバーの休憩場所として、札幌から2時間半くらいの清水町で一休みしてもらい、安全運転のためにもサービスエリアは必要ではないでしょうか。高速道路を利用する観光客を少しでも多く町内に引き入れるためのアイディアと、清水町に立ち寄ってもらうための魅力づくりが、今こそ必要だと思います。現在本町では、町民有志による「十勝清水サイコロステーキ鶏卵丼」や、おむすび会の「オリジナルスイーツ」などの商品化に取り組んでいます。また、昨年からは、町内で採れた新鮮な野菜を販売する「ぷらあっとほーむ」もあり、産業クラスターも研究開発中です。こうしたものを町をあげて宣伝するなどをして、十勝清水に行きたいと思う、来てもらうしくみづくりが大事だと思います。町内の物産販売や、町内の引き込むための情報発信基地としての機能を持たせたサービスエリアを設置するなど、食と観光でもっと活性化していくことができると思います。清水町と近隣町村が手を組み、ネクスコ東日本北海道支社に働きかけてはいかがでしょうか。
 以上、3項目にわたり質問します。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 西山議員のご質問にお答えします。
 質問者のトリということでございまして、大変お疲れのなか、ご質問をいただいたと思います。私も疲れてまいりましたが、誠意を持ってご答弁させていただきたいと思います。
 12月定例会でいろいろと議論がございました。貴重なご意見ということで、私どもも真摯に受け止めております。そういった追加答弁をさせていただきまして、早期に不都合な面については改善するよう実施したいということで申し上げましたところです。その後、内容につきまして、おもだったものが教育委員会でございましたから、検討し、更に関係課と検討をさせたところでございます。その後の検討結果を受けまして、4月実施は困難であるという内容でございました。
 その理由として、1つ目は前回のときに関係団体、利用団体のことですが、説明が非常に不足であったと、したがって、このたびは4月実施に向けては多くの団体に説明をすることが必要であるとの結論であります。
 2つ目には、結果を受けまして、使用料審議会の意見を求めなければならないことであります。当然、使用料の減額を伴う条例改正でありますので、当初予算編成の時間がそのような理由から不足をしていたということであります。その他、議論となっていたようでございますが、65歳以上の無料化を公民館等に適用をした場合に、現在、団体の65歳以上の団体の利用者が80%を超えていませんが、80%近くにのぼるのではないかということで、使用料を支払う団体として残るのは、子どもたちの習い事的なものだけになるのではないかということでございました。
 そのへんも考慮をしながら、出発当初は個人の介護予防や健康維持ということからスタートしたことに鑑み、これらも健康維持や介護予防につながるということになるのであれば、深めながら検討をしていくということになりました。
 なお、子どもたちについては、今後の少子対策という面から考えまして、スポーツ団体については、現在は減免措置ということになっておりますが、文化については御影公民館については無料という形になっております。清水地区だけについてはそういう形になっておりますので、いろいろな施策を打ちながら子育て、少子化対策に向けるようなことにも考えていかなければならないというふうに意見では出ております。
 また、12月にいただいたご意見には、当初つくった別表1の基本料金のことがありました。公民館の面積と体育館の面積の問題だとか、体育館内の第1競技場と第2競技場の問題だとか、そういうものも含めて、料金設定時の調査と近隣施設のバランスなど、慎重に検討をしなければならならず、多くの時間をかけなければならないという報告があって、4月実施から困難ということで、今定例会の提案を見送ったところであります。
 しかし、私は12月議会のときに、早急に見直すことを皆さんにお約束をしております。今年度、早々にそういった検討を進めて、年度内の早めのなかで実施ができるように考えなければならないのではないかということを伝えておりますので、もしそのことが確定するようなことがありましたら、議会の行政報告を含めて、しっかりとお話をしてまいりたいと考えているところでございます。
 次に、行財政健全化についてでございます。何人かの方にもお話を申し上げましたが、平成12年、ご案内のように、国営事業の償還が開始されたため悪化したことと、その後の三位一体改革含めて、極めて困難な状況になりましたけれども、計画をつくりながら、その計画に沿い、最大の努力をして取り組んで財政の健全化に向けてきたわけでございます。20年度の決算では、ご案内のように162億9,000万円、約163億円近くまで債務を縮小してきております。積立金も15億3,800万円を確保することができて、経常収支比率もピーク時の92.9%から88.2%まで改善したと、3か年の今年度は最終年度でございます。ご指摘のように、好転をしているのかということになるわけですが、いろんな削減をしてきた結果、当初予算段階では想定以上の成果を上げることができているということでございます。
 次に、新たな緊急計画の策定の有無でありますが、どなたかの質問にもお答えをしているわけですが、10か年の計画のなかでございますので、緊急とは申せず、財政の中期フレーム、これをつくりあげて、その計画執行にあたってまいりたいと、しかし、引き続いて行政財政改革、これはしていかないとならないと思っております。
 3点目の考えであります。この健全化に取り組むきっかけというのは国営事業の終了によりまして、償還開始が大きなきっかけになったというのも事実でございますし、更に、国の景気対策と申しましょうか、全国一律画一的に総合整備事業を含めて、施設建設を平成に入ってから行ってきたということから、もろもろの条件がありますが、肥大化していったわけです。そういうなかで、縮小をしなければならないという役割という点から、補助のありかたとか、そういうものもやってきたわけであります。そういうなかで、町民が我慢をしてきた復元という意味が、旧来の形に戻るというならば、旧来の形にはなかなかできないと、しかし、少しでも新たななかで画一的にはいきませんが、新たななかで事業展開を含めていくということになれば、団体等に含めても、それなりのメリハリのなかで予算措置はしていかなければならないと思っております。
 従来の施策と変えて、新たな視点でそれぞれのときの課題や問題を解決するための対応をしていかないとなりませんので、平成23年度から始まる、新たなまちづくり計画、このなかで健全な財政のもとで規律ある行政運営が求められますし、実行していかなければならないと思っております。
 なお、職員給与につきまして、これまで7億8,000万円程度の、今年を入れますと8億になりましょうか、22年度、そういうことでやってまいりました。そこで職員の、先程ともちょっと違いますけれども、士気が少し落ちている感じかなと、自分の考えていることも出せなかったなということもありまして、そういうことを含めたり、まず冷え込んでいる商店街の消費購買力、これも大きくなっていると思います。そういう面を考えて、管内最高、道内でも有数というか、そういう削減率で大きな形を取らさせております。いろいろと手法があるんですが、うちはすべてでございましたから、そのへんが大きかったのかなと思います。そういう意味で基金、当然、基金は繰り入れていかないとなりませんが、今年度は繰上げ償還をして、繰上げ償還分がその人件費に相当するものがありますので、より以上の繰入れといいますか、それはしないようにしながら、措置していきたいと、そのように考えているところであります。
 3点目のサービスエリアです。まさに西山議員がおっしゃるとおりだと思います。そこでこれが開通するトマムが開通する前でございましたから、一昨年、もう3年になりますか、その前になりますか、道路工事事務所の所長さん、それから道路公団のときですから、札幌等々で、エリアについての要望といいますか、それをやってきたところです。その後は会社になりまして、ネクスコという通称ですが、東日本高速道路株式会社になりますが、そこに変わったということでございまして、その当時は道路公団のときにはトンネルが多いので、清水町の管轄エリアのところにサービスエリアを考えたいというお話でございました。
 十勝全体でも帯広を中心に利活用協議会というのを、そこでも早くからあそこに清水の区域内に、砂川にあるとか、室蘭にあるとか、飲食店から全部スタンドから全部入ったやつなんですが、それを構想といいますか、それの構想提案を道路公団に持っていってたんですね。それで地元負担がいくらになるのかということで、約二十何億と聞いておりましたけれども、それぐらいかかるということで、清水町もそこに参画するのであれば、それなりの負担が必要だというお話が出て、とても財政状況からそこにはいけないと、そういうお話がありました。そこでその後にサービスエリアということで話が出たわけですが、結局は経営者が変わってしまって、それは芽室の今あるところで間に合わせてしまおうということになったのですが、ドライバーの皆さんの強いご意見もあるのではないかと思いますし、本町にとって、ひとつ下りてもらったりするものになるし、清水町を知ってもらう、見てもらうということもあるので、難しいことではあるかと思いますが、頑張って努力をして要請活動をしてまいりたいとこういうふうに思っております。したがって、結果はどうなるのかはわかりませんけれども、努力を積み重ねたいと思っておりますので、ご理解願います。よろしくお願いいたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇


○議長(田中勝男) 議事の都合により、会議時間をあらかじめ延長いたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 再質問をさせていただきます。
 1項目目の社会教育施設等の使用料の見直しについてですが、ただいま町長の答弁では、4月に実施の検討していただいたんですけど、不都合な面がたくさんあるということですので、実施できなかったというふうに思われる答弁かと思いますが、12月議会で申し上げたとおり、体育館や柔道場の運動場で介護予防とか健康づくりの推進されるのはもちろんですが、それと同様に、公民館等のダンスやカラオケについても、同じような効果があると考えて変わりはありません。今回、教育委員会でも十分検討されたのではないかと思いますが、検討された内容についてご報告ください。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(金田正樹) 西山議員の再質問にお答えしたいと思います。
 教育委員会としましては、12月の定例会以後、数回にわたって検討してまいりました。先程、町長からも数点申し上げましたが、若干重複する点があろうかと思いますけど、あらかじめご了承お願いしたいと思います。
 現在、公民館を利用されている団体の、正確な年齢構成が不明確な状況にありますけど、利用状況から判断しますと、町長が言ったとおり、8割が65歳以上ではないかと思われます。それらの方から、使用料をいただかないとした場合に、使用料も同様に8割程度の金額になるかと思います。現在、行財政健全化の実行プランにおいて、受益者負担の原則から、使用料をいただいておりまして、これは多くの町民にご理解をいただいているというなかで、今、無料にして、料金を徴収しないとすることが本当に適切な策であるのか、もう少し両者からご意見を頂戴していく必要があるのではないかと考えました。
 更に、個々の団体におきましては、65歳以下の方も入られている団体があるかと思いますが、公民館活動等で同じ目的のなかの活動で、年齢によって、使用料の差が生じることによって、果たしてその団体で分裂等が生じてこないだろうかという心配もしているところでございます。
 また仮に、それぞれの団体で、半数以上が65歳以上であれば、その団体は無料にしていくというような考えもあるかと思いますが、そうなりますと、一番に考えたところなんですが、町長も申し上げましたように、使用料をいただくのは、ほとんどが子どもたちの団体のみとなります。教育行政執行方針のなかでも、委員長から申し上げましたが、子どもは町の宝であり、かけがえのない存在です。教育委員会としても何らかの支援策を講じなければならないと考えております。
 確かに議員がおっしゃられていますように、ダンスでも、適度な運動でありまして心地よい汗をかくと、またカラオケにつきましても、広い会場で大きな声を出して気持ちよく使ってもらって、広い意味では介護予防ですか、健康づくりに繋がってくるのではないかと思います。そういうこともあるかと思いますが、もう少し検討の時間をいただきまして、具体的な支援策等も含めまして検討していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

○議長(田中勝男) 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 御影の文化活動ですか、少年団ね、そちらのほうは無料で、清水のほうがお金をいただいているというのは、そこはよく考えなければいけないんじゃないかと思います。それと65歳からの料金設定となると、なかなか難しくて、今は65歳といっても若くて元気が良すぎると、もっともっと70歳以上からでもいいんじゃないかと思います。高齢者の方に聞いても、何も、俺達から少しくらいのお金を取ればいいんだという意見のほうが、無料にしろという意見より多いですから、そのへんもよく見直して検討していただいて、やっていただきたいと思います。本当に子どもたちだけが料金がかかるようでは、これからの子育てのこともありますから、そのへんは十分に検討して、やっていただきたいと思います。今、言われたように介護予防と健康づくりの推進のために、よく検討してやっていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(伊藤 登) 課長から答弁させていただいたとおりですね、内部できちんと議論をして、そのへんも子育て支援と介護とを見比べながら、見直しをかけてまいりたいと思いますが、期待にそえるかどうかは別にしましても、皆さんが納得されるような方策を講じてまいりたいと、このように思っていますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 2項目目に移らせていただきます。行財政健全化計画のほうは、たくさんの方からご指摘がありまして、今の町長答弁にありますように、だいぶん基金のほうも上積みされて、良くなっているという説明もありました。良くなっているからといって安心してはいけませんので、そのへんをもう少ししっかりとした考えを持っていただきたい。テレビ放談や何かを聞いても、これからまだまだ悪くなると、交付金もどんどん減っていくだろうし、市町村の財政は大変になるだろうと言っておりますので、そのへんはよく検討されながら、やっていただきたいと思います。 
 そのなかで、今回のように新採用の職員、3人ほど高校卒業生等ということで採用されるということですので、今まで役場職員の給料独自削減ですとか、退職者不補充で一生懸命削減してきたわけですけども、こういうなかで3人新しく採用するそうですけども、今まで新規採用してこなかったわけでして、この中抜きの人材について、採用するというのは検討されてこなかったのでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 採用の関係でございますけれども、昨年2名、今年技術職も含めて4名でございます。高卒1名、大卒2名、それから技術職1名、そういう採用を予定してございます。当然、採用を止めておりましたので、その間の年齢的な差が生じております。この部分については、採用の際の年齢の幅を広げて、適格者を今後、採用のなかに含めていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 年齢幅を広げて採用するということですけども、やはり、うちは30歳以下、そのぐらいが、やはり中抜けしているわけですから、そのへんの年代、大卒を入れるということであれば、やはり民間からそういう人材を入れていくという方法があるなら、今回のように、企画課あたりをつくっても、こういう人材を採用すれば、そこに入れていくというようなことも十分考えられたのではないかと思うのですけども、いかがでしょう。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 企業でありますとか、一般事業者でお勤めをいただいた方も含めてでございますけれども、町長もお話をされておりましたけれども、専門の職がどうしても必要になってくる時代に入っております。そういった意味では、そういった技術職でありますとか、専門職でありますとか、そういったところまで枠を広げながら、全体の年齢層も考えながら採用計画をつくっていかなければならないなと思っております。

○議長(田中勝男) 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) そうすれば、今日皆さんが一生懸命心配しているようなことはないのではないのかなと思って、考えてみたんですけども、12月定例会の町長答弁にもありますように、こうやって良いアイディアを出してくれたわけですから、これを12月の機構改革のときにきちんと入れておけば、こんな何も大きい問題にならなかったのではないかと思いますけども、この答弁にありますように、企画力というのが非常に重要になってくるだろうと、町長からの答弁がありましたけれど、私も必要な部署だなと思っています。ただ、そういうなかで、職員も急に出されたから手間取っているのではないかと思うんですけども、組合側とも、町長は話しをされたと思うんですけども、この組合のほうで反対している理由というのは何でしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 私も、定かではないんです。何故これがいけないのかということもないんです。そのまま入ったということでございます。ですから、聞いておりませんが、組合交渉のなかでは、あくまでも説明をしてこういうことで理解を求めたということになります。合意はしておりません。そのことについては、新聞なのか、町の人たちなのか、わかりませんが、そのどうも制度そのものでなくて、どこかそこに違うものが引っかかっていると、職員から見れば、私は職員給料を下げてますよね、職員採用も凍結しました。それに対しては意見として出ておりました。それでも尚且つ、やらねばならなかったということで、今まで来たわけです。
 職員としては、そういうものを置くのであれば、採用してくださいと言うのが論理なんです。これは本当に私もそう思います。しかし、職員だけで対応できる問題でないから、そういうことで、先程から各議員の皆様に言っているのと同じで、構想を組み立ててきてもらうわけでありますから、そして、産業開発であれば、いろんなところに調査に出かけてもらったりしなきゃならないわけですよね、相手方がありますから、職員を入れたから、すぐにできるということではないんです。それならば、課長職にさせればいいのではないかと、こういう意見もあります。
 ところが、今の課長はセクションがありますけど、やる部門といったら、企画部門しかありません。企画の人員的配置は、豊富であれば専門にやれますけれども、それだけ副町長も困っているように、配置すらさえ大変なんです。そこへ持ってきて新たなまちづくり計画をやらなきゃならない。自立圏の問題もある、消防の問題もある、これからいろんなことをやっていかなければならない。そういうなかであって、構想を組み立てて調査・研究する余裕がない。そこで、それならば他の人の力を借りるしかないということになるわけです。考えてみたら、すりかえたわけではありませんけど、今まで、学校教育で学校の支援委員だとか評議委員なんてなかったでしょう。それと同じように支援をしてもらうことになるわけで、それと同じように考えていただきたいというのが私の考えであります。反対するのはしかたないです。どこが悪いかはっきり反対する理由もないんですから。それを言っていただければ、はっきりとわかりますが、何にもないのに、反対だと、人がいいとか人が悪いとかで、そういうことをやっていたら、この清水町はどうなるんですかと言いたいんですよ。もっと清水を真剣に考えるなら、上向いて伸ばしていかなきゃならない、そのためには、これでも足りないですよ。私はまだまだ力になってくれる人が清水に必要だと思うんです。専門委員を入れたら、こういう人達がやるといったら、少なくとも、課長職なり以上の給料をいただかなきゃならない。縛りつけるということになりますからね。そういうことを考えていったら、安いなかでいろいろ東京にも置きたいと思っていましたし、考えは持っているんです。今、できる範囲ではこれです。また、必要だといえば、来年違った方向で協力してもらうこともあるんです。大学の先生も考えました。企業の人も考えました。そういうことを考えているわけでありまして、私の思っていることが、本当にできないということになったら、制度が悪くてやっていることもまったくだめだということになれば、私もこれは本当にあれかなと思いますが。これからスタートして、実績がないわけですから、私だって勝負ですよ。勝負でやっていかなきゃならない。まちづくりのためにもどうするかということを、本当に本腰入れてやらなければならないということで、毎回訴えておりますので、理解をしていただきたい。それから、私は話していますけど、今の足りない部分は農業の専門家で、これだけ農政が変わっております。営農指導を含めて、こういう人達が必要です。専門家が必要です。それから水道技術者、これも専門で必要です。それから、子育てをやっていくには保健師、これも必要です。専門家について今後は必要だと思いますので、あらかじめ、お話申し上げたいと思いました。以上です。

○議長(田中勝男 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 熱がこもっていて、よくわかりました。組合もどうして反対しているのかはよくわからないということですので、国の事業仕分けでも、職員の天下りというのが、一番のネックになっているわけですから、そのへんを一番懸念している部分じゃないのかと思いますので、そのへんは退職してから1・2年が経ってる人ならいいんでしょうけども、今回、3月に定年してすぐにこの専門委員になるっていうことには、みんなが疑問を持っていますので、そのへんはよく検討してみていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 私は一切そういうことは申し上げておりません。
 あくまでも、白紙の状況でありまして、想定している人はいろいろと胸中に4・5人います。それは4月以降の話で、議決を経た後で、相手方が私の意図を理解してくれて承諾をしてくれる、そうでなければできないわけでありますから、私の意図を知っている人は数名おりますが、そのことだけを申し上げておかなければならないなと思って、考えていただければとこのように思います。

○議長(田中勝男) 西山輝和議員。

○3番(西山輝和) 3項目目に移らせていただきます。サービスエリアの設置ということで、先程、町長からも言われましたけれども、なかなか難しいということで、自民党から民主党に政権が代わって、非常に混乱していると思いますけども、先程、民主党が高速料金を、日曜日の割引の部分を道路の改修ですとか、補修にお金を回すということで、急に方向転換したものですから、そういうお金が今度入ってくるということで、何とか、サービスエリアをつくらなければいけないという、釧路まで開通すれば、当然どこかに1箇所は観光バスが止まるエリアをつくらないと、トイレタイムも必要になってくるわけですから、ぜひとも、我々十勝の活性化のために、本当に力を入れて取り組んでいかないと、清水町も本当に通りすがりのパイプ役になって、何もなくなってしまうような自体にもなりかねませんので、みんなで力を入れてやっていかないといけないと思います。ご答弁のほどお願いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ご答弁申し上げます。財源的にどうなるかは別としまして、議会が終えたら、早急に担当課で帯広の事業所に、とりあえずこういう意見が出ているということをお伝えして、その後、4月に入ってから、私が札幌なりに出向きお話をする段取りをつける、札幌で会うには帯広の事業所を経由しなければなりませんので、そういうことで、時間をいただきまして、努力を積み重ねてまいりたいと考えております。

○3番(西山輝和) 以上で、終わります。

○議長(田中勝男) これで一般質問を終わります。