平成23年第3回定例会(6月16日_日程2_一般質問④)
○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 議長のお許しを得ました、1項目について質問をしたいと思います。
公設ドッグランの設置について、苫小牧で公設ドッグランが好評で、愛犬の散歩や運動に訪れる飼い主が相次いでいると聞きます。
同所は昨年9月に、苫小牧市内北光町の「未来の森公園」内にオープンしており、スペースは、中・大型犬用が2,090平方メートル、小型犬が1,060平方メートル、それぞれに犬用のトイレや水飲み場、ベンチ等があり、17台分の駐車場も設けられています。
本町にも多くの愛犬家がおられます。また、道東道十勝平原サービスエリアにあるドッグランも好評だと聞いております。犬と共に旅行する人が本町に寄っていただくためにも、夢ある構想の一部になると思いますが考えを伺います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 苫小牧でのお話が出たところでありますけれども、全国的にもドッグランはドッグカフェやショップ、高速道路のサービスエリア、道の駅などに併設されているところでありますけれども、運営方式は主に民営であります。全国では665件となっており、道内では50件ほどであります。道東には6件の登録があると聞いております。
2006年に御影の土地所有者が、十勝で初の本格的なドッグランを開設されました。現在も続けているところであります。予約制で会員制と聞いております。また、それぞれのドライブインなどでも、ちょっとした柵をつくって犬を車から出して遊ばせるというようなところもあるように聞いております。道東道にもありますが、小規模なドッグランでありますけれども、犬を連れて歩く人には喜んでいただいていると聞いております。
町としましても、数年前に清水高等学校の前のクレイコートが使われていないので、そこにそういった遊び場をつくってはどうかというご意見をいただきました。常時開いているので、使ってくださいということにしていましたが、草が長いだとか、周りがどうだとか、使っている人からそういうかたちになって、私共は自由に使ってもらおうと思っていましたが、そういったお話がございましたので、管理までうんぬんかんぬんと、無料でやっていて財政再建中でもありますので、そこまで人件費をかけてやるわけにはいきませんということで現在は閉めている状況です。それでももし、強い要望があれば、町外に人が高等学校のところまで来て犬を放すということにはならないと思いますが、そういうのがあるということだけで町内の人が使うのであれば、飼っている人たちでサークルやクラブをつくり、草刈りも自分達でやる、協働のまちづくりなので利用している人がやるわけですので、そのくらいやるのであれば良いのではないかと思っております。
料金を取って、人を張りつけてまでやるということになると、相当なことになります。そういったことをするとなれば、駐車場の整備をしなくてはなりません。駐車場や水飲み場、トイレをやらなければならないということになると、相当な経費がかかります。それと総体関係もやってしまうと、投資する額が多くなってしまうということになりかねません。昼間にはあまりいませんが、清水公園も朝に放している人がいます。それは町内の方が多いのですけれども、きちんと糞を拾っていただければ制限はしておりません。そういう面で、今後、町内の人がそういった要望を出せば、テニスコートが空いているところを自由に使っていただくけれども、草刈りなどを管理していく、糞をそのままにされては困るので、そういう登録をして「自分達でやるので貸してください」ということであれば、何も制限することはないです。そのかわり駐車場もないし、トイレもありませんが、そういうことを考えているところであります。
これから、変わっていくかもしれませんので、それは全面的にだめだということではなく、状況判断をしながらそういうものもひとつの売り物としていくことも、これから必要な場合が出てくると思います。先ほど関連する質問もありましたけれども、物産・観光を含めてこういうものも必要だと、意見として出てくれば運営していくことも可能だと思います。町内のことであれば、そこのグラウンドのところを利用しても構わないかなと思っております。以上です。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 答弁をいただいたとおり、ドッグランも目的によってはいろいろと変わると思います。十勝管内にも足寄・中札内の道の駅近辺にあるドッグランは素晴らしいと聞いております。
まず、先ほど苫小牧の例を話したんですけれども、これだけの整備をすると財政的なものがかかりますけれども、先ほどの中島議員の質問にもありましたとおり、何とか清水町に降りていただくものをと考えたときには、具体的で良いのかと思い提案をさせていただきました。これについて、もう一度ご答弁願います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほどもお話申し上げましたけれども、観光・物産を含めた考え方のなかで意見をちょうだいし、こういうものが求められるということになれば、その方向もひとつとして考えていかなければと思っております。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) できることならそのようにしていただき、また、現在町内にある御影サネンコロの森にある民間のドッグラン等はインターネット等に載っており、全国的にお客さんもわかっていると思いますので、それに付随した、町内にそういうものができるとより競合性ができてよいのではないかと思います。経費はかかりますが、今後、高速から降りていただく人の確保ということでよろしくお願いいたします。
町内の人には、私もテニスコートを見てきました。やはり、すぐに利用できるのかなということで、使いたい人がいたら自由に使ってくださいとは言ってなかったと思いますが、この点についてもう一度お聞きします。利用者が使える状況にはなっておりませんよね。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほど答弁を申し上げましたけれども、自由にやっていたのですが、草が伸びて使えないとか、あるいは糞をそのままにしているとかいろいろあり、それならばやめたほうがいいという結論になりました。もしそういうことであれば、犬のクラブでも愛犬家クラブでもつくって、自分達で草刈りなどするから開放してくれないかということであれば開放します。そういうふうにするのであれば、そういうふうな方法で進めさせていただきたいと思っております。
本格的なドッグランについては、民営で料金を取られてやっているのに、町がやって無料というわけにはいきません。料金をもらうと競合することになりますし、そこは十勝管内で初めて開いたので、そこを有効に使っていただくように、観光・物産を含めたなかでどのようにしたら良いのかと意見を出しながら、良い方向につながるようにしていかなければならないと思っております。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) わかりました。前向きな意見をいただき、期待しております。町内者の利用については、何人かの相談を受けていますので、サークル等をつくり、また、町との協力体制を取りながら利用していくように進めていきたいと思います。
清水町にはまだまだ公園等、有効利用できる広い土地等があると思うのですが、コスト面はかかりますけれども、雄大な清水公園等を利用したドッグランの設置等は考えられないでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) ご答弁させていただいたように、検討してまいりますと言ったはずですけれども、それでよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) わかりました。
町内の有効な広い土地を利用し、前向きに考えていただけるということで、私の質問は終わります。