北海道清水町議会

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平成23年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_労働費)

○委員長(安田 薫) これより、第5款、労働費、120頁から121頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 第5款、労働費につきまして、ご説明申し上げます。労働費の総額は39,928千円で、前年度対比で19,095千円の増額です。先ほど副町長から予算の概要説明があったと思いますが、私からも再度ご説明いたします。
 昨年度は補正予算で対応した、国の緊急雇用創出事業でございますが、そのうちの重点分野雇用並びに地域人材育成雇用につきましては、平成23年度も引続き1年継続されるということのなかから、当初予算から計上させていただいているものでございます。
 内容といたしましては、平成21年から3か年で、道の基金事業で取り組んでいる緊急雇用創出事業、主に道路・公園の環境美化並びに街路樹等の樹枝の剪定作業に従事する作業員の雇用、図書館の利用促進にかかる増書等の目的で雇用を考えております。さらに、11月から来年の3月末までの間、冬道の道路保全の作業に従事する雇用を見込み、3事業を予定しているところであります。
 また、町内の委託業者に用水路の実態調査、特に断面を阻害している立木・土砂・堆積、そういった現地測量をしながら防災マップをするという事業を委託で結ぶものでございます。さらに、重点雇用創出事業ですが、昨年に引続き、商工会と委託を結び、観光振興支援にかかわる雇用、社会福祉協議会と委託を結び、地域安全ネットワーク構築にかかわる雇用、この2事業を要しております。
 地域育成事業については民間事業者にお願いをして、1つとしては地域農産物の多角販売にかかわる雇用、NPO法人による訪問介護にかかわる雇用、この2事業を予定しているところでございます。さらに、平成21年度から新卒者就労支援事業を展開しておりますが、近年の厳しい雇用情勢が続くなかで、今年も2,604千円を計上し実施するものでございます。以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。

○委員長(安田 薫) これから、質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 1点お尋ねいたします。
 ただいま説明された、緊急雇用創出推進事業は数多く言われましたけれども、この業務はシルバー人材センター等へお願いすることは全くないのですか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) この事業におきましては、新規に展開される事業を目的に計画されているものでございまして、特に建築、家屋だとか土木関係についても対象外になっております。軽微な作業についても対象外というかたちになっております。
 先ほど言いましたように、町の委託で公共施設の美化関係については、町の直接雇用であり、事業種別としては2種類あります。最後のほうに申し上げた、委託事業関係についてはシルバー等々に委託できるようなものではございません。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 2,400万円の部分で、労働力そのものは全く心配ないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 各町内の事業者と契約する際においても、基本的にはハローワークに求人させていただき、事業が進められるわけですけれども、昨年の場合は各事業所の雇用について順調に労働者が見つかったようなお話しを聞いております。しかし、短期で直接雇用する場合には、道路の美化や冬道舗装につきましては、求人が平均1人のところ、3・4人もしくは5・6人ということがありましたので、そういった意味ではなかなか就労について厳しい状況がまだあるかと思います。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、労働費の審査を終わります。