北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成23年第2回定例会(3月14日_日程3_一般質問4)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
 次に、12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 12番、口田邦男でございます。
 質問に入る前に、この間から地震のテレビを毎日見ているうちに、だんだんとあれをやれ、これをやれという議論はやめて、あれをやめないか、これをやめないかという議論にしてもいいのではないか、そういう気持ちさえする今日この頃でございまして、非常に心を痛めております。しかし、心を痛めたその心を振るいきって、2点について町長の考えを伺いたいと思います。
 最初でございます。ビート作付け支援の対応策と危機感はということでお尋ねいたします。基幹作物であるビートの作付け減に歯止めをかけようと、管内でも町とJAと協同で支援策を打ち出したことに対しましては、感謝申し上げるものでございます。そこで支援策の具体的な内容と考え方をお伺いしたいと思います。
 本町にとってビートは特に農家だけの問題ではないと思いますし、そういうことを強く認識する必要があるのではないかと思います。製糖工場、バイオエタノール、日甜ペーパーポットなどが直接影響を受け、操業縮小や廃業に結びつきかねないということでございます。間接的には運送業や関連産業にも大きな影響が出るのではないかと思います。本町にとってはTPPと同様に、地域崩壊に結びつく大問題であり危機感を持って対応すべきではないかと思っております。
 そんな馬鹿なことはないだろうと思っている方もおられるかもしれませんが、私はこのまま放置しておくと、近い将来、清水町から製糖工場がなくなると心配しております。原料がなければそういうことになりますので、当然のことだと思っております。
そういうことで、思い切った対策が必要ではないかと考えておりますが、町長は、今進めている支援策で危機感を脱することができるか、その考えをお伺いしたいと思っております。
 次は、唯一明るい話題と言ってもいいかもしれませんが、北海道ガーデンショーと本町の取り組みということで、町長の考えをお伺いいたします。
 2012年に壮大なスケールで北海道の自然をいかした庭文化を全国に発信しようと、千年の森で北海道ガーデンショーが開催、町長が実行委員会である実行委員長ということで報道されております。1年かけて造園が行われるなどまさに大掛かりなイベントであり、期間中20万人の入場が見込まれているようでございます。町長から「観光の起爆剤」、そういったコメントもありましたが、本町としてこのイベントを地域振興にどのようにつなげていくかをお伺いいたします。
 以上2点、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 最後になりました口田議員の質問にお答えしたいと思います。
 本町の甜菜の作付け面積は10年間で、平成15年の1,659ヘクタールがピークで、その後ずっと減少傾向が続いているところでございます。平成13年に私が町長になった時も、ビート増産対策を行ったわけであります。その頃も、ホクレンだけでなく北海道にある製糖工場の8工場を6工場にしていくという、集約化していくというお話があったところでございます。なんとかビートの増産をしながら工場の存続をしなければならないということで、必死になってそれをしたところ、その後増えたという経過がありました。高齢化に伴う労働力の不足あるいは機械の問題や天候の左右の問題等々で非常に減少するという結果となりました。その後、2年間の冷湿害等々の異常気象がございまして、作付け意欲の低下がございました。小麦など安全パイのほうへどうしてもいかざるを得ないということになったわけでございます。議員もご承知のことだと思います。
 ビートの作付けだけで、たいした影響はないのではないかということになるのですけれども、工場はもちろんですが、それに携わる雇用の問題、例えば、今年の場合1月末で終わってしまったら2月からはない、季節労働者、当町においては農業者関係で畑作の関係が大半ビート工場に若い人達が清水や芽室にいくわけです。仕事がなくなるから少しでも稼ごうと思っても稼ぐことができない、パートの方々、常時雇用されている方々も仕事がなくなります。ビートの運搬や運送もなくなります。できた製品の運送もできません。倉庫のストックの量がなくなるから倉庫量の減収にもなります。そういうようなことで大変なことになるわけであります。これは欠かすことのできない輪作体系の作物でございますから、しっかりやらなければならないということで取らせていただきました。
 しかし、あくまでも国が産地資金、活用した道の配分の問題と糖業業者による資金の積立とJAが積立ていくものを活用しているわけでありますけれども、町としてこれでは不足だということで助成措置を取ることにしたわけであります。そういうなかで、とりあえず2年間実施していくという考え方に立っているものでございます。
 2点目の思い切った対策が必要だと考えると、今の支援策では危機を脱することはできないのではないかというご質問でしたが、今年度から導入されます戸別所得補償制度では、従前の制度と異なりまして、固定払いから数量払いに重点を置き換えていることや都道府県の裁量でやる資金などが決定されていると申し上げましたけれども、販売価格の上昇あるいは申請して加算していくことを考えますと、現状の制度よりは収入を高めることになっていくと考えられております。これは生産者にしっかりと理解を求めていかなければ増産体制に入らないのではないかと思っているところであります。今年度については、そう増産できませんけれども、来年度に向けていけるのではないかと考えております。
 工場を維持するためには、清水・新得・鹿追・士幌・上士幌の5町の5農協というかたちになっておりますから、ここでの協力をきちんとしていかなければならないと考えているところであります。そういうことから考えましても、ただ資金の援助だけでは将来的にはいかないのではないかということから、私としましてはこれは全道的な問題であるので、道に町村会を通してしっかりと制度化していく要請活動をしなければならないと思っております。
 加えて、機械なども更新時期にもきているところなのでそういった問題、移植を行っていくなかでのポットから始まってまいります。これも減ったら大変なので作業の問題など、このへんのことをしっかりとしながら、高齢化していく生産者に対応する労働力、このへんの課題をしっかり判断していかなければならないと考えているところでございます。
 次にガーデンショーでございますけれども、北海度ガーデン街道というのが一昨年設立されました。これは経済産業省の事業として北海道ガーデン街道というものを設置しているところでございます。上川から入りまして十勝ということになろうかと思います。まずは旭川空港にお客様を呼び、中富良野・富良野を経由して十勝清水、十勝清水から帯広・中札内・幕別の札内を経由して帯広空港から出発、またはその逆という流れで北海道ガーデン街道というものを設置しているところであります。それぞれ、レンタカーで来る時代ですから、そういう人達ですとか、個人や階層別によっていろいろな庭の文化を見ながら北海道観光をするということになろうかと思います。
 そういうなかで、第一弾として北海道ガーデンショーを開催したいという申し出が、北海道ガーデン協議会からお話がございました。どこでやるのかということになったわけでありますが、中心地である十勝清水の千年の森を会場にしてやってはいかがかということになり、それでやることになったしだいでございます。その結果、北海道という大きな催しものですから、北海道としての取り組みをしていただけないのかということでお話をさせていただきましたが、なかなか叶わず、北海道としては知事が名誉会長というかたちのなかで考えられるということで、地元である町長が会長を引き受けてもらいたいとこういうことになりまして、受けざるを得なく引き受けたしだいでございます。清水町として大変多くの人々が来るわけでございますし、それだけの経済効果が多く生まれることも推定されるところであります。したがいまして、本町では協議会の構成員として町観光協会、地元花クラブを中心とする団体が実行委員会委員になり、行うことになりました。
 目指すは農業・観光・食・環境というキーワードでやるわけでございまして、日本のなかでは初めて森の中にガーデンをつくることになるわけです。普通は東京の催事場や横浜などそういった屋外で1週間程度、または10日間程度、花を植えてやるわけですが、当町では森の中に花を造成していくかたちになろうかと思います。
 同時に、ガーデンアカデミーということで、プロの方々から直接ガーデンのつくりかたを学ぶということであります。これは町内の方もそういうかたちになります。それから、町民の皆様や大学生などを含めた生徒によるデザインコンペテンションという、住民の人たちと学生と一緒になったり、学生同士が自由に花壇をつくっていくということであります。自然と遊ぶワークショップというかたちもありますし、ガーデンマーケットをつくって清水のものや十勝のものなどの物産を販売することになります、今までは10日間くらいの催し物でありますが、6月から10月までの長いスパンのなかでありますから、相当な観光客が訪れるだろうと思います。
 そういったなかから、さまざまな人達が入ってまいりますので、町内での購買、いわゆる物産をきちんとして、清水町の名産品はこういうものだと、町のなかにきちんとしていかなければならないと思っておりますので、観光協会をはじめ商工会の方々と協議しながら来年度に向けて準備をしていきたいと思います。
 なお、清水町の絞り込んだ美しい景観ということで、十勝清水4景プラス1ということで、これも折込んでいきたいと思っております。高速道の開通を間近に控えて、来年度、大きく移動する交流人口をこの機会に増やして、今後それぞれの地域振興に果たす役割をしてまいりたいと思います。更に、本町として高速道の表玄関・裏玄関、出入り口として新得・鹿追・士幌・上士幌・芽室その他での地域振興が図れるように、お互いに共通・共有をしてイベントを進めてまいりたいと考えているしだいであります。よろしくお願いいたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩いたします。

○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) ビートの関係で、2・3点再質問させていただきます。
 今、甜菜の増産奨励事業取扱要綱というのが、すでに農家に出回っていまして先行していますが、この内容について、農協あるいはその他のほうから相談があって決めたことかお伺いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今のご質問ですが、増産対策事業につきましては、町長がいち早く考えまして、担当課のほうに指示し、その後、農協と協議をさせていただいて、どのような方法が一番増産対策につながるかという部分で数回議論をさせていただきました。その結果、決まったのが、議員がおっしゃられたような内容で、この2年間は対策を講じていこうというような状況で進んでございます。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) これについてでございますが、まだ決まってもいないのに、事だけは先行しているという気持ちを持っているわけでございまして、この内容を見る限りにおいては、昔の施策であって、今の奨励政策には当てはまらないと私は思います。町長はそこらへんの内容を把握していますか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 残念ながら、内容は把握しておりません。
 私は、この増産体勢について、今までビートの価格転換するのが低かったものですから、そのために作付けが減っていったのかと踏んでおりました。あとは移植機や機械の問題もありますから、その部分であれなのかと踏んでおりまして、それらの解決はそれはそれとしてあとにし、とりあえず今は、これから困るというなかで、いかに増産するかということで考えましたので、生産者に所得が回って増産ができればいいというような安易な気持ちのなかなのです。そういうなかで対策の細かい点は、農協と十分協議したり、生産者の声も入ると思いますから、十分協議していただきたいということで考えたところであります。中身的なことについては、あまり深く入っておりませんので、ご理解願いたいと思います。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 多分、わかっていないと思っておりましたけれども、先ほど言ったように、今やられている事業については、昔のやり方であって、今に通用するようなやり方ではないと思っております。これは増産するのには結びつかないと思います。
 過去の4年間平均より、増産した分に対して10アール当たり16,000円の奨励金を出すということなのです。このご時勢によって、4年平均よりもオーバーして作付けできる人というのはほとんどいません。先日調べてみると、全町で20ヘクタールくらいしか対象にならない、そうすると大体300万円くらいで予算はいいんです。恩恵に預かるのはごく一部です。少なくても3年平均の面積をつくっていただくような努力をしていただく施策が先ではないかと思います。初めから増産に結びつかないことがわかったら、誰もこの事業に乗る人はおりません。だから増産には全然結びつかないやり方だと思っております。
 そこで、あまりにもこれは昔のやり方で増産には結びつかないから、先般、農民連盟の畑作専門委員にこの問題について話し合ってみてくれといってみたんです。そしたら「なるほど」と言って、その対象になる人は少ないし、この奨励事業は奨励に結びつかないという結論であって、そんなことよりも、今、実際につくっている人達は多少でもいいから、少し奨励的なことをやったらどうかと、そう望むということで申請を与えるのだけではなしに、できれば農薬の助成やそういった方法があるのではないかと、そういった意見が出まして、この事業については見直す必要があるのではないかと思いますが、どうですか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) この事業の内容をJAと協議をさせていただいて、決めさせていただいたところでございますけれども、実は、今年のホクレンの原料所が23年産のビートのとりまとめをしたときの段階では1,230町程度の面積でございました。前年度の22年産と比較しまして、100町以上減るような状況で、23年からは、先ほど町長からご答弁が申し上げましたように、新しい戸別所得補償制度が導入されるなかで、初めのうちビートは品目横断の対策より手取りが減るというような状況もございまして、なるべく増産に向けた対策ということで、先ほど説明させていただいた内容の部分を実施していく予定でございます。
 その後、産地資金の部分でも、道につきましては、ビートと澱粉用馬鈴薯に配分するような部分が出てきたり、近年、ビートの売り渡し価格が高め傾向になるなどの要因も含めて、担当課として増産対策には、この方法になるのではないかというような部分も思っているところでございますけれども、今年の結果はどうなるかはわかりません。来年に向けてどのようなかたちが一番いいのか、この方法がいいのかも含めて、再度、JAと協議をさせていただきたいと思います。
 先ほど口田議員がおっしゃったように、実質20町程度の面積だというふうにJAから聞いております。この部分につきましては、昨年、すでに小麦を植えている部分がございまして、そういった状況でなかなか増えない状況かと思っております。
 来年の作付けにつきましては、全体の計画のなかで、営農計画のなかで作付けが決まるところでございますので、来年はこの対策を講じた場合にも、今年以上は増えるような予想を担当課のほうでしているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 課長の説明のとおり、小麦を撒いて今年はのびる可能性がないというのはわかります。その少ない面積で、いかに収入を上げるかという、その面に対しての施策を取ればいいのではないでしょうか。先ほど言いましたように、農薬の補助や肥料の補助などがあるでしょう。そういうことは考えられないですか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) その分も含めて、来年24年に向けてJAと協議をさせていただきたいと考えております。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 来年ではなく、今言っているのは今年なんです。
 話が前後しますが、これをやろうとする資金はどの程度みているのですか。報告願います。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 金額でしょうか。
 全体の金額につきましては、23年度が960万円の事業費で、これは町単独だけではありませんが、全体の事業費として960万円程度を計画しているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) そのうち町はどの程度みていますか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今年、予算組みをさせていただいておりますのが、500万円の予算計上をさせていただいているところでございます。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) そうすると、農協関係では460万円ということですね。そこが問題なのです。この460万円は農協が出しているお金ではないんです。糖業と生産者の積立金なんです。農協はひとつも腹を痛めていません。ここに理事者も管理者もいますけれども、実際には生産者の問題ですから、農協が純利益のなかから腹を痛めてやるべきではないかと思いますので、その点を行政のほうからも強く要請する必要があると思います。行政ばかりをいじめるではなしに。第一は農協の問題なんです。農協が知らない顔をして人のお金で自分がやったような状態では、私はまずいと思います。そこらへんを、農協との話し合いのなかで、農協は目を覚ましなさいということにはなりませんか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ここで休憩いたします。

(休憩中、答弁調整)

○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 担当課長と打ち合わせをさせていただきました。
 この4年間のやつを何とかできないのかということでお話しをしました。過去4年間があわないのではないかと、再質問でありましたよね。そのへんのことを解決できないのかというお話でした。もう1つは農協の問題、過去4年間の問題については、すでに生産者のほうに説明を加えていっているので、今年は担当課としては勘弁してもらいたいと、農協についても、24年に向けて、これに頑張ってもらうということでやりたいと、農協と話をしたいと思っております。
 残念ながら、今年度の部分は20町くらいが増える分で、なんとか挽回するような方法で制度が取れれば、その部分は対応してまいりたいと農協と詰めさせていただきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 本当にこのなかに、農協の理事者・管理者がいて申し訳ないのですが、話し合い不足なのかと思いますので、もう少し詰めて話し合ってもらいたいと思います。
 来年・再来年の話ではなく、農協もお金があるのだから、今年は1,000万円くらい出してもらって、そういった方面の対策に向けてもらうように利用してほしいと思います。金額を言いますけれども1,000万円くらい出してみてくださいよ。これは町長の力で頼みます。どうですか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 農協もここ2年間生産が少なくて、共済金が入ったとはいえ、手数料が足りないために大変なことだと思っておりますけれども、さまざまな事業展開もしていただいております。少し頑張っていただくようにお願いしたいと思っております。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) くどいけれども言います。これは本当にビート生産者の問題だけではないんです。生産をすればいいんです。採算が合わなかったらつくらないことだけのことです。それで困るのは誰だということになると、生産者ではないはずです。清水町なんです。町が一番困るので、そこらへんを大きな視野で進めて考えてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、イベントの関係です。非常に大規模な素晴らしいイベントが開催されるようになっております。町長は実行委員長をやむなく受けたとおっしゃいましたよね。

○議長(加来良明) ここで答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 私は、実行委員会の会長でございまして、実行委員長は別におります。実務をやるところは。私が会長なのですが、北海道知事を会長にということだったのですが、知事のほうから清水町の実行委員会の会長は引け受けられないというお話がありまして、知事は名誉会長ということで私が会長ということになりました。地元でありますので、引き受けてうちの町の振興になることであれば、存分にやらなければならないと思っております。
 ちょうど来年で開町110年にあたります。したがいまして、110年の事業の一環としても、大きな役割をしていけるのではないかというようなことも踏まえ、更に町全体の観光の方向性を決める1つのものになっていくでしょう。その後も、一生懸命頑張っていただいている、かうかう商品だとか、牛玉丼だとか、ぷらっとホームがこれから拡充していくだろうというもの、持続されるもの、新たに起業したいということもいわれている住民活動を支えるためにも、こういったものは、今後、必要になってくるのではないかということで、会長として引き受けてやっていきたいと、このような考え方でおります。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 実行委員会長ですね、会長でもいいのですが、やむなく受けたではなく、喜んで受けましたという表現を使ってほしいと思うのですが、そういう気持ちになりませんか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 本当は「喜んで」と言いたかったのですが、大きく日本でも最大的なものになるので、例えばガーデン街道、その会長もいらっしゃるわけですから、経済団体の人や知事、農林水産大臣までいったのです。そこまでやるべきではないかと私はお話させていただきましたけれども、最終的にはこちらでというお話になったものですから「やむなく」という言葉を使わせていただきました。
 「喜んで」という万全な気持ちでしたいのですが、そこは少し控えめにさせていただいて、そういう方々がやっていただくことが望ましいでしょうと、私は単なる「顧問のかたちのなかで」と当初はそういう話でしたけれども、そういう事態になりましたので、喜んでこれからやらせていただこうと思っております。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) いずれにいたしましても、素晴らしいイベントでございまして、本町といたしましても、どういうかかわりを持つか実行委員会を立ち上げるというふうに聞かされましたけれども、なるべく早い時期に立ち上げて、いろいろと結びつけていただきたいと願うものでございます。そういうことで、私はこれで質問を終わります。

○議長(加来良明) これで、一般質問を終わります。