北海道清水町議会

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平成23年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_衛生費)

○委員長(安田 薫) これより、第4款、衛生費、106頁から119頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 第4款、衛生費のなかで町民生活課にかかわる部分について主なところをご説明いたします。
 106頁、1項1目、保健衛生総務費の関係です。28節、国民健康保険特別会計繰出金について、医療給付費等の増により前年度に比べて30,411千円の増額となってございます。
 3目の環境衛生費です。112頁から114頁でございます。前年度と比較し13,999千円の減となっておりますが、主に、前年度に施工した葬斎場の火葬炉改修工事が終了したことによる減額でございます。
 新たに18節、備品購入費で畜犬登録管理システムの更新費980千円を計上してございます。
 2項1目、清掃費です。116頁から117頁です。11節、需用費のなかで印刷製本費のなかの新規にゴミカレンダー、ゴミステーションプレートの作成費を計上してございます。
 2目、清掃センター費、117頁から119頁です。前年度比15,512千円の増となっておりますが、増額の主な内容としましては、13節の委託料のなかで一般廃棄物処理法に基づくゴミ処理計画や今後の清掃センターの方向性を検討すべくゴミ処理基本計画等、委託料を計上してございます。また、15節、工事請負費につきまして、排ガス処理設備にかかわる改修工事費、燃焼ガス冷却設備改修工事費を計上してございます。
 以上、衛生費にかかる予算概要の説明といたします。

○委員長(安田 薫) これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 119頁、担当課長から説明をいただきました。
 昨年の予算に対して1,500万円増加しているということです。前段言われて、後段で燃焼ガスの冷却設備改修工事が1,500万円強出ておりますが、これと合うのかという感じですが、以前、焼却場を産業厚生常任委員会で見せていただいて、その際に修理すべき箇所としていろいろゴミを加えて測る計器のほうだとかがありましたけれども、こういう設備の改修はあらかじめ予想できず、突然出てくるだとか、計画的に来年はこの改修工事をやるだとか、こういうようなかたちで出るのか、このへんはどうなのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(原田 均) ご質問がありました、改修計画でございますけれども、何年度にこの施設を改修するかということについて、計画はもっていません。この部分が擦り減ってきたというかたちで、平成23年度の予算につきましては、すでに排ガスの部分について軸受が磨耗してこのままいけばストップしてしまう、排ガスを処理する薬品を混ぜる機械についても、昨年の段階で一部欠損して応急処置はしてございますけれども、このままいけばストップしてしまうような場合です。課長のほうからも説明があったとおり、耐用年数を決めるということにつきましては、どのくらいの頻度で改修したらよいのかというのを、今年度の委託料のなかで予算を組んでいるところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 額的に結構大きな額なので、以前お尋ねした際に、今回これを直そうと思っているだとか、このへんについて年数も経っているのでこれからかかるだとか、そういうことを聞いていなかったのであえて突然出てくるのか、計画的に直すのかというお尋ねをしたわけです。
 今言われたように、磨耗だとかといわれましたけれども、部分的にその箇所のみを磨耗している分だけを取り替えるだけで対応できる、そういうことはないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(原田 均) 軽微な修繕等につきましては、修繕費のなかでやっております。それでも機械そのものにつきましては、メーカーのほうで起動させなければ、はっきりいって故障の修繕方法についてもわかりませんので、小さいポンプの取替えですとか、そういうものにつきましてはその場で修繕費のなかで対応しています。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 機械ですので壊れることはたくさんあるわけですけれども、部分的な部品の交換であるとか、あるいはそっくり替えるという判断はこちらのほうでは全くできないために、業者側に全部判断してもらうことになるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) かなり清掃センターの機械等、設備につきましては20年くらい経過しております。施設の管理をしている業者もおりますので、軽微な部分については委託している会社のなかで修繕やそういう金額のなかで対応できるものはやっています。
 しかし、機械がかなり大きいので、内容によっては別な経費をもって修繕しなければなりません。その判断につきましては、一時的に委託している会社が普段スムーズな運転をしている場合に音も何もしないのが、ギシギシと音が鳴り始めるだとか、急激にそういったものが出てきます。軽微なものについては作業員が直しますが、どうしても根本的に、回転数の問題であれば軸が曲がってきている、少し時間がずれてきている、こうなってきますと、今の委託業者では修繕できません。そうしたときに、もともと施工した業者にその部分の総点検をしてもらって、その部分以外の部分で経費をかけてやったほうが将来的に経費がかからないわけでして、そういうような部分には別途工事を発注させて修繕を行っているところです。
 その都度、その対応がいいという部分で考えるところもありまして、将来的にひととおり専門家に点検をしていただいて、計画的に修繕ができるのであれば、そういう対応をしていこうということで、今回、基本計画で委託費を計上させていただいたところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今の段階で、燃焼ガスの冷却設備を改修した後に、ここも危ない、近々これもやらなくてはいけないという箇所は結構あるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 軽微な部分については、そういうのがわかる範囲以内で段階的にやっていけると思います。額の大きい部分については、騙し騙しという言葉は変かもしれませんが、少し変だけれども、早々にやらなければならないだとか、1・2年はいくだろうというような部分で業者の方からお話を聞いている部分もあります。それも含めて全体の設備機械関係の総点検をする必要があり、そのなかで長期的な改修計画が必要なのか、それとも十勝環境複合事務組合、くりりんセンターというのが帯広にありますけれども、そちらのほうに将来的に大きな経費がかかるのではないでしょうか。そちらのほうに、うちの施設を廃止して向こうにゴミを持っていくというような対応も今後検討していく必要があります。そういうものをトータルで今年度に検討したいと考えているところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、お伺いしたところから想像すると、来年あたりも1,000万円、2,000万円というような修理も出てくるのかという気さえします。我々が以前にお尋ねをしたときには、あの後も多額の修理をしております。これで進行するのかという感じでいたので、今回1,500万円というようなことが出てくると、今聞いた範囲では、また来年も再来年も大きなものが出てくるのかということで心配するようなところがあるわけです。今言われたように、業者を含めて再度点検して、これはどのくらいもつだろうかということは、あらかじめしっかりと点検しておくべきだという気がいたします。
 この部分については了解いたしました。終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 1点だけお伺いいたします。
 107頁です。日赤に対しての人工透析の補助金についてです。私は、この透析助成金に対して反対する何者でもありませんし、当然だと思っております。しかし、昨年の診療所の関係の貸付金から始まった日赤の問題、そして今回はこの問題と、悪い言葉で言い表せば、泣きついてくれば応えるというような状態が出てきたのではないかと思います。ここで終わればよいのですが、これが今後波及していき、収まりがつかないような状態になるのではないかと思うわけで、町長はそこらへんのことをどのように考えておられるのかお伺いいたします。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 昨年の機会にも関連するなかで、ご質問いただいたかと思います。これから進む21世紀の初頭でありますけれども、超高齢化の今、兆しがきておりまして、これからは超超高齢化ということになっていくとともに、食生活の普及により生活習慣の病が出てきているなかで、一向に解決できません。そういう面から考えてみても、医療というものは、今後、絶対必要になってくるだろうと思います。特にそれと合わせて福祉も関連するわけで、どうしてもこの部分については、充実していかなければならないと思うところであります。幸い、今まで他の町村では多額の費用を投資して医療機関を守ってきて、なおかつ医師不足に対する費用も相当かけて、困難ななかで確保して運営しているという実態であります。それから見れば当町は、それぞれの医師を確保することに対し、お金もかけないでやってきたということは、医療機関の皆様に心から敬意を表しているところでありまして、初代の方々のご苦労は並大抵ではなかったのではないでしょうか。開業医の方も含めてそう思っております。したがって、私としては住民の健康・医療を守っていくというなかで、少しでも健康な人達が多く生活できる体制づくりをしなければなりません。そのためには充実していかなければならないということで、昨年も他の医療機関から「そういう要請があった場合どうするのか」というお話がございました。私は「それも同じようにしていかなければならないだろう」と思っております。本来は、町としてしっかり医療の計画を含めて立てていますので、それに沿ったなかでやっていただくことが助成の一番です。ただ、自分達が好きなようにやりたいからではなく、地域医療を守っていくため、住民の健康と歩んでいくためにこういうことの施設を整備・拡充していく、あるいは科目を増やしていく、医師を確保していくということに対して、他の機器類を含めて考えてかなければならないだろうと思っております。
 まだ、今のところ医療懇談会で即座に対応するかたちではありませんでしたけれども、今回の赤十字病院や御影診療所については、医療懇談会でこういうことを考えていきたいというお話があったものですから、こういった措置を取らせていただいております。あとの医療機関については、今のところ、当面ないということでございましたので、あれば相談に応じますといってあります。そういう面で計画を立てた上でのかたちを取っております。今後も、医療懇談会でドクターの皆さんとお話をしながら、清水町における地域医療を守るためにどのようなことがいいのかをしっかり詰めてまいりたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 町長からご説明があったように、医療の計画に沿った内容のもので、応えていきたいということであれば良いと思いますけれども、医療機器といえば買えるようなものではありません。このような状態が次から次へと現れてしまったら大変なことになると思ったものですから、その考え方を聞かせていただきました。終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、衛生費の審査を終わります。