平成23年第2回定例会(3月11日_日程7)
○議長(加来良明) 日程第7、議案第12号、常勤特別職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号、教育長の給与、勤務時間その他勤務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号、清水町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号、清水町簡易水道設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号、平成23年度清水町一般会計予算の設定について、議案第18号、平成23年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第19号、平成23年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第20号、平成23年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第21号、平成23年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第22号、平成23年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第23号、平成23年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第24号、平成23年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上12件を一括議題とします。
提案者より、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(安曇達雄) 平成23年度予算案のご審議をお願いするにあたりまして、概要のご説明を申し上げたいと思います。
お手元に、予算に関する資料と平成23年度全会計当初予算案の説明資料というものをそれぞれお配りさせていただいております。
予算に関する資料からご覧いただきたいと思います。先ほどの説明資料と見比べながらご覧いただければと思います。
予算に関する資料の1頁をお開きください。
平成23年度の一般会計、6、特別会計及び企業会計の予算総額は9,957,900千円。対前年比で2.3%の増となったところでございます。主な特別会計の内容につきましては、国民健康保険特別会計では医療保険給付費の増などによりまして、前年度対比65,000千円、4.9%の増となってございます。
後期高齢者医療保険特別会計では、保険料収入及び保険料軽減措置負担金の減により、広域連合への納付金が減となるため13,300千円、8.9%の減となっております。
介護保険特別会計においては、地域密着型介護サービス、施設介護サービス等の保険給付費の増により38,100千円、4.4%の増であります。
公共下水道事業特別会計では、終末処理場機器更新事業の完了により57,500千円、14.3%の減となっております。
集落排水事業特別会計では、排水処理場設備の更新に向けた機能診断調査委託の実施等により3,400千円、4.9%の増でございます。
簡易水道事業特別会計は、美蔓浄水場機器更新事業及び御影浄水場施設等改修整備事業等により30,000千円、28.9%の増でございます。
上水道事業会計におきましては、第2浄水場水質計更新事業等の完了により28,900千円、11.7%の減となったところでございます。
次に、一般会計の概要について説明を申し上げます。
2頁をお開きいただきたいと思います。
2頁は字が小さくなっておりまして、見づらくなっておりますけれどもよろしくお願いします。
平成23年度の一般会計予算総額6,740,000千円、対前年比185,000千円、2.8%の増額予算となったところでございます。
増額及び減額の主な要因につきましては、説明資料にも記載しておりますので、後ほどお目通しをしていただければ幸いでございます。
扶助費等義務的経費が増加するなかで、地域活性化や地域医療の充実などを図り、更に老朽化する公共施設の更新改修等にも対応した予算編成を行ったものでございます。
なお、歳入歳出の不足額172,578千円につきましては、基金からの繰入金により補てんを行ったところでございます。
歳入支出の主なものをご説明申し上げたいと思います。
1款の町税につきましては、1,206,654千円で前年度対比67,661千円の増でございます。平成22年度実績見込額を勘案し、町民税・固定資産税・町タバコ税の増を見込んでございます。
飛びまして、10款に移り、地方交付税につきましては3,220,000千円で前年比60,000千円の増を計上したところでございます。
主な内容は、普通交付税で新たに「地域活性化・雇用等対策費」として雇用対策や地域資源を活用した経済活性化など安心して暮らせる地域づくりのための経費の加算措置や交付税総額における普通交付税と特別交付税の割合変更、普通交付税の割合が引き上げになりまして、特別交付税が引き下げになった内容でございますけれども、この増を見込み、更に公債費の減少や先ほど行政報告させていただきました、国勢調査による人口減を考慮し3,100,000千円で前年度と比較して100,000千円の増額を見込んだところでございます。
特別交付税では、先ほどお話し申し上げました、引き下げを考慮いたしまして、割合変更でございますが120,000千円で40,000千円の減としたところでございます。
13款に移ります。使用料及び手数料は387,743千円で、7,203千円の増です。主なものは、町営育成牧場の受入れ頭数の増により増額となってございます。
14款、国庫支出金は391,800千円で、前年比89,969千円の増となってございます。主な内容は子ども手当の拡充等による増。社会資本整備総合交付金(古潭橋架替事業等)でございますが、これも増です。参議院議員選挙費委託金の減などでございます。
15款、道支出金は296,156千円で、前年度比65,581千円の減でありますが、主なものといたしまして、グループホーム及び小規模老人保健施設整備補助事業の完了による減、ワクチン接種緊急促進事業補助金及び緊急雇用創出推進事業補助金等の増、十勝川左岸地区水源の屈足ダムでございますが、管理機器更新事業の完了及び国勢調査委託金等の減などでございます。
18款、繰入金です。対前年度比62,575千円の増となっております。主な内容は、目的基金である公共施設建設等基金繰入金から国営土地改良事業償還金の財源として100,000千円を計上、いきいきふるさとづくり基金はアイスホッケーのまちづくり事業の特定財源として2,575千円、財政調整基金は財源調整のために70,000千円を計上したところでございます。
21款の町債は、434,100千円で、前年度と比較し15,400千円の減となっています。
次に、右側の歳出に移ります。
1款の議会費は96,934千円で、前年比21,170千円の増ですが、地方議員年金制度の廃止に伴う給付費用財源負担の増により、議員共済費20,069千円の増となったところでございます。
2款の総務費は807,438千円で、対前年比で77,379千円の増でございます。主な内容といたしまして、一般管理費で退職手当追加費用負担金精算完了及び配置職員数の減により人件費の減、財産管理費で御影診療所整備事業等により161,110千円の増、その他、戸籍住民基本台帳費で外国人登録事務システム整備事業による増、選挙費で、参議院議員選挙及び町議会議員選挙の執行経費の減、統計調査費で国勢調査の終了等による減などでございます。
3款に移り、民生費です。1,252,989千円で9,021千円の増であります。
主な内容は、社会福祉総務費で地域おこし協力隊の保健福祉推進員2名の設置等で増、老人福祉費でグループホーム等の整備に対する介護基盤緊急整備等特別対策事業の完了等による減、障害福祉費では、障害者自立支援給付費の増、在宅福祉費でホームヘルパー養成事業補助金及び高齢者安否確認事業補助金等により4,113千円の増などでございます。
児童福祉総務費では、配置職員数の増による人件費の増、保育所運営費、きずな園運営費、学童保育所運営費で入所児童数の増等による人件費の増、なお、きずな園運営費にあっては、発達支援センター職員として、児童心理士等の資格保有者を配置し、体制を充実していきたいと考えております。
児童措置費で子ども手当の拡充等による増となってございます。
4款へ移ります。衛生費は748,175千円で、72,727千円の減でございます。主な内容は、保健衛生総務費で御影診療所整備資金貸付事業が完了いたしましたので146,000千円の減となりました。その他、保健医療給付費の増に伴う国民健康保険繰出金の増、人工透析事業補助金16,107千円、これは清水赤十字病院人工透析センター拡大への補助でございますが、この計上などによる増でございます。
保健予防費では、ワクチン接種緊急促進事業等による予防接種委託料の増、働く世代への大腸がん検診推進事業及び前立腺がん検診の新規事業等により検診事業費で1,960千円の増となったところです。
清掃センター費でゴミ処理基本計画等策定委託の実施及び清掃センター燃焼ガス冷却設備改修工事等の計上となってございます。
5款の労働費は39,928千円で、緊急雇用創出推進事業費増等による19,095千円の増でございます。
6款、農林業費は778,477千円で4,291千円の減でございます。主なものは、農業委員会費で人件費の減、農業振興費でてん菜増産対策の新規実施による畑作総合振興事業補助金5,000千円を増額してございます。
土地改良事業費で土地改良区償還負担金及び十勝川左岸地区水源管理機器更新事業による減、集落排水事業費では資本平準化債発行終了等による繰出金の増、農地集団化事業費で御影鉄南地区交換分合事業の実施に伴う増、農道整備事業費及び森林整備事業費の廃目による減等でございます。
7款、商工費は129,068千円で44,338千円の増でございます。主な内容は、商工振興費で人件費の増、企業立地促進条例に基づく補助金の増、商工業活性化店舗開店等支援事業、空き店舗・空き地を活用した新規開店経費に助成を行うものでございますが、この新規実施による増、それから、観光費で十勝清水4景プラス1のグランドオープンイベント等により観光協会補助金の増及び観光案内板整備費を計上、また、まちづくり予算町民提案事業として、清水町新キャラクター製作事業実行委員会補助金1,000千円を計上したところでございます。
8款の土木費は751,364千円で146,187千円の増です。主なものは、除雪対策費で小型ロータリー車両の更新、道路新設改良費で古潭橋橋梁整備事業(下部工事)が始まります。御影3丁目仲道路改良舗装整備事業の計上、これらによる増でございます。
公園管理費で、清水公園東屋及び看板整備事業等による増、公共下水道事業の資本平準化債発行終了による繰出金の増、住宅建設費で仮称でございますが、まちなか団地建設の外構実施設計及び建設民間事業者選定の経費6,216千円の計上を行ったところでございます。
9款の消防費は317,278千円で24,069千円の増でございますが、高規格救急自動車更新事業等による増でございます。
10款の教育費は690,603千円で38千円の増でございます。主な内容は、教育振興費で、就学奨励事業の拡充による増、中学校パソコンの整備に係る平成18年度分備荒資金組合償還金終了による減、小学校費・中学校費では学習用机及び椅子の更新を本年度実施しておりますが、今年度は更新完了による減、文化センター舞台改修事業の増、文化会館30周年記念事業終了による減、図書館・郷土史料館費でまちづくり予算町民提案事業等によります4,699千円の増額を行ったところです。
体育施設費でいきいきふるさとづくり基金によるアイスホッケーまちづくり事業、柔道場整備事業等により増額の計上を行っております。
また、体育施設費につきまして、柔道場アスベスト分析調査委託料を新たに計上しております。柔道場につきましては、昨年8月に天井の簡易修繕のため内部を確認したところ、橋梁部分に吹き付け材を発見いたしました。成分分析の結果、アスベストの含有が確認され、同時に空中浮遊量調査を行いましたが、アスベストの浮遊はありませんでした。安全確認のために定期的に浮遊量調査を実施するものでございます。
12款の公債費は1,021,284千円で88,182千円の減です。長期債償還完了により元金及び利息の減となってございます。予算に関する資料3頁へ移ります。
予算に関する資料3頁には、歳出特定財源の内訳を記載してございます。
特定財源は1,441,829千円と前年比較で485千円の増でございます。主な内容は、国庫支出金で子ども手当拡充等による負担金、古潭橋架替事業等に係る社会資本整備総合交付金の増、道支出金で介護基盤緊急整備等特別対策事業交付金の事業完了による減などでございます。
町債については、土木費で道路改良舗装整備事業費の減、使用料及び手数料は農林業費で牧場使用料の冬期舎飼頭数の増による使用料の増、繰入金はいきいきふるさとづくり基金繰入金の増、諸収入は、農林業費で十勝川左岸地区水源管理機器更新完了による減などでございます。
次に、4頁をご覧いただきたいと思います。
一般財源の内訳です。5,298,171千円で対前年度比184,515千円の増でございます。主な内容は、町税、地方交付税、財政調整基金繰入金の増などでございます。
次の5頁と6頁には、款別節別集計の詳細、7頁から13頁にかけまして一般会計及び特別会計の主な事業を載せています。14頁には一般会計繰出金の内容について、15頁から29頁にかけて、複数年度に及ぶ事業などの計画等を記載した主要事業施策シートをつけさせていただきました。参考にしていただければと思います。
平成23年度各会計予算案の概要について申し上げました。関連する条例4件とともによろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(加来良明) おはかりします。
ただいま、議題となっております12件の議題につきましては、議長を除く12人の委員で構成する、平成23年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、一括議題となっております12件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する、平成23年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。