北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成23年度予算審査特別委員会(3月16日)

○委員長(安田 薫) ただいまの出席委員数は11名です。定足数に達しておりますので、これより本日の委員会を開きます。
(午前10時00分)

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○委員長(安田 薫) これより、議事に入ります。
 平成23年度予算審査特別委員会に付託されました、議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号及び議案第17号から議案第24号まで合わせて12件を一括議題とします。
 予算及び条例の審査方法は、先の委員会において確認いただきましたとおり、配付済みの平成23年度予算審査次第書のとおり審査してまいります。また、質疑のなかで各課に共通するような事項につきましては、全ての質疑が終了後、全会計を通しての総括質疑の場を予定しておりますので、その際に行われるよう予めお願いいたします。なお、質疑忘れ等につきましては、受付しませんので予めご留意願います。

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○委員長(安田 薫) これより、議案第17号、平成23年度清水町一般会計予算の設定について審査を行います。
 まず、歳出から審査を行います。第1款、議会費、48頁から50頁までの審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、議会費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午前10時03分)

○委員長(安田 薫)  休憩前に引続き会議を開きます。(午前10時08分)

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○委員長(安田 薫) これより、第2款、総務費、1の審査を行いますが、この款は数課にまたがりますので、分割して審査を行います。
 先に、1項2目、会計管理費、54頁、5目、交通安全推進費、58頁から59頁、7目、住民活動推進費、63頁から64頁、8目、支所費、64頁から66頁、9目、公平委員会費、66頁、10目、固定資産評価審査委員会費、66頁、2項、町税費、70頁から72頁、3項、戸籍住民基本台帳費、72頁から74頁、6項、監査委員費、78頁までを審査します。
 それぞれ、担当課長に申し上げます。予算のなかで、特に説明を要する点があれば説明願います。なお、発言する際には初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 第2款については、数課にまたがりますが、総務費のなかで、町民生活課にかかわる部分で、主なものをご説明いたします。
 72頁から74頁です。3項1目、戸籍住民台帳費です。14,172千円の増となっておりますけれども、主に13節の委託料で住民基本台帳法の改正により、新規に外国人登録事務システム改修委託料12,000千円を計上したことによるものでございます。また、戸籍電算化事業としまして、業務委託費を平成24年10月稼動に向けて債務負担行為により今年度着手いたします。
 以上、総務費にかかる予算概要の説明といたします。よろしくお願いいたします。

○委員長(安田 薫) これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 頁数57頁です。
 毎年、新車は買えないということで、中古車を少しずつ努力をして購入されています。額的には100万円ですけれども...(途中中断)

○委員長(安田 薫) 原委員、すみませんが、57頁は今の審議のなかには入っておりませんので、後ほどお願いしたいと思います。

○委員(原 紀夫) 失礼しました。
 58頁、昨年もお願いというか考え方を聞かせていただきましたが、広報紙の関係です。
 高齢化社会に入って、我が町も年寄りがどんどん増えていくというなかで、毎月来る広報紙の...(途中中断)

○委員長(安田 薫) 原委員、すみませんが、次の総務費のなかの2のほうの4目の後になるのではないかと思います。

○委員(原 紀夫) 申し訳ありません。

○委員長(安田 薫) よろしくお願いします。
 先ほど、総務費の1と、平成23年度予算審査次第書があります。そのなかの目ごとに出ておりますので、目ごとの発言をお願いいたします。

○委員(原 紀夫) 混乱してしまい、申し訳ありません。
 59頁です。交通安全推進費の部分です。従前から、この部分について子ども達を交通事故から守るという基本的な考えに立って、努力をしているということは重々承知しております。生活安全推進委員会に290万円ほど交付しており、従前、町で取り組んでいた部分をそっくりこちらに交付をして、事業等を行ってもらっているわけであります。
 そこで、昨年同様、今年度も昨年同様の対応で進むということなのかどうかお尋ねをいたします。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(高橋覚史) 委員におかれましては、昨年も同様の質問がありました。21年度・22年度と同様の体制で、職員が登下校の交通安全の関係で1名、交通安全専門員ということで女性の方3名で、登下校の交通指導等を街頭指導する予定でおります。以上です。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 一般的に交通啓もう等々をするということは、ごく一般的な交通法規について熟知をしている必要があると思います。したがって、昨年、私は隣町に行って見てきてはどうかという話をさせていただいたわけです。機敏な行動に加え、子ども達に語りかけたり、いろいろな方法があると思いますが、交通法規、運転免許証は最低限持っている方にお願いをして、先ほど言われた対応をしていただければ、子どもも父兄も助かります。こういうことでお尋ねをしているわけであります。
 警察官等の意見を聞いても、「免許を持っている人が望ましい」という話もされております。今後、そういう方向に向けてやろうという気があるのか、ないのか、今までどおりやる以外ないというのかはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(高橋覚史) 委員のお話でいくと、交通安全専門員の女性が3名いますけれども、そのなかに免許をとっていない方がいるので、そういう方について、今後、1年の採用なのですが、そういうときに、免許を取った方を採用したほうが良いのではないかというご質問かと思います。
 採用条件のなかで、免許を持っている方だとか、そういった採用の条項には載っておりません。現在は、そういったかたちで今言われてように、交通法規等々、交通街頭指導のしかた等を契約のなかでうたっております。交通安全の講習会、例えば、こぐまクラブの交通安全の講習会等々で一緒に同席をして新得交通課長のお話を聞いたり、一般的な交通法の部分については、本人も勉強していると思うので、今後の採用のときにそういったかたちについて検討したいと考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今後の採用のときにということは、今年度は間に合わないけれども、今後についてそういった対応をしたいということですか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(高橋覚史) 繰り返しますが、採用条件のなかにそういった条項1つ入れて、今後そういったかたちで採用するかどうかを検討していきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 町民から子どもを指導している人が、極端な言い方をすると、横断歩道をわたるなどを1点にすると、そんなのお構いなしにどこでも勝手に歩く、あのような対応で良いのかということを言われました。そういうところはしっかり考えてやらなければ、町民の目はしっかり見ているので、しっかり考えてほしいです。私は、今年度4月から大分変えて、考えていただけるのかという期待をしておりますけれども、今の感じでは全くないようなので残念に思いますが、いたしかたないのかという気がいたします。そういうことはしっかり受け止めていただきたいと思いますので、お願いしたいと思います。
 次ですが、63頁です。
 説明の32項の新婚世帯の定住促進事業の補助金ですが...(途中中断)

○委員長(安田 薫) 原委員、そこも次の項になります。

○委員(原 紀夫) 終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 51頁について質問したいと思います。

○委員長(安田 薫) 佐藤委員、51頁も次だと思います。
 次第書の2のほうになると思いますので、そちらで質問お願いします。

○委員(佐藤幸一) 失礼しました。

○委員長(安田 薫) 総務費1、頁数が難しいかと思いますが、他に質疑ありませんか。
 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 63頁、住民活動推進費のなかで、10番の町内会長・農事組合長報償がありますが、この件については毎年話題になっております。町長の当初の公約は、この問題についてかなり重点項目となっていたはずですが、現在はどのような考えでおられるのでしょうか。諦めたのか、そこらへんの考え方をお願いいたします。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 口田委員から、毎回このことについてのご質問をいただいているところであります。私も同じように答弁してるのですが、思うように進まないというのが現状です。しかし、特に農事組合のことを言われていたと思いますが、話していくと地域によっては難しいという部分もあります。積極性を持つかどうかということについては考えなくてはなりませんが、主体的にやらなければならないのは地域の方々です。地域の方々がそこまで触らない、言い出すと、その地域の全体のなかが崩れていくようなお話しもいただいておりまして、本当はしたいのですが、無理だというようなことを言っております。
 次の世代に代われば、そういう話になっていくだろうということで、今の後継者の20代・30代までいけばなるのか、私は、数戸の農事組合ですので、何をやるにおいても、集まることについては非常に便利です。しかし、長年続いてきた歴史的背景もあるだろうし、伝統もあるだろうし、そのことはわかりますが、どの部分も集約化して合理的にしながら広めていかなければならない、かつ、農事組合会館の維持をしていくということになったら将来的に負担になってきます。なので、できるだけ早いうちに協議をしてほしいということでお話ししておりますので、これから年度が明けましたら、それぞれの地域に入る計画ですので、強めていきたいです。少しでも他の地域に波及効果が生まれれば幸いかと思います。そういうことで、諦めておりませんので、努力していきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 確かに難しい問題だと思います。たまたま公約の一つなので、長年かかってもあまり日の目が見えないし、何年かかかっているところをみたところ、あまり効果的な効果ではないということになれば、無理して強行な考え方で私は進めるというようなことはやめて、今一度、考え直す、今の考え方は諦めるといった表現のしかたのほうが良いのではないかと思いますが、どうですか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 私は諦めておりません。できるところからやっていきます。100%とはいきませんが、できるところからやっていくということで、これまでにもやってきたところがありますので、地域によっては2地区くらいでやってきておりますので、できればもう少し増やしていくという考え方をしていきたいです。それで、他のほうに影響を及ぼしてくれれば良いと思っております。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 期待しております。
 続きまして、この頁数のなかには載っておりませんけれども、一昨日の私の一般質問のなかで、ガーデンショーの質問をさせていただきました。そのときに実行委員会を立ち上げるような町長の答えがあり、予算的に何も載っていませんが、どこかで当てはまる予算はありますか。それとも、予算的に全然考えていないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 北海道ガーデンショーにかかわることについてですね。
 ガーデンショーにかかわり、今年度につきましては、特別に予算の編成ということについては考えていません。これは、北海道ガーデン協会推進協議会がありますけれども、そちらのほうの対応で、今年度の準備等についての予算措置は若干ですがなされている状況であり、当町としましては、来年度ということで考えてまいりたいと思います。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) そうではなく、我が町清水町がガーデンショーに対して、どういった取り組みをするかということに対して、実行委員会を立ち上げて、対応策を考えていくと私は捉えたのですが、違うのですか。

○委員長(安田 薫) 町長。 

○町長(高薄 渡) 少し違います。実行委員会というのは、町が主体ではなく、北海道ガーデン協議会、帯広花なんとかという団体がありますが、そういうさまざまな団体でもって、実行委員会を組むということなのです。なので、我が町で実行委員会を組むのではなく、そういうところが主体となって組みます。そのなかで町もひとつの実行委員のメンバーであるということです。したがって、町が実行委員会を組んでやるのではなく、全道的な視野でやる事業です。ということなのですが、まだ具体的なことには進んでおりませんので、今後、年内にそういう方向性が定まってくるだろうと思います。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員

○委員(口田邦男) 私は、ガーデンショーそのものについて言っているわけではないです。せっかく立派なイベントがあるから、町もそれに便乗して何かできないのか考えてみてくださいということで、実行委員会を立ち上げるのかと私は解釈しました。あとは、商工の関係でそちらのほうでも質問させていただきます。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 頁数でいうと63頁の7目、住民活動推進費の部分で、質問の頁数は、64頁の各地域集会所管理事業の部分です。このなかで、施設修繕料というのが計上されておりますが、この内容について、どのような内容かお伺いします。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(高橋覚史) 修繕費につきましては、各施設の全般的な修繕料ということで10,000円を計上させていただいております。

○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 役場のほうには、正式にお伝えされているかどうかは不明ですが、私の所属している御影の鉄南の集会所も老朽化しておりますが、一番問題となっているのは物置です。物置の破損が著しいということとデジタル化に伴ってのテレビの問題です。これらの問題が、町の管理のほうになっていますので、それ以外は町内会でカーテン、畳などその他の老朽部分については予算化し、修繕をしていくことになっているのですが、そのへんの集会所の町管理の部分になっているところ、修繕その他を含めた方向性があれば聞きたいと思ったのでお伺いしました。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(高橋覚史) 委員ご指摘の、先々週、町内会のほうから要望書というものをいただきました。当初予算には組み入れできませんでしたけれども、各町内会施設の管理運営委員会というものがありまして、そのなかで、小さい部分について修繕をしていただくだとか、大きな部分、以前から言われていた物置の改修、今回出てきたストーブの関係等々、町内会の役員の方と相談させていただいて、進めておりますけれども、今後、そのへんの町がやる部分や運営委員会でじゅうたんなどについて改修していただくだとかについて進めていきたいと考えています。

○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) わかりました。よろしくお願いします。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、総務費のうち会計管理費、交通安全推進費、住民活動推進費、支所費、公平委員会費、固定資産評価審査委員会費、町税費、戸籍住民基本台帳費、監査委員費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午前10時35分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前10時38分)

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○委員長(安田 薫) これより、第2款、総務費、51頁から78頁までの、先ほど審査した以外の審査を行います。

○委員長(安田 薫) これより、一般会計関連条例の審査をします。
 議案第12号、常勤特別職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号、教育長の給与、勤務時間その他勤務に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号、清水町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、計3件を一括審査します。
 それでは、改正内容の説明をお願いいたします。総務課長。

○総務課長(金田正樹) 議案第12号、議案第13号及び14号につきまして一括提案理由の説明をさせていただきます。
 初めに、12号と13号の説明をさせていただきます。例規集では第1巻の4,451頁及び4,481頁に掲載しております。改正内容につきましては、2件が共通の内容でございまして、常勤特別職員である町長・副町長・教育長の期末手当の支給率の改正です。平成22年度の人事院勧告に基づき、平成23年度・平成24年度、2年間において支給する期末手当について6月支給分は100分の212.5を100分の190、12月支給分は100分の232.5を100分の205に改正するもので、年間合計で445から395に改正するものです。また、制定附則の23としまして1号を追加しております。役職加算につきましては、本則において第4条に規定しておりますけれども、前回の改正同様、基本額には加算しないとする内容のものでございます。
 以上が、議案第12号及び13号の改正内容でございます。
 続きまして、議案第14号、清水町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をさせていただきます。例規集では、第1巻の4,501頁から掲載されております。少々説明が長くなりますが、お聞きいただきたいと思います。
 本町は、議員ご案内のとおり行財政改革推進計画に基づき、平成14年度より他の町に先駆けて、職員給与の独自の見直し削減に取り組んでまいりました。特に平成17年度からは、行財政健全化実行プランによる緊急3か年計画による独自削減、平成20年度からは第2次緊急3か年計画とし、独自削減と22年度まで9か年にわたり、約853,000,000円の給与の独自削減をはじめとした人件費の抑制に取り組んできたところでございます。独自削減の金額等につきましては、後ほど別途配付させていただいている資料によりご説明させていただきます。
 今回の条例改正は、第二次緊急3か年計画の終わりに伴う従来の職員給与の独自削減の終了、また、新たな独自削減の提案という内容でございます。平成19年度より取り組んできた独自削減は、給料月額を職に応じて、級別に削減率を設定してまいりました。平成19年度に導入した給与構造改革という給料表は、官民格差解消のために40歳を越えたあたりから、昇給の幅が緩やかになっています。フラット化された給料表でありますが、従来支給していた給料月額よりも低い場合には、従来の給料を保障するという経過措置が制度化されておりました。本町の独自削減も、給料月額の基礎とする額は、この経過措置額を基礎額として削減率を提供しておりました。課長職におきましては9%、補佐職が8%、以下7%、6%、5%という削減内容でございました。これに対し、今回提案させていただく内容については、級別の削減率の設定を廃止し、それに合わせて経過措置によるによる現給保障、これも廃止をし、平成22年度の人事院勧告における給料表を全職員に適用させるものでございます。本来ですと、平成22年度の人事院勧告における給料月額よりも平成19年度の当時の給料月額が高い場合には経過措置として支給するようなことで国は制度化されておりますが、本町は今年度は登用しまして、全職員に新たな給料表における給料月額を適用させるというものでございます。
 従来と違い、経過措置による現給保障がされている課長職と課長補佐、特に年齢の高い係長職を中心にした独自削減となりますが、新年度採用する者をはじめとした若年者層に配慮した独自の削減となっており、総額2,000万円程度の削減を見込んでおります。また、管理職手当につきましては、従来の支給方法、12%、8%にする内容でございます。期末・勤勉手当に関しても、独自削減に伴い、支給率を平成19年度から据え置いておりましたが、平成22年度におきましては、人事院勧告に基づき、年間支給を100分の450から395、内訳としてこの条例改正のなかに数字が書いておりますけれども、期末手当と勤勉手当が分かれておりますが、期末手当については6月支給分を140から122.5、12月を160から137.5、勤勉手当につきましては、6月・12月それぞれ100分の75から67.5、年間で395に改正し、従来の役職加算を支給するものでございます。
 再任用・委嘱についても、現在該当者はおりませんが、期末手当に関しても75から65、12月が85から80、勤勉手当につきましても100分の35から100分の32.5に改正する内容のものです。現在、清水町は給与水準を表すラスパイレス指数、いろいろと報道されましたが、昨年92.6%ということで管内一番下の位置でありますが、今回、独自削減も取り組みますが、試算では97.8%程度のラスパイレス指数になるかと計算されており、管内におきますと、中ごろの位置になると考えております。第二次緊急3か年計画は22年度で終了しますが、今後におきましても、財政の健全化に向けて人件費の抑制等に努めてまいりたいと考えております。
 以上、議案第14号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○委員長(安田 薫) 総務係長。

○係長(神谷昌彦) 先ほど各委員にお配りした、平成14年度以降の職員給与独自削減の資料ということで、A4版の横のものをお配りいたしました。これについて説明したいと思います。
 課長からもご説明がありましたとおり、平成14年度から独自削減に取り組んでおります。その削減額ということでお示ししたものです。
一番左側の総額につきましては、給与の独自削減による総体での削減額になっております。次の給料というところにつきましては、17年以降3%から7%、20年以降5%から9%ということで給与月額の削減をしているので、その削減に基づき、削減となった金額になっております。次に、手当の計2につきましては、勤勉手当と管理職手当のトータルになっております。その横の期末・勤勉手当、先ほどの手当の内訳ですが、期末・勤勉手当で給料月額を改正したことによる影響で期末・勤勉手当に影響を受けた額、役職加算の廃止によって削減となった額の合計となってございます。内訳としまして、左に書いてございます。給料月額に伴う削減ということで、14年から15年につきましては、給料2%額を期末・勤勉手当で7%カットするということでございましたので、ここに記載してございます。17年度以降につきましては、それぞれ3%から7%、5%から9%の給料月額を削減したことにより、期末・勤勉手当に影響した金額となっております。
 なお、平成21年・22年度につきましては、マイナスとなってございます。これは、現在、職員給与4.5か月分を支給してございます。ただ、人事院勧告におかれまして、平成21年度においては4.15、平成22年度においては3.95と削減されておりますので、清水町においては独自削減をしていることから、支給率の削減を見送ってきました。そのことによって、給料月額を削減した部分についての削減額と、人事院勧告で削減をしなかった部分の増える、職員が多くもらうという部分を差し引きし、トータルでマイナス、この部分は多くもらっているという状況になっております。次の、役職加算凍結につきましては、それぞれ5%から15%の削減を役職加算を凍結した場合の影響額ということで載っています。管理職手当につきましては、管理職手当をそれぞれ課長職が12%から9%、課長補佐職が8%から6%に削減したことによる金額となっています。共済費につきましては、それぞれ職員の給料、今ご説明をした独自削減をしたことによって、共済費が減額になっている部分ということで載っております。そのトータルが平成14年から22年度までで853,000,000円程度の削減ということになってございます。独自削減の主な内容につきましては、一番右側のところに記載しておりますのでご覧いただきたいと思います。
 参考までに、一番下に平成23年度、課長がご説明した本年度給料月額の経過措置を提出するということで、それの削減額ということでトータルで21,272千円の削減ということになってございます。以上です。

○委員長(安田 薫) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 常々、職員の給与について、毎年1億円以上の多額の財源を生み出しているということで、本町独自の削減で今まで大きな貢献をしてきているということについては敬意を表するものであります。
 業務の忙しいなか、資料をなんとかつくってもらえないかとお願いをしてありがとうございました。私は、19年から20年・21年と、表から見ると、広報紙に表している数字から見ると何百万円程度の誤差はあります。月給と期末手当と管理職手当のトータルでこれだけの額を出しているわけですが、どうみてもわかりません。我々が素人なのか、今回提出された予算に関する資料等を見ても、報酬給料・職員手当・共済費をこのへんを足して、トータルで差し引きしてみても、私の計算ではここで言っているような額になりません。わかりやすいようになんとかお願いできないかというお願いをしました。
 そこで、昨年も申し上げましたが、町民も職員の皆さんの給料を気にしている方もおり、私も尋ねられて困るわけですが、論外のようなことをいうような人もおりますし、説明することによって納得し「なるほど」という人もいます。一般的に町民が広報紙を見て、職員の皆さんはこれだけ今年独自に削減してくれているということがわかるというか、そういう面である程度統一してもらえないかと思っており、前にも言いましたが、道の年に1回ある議長会主催の会議あたりに行き、冊子を頂戴してきて、それをいろいろ見てみると、先ほど総務課長も言われましたが、十勝管内19市町村のなかでは給料は6番くらいの位置にある、ラスパイレス指数は最下位、広報紙を見ると金額が全く違う。どれがどれだかわからないというのが、正直なところだと思います。例えば、道の資料によると、人件費が14億円ちょっとあり、平成21年の部分ですが、それを152人で割ると、925万円になります。ところがうちの職員の給料になると、98億3,000万円で、それを152人で割ると、646万円になります。そして、町の広報紙によると、平成10年で、167人でわると588万円になる。全部正しいのですが、町民が見て生の数字で一番これだというのがわからない。私以上にしっかりと覚えている町民もいて、「あれはどうなっているんだ」と言うような人もおりますので、今後、皆さんは切れ者揃いなので、知恵を絞ってある程度統一してもらったほうがわかりやすいのではないでしょうか。無理ならばそれでよいのですが、そのへんはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 昨年もそういったご指摘をいただいたかと思います。道の議長会等はどの資料を基にして表示されているのか確認しておりませんが、今おっしゃった、925万円と646万円の差は給与と給料の違いがあると思います。給料は月額給料だけで、給与につきましては手当などが跳ね返っている部分が入ります。そこらへんの差が300万円も違うということはあり得ませんので、そこら辺の違いかと思います。
 640万円と580万円の違いは、会計別の一般会計で措置している人間、特別会計も含めて、先ほど152人とおっしゃいましたけれども、これは一般会計の分です。職員は160人ほどいますが、一般会計で今年は148人でした。後の付表のほうに入っております。その違いかと思いますけれども、今後、2月号の広報紙でいろいろ公表させてもらいましたが、理解していただけるようにもう一工夫させていただきます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 先ほど言った、道の関係でいくと、「なぜこのようなことになるのか」と聞いたところ、「臨時職員が入っている」という答弁をされていたのですが、臨時職員が入ると下がりますよね。逆にわけがわからなくなるということがあり、私も、ある程度わからないと気がすまないタイプなので、なんとかいろいろ思ってみてもわからないということで、今回、こういったことをお願いしたわけです。この部分の表をいただきましたのでよく理解できました。私もこれから、この表を見比べながら町民のほうにそういうことがあれば徹底したいです。
 今回、このことによって、全部そっくり戻るというわけではありませんが、職員の皆さんはかなりこのことで元気が出て、より一層頑張ってくれるということを期待して終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、質疑を終わります。

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○委員長(安田 薫) 担当課長に申し上げます。
 特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 
ただいま、委員長から新年度の予算について、特に説明を要する点ということでございますので、前年度と比較して、特に主な増減理由につきまして説明をさせていただきますけれども、今定例会の前段で、副町長からいろいろ触れさせていただいておりますけれども、若干、重複する面もあるかと思いますが、確認の意味でお聞きいただきたいと思います。
 51頁、1目、一般管理費です。86,988千円の減です。一般会計の人件費におきましては、計上する職員数の減や、昨年度、3年に1回行われる北海道退職手当組合の清算金5,000万円強がございますので、23年はそこらへん支出がないので、このような減額になっております。
 53頁をお開き願います。
 下から少し上の、職員研修事業です。去年の予算書と比較していただければわかりますが、95万円程度の減額となっております。一昨年以来、北海道との総合研修で1名を道に派遣しておりました、道からも1名来ておりました。この職員にかかわる経費等が130万円程度計上しておりましたので、実質、23年度におきましては、30万円以上の増額をしているというような状況です。町民の皆様のニーズに柔軟に対応できる調整能力、企画立案の能力など、信頼される職員の育成を図ってまいるものでございます。
 次に、54頁、3目です。160,000,000円の増となっております。御影診療所改修の経費です。
 飛びますが、66頁の11目、電子計算費570万円の増ですが。行政システム、コンピューター関係運用業務ですが、これらの管理につきまして、今まで職員が対応しておりましたが、最近の業務の多種多様化により、専門性が必要になってきました。そのことから、他町村もやってきておりますが、委託によって運用してまいりたいと考えております。
 次に、また飛びます。74頁。4項、選挙費です。2目、知事道議選です。北海道は4月10日に予定通り選挙が実施される予定でございますが、予算につきましては、22年度と23年度にまたがって予算執行されます。4月1日以降の執行費につきましては、23年度の予算措置となります。また、開票の際の氏名読み取り機、票を流せば自動的に振り分けられる機械を購入し、開票時間の短縮を図ってまいりたいと思います。投票時間につきましても、現在、選挙管理委員会で検討しておりますが、繰上等も考えているところでございます。
 次に77頁です。5項、統計調査費です。5,419千円の減額ですが、国勢調査が若干10,000人を切りましたけれども、国勢調査の終了に伴う経費です。
 以上、主な増減理由とさせていただきました。限られた財源でございますで、節約に努めながら効率よく運用してまいりたいと考えております。よろしくご審議お願いいたします。

○委員長(安田 薫) 企画課長。

○企画課長(中島弘志) 総務費の企画課に関連する予算につきまして、新規と拡充した事業についてご説明申し上げます。
 60頁をご覧ください。
 報償費の16、「人・四季塾」講師謝礼とございますが、これが人材育成専門委員の提言を受け、新規事業として「人づくりやまちづくり、まちづくりやひとづくり」をテーマに魅力あるリーダーシップを有する人の育成を目的とし、2年間で16塾を開設するもので、その講師の謝礼となっております。
 61頁の中段、4、共済費、20番の移住・交流推進員共済費と7、賃金、10、移住・交流推進員賃金とありますが、これは、総務省の地域おこし協力隊という制度を活用し、3大都市圏や過疎地域以外の地域から、清水町へ転入・居住していただき、清水町外からの視点で清水町を見ていただき、清水町の魅力をインターネットを通して発信していただいたり、移住体験者への情報提供・案内をしていただく方の人件費となっております。身分は臨時職員となっております。そして、任期は最大3年間ございますが、その任期内に町内で職を見つけていただき、最終的には清水町に永住いただくことが目的となっております。人件費等は、平成22年度の補正予算でも措置されており、推進員は2月21日に札幌市から転入され、現在、勤務していただいております。
 63頁を見ていただきまして、最上段の11、清水町地域公共交通活性化協議会負担金がございます。昨年12月から町の単独事業として巡回バスの運行を始めましたが、引続き今年度も巡回バスの運行経費を協議会へ委託するものでございます。昨年度までは、国の地域公共交通活性化再生総合事業という補助メニューがございましたが、事業廃止になったことを踏まえ、今年度から新制度に変更となる模様です。現在まで、制度の詳細が届いておりませんが、制度の詳細が示された段階で補助申請をし、補助金をもらいながらの実証運行に切り替えていきたいと考えております。実証運行までの間の暫定的なまちの単独事業ということで計上させていただきました。新制度の詳細がはっきりした段階で、実証運行分の経費を補正予算にて対応してまいりたいと考えております。
 以上、企画課にかかわる事業の説明とさせていただきます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午前11時08分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時20分)

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○委員長(安田 薫) 質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 先ほど企画課長から少し説明がありました。「人・四季塾」に関してです。この前の、未来づくりフォーラムのときにも専門委員からご説明がありましたけれども、一般町民も役場職員も対象ということで、今のところ何名くらいの参加か考えて想定してるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(斉木良博) 「人・四季塾」の塾生は今のところ20名以内くらいを考えております。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 講師の関係です。どのような方を何名くらいというか、1人の方がずっと続けるのか、多くの方に教えていただくのかはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(斉木良博) 講師については、1年間、春・夏・秋・冬それぞれ2回ずつの開催で計8回を予定しております。塾生が集まった後に塾生とともに内容を検討して、それぞれテーマを決めて講師をお願いしたいと思っております。それぞれのテーマごとに違う講師という考え方です。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 1つのテーマに関して、1人の講師の方が来るとして、それを1年間続けるというのか、1回で済ませるのか、2回で済ませようとしているのかはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(斉木良博) 今のところ、具体的な部分については決まっておりませんが、テーマによっては2回・3回というのがあるのかもしれません。基本的には1回なり2回と、それくらいのテーマによって講師の方にお願いをしようと考えています。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) ありがとうございます。
 次に、69頁の災害対策費のなかで、災害備蓄用食料費が今年度69,000円ですけれども、前日あった大震災のなかで、食料・毛布等が足りないといわれております。
 現在、清水町では食料や毛布は、どの程度の備蓄があるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務係長。

○係長(神谷昌彦) 清水町の備蓄におきましては、非常用食料としまして、クラッカー1,750食、毛布500枚を備蓄しているところです。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) その数量は必要なだけで十分であると考えているのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 今回の災害を見れば、必要とは決して言えないかと思います。今後、検討しながら、増やしていくなりしていきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 確かにそのとおりで、今回の震災も千年に一度と言われているものが来ましたし、なるべく早急に、十分な量ではないかもしれませんけれども、予算の許す限りのなかで進めていただきたいと思います。以上です。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 6番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 52頁、需要費の新年交礼会の食料費165,000円、これからの方向付けとして、今後開催する方法等々について何か議論を起こしているようですけれども、考え方としてどういう面から新年交礼会のあり方について議論をしようとされているのか、このへんの考え方をお聞かせ願いたいと思います。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 新年交礼会の費用として165,000円を計上しております。現在、新年交礼会は1月8日の夜に開催しております。例年80人から100人くらいの参加をいただいて実施しております。過去には1月1日に実施しておりました。そこで、なかなか料理等も難しいので、乾物と申しますか、そのようなものを用意してやっていましたが、1月1日は企業の方々も、町内の実家に帰られるというようなこともあり、1月4日の夕方から開催させていただいております。
 また、人によってはそこからまちに流れていくということで、飲食店の関係の売り上げも上がるのではないかということで、進めてまいりましたけれども、近年、同じ人が固定化されている面もございます。一般町民も含めたなかで参加してもらえるよう、日にち・時間を合わせて検討しなければならないかと思います。なるべく多くの町民に参加していただけるような新年交礼会にしたいということで、具体的にどうこうというのはございません。とりあえず予算は計上させてもらいましたけれども、補正もあるかもしれませんが、十分検討して実施していきたいと考えています。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 昨年も言ったような気がしますが、少なくても町内会の会長等々については、最優先ぐらいで出てくれるくらいのものでないと、私も一度事情があり欠席した以外は出させていただいておりますが、今、課長が言われたように固定化しています。町が意図しているものがそういうものであれば別ですが、私は違うのではないかという気がしておりました。難しい問題かもしれませんけれども、総合計画に関わって努力をされた方だとか、町内会や福祉・介護関係等々を含めて、町内で陰になって活躍している人、交通関係も含めていろいろな方がおります。時期的なものもあるかもしれませんが、そういう人が一堂に会して集まることによって、和気あいあいのなかから良い知恵も出てくるでしょうし、そういった場を、清水町はこれから10か年計画ができているわけですから、今後そういう方向に向けて、私もやるべきだと思っているところです。
 今後、そういう方向になるのかはわかりませんけれども、努力目標というか、そういうことでやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 今、言われた団体の方、いろいろな方にご案内を差し上げているのですが、出席していただけないというのが実態です。今後、積極的に参加していただきたいということも含めて、十分検討していきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 町内会長にも案内を出しているということですか。
 ということであれば、非常に難しい面があるかもしれませんが、町民全体を含めて、手を変え品を変え努力すべきものだという気がいたします。
 次に、53頁の職員研修の関係です。今回、先ほど山岸委員からも出ておりましたが、新しい清水町独特の塾をということであります。町民・職員を含めて20名以内ということでありますけれども、それだけの意欲のある人が集まるのか心配しているのであります。この、職員研修は非常に大事なものだろうと思っております。予算的な面から見ても、数年前から見ると額的に上がっている気がいたします。
 この研修を受けた後の伝達等々については、どういったかたちでやられているのかおわかりであれば教えていただきたいです。

○委員長(安田 薫) 総務係長。

○係長(神谷昌彦) 職員伝達につきましては、研修終了後、研修に行った職員に報告書を作成していただき、それをパソコンの掲示板に掲示し、職員に研修報告を読んでいただくというかたちをとっております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 「ぜひ、私を研修にだしてほしい、どこでもいいから行きたい」という意欲に燃えた職員は、かなりおられるのかどうかはいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務係長。

○係長(神谷昌彦) 基本的に職員研修につきましては、公募を原則としてございます。その年度にもよりますし、いろいろありますが、積極的に参加される職員とそうでない職員はたくさんおります。最近は、応募する職員が増えてきているというのが実態だと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 徐々に増えてきているということでありますので、うれしい限りです。
 しかし、役場内で人材を育成するということは、上司がしっかりしていて頼りになるといような部分から部下が信頼して努力をし、引っぱっていく、そして職員も伸びていくという日頃の職務を通しての頑張りが、長年続いてきて立派な人材ができている、私は過去の公務員生活等々を見てきてそのような思いが非常に強いわけであります。そういうことであれば、研修だということで固まってやる必要もないのでしょうけれども、これだけ職務が煩雑になっているなかで、努力しようにも努力しづらいという職員もいるでしょうし、意欲が全くないという職員もいるというなかでは大変なことであるでしょう。一番人材育成のなかでは、庁舎のなかで大事なことだと思いますので、そういった努力は今後もやっていただきたいと思います。
 頁数67頁になります。先ほど、私のミスで申し訳ありませんでしたけれども、備品購入費の18番の関係です。毎年、古い車があって新車を購入できれば一番の理想なのでしょうが、なかなかそうもいきません。そのなかで、中古車を購入しているということだろうと思います。今は27台から28台あるのでしょうか、このなかで、100万円なので、1台なのか2台なのかわかりませんけれども、毎年1台ずつ更新していくかたちなのか、だいたいこの程度であと4・5年は頑張って我慢して乗っていただけると考えているのか、このへんの流れというものはどういうことになっているのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 契約財産係長。

○係長(寺岡治彦) 公用車の更新につきましては、来年度に中古車を1台導入する予定となってございます。今後におきましては、町の財政とも相談をしながら、古い車を順次更新していく予定ではございますが、まだ半数近くが古い状態でありますので、計画的に更新されることと思います。以上です。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 一番、現存してる車両で古く年数の経っている、10年以上乗っているだとか、そういった車両はあるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 契約財産係長。

○係長(寺岡治彦) 来年度に更新する予定となっている公用車につきましては、17年経過した公用車でございます。距離は157,000キロ乗っています。まだ、平成2年車・4年車等が数台残っている現状です。以上です。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 古い車は、かなり努力をされて乗っているというのが、今の説明でよくわかりました。車そのものは人の命をかけている車ですから、より頑丈で、安全性の確保された車が必要なわけで、そういう面は財政的な面もあるということでありますけれども、ここは、ほかの予算をある程度絞っても努力していくべきものだと考えているところでありますので、そういった努力をしていただきたいと思います。
 頁数が58頁になります。先ほど申し上げましたが、広報紙の関係です。考えとして、なんとか1冊にならないのかということです。
年をめしている方が多く、それぞれの町内会の配布の仕方があると思います。広報紙のほか、お知らせ版、その他の文書が非常に多くなっております。したがって、私のところへ来るのは最終便で来るのですが、ほとんど取らないでくるのがよくあります。「もったいない、これは私のところだけか」と思っていてお尋ねをしたところ、「私もそうです」こんなことがありました。多分、お答えは「経費が」ということ言われると思いますが、もう少し努力をしていただき、町内会長さんも配布する際に楽になるでしょうし、1冊にまとめきって、より格安な再生紙を使って安く出来るような方法はないのかどうか、昨年、私も申し上げましたけれども、そのことで、検討したということがあって、結果的に「あなたの経費は倍かかる」ということがおわかりであればお聞かせいただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 企画課長。

○課長(中島弘志) 昨年も同じ説明をさせていただきましたけれども、清水方式の二つ分離する方式と、芽室方式でやった場合に4,300部ベースで比較すると100万円以上の差がございました。ということで、100万円の差があるのでは、清水方式のほうがいいのではないかという説明をさせていただいたと思います。私はそれでご理解いただけたのかということだったのですが。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私は、説明を受けて答弁を聞かせていただきましたが、町民に情報を周知するという面からすると、100万円と言われましたので、その100万円をなんとか工面をしてやったほうが町民に喜ばれるのではないかという気がします。町長はいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 広報を1冊にしたから読まれるのかということになるのかと、それもまた疑問になります。町内会長会議で過去に出ています。「こんなにお金をかけて無駄なことをするのか」というようなことも町内会でありました。考えてみると、高齢者の皆さんがあれを見るかというと、たくさんあるので読みづらいです。それで、分けたほうが見やすいのかということもひとつの要因であります。お金の問題ではないと思います。
 見やすくするには、どういうふうにするのかということで一度検討したのですが、新聞紙のようなかたちでできないのかということをやりましたが、これだとかなりかかってしまいます。今の金額にプラスして、倍まではいきませんが、かなり高くなるということです。大きい活字で見やすいように広げて読めるようにしようかと思って検討しましたが、経費がかかってしまうということです。
せっかくこれまでやっていることについては、北海道の広報でも優秀賞と何年も賞をいただいている広報で、一生懸命に職員がやっている経過を見ると、もう少し経過を見て、どういう方法がいいのかを検討しながらいきたいです。100万円くらいであれば、これを1冊にしてもいいのかということにはなりません。さまざま角度で検討してまいりたいと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、町長に言われて、厚くて多ければいいものではない、町民もいろいろおられるでしょうから、当然のことながら、記事についてそういうようにすると、いろいろと精査をして絞って載せるなどいろいろな方法があるのかという気もします。近年、その他の印刷物が非常に多くなっているということからすると、お年寄りが増えるなかでは取っつきづらい面もあるのかという気もいたします。
 検討していただいてこの方法がいいのか、あるいは町内会の会長が集まったなかで議論をしていただくのも結構だろうと思いますけれども、より良い方向に向けて努力をお願いしたいと思います。
 頁数61頁です。移住交流推進員がおられますが、よく聞き取れなかったのですが、この方は臨時職員として募集して採用するということでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 移住交流推進員につきましては、本年度の予算について補正予算で対応させていただき、公募を行いました。10月に公募を行い、そのなかで応募した方を対象として面接を行い、採用者を決めました。たまたま、一番最初に採用を決めた方の辞退等がありましたので、実際に雇用を開始したのは今年の2月21日ということになっております。臨時職員という身分で募集しております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 賃借料のところに、住宅借上料604,000円がありますが、これはその方に入っていただく分の負担ということですか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 募集に際して、町のほうで居住する住宅を用意するという条件で募集しており、この移住交流推進員の住宅分の借上料として予算計上しております。
 実際には清和の貸付住宅で、民間住宅も探したのですが、空き家がなかったので、清和の貸付住宅に居住しております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 頁数67頁、電子計算機の関係でお尋ねをします。
 行政システムのサーバー運用業務委託料の関係です。これは、昨年はなかったのですが、本年度から新たに出てきている部分ですけれども、今まで職員が行っていた業務を委託して行うということなのですね。

○委員長(安田 薫) 情報統計係長。

○係長(逢坂 登) そのとおりです。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) このことで、相当、担当職員が今までの業務から見ると余裕ができる、それだけ重たい業務ということなのか、このへんはどうなのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 業務内容ですが、担当係長にそこで数年勤務していただきまして、パソコンの接続・修理を含めて、事務職員以上のことをやっていただいておりました。そういうこともあり、人事異動もなかなかできない状況であるのですが、このままいくとずっとそこにいることになります。例えば、庁舎の配置換えなどの場合、これも職員がほとんど対応しております。今、2人職員がいますけれども、人員の配置については減の方向で考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 庁舎内に、相当、情報処理関係を含めて、コンピューター関係の機器が多くなっていると思います。したがって、コンピューターですから、コンピューターも壊れることがあるわけで、総務課長が言われたように大変な苦労をされているのだろうと思います。
 この際、この情報処理・コンピューター関係含めて、前にもお話しをしましたが「どこどこの課の誰々まで来て」と他の課へいく、こういうような専門を1人採用してはいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) そのお話は、前にも検討したことがあります。しかし、どの町村も一定の年代が来たら、人事をそこばかりに置くわけにいかない、そればっかりになると身体を壊してしまう、そういう傾向があります。それで、どうしても異動して違う人にやってもらう、最終的には専門家ではない一般職で、IT関係に堪能した人が職に就くということになるので、当初、町村でも専門家を置いたところがたくさんあります。しかし、それがずっといかないわけです。
 したがって、今後、多くの人を1つのところに任せることによって、1名ではなく複数の人が交代で来るほうが良いのではないか、町職員は企画力、政策力、住民との相談業務をやったり、サービス業務をやったり、そちらのほうに全力をあげるようにして、特定のそういうところだけには、専門家のほうが望ましいのではないかという協議によって生まれた今年度の対応でございますので、ご理解いただきたいと思います。

○委員長(安田 薫)
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) これらの関係について、不具合が生じていかにいろいろな情報を含めて、処理できる能力がある人でも余してしまった、どうにもならない、より上の専門家のほうにというようなことはないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 情報統計係長。

○係長(逢坂 登) 日々、コンピューターの世界は進歩しているもので、私共で対応できない部分については、いろいろな業者にお願いをして、対応してございます。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午前11時50分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○委員長(安田 薫) 総務費の質疑を始めます。
 他に質問のある方はおられますか。
 中島里司委員。

○委員(中島里司) 2点ほどお聞きしたいと思います。
 1点目は、町長に提案しておきたいことが1点ございますが、1つ目としましては、56頁の契約事務、予算に直接関わりがなく数字的なものではありませんが、今年度、業者の指名願の更新の年、まずはそれをお聞きしたいです。

○委員長(安田 薫) 総務課参事。

○参事(西尾 修) ただいまの委員のご質問ですけれども、平成23年度・平成24年度の入札参加希望者の申請を、今年1月11日から2月28日まで受付をしたところです。

○委員長(安田 薫) 中島里司委員。

○委員(中島里司) すでに終わられているわけですけれども、基本的に町が発注する場合に、建設業の登録を取っているのが基本だと認識しておりましたが、登録がなくても指名願を出していれば参加できる、これは、町長の方針で、地元業者最優先というなかでの配慮なので、これに対して良い悪いと言う気はありませんが、それであれば、他の業種においても、もう少し周知をして説明会等を持ちながら、条件は何点かあると思います。
 例えば、独立してすぐというわけにはいきませんが、経験を積んだという部分では何年か経過した後だとか、税金を滞納しないだとか、一般的にいう地元業者でもクリアできるような条件をつくって広げてはどうでしょうか。板金については、すでにそういうようなかたちを取っておられます。塗装関係も、営業している人から直接言われたことはありませんが、何か一生懸命頑張っておられる方、長年やっておられる方もいますけれども、そういうなかで地元業者最優先という配慮からいけば、そういうことも検討して、お知らせ版で知らせたから良いではなく、建設業協会にいけば、ある程度独立してやっている人もわかるはずです。そういうところに配慮しながら説明会を開き、これだけクリアできたら本町だけでも認めますというようなことを広げてはいかがかということについてお聞きしたいのです。  
 すでに終わっているということですから、ただ、地元ですので、執行権者がこういうふうに認めようということであれば、可能だと思っておりますので、そのへんについていかがなものかと、お伺いしたいと思います。

○委員長(安田 薫) 総務課参事。

○参事(西尾 修) ただいまの委員のご質問ですが、委員がおっしゃったとおり、過去にもそういう部分で事業を進めているところです。質問に対して、町内各業者に配慮しながら進めていきたいということで、その部分について検討させていただき、なるべく多くの町内の業者の方々が事業に参加できるような配慮をしていきたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 中島里司委員

○委員(中島里司) 参事からお答えをいただいて期待をし、また地元の方にも、周知のあり方にもついても一層のご配慮をしていただきたいと思います。
 最優先と育成というのもある部分ではあります。昔は、地元業者育成というのも含めて発注していたような気がします。昨今では皆さんが頑張って、育成という段階まではいっておりませんけれども、それらも改めて、町の指名業者として育成を、何社か希望される方について頑張っていただきたいと思います。地元最優先という部分では、委託料などはまだ工夫するところがあるだろうと、これらについては意見としてもう少し、地元最優先といいながらも、町民のお金なので、検討できるものは全ての業種で再度検討・中身については精査をしていただければということでございます。
 次に移ります。先ほど、58頁の広報です。これも直接予算にかかわりません。原委員からいろいろなお話があり、原委員はそういった考え方を持っていることがわかりました。その答弁のなかで、これは町長にお願いというか、提案なのですが、今、先ほどの質問のなかで、各戸配布のもので取り忘れているものがあると聞き取りました。相手のほうに回ってきても各自が個人配布のものを抜き忘れているというか、関心がないから取らないのかわかりませんけれども、それに対して、1冊にするという話し合いのなかのお答えに「町内会長会議で協力・呼びかけをいたします」というお話をされたので、何年かぶりに今年1年間やってみました。
 うちは70戸ですので、できないことはありませんでした。前にそういった例があったのですが、抜いてあるはずが残っているんです。私がやり始めたわけではありませんが、私が班長に配る前に引き抜いていただくやつは、全部1冊に入れるんです。私の場合は広報のなかに挟めて、例えば10件あれば広報の冊子だけが10枚になります。引き抜いていただくものは全てなかに入れておきます。お年寄りが多いので、抜いていいのかわからないというのもあると思います。町内の件数が多いところは、班長が必要部数を町内会長から受け、班長が必要部数だけ1冊にまとめて、袋に入れて回す。回覧は回覧で別に挟むやつがあります。ぜひ、いろいろな部分で、原委員が言われたとおりに、今の段階で実行できないのであれば、町長が日頃言っている「皆さんができることはやってください」と呼びかけをしているわけですので、これは、私が実際に1年間やらせてもらって残ったものはないのですが、そういう方法もあるということで、町内会長会議に呼びかけて、個人配布の取り残しがないように協力を呼びかけていただきたいと思います。いかがでしょうか。他にも良い方法があるのならば別です。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 議題として、協議する場として頭からそういうかたちを出して、協力を願うようにお願いしたいと思います。

○委員長(安田 薫) 総務費です。
 他に質疑ありますか。
 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 63頁の企画費のなかでの清水町地域公共交通活性化協議会負担金にかかわってお伺いします。
 過日の私の一般質問のなかともかかわりがあるのですが、先ほど企画課長と先日の一般質問のときにも町長から、補助の関係で不透明の段階のなかで、12月からの事業を引続き町の単独事業として運行するということがありましたので敬意を表するしだいです。その2,000千円という今後の方向のなかでは、改善点のほうに着手するのは非常に困難なのではないかという感じがします。しかし、あまり予算にかかわりない部分については積極的に、さまざまな改善点に着手していくのかどうかということを1点お伺いしたいです。

○委員長(安田 薫) 企画課長。

○企画課長(中島弘志) 町単独での運行につきましては、現在のかたちのまま踏襲していきたいと考えており、改善していく場合は実証運行のなかで改善を図っていきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 現在のなかでは、それもやむを得ないのではないかと思います。
 もう1点ですが、正式な運行まで現在行われているアンケート調査等、改善点・要望について町民の方々から伺うという作業は続けていかれるのかどうか、その点をお聞きします。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 試験運行のなかでも利用者のアンケートを行っております。このアンケートについては4月以降も継続してやっていきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 67頁の件です。
 ただいまの原委員の関連となりますが、視点が違うので申し述べさせていただきます。11目、電子計算機の13節、委託料、33番、総合行政システムサーバー等管理運業務委託料についてお聞きいたします。
 費用対効果について疑問に思います。22年度までは職員が対応していたとのことですが、人件費と比較して委託料が高すぎないかお聞きしたいことと、8,190千円、業務にあたる人数と何日間の勤務となるのかお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 情報統計係長。

○係長(逢坂 登) 800万円という金額ですけれども、だいたい職員について1人採用しますと、共済費等を含めて800万円以上の金額がかかるということで、取り分け高いということではないと考えております。
 勤務の状態ですが、考えているのは月曜日から木曜日までの週4日間、電算室に常駐して各種業務の作業をしていただきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 勤務の内容はわかりました。
 世間では就職難の学生があふれています。この種の専門知識を持った学生は大勢います。800万円は課長級の給料より高い額だと思います。委託しても人口は増えません。新規採用をして、人口増につなげることは無理なのかお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 情報統計係長。

○係長(逢坂 登) 採用するということになれば町長が申し上げたとおりでございますし、先ほど申しましたように、コンピューターの世界は日々進歩しておりますので、同じ人が長くするということが果たして良いのかどうか、委託をすると会社ぐるみで対応していただけるということがありますので、1人採用をして固定してやるというよりは、会社にお願いをして、責任を持ってやっていただくほうがよろしいのではないかと考えております。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、総務費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午後1時15分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時18分)

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○委員長(安田 薫) これより、第3款、民生費、79頁から105頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、あらかじめ職名を言っていただきますよう、よろしくお願いします。

○委員長(安田 薫) これから、質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 79頁の社会福祉総務費の事務の社会福祉推進委員の関係でお尋ねをいたします。
 総務省の事業ということで、我が町にとってはありがたい配置だという思いがございます。資格要件として保健師だとか社会福祉士だとか、介護支援専門員の有資格者となっておりますが、これは3つの資格のうちどれか1つあれば良いのか、全部ないとだめなのか、このへんはどのようになっているのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(松浦正明) 地域おこし協力隊の保健福祉推進員におきましては、応募要件として保健師・社会福祉士または介護支援専門員ということで、このうちのいずれか1つ該当していれば応募できるというかたちになっております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) この3つの資格のうち、いずれか1つあれば良いということですが、町としてできることならばこの3つのうち、3つ持っていれば一番良いのでしょうけれども、担当課としてこの資格だけは持っていれば良いという資格はないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 特にどれかということはありませんが、要綱で定めた保健推進員の業務として3つほど規定していますが、それらを推進するにあたって、社会福祉士という専門性、保健師という専門性があればそれぞれいろいろな分野で活躍できるということで、介護支援専門員のもそうですけれども、このうちどれかを持っていれば、今回規定した、保健福祉推進の業務ができるということのなかで3つのうち1つ持っていればという条件をつけて採用を決定したところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) これは、臨時職員ということになると思います。賃金面から見ると、共済費を含めて530万円くらいで2名ということになるわけで、一般的に保健師の資格がある人が応募すると、私の感じですが、額的に低く、これでも応募をしてくる人がいるのかと気になります。このへんについてはいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 臨時職員ですので、一般の保健師それから資格等を持っている人に比べると低いという条件もございますが、先ほど総務のほうでも出ていたと思います。あのときの福祉推進の賃金の部分については月163,000円ということで、保健福祉推進委員の場合については、それをアップしたかたちのなかで195,720円ということで、少し資格の部分を高くして募集して採用するというような予定にしたところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 業務内容ですが、これは総務省の事業ということなので、これ以外に4項目出ていますけれども、これ以外のことでやってはいけないという規制だとかはあるのか、ないのかはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) この事業は国の大きな、定住・移住を促進するという大きな流れに沿って企画するのであれば、最終的ないろいろな個人の能力だとか適正や資格などの部分については、地域の実情に応じて、判断し決めるということで、何が何でもこれでなかったらだめだという部分はありません。うちでは、こういうことのなかで募集したというところです。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 5項目目として追加をお願いしたいのですが、昨日、一般質問で申し上げました。お年寄りの方が騙されやすいという状況にある町ですので、このへんについても注意勧告というか、「おじいちゃん、おばあちゃん気をつけなさい」というようなことで結構ですので、そういうことも合わせて指導していただければいいと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 4項目のなかに、障害者・高齢者などの見守り隊、生活支援業務ということになっております。自然にそういった業務は入ってくる場面が出てきます。なので、改めて追加するということではなくて、その業務も高齢者のところへ尋ねて行ったら気をつけましょうという流れというものは当然出てくるものだと思っております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 80頁に移らせていただきます。
 35の人材センターの補助金についてお尋ねいたします。国の仕分けによってここに手が入ったというように聞いており、今回の予算のなかでそのことに連動して、町の補助金が減るという心配をしておりましたが、そういうことはされなかったということで、高く評価をしているものであります。このへんは、人材センター事業の量を含めてお伺いしたところ、一昨年よりは少し落ち込んでいるという話を聞いておりますが、何としてもお年寄りの方が働く場所ということで、健康管理上も大きな貢献をしているという立場から、今後も補助のかたちは継続してほしいという希望を持っているのですが、このへんについては、今年は720万円なのだけれども来年は減らさせてもらうだとか、こういった考えはないのであろうと思いますがいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 本年度につきましては、国が20万円くらい補助金を落としたと聞いておりますけれども、本町については720万円そのままということであります。委員がおっしゃいましたように、非常にこの部分は雇用の場を確保することではなくて、適度な運動をして健康管理をしてもらうということが大事で、今後においてもこの補助の水準というのを守っていかなければならないのではないかという思いでいます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
 頁数82頁、老人福祉費、需用費の1番目、敬老会の食糧費の関係です。毎年同じようなことを申し上げておりますけれども、昨年、初めて敬老会にお招きをいただき、出席をさせていただきました。ハイヤーで来て、饅頭をお持ち帰りになり、饅頭を持ってまたハイヤーに乗って帰る、こういう方がおられるとは思っておりませんでしたけれども、いるということが私の目で確認ができ、驚いたところであります。
 そこで、敬老会の中身です。例年同じようにお年寄りの出し物で工夫をされていることは十分わかるわけですけれども、その後、また趣向を変えてこのような企画にしてみようだとか、そのようなことを担当課なりで案を練っているだとか、これ以上やりようがなく従前どおりしかないということなのか、このへんはいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(中村富志男) ただいまの委員のご質問ですが、予算上は若干上積みさせていただきました。敬老会の中身につきましては、現段階では私の頭のなかでは考えておりますけれども、なるべくお金を使わないかたちで中身を充実させていきたいと考えております。そういうことで、9月の式典に向けて準備を進めていきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
 頁数は88頁、このなかにはありませんがお尋ねをしたいことがあります。
 12月議会で老人福祉センターの項目のところで、立木の枝の整理ということで、二十何万円の予算付けがされておりました。何をするのかと思い、4・5日前に外へ出て、雰囲気がガラッと変わり、変だと思いよく見てみたら、かなり高い木が15・16本あるのですが、きれいに根元から伐採をして整理した樹木を積んで山になっているのを見て驚きました。何故あれを切ったのか説明していただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(中村富志男) 昨年の12月に補正をあげさせていただきました。昨年の春先に、あそこにカラスが巣をつくり、通学の子ども達に悪さをするということで苦情をいただきました。それもありますが、あそこの木の松の葉が落ちて下に堆積し、道路上の景観が悪いというご指摘をいただきましたし、木も育ちすぎて密集している経過がありますので、12月の予算で計上させていただき、今回伐採をさせていただきました。大きな木につきましては処理をし、小さい木につきましては委員もご覧になっていると思いますけれども、現状のまま残させていただいたということになっております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 高さそのものはあるという思いはしておりましたし、他にもナナカマドを倒しておらずそのまま残っておりますが、葉が落ちるというのは木の習性ですので、ナナカマドあたりも葉が落ちております。その、カラス以外の理由で切ったということで、カラスが理由になれば、カラスが巣をつくったから木を倒すというのはあまり聴いたことがなく、そのようなものの方法は別にあるわけです。そうことになれば、文化センターの横の林にカラスが巣をつくって襲ったら全部切るかといったら、絶対にしないはずです。あそこに、あの松の枝をあのままおくことが良いのか悪いのか。残っているのが少しありますけれども、みったくないような木が5・6本残っておりますけれども、かえってあの木を切ったがためになんか美観を損ねるというか、見づらい印象を受けます。あの枝の整理、倒した樹木の整理をしたあとはあのままにしておくということなのかはどうでしょう。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(中村富志男) 現在、切った木については、今週か来週中に整理をする予定になっております。その後については特に考えておりませんけれども、外観上寂しい感じがしますので老人クラブの方等と協議をさせていただいて、新しい木を植えるなりそういった措置を取らせていただきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 老人クラブの代表でも誰でもいいのですが、「あそこは切ります」などの相談はされているのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(中村富志男) 補正予算を上げる前に、清寿会の会長にはそういうことでお断りをしております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 残っているナナカマドで、身の丈の高い木がありますけれども、あれは今後も倒さないであのままという方向なのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長補佐。

○補佐(中村富志男) 現段階では倒さずそのままを維持するという考えでおりますけれども、枝については状況によって枝払いをさせていただくことも考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 96頁、保育所の関係です。過日、保育所の関係について担当課長にお越しをいただき、事務文書の説明をいただきました。その場でも申し上げましたが、2つの保育所があり、収容人員が第1保育所は120名、第2保育所はそれほど多くないということで、現状、第1保育所に集中しているという状況にあります。現状、今年の場合も入所する人員等についての配慮、半分に分けるだとか、地域ごとに分けるだとか、そういうことでバランスよく第2保育所にもより多くの人を持っていく考えはないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 以前、清水町の市街地を区分けし、第1・第2保育所と分けた時代があったときいております。その後、事情があり廃止して現在にいたっているということでありますので、それを元に戻すということになると混乱が生じるということになると思っております。現在のところはそういった区分けについて考えておりません。
 平成25年度のスタートに向けて国のほうで、子ども子育て新システムというのを検討しております。その結論を待ち、清水町内の保育所・幼稚園をどのようにしていくかということを検討したいと思っておりますので、新年度につきましても、現状のままで募集を行っていきたいと考えております。以上です。

○委員長(安田 薫) 6番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 入所させている父兄等からの要望等で、私が先ほど言いましたようなかたちで、もう少し向こうへやったほうがいいのではないのかなどの意見はないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 昨年、全ての保育所・幼稚園の父母と先生の会合のときに時間を取っていただき、いろいろなご意見をいただく場面を取っていただきました。そのなかで、第1と第2につきましてはご指摘のとおり人数のバランスが悪いということでそれぞれの意見を聞きましたが、第2の保護者の方からの意見は「少ないからあえて第2を選んだ」というご意見もございましたし、反対に「多いほうがいいので第1を選んだ」というご意見もございました。保護者の方の考え方によるものだと思っております。現状では、先ほどの答弁と繰り返しになりますけれども、新しいシステムの動きを待って再編について考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 2つを1つにしたらどうだ、すると人件費は動かないところでしょうけれども、その他の経費はかなり浮くのではないでしょうか。少なくても、運動会などその他の行事というのは年間の行事として行うわけで、すると1箇所で重要人員がそこで収まりきるということであれば良いことではないか、その後、今年の6月に出てどういうかたちになるのかはわかりませんけれども、進めたほうが良いのかという気がしたので、そういう話をさせていただきました。無理という気がしますが、考えがありましたらお願いします。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 確かに、人数的には第1の定員が120名なので、現在の第1と第2の児童数を足すと110名ちょっとくらいになります。人数的には収まるということになりますけれども、120名定員の施設に110名くらいの子どもを入れてゆったりとした保育ができるかということも考えていかなければならないと考えております。そうなると、統合するにしても、現状の施設のなかで十分な対応ができるか検討しなければなりません。給食の設備、遊技場などそういったこと、例えば増築を含めて考えていかなければならないと思っておりますけれども、いずれにしても今年の6月にその結論が出される予定で、平成25年度からスタートということですので、その結論を待って清水町にあった最適な保育所・幼稚園のあり方について保護者・関係機関のご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。以上です。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
 頁数103頁になります。学童保育所の関係でお尋ねいたします。
 清水町は教育の町ということで担当課を含めて言われておりますけれども、いろいろな考えがあろうと思います。学童保育所を無料で入れております。どこの町村でも結構なものをいただいて運営しているわけですけれども、特に清水町のそういうところは無料でやっている、これをぜひいかしていただいて、ずっと続く学力の向上等々にも結び付けてほしいものだと思っているわけです。
 カワウソ学級等も立ち上げていろいろやるようでありますが、これと清水町の図書館の関係でお伺いしたところ、図書館に足を運んでもらえる状況がなかなか生まれづらいような状況にあるようですが、なんとか学童保育所の子ども達、カワウソ学級の1年生から6年生までの子ども達を含めて、より図書館に足を向かわせるような方法はないのでしょうか。いかかでしょう。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長補佐。

○補佐(高金信昭) 委員のご指摘の件ですが、昨年度から清水小学校におきましては、清水小学校の教室を活用し、教育委員会が主催するカワウソ教室と子育て支援課が主催する学童クラブを併設して運営してまいりました。基本的な目的につきましては、放課後の子どもの安全な居場所の確保ということが原則となっておりまして、学校内で生活をするということが基本の条件となっております。委員ご指摘の図書館へ足を運ぶ件につきましては、育成カリキュラムのなかでそのような案件を盛り込み、行えば数度については可能かと思いますが、現在のところは移動してまで育成をするというような計画は持っておりません。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 計画の段階で組むことによって、可能性としてそういった動きが少しあるのかということですね。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長補佐。

○補佐(高金信昭) 委員ご指摘のように、そういうようなことも考える要件としては含められるかと存じます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 学童保育所なりカワウソ学級のなかでそういった行事をやり、どういうことをしているのか詳しく押さえているわけではありませんけれども、一部、時間的な面で、小学校から図書館までの道のりは結構遠いものがありますので、移動面でも、その後そこから学童保育の場所に戻ってまた帰宅ということになると、時間的な面もあって大変だという気がいたします。あれだけ素晴らしい図書館があるので、小学校1年生から小学校6年生までの子ども達により読書に足を向けさせてもらうということの方向付けというのは、なんとか編み出してもらえないものかという気がします。今ここで言っても前に進めないものではないと思いますけれども、今後、できるものについては検討していただきたいです。いかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) ご指摘のとおり、そういった機会を利用して町のほかの施設の利用度を上げるということも大切ですし、図書に親しむということも大切なことだと思います。実際問題として、学校から図書館までの移動の問題がございます。3人から5人であれば良いのでしょうけれども、50名くらいの移動になると、徒歩での移動になりますのでそういった問題もございます。移動図書というかたちで図書館から本を学童へ、そういった利用の方法もあるかと思いますので、そういったことも含めて社会教育の図書館と相談をさせていただきながら、より図書に親しむ機会を設けていきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 1点お伺いしたいと思います。
 100頁の子ども手当の件です。新聞報道等で札幌市では子ども手当に対して、市の財源は利用しないというような新聞報道を見たような気がするのですが、清水町では21,736千円が一般財源から支出されておりますけれども、国で全額持つべきという意見などが新聞等で出ております。そのへんの検討はされたことがあるのか・ないのか、お聞きしたいと思います。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 本町においては具体的にその件について検討はしていません。

○委員長(安田 薫)
 他に質疑ありませんか。
 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 82頁です。老人福祉費が昨年度と比べて、大幅に減になっているその要因をお伺いいたします。

○委員長(安田 薫) 高齢者保険係長。

○係長(田本尚彦)  昨年の予算のなかには、国からの補助を受け、町内のグループホームの改修、御影の老人保健施設の建設に対する補助金を見ておりましたので、今回それが平成22年度で完了するということで予算が大きく減っております。

○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 今の件についてはわかりました。ありがとうございます。
 もう1点ですが、100頁のほうで、先ほど山岸委員からも質問がありました。子ども手当の部分で、手当の内容を今後の方向性も含めてどうお考えて予算設定をされたのか、そのへんの基本的な部分をお伺いしたいと思います。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 新年度につきましては、国の方針通りの予算設計をしております。

○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 今後の部分でいうと、町は直接関わりがないと思いますが、国の手当のほうで、つなぎ法案になるのかどうかも含めながら不透明な部分等があります。そちらへの配慮や見通しはどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) 現在のところ、国・道からは具体的な指示が来ておりませんので、そうなった時にはという想定をしながら対応していますが、現段階では従来どおりの予算の積算でございます。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 79頁、1目、社会福祉総務費で、十勝清水駅のホーム改修についてお聞きしますが、委員長、よろしいでしょうか。

○委員長(安田 薫) はい、どうぞ。

○委員(佐藤幸一) 町長のマニフェストに、跨線橋対策についてJR北海道へ要請していくとありましたが、今はどのようになっておりますか。お聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 一昨年からこの問題について、いろいろと議論をいただいているところでございまして、私をはじめその関係団体と協議し、JRの跨線橋並びにエレベーターということで、対応することでお願いをしていただいたところであります。その結果、JRとしては当面最優先の課題のところをやらざるを得ないというような結論でございます。
 経費のことについて言われておりましたが、その経費の大半をもってでも着手できないかというお話でありましたけれども、全てを持つということであれば、考え方が変わると思います。そうなると、相当な財政支出をしなければならない、そこまでは優先順位としていかがなものかということになります。したがって、そこまではいけないので、せめて6割くらいは町がもって、後の4割くらいはJRにもってもらうというのもできません。現在のところ中座しているということになろうかと思います。いろいろな制限がありますけれども、そうではなくて、このようなところは北海道にも数少ないわけで、何としてでも計画路線のなかに入れていただきたいというお話はさせていただいております。今後も要請活動をしながら、JRの財政状況が伸びていることは確かでございます。国のほうにもそのようなことで要請はしておりますので、このような災害が出てしまいますとそういったところの話も宙に浮いてしまいます。しかし、要望は強くしていかなければならないと思っております。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 巡回バスでは、自分の都合どおりにいきません。1日も早い開始を望む町民が多くいます。財政負担はわかりますが、再度手続きのほうをお願いしたいと思います。
 81頁、2目、社会福祉施設にかかわって、特別養護老人ホームへの入居待機者は現在何名いるのかお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) いろいろと出入りがあり変わっておりますけれども、最近では特養に限っては100名程度待機している人がおります。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) その待機者数は、私が何年か前に聞いた人数と変わっていないような気がいたします。むしろ増えているような気がします。1日も早く、待機者が入居できるような施設整備が必要かと思いますが、その考えがあればお聞きしたいと思います。

○委員長(安田 薫) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 全体的には、清水町の介護は通所にしても、入所についても、施設は不足しているような状況にあります。例えば入所にしますと、清水町の人が鹿追や芽室などに通っている人もかなりいて、率的には3から4割の人がそういうところにいって入所したりしております。いろいろな意味でうちの施設は足りないです。どうのこうのいう気はありませんけれども、そういったことも含めながらじっくりと将来さらに介護認定者が増えてくるのが明らかですので、そういったことをじっくりとやっていきたいと思います。さしあたり、今年、御影の施設が開設しましたけれども、24年度には宿泊もできる、松沢のNPO法人が小規模多機能施設も運営するというような予定でおりますので、そういった長期の見通しに立っていろいろな計画を進めていきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 本人や家族の負担軽減のために1日も早い対応を望みたいと思っております。
 96頁、2目、保育所運営について伺います。保護者から要望の強かった春休みについて、この春から特別保育ということで、春休みが開始されることは非常に喜ばしいことです。しかし、2月21日付の子育て支援課長の文書によりますと、特別保育の実施により保育終了日を1日早め、新年度の保育開始を2日間遅くするとあります。特別保育の実施により春休みがなぜ3日間多くなるのかその理由をお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(細野博昭) この3月に初めての試みということで、保護者から要望をいただき、取り組みを始めるところです。春休みを休所にしていた理由は、年度末の事務整理および新年度の準備ということでその間の職員の準備が必要だということで休所していたわけです。
 今回、期間を延ばしたのは初めての試みですので、どの程度の時間が必要なのか見えていない部分もございますし、春休み特別保育を希望するお子さんがどの程度いるのかということもわからないという状況のなかで新年度にスタートするのに十分間に合う時間を取ろうという現場の声を受けてそのような日程を設定しました。
 通常保育の日程を短くしたわけですが、その間、保育が必要なお子さんにつきましては、春休み特別保育ということでお申し込みいただければ保育をいたしますので、保護者の方には特に支障ないと考えております。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、民生費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午後2時00分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時12分)

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○委員長(安田 薫) これより、第4款、衛生費、106頁から119頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 第4款、衛生費のなかで町民生活課にかかわる部分について主なところをご説明いたします。
 106頁、1項1目、保健衛生総務費の関係です。28節、国民健康保険特別会計繰出金について、医療給付費等の増により前年度に比べて30,411千円の増額となってございます。
 3目の環境衛生費です。112頁から114頁でございます。前年度と比較し13,999千円の減となっておりますが、主に、前年度に施工した葬斎場の火葬炉改修工事が終了したことによる減額でございます。
 新たに18節、備品購入費で畜犬登録管理システムの更新費980千円を計上してございます。
 2項1目、清掃費です。116頁から117頁です。11節、需用費のなかで印刷製本費のなかの新規にゴミカレンダー、ゴミステーションプレートの作成費を計上してございます。
 2目、清掃センター費、117頁から119頁です。前年度比15,512千円の増となっておりますが、増額の主な内容としましては、13節の委託料のなかで一般廃棄物処理法に基づくゴミ処理計画や今後の清掃センターの方向性を検討すべくゴミ処理基本計画等、委託料を計上してございます。また、15節、工事請負費につきまして、排ガス処理設備にかかわる改修工事費、燃焼ガス冷却設備改修工事費を計上してございます。
 以上、衛生費にかかる予算概要の説明といたします。

○委員長(安田 薫) これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 119頁、担当課長から説明をいただきました。
 昨年の予算に対して1,500万円増加しているということです。前段言われて、後段で燃焼ガスの冷却設備改修工事が1,500万円強出ておりますが、これと合うのかという感じですが、以前、焼却場を産業厚生常任委員会で見せていただいて、その際に修理すべき箇所としていろいろゴミを加えて測る計器のほうだとかがありましたけれども、こういう設備の改修はあらかじめ予想できず、突然出てくるだとか、計画的に来年はこの改修工事をやるだとか、こういうようなかたちで出るのか、このへんはどうなのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(原田 均) ご質問がありました、改修計画でございますけれども、何年度にこの施設を改修するかということについて、計画はもっていません。この部分が擦り減ってきたというかたちで、平成23年度の予算につきましては、すでに排ガスの部分について軸受が磨耗してこのままいけばストップしてしまう、排ガスを処理する薬品を混ぜる機械についても、昨年の段階で一部欠損して応急処置はしてございますけれども、このままいけばストップしてしまうような場合です。課長のほうからも説明があったとおり、耐用年数を決めるということにつきましては、どのくらいの頻度で改修したらよいのかというのを、今年度の委託料のなかで予算を組んでいるところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 額的に結構大きな額なので、以前お尋ねした際に、今回これを直そうと思っているだとか、このへんについて年数も経っているのでこれからかかるだとか、そういうことを聞いていなかったのであえて突然出てくるのか、計画的に直すのかというお尋ねをしたわけです。
 今言われたように、磨耗だとかといわれましたけれども、部分的にその箇所のみを磨耗している分だけを取り替えるだけで対応できる、そういうことはないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長補佐。

○補佐(原田 均) 軽微な修繕等につきましては、修繕費のなかでやっております。それでも機械そのものにつきましては、メーカーのほうで起動させなければ、はっきりいって故障の修繕方法についてもわかりませんので、小さいポンプの取替えですとか、そういうものにつきましてはその場で修繕費のなかで対応しています。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 機械ですので壊れることはたくさんあるわけですけれども、部分的な部品の交換であるとか、あるいはそっくり替えるという判断はこちらのほうでは全くできないために、業者側に全部判断してもらうことになるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) かなり清掃センターの機械等、設備につきましては20年くらい経過しております。施設の管理をしている業者もおりますので、軽微な部分については委託している会社のなかで修繕やそういう金額のなかで対応できるものはやっています。
 しかし、機械がかなり大きいので、内容によっては別な経費をもって修繕しなければなりません。その判断につきましては、一時的に委託している会社が普段スムーズな運転をしている場合に音も何もしないのが、ギシギシと音が鳴り始めるだとか、急激にそういったものが出てきます。軽微なものについては作業員が直しますが、どうしても根本的に、回転数の問題であれば軸が曲がってきている、少し時間がずれてきている、こうなってきますと、今の委託業者では修繕できません。そうしたときに、もともと施工した業者にその部分の総点検をしてもらって、その部分以外の部分で経費をかけてやったほうが将来的に経費がかからないわけでして、そういうような部分には別途工事を発注させて修繕を行っているところです。
 その都度、その対応がいいという部分で考えるところもありまして、将来的にひととおり専門家に点検をしていただいて、計画的に修繕ができるのであれば、そういう対応をしていこうということで、今回、基本計画で委託費を計上させていただいたところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今の段階で、燃焼ガスの冷却設備を改修した後に、ここも危ない、近々これもやらなくてはいけないという箇所は結構あるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 軽微な部分については、そういうのがわかる範囲以内で段階的にやっていけると思います。額の大きい部分については、騙し騙しという言葉は変かもしれませんが、少し変だけれども、早々にやらなければならないだとか、1・2年はいくだろうというような部分で業者の方からお話を聞いている部分もあります。それも含めて全体の設備機械関係の総点検をする必要があり、そのなかで長期的な改修計画が必要なのか、それとも十勝環境複合事務組合、くりりんセンターというのが帯広にありますけれども、そちらのほうに将来的に大きな経費がかかるのではないでしょうか。そちらのほうに、うちの施設を廃止して向こうにゴミを持っていくというような対応も今後検討していく必要があります。そういうものをトータルで今年度に検討したいと考えているところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、お伺いしたところから想像すると、来年あたりも1,000万円、2,000万円というような修理も出てくるのかという気さえします。我々が以前にお尋ねをしたときには、あの後も多額の修理をしております。これで進行するのかという感じでいたので、今回1,500万円というようなことが出てくると、今聞いた範囲では、また来年も再来年も大きなものが出てくるのかということで心配するようなところがあるわけです。今言われたように、業者を含めて再度点検して、これはどのくらいもつだろうかということは、あらかじめしっかりと点検しておくべきだという気がいたします。
 この部分については了解いたしました。終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 1点だけお伺いいたします。
 107頁です。日赤に対しての人工透析の補助金についてです。私は、この透析助成金に対して反対する何者でもありませんし、当然だと思っております。しかし、昨年の診療所の関係の貸付金から始まった日赤の問題、そして今回はこの問題と、悪い言葉で言い表せば、泣きついてくれば応えるというような状態が出てきたのではないかと思います。ここで終わればよいのですが、これが今後波及していき、収まりがつかないような状態になるのではないかと思うわけで、町長はそこらへんのことをどのように考えておられるのかお伺いいたします。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 昨年の機会にも関連するなかで、ご質問いただいたかと思います。これから進む21世紀の初頭でありますけれども、超高齢化の今、兆しがきておりまして、これからは超超高齢化ということになっていくとともに、食生活の普及により生活習慣の病が出てきているなかで、一向に解決できません。そういう面から考えてみても、医療というものは、今後、絶対必要になってくるだろうと思います。特にそれと合わせて福祉も関連するわけで、どうしてもこの部分については、充実していかなければならないと思うところであります。幸い、今まで他の町村では多額の費用を投資して医療機関を守ってきて、なおかつ医師不足に対する費用も相当かけて、困難ななかで確保して運営しているという実態であります。それから見れば当町は、それぞれの医師を確保することに対し、お金もかけないでやってきたということは、医療機関の皆様に心から敬意を表しているところでありまして、初代の方々のご苦労は並大抵ではなかったのではないでしょうか。開業医の方も含めてそう思っております。したがって、私としては住民の健康・医療を守っていくというなかで、少しでも健康な人達が多く生活できる体制づくりをしなければなりません。そのためには充実していかなければならないということで、昨年も他の医療機関から「そういう要請があった場合どうするのか」というお話がございました。私は「それも同じようにしていかなければならないだろう」と思っております。本来は、町としてしっかり医療の計画を含めて立てていますので、それに沿ったなかでやっていただくことが助成の一番です。ただ、自分達が好きなようにやりたいからではなく、地域医療を守っていくため、住民の健康と歩んでいくためにこういうことの施設を整備・拡充していく、あるいは科目を増やしていく、医師を確保していくということに対して、他の機器類を含めて考えてかなければならないだろうと思っております。
 まだ、今のところ医療懇談会で即座に対応するかたちではありませんでしたけれども、今回の赤十字病院や御影診療所については、医療懇談会でこういうことを考えていきたいというお話があったものですから、こういった措置を取らせていただいております。あとの医療機関については、今のところ、当面ないということでございましたので、あれば相談に応じますといってあります。そういう面で計画を立てた上でのかたちを取っております。今後も、医療懇談会でドクターの皆さんとお話をしながら、清水町における地域医療を守るためにどのようなことがいいのかをしっかり詰めてまいりたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 町長からご説明があったように、医療の計画に沿った内容のもので、応えていきたいということであれば良いと思いますけれども、医療機器といえば買えるようなものではありません。このような状態が次から次へと現れてしまったら大変なことになると思ったものですから、その考え方を聞かせていただきました。終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、衛生費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午後2時32分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時33分)

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○委員長(安田 薫) これより、第5款、労働費、120頁から121頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 第5款、労働費につきまして、ご説明申し上げます。労働費の総額は39,928千円で、前年度対比で19,095千円の増額です。先ほど副町長から予算の概要説明があったと思いますが、私からも再度ご説明いたします。
 昨年度は補正予算で対応した、国の緊急雇用創出事業でございますが、そのうちの重点分野雇用並びに地域人材育成雇用につきましては、平成23年度も引続き1年継続されるということのなかから、当初予算から計上させていただいているものでございます。
 内容といたしましては、平成21年から3か年で、道の基金事業で取り組んでいる緊急雇用創出事業、主に道路・公園の環境美化並びに街路樹等の樹枝の剪定作業に従事する作業員の雇用、図書館の利用促進にかかる増書等の目的で雇用を考えております。さらに、11月から来年の3月末までの間、冬道の道路保全の作業に従事する雇用を見込み、3事業を予定しているところであります。
 また、町内の委託業者に用水路の実態調査、特に断面を阻害している立木・土砂・堆積、そういった現地測量をしながら防災マップをするという事業を委託で結ぶものでございます。さらに、重点雇用創出事業ですが、昨年に引続き、商工会と委託を結び、観光振興支援にかかわる雇用、社会福祉協議会と委託を結び、地域安全ネットワーク構築にかかわる雇用、この2事業を要しております。
 地域育成事業については民間事業者にお願いをして、1つとしては地域農産物の多角販売にかかわる雇用、NPO法人による訪問介護にかかわる雇用、この2事業を予定しているところでございます。さらに、平成21年度から新卒者就労支援事業を展開しておりますが、近年の厳しい雇用情勢が続くなかで、今年も2,604千円を計上し実施するものでございます。以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。

○委員長(安田 薫) これから、質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 1点お尋ねいたします。
 ただいま説明された、緊急雇用創出推進事業は数多く言われましたけれども、この業務はシルバー人材センター等へお願いすることは全くないのですか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) この事業におきましては、新規に展開される事業を目的に計画されているものでございまして、特に建築、家屋だとか土木関係についても対象外になっております。軽微な作業についても対象外というかたちになっております。
 先ほど言いましたように、町の委託で公共施設の美化関係については、町の直接雇用であり、事業種別としては2種類あります。最後のほうに申し上げた、委託事業関係についてはシルバー等々に委託できるようなものではございません。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 2,400万円の部分で、労働力そのものは全く心配ないのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 各町内の事業者と契約する際においても、基本的にはハローワークに求人させていただき、事業が進められるわけですけれども、昨年の場合は各事業所の雇用について順調に労働者が見つかったようなお話しを聞いております。しかし、短期で直接雇用する場合には、道路の美化や冬道舗装につきましては、求人が平均1人のところ、3・4人もしくは5・6人ということがありましたので、そういった意味ではなかなか就労について厳しい状況がまだあるかと思います。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、労働費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午後2時40分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時41分)

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○委員長(安田 薫) これより、第6款、農林業費、122頁から137頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いします。産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 6款の農林業費のうち産業振興課の予算概要につきましてご説明申し上げます。
 農林業費の総額は778,477千円で、昨年度と比較いたしまして4,291千円の減額です。主な概要は、先般、副町長から予算の説明で申し上げたところでございますが、重複しますけれども産業振興課にかかる特徴的な事業につきまして、ご説明申し上げます。
 最初に、農業振興公社の運営です。予算につきましては124頁の3目、農業振興費のなかで計上しております。今回、事務所につきましては、今年4月から新たな農業施策として始まる戸別所得補償制度の実施に伴い、規模拡大加算が導入されたことにより、現在、公社で担っている農地を集積するため、農地集積円滑化事業を実施するにあたり、町やJA、農業委員会等、事務的での密接な連携が不可欠ということで、今年4月から農業振興公社の事務所を役場庁舎内に移転し、運営を行うところでございます。
 次に、19節の負担金補助及び交付金、36の畑作総合振興事業補助金です。一昨年度からJAと取り組んでいるペレット堆肥の利用促進に向けた支援対策として、今年度におきましても、予算計上をさせていただいたところでございます。合わせて、ペレット堆肥の普及啓もうを図るための実証試験補助に対しても60万円の予算を計上したところでございます。
 先般の一般質問のなかでもございましたが、近年、甜菜の作付け面積が、急激な減少傾向にあることからJAと連携をして、増産に向けた対策を講じるため、今年度におきましては500万円を予算計上させていただいたところであります。
 次に、42の環境保全型農業直接支援対策事業交付金です。本事業については、戸別所得補償制度の関連事業として、平成23年度から新たに創設された事業です。本町の取り組みといたしましては、大豆等の耕作にかかる化学肥料や農薬の低減を行った面積に対し、10アール当たり4,000円が交付される事業です。事業費として700千円を計上したところでございます。
 続きまして、127頁から130頁の5目、牧場費です。前年度と比較して4,629千円の増額です。主な増額要因といたしましては、1点目といたしまして、平成23年度から職員の給与の独自削減を一部廃止するということに伴う増額でございます。
 2点目といたしましては、128頁、11節、需用費の17、燃料費です。価格高騰による増額です。
 3点目といたしましては、130頁18節、備品購入費です。平成23年度に新たにミキサーを購入するための予算を計上したことによる増額です。
 最後に135頁の2項、林業費です。前年度と比較して1,036千円の増額です。新規事業として1目、林業振興費、19節、負担金補助及び交付金の31、わな猟免状所持者新規駆除員補助金として新たな事業として予算を計上させていただきました。有害鳥獣駆除対策の充実を図るものでございます。
 137頁の下段の森林整備事業費ですが、この事業につきましては、民有林の整備を図るための予算でございますけれども、平成23年度より補助制度が変わることから、制度が明確になった時点で森林組合や森林所有者と協議を行い、補正予算のなかで対応させていただく予定でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上申し上げまして、産業振興課関係の説明とさせていただきます。

○委員長(安田 薫) これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 1・2点お尋ねいたします。
 125頁です。畑作総合振興事業補助金のなかに500万円が入っているのかと思います。ビートの関係が入っているのだと思いますが、昨日、口田委員から中身について詳しく質疑がありまして、私もそっくりそのことが増産に結びつくのかという理解をしておりました。営農計画を農家の皆さんが提出して、その結果、進んでいく部分に間に合わなくて、小麦を全部植えるようにしている、その他のものを全部植えるようにしている、そのために本来こういった増産計画があって、町なり農協等の助成があるので、ビートを増産するほうに向けたいのだけれども、時期が遅すぎたためにそちらにのれなかった。こういう部分はあるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 一般質問のなかでもお答えさせていただきましたけれども、平成23年産のビートの作付けにつきましては、昨年の秋に秋撒き小麦をすでに撒かれているというような部分もあり、結果的には農協でまとめた増産分の面積につきましては、約20ヘクタールちょっと増えている状況かと思います。この事業につきましては、町長からも申し上げましたように、来年と2年間でやらせていただくような計画でJAと協議をさせていただいているものですので、平成24年産のビートの作付けについては、ある程度面積の増反が図られるものと担当課のほうでは考えているところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今年、そのことによって、平成23年度はいかないのだけれども、補助金の関係で両方を合わせて1,000万円くらいあります。20ヘクタールということになれば、1ヘクタール当たり160,000円になるのでしょうか、そうなると、1,000万円からすると相当余る感じになりますが、これはどういったかたちになるのでしょうか。それほど交付しなくても町としては補助金を出さなくてもいいということになるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 先ほども申し上げましたように、この事業につきましては2年間で行う予定でございます。平成23年度につきましては、町が500万円計上させていただいておりますけれども、この予定面積として60ヘクタールの増反を計画させていただきました。現時点の実績として20ヘクタール強くらいの増反面積なので、反当り16,000円を増反した分にお支払するというかたちで実施する予定でございますので、今年度の予算については、60ヘクタールまで行かない部分は交付しないというかたちになります。
 平成24年については、増反分は見込まれるものと思っておりますので、その分の24年に向けて予算組みをさせていただくなかで、増反面積の予定を24年に計上させていただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) ビートの増産は、結果的に今のところ20ヘクタールしか増えていないということですけれども、私共の町にはバイオエタノールの工場があるわけで、こちらに対しても相当大きな影響がある気がします。このへんについては、増えないで昨年並みのような暑さによって冷害作物のビートの生長が悪いということになって、逆に今年より悪いということになると、どのようなことになるかと心配をするのですが、どのようなものでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) バイオエタノールの工場のご心配をされている発言かと思います。昨年のような猛暑だとか一昨年も冷湿害でビートについてはあまりよくなかったような状況でございます。国のなかで、砂糖換算で64万トンという交付金の縛りがあり、それ以上の砂糖換算の64万トンを超える分については、バイオエタノール等の資源として使われているところでございます。昨年につきましては、64万トンまでいかなかったものですから、ビートの部分は交付金対象外のビートについては原料としてバイオエタノールのほうにはいっておりません。バイオエタノールの運営といたしましては、規格外小麦の分と緊急的に国に申請をして米でのバイオエタノールの製造を考えていると聞いております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 課長から答弁をいただきましたように、道の中央会の飛田会長のあれでは、今言われたように古米をという話があります。今は震災を受けてのことを考えると、そちらに回るようなことになるのかということもあったりしまして、果たして大丈夫なのかという気がしています。相当数米には、余剰米があると理解していいのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 数字的には押さえておりませんけれども、1か月か2か月前くらいの農業新聞のなかでは古米の消費期限がきた分について飼料のほうに回すだとか、そういった記事を見た記憶がございます。そういうなかで、今の震災の部分で食糧の危機というのがあると思いますけれども、米につきましては国がどのようなかたちで考えているかわかりませんが、今の段階では私のほうからありますだとか、ありませんだとかのお答えはできません。しかし現状のなかではバイオエタノールについて、甜菜の代わりに米をなんとか使わせていただきたいということで、その部分については国から認可が下りているという状況でございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。
 127頁になります。牧場の関係でお尋ねいたします。一度、牧場のほうから繰入までしていただいたこともございました。今回、額的にはそう大きな額ではありませんけれども、昨年からみると若干ということであります。
 これから先を見越して、再び町の会計の手助けになるような方向に向く要素というのはあるのかないのかお尋ねします。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(秋田谷幸次) ただいまの委員の質問でありますけれども、おかげさまを持ちまして、町営牧場の経営状況も良好な方向に向いております。現状の規模を順調に推移するということになりますと、若干、余剰がでるというかたちになるのかと思っております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 頑張っておられることについては、敬意を表して期待をしているところであります。
 135頁です。昨日の一般質問でお尋ねをした部分でありますけれども、シカの部分でお尋ねをいたします。答弁では新得町等々の猟友会のものとの協議会等を含めて...(途中中断)

○委員長(安田 薫) マイクお願いします。

○委員(原 紀夫) 新得猟友会清水支部なのですが、新得町等々と協議をしてということでありました。昨日もお話をしましたけれども、シカの頭数を減らすというのが一番効果のあることでありますので、農家の皆さんが被害に遭わないために、自分の敷地内等に入ってきそうなシカを押さえるということになると、自ら農家の方がわなの資格免許を取って、わなをかけて駆除するというのが理想的なことだと思います。今回そういう面で、助成等も考えているわけですけれども、今の町の考えとしては有害鳥獣駆除について農家の皆さんに資格を取ってもらって、わなをかけて駆除をする方向に向きつつあるというようなことで理解できないのかどうかということになると、どうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 新しい事業につきましても、JAと協議をさせていただきまして、今年予算付けをさせていただきました。農業者の方につきましては、自分の畑は自分で守るというのが基本で、町としてもやっていただきたい主旨でこの事業を立ち上げたところでございます。
 その普及につきましては、先般、JA青年部の総会がございました。そのときに、担当者のほうでこの概要について20分くらいの説明をして、普及・啓発を行ったところでございます。数人の方がJAのほうに、農業者の青年部のほうから、何人かわなについてのお話がございました。将来的には農業者の方がこういった免許を取得して自分の畑は自分で守るというような方向でいくものだと思っております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私も、猟友会の方から相談を受けた際には、どういうことだとお尋ねをしたところ、捕ったはいいけれども、自分の畑の近辺で捕れれば近いことになるのでしょうけれども、体重を含めてその処理についてが大変なのです。扱い等々については結構厳しいものがありますので、「このへんについて何とかしてほしい」と言われていたことがあり「わかった」と言った経緯があります。そのへんについては、人力的な面や応援だとかは考えられるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 林務係長。

○係長(渡邊義春) エゾシカの捕った処分につきまして、先ほど委員が言われたとおり、駆除依頼をされたところで捕ったものにつきましては、そちらの土地で埋設していただくというのが基本です。
 シカにつきましては肉の価値もありますので、捕った駆除員の者が肉として利用する場合は、肉を取るために持ち帰る場合もあります。肉を取った骨についてだけ埋めてもらうこともあります。基本的には駆除を依頼した方の土地に埋めてもらうことを考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私も昔、体験をしたことがあるのですが、処理のしかたはいろいろありますけれども、穴を掘って内臓を含めいろいろ埋めてしまうのは、清水町の場合、クマがいるわけでそういう所については浅いとクマがきてごちそうさんということになると言われておりましたので、お願いした人が「深く掘れ」と埋めたことがありました。これは大変なことで、このままこの位置から持っていって、肉を取って他は焼却処分になるかわかりませんけれども、丸ごと持っていったほうがいいと思っていた経緯がありまして、扱いについて厳しいものがあるのかもしれませんけれども、今言ったように、わなでたくさん捕るのはいいのですが、捕れたときの処分が困るということが人海作戦的なことでできればよいのでしょうけれども、難しいという気がしておりますので、どういうかたちで進むかはわかりません。そのへんはハンターなり農家の人の切なる願いであることだけは受け止めておいていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 捕獲した後の問題ですが、基本的には今後も依頼先の敷地内に埋めていただくようなかたちで実施をしていきたいと思っております。
 どうしても、事故等でシカが畑で動けなくなっているような状態で死亡した部分については、町のほうでも10頭分の処分費をみておりますので、やむを得ず処分できない場合は、その10頭分のなかで対応をしていきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 私からも1点質問したいと思います。
 今の原委員に関連する136頁、有害鳥獣についてです。改めて質問しますが、仕切りなおしということでお聞きしたいと思います。
 本町はもとより、北海道・全国においてもこの問題は、今、シカの問題でしたが、ハトからクマまでさまざまな有害な動物がいるということでございます。そのなかからですけれども、まず1点目として有害鳥獣対策に対して、昨年とどう変わったのかお尋ねをいたします。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) やり方・方法につきましては、昨年と変わっておりません。
 昨年、4月に宮崎県で口蹄疫が発生して、野鳥などにつきましても伝染する原因だというような報道もされております。そういうなかで、猟友会と協議をさせていただいて、野鳥等の団体駆除につきましては、昨年、実施させていただいたところでございます。基本的にやり方・方法については猟友会に委託をして実施しているところでございます。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 予算については金額的にどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 林務係長。

○係長(渡邊義春) 予算につきましては、先ほど課長からご説明したとおり、わな免状の新規補助金のほうが新規の増額でございます。その手前の、有害鳥獣進入防止の電気柵の事業の補助金につきましても、前年50万円の予算を今年につきましては、100万円をみているところでございます。
 他につきましては、ほぼ同じような内容になっております。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 具体的に各動物はいろいろいると思います。この駆除対策費として、駆除するのに動物ごとにいくら出しているのか、金額を教えていただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 林務係長。

○係長(渡邊義春) 具体的には、予算なので実際とはかけ離れる場合があります。団体駆除につきましては8回分、一般の捕獲につきましては100回分、クマの緊急対策につきましては4回分、ヒグマの箱わなの設置につきましては14回分、ヒグマの捕獲は6頭分をみております。エゾシカの捕獲は80頭分、キツネ・アライグマ等の捕獲は80頭分、鳥類につきましては300羽分のなかで委託料の...(途中中断)
 団体駆除につきましては480,000円、一般につきましては300,000円...(途中中断)
 単価につきましては、エゾシカが1頭3,000円、キツネ・アライグマ等が2,000円、カラス等鳥類が500円、ヒグマについては10,000円でございます。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) わかりました。
 そこで、駆除される方は全般を含めてハンターの方が主流になっておられると思いますけれども、そのへんの出動に対しての経費についてはどのくらい理解しておられますか。

○委員長(安田 薫) 林務係長。

○林務係長(渡邊義春) 出動の経費につきましては、1回当たり3,000円を支払うことになっております。弾代やガソリン代を含めますと、かなり厳しい金額になっていると思いますけれども、ボランティア的な出動ということも、猟友会の方にお願いをしておりまして、今の金額で考えております。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 係長のほうから、「ボランティア的な」という発言がありましたけれども、実際問題としてハンターの方々も仕事を持っておられますし、かかる経費は当然かかってきます。1発で1つ仕留められればいいのでしょうけれども、その点について、先ほどの原委員の質問に対して課長のほうから、農家は農家で対応していただきたいと厳しいお言葉をいただきましたけれども、空を飛んでいるハトやキツネに関してもそうですけれども、個人の手ではどうしようもない場合があります。ましてや、畜産業界においては、衛生関係上サルモネラ等を含め、全て有害鳥獣のせいではございませんけれども、出入り口に石灰を撒く等対処しておりますが、個人的には非常に困難なものがかなりあります。ハンターの方にボランティアで来ていただくということは、頼むほうも頼みづらいし、来ていただくと赤字になる覚悟でしていただくということで、そのへんを具体的にどう進めていくかお聞きしたいです。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) ハンターに対する報償費の問題ですけれども、一昨日の一般質問のなかでもお答えしております。毎年、報償費の単価につきましては猟友会と協議をさせていただき、単価を決定しています。そういうなかで、現状の単価が安い・高いなどいろいろなご意見があるかと思いますけれども、今の有害鳥獣駆除のやり方・方法につきましては、猟友会のほうに委託させていただいて、実施していただいているなかで、報償費の単価につきましても、今後とも猟友会と協議をさせていただくなかで燃料が上がった・下がったなど経費の問題等もございます。そういうなかで今後とも行っていきたいと考えております。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 最後になりますが、課長から今後についてお聞きしましたけれども、考え方として、今後、この議件について予算的にどのような方向に進んでいくかお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 課長からお話しをしているように、猟友会との話し合いをしながら、当町のほうから遠慮をせずにしていただきたいと話しております。猟友会のほうも財政困難なために良識あるなかで、自分達もその専門の職業ではないし、ボランティア的に考えていると今まで言われていていました。しかし、最近これが直近になりますと、外来種も入って来ているようななか、それから農業者の高齢化も進んでいる、疾病の問題等々がありますので、もう一度、さらに有害駆除についての根本的な考え方を示していかなければならないかと思います。市町村長に駆除の使命があるので、どうしても協力を得なければなりませんけれども、町として農業者の皆さんが苦労して作物の生産のほうで一生懸命やっていただいているものなので、そういった面では、そこらへんをもう少し考え直していく条件を整えていくということで、猟友会とざっくばらんにもう少しお話をさせていただきます。そのなかで、解決策を見出していきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) よくわかりました。今後ともよろしくお願いいたします。終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 12番、口田邦男委員。

○委員長(口田邦男) 1点だけお願いいたします。
 125頁、清水町農業振興公社の負担金が出ておりますが、先ほど課長の説明では、本拠地を庁舎内に移転するという説明がございました。その説明と公社に対して道の紐付きなものがあるのではないかと思います。解散する上においてその紐付きが継続しているのかどうかということです。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今のご質問は現事務所と使っている、旧農業機械化研修所の関係かと思います。あの施設につきましては、移譲後10年間は農業関連施設として使っていただきたいということであったところでございます。
 公社が発足して、あの場所を事務所として使用してから11年経ったところでございます。そういうなかで、紐付きという部分のものはクリアできた部分でございますし、今回、事務所移転をする理由につきましては先ほど説明させていただいた部分のものがあって、役場に事務所の移転をさせていただくということでございます。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 町長にお聞きしたいのですが、公社は解散したらよいのではないでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) これもJAとも協議を重ねており、当初、出発するときの経緯が、お話のように引き受けるためのような状況があって、そういうかたちになりました。公社の機能として、それが拡大するようであれば存続をしなければならないものではないかと、このように思っていたわけであります。
 当初は、サポートセンターや将来的に牧場経営だとか、そういったものも含めて、農業に関係する小組合的なもの、農協の役目と町の役目の中間に立った農業政策の実行面でやる考えだったのですが、それぞれ独立してきているというようななかでは、集合体としてやっていかなければならないというようなこともございました。そういうことで、農協としてもこの問題について、以前から公社の必要性を訴えておりましたので、今年度1年この結論をしていきたいというようなことは考えているところでございます。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) いずれにいたしましても、公社そのものを無理してつくったようなかたちのなかで進んでいた記憶がありますので、これで紐付きがなくなったら元に戻して簡略したほうが良いと思いますので、そういうふうに進めていただきたいと思います。
 先ほど、原委員がビートの面積で質問されておりました。課長は「増反で増えた」と表現のしかたをしておられました。20ヘクタール増えたと。増えたのではないです。昨年に比べて120ヘクタール少ないのです。その少ないなかのうちの20ヘクタールが交付金対象になると、決して面積自体が増えているわけではありません。その表現のしかただと間違った解釈をしますので、よろしくお願いまします。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 誤解を生じたかもしれません。申し訳ございません。
 ビートにつきましては、23年産で、今年作付けするビートのホクレン原料所が取りまとめた面積が1,230ヘクタール程度でございました。それは1月くらいの数字で、この対策を打ち出してから、JA並びにホクレンのほうで農家を回り、その1,230ヘクタールから増えた面積が20ヘクタール強というようなことです。以上です。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、農林業費の審査を終わります。

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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。(午後3時22分)

○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後3時35分)

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○委員長(安田 薫) これより、第7款、商工費、138頁から142頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 第7款、商工費につきましてご説明申し上げます。商工費の総額は129,068千円で、前年度対比で44,338千円の増額でございます。主な要因につきましては、先般、副町長から予算概要の説明があったかと思いますけれども、一部重複しますがご説明申し上げます。
 138頁、1目、商工振興費、19節、負担金・補助及び交付金の37、清水町商工業活性化店舗開店等支援事業補助金です。この事業につきましては、新たに起業される方々が、清水市街・御影市街の市街地に点在する空き地・空き店舗を活用し、中心地の賑わいを図ることを目的に、新しく開店した際の助成措置でございます。新規事業です。
 続きまして、139頁、2目、観光費の19節、負担金・補助及び交付金の30です。清水町観光協会補助金ですが、今年の秋から道道自動車道が、道央圏と全面開通する予定でございます。そのなかで、本町といたしましても、従来の通過型の町から、いかに本町・隣接する町村を含めて魅力ある町にし、できるだけ多くの交流人口を取り込もうということを目的としております。なお、昨年、魅力のある景観を観光資源として活用するために「十勝清水4景プラス1」の事業展開をやっておりまして、本年度7月をめどに一大的に発表と活用等について関係機関と進めるところでございます。
 また、19節31、清水町新キャラクター製作実行委員会補助金ですけれども、この事業につきましては、平成22年度のまちづくり予算町民提案事業で採択された事業でございまして、4月以降、関係各位の協力の下、今後、具体的な展開について協議していくものでございまして、今回予算を計上させていただいているところでございます。以上、ご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○委員長(安田 薫) これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) 午前中の問題でございますけれども、観光のところで検討願いたいと思うところでございまして、イベントの関係です。
 千年の森で行われ、20万人くらいの規模を見込んでいると言われておりますから、ただ帰ってもらうのはまずいのではないかと思い、せっかくあそこへ来たのならば本町にも足を向けて、いろいろ落としていってほしい物があるのではないでしょうかと思います。
 それに便乗するわけではございませんけれども、せっかくの大イベントがあるので、それについて本町として何をすべきかといったことを真剣に考える必要があるのではないかと思いますので、これは来年でいいということではなく、今すぐ検討する必要があるということで、それに関しての実行委員会というものを立ち上げて、予算を組んだなかでやったらどうかと私は思っているので、よその予算書のなかではそういったものが含まれているかどうかお尋ねいたします。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 先般の町長の一般質問でもございましたように、ガーデンショーの実行委員会方式で、実際にこれからガーデンショーの詳細について検討されるわけですし、私も観光協会等のかかわりのなかで、1円でも商店街に落としていただくような努力は必要ですし、「十勝清水4景プラス1」の「プラス1」に十勝千年の森が入っております。ですから、そういった施設と市街地、JRを利用して市街地からタクシーで会場に行かれる、高速を降りて自家用で38号線を通過しながらガーデンショーに向かう車両もございますので、そういったところで飲食店や農業体験のできるチラシだとかマップの作成もみております。そういった集客を見込むイベントのPRを関係機関と連携をもってやりたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) わかりますが、もう少し真剣に考えるべきではないかと思います。ガーデンショーに合わせて町のイベントをどういう風にしていくか、町にある産物をどうPRするだとか、観光協会だけではなく商工会あるいはJAとタイアップをしながら取り組む必要があります。これは真剣にやらなければならない問題だと思いますので、乗り物がどうこう言う問題ではないと思うのですが、どう考えますか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 先ほども、私にご質問をいただきましたので、申し上げたいと思います。
 それに向けて今年度は、今ある観光施設の見直しとしてやりながら4つの景観の場所とプラス1ということで、古いものについては改修していくということを先般考えております。催し物については大きな事業がありますので、そういうことを踏まえたなかで、事業そのものの展開をしていくというかたちになろうかと思います。
 ただいま申し上げましたように、実行委員会としてどうかは別として、ガーデンショーにかかわってその後のことを考えながら地域振興策をやっていかなければ、地域おこしにつながっていかないだろうと思いますので、地域興しを進めるためにも準備段階が必要です。しかし、お金はそこでかけるかかけないかは別として、そこまで煮詰まっていない状況でございましたから、観光協会もそのメンバーとして入っておりますので、観光協会に飲食店組合も入っているので、そこが中心になっていただけるということは、住民運動として有効な手段であります。したがって、行政としても支援していくということで、そこで、予算が必要になってくるということになった場合には、これは考えなくてはいけないということで、執行方針でも言っておりますけれども、情勢のなかで変化に応じた予算構成をさせていただきたいということでお願いしております。先ほどの問題点もありますけれども、各議員それぞれからの提言やいろいろなご質問をいただいておりますので、スピード感を持ちながらやらなければつながっていかないと思っておりますので、ご理解をいただいて、かたちはどうあれ地域振興につながるように努力をさせていただく会合にしたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 口田邦男委員。

○委員(口田邦男) わかりました。
 これは、誰が中心になって進めるべきかということが問題で、町で音頭をとってやりますということになれば、観光協会に投げかけてしまうのではないかと思うのですが、観光協会が中心になると、JAとかけ離れておかしなかたちになりかねる場合もあるのではないかという心配がございますので、そこらへんを網羅したなかで組織をつくって進めたほうがいいと思うのですが、いかかでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 委員がご指摘したとおり、心配をしてご発言していただいているものかと理解しております。いわゆる、農産物の問題や加工物の問題などいろいろありますので、長期間にわたって、来年の6月から10月までやるので、しっかりしたなかで品物を出せるように、お客さんが来てなくなるということはできないわけでありますから、そういった対策をするようにしてまいりたいと思います。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 中島里司委員。

○委員(中島里司) 今、口田委員の質問に関連しますが、実際にガーデンショーの関係については、来年の6月から期間として1シーズンということでしょうか、それであれば、今、町長が具体的にスピードを持たせた対応と言われておりました。
 それぞれのお話を聞いていたら、実行委員会の団体の代表の方が入っておられるというお話です。私は、この機会に清水町の農産物も含めて、プリマハム・ホクレン・日甜とそれぞれの工場があるので、町内での産物・加工品も含めて、今回20万人来られた人に「清水町にはこんな素晴らしいものがあるのだから、その期間だけではなくこれからも通過するときに寄ってみよう」という、団体というか組織というのは、どういうかたちか思いつきませんけれども、この機会に、その組織化までは町がリーダーシップを発揮して、それぞれの関係団体のナンバー2かナンバー3か、そういう方達を積極的にそこにつくるためのリーダーシップを発揮してもらえないでしょうか。町内の生産団体といいますか、生産者といいますか、工場も含めてそのへんについて町長はどうでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 具体的には言いませんでしたけれども、各関係団体の連携強化を深めて組織づくりをしていきたいということです。具体的にお話がありましたけれども、そのとおりの組織を永久にするかは別にしても、準備をするための組織をつくりあげて、そこまでは町が積極的にやっていくことが大切だろうと思っておりますので、そのように取り組みさせていただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 中島里司委員。

○委員(中島里司) 町長の答弁につきると思っておりますので、期待したいと思います。
 ただ、先ほど言った、一度来た人がまた来たくなるよう、食べ物も大事かもしれませんが、清水町にはこういったものがあるというものの魅力を考えれば、町内の物産を取り扱うようなものを商工会、JA、観光協会、それぞれの企業の方々にできるだけ長く維持していただく取っ掛かりが、ガーデンショーのイベントではないでしょうか。ぜひ、会長という大変な立場になられて町長がうんぬんではなく、町の人達がこぞって動けるような、そんな組織化に対してご尽力をいただきたいと期待しておきたいと思います。
 観光についてですが、いろいろな新しい事業について新規であれをやります、これをやりますという話、何とか魅力を探っていきたいというふうに理解しておりますので、それが悪いと言う気はありません。
 この間、高速で清水町に入ってくるときの案内表示になんて書いてあるか承知していますか。清水町はカリヨンのまちと書いてあるはずなのですが、財政が苦しいからカリヨンは動いていません。それが良い、悪いと言っているのではなく、看板がそういった表示をされていることについて感じたのが、既存のものに対してプラスアルファの魅力をつくることも大事ではないでしょうかと質問をしたいのです。いかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 看板の関係につきましては大変申し訳ございません。昨年も牛玉ステーキ丼にかかる看板なんかも、高速から見えるような部分で、町長の指示に基づいて設置させていただきました。そういう部分で、委員がおっしゃられたような既存の部分の改修というのは、本当に大事な部分なので、そのへんは調査をさせていただき、検討させていただきたいと思います。
 それと既存の部分の活用ですけれども、まさに「十勝清水4景プラス1」の部分につきましては、既存のいろいろな観光施設をいかに魅力あるものにしていくかということで、先ほど町長からご答弁させていただいているように、ある程度の改修をさせていただき、高速道路の全面開通に向けて、お客さんが寄っていただけるように予定させていただいております。今年度につくったパンフレットにつきましても、そういう観光施設を含めて、既存の民間事業者のところも、例えば半日コースの設定や1日コースの設定だとか、観光施設・民間事業者を含めてのルートもつくっております。そういう部分につきましても、極力、イベント等に働きかけをしながら、1人でも2人でも多くの観光客が清水町に足を運んでいただき、1円でも2円でもお金を落としていただくようなことを考えていきたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 中島里司委員。

○委員(中島里司) あまりしつこいのは嫌いなのですが、この間から町長が言われている、ガーデニング、私はこの間の未来の関係の話もお聞きして、素晴らしく良かったと思い、話として聞かせてもらいました。そのなかで。これから、実行は担当課だと思っております。ああいうお話を伺って責めているわけではありません、町長が大きなまちづくりのなかで考えられた、そういうものを実行していくために、漠然としたものではなく、どんどん町長にぶつけて実行する方法を考えていただきたいです。すぐにこういった委員会をつくりますと、否定するものではありませんが、担当課としてそういうものは、こういうものはできますけれども、このへんはこういうことで、やることのスピードアップをするだとか、そのためには、年度途中で補正をしておかなければ今からでは間に合いませんだとか、そういうことを言うのは担当課、少なくてもそれぞれの管理職の頭脳だと思っております。個々の頭脳ではありません。町長の実行部分の頭脳であるべきだと思います。今回の場合はそういうことを遠慮せずに、そういうものをぶつけて、実行のためのものというのは、町長が言われたことに対して実行していかなければ、何か全部を振ってしまって観光協会、商工会に話すとなると前に進みません。そこを何とか考えて、実行のためのアイディアというのを理事者と積極的に協議していただきたいです。そして、そこのかたちができたら、その方達に対して町民の力を発揮してもらう。今回はそのタイミングとして最高だと思います。町長が会長になるといろいろな情報が拾えるので、その情報をお聞きして皆さん方が実行に向けてどうするかというのも商工振興の1つのきっかけです。私はそうしていただきたいと思います。課長も頭がでかいからいろいろなことを考えておられるだろうけれども、実行に向けていろいろな関係機関と協議をして、ひとつのまとまったものに誘導していただきたいです。その知恵を出していただきたいと思うのですが、頑張っていただけますよね。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 頑張りたいと思います。
 先ほどご説明させていただいている「十勝清水4景プラス1」の事業につきましても、一昨年、観光協会で取り組んだ観光現地指導会のなかで指導した先生の方から提案された事業でございます。観光協会の事務局は、役場の職員が担っておりますので、そういう部分もできるところからやっていきたいということで、観光協会の事業として、先生の提案された事業を実践したといいますか、そういう部分でやらせていただいております。委員がおっしゃられた部分は仕事としてやるべき事でございますので、観光に携わる人間を含めて、いろいろな発想を出しながら、今後頑張っていきたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 139頁、2目、観光費でお聞きいたします。
 昨年デビューした新ご当地グルメ「十勝清水牛玉ステーキ丼」は関係者の努力により、好調な売れ行きが続いているとのことで、嬉しいことであり、喜んでいるところであります。関係者の皆様に、敬意を表したいと思います。
 昨年は高速道路沿いや国道274号線に看板が設置され、官・民あげて取り組んだ結果であると思います。しかし、地元十勝の若牛を使った料理を提供している飲食店は牛玉丼提供の9店舗以外にもあると聞いております。より多くの観光客を誘致するには、それらの店舗と9店舗がよりこの連携を図って、PRしていく必要があると思いますが、このことについてお聞きしたいと思います。
 この、牛玉丼の製作やPRには町が強く関わってきたわけですから、町が中心となって調整し、牛玉丼と合わせて他の飲食店の十勝若牛メニューをPRして、1人でも多くの観光客を本町へ呼び込み、町の活性化を図ることは重要であり、そのためには1店舗でも仲間を増やしてPRしていくことが大切と考えますので、ぜひ、前向きに取り組んでいただきたいのですが、お考えはどうか伺います。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 牛玉丼に関しましては、地域活性化協議会の組織のなかで、飲食店の皆さん方や町民の有志、役場職員の若手も入ったなかで研究開発されたもので、7月17日に発売されて以来、10月で約10,000食、12月末で12,000食、7月16日に発表セレモニーがございましたが、提案者であるヒロ中田さんの目標値として1年間で20,000食というような数字が出されましたけれども、先般の協議会にも出させていただきましたけれども、6月頭くらいには目標が達成できるのではないかというお話もありましたし、そのなかで、昨年9月に行われました、札幌オータムフェスタで5,600食販売できたのですが、多くの町外者がその味を求めて、日曜日にわざわざ来られた方々が、お店が休みだったり、一時的な準備の段階で準備中だとかというなかで、なかなか食べることができないでお帰りになったというようなお話を聞いております。これは、牛玉協議会でのお話ですので、私共は町のほうからうんぬんということは申し上げられる筋ではありませんけれども、聞いている話では、新しく店舗の開店を目指す方の募集、そういったことも視野に入れながら、協議会として対策を考えているようでございますので、情報としては直接関わっている部分ではありませんので、確かな情報はご説明できませんが、ご理解いただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 前向きに検討していただきたいと存じます。
 観光というか景観的に見栄えが悪いという視点から、観光ということになるのかもしれません。国道や道道沿線が廃屋・廃墟が点在して景観を損ねています。町長は観光美化の一環から廃屋・廃墟の撤去の補助金制度の導入を言われていたと思いますが、本年度からの導入を見送った理由をお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 廃屋・廃墟の助成ということでお話がありましたけれども、この部分については、町長の公約事項で、できるだけ早い時期にそういう取り組みをしようという町長からのお話もございました。そのなかでいろいろと検討しました。
 どういうかたちで助成ができるのかで、今回は町内の廃屋がどのくらいの戸数があるのか、どういう部分にどういうようなものがあるのかというような調査はさせていただいております。そのなかに事業所があったり、元々事業所でやっていた廃屋があったり、農家もある、個々の住宅もある、そのなかで、住宅であれば古い住宅のみを対象にするのか、物置までを対象にするのか、車庫をどうするのか、そういうような部分で内部で議論しているなか、なかなか早期に結論を出せないというような部分で、今回は見送っている状況でございます。
 最近耳にしているのが、国道38号線のなかの昔のアストロボウルの部分については、向こうのほうで自主的に解体するという情報を伺っております。過去においても、消防や我々のほうも解体してほしいという部分で、お話している部分もありまして、自主的にやっていただいている部分もあります。そういう壊した人と、これから助成をして壊す人との不公平感など、いろいろな問題がございましたので、今回は検討する時間がほしいということで延ばした状況でございます。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 課長からお話のとおり、大分議論をしました。最終的に庁議で、平成23年度の当初予算からの出発は見合わせるということにしました。それはどういうことかというと、私をはじめ、景観というもので他町村から来られる方々が清水町へ入ってきたときに、「こんなに古いものまであるのか」ということで、できるだけきれいな町だということを印象づけたいということから、274号線あるいは国道38号線とやったのですが、それに対応すべく、調査をしてもらい、その後に関連する市街地などの調査をしてもらって進めてきました。
 そこで、国道については、ある一定程度のところについてはいきまして、38号線のところで1件だけ取り壊しをしていただきました。いろいろな物件の財産がらみで補助金をつけても取り壊しできないというところが出ており、そこだけを除いて他をやるのかということもありますので、23年度中に結論を出して、実行面に移していきたいと思っております。
 農業関係でいくとかなりありますので、どうするのかということになりますと、町単独でやるので、少しJAにもご協力をいただくだとか、何らかの方向をとりながらしていかないと早くは進められないので、年次計画を立てて長いスパンのなかでしていくしかありません。そういうことで、いろいろ協議をしたなかでは待たなければならないと思いました。よろしくお願いいたします。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 頁数は138頁です。
 清水町の商工業の振興事業の補助金で商品券を出しております。以前もお尋ねをしましたが、ここに1,276千円計上されております。今回売り出した商品券は、大型店舗も該当されて日用品・食料品等々についても買えるということになっておりますが、この1,276千円のなかで地元の大型店以外の商店にどのくらい入っているのか、押さえておられると思いますが、そのへんのことがおわかりでしたら教えていただきたいと思います。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 今回の予算に計上しました1,276千円については、従来の11月から1月末までに実施されるプレミア付きの商品券です。それから、先ほど大型店うんぬんと言いましたが、今年の2月21日から5月末までの地域応援生活券について大型店が入っております。従来、11月からやっているやつにつきましては、カード会にお願いをしておりまして、小売店約64店ほどの事業者の方に協力をいただいているかと思います。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、お尋ねをしたのは地元の個店の大半にこの商品券が使われている、今言われた後段の部分については、大型店でも買い物ができますということですよね。それまでの部分については、それらの大型店は使用できなかったということで理解してもよろしいでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 資料で見ますと、従来のプレミアで大型店が利用できたのが19年までで、それ以降については大型店は加盟しておりません。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) ここに書いてある1,276千円についてはそういうことで処理できたと、ほぼ町内の個店等々に跳ね返っているという理解でよろしいということですよね。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) そのように理解しております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 後段の部分についてはまだわかりませんけれども、かなりの額が大型店のほうに流れるという気がしておりまして、町長も商工会等々の話し合いのなかで、商品券等について意見を言っているようですけれども、相当数そちらのほうにいくのではないかということでよろしいでしょうか。そして、大型店を入れたというのはどういう理由なのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) うきうき商品券の事業と生活応援商品券の部分につきましては、毎年補正予算のなかで対応させていただいているところでございます。
 生活応援商品券の部分のご質問かと思いますが、この部分につきましては、商工会の事業ということで、商工会の会員の事業所につきましては、全部対象になっているところでございます。なかには、うちは抜けさせてもらうというところもございますが、基本的には商工会の会員のところが対象ということで、実施させていただいております。大型店につきましても、商工会の会員になっているものですから、当然対象になりますし、使われかたは約50%弱、40%ほど大型店のほうに今までの実績として流れているような状況です。今回はまだ実績が出ておりませんので、どのようなかたちになるかはわかりませんけれども、うきうき商品券は12月から1月・2月にかけての傾向をみると、地デジの移行期間でうきうき商品券の使われかたはそういう目的外、テレビを買うだとかの部分に多く使われたような気がします。今回の生活応援商品券につきましても、食料品を買うだとか、そういう部分では50%弱使われるような気がしますが、目的外の部分の商品も地元の小売店のほうに相当流れるのではないかと考えているところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 加盟されている大型店という認識からすると、それもいたしかたない部分もあるのかという気もいたします。今後、加盟したところを入れて半分程度はそちらのほうへいってしまうということであれば、問題も大きくなるという気もします。新たに出されるときには、元に戻ったようなことになるような方法が良いのではないかという気がいたします。
 34番、産業クラスターの研究開発の補助金の関係です。この産業クラスターの研究開発は非常に素晴らしい名前がついておりますけれども、これは今年で何年くらいになるのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 規約等は持ってきていないので、定かな部分ではありませんが、この研究会が発足してから10年程度経つように記憶しているところでございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私もこの町に来て10年になりましたので、初めから議会の傍聴をさせていただいたり、いろいろしていた経緯があり、かなり長い歴史があるという見方をしております。そこで、10年間で産業クラスターの研究開発等に、年々金額を変えている面があろうと思いますけれども、現状、その10年間のなかの成果というのはどのようなことになっているのかお聞かせください。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 私は産業振興課で概ね3年くらいになりますが、陶芸で美蔓粘土の埋蔵量というか、そういう粘土をもとに陶芸サークルをやりまして、3年ほど前から6月に開催されている「全十勝清水やきもの市」に2年ほど出店させていただいて、他の金物屋さんよりはお手ごろだったでしょうけれども、湯のみやお皿、そういった販売実績というのはございました。
 現在はわさびで、旧スキー場のキャンプ場跡の土地を利用し、水耕栽培的な試験をさせていただいたのですけれども、冬場の管理が行き届かなく、2月の渇水等でうまく水が補給されないような状況のなかで、水耕的な栽培についても20年度をもってやめさせていただきました。21年度から畑栽培、そういったほうの栽培研究させていただいております。現在も土地を一時的に開墾し、無農薬に近い状況で栽培し研究をやっております。昨年は、アスパラガスの擬葉の分析等をさせていただき、そばの120倍近く健康に良いという分析も関係機関に委託して、調査をさせていただいています。今後、今年についてもわさび・アスパラの擬葉の活用などについて研究する予定でございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 前段で言われた陶器については、やきもの市で出品等をして販売しているという実績がある。今後もやきもの市がある限り継続していくという方向になっているのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 実は、美蔓粘土につきましては、数億トン近い埋蔵ということなのですが、実際に2年ほどかけて農家の方から土地の提供をいただいて、重機を使い純粋な美蔓粘土を使って陶器をつくろうという研究を一時させていただいたのですが、不純物が多かったり、5メートルくらい掘って断層を見ながら採取している、その採取した量も肥料袋で5つから6つ、不純物の除去などかなり手間がかかりました。谷本さんの使われている粘土が美蔓粘土を最終的に利用させていただいて、陶芸のやきもの市等に出店したというのがありました。埋蔵量はありますが、純粋である美蔓粘土を使って良い陶芸をつくることについては苦労があって、教えていただける陶芸の方々の高齢化もありまして、陶芸のほうに従事できるのが難しくなり、昨年の4月をもって陶芸については一段落させていただいた経緯がございます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 新しいものを開発して商品化し、成功させるというのは大変な努力がいるし、並大抵のことではいかないと重々承知しています。昨年も227千円をみていたということで、先ほど言われたアスパラの関係でということでありますけれども、年々扱うものによって補助額を変えたりしているようでありますけれども、町民側から見るとどれだけ長くやっていてもなかなか日の目を見ないのならと言うような意見もありますし、そういう面も関わってきて、この事業だけではなくいろいろな面で間をおいて、休んでから考えるなど、そういうことも必要でないかという気がしますがいかがでしょうか。

○委員長(安田 薫) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 産業クラスター研究会の事業でございますけれども、アスパラの擬葉の調査・研究につきましては、まだ途中でございます。昨年、この擬葉を使って一部利用者が試験的にソーセージに混ぜたりして試食会なんかを開いた経過がございます。その部分で商品化として売り出すか売り出さないかは決定しておりませんが、そういう活動については継続中ということもございます。
 先ほどの麦飯石につきましても、産業クラスター研究会としては調査・研究機関であって、そこで商売をするような機関はございません。そういうなかでは、美蔓粘土の活用について、陶友会というサークルがございますけれども、そちらに粘土を譲り、そちらのほうで作っていただくような計画もございます。産業クラスター研究会の活動については、特産品の調査開発という意味では、町として大事な部分の事業だと思っておりますので、今後ともいろいろな事業内容を検討するなかで継続していきたいと思っております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今お伺いしたところ、アスパラ等についてもまだ結果が出ていない面もあって、努力をされているということですので理解をいたしました。
 139頁、地域活性化事業の企業立地促進補助金の関係でお尋ねをいたします。バイオエタノールの工場が本町に進出したことによって、その補助金ということだと理解しておりますが、これは企業から補助金の申請があって出すものなのか、この条例があるからお宅へ出しますということなのかどちらでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 補助金につきましては、条例に基づいて交付するものですけれども、事前に事業者からの申請があり、町で内容を審査し交付を決定するというような流れになっております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 清水町にこれだけ大きな融資をされたということは嬉しいことでありますけれども、私の感覚からいくと56億円もの大金を投じ国が半分負担してつくった工場なので、財政の厳しい町に来ていただいた感謝の気持ちはあります。けれども、それは申請しないのだろうというような考え、考えが浅いというのかわかりませんけれども、その程度の理解をしておりましたが、見てみると、来年・再来年は5,800万円等々の部分も出ているということで、これは大変な会社が来たという思いがあります。一般的に本町に企業が誘致された場合にはほぼ規模が大きい・小さいに関わらず、このような補助金というのは過去に交付をしていると理解してよろしいでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 条例のなかで対象要件というのを決めております。
 新設につきましては、投資額が3,000万円以上、雇用増が5人以上ということで要件を設けておりまして、これ以上に該当する企業・工場の新設等については、今までの経過としてこれに該当するものはほぼ申請があって、補助金を交付しているのではないかと考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 雇用そのものについて5名分は本町から雇用されていると理解をしてよろしいのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 企画課長補佐。

○補佐(佐藤秀美) 今回のバイオエタノール工場の新設に対しては、町民が9人新たに雇用となっております。その他に町外者が数名おりますけれども、町外者は補助の対象にはなりませんので、補助対象になる町内の補助者というのは9名という状況です。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 現状の経済効果についてお尋ねいたします。
 15,000キロリットルを生産目標にしていると思いますが、それに絡めて私どもの町のバイオエタノールの工場に見学に来るだとか、いろいろなそういう流れがあろうかと思います。今、本町がこの分で経済効果があると考えていることはどういうことでしょう。

○委員長(安田 薫) 企画課長。

○企画課長(中島弘志) 経済効果ということですが、製品の出荷に対しての経済効果というのは確認しておりませんけれども、多数の視察団体が訪れております。当然、町内で昼食等をお取りになっていただきますので、そのへんの効果が出ていると判断しております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。
 飲食等の効果ということでありますので、今後もより多くの方に来てもらって牛玉丼を食べてもらおうというほうにも効果があるのかという気もいたします。
 最後に観光に絡めて、私はよくこの場所で発言をさせていただいておりますが、イベントを開催するにあたって、これから先を含めて町内に他から見えたとき、先ほどの看板の関係もありますけれども、町の景観で入ったときの印象が非常にイメージ的には大きなものになるということで、国道からの景観の悪いところについては、撤去するなりしてほしいものだと思っている箇所があります。以前もどこの場所かということでお話をしたことがありますが、洗濯機や冷蔵庫、テレビなどありとあらゆるものが国道38号線のすぐ横に山積しています。何とか、どこかに整理をして見やすいようにならないのかと思っているのですが、このことについて、どのようにしたら良いのか担当課のほうで考えたことはおありでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 以前にもそのようなお話があったと思います。国道38号線沿いで、廃品ではなく、土地の所有者で、そういうものを職業としておりますので、廃品は廃品なのでしょうけれども、鉄の資源としての押さえかたというのを持っていると思います。所有者の職業ですから、リサイクルをしても市場価格というのを考えての部分であると考えておりますので、安いときよりも高いときに販売したい、そのまま捨てておくということではないと考えております。
 数年前であれば、オリンピックがあったり博覧会があったりで、鉄等の価格がかなり上がりました。そのときに、全量を持っていっていただければよかったと思いますが、部分的に減ってきているようですので、販売しているのか、今後につきましてもそういうような部分というものが確かにありますので、我々には廃棄物に見える人もいるかもしれませんけれども、実際は、その所有者は資源としての考え方を持っているのではないかと考えております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 確かにうちの町だけではなく、我々から見たら資源といわれればそれまでなのかという気がいたしますが、課長が言われますように、鉄が高騰していたときに処分できるものをかなり処分してるだとか、そういうことがあればよかったのでしょうけれども、私が見る限りそういうこともなく、ある程度減ったと言われているのですが、どの部分を見て減ったといわれたのか理解に苦しんでいるのですけれども、なんとか見た目だけでも国道から見て商品の利用価値、廃物なので使う用途があるといわれればそれまでなのでしょうけれども、国道からの見た目は悪いです。町も手助けをするなり、整理はできないものかと思っておりますが、無理なのでしょうか。

○委員長(安田 薫) 町民生活課長。

○町民生活課長(佐藤典隆) 私が思っている場所と委員がおっしゃっている場所が違うのかどうかはわかりませんけれども、ゴミという判断であれば私共のほうで処分なりしていただくことは指導したいと思います。お話をするのは私のほうもできるのですが、本人が自分の土地にそういうような資源として考えて置いているのであれば、鉄製品やアルミ製品などは高いときに売りたいという考え方も持っていると思います。そういうような部分で、景観上まずいというような判断であれば我々のほうでもそういう時期のときに、できるだけ早いうちに処分していただけるようなお話しをしていきたいと考えます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 課長が言われているところと、私が以前から言っているところが違うところなのかと考えたのですが、ちょっと目立つということは私は常々思っておりますので、これ以上言っても捉えかたが違うのか、あのまま置くしかないのかと思いますので、以上で質問は終わります。

○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、商工費の審査を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(安田 薫) おはかりします。
 本日の委員会はこの程度にとどめたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 異議なしと認めます。
 明日は午前10時に委員会を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(安田 薫) 本日はこれをもって終了します。
(午後4時38分散会)