平成23年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_総務費(2))
○委員長(安田 薫) これより、第2款、総務費、51頁から78頁までの、先ほど審査した以外の審査を行います。
○委員長(安田 薫) 担当課長に申し上げます。
特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
総務課長。
○総務課長(金田正樹) ただいま、委員長から新年度の予算について、特に説明を要する点ということでございますので、前年度と比較して、特に主な増減理由につきまして説明をさせていただきますけれども、今定例会の前段で、副町長からいろいろ触れさせていただいておりますけれども、若干、重複する面もあるかと思いますが、確認の意味でお聞きいただきたいと思います。
51頁、1目、一般管理費です。86,988千円の減です。一般会計の人件費におきましては、計上する職員数の減や、昨年度、3年に1回行われる北海道退職手当組合の清算金5,000万円強がございますので、23年はそこらへん支出がないので、このような減額になっております。
53頁をお開き願います。
下から少し上の、職員研修事業です。去年の予算書と比較していただければわかりますが、95万円程度の減額となっております。一昨年以来、北海道との総合研修で1名を道に派遣しておりました、道からも1名来ておりました。この職員にかかわる経費等が130万円程度計上しておりましたので、実質、23年度におきましては、30万円以上の増額をしているというような状況です。町民の皆様のニーズに柔軟に対応できる調整能力、企画立案の能力など、信頼される職員の育成を図ってまいるものでございます。
次に、54頁、3目です。160,000,000円の増となっております。御影診療所改修の経費です。
飛びますが、66頁の11目、電子計算費570万円の増ですが。行政システム、コンピューター関係運用業務ですが、これらの管理につきまして、今まで職員が対応しておりましたが、最近の業務の多種多様化により、専門性が必要になってきました。そのことから、他町村もやってきておりますが、委託によって運用してまいりたいと考えております。
次に、また飛びます。74頁。4項、選挙費です。2目、知事道議選です。北海道は4月10日に予定通り選挙が実施される予定でございますが、予算につきましては、22年度と23年度にまたがって予算執行されます。4月1日以降の執行費につきましては、23年度の予算措置となります。また、開票の際の氏名読み取り機、票を流せば自動的に振り分けられる機械を購入し、開票時間の短縮を図ってまいりたいと思います。投票時間につきましても、現在、選挙管理委員会で検討しておりますが、繰上等も考えているところでございます。
次に77頁です。5項、統計調査費です。5,419千円の減額ですが、国勢調査が若干10,000人を切りましたけれども、国勢調査の終了に伴う経費です。
以上、主な増減理由とさせていただきました。限られた財源でございますで、節約に努めながら効率よく運用してまいりたいと考えております。よろしくご審議お願いいたします。
○委員長(安田 薫) 企画課長。
○企画課長(中島弘志) 総務費の企画課に関連する予算につきまして、新規と拡充した事業についてご説明申し上げます。
60頁をご覧ください。
報償費の16、「人・四季塾」講師謝礼とございますが、これが人材育成専門委員の提言を受け、新規事業として「人づくりやまちづくり、まちづくりやひとづくり」をテーマに魅力あるリーダーシップを有する人の育成を目的とし、2年間で16塾を開設するもので、その講師の謝礼となっております。
61頁の中段、4、共済費、20番の移住・交流推進員共済費と7、賃金、10、移住・交流推進員賃金とありますが、これは、総務省の地域おこし協力隊という制度を活用し、3大都市圏や過疎地域以外の地域から、清水町へ転入・居住していただき、清水町外からの視点で清水町を見ていただき、清水町の魅力をインターネットを通して発信していただいたり、移住体験者への情報提供・案内をしていただく方の人件費となっております。身分は臨時職員となっております。そして、任期は最大3年間ございますが、その任期内に町内で職を見つけていただき、最終的には清水町に永住いただくことが目的となっております。人件費等は、平成22年度の補正予算でも措置されており、推進員は2月21日に札幌市から転入され、現在、勤務していただいております。
63頁を見ていただきまして、最上段の11、清水町地域公共交通活性化協議会負担金がございます。昨年12月から町の単独事業として巡回バスの運行を始めましたが、引続き今年度も巡回バスの運行経費を協議会へ委託するものでございます。昨年度までは、国の地域公共交通活性化再生総合事業という補助メニューがございましたが、事業廃止になったことを踏まえ、今年度から新制度に変更となる模様です。現在まで、制度の詳細が届いておりませんが、制度の詳細が示された段階で補助申請をし、補助金をもらいながらの実証運行に切り替えていきたいと考えております。実証運行までの間の暫定的なまちの単独事業ということで計上させていただきました。新制度の詳細がはっきりした段階で、実証運行分の経費を補正予算にて対応してまいりたいと考えております。
以上、企画課にかかわる事業の説明とさせていただきます。
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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。
○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○委員長(安田 薫) 質疑に入ります。
質疑ありませんか。
山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 先ほど企画課長から少し説明がありました。「人・四季塾」に関してです。この前の、未来づくりフォーラムのときにも専門委員からご説明がありましたけれども、一般町民も役場職員も対象ということで、今のところ何名くらいの参加か考えて想定してるのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(斉木良博) 「人・四季塾」の塾生は今のところ20名以内くらいを考えております。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 講師の関係です。どのような方を何名くらいというか、1人の方がずっと続けるのか、多くの方に教えていただくのかはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(斉木良博) 講師については、1年間、春・夏・秋・冬それぞれ2回ずつの開催で計8回を予定しております。塾生が集まった後に塾生とともに内容を検討して、それぞれテーマを決めて講師をお願いしたいと思っております。それぞれのテーマごとに違う講師という考え方です。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 1つのテーマに関して、1人の講師の方が来るとして、それを1年間続けるというのか、1回で済ませるのか、2回で済ませようとしているのかはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(斉木良博) 今のところ、具体的な部分については決まっておりませんが、テーマによっては2回・3回というのがあるのかもしれません。基本的には1回なり2回と、それくらいのテーマによって講師の方にお願いをしようと考えています。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) ありがとうございます。
次に、69頁の災害対策費のなかで、災害備蓄用食料費が今年度69,000円ですけれども、前日あった大震災のなかで、食料・毛布等が足りないといわれております。
現在、清水町では食料や毛布は、どの程度の備蓄があるのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務係長。
○係長(神谷昌彦) 清水町の備蓄におきましては、非常用食料としまして、クラッカー1,750食、毛布500枚を備蓄しているところです。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) その数量は必要なだけで十分であると考えているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 今回の災害を見れば、必要とは決して言えないかと思います。今後、検討しながら、増やしていくなりしていきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 確かにそのとおりで、今回の震災も千年に一度と言われているものが来ましたし、なるべく早急に、十分な量ではないかもしれませんけれども、予算の許す限りのなかで進めていただきたいと思います。以上です。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
6番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 52頁、需要費の新年交礼会の食料費165,000円、これからの方向付けとして、今後開催する方法等々について何か議論を起こしているようですけれども、考え方としてどういう面から新年交礼会のあり方について議論をしようとされているのか、このへんの考え方をお聞かせ願いたいと思います。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 新年交礼会の費用として165,000円を計上しております。現在、新年交礼会は1月8日の夜に開催しております。例年80人から100人くらいの参加をいただいて実施しております。過去には1月1日に実施しておりました。そこで、なかなか料理等も難しいので、乾物と申しますか、そのようなものを用意してやっていましたが、1月1日は企業の方々も、町内の実家に帰られるというようなこともあり、1月4日の夕方から開催させていただいております。
また、人によってはそこからまちに流れていくということで、飲食店の関係の売り上げも上がるのではないかということで、進めてまいりましたけれども、近年、同じ人が固定化されている面もございます。一般町民も含めたなかで参加してもらえるよう、日にち・時間を合わせて検討しなければならないかと思います。なるべく多くの町民に参加していただけるような新年交礼会にしたいということで、具体的にどうこうというのはございません。とりあえず予算は計上させてもらいましたけれども、補正もあるかもしれませんが、十分検討して実施していきたいと考えています。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 昨年も言ったような気がしますが、少なくても町内会の会長等々については、最優先ぐらいで出てくれるくらいのものでないと、私も一度事情があり欠席した以外は出させていただいておりますが、今、課長が言われたように固定化しています。町が意図しているものがそういうものであれば別ですが、私は違うのではないかという気がしておりました。難しい問題かもしれませんけれども、総合計画に関わって努力をされた方だとか、町内会や福祉・介護関係等々を含めて、町内で陰になって活躍している人、交通関係も含めていろいろな方がおります。時期的なものもあるかもしれませんが、そういう人が一堂に会して集まることによって、和気あいあいのなかから良い知恵も出てくるでしょうし、そういった場を、清水町はこれから10か年計画ができているわけですから、今後そういう方向に向けて、私もやるべきだと思っているところです。
今後、そういう方向になるのかはわかりませんけれども、努力目標というか、そういうことでやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 今、言われた団体の方、いろいろな方にご案内を差し上げているのですが、出席していただけないというのが実態です。今後、積極的に参加していただきたいということも含めて、十分検討していきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 町内会長にも案内を出しているということですか。
ということであれば、非常に難しい面があるかもしれませんが、町民全体を含めて、手を変え品を変え努力すべきものだという気がいたします。
次に、53頁の職員研修の関係です。今回、先ほど山岸委員からも出ておりましたが、新しい清水町独特の塾をということであります。町民・職員を含めて20名以内ということでありますけれども、それだけの意欲のある人が集まるのか心配しているのであります。この、職員研修は非常に大事なものだろうと思っております。予算的な面から見ても、数年前から見ると額的に上がっている気がいたします。
この研修を受けた後の伝達等々については、どういったかたちでやられているのかおわかりであれば教えていただきたいです。
○委員長(安田 薫) 総務係長。
○係長(神谷昌彦) 職員伝達につきましては、研修終了後、研修に行った職員に報告書を作成していただき、それをパソコンの掲示板に掲示し、職員に研修報告を読んでいただくというかたちをとっております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 「ぜひ、私を研修にだしてほしい、どこでもいいから行きたい」という意欲に燃えた職員は、かなりおられるのかどうかはいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務係長。
○係長(神谷昌彦) 基本的に職員研修につきましては、公募を原則としてございます。その年度にもよりますし、いろいろありますが、積極的に参加される職員とそうでない職員はたくさんおります。最近は、応募する職員が増えてきているというのが実態だと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 徐々に増えてきているということでありますので、うれしい限りです。
しかし、役場内で人材を育成するということは、上司がしっかりしていて頼りになるといような部分から部下が信頼して努力をし、引っぱっていく、そして職員も伸びていくという日頃の職務を通しての頑張りが、長年続いてきて立派な人材ができている、私は過去の公務員生活等々を見てきてそのような思いが非常に強いわけであります。そういうことであれば、研修だということで固まってやる必要もないのでしょうけれども、これだけ職務が煩雑になっているなかで、努力しようにも努力しづらいという職員もいるでしょうし、意欲が全くないという職員もいるというなかでは大変なことであるでしょう。一番人材育成のなかでは、庁舎のなかで大事なことだと思いますので、そういった努力は今後もやっていただきたいと思います。
頁数67頁になります。先ほど、私のミスで申し訳ありませんでしたけれども、備品購入費の18番の関係です。毎年、古い車があって新車を購入できれば一番の理想なのでしょうが、なかなかそうもいきません。そのなかで、中古車を購入しているということだろうと思います。今は27台から28台あるのでしょうか、このなかで、100万円なので、1台なのか2台なのかわかりませんけれども、毎年1台ずつ更新していくかたちなのか、だいたいこの程度であと4・5年は頑張って我慢して乗っていただけると考えているのか、このへんの流れというものはどういうことになっているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 契約財産係長。
○係長(寺岡治彦) 公用車の更新につきましては、来年度に中古車を1台導入する予定となってございます。今後におきましては、町の財政とも相談をしながら、古い車を順次更新していく予定ではございますが、まだ半数近くが古い状態でありますので、計画的に更新されることと思います。以上です。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 一番、現存してる車両で古く年数の経っている、10年以上乗っているだとか、そういった車両はあるのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 契約財産係長。
○係長(寺岡治彦) 来年度に更新する予定となっている公用車につきましては、17年経過した公用車でございます。距離は157,000キロ乗っています。まだ、平成2年車・4年車等が数台残っている現状です。以上です。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 古い車は、かなり努力をされて乗っているというのが、今の説明でよくわかりました。車そのものは人の命をかけている車ですから、より頑丈で、安全性の確保された車が必要なわけで、そういう面は財政的な面もあるということでありますけれども、ここは、ほかの予算をある程度絞っても努力していくべきものだと考えているところでありますので、そういった努力をしていただきたいと思います。
頁数が58頁になります。先ほど申し上げましたが、広報紙の関係です。考えとして、なんとか1冊にならないのかということです。
年をめしている方が多く、それぞれの町内会の配布の仕方があると思います。広報紙のほか、お知らせ版、その他の文書が非常に多くなっております。したがって、私のところへ来るのは最終便で来るのですが、ほとんど取らないでくるのがよくあります。「もったいない、これは私のところだけか」と思っていてお尋ねをしたところ、「私もそうです」こんなことがありました。多分、お答えは「経費が」ということ言われると思いますが、もう少し努力をしていただき、町内会長さんも配布する際に楽になるでしょうし、1冊にまとめきって、より格安な再生紙を使って安く出来るような方法はないのかどうか、昨年、私も申し上げましたけれども、そのことで、検討したということがあって、結果的に「あなたの経費は倍かかる」ということがおわかりであればお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 企画課長。
○課長(中島弘志) 昨年も同じ説明をさせていただきましたけれども、清水方式の二つ分離する方式と、芽室方式でやった場合に4,300部ベースで比較すると100万円以上の差がございました。ということで、100万円の差があるのでは、清水方式のほうがいいのではないかという説明をさせていただいたと思います。私はそれでご理解いただけたのかということだったのですが。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私は、説明を受けて答弁を聞かせていただきましたが、町民に情報を周知するという面からすると、100万円と言われましたので、その100万円をなんとか工面をしてやったほうが町民に喜ばれるのではないかという気がします。町長はいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 町長。
○町長(高薄 渡) 広報を1冊にしたから読まれるのかということになるのかと、それもまた疑問になります。町内会長会議で過去に出ています。「こんなにお金をかけて無駄なことをするのか」というようなことも町内会でありました。考えてみると、高齢者の皆さんがあれを見るかというと、たくさんあるので読みづらいです。それで、分けたほうが見やすいのかということもひとつの要因であります。お金の問題ではないと思います。
見やすくするには、どういうふうにするのかということで一度検討したのですが、新聞紙のようなかたちでできないのかということをやりましたが、これだとかなりかかってしまいます。今の金額にプラスして、倍まではいきませんが、かなり高くなるということです。大きい活字で見やすいように広げて読めるようにしようかと思って検討しましたが、経費がかかってしまうということです。
せっかくこれまでやっていることについては、北海道の広報でも優秀賞と何年も賞をいただいている広報で、一生懸命に職員がやっている経過を見ると、もう少し経過を見て、どういう方法がいいのかを検討しながらいきたいです。100万円くらいであれば、これを1冊にしてもいいのかということにはなりません。さまざま角度で検討してまいりたいと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今、町長に言われて、厚くて多ければいいものではない、町民もいろいろおられるでしょうから、当然のことながら、記事についてそういうようにすると、いろいろと精査をして絞って載せるなどいろいろな方法があるのかという気もします。近年、その他の印刷物が非常に多くなっているということからすると、お年寄りが増えるなかでは取っつきづらい面もあるのかという気もいたします。
検討していただいてこの方法がいいのか、あるいは町内会の会長が集まったなかで議論をしていただくのも結構だろうと思いますけれども、より良い方向に向けて努力をお願いしたいと思います。
頁数61頁です。移住交流推進員がおられますが、よく聞き取れなかったのですが、この方は臨時職員として募集して採用するということでしょうか。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(佐藤秀美) 移住交流推進員につきましては、本年度の予算について補正予算で対応させていただき、公募を行いました。10月に公募を行い、そのなかで応募した方を対象として面接を行い、採用者を決めました。たまたま、一番最初に採用を決めた方の辞退等がありましたので、実際に雇用を開始したのは今年の2月21日ということになっております。臨時職員という身分で募集しております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 賃借料のところに、住宅借上料604,000円がありますが、これはその方に入っていただく分の負担ということですか。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(佐藤秀美) 募集に際して、町のほうで居住する住宅を用意するという条件で募集しており、この移住交流推進員の住宅分の借上料として予算計上しております。
実際には清和の貸付住宅で、民間住宅も探したのですが、空き家がなかったので、清和の貸付住宅に居住しております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 頁数67頁、電子計算機の関係でお尋ねをします。
行政システムのサーバー運用業務委託料の関係です。これは、昨年はなかったのですが、本年度から新たに出てきている部分ですけれども、今まで職員が行っていた業務を委託して行うということなのですね。
○委員長(安田 薫) 情報統計係長。
○係長(逢坂 登) そのとおりです。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) このことで、相当、担当職員が今までの業務から見ると余裕ができる、それだけ重たい業務ということなのか、このへんはどうなのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 業務内容ですが、担当係長にそこで数年勤務していただきまして、パソコンの接続・修理を含めて、事務職員以上のことをやっていただいておりました。そういうこともあり、人事異動もなかなかできない状況であるのですが、このままいくとずっとそこにいることになります。例えば、庁舎の配置換えなどの場合、これも職員がほとんど対応しております。今、2人職員がいますけれども、人員の配置については減の方向で考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 庁舎内に、相当、情報処理関係を含めて、コンピューター関係の機器が多くなっていると思います。したがって、コンピューターですから、コンピューターも壊れることがあるわけで、総務課長が言われたように大変な苦労をされているのだろうと思います。
この際、この情報処理・コンピューター関係含めて、前にもお話しをしましたが「どこどこの課の誰々まで来て」と他の課へいく、こういうような専門を1人採用してはいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 町長。
○町長(高薄 渡) そのお話は、前にも検討したことがあります。しかし、どの町村も一定の年代が来たら、人事をそこばかりに置くわけにいかない、そればっかりになると身体を壊してしまう、そういう傾向があります。それで、どうしても異動して違う人にやってもらう、最終的には専門家ではない一般職で、IT関係に堪能した人が職に就くということになるので、当初、町村でも専門家を置いたところがたくさんあります。しかし、それがずっといかないわけです。
したがって、今後、多くの人を1つのところに任せることによって、1名ではなく複数の人が交代で来るほうが良いのではないか、町職員は企画力、政策力、住民との相談業務をやったり、サービス業務をやったり、そちらのほうに全力をあげるようにして、特定のそういうところだけには、専門家のほうが望ましいのではないかという協議によって生まれた今年度の対応でございますので、ご理解いただきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) これらの関係について、不具合が生じていかにいろいろな情報を含めて、処理できる能力がある人でも余してしまった、どうにもならない、より上の専門家のほうにというようなことはないのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 情報統計係長。
○係長(逢坂 登) 日々、コンピューターの世界は進歩しているもので、私共で対応できない部分については、いろいろな業者にお願いをして、対応してございます。
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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。
○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○委員長(安田 薫) 総務費の質疑を始めます。
他に質問のある方はおられますか。
中島里司委員。
○委員(中島里司) 2点ほどお聞きしたいと思います。
1点目は、町長に提案しておきたいことが1点ございますが、1つ目としましては、56頁の契約事務、予算に直接関わりがなく数字的なものではありませんが、今年度、業者の指名願の更新の年、まずはそれをお聞きしたいです。
○委員長(安田 薫) 総務課参事。
○参事(西尾 修) ただいまの委員のご質問ですけれども、平成23年度・平成24年度の入札参加希望者の申請を、今年1月11日から2月28日まで受付をしたところです。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) すでに終わられているわけですけれども、基本的に町が発注する場合に、建設業の登録を取っているのが基本だと認識しておりましたが、登録がなくても指名願を出していれば参加できる、これは、町長の方針で、地元業者最優先というなかでの配慮なので、これに対して良い悪いと言う気はありませんが、それであれば、他の業種においても、もう少し周知をして説明会等を持ちながら、条件は何点かあると思います。
例えば、独立してすぐというわけにはいきませんが、経験を積んだという部分では何年か経過した後だとか、税金を滞納しないだとか、一般的にいう地元業者でもクリアできるような条件をつくって広げてはどうでしょうか。板金については、すでにそういうようなかたちを取っておられます。塗装関係も、営業している人から直接言われたことはありませんが、何か一生懸命頑張っておられる方、長年やっておられる方もいますけれども、そういうなかで地元業者最優先という配慮からいけば、そういうことも検討して、お知らせ版で知らせたから良いではなく、建設業協会にいけば、ある程度独立してやっている人もわかるはずです。そういうところに配慮しながら説明会を開き、これだけクリアできたら本町だけでも認めますというようなことを広げてはいかがかということについてお聞きしたいのです。
すでに終わっているということですから、ただ、地元ですので、執行権者がこういうふうに認めようということであれば、可能だと思っておりますので、そのへんについていかがなものかと、お伺いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 総務課参事。
○参事(西尾 修) ただいまの委員のご質問ですが、委員がおっしゃったとおり、過去にもそういう部分で事業を進めているところです。質問に対して、町内各業者に配慮しながら進めていきたいということで、その部分について検討させていただき、なるべく多くの町内の業者の方々が事業に参加できるような配慮をしていきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員
○委員(中島里司) 参事からお答えをいただいて期待をし、また地元の方にも、周知のあり方にもついても一層のご配慮をしていただきたいと思います。
最優先と育成というのもある部分ではあります。昔は、地元業者育成というのも含めて発注していたような気がします。昨今では皆さんが頑張って、育成という段階まではいっておりませんけれども、それらも改めて、町の指名業者として育成を、何社か希望される方について頑張っていただきたいと思います。地元最優先という部分では、委託料などはまだ工夫するところがあるだろうと、これらについては意見としてもう少し、地元最優先といいながらも、町民のお金なので、検討できるものは全ての業種で再度検討・中身については精査をしていただければということでございます。
次に移ります。先ほど、58頁の広報です。これも直接予算にかかわりません。原委員からいろいろなお話があり、原委員はそういった考え方を持っていることがわかりました。その答弁のなかで、これは町長にお願いというか、提案なのですが、今、先ほどの質問のなかで、各戸配布のもので取り忘れているものがあると聞き取りました。相手のほうに回ってきても各自が個人配布のものを抜き忘れているというか、関心がないから取らないのかわかりませんけれども、それに対して、1冊にするという話し合いのなかのお答えに「町内会長会議で協力・呼びかけをいたします」というお話をされたので、何年かぶりに今年1年間やってみました。
うちは70戸ですので、できないことはありませんでした。前にそういった例があったのですが、抜いてあるはずが残っているんです。私がやり始めたわけではありませんが、私が班長に配る前に引き抜いていただくやつは、全部1冊に入れるんです。私の場合は広報のなかに挟めて、例えば10件あれば広報の冊子だけが10枚になります。引き抜いていただくものは全てなかに入れておきます。お年寄りが多いので、抜いていいのかわからないというのもあると思います。町内の件数が多いところは、班長が必要部数を町内会長から受け、班長が必要部数だけ1冊にまとめて、袋に入れて回す。回覧は回覧で別に挟むやつがあります。ぜひ、いろいろな部分で、原委員が言われたとおりに、今の段階で実行できないのであれば、町長が日頃言っている「皆さんができることはやってください」と呼びかけをしているわけですので、これは、私が実際に1年間やらせてもらって残ったものはないのですが、そういう方法もあるということで、町内会長会議に呼びかけて、個人配布の取り残しがないように協力を呼びかけていただきたいと思います。いかがでしょうか。他にも良い方法があるのならば別です。
○委員長(安田 薫) 町長。
○町長(高薄 渡) 議題として、協議する場として頭からそういうかたちを出して、協力を願うようにお願いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 総務費です。
他に質疑ありますか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 63頁の企画費のなかでの清水町地域公共交通活性化協議会負担金にかかわってお伺いします。
過日の私の一般質問のなかともかかわりがあるのですが、先ほど企画課長と先日の一般質問のときにも町長から、補助の関係で不透明の段階のなかで、12月からの事業を引続き町の単独事業として運行するということがありましたので敬意を表するしだいです。その2,000千円という今後の方向のなかでは、改善点のほうに着手するのは非常に困難なのではないかという感じがします。しかし、あまり予算にかかわりない部分については積極的に、さまざまな改善点に着手していくのかどうかということを1点お伺いしたいです。
○委員長(安田 薫) 企画課長。
○企画課長(中島弘志) 町単独での運行につきましては、現在のかたちのまま踏襲していきたいと考えており、改善していく場合は実証運行のなかで改善を図っていきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 現在のなかでは、それもやむを得ないのではないかと思います。
もう1点ですが、正式な運行まで現在行われているアンケート調査等、改善点・要望について町民の方々から伺うという作業は続けていかれるのかどうか、その点をお聞きします。
○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。
○補佐(佐藤秀美) 試験運行のなかでも利用者のアンケートを行っております。このアンケートについては4月以降も継続してやっていきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 67頁の件です。
ただいまの原委員の関連となりますが、視点が違うので申し述べさせていただきます。11目、電子計算機の13節、委託料、33番、総合行政システムサーバー等管理運業務委託料についてお聞きいたします。
費用対効果について疑問に思います。22年度までは職員が対応していたとのことですが、人件費と比較して委託料が高すぎないかお聞きしたいことと、8,190千円、業務にあたる人数と何日間の勤務となるのかお聞きいたします。
○委員長(安田 薫) 情報統計係長。
○係長(逢坂 登) 800万円という金額ですけれども、だいたい職員について1人採用しますと、共済費等を含めて800万円以上の金額がかかるということで、取り分け高いということではないと考えております。
勤務の状態ですが、考えているのは月曜日から木曜日までの週4日間、電算室に常駐して各種業務の作業をしていただきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 勤務の内容はわかりました。
世間では就職難の学生があふれています。この種の専門知識を持った学生は大勢います。800万円は課長級の給料より高い額だと思います。委託しても人口は増えません。新規採用をして、人口増につなげることは無理なのかお聞きいたします。
○委員長(安田 薫) 情報統計係長。
○係長(逢坂 登) 採用するということになれば町長が申し上げたとおりでございますし、先ほど申しましたように、コンピューターの世界は日々進歩しておりますので、同じ人が長くするということが果たして良いのかどうか、委託をすると会社ぐるみで対応していただけるということがありますので、1人採用をして固定してやるというよりは、会社にお願いをして、責任を持ってやっていただくほうがよろしいのではないかと考えております。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
これで、総務費の審査を終わります。