平成23年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_民生費)
○委員長(安田 薫) これより、第3款、民生費、79頁から105頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、あらかじめ職名を言っていただきますよう、よろしくお願いします。
○委員長(安田 薫) これから、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 79頁の社会福祉総務費の事務の社会福祉推進委員の関係でお尋ねをいたします。
総務省の事業ということで、我が町にとってはありがたい配置だという思いがございます。資格要件として保健師だとか社会福祉士だとか、介護支援専門員の有資格者となっておりますが、これは3つの資格のうちどれか1つあれば良いのか、全部ないとだめなのか、このへんはどのようになっているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(松浦正明) 地域おこし協力隊の保健福祉推進員におきましては、応募要件として保健師・社会福祉士または介護支援専門員ということで、このうちのいずれか1つ該当していれば応募できるというかたちになっております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この3つの資格のうち、いずれか1つあれば良いということですが、町としてできることならばこの3つのうち、3つ持っていれば一番良いのでしょうけれども、担当課としてこの資格だけは持っていれば良いという資格はないのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 特にどれかということはありませんが、要綱で定めた保健推進員の業務として3つほど規定していますが、それらを推進するにあたって、社会福祉士という専門性、保健師という専門性があればそれぞれいろいろな分野で活躍できるということで、介護支援専門員のもそうですけれども、このうちどれかを持っていれば、今回規定した、保健福祉推進の業務ができるということのなかで3つのうち1つ持っていればという条件をつけて採用を決定したところでございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) これは、臨時職員ということになると思います。賃金面から見ると、共済費を含めて530万円くらいで2名ということになるわけで、一般的に保健師の資格がある人が応募すると、私の感じですが、額的に低く、これでも応募をしてくる人がいるのかと気になります。このへんについてはいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 臨時職員ですので、一般の保健師それから資格等を持っている人に比べると低いという条件もございますが、先ほど総務のほうでも出ていたと思います。あのときの福祉推進の賃金の部分については月163,000円ということで、保健福祉推進委員の場合については、それをアップしたかたちのなかで195,720円ということで、少し資格の部分を高くして募集して採用するというような予定にしたところでございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 業務内容ですが、これは総務省の事業ということなので、これ以外に4項目出ていますけれども、これ以外のことでやってはいけないという規制だとかはあるのか、ないのかはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この事業は国の大きな、定住・移住を促進するという大きな流れに沿って企画するのであれば、最終的ないろいろな個人の能力だとか適正や資格などの部分については、地域の実情に応じて、判断し決めるということで、何が何でもこれでなかったらだめだという部分はありません。うちでは、こういうことのなかで募集したというところです。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 5項目目として追加をお願いしたいのですが、昨日、一般質問で申し上げました。お年寄りの方が騙されやすいという状況にある町ですので、このへんについても注意勧告というか、「おじいちゃん、おばあちゃん気をつけなさい」というようなことで結構ですので、そういうことも合わせて指導していただければいいと思うのですが、いかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 4項目のなかに、障害者・高齢者などの見守り隊、生活支援業務ということになっております。自然にそういった業務は入ってくる場面が出てきます。なので、改めて追加するということではなくて、その業務も高齢者のところへ尋ねて行ったら気をつけましょうという流れというものは当然出てくるものだと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 80頁に移らせていただきます。
35の人材センターの補助金についてお尋ねいたします。国の仕分けによってここに手が入ったというように聞いており、今回の予算のなかでそのことに連動して、町の補助金が減るという心配をしておりましたが、そういうことはされなかったということで、高く評価をしているものであります。このへんは、人材センター事業の量を含めてお伺いしたところ、一昨年よりは少し落ち込んでいるという話を聞いておりますが、何としてもお年寄りの方が働く場所ということで、健康管理上も大きな貢献をしているという立場から、今後も補助のかたちは継続してほしいという希望を持っているのですが、このへんについては、今年は720万円なのだけれども来年は減らさせてもらうだとか、こういった考えはないのであろうと思いますがいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 本年度につきましては、国が20万円くらい補助金を落としたと聞いておりますけれども、本町については720万円そのままということであります。委員がおっしゃいましたように、非常にこの部分は雇用の場を確保することではなくて、適度な運動をして健康管理をしてもらうということが大事で、今後においてもこの補助の水準というのを守っていかなければならないのではないかという思いでいます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
頁数82頁、老人福祉費、需用費の1番目、敬老会の食糧費の関係です。毎年同じようなことを申し上げておりますけれども、昨年、初めて敬老会にお招きをいただき、出席をさせていただきました。ハイヤーで来て、饅頭をお持ち帰りになり、饅頭を持ってまたハイヤーに乗って帰る、こういう方がおられるとは思っておりませんでしたけれども、いるということが私の目で確認ができ、驚いたところであります。
そこで、敬老会の中身です。例年同じようにお年寄りの出し物で工夫をされていることは十分わかるわけですけれども、その後、また趣向を変えてこのような企画にしてみようだとか、そのようなことを担当課なりで案を練っているだとか、これ以上やりようがなく従前どおりしかないということなのか、このへんはいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(中村富志男) ただいまの委員のご質問ですが、予算上は若干上積みさせていただきました。敬老会の中身につきましては、現段階では私の頭のなかでは考えておりますけれども、なるべくお金を使わないかたちで中身を充実させていきたいと考えております。そういうことで、9月の式典に向けて準備を進めていきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
頁数は88頁、このなかにはありませんがお尋ねをしたいことがあります。
12月議会で老人福祉センターの項目のところで、立木の枝の整理ということで、二十何万円の予算付けがされておりました。何をするのかと思い、4・5日前に外へ出て、雰囲気がガラッと変わり、変だと思いよく見てみたら、かなり高い木が15・16本あるのですが、きれいに根元から伐採をして整理した樹木を積んで山になっているのを見て驚きました。何故あれを切ったのか説明していただきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(中村富志男) 昨年の12月に補正をあげさせていただきました。昨年の春先に、あそこにカラスが巣をつくり、通学の子ども達に悪さをするということで苦情をいただきました。それもありますが、あそこの木の松の葉が落ちて下に堆積し、道路上の景観が悪いというご指摘をいただきましたし、木も育ちすぎて密集している経過がありますので、12月の予算で計上させていただき、今回伐採をさせていただきました。大きな木につきましては処理をし、小さい木につきましては委員もご覧になっていると思いますけれども、現状のまま残させていただいたということになっております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 高さそのものはあるという思いはしておりましたし、他にもナナカマドを倒しておらずそのまま残っておりますが、葉が落ちるというのは木の習性ですので、ナナカマドあたりも葉が落ちております。その、カラス以外の理由で切ったということで、カラスが理由になれば、カラスが巣をつくったから木を倒すというのはあまり聴いたことがなく、そのようなものの方法は別にあるわけです。そうことになれば、文化センターの横の林にカラスが巣をつくって襲ったら全部切るかといったら、絶対にしないはずです。あそこに、あの松の枝をあのままおくことが良いのか悪いのか。残っているのが少しありますけれども、みったくないような木が5・6本残っておりますけれども、かえってあの木を切ったがためになんか美観を損ねるというか、見づらい印象を受けます。あの枝の整理、倒した樹木の整理をしたあとはあのままにしておくということなのかはどうでしょう。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(中村富志男) 現在、切った木については、今週か来週中に整理をする予定になっております。その後については特に考えておりませんけれども、外観上寂しい感じがしますので老人クラブの方等と協議をさせていただいて、新しい木を植えるなりそういった措置を取らせていただきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 老人クラブの代表でも誰でもいいのですが、「あそこは切ります」などの相談はされているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(中村富志男) 補正予算を上げる前に、清寿会の会長にはそういうことでお断りをしております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 残っているナナカマドで、身の丈の高い木がありますけれども、あれは今後も倒さないであのままという方向なのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。
○補佐(中村富志男) 現段階では倒さずそのままを維持するという考えでおりますけれども、枝については状況によって枝払いをさせていただくことも考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 96頁、保育所の関係です。過日、保育所の関係について担当課長にお越しをいただき、事務文書の説明をいただきました。その場でも申し上げましたが、2つの保育所があり、収容人員が第1保育所は120名、第2保育所はそれほど多くないということで、現状、第1保育所に集中しているという状況にあります。現状、今年の場合も入所する人員等についての配慮、半分に分けるだとか、地域ごとに分けるだとか、そういうことでバランスよく第2保育所にもより多くの人を持っていく考えはないのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 以前、清水町の市街地を区分けし、第1・第2保育所と分けた時代があったときいております。その後、事情があり廃止して現在にいたっているということでありますので、それを元に戻すということになると混乱が生じるということになると思っております。現在のところはそういった区分けについて考えておりません。
平成25年度のスタートに向けて国のほうで、子ども子育て新システムというのを検討しております。その結論を待ち、清水町内の保育所・幼稚園をどのようにしていくかということを検討したいと思っておりますので、新年度につきましても、現状のままで募集を行っていきたいと考えております。以上です。
○委員長(安田 薫) 6番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 入所させている父兄等からの要望等で、私が先ほど言いましたようなかたちで、もう少し向こうへやったほうがいいのではないのかなどの意見はないのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 昨年、全ての保育所・幼稚園の父母と先生の会合のときに時間を取っていただき、いろいろなご意見をいただく場面を取っていただきました。そのなかで、第1と第2につきましてはご指摘のとおり人数のバランスが悪いということでそれぞれの意見を聞きましたが、第2の保護者の方からの意見は「少ないからあえて第2を選んだ」というご意見もございましたし、反対に「多いほうがいいので第1を選んだ」というご意見もございました。保護者の方の考え方によるものだと思っております。現状では、先ほどの答弁と繰り返しになりますけれども、新しいシステムの動きを待って再編について考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 2つを1つにしたらどうだ、すると人件費は動かないところでしょうけれども、その他の経費はかなり浮くのではないでしょうか。少なくても、運動会などその他の行事というのは年間の行事として行うわけで、すると1箇所で重要人員がそこで収まりきるということであれば良いことではないか、その後、今年の6月に出てどういうかたちになるのかはわかりませんけれども、進めたほうが良いのかという気がしたので、そういう話をさせていただきました。無理という気がしますが、考えがありましたらお願いします。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 確かに、人数的には第1の定員が120名なので、現在の第1と第2の児童数を足すと110名ちょっとくらいになります。人数的には収まるということになりますけれども、120名定員の施設に110名くらいの子どもを入れてゆったりとした保育ができるかということも考えていかなければならないと考えております。そうなると、統合するにしても、現状の施設のなかで十分な対応ができるか検討しなければなりません。給食の設備、遊技場などそういったこと、例えば増築を含めて考えていかなければならないと思っておりますけれども、いずれにしても今年の6月にその結論が出される予定で、平成25年度からスタートということですので、その結論を待って清水町にあった最適な保育所・幼稚園のあり方について保護者・関係機関のご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。以上です。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
頁数103頁になります。学童保育所の関係でお尋ねいたします。
清水町は教育の町ということで担当課を含めて言われておりますけれども、いろいろな考えがあろうと思います。学童保育所を無料で入れております。どこの町村でも結構なものをいただいて運営しているわけですけれども、特に清水町のそういうところは無料でやっている、これをぜひいかしていただいて、ずっと続く学力の向上等々にも結び付けてほしいものだと思っているわけです。
カワウソ学級等も立ち上げていろいろやるようでありますが、これと清水町の図書館の関係でお伺いしたところ、図書館に足を運んでもらえる状況がなかなか生まれづらいような状況にあるようですが、なんとか学童保育所の子ども達、カワウソ学級の1年生から6年生までの子ども達を含めて、より図書館に足を向かわせるような方法はないのでしょうか。いかかでしょう。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長補佐。
○補佐(高金信昭) 委員のご指摘の件ですが、昨年度から清水小学校におきましては、清水小学校の教室を活用し、教育委員会が主催するカワウソ教室と子育て支援課が主催する学童クラブを併設して運営してまいりました。基本的な目的につきましては、放課後の子どもの安全な居場所の確保ということが原則となっておりまして、学校内で生活をするということが基本の条件となっております。委員ご指摘の図書館へ足を運ぶ件につきましては、育成カリキュラムのなかでそのような案件を盛り込み、行えば数度については可能かと思いますが、現在のところは移動してまで育成をするというような計画は持っておりません。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 計画の段階で組むことによって、可能性としてそういった動きが少しあるのかということですね。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長補佐。
○補佐(高金信昭) 委員ご指摘のように、そういうようなことも考える要件としては含められるかと存じます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 学童保育所なりカワウソ学級のなかでそういった行事をやり、どういうことをしているのか詳しく押さえているわけではありませんけれども、一部、時間的な面で、小学校から図書館までの道のりは結構遠いものがありますので、移動面でも、その後そこから学童保育の場所に戻ってまた帰宅ということになると、時間的な面もあって大変だという気がいたします。あれだけ素晴らしい図書館があるので、小学校1年生から小学校6年生までの子ども達により読書に足を向けさせてもらうということの方向付けというのは、なんとか編み出してもらえないものかという気がします。今ここで言っても前に進めないものではないと思いますけれども、今後、できるものについては検討していただきたいです。いかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) ご指摘のとおり、そういった機会を利用して町のほかの施設の利用度を上げるということも大切ですし、図書に親しむということも大切なことだと思います。実際問題として、学校から図書館までの移動の問題がございます。3人から5人であれば良いのでしょうけれども、50名くらいの移動になると、徒歩での移動になりますのでそういった問題もございます。移動図書というかたちで図書館から本を学童へ、そういった利用の方法もあるかと思いますので、そういったことも含めて社会教育の図書館と相談をさせていただきながら、より図書に親しむ機会を設けていきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 1点お伺いしたいと思います。
100頁の子ども手当の件です。新聞報道等で札幌市では子ども手当に対して、市の財源は利用しないというような新聞報道を見たような気がするのですが、清水町では21,736千円が一般財源から支出されておりますけれども、国で全額持つべきという意見などが新聞等で出ております。そのへんの検討はされたことがあるのか・ないのか、お聞きしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 本町においては具体的にその件について検討はしていません。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 82頁です。老人福祉費が昨年度と比べて、大幅に減になっているその要因をお伺いいたします。
○委員長(安田 薫) 高齢者保険係長。
○係長(田本尚彦) 昨年の予算のなかには、国からの補助を受け、町内のグループホームの改修、御影の老人保健施設の建設に対する補助金を見ておりましたので、今回それが平成22年度で完了するということで予算が大きく減っております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 今の件についてはわかりました。ありがとうございます。
もう1点ですが、100頁のほうで、先ほど山岸委員からも質問がありました。子ども手当の部分で、手当の内容を今後の方向性も含めてどうお考えて予算設定をされたのか、そのへんの基本的な部分をお伺いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 新年度につきましては、国の方針通りの予算設計をしております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 今後の部分でいうと、町は直接関わりがないと思いますが、国の手当のほうで、つなぎ法案になるのかどうかも含めながら不透明な部分等があります。そちらへの配慮や見通しはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 現在のところ、国・道からは具体的な指示が来ておりませんので、そうなった時にはという想定をしながら対応していますが、現段階では従来どおりの予算の積算でございます。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 79頁、1目、社会福祉総務費で、十勝清水駅のホーム改修についてお聞きしますが、委員長、よろしいでしょうか。
○委員長(安田 薫) はい、どうぞ。
○委員(佐藤幸一) 町長のマニフェストに、跨線橋対策についてJR北海道へ要請していくとありましたが、今はどのようになっておりますか。お聞きいたします。
○委員長(安田 薫) 町長。
○町長(高薄 渡) 一昨年からこの問題について、いろいろと議論をいただいているところでございまして、私をはじめその関係団体と協議し、JRの跨線橋並びにエレベーターということで、対応することでお願いをしていただいたところであります。その結果、JRとしては当面最優先の課題のところをやらざるを得ないというような結論でございます。
経費のことについて言われておりましたが、その経費の大半をもってでも着手できないかというお話でありましたけれども、全てを持つということであれば、考え方が変わると思います。そうなると、相当な財政支出をしなければならない、そこまでは優先順位としていかがなものかということになります。したがって、そこまではいけないので、せめて6割くらいは町がもって、後の4割くらいはJRにもってもらうというのもできません。現在のところ中座しているということになろうかと思います。いろいろな制限がありますけれども、そうではなくて、このようなところは北海道にも数少ないわけで、何としてでも計画路線のなかに入れていただきたいというお話はさせていただいております。今後も要請活動をしながら、JRの財政状況が伸びていることは確かでございます。国のほうにもそのようなことで要請はしておりますので、このような災害が出てしまいますとそういったところの話も宙に浮いてしまいます。しかし、要望は強くしていかなければならないと思っております。
○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 巡回バスでは、自分の都合どおりにいきません。1日も早い開始を望む町民が多くいます。財政負担はわかりますが、再度手続きのほうをお願いしたいと思います。
81頁、2目、社会福祉施設にかかわって、特別養護老人ホームへの入居待機者は現在何名いるのかお聞きいたします。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) いろいろと出入りがあり変わっておりますけれども、最近では特養に限っては100名程度待機している人がおります。
○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) その待機者数は、私が何年か前に聞いた人数と変わっていないような気がいたします。むしろ増えているような気がします。1日も早く、待機者が入居できるような施設整備が必要かと思いますが、その考えがあればお聞きしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 全体的には、清水町の介護は通所にしても、入所についても、施設は不足しているような状況にあります。例えば入所にしますと、清水町の人が鹿追や芽室などに通っている人もかなりいて、率的には3から4割の人がそういうところにいって入所したりしております。いろいろな意味でうちの施設は足りないです。どうのこうのいう気はありませんけれども、そういったことも含めながらじっくりと将来さらに介護認定者が増えてくるのが明らかですので、そういったことをじっくりとやっていきたいと思います。さしあたり、今年、御影の施設が開設しましたけれども、24年度には宿泊もできる、松沢のNPO法人が小規模多機能施設も運営するというような予定でおりますので、そういった長期の見通しに立っていろいろな計画を進めていきたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 本人や家族の負担軽減のために1日も早い対応を望みたいと思っております。
96頁、2目、保育所運営について伺います。保護者から要望の強かった春休みについて、この春から特別保育ということで、春休みが開始されることは非常に喜ばしいことです。しかし、2月21日付の子育て支援課長の文書によりますと、特別保育の実施により保育終了日を1日早め、新年度の保育開始を2日間遅くするとあります。特別保育の実施により春休みがなぜ3日間多くなるのかその理由をお聞きいたします。
○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) この3月に初めての試みということで、保護者から要望をいただき、取り組みを始めるところです。春休みを休所にしていた理由は、年度末の事務整理および新年度の準備ということでその間の職員の準備が必要だということで休所していたわけです。
今回、期間を延ばしたのは初めての試みですので、どの程度の時間が必要なのか見えていない部分もございますし、春休み特別保育を希望するお子さんがどの程度いるのかということもわからないという状況のなかで新年度にスタートするのに十分間に合う時間を取ろうという現場の声を受けてそのような日程を設定しました。
通常保育の日程を短くしたわけですが、その間、保育が必要なお子さんにつきましては、春休み特別保育ということでお申し込みいただければ保育をいたしますので、保護者の方には特に支障ないと考えております。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
これで、民生費の審査を終わります。