平成23年第2回定例会(3月11日)
○議長(加来良明) 平成23年第2回清水町議会定例会を開会します。
本日の会議を開きます。(午前10時08分)
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○議長(加来良明) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
3番 佐藤幸一 議員
4番 木村好孝 議員
6番 原 紀夫 議員 を指名いたします。
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○議長(加来良明) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
おはかりいたします。
本定例会の会期は、本日から3月23 日までの13 日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
会期は、本日から3月23 日までの13 日間に決定しました。
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○議長(加来良明) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(諸般の報告 事務局長 朗読)
○議長(加来良明) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
町長から、行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。
○町長(高薄 渡) おはようございます。
昨年10月1日現在で実施されました平成22年国勢調査の調査結果(速報)につきまして、ご報告申し上げます。
本町の人口につきましては、9,967人となり、前回平成17年国勢調査と比較しますと、総数で497人、約4.75パーセントの減少となりました。十勝管内におきましては348,423人となり5,723人、約1.62パーセントの減少で、北海道におきましても5,507,456人となり120,281人、約2.14パーセントの減少となりました。
また、本町の世帯数につきましては、世帯総数4,097世帯で、前回調査に比べ25世帯、約0.61パーセントの減少となりましたが、十勝管内におきましては148,110世帯となり3,444世帯、約2.38パーセントの増加となり、北海道におきましても2,424,073世帯となり43,822世帯、約1.84パーセントの増加となりました。
なお、各種基本集計等につきましては、今後、順次公表される予定であります。
以上、平成22年国勢調査についての行政報告といたします。
○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。質疑ありますか。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) ただいま行政報告のなかで、清水町がホームページ等では1万人程おりますけれども、現実問題として1万人を切ってしまったという残念な結果だと思います。
お尋ねしたいのは、今回の国勢調査のなかで回収できなかったところがあるのかないのかはいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 回収の状況でございますが、詳しい数字は持ってきていなかったのですが、調査員87人の方にそれぞれ担当を持ってもらい、地図も描いて提出していただきました。その後に、事務局におきまして各地域を回り、その分が出ているか出ていないか確認をして、単身者の下宿などは特に調べて実施しております。
○議長(加来良明) 原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) なんとか今期の国勢調査のなかで、1万人を切らないでギリギリでもいいから1万人を確保してもらいたいものだという思いがあったので、切れたということが非常に残念です。このことによって、交付税等にも影響があるということがあり、33名はなんとかならなかったのか、ざっくばらんな言い方をするとそのような思いがありまして、未回収やどこに行っているのかわからないというところはないのかという疑問があったのでお尋ねをしました。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(金田正樹) 我々職員、調査員を含めて、やることは全てやって実施いたしました。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) これで質疑を終わります。
○議長(加来良明) これで行政報告を終わります。
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○議長(加来良明) 日程第5、町政執行方針について、町長より平成23年度町政執行方針を述べていただきます。町長。
○町長(高薄 渡)
I はじめに 平成23年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、新年度の町政執行方針と施策について、議員各位と町民の皆様に概要を申し上げ、ご理解とご協力を賜りたいと存じあげる次第であります。 さて、私も多くの町民の皆様にご支援をいただき、町政を担当させていただき10年を経たところであります。この間、社会は経済状況や政治情勢が大きく変革する中で、町民の皆様の幸せと本町の発展を目指し、町政の推進に誠心誠意努力してまいりました。本町のこの10年は、財政再建という危機的な財政状況から、町民、議会及び職員の皆様の深いご理解とご協力をいただき、「行財政健全化実行プラン」に基づき、徹底した改革を推進してまいり、その効果も少しづつではありますが、改善の方向に向かってきておりますが、引き続き収支のバランスを図りながらの本年度の町政運営を推進してまいります。 さて、町民の目線で策定した「まちづくり計画~第5期清水町総合計画」での「まちの将来像」は、「みんなで活き生き 豊かさ育むまち とかちしみず」とし、町民みんなが参加し支え合い、活力ある産業の振興や町民が健康で安心して暮らせる生活環境の充実を図り、心の豊かさとともに経済的にも豊かなまちに成長して行くことを将来像として定め、今後10年間、この「まちの将来像」を町民と共有し、新たに発生する問題や地域課題に柔軟に対応しながら、分野ごとに定めた「まちづくりの目標」を指針として、町民のしあわせと魅力ある地域をつくる各種施策を創造し実践してまいります。 新年度の主要な施策につきまして「まちづくり計画」の体系に基づき、各分野別にご説明申し上げます。 II 地方財政と予算概要 昨年「過疎地域自立促進特別措置法」が平成28年3月まで6年間延長され、新たに地域医療の確保や就業機会の創出など、過疎地域の維持・活性化にかかるソフト事業についても、過疎債の対象として総合的な過疎対策の充実強化が図られたため、今後も過疎債を活用した計画的かつ効果的な事業を推進してまいります。 次に、平成23年度の地方財政計画の全体規模につきましては、前年度比0.5パーセント増の82兆5,200億円となり、公債費等を除く地方一般歳出の規模は、前年度比0.8パーセント増の66兆8,400億円で、地方交付税の配分総額も地域活性化・雇用等対策費の創設による歳出特別枠の上乗せや交付税特別会計の繰越金などにより、前年度比2.8パーセント増の17兆3,700億円となったところであります。 本年度の予算は、一般会計と6つの特別会計と公営企業会計を合わせた予算総額は、前年度比2.3パーセント増の99億5,790万円となりました。このうち、一般会計当初予算額は、前年度比2.8パーセント増の67億4,000万円であります。 主要財源であります地方交付税のうち普通交付税につきましては、公債費算入額は減少しておりますが、歳出特別枠の上乗せ等により、前年度比3.3パーセント増の31億円を計上したところであります。 III 主要施策の推進 1 自然と共生する安全で快適なまちづくり ・自然環境の保全と環境の共生 森林が持つ多様な機能は、地球温暖化を防止するだけでなく、国土保全や水源かん養など、人々が安全で安心して生活するために不可欠な機能を有しており、より適正な管理が求められております。 このため、町有林の管理につきましては、本町の「森林施業計画」に沿って適正な管理のもと、継続的な整備保全に努めるとともに、町民に対し森林の持つ機能の大切さや森林にふれあう機会として、「グリーンフェスティバル」を継続して開催するとともに、民有林整備につきましても、補助事業の積極的活用により、造林事業などの支援を行ってまいります。 また、「町民レクリエーションの森」につきましては、町民参加による植樹活動を行ってきたところでありますが、植樹可能箇所の整備が終了したことから、今後は、植樹後の下草刈りや補植による適正管理を行ってまいります。 ごみ処理業務につきましては、分別排出方法の徹底と再資源化の推進によりごみの減量化を進めておりますが、町民・事業者の皆さんへ更に分別排出方法やリサイクルに関する情報提供を行い減量化に努めてまいりますとともに、清掃センターの運営につきましては、一般廃棄物処理計画を策定した中で、今後の清掃センターの方向性も含めて検討してまいります。 ・すべての世代が交流し住みやすいまちづくり 町営住宅の建替事業につきましては「清水町営住宅長寿命化計画」に基づき進めていくことになりますが、本年度は平成24年度の建設計画の「(仮称)まちなか団地」外構実施設計及び民活制度の調査を行うとともに、転入や転居のための「空き家、空き地などの情報」を提供し、民間による借家計画にも協力してまいります。 また、「地域公共交通活性化協議会」において社会資本整備総合交付金により購入した車両を活用し、町民巡回バスの運行や清水・御影間のフレックスバスの試験運行に取り組んでまいりましたが、本年度は「地域公共交通総合連携計画」に基づき交通基本法による制度を活用し、町民の生活を支える「コミュニティバス」の運行など、地域全体で維持・継続する交通システムの構築に取り組んでまいります。 ・緑豊かな森と水に親しむまちづくり 地域の大切な資源であります緑豊かな自然環境を守り育てるために、河川、公園、緑地の維持管理に努めてまいりますとともに、花と緑に包まれた環境づくり事業として、駅前花壇や商店街の花壇植栽などの住民活動に対して支援するとともに、衛生組合が実施している春秋の町内一斉清掃、清水町クリーン・ディ、花いっぱい運動や花に係る団体とも連携し、美しいまちづくりに取り組んでまいります。 ・町民相互の支え合いと暮らしの安全安心 町民一人ひとりが安全で安心して暮らせるまちづくりは最も基本とするところであります。 子どもたちが犯罪の被害に遭わないように学校・PTA・地域による「見守り隊」や、生活安全推進委員会による犯罪や交通事故から守る監視活動の実施が犯罪の抑止効果に繋がっているところであり、犯罪に繋がる恐れのある情報の一層の共有により事件や事故の発生を未然に防ぐよう努めてまいります。 また、消費者を取り巻く環境は大きく変化し、複雑化しており、商品や金融サービス等の消費生活をめぐるトラブルは、年々手口が悪質巧妙化し、多重債務につきましても大きな社会問題となっておりますが、本町では既に消費生活相談の充実や出前講座等の実施、警察署及び関係団体等との積極的な連携、情報の共有などに努めており、本年度も相談員の研修や、悪質商法対策の啓発を行い、消費者行政の充実を図ってまいります。 さらに、近年地震等により災害も各地で起きていることから、災害防止対策や救急体制の充実に努めてまいります。 ・快適で良好な生活環境 安全で安定した飲用水供給のため、水道施設の適正な運転管理に努め、老朽管の布設替工事や浄水場の機器更新を行うとともに、下水道施設の適切な維持・管理に努めてまいります。 葬斎場につきましては、本年度は屋根の葺き替え工事と外壁塗装工事を行い、施設の長寿命化を図ってまいります。 国費、道費による道路整備につきましては、車両及び歩行者の安全を図るため、今後も、車道及び歩道の整備を積極的に要請してまいりますとともに、本年度も国道274号の視距改良として車道拡幅改良工事が継続して実施されます。 また、国道38号はホクレン製糖工場、西十勝農業センター及びバイオエタノール工場に出入りする大型車両が増加傾向にあり、関連する道路網の整備について要請してまいります。 道費事業につきましても、道道忠別清水線の人舞地区防雪柵設置工事が継続実施され、道道清水大樹線では引き続き御影平和地区の道路整備が予定され、北清水清水線の道路改良工事は本年度完了の予定となっております。 なお、町道の整備につきましては、御影大平町内の道路改良及び舗装工事を実施するとともに、全道路の維持管理に努め、古潭橋につきましては、本年度から本体工事(橋梁下部)に着手いたします。 2 誰もが健康で思いやりのあふれるまちづくり ・町民の健康と健康づくり意識 緑豊かな清水町の環境の中で町民に健康の輪を広げ、誰もが元気で暮らすための健康づくりが重要であります。 平成20年度から生活習慣病の予防を重点とする「特定健診」及び特定保健指導を実施しておりますが、健診率が低い状況にあることから、本年度は町内の医療機関との連携を強化し健診など受けやすい体制を構築して、受診率の向上に努めてまいります。 特に北海道では冬場の運動不足や高喫煙率、高脂質摂取の食生活がガンや生活習慣病の大きな要因とも言われており、食生活改善や健康運動、禁煙運動の普及推進にも取り組んでまいります。 また、町が実施する「がん検診」につきましては、本年度から新たに「肺がんCT検査」や「前立腺がん検査」、特定年齢者対象の「大腸がん」の無料検査なども取り入れ、より充実した内容でがん検診事業を実施いたします。さらに、特定年齢者を対象とした「子宮頸がん・乳がん検診」事業や「妊婦健診」事業、「特定不妊治療費」助成事業につきましても、それぞれ内容を充実した中で実施してまいります。 また、「子宮頸がんワクチン」については、対象者を新中学1年生から高校1年生まで拡大し、「ヒブワクチン」や「小児用肺炎球菌ワクチン」につきましても生後2ヶ月から5歳未満までを対象に全額公費負担の中で継続実施し、子どもの安全を確保してまいります。 次に、救急医療についてでありますが、清水赤十字病院が北海道の告示を受け救急病院となっており、経営的には採算性が厳しい部門であることから、昨年度から引き続き救急医療体制を維持するため運営支援をしてまいります。 また、本町では人工透析患者数が比較的多い状況にあり、多くの方々が清水赤十字病院で治療を受けており、近年の患者数の増加により待機者が発生するなど、対応できない状況となっております。 このため、清水赤十字病院では建物や設備の増設を計画しており、患者の方々が安心して地元で治療が受けられるよう施設整備の支援をしてまいります。なお、新得町からの患者もあることから連携して支援するものです。 国民健康保険制度は、高齢化の進展や医療技術の高度化等による医療費の増大などでその財政基盤が脆弱な状況であります。 本年度の保険給付費は、前年度の給付実績などを基に予算計上したところでありますが、安定運営のために引き続き保険税徴収率の向上と特定健康診査事業の推進に努めるとともに、一般会計からの繰入により収支の均衡を図り、本年度も被保険者の負担軽減を図ってまいります。 次に、後期高齢者医療制度につきましては、平成25年度からの新しい高齢者医療制度に向け検討が進められているところでありますが、現行制度の円滑な運営は非常に厳しい状況にあり、今後においても北海道後期高齢者医療広域連合と十分な連携を図りながら、制度の総合的な推進に努めてまいります。 ・高齢者の暮らしと社会参画 本町の高齢化率は平成23年1月末日現在30.13%となっており、平成32年には40%に達すると予測されております。また、65歳以上の高齢者世帯が1,397世帯(うち単身世帯は750世帯)で、今後も増加すると見られます。 このような中、本町では緊急医療情報キットの配布や要援護者名簿の作成などを行い、高齢者世帯の実態把握に努めてきたところであり、今後は高齢者の相互交流や高齢者と異世代の交流の場を設けるなど、高齢者の孤立対策や社会参画などの施策に努めてまいります。 また、シルバー人材センター、老人クラブ、ボランティア団体などと連携し、高齢者がより一層の社会参画ができるよう努めてまいります。 次に、介護保険事業につきましては、「第4期清水町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき実施しているところでありますが、本年2月に御影地区に「老人保健施設・みかげ」が開設され、さらに、平成24年度に向けて、松沢地区に小学校跡地を利用した「小規模多機能型介護施設」の開設も計画されており、より地域に密着した介護サービスが展開できるものと考えております。 要介護認定者が年々増加する中、高齢者が介護を必要としない自立した生活を送ることができるよう、「地域包括支援センター」を中心に、介護予防事業、予防マネジメント、総合相談・支援など関係機関と連携を図り、より一層のサービス提供に努めてまいりますとともに、不足する介護従事者を確保するため、介護ヘルパー養成講座の開催を支援し、ボランティアの人材養成を図ってまいります。 ・障がい者の社会参加 障がい者福祉につきましては、障害者自立支援法及び「清水町障がい福祉計画」に基づき、各種サービスを実施しているところですが、平成25年度から現障害者自立支援法を大幅に改正し、新たに総合的な制度((仮称)障害者総合福祉法)を創設するとの方針が示されたところであり、国の動向を見極めつつ、本年2月に立ち上げた「清水町自立支援協議会」と連携した中で障がい者の支援を行ってまいります。 また、在宅やグループホーム、ケアホームで生活する障がい者が地域に溶け込み、ノーマライゼーションの理念に基づき自立した日常生活を安心して送ることができるよう、関係団体や福祉事業者と連携して取り組んでまいります。 ・すべての世代が交流し支え合うまちづくり 身近な人々が見守り合い、励まし合い、支え合いながら、みんなが元気ある暮らしができるよう、共に取り組むことが必要であります。 このため、地域が求める活動や相談、要望に応えるため社会福祉協議会、民生委員協議会、ボランティア団体などとの連携を図るとともに、ボランティア会員の増加にも努めてまいります。 さらに、除雪や給食などの「在宅福祉サービス」もより一層充実させるとともに、「地域安全ネットワーク」事業の中で、高齢者の緊急時の対応や安否確認、引きこもり対策や地域の人たちが世代を超えて集う「サロン」事業の拡大など、暮らしをサポートできる体制づくりを推進し、すべての世代が健康で生きがいを持って暮らせる生活環境づくりを進めてまいります。 ・まちぐるみで子育て世帯を支え応援するまちづくり 未来を担う子どもたちが、のびのびと心豊かに成長することは、町民全ての願いであり、少子化が進行する中で、結婚、出産、子育てに対する不安や障壁を取り除き、安心して子どもを生み育てることができ、子どもたちが等しく健やかに成長できる環境を整備しなければなりません。 そのためには、「清水町次世代育成支援行動計画」を推進する中で、町民・地域・関係機関の皆さんのご協力をいただきながら、子育て世帯を応援する取り組みを充実させてまいります。 保育所運営につきましては、入所児童数は出生数の減少もあり横ばい状況ではありますが、経済状況等の変化により共働き等の世帯が増えていることから、入所を希望される児童の保護者の状況を十分に把握し、適切な対応を図るとともに、入所児童に対しては引き続き健全な心身の発達を図り、支援が必要な児童につきましては、職員を増員することにより対応をしてまいります。 なお、春季休所期間を設けておりましたが、本年度から新たに「春休み特別保育」として、この期間に保育が必要な児童の保育を実施してまいります。 放課後児童の育成につきましては、「清水学童クラブ」は清水小学校内、「御影学童クラブ」は世代間交流センター内を利用し、小学校3年生までの児童の健全な育成を図り、また、「清水の子どもにこにこプラン」による、全児童を対象とした安全・安心な居場所を設け、児童の健全育成に努めてまいりますとともに、本年度も入所料は無料といたします。 子どもの発育や発達への支援につきましては、本年度「発達支援センター」の職員体制の充実を図り、関係機関との連携を深め早期発見・早期療育環境の整備、保護者の相談支援機能の強化、対象世帯への家庭訪問など、適切な療育ができるよう取り組んでまいります。 子育て支援センター事業につきましては、昨年度から開始した「子育て相談メール」による子育て相談、「ベビーマッサージ」による親子の触れ合い、「おもちゃ交換会」を継続し、新たに「ブックスタート事業」を実施し、絵本を通した親子の触れ合いの場を提供してまいります。 また、今後の幼稚園・保育所、子育てのあり方につきましては、現在、国の「子ども・子育て新システム検討会議」により検討がなされているところでありますので、この結果により町内児童福祉施設等の保護者の皆様や関係機関のご意見を伺い、本町における最善の子育て支援及び保育環境の再整備について検討してまいります。 ・安心して暮らせるまちづくり 今日の労働者を取り巻く環境は、急激な円高などの影響により経済の低迷が続き、いまだ景気回復が見込まれない中、昨年に増して大変厳しい状況にあります。 このため本年度も引き続き離職者の緊急雇用相談窓口を開設し、実態把握に努めながらハローワークなどと連携し、国の緊急雇用創出事業の積極的な活用や町独自施策の「新卒者就労支援事業」を引き続き実施し、離職された方や新卒者で就職困難な方に対し就労及び就職活動の支援を行い、町内の労働環境の改善や雇用の促進に努めてまいりますとともに、季節労働者対策につきましても、十勝北西部通年雇用促進協議会とも連携を図りながら就労対策を進めてまいります。 3 新しい時代を担う人材を育むまちづくり ・家庭・学校・地域がともに推進する教育のまちづくり 未来を担う子どもたちが夢と希望にあふれ、心豊かにたくましく成長し、健やかに充実した生活を送ることは私たちの願いであり、使命でもあります。 私たちは、厳しくも美しい「しみずの四季」を通じて、家庭・学校・地域が相互に強く連携協力して、ふるさとを愛し新しい時代を切りひらく知恵と勇気など、生きる力を持った子どもに育てる教育を推進することが重要です。 学校教育では、本年度におきましても「少人数学級」による教諭の配置により、基礎・基本を重視した学習と豊かな心の育成に努めるとともに、特別支援を要する児童生徒への対応のため、特別支援学級支援員を配置し、よりきめ細かな学習支援を行ってまいります。 また、父母負担の軽減として、引き続き児童生徒の修学旅行に要する経費の一部を公費負担するとともに、新学習指導要領に対応した教材備品整備や中学校コンピュータの更新など、学びの環境の整備を図ってまいります。 次に、「幼保・小連携教育」につきましては、幼稚園・保育所の教育と小学校教育の滑らかな接続を求め、「遊び」から「学び」へのスムーズな移行など、就学前教育の相互理解と連携を図るよう引き続き実施してまいります。 学校給食では、食材の安全・安心はもとより、地元産食材を多く活用した給食を提供し、栄養教諭の指導により各学校での児童・生徒に正しい食事のとり方や望ましい食習慣を身につけさせるなど、食育を推進してまいりますとともに、スクールバス等の運行につきましても、安全で確実な運行をするため、日常の車両点検整備を怠ることなく安全運行に努めてまいります。 幼児教育につきましては、本年度も経営方針を「愛のあふれる幼稚園」とし、幼児の特性と発達段階に合った教育を行うために、幼児一人ひとりの個性の伸長と豊かな心の育成を図るとともに、保護者や地域に信頼される幼稚園となるよう実践してまいります。 次に、清水高等学校につきましては、総合学科の先進校として特色ある教育活動の取り組みについて、生徒一人ひとりが自分の個性、志向を踏まえ、科目を選択し、将来に向けた実践的な教育活動を展開しており、魅力ある学校づくり、さらには進路支援強化としての助成を継続し、生徒の確保や出口保障を確実なものにするため、清水高等学校及び清水高等学校振興会との連携を図ってまいります。 ・文化のまちづくり 文化とは、人々に楽しさや感動など、生きる喜びをもたらし人生を豊かにして創造性を育むものであり、心にゆとりと潤いのある生活を送るために芸術や文化は重要な役割を担っています。 優れた芸術作品に触れたときの感動や自ら表現した時の喜びは人生の生きる力を生み出します。 このため、情操豊かな人間形成を図るため、芸術鑑賞機会の提供等に努めてまいります。 ・スポーツ・レクリエーションに親しむまちづくり 心身ともに健康で充実した明るい生活を送るため、スポーツ活動を日常的に取り入れることは大変重要であり、このため町民が気軽に参加できる各スポーツ事業の実施や各種大会への参加支援に努めます。 ・学びの成果を活かすまちづくり 町民一人ひとりが生涯にわたって生きがいを持ち、心豊かに充実した生活を送ることができるよう各種学習機会を提供し、学んだ成果が生かされるよう努めるとともに、図書資料の充実と本に親しむ環境の整備を図り、読書普及事業の提供に努めてまいります。 構造改革特区の認定により開校した広域通信制の北海道芸術高等学校は開校6年目を迎え、約700名の生徒が本町で行われるスクーリングに訪れ、特別免許状を授与した町民をはじめ多くの方々の支援・協力を得て、それぞれが持つ知識や経験を生かした授業が行われるなど、生徒との交流はお互いの人間性を豊かにし、町民との学びの共有と連帯感の醸成が図られています。 今後も、不登校や中途退学となっている子ども達が、自分の興味、関心のあることを通して、学ぶ意欲を取り戻すひとつのきっかけとなれば、子ども達に生きる力を与えることになり、そういったニーズに対応することは存在価値があり、幅広い教育の選択肢の一つとなるよう、教育内容について監督、指導の役割を果たしてまいります。 また、昨年度委嘱した人材育成専門委員からの報告を受け、本町に内在する潜在的人材を掘り起こし、育て、活かして、清水らしいまち興しを進めるため、「まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくり」をテーマに「十勝清水 人・四季塾」を開設し、魅力あるリーダーづくりの人材育成に取り組んでまいります。 4 町の資源を活かした活力あるまちづくり ・クリーンな農業と資源循環型のまちづくり 本町の農業生産額は、平成14年度に初めて180億円を突破して以来、平成20年度まで比較的良好な気象状況で推移したことから高収量が確保され、7年連続して高い農業生産額を確保いたしましたが、平成21年度は、特に畑作経営におきまして低温や記録的な長雨に見舞われるなど、異常気象で推移したことにより主要作物全般にわたり収量の減少や品質が低下し、また、昨年度においても記録的な猛暑により一昨年以上の農業被害が発生し、農業共済制度による補償はありましたが、2年連続して大変厳しい状況となりました。 一方、酪農・畜産経営におきましても、生乳売り渡し価格の値下げや引き続く生産資材の高騰のほか、昨年4月には、日本の酪農・畜産業界を震撼させた宮崎県での「口蹄疫」の発生があるなど、酪農全般にわたり大変厳しい状況となっております。 さらに、昨年10月に突如として発表された「TPP」への参加検討表明は、本町はもとより、日本農業の根幹を揺るがす大きな問題であり、農業を基幹産業とする地方自治体の命運をかけて、現状の農業を取り巻く制度下では、断固反対していかなければならないものと考えております。 このような先行き不透明な状況ではありますが、本町の農業は、今後とも食料の安定供給と関連産業が地域経済や社会を支えていく重要な産業として発展していかなければならない大切な役割を担っており、より一層の安全で良質な農畜産物の生産確保に向けた施策を実施してまいります。 なお、今年度から新たに導入される「戸別所得補償制度」の取り組みにつきましては、関係機関とより一層の連携を図りながら推進を図ってまいります。 また、「クリーンな農業と資源循環型のまちづくり」の重点施策といたしましては、健康な土づくりの推進を図るため、平成20年度に農協が整備した堆肥化施設から生産される「堆肥ペレット」の利用促進に向け、農協が実施する実証試験圃場の設置費用に対する支援や販売価格に対する支援を行なってまいりますとともに、化学肥料の過剰施肥による環境負荷や農家経営の負担軽減を図るため、定期的な土壌診断の支援対策を取り組んでまいります。 さらに 農業者と商工業者や地元消費者と連携し取り組んでおります「食の安全・安心推進事業」につきましては、継続して事業展開を行い、地産地消の推進や食をとおした交流をより一層深めてまいります。 ・経営基盤の確立と後継者が働きやすいまちづくり 近年「てん菜」の作付面積が急激に減少し、本町の農業関連企業に与える影響が懸念されるところであり、また、持続的な畑作農業の推進に向け合理的な輪作体系を維持するためには欠かすことのできない作物であることから、農協と連携し、今年度から2ヵ年の期間で、てん菜増産に向けた対策を実施してまいります。 さらに、新たな野菜振興対策として、農協が取り組んでおります「にんにく」栽培に対する独自ブランドの確立に向けた支援を引き続き実施してまいります。 酪農・畜産関係の施策につきましては、輸入飼料の高騰対策として平成21年度から取り組んでおります自給飼料増産対策事業として、デントコーンによる飼料の自給率を高め経営の安定化を推進するとともに、家畜伝染性病の発生防止対策につきましても、今後とも関係機関と連携を図りながら万全な防疫体制を取り、特に「口蹄疫」や現在感染が拡大している「鳥インフルエンザ」対策につきましても、酪農・畜産農家や養鶏事業者に対し、感染防止のための啓発を行うなど、指導徹底を行ってまいります。 また、町営育成牧場につきましては、乳牛の育成期におけるコスト低減や労働力の軽減を図るなど、酪農経営の補完施設として大きな役割を担っており、今後も経営の大型化に伴いその重要性がますます増大される状況にあります。本年度は、夏期放牧利用が2,200頭程度・冬期舎飼利用が1,000頭程度の受け入れを予定しており、効率的な飼育管理の実施と防疫体制の強化を図り、預託者が安心して利用できるよう、より一層充実した管理運営を行ってまいります。 さらに、農業基盤整備につきましては、農協と連携し補助事業の活用を図り緊急的な整備事業を取り組むとともに、全町的な対策として事業の計画策定に着手してまいります。 ・まちの資源を活かした産業の振興と連携の促進 本町の農業生産額は、道内でも上位に位置し、豆類などの主要作物や生乳生産量は10万トンを超え全国的にもトップクラスにあり、また、近年においては、アスパラガスや白菜、ブロッコリーなどの野菜生産も増加しており、さらには、肉牛や鶏卵の生産量が全道でも上位に位置するなど、地元農畜産物を活かした「食」による地域活性化を図る取り組みが必要であります。 町といたしましては、地元で生産される農作物や十勝若牛などを町の特産品としてイメージアップを図るため、まちづくり予算町民提案事業で採択した「清水町 新・キャラクターづくり」による事業展開を図り、消費拡大に向けた取り組みを行うとともに、新たな産業開発などの事業展開を行っている産業クラスター研究会への支援も行ってまいります。 官民一体となった地域資源と人材を活かした活力ある町を創造していくため、「清水町経済活性化戦略会議」は企業誘致や既存産業などの産業振興策として機能することを目指しており、現在まで中心市街地衰退化防止策事業や、食を通じた連携事業に取り組み、空き店舗を活用した事業の開設など、成果が徐々に現れてきたところであります。 また、バイオ燃料地域利用エタノール実証事業につきましては、従業員の雇用の確保による定住並びに実証事業の施設の視察等による経済的効果をもたらしており、本年度も企業立地促進条例に基づいた支援を行ない事業推進に協力していくとともに、とかち田園地域産業活性化協議会を通じて、優遇措置等のPRを行い、企業の誘致や起業について活動を強化していきます。 また、バイオエタノールの地域内利用による環境に配慮した資源循環型の農業の推進により、地域のブランドイメージの確立や食に関連する企業の集積促進、農畜産物等の輸出促進などについて、帯広市や北海道経済連合会などが取り組んでいる「国際戦略総合特区提案事業」との連携に努めてまいります。 ・商業の活性化と異世代が集う多機能型まちづくり 今日における経済環境は、急激な円高により経済の低迷が続き、その後にデフレ状況に陥るなど、いまだ景気回復の実感がない状況であります。 本町におきましても、依然として経済環境の悪化による個人消費の低迷や消費購買行動の町外流失が続き、商工業者にとって極めて厳しい状況が続いております。 このような状況の中で、商工業者の皆さんが、消費者ニーズを的確に把握し、消費者に信頼され、親しまれる中心商店街づくりに向けた取り組みで「おはよう商店街」や「産直と憩いのサロン3丁目広場」などの試みを実施されるなど、今後とも、顧客のニーズに合わせたきめ細かなサービスを展開できる取り組みを支援するため商工会とより一層の連携を図り、本年度におきましても「うきうき商品券事業」に対する支援や、新たな施策として新規開店者・空き店舗活用開店者に対する支援を実施し、商店街の活性化を目指してまいります。 ・地域の資源を活かした観光産業の創出 本町の観光振興につきましては、雄大な自然環境や農村景観を有し、道東の玄関口である交通の要所として、毎年、町外からの誘客を見込み各イベントなどを開催し地域の活性化に努めており、また、新たに町民有志の方々や飲食店事業者が「食」による地域活性化を目指して「十勝清水牛玉ステーキ丼」を開発し、一部高速道路が無料化となる状況の中で、食や景観を求めて多くの町外者が本町を訪れたところです。今秋には、全面開通する道東道により道央圏が一層間近に感じられることから、本町が道東の玄関口としての役割を担い、多くの観光客を効率的に滞在させて観光振興を図ることが不可欠であります。 そのため、魅力ある景観を観光資源として強く打ち出し、おすすめの景観スポットとして「十勝清水4景+1」を選定し、観光体験や食などの情報発信を図り、交流人口の増加に努めてまいりますとともに、本年度も観光協会が取り組む各イベントなどを支援しながら「シーニックバイウェイ十勝平野・山麓ルート」及び「北海道ガーデン街道」に関係する市町村との連携や広域的な活動を推進し、本町の観光振興を図ってまいります。 5 みんなで創る協働のまちづくり ・町民誰もが参加する協働のまちづくり 「広報しみず」は協働のまちづくりのため町政情報を広く届ける有効な手段です。より町民にわかりやすい記載や入手しやすい情報の配置など、町民の視点に立った情報の提供に努め、行事等のお知らせ広報から、町民がまちづくりを考える材料となる広報を目指して充実を図ってまいります。 町民税の0.5%相当の予算額について町民から事業の提案を募集した「まちづくり予算町民提案事業」については、本年度「清水町新キャラクター製作委員会」など2事業を実施することとし、町政への参画意識の高揚と町民ニーズに対応した事業の推進を目指してまいります。 また、若年層世帯の定住を促進する「新婚世帯定住促進事業」を引き続き実施し、家賃の一部を補助してまいります。 さらに、平成20年10月に制定した「いきいきふるさとづくり寄附条例」は、町民の皆さんをはじめ、町出身者やゆかりのある方などが新たな形でのまちづくりへの参加と財源確保を行うものであり、昨年度は「第九演奏会」の開催経費の一部に寄附金を活用いたしました。本年度は、アイスアリーナのトレーニング機器の充実などの経費の一部に寄附金を活用させていただくこととしております。 また、町内の商店等の協賛を得て開始した「清水町ふるさと応援会員事業」につきましては、寄附者に対する特典を提供することで町民と連携したまちづくりの実践を進めるとともに、今後も制度の周知に努めます。 都市等からの移住定住促進事業につきましては、本町にとって移住者の新たな視点を地域活動に取り込んでいくことは、地域活性化に広がりと豊かさを与えてくれるものであり、これまで首都圏でのPRや生活体験事業などに積極的に取り組み、「清水町移住促進協議会」を設立し、民間事業者と一体となった移住施策の推進を取り組んでまいりました。なお、要望が増加している移住生活体験に対応するため、昨年、国の補助を受けて建築した移住体験住宅を活用し、本町の気候や風土などを体験し円滑な移住への対応の充実に努めてまいります。 さらに、本年度、新たに総務省の「地域おこし協力隊事業」により「移住交流推進員」を配置し、都市生活者の視点を活かした本町の魅力の発信や、移住希望者向けの体験事業の創設など移住促進事業の充実に取り組み、移住・定住に結び付けてまいりたいと考えております。 ・効率的でわかりやすい行政運営 「まちづくり計画」には、行政が行なう事業以外に地域や事業所、町民が行なう活動についても展開する施策として記載しており、町民と職員が策定委員会において連日議論していく中で、各分野の基本目標を達成するためには、誰がどんなことをすべきかの議論から生まれたものです。 その時々の社会情勢に対応しながら、住民が地域のことを自ら考え、その総意に基づいて最善策を判断し実践していく住民自治の充実が必要であり、行政においても、自立性と自主性をもって町政を推し進めていくことが重要になってきており、さらに、地方分権、住民との協働のまちづくりも進化の過程にあり、さまざまな実験をしながら模索して地域に新しい地平を切り拓くことが必要です。 そのような観点から、本年度は地域や町民等の活動及び行政の事業を推進するため「(仮称)まちづくり計画推進委員会」を設置し、町民と行政が積極的にそれぞれの役割を果たし、まちづくりの新たな動きが活発化する具体的実践を検討してまいります。 町政運営の基本原則を定めた「まちづくり基本条例」は、各種審議会委員の公募や、開催内容の公表、重要な案件については町民意見提出制度により意見を求めるなど、情報共有と町民参加について、広報紙や町のホームページをはじめ、町内各所に設置した情報掲示板などにより積極的に進めているところです。本年度も地域主権の方向性から、地域自らの判断と責任において進めることが求められており、その課題解決のため町民と行政が共に知恵を出し合いながら「協働のまちづくり」を推進するための環境整備と行政情報の提供・周知方法について工夫してまいります。 また、本年度から新たに、委員の公募を補完するため、無作為に抽出した町民の中から了解の得られた方に審議会等の委員候補者として登録する制度を実施してまいります。 次に、「戸籍電算化システム」につきましては、町民サービスと行政の効率化の更なる向上を図るために、戸籍データの維持管理強化や戸籍謄本等の交付の迅速化を進めるものとして、本年度から導入に着手します。 また、行政運営の基礎となる自主財源の確保につきましては、個人町民税では、前年度当初予算と比較し680万円の微増となっておりますが、決算見込額に対して約3千万円の減少となっており、これは、農業生産所得や農業関連営業所得の減少が大きな要因となっているところであります。 また、法人町民税につきましては、長引く地方経済の低迷や景気の回復が遅れているところですが、法人税割額については、各法人の経営努力などにより前年度決算見込額と同程度の収入を見込んだところであります。 固定資産税につきましては、前年度当初予算額と比較し3千500万円の増となっておりますが、これは、大規模工場の新設による家屋及び償却資産の伸びによるもので、その他新築住宅件数などについては例年並みとなっていることから、前年度決算見込額とほぼ同額の収入を見込んでおります。 また、町たばこ税につきましては、昨年10月からの増税により1千470万円の増収を見込んだところであります。 なお、収納対策につきましては、早期の自主納税の推進に努めるとともに、「十勝市町村税滞納整理機構」と連携を図りながら、適切な滞納整理に取組み、徴収率の一層の向上に努めてまいります。 ・広域行政の推進 十勝管内の消防広域化につきましては、平成21年度から十勝圏複合事務組合内に消防広域推進室が設置され、行財政、職員、警防、予防、通信の5分野における「消防広域化に向けた検討課題の調整案(骨格案)」が作成され、本年2月、市町村長間でこの調整案が確認されたところであります。 今後は、この調整案に基づき平成24年4月に設置される「広域消防準備室」において「広域消防運営計画(案)」を策定するとともに、平成25年1月からオール十勝での消防広域化の運用開始を始める予定となっており、本町といたしましても、この市町村長会議での結果を踏まえ、管内一丸となって消防広域化の推進に努めてまいる所存でございます。 次に、中心市と周辺町村が1対1で協定を締結し、医療や観光、福祉等の事業を協働で取り組む定住自立圏構想の十勝圏での取組みにつきましては、帯広市と18の周辺町村との取り組みが想定されており、昨年12月、帯広市は中心市としての意思表示ともいえる中心市宣言を行いました。 今後のスケジュールといたしましては、2月の市町村長会議における、定住自立圏のオール十勝での取り組みという方針に基づき、管内19全市町村が3月議会定例会に「定住自立圏の連携協定を議決事件とする。」という条例案を提案することとなったところであります。 本町の連携可能事業につきましては、医療や福祉、観光、公共交通等分野で36事業であり、今後、帯広市を中心とした事務レベルでの作業部会において、連携可能事業を更に詳細に検討しながら選定し、本年6月議会定例会において「連携事業の協定」についてご提案してまいりたいと考えております。 なお、協定締結後に中心市が取組事業の詳細を記載した定住自立圏共生ビジョンを策定しますと、十勝における定住自立圏の手続きはすべて完了し、連携取組事業に要した経費分が中心市と周辺町村に特別交付税で措置されることとなっております。 IV むすび 以上、平成23年度の町政を運営するにあたり、方針並びにその概要を申し上げましたが、社会全体が大きな変革期にあり、経済情勢が低迷する中で、地方自治体を取り巻く環境も厳しさを増してきておりますが、少しでも町民の皆さんの期待に応えられるよう、この清水町に住んで良かったと思われるまちづくりに向けて、職員と共に全力を尽くす決意であります。 議員各位並びに町民の皆様のより一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、町政執行方針を結ばせていただきます。 平成23年3月11日 清水町長 高 薄 渡 |
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○議長(加来良明) ここで休憩いたします。(午前11時10分)
○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時20分)
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○議長(加来良明) 日程第6、教育行政執行方針について、教育委員会委員長より平成23年度教育行政執行方針を述べていただきます。教育委員会委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子)
I はじめに 平成23年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、教育委員会の所掌する行政執行の主要なる方針について申し上げます。 我が国におきましては、教育振興基本計画の策定や小学校における新学習指導要領の完全実施等、21世紀を切り拓く心豊かでたくましい人材の育成が進められております。 清水町教育委員会といたしましては、北海道教育ビジョンの基本理念である「自立」「共生」を踏まえ、学校、家庭、地域が一体となって、子どもが安心・安全に学び、生活できる教育環境を整え、本町の教育理念を「心響」、実践指標を"しみず「教育の四季」"とし、町民総ぐるみで「心かよわせ、互いに響き合う感性豊かな教育」を推進してまいります。 II 学校教育の推進 本町における教育は、「町の宝」である子どもの人格の形成に向かって、確かな学力、豊かな心、健やかな身体を育んでまいります。 優しさと勇気を持ち、感性豊かな子どもを育てるために、学校の全ての「教育力」が互いに機能しあい、力を出し合うことで「学校力」を高め、子ども一人ひとりが意欲的に学びあい、可能性を伸ばす教育を推進してまいります。 さらに、家庭や地域社会の教育力の向上に努めてまいります。 1 確かな学力の育成 分かりやすい授業により自ら意欲的に楽しく学ぶ教育を展開するために、教職員の資質向上に向けて校内外の研修体制の充実や指導方法の改善、新学習指導要領の完全実施に対応した教材備品の整備など学びの環境の充実に努めてまいります。 また、全ての教科の基本として、言語活動の充実や体験的な学習を重視するとともに、課題解決的な学習の充実を図り、思考力・判断力・表現力など「生きる力」を育成し、情報処理能力や想像力の向上を図ります。 2 学校改善支援プランの推進 昨年度の全国学力・学習状況調査は、調査方式が変更になりましたが、調査の結果を受け、各学校では授業改善の取り組みなどに活かしているところです。学習習慣の定着や生活習慣の確立など家庭教育にかかわる面も多いことから、学校の努力とともに家庭との連携に努めてまいります。 3 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進 生命を大切にする心、美しいものに感動する心、思いやりの心、感謝の心などの規範意識や倫理感をはぐくむため、家庭・学校・地域社会が一体となって道徳教育の充実や奉仕、体験活動、さらに読書活動の推進を図ります。 また、体力や運動能力が低下傾向にあるとの指摘があることから、学校の教育活動全体での指導と合わせて家庭や地域との連携を図ります。 4 子どもの安心・安全教育の推進 子どもたちの安全・安心の確保に向けて、登下校時における通学路等のパトロールボランティアの充実など保護者や地域ぐるみの取り組みを推進します。 「いじめ問題」については、その未然防止、早期発見、早期対応に努め、命を大切にする指導を徹底していきます。また、情報モラル教育についても、子どもたちの発達段階に応じ、家庭、学校とも連携し、指導を図ってまいります。 5 特別支援教育の推進 特別に支援を必要とする児童生徒の一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の一層の充実を図るため、「特別支援教育支援員」の配置などにより支援体制の整備を図るとともに関係機関との連携を推進します。 6 幼保・小の連携教育の推進 就学前教育と小学校教育のなめらかな接続を図ろうとする幼保・小連携の必要性については、新保育指針や幼稚園教育要領さらには小学校学習指導要領においても明記されたところです。 これまでの活動の実績を踏まえ、本年度においても幼児児童の交流と関係者の連携した取組みを進めます。 さらに、教育課程の連続性を踏まえ小学校と中学校の連携についても進めてまいります。 7 しみず「教育の四季」の推進 清水町の教育は、"しみず「教育の四季」"の「12の窓」から、「感性あふれ、表情豊かな子どもの育成」を目指しています。 清水町の次代を担う子どもたちが、生涯にわたり心豊かに生きていくための、基本的生活習慣や規範意識の定着を、全町民が心を合わせ取り組んでいるところです。 町をあげてのこの取り組みが浸透することにより、基本的な生活リズムが整い、学習意欲及び体力の向上に大きな影響を与えることが期待できます。この取り組みを、教育の今日的課題を解決するための本町の特色ある活動として、引き続き実践してまいります。 III バスの運行及び学校給食の運営方針 1 スクールバス等の運行 スクールバスについては、今年度、7路線中6路線を運行委託しますが、スクールタクシー等を含めた全13路線について、引き続き遠距離児童生徒の通学手段として安全な運行に努めてまいります。 2 学校給食の推進 学校給食につきましては、「おいしい笑顔が見える給食づくり」と「考える給食」をキーワードに、給食を通して児童生徒に正しい食事のとり方や望ましい食習慣を身に付けさせるとともに、地元産食材を多く利用したメニューを取り入れていきます。 さらに、子どもの「食育」を重要課題と位置付け、子どもの発達段階に応じ、食に関する興味・関心を高められるよう収穫体験などの活動を推進してまいります。 IV 社会教育の充実 将来の予測が困難な社会情勢のなか、町民が充実した生活を送るため、生涯を通じて豊かに学ぶ環境を整備し、学んだ成果をまちづくりに生かすことができる社会の実現を目指し、それぞれのライフステージに応じた多様な学びの場を創造してまいります。 また、本年度から始まる第7次社会教育計画に基づき、社会教育の充実を図ってまいります。 1 社会教育活動の推進 核家族化や少子化、地域における人間関係の希薄化など家庭や地域の教育力の低下が指摘される中、社会全体で子どもたちの成長を支えていくことが大切です。 家庭は、子どもたちに必要な生活習慣を学ぶ大切な場であり、関係機関と連携を図りながら、心豊かな子どもが育つ家庭や地域社会の構築を推進してまいります。 また、公民館は学習活動の拠点施設であり、情報提供の場です。「集う」「学ぶ」「結ぶ」の機能を高めるとともに、町民に親しまれる学習機会の場として良好な維持に努めてまいります。 2 文化芸術活動の推進 文化芸術活動は、人間性の回復や心のやすらぎと潤いをもたらしてくれます。 これからも、町民一人ひとりが心豊かに潤いのある生活を送るため、文化芸術に触れる機会を提供してまいります。 また、幼児、小・中学生の豊かな感性を育むために、芸術鑑賞事業を実施し、保護者や地域の方も共に鑑賞できるよう事業を実施してまいります。 3 スポーツ・レクリエーション活動の推進 生涯にわたってスポーツに親しむことは、心身の健全な発達や明るく豊かで活力に満ちた社会の形成に極めて重要なことです。 体力、年齢に応じたスポーツ活動の推進に向けて、関係機関の協力を得、各種講習会・大会などを開催してまいります。 また、アイスアリーナにつきましては、冬季スポーツの振興と地域活性化の視点から指定管理者と連携を密にしてまいります 4 図書館・郷土史料館の運営 地域を支える情報の拠点として、豊かな読書生活を保障し、日常的な調査・研究に応えるための施設として町民の読書要求と学習意欲に応える資料の収集・提供をしてまいります。 また、図書館に足を運んでもらうような動機付けを行う事業を展開します。 読書は、子どもたちが多くの言葉を学び、感性を磨き、創造力を高めるなど、人生をより深く豊かなものにするには欠かせないものです。学校図書館との連携やボランティアの協力を得ながら積極的に、児童・生徒の読書サービスに努めます。 さらに、エントランスホールを利用した「エントランスホール展」等を計画的に開催し、「町民のふれあいの場」としての図書館を目指してまいります。 V むすびに 以上、平成23年度の教育行政執行に関する主要な方針について申し上げました。 本町の教育・文化・スポーツの振興と生涯学習社会の構築に最善の努力を傾けてまいりますので、議員並びに関係各位の温かいご支援と積極的なご協力をお願い申し上げます。 平成23年3月11日 清水町教育委員会 委員長 三澤 吏佐子 |
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○議長(加来良明) 日程第7、議案第12号、常勤特別職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号、教育長の給与、勤務時間その他勤務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号、清水町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号、清水町簡易水道設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号、平成23年度清水町一般会計予算の設定について、議案第18号、平成23年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第19号、平成23年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第20号、平成23年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第21号、平成23年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第22号、平成23年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第23号、平成23年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第24号、平成23年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上12件を一括議題とします。
提案者より、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(安曇達雄) 平成23年度予算案のご審議をお願いするにあたりまして、概要のご説明を申し上げたいと思います。
お手元に、予算に関する資料と平成23年度全会計当初予算案の説明資料というものをそれぞれお配りさせていただいております。
予算に関する資料からご覧いただきたいと思います。先ほどの説明資料と見比べながらご覧いただければと思います。
予算に関する資料の1頁をお開きください。
平成23年度の一般会計、6、特別会計及び企業会計の予算総額は9,957,900千円。対前年比で2.3%の増となったところでございます。主な特別会計の内容につきましては、国民健康保険特別会計では医療保険給付費の増などによりまして、前年度対比65,000千円、4.9%の増となってございます。
後期高齢者医療保険特別会計では、保険料収入及び保険料軽減措置負担金の減により、広域連合への納付金が減となるため13,300千円、8.9%の減となっております。
介護保険特別会計においては、地域密着型介護サービス、施設介護サービス等の保険給付費の増により38,100千円、4.4%の増であります。
公共下水道事業特別会計では、終末処理場機器更新事業の完了により57,500千円、14.3%の減となっております。
集落排水事業特別会計では、排水処理場設備の更新に向けた機能診断調査委託の実施等により3,400千円、4.9%の増でございます。
簡易水道事業特別会計は、美蔓浄水場機器更新事業及び御影浄水場施設等改修整備事業等により30,000千円、28.9%の増でございます。
上水道事業会計におきましては、第2浄水場水質計更新事業等の完了により28,900千円、11.7%の減となったところでございます。
次に、一般会計の概要について説明を申し上げます。
2頁をお開きいただきたいと思います。
2頁は字が小さくなっておりまして、見づらくなっておりますけれどもよろしくお願いします。
平成23年度の一般会計予算総額6,740,000千円、対前年比185,000千円、2.8%の増額予算となったところでございます。
増額及び減額の主な要因につきましては、説明資料にも記載しておりますので、後ほどお目通しをしていただければ幸いでございます。
扶助費等義務的経費が増加するなかで、地域活性化や地域医療の充実などを図り、更に老朽化する公共施設の更新改修等にも対応した予算編成を行ったものでございます。
なお、歳入歳出の不足額172,578千円につきましては、基金からの繰入金により補てんを行ったところでございます。
歳入支出の主なものをご説明申し上げたいと思います。
1款の町税につきましては、1,206,654千円で前年度対比67,661千円の増でございます。平成22年度実績見込額を勘案し、町民税・固定資産税・町タバコ税の増を見込んでございます。
飛びまして、10款に移り、地方交付税につきましては3,220,000千円で前年比60,000千円の増を計上したところでございます。
主な内容は、普通交付税で新たに「地域活性化・雇用等対策費」として雇用対策や地域資源を活用した経済活性化など安心して暮らせる地域づくりのための経費の加算措置や交付税総額における普通交付税と特別交付税の割合変更、普通交付税の割合が引き上げになりまして、特別交付税が引き下げになった内容でございますけれども、この増を見込み、更に公債費の減少や先ほど行政報告させていただきました、国勢調査による人口減を考慮し3,100,000千円で前年度と比較して100,000千円の増額を見込んだところでございます。
特別交付税では、先ほどお話し申し上げました、引き下げを考慮いたしまして、割合変更でございますが120,000千円で40,000千円の減としたところでございます。
13款に移ります。使用料及び手数料は387,743千円で、7,203千円の増です。主なものは、町営育成牧場の受入れ頭数の増により増額となってございます。
14款、国庫支出金は391,800千円で、前年比89,969千円の増となってございます。主な内容は子ども手当の拡充等による増。社会資本整備総合交付金(古潭橋架替事業等)でございますが、これも増です。参議院議員選挙費委託金の減などでございます。
15款、道支出金は296,156千円で、前年度比65,581千円の減でありますが、主なものといたしまして、グループホーム及び小規模老人保健施設整備補助事業の完了による減、ワクチン接種緊急促進事業補助金及び緊急雇用創出推進事業補助金等の増、十勝川左岸地区水源の屈足ダムでございますが、管理機器更新事業の完了及び国勢調査委託金等の減などでございます。
18款、繰入金です。対前年度比62,575千円の増となっております。主な内容は、目的基金である公共施設建設等基金繰入金から国営土地改良事業償還金の財源として100,000千円を計上、いきいきふるさとづくり基金はアイスホッケーのまちづくり事業の特定財源として2,575千円、財政調整基金は財源調整のために70,000千円を計上したところでございます。
21款の町債は、434,100千円で、前年度と比較し15,400千円の減となっています。
次に、右側の歳出に移ります。
1款の議会費は96,934千円で、前年比21,170千円の増ですが、地方議員年金制度の廃止に伴う給付費用財源負担の増により、議員共済費20,069千円の増となったところでございます。
2款の総務費は807,438千円で、対前年比で77,379千円の増でございます。主な内容といたしまして、一般管理費で退職手当追加費用負担金精算完了及び配置職員数の減により人件費の減、財産管理費で御影診療所整備事業等により161,110千円の増、その他、戸籍住民基本台帳費で外国人登録事務システム整備事業による増、選挙費で、参議院議員選挙及び町議会議員選挙の執行経費の減、統計調査費で国勢調査の終了等による減などでございます。
3款に移り、民生費です。1,252,989千円で9,021千円の増であります。
主な内容は、社会福祉総務費で地域おこし協力隊の保健福祉推進員2名の設置等で増、老人福祉費でグループホーム等の整備に対する介護基盤緊急整備等特別対策事業の完了等による減、障害福祉費では、障害者自立支援給付費の増、在宅福祉費でホームヘルパー養成事業補助金及び高齢者安否確認事業補助金等により4,113千円の増などでございます。
児童福祉総務費では、配置職員数の増による人件費の増、保育所運営費、きずな園運営費、学童保育所運営費で入所児童数の増等による人件費の増、なお、きずな園運営費にあっては、発達支援センター職員として、児童心理士等の資格保有者を配置し、体制を充実していきたいと考えております。
児童措置費で子ども手当の拡充等による増となってございます。
4款へ移ります。衛生費は748,175千円で、72,727千円の減でございます。主な内容は、保健衛生総務費で御影診療所整備資金貸付事業が完了いたしましたので146,000千円の減となりました。その他、保健医療給付費の増に伴う国民健康保険繰出金の増、人工透析事業補助金16,107千円、これは清水赤十字病院人工透析センター拡大への補助でございますが、この計上などによる増でございます。
保健予防費では、ワクチン接種緊急促進事業等による予防接種委託料の増、働く世代への大腸がん検診推進事業及び前立腺がん検診の新規事業等により検診事業費で1,960千円の増となったところです。
清掃センター費でゴミ処理基本計画等策定委託の実施及び清掃センター燃焼ガス冷却設備改修工事等の計上となってございます。
5款の労働費は39,928千円で、緊急雇用創出推進事業費増等による19,095千円の増でございます。
6款、農林業費は778,477千円で4,291千円の減でございます。主なものは、農業委員会費で人件費の減、農業振興費でてん菜増産対策の新規実施による畑作総合振興事業補助金5,000千円を増額してございます。
土地改良事業費で土地改良区償還負担金及び十勝川左岸地区水源管理機器更新事業による減、集落排水事業費では資本平準化債発行終了等による繰出金の増、農地集団化事業費で御影鉄南地区交換分合事業の実施に伴う増、農道整備事業費及び森林整備事業費の廃目による減等でございます。
7款、商工費は129,068千円で44,338千円の増でございます。主な内容は、商工振興費で人件費の増、企業立地促進条例に基づく補助金の増、商工業活性化店舗開店等支援事業、空き店舗・空き地を活用した新規開店経費に助成を行うものでございますが、この新規実施による増、それから、観光費で十勝清水4景プラス1のグランドオープンイベント等により観光協会補助金の増及び観光案内板整備費を計上、また、まちづくり予算町民提案事業として、清水町新キャラクター製作事業実行委員会補助金1,000千円を計上したところでございます。
8款の土木費は751,364千円で146,187千円の増です。主なものは、除雪対策費で小型ロータリー車両の更新、道路新設改良費で古潭橋橋梁整備事業(下部工事)が始まります。御影3丁目仲道路改良舗装整備事業の計上、これらによる増でございます。
公園管理費で、清水公園東屋及び看板整備事業等による増、公共下水道事業の資本平準化債発行終了による繰出金の増、住宅建設費で仮称でございますが、まちなか団地建設の外構実施設計及び建設民間事業者選定の経費6,216千円の計上を行ったところでございます。
9款の消防費は317,278千円で24,069千円の増でございますが、高規格救急自動車更新事業等による増でございます。
10款の教育費は690,603千円で38千円の増でございます。主な内容は、教育振興費で、就学奨励事業の拡充による増、中学校パソコンの整備に係る平成18年度分備荒資金組合償還金終了による減、小学校費・中学校費では学習用机及び椅子の更新を本年度実施しておりますが、今年度は更新完了による減、文化センター舞台改修事業の増、文化会館30周年記念事業終了による減、図書館・郷土史料館費でまちづくり予算町民提案事業等によります4,699千円の増額を行ったところです。
体育施設費でいきいきふるさとづくり基金によるアイスホッケーまちづくり事業、柔道場整備事業等により増額の計上を行っております。
また、体育施設費につきまして、柔道場アスベスト分析調査委託料を新たに計上しております。柔道場につきましては、昨年8月に天井の簡易修繕のため内部を確認したところ、橋梁部分に吹き付け材を発見いたしました。成分分析の結果、アスベストの含有が確認され、同時に空中浮遊量調査を行いましたが、アスベストの浮遊はありませんでした。安全確認のために定期的に浮遊量調査を実施するものでございます。
12款の公債費は1,021,284千円で88,182千円の減です。長期債償還完了により元金及び利息の減となってございます。予算に関する資料3頁へ移ります。
予算に関する資料3頁には、歳出特定財源の内訳を記載してございます。
特定財源は1,441,829千円と前年比較で485千円の増でございます。主な内容は、国庫支出金で子ども手当拡充等による負担金、古潭橋架替事業等に係る社会資本整備総合交付金の増、道支出金で介護基盤緊急整備等特別対策事業交付金の事業完了による減などでございます。
町債については、土木費で道路改良舗装整備事業費の減、使用料及び手数料は農林業費で牧場使用料の冬期舎飼頭数の増による使用料の増、繰入金はいきいきふるさとづくり基金繰入金の増、諸収入は、農林業費で十勝川左岸地区水源管理機器更新完了による減などでございます。
次に、4頁をご覧いただきたいと思います。
一般財源の内訳です。5,298,171千円で対前年度比184,515千円の増でございます。主な内容は、町税、地方交付税、財政調整基金繰入金の増などでございます。
次の5頁と6頁には、款別節別集計の詳細、7頁から13頁にかけまして一般会計及び特別会計の主な事業を載せています。14頁には一般会計繰出金の内容について、15頁から29頁にかけて、複数年度に及ぶ事業などの計画等を記載した主要事業施策シートをつけさせていただきました。参考にしていただければと思います。
平成23年度各会計予算案の概要について申し上げました。関連する条例4件とともによろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(加来良明) おはかりします。
ただいま、議題となっております12件の議題につきましては、議長を除く12人の委員で構成する、平成23年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、一括議題となっております12件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する、平成23年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) ここで休憩いたします。(午前11時57分)
○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 日程第8、議案第16号、清水町土地開発基金条例を廃止する条例の制定について、議案第3号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定について、議案第4号、平成22年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第5号、平成22年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の設定について、議案第6号、平成22年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第7号、平成22年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第8号、平成22年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第9号、平成22年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定について、以上8件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。
はじめに、条例を廃止する条例について、総務課参事。
○参事(西尾 修) 総務課参事の西尾です。よろしくお願いします。
議案第16号、清水町土地開発基金条例を廃止する条例の制定についてご説明申し上げます。
例規集第1巻、6,623頁であります。
地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき、上記条例の制定について議会の議決を求める。
平成23年3月11日提出、清水町長、高薄渡。
清水町土地開発基金条例を廃止する条例、清水町土地開発基金条例は廃止する。附則、この条例は平成23年4月1日から施行する。
土地開発基金でございますが、この基金は、土地の先行取得を弾力的に行い、公共事業を円滑に推進するため、昭和46年に制定したものでございます。
現在、土地開発基金につきましては、基金総額136,506千円、この金額のうち、土地に関する金額ですけれども78,522千円、現金が57,983千円となっております。
社会情勢の変化により、地価の下落が依然として続いているほか、公共用地の取得につきましても、土地開発基金を創設した当時と状況が大きく変わり、基金による先行取得の必要性はなくなっており、保有する土地は、事業用にしていることが、基金の趣旨・目的に照らしても一定の役割を終えたものと判断し、廃止するものでございます。
なお、清水町土地開発基金に保有する土地に関しては、目的に応じて、こういった財産へ所管替えし、現金に関しては清水町公共施設建設等基金へ積み立てることといたします。
ご審議のほど、よろしくお願いします。
○議長(加来良明) 次に、補正予算についてです。副町長。
○副町長(安曇達雄) 議案第3号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定につきましてご説明申し上げます。
補正予算書をお開きいただきたいと思います。
総額に歳入歳出それぞれ89,900千円を追加し、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ7,255,182千円とするものでございます。
歳入からご説明を申し上げたいと思います。
10頁をお開きください。
1款1項、町民税、4項、町たばこ税、13款1項、使用料につきましては、それぞれ歳入見込みによる補正でございます。
11頁へ入ります。
14款2項、国庫補助金につきましては、2目、衛生費国庫補助金、1節1番の疾病予防対策事業費等補助金から、その下の6目、総務費国庫補助金、1節2番の社会資本整備総合交付金まで、それぞれ事業費の確定に伴います補助金の補正でございます。
6目1節4番、地域活性化交付金につきましては、第二次分の配当内示があり、追加するものでございます。
15款1項2目、衛生費道負担金につきましては、額の確定による補正、2項1目、民生費道補助金、1節3番、介護基盤緊急整備等特別対策事業交付金につきましては、介護老人保健施設御影の整備に対する交付金で、補助単価増額の制度改正により追加するものでございます。
12頁へ入ります。
2節1番の地域生活支援事業補助金につきましては、補助率の変更による減額、8節3番、放課後子ども環境整備費補助金につきましては、事業中止による減額補正でございます。
2目の衛生費道補助金から、15款3項1目、総務費道委託金までは、それぞれ交付額の確定による減額でございます。
13頁にまいります。
16款1項1目、財産貸付収入、2目、利子及び配当金につきましては歳入見込みによる補正でございます。
17款1項2目、特定寄附金につきましては、いきいきふるさとづくり寄附で、保健、老人福祉に対する寄附3件の受領による追加でございます。
18款1項7目、土地開発基金繰入金につきましては、先ほどご説明を申し上げました廃止条例でございますが、本議会に清水町土地開発基金条例を廃止する条例の制定を提案し、基金の現金資産全額57,983千円を一般会計に繰入を行うものでございます。
14頁へまいります。
20款3項4目、奨学金貸付金収入につきましては、繰上償還による追加、5目の御影診療所整備資金貸付金収入につきましては、道補助金でご説明申し上げました、介護老人保健施設御影の整備に対する交付金額が増額となったことから、増額分の繰上償還により、追加をするものでございます。
4項3目、雑入の15頁にかかります。21款1項2目、土木債につきましては、それぞれ額の確定による補正でございます。
16頁の歳出へまいります。
2款の総務費でございます。1項1目、一般管理費から21頁の5項1目の統計調査費まで、これにつきましては、それぞれ事業費の確定による減額補正でございます。
17頁のなかごろにございます、企画費の25節10番、いきいきふるさとづくり基金積立金は、寄附受領に伴う追加でございます。
21頁の下段になります。
3款1項1目、社会福祉総務費につきましては補助対象経費減による減額、3目の老人福祉費、25節10番、老人福祉基金積立金は、寄附受領に伴う追加、22頁にかかりますけれども、19節32番、介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金は、歳入でご説明いたしました、介護老人保健施設御影に対する補助制度の単価増額改正による追加でございます。
28節10番、介護保険特別会計の補正による繰出金の減額でございます。
4目、障害福祉費につきましては特定財源の補正、6目、老人福祉センター運営費、8目、世代間交流センター運営費につきましては、燃料価格の高騰による追加でございます。
23頁にかかりますが、2項2目の保育所運営費につきましては、7節11番、代替職員賃金は保育士の疾病等によります、代替保育士対応の増加による追加、11節14番、燃料費は価格高騰による追加、6目の学童保育所運営費につきましては、特定財源の補正でございます。
4款1項1目、保健衛生総務費から24頁・25頁と進みまして、25頁の中段の4目水道施設費までにつきましては、それぞれ事業費の確定による減額と、国民健康保険、後期高齢者医療保険、簡易水道事業の特別会計補正に伴います繰出金の減額でございます。
25頁の一番下になります。5目の公衆浴場管理費につきましては、11節14番、燃料費価格高騰による追加、13節50番、送迎車両運行業務委託料は不用額の補正を行うものでございます。
26頁にまいります。
2項1目、清掃費から27頁にかかります、6款の農林業費、28頁に進みまして商工費、8款1項1目、土木総務費より29頁・30頁・31頁と進みまして中段の9款1項1目、消防負担金までにつきましては、それぞれ事業費の確定による減額と公共下水道事業特別会計及び西十勝消防組合会計の補正によります繰出金負担金の減額となっているところでございます。
31頁の一番下でございますが、10款1項2目、教育振興費につきましては、8節11番、選手等派遣費、32頁にかかります、14節11番、音楽授業用和楽器借上料、19節25番、渡航費用負担金は不用額の整理、20節10番、要保護及び準要保護児童生徒就学奨励費につきましては、対象者の増によります予算の追加、11番の特別支援教育就学奨励費は対象者の減によります減額となってございます。
32頁の中段になります。
3目です。教員住宅費から33頁に進みまして10款3項1目、中学校管理費につきましては、事業費確定による減額になってございます。
下段、2目、スクールバス管理費です。34頁にかかりますが、7節10番、臨時運転技術員賃金につきましては、学校行事による送迎の増によりまして追加をするものでございます。
11節17番、燃料費、次の10款4項1目、幼稚園管理費、11節14番、燃料費、価格高騰による追加でございます。
10款5項3目、文化会館費、8節10番、自主文化事業公演料につきましては、事業費確定による不用額減額、11節14番、燃料費は高騰による追加でございます。
35頁に移ります。
4目の図書館・郷土史料館費につきましては、歳入でご説明いたしました地域活性化交付金、第二次配当を受けまして、図書館施設改修工事として、1階幼児トイレの洋式化及び幼児スペース及び2階の映写室へのエアコンの設置の工事費を追加するものでございます。
6目、御影公民館費、7目、農業研修会館費、9目、農村環境改善センター管理費、36頁へ進み、10款6項3目の体育館費、4目、学校給食管理費につきましては、燃料高騰による追加等でございます。
36頁中段になります。
12款1項2目、公債費の利子につきましては、借入時期と利率が低利となりましたことから、減額を行うものでございます。
13款1項1目行政費につきましては、臨時職員退職報奨金対象者の増により追加するものでございます。
37頁にまいります。
2項1目の基金費でございますが、25節10番、財政調整基金積立金につきましては、今回の補正によります調整額の積み立て、12番、公共施設建設等基金積立金につきましては、土地開発基金の廃止に伴う土地開発基金繰入金分を公共施設建設等基金に積み立てを行うものでございます。
なお、これによりまして、基金の現在高でございますけれども、この時点で財政調整基金につきましては1,063,777千円、公共施設建設基金等を含めて特定目的金合計2,095,709千円の見込みとなるところでございます。
続きまして、地方債の補正等についてご説明を申し上げたいと思います。
恐れ入りますが、5頁にお戻りいただきたいと思います。
第2表の地方債補正でございます。過疎対策事業として実施いたしました。清和南1条道路等の改良舗装整備事業及び古潭橋橋梁架替整備事業費確定に伴いまして、起債対象額が減額となりますことから、限度額を引き下げるものでございます。
次に6頁です。
第3表の繰越明許費の補正でございます。
歳出でご説明いたしました、図書館施設改修工事の追加につきましては、事業完了が翌年度となりますので、清水町図書館改修事業の繰越明許費を増額変更するものでございます。
以上で、一般会計予算(第11号)の説明とさせていただきます。
続きまして、議案第4号、清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)のご説明を申し上げます。
歳入歳出それぞれ5,594千円を減額いたしまして、歳入歳出の予算の総額を1,423,441千円とするものでございます。
5頁をお開きいただきたいと思います。歳入です。
2款1項、国庫負担金、それから2項の国庫補助金、5款1項、道負担金、6頁に入ります、6款1項、共同事業交付金、8款1項、一般会計繰入金まで負担金額及び交付額の決定見込み等による補正の内容となってございます。
7頁に入ります。歳出でございます。
1款1項2目、国保連合会負担金、2款1項1目の一般被保険者療養給付費、8頁に移りまして、7款1項1目の高額医療費共同事業医療費拠出金、3目の保険財政共同安定化事業拠出金につきましては、それぞれ額の確定等による補正となってございます。
以上で、国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。
議案第5号、清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)でございます。総額からそれぞれ14,120千円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ135,356千円とするものでございます。
5頁、歳入ですが、保険料額の見込み額及び繰入金での財源調整、6頁の歳出では、広域連合納付金の確定に伴う補正を行うものでございます。
以上で、議案第5号、清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。
続きまして、議案第6号、平成22年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)について、歳入歳出それぞれ53,430千円を減額し、総額を歳入歳出それぞれ849,740千円とするものでございます。
歳入につきましては、5頁から7頁となっております。
1款の保険料は2月までの賦課状況を基に見込み額を、2款の国庫支出金、6頁、3款の支払基金交付金、4款の道支出金は現在までの交付決定及び内示額の通知に基づき補正を行うものでございます。
歳出につきましては、8頁から16頁でございます。
介護給付費の支出見込み等の精算によりそれぞれ補正を行う内容となってございます。
以上、議案第6号、清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)についてのご説明とさせていただきます。
続きまして、議案第7号、平成22年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の説明を申し上げます。
歳入歳出それぞれ3,081千円を減額し、総額をそれぞれ391,988千円とするものでございます。
5頁、歳入になります。
2款、使用料及び手数料は2月調定を基に推計見込み額を、4款、繰入金は一般会計繰入金による財源調整を行なうものでございます。
6頁、歳出です。
1款、管理費は、終末処理場管理費用の決算見込み額、それぞれの事業費の確定見込み額等により、減額補正を行う内容となっております。
以上で、議案第7号、清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)についての説明とさせていただきます。
続きまして、議案第8号、平成22年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)についてでございます。
総額から、歳入歳出それぞれ170千円減額し、歳入歳出それぞれ103,183千円とするものでございます。
歳入は5頁です。歳出は6頁・7頁になってございますが、歳入では水道料金の収入見込み額及び一般会計繰入金での財源調整、歳出では事業費用等の決算見込み額についてそれぞれ補正を行ったものでございます。
以上、議案第8号、清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。
続きまして、議案第9号、平成22年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。
収益的収支及び資本的収支の補正であります。収益的収支では、水道事業収益を既定額から565千円を減額いたしまして、総額を135,835千円とし、水道事業費用を既定額から324千円を減額し、総額を92,533千円とするものでございます。
資本的収支では、資本的支出に対し不足する財源に、補てんする財源の内訳を補正するものであります。
利益剰余金の処分の補正につきましては、資本的収支の不足分財源として予定処分する当年度末の利益剰余金の額を41,392千円から41,574千円に補正を行うものでございます。
収益的収入及び支出の内訳でございますが、2頁をお開きいただきたいと思います。
収益的収入の補正であります。
1款1項1目、給水収益でありますが、本年度の有収水量の見込みにより補正するもので、565千円の減額となります。
3頁でございますが、収益的支出の補正でございます。
1款1項4目の減価償却費及び5目の資産減耗費につきましては、それぞれ確定見込み額により補正を行うもので、減価償却費が296千円の増、資産減耗費が846千円の減となるところでございます。
1款2項2目、消費税ですが、22年度分、消費税及び地方消費税の確定見込み額により226千円の増額補正となるところでございます。
以上、平成22年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)についてのご説明とさせていただきます。
よろしくご審議いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 14頁です。御影診療所の整備資金貸付金の収入の分ですが、御影診療所に貸し付けている総体からこれだけの額が、今後減額されていくということなのでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 625千円という金額のところでしょうか。
これにつきましては、道の補助金が後から確定して、1月にでき上がり2月から運営していてその分は見込んでいませんでしたが、支払いはしなければならないということで、この分も含めて貸していました。
道から補助金をもらったので、うちの収入にして収入で出しますけれども、今月末に貸していた分を返してもらうということで収入として見込んだところでございます。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) もう1点お尋ねいたします。
先ほどから、有種類の値上げによる...(途中中断)
○議長(加来良明) 原議員、最初に一括して述べてからです。
○6番(原 紀夫) 取り消します。
○議長(加来良明) よろしいでしょうか。
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これで、質疑を終わります。
○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これで、討論を終わります。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第16号、清水町土地開発基金条例を廃止する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第3号、平成22年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第4号、平成22年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第5号、平成22年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第6号、平成22年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第7号、平成22年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第8号、平成22年度簡易水道事業特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) これより、議案第9号、平成22年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 日程第9、請願第1号、平成23年度畜産物価格決定等に関する請願について、請願第2号、「介護保険『見直し』案に対する意見書」の提出を求める請願について、以上2件を一括議題とします。
○議長(加来良明) 請願文書表を朗読させます。事務局長。
(請願文書表 事務局長 朗読)
○議長(加来良明) 請願第1号について、紹介議員の説明を求めます。
9番、奥秋康子議員。
○9番(奥秋康子) ただいま議題となっております、請願第1号について請願内容をご紹介いたします。
ご紹介いただきました請願は、皆様のお手元にお配りしておりますので、内容等につきましてはすでにご承知のことかと思います。
ご案内のように、農業を取り巻く状況が非常に厳しいということで、農業者の思いは国民の食料の安定供給を図りながら地域経済を支え、住民と共に発展をしていきたいと念願をしております。
地元の農民連盟からの請願の趣旨にご理解をいただきまして、議員各位のご賛同をいただき、本請願が採択されますようにお願いをいたしまして紹介に代えさせていただきます。
○議長(加来良明) これから、質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
○議長(加来良明) おはかりします。
ただいま、議題となっております、請願第1号は産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、請願第1号は産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。
○議長(加来良明) 次に、請願第2号について、紹介議員の説明を求めます。4番、木村好孝議員。
○4番(木村好孝) 清水友の会から提出されたものです。
ご承知のとおり、高齢化社会の進展のなかで介護生活上のさまざまな困難を抱え、社会的支援を必要とする高齢者の方々が増え、介護を家庭内に抱え込まざるを得ない状況が生まれています。支援策が不十分なための介護者の孤立が進んでいます。
介護保険10年という節目にふさわしい抜本的な改革が求められている状況のなかで、厚生労働省が本国会に介護保険給付の対象となっている要支援者を保険給付から外すことを進める内容を中心とした改定案、2012年からの改定予定ですが、その改定案を提出しようとしています。
高齢者の方々が、安心して介護を受けられる制度とするための意見書の提出を求める請願です。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これから、質疑を行います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
○議長(加来良明) おはかりいたします。
ただいま、議題となっております、請願第2号は産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、請願第2号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。
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○議長(加来良明) 日程第10、所管事務等調査についてを議題とします。
各常任委員会の報告書はお手元に配付のとおりです。
○議長(加来良明) おはかりします。
本案について、各委員長報告は会議規則第40条第3項の規定に基づき、省略することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、委員長報告は省略することに決定しました。
各常任委員会の報告は、報告書のとおり報告済みといたします。
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○議長(加来良明) 以上で本日の日程は全部終了しました。
おはかりします。
議事の都合により、3月12日から3月13日までの2日間休会にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、3月12日から3月13日までの2日間、休会することに決定しました。
3月14日は午前10時に会議を開きます。
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○議長(加来良明) 本日はこれで散会します。(午後1時44分)