北海道清水町議会

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平成23年度予算審査特別委員会(3月17日_総括質疑)

○委員長(安田 薫) 全会計を通しての総括質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 当初、町長のお話のなかで、今回の東北の大震災に関して公営住宅を考えているという話でございました。あちこち新聞報道でも明らかとなり、被災者は着の身着のままというような感じだろうと思います。このへんについて配慮をして、清水町民とかかわりのある方もいると思いますので、そのへんについて考えて対応してみてはいかがでしょうかということで、町長の考え方を聞かせていただければと思います。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) かかわりでご質問の要旨は、町内の居住者の方々とかかわりのある方に対してもというお話ですよね。当然のことながらそのことも踏まえております。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 住宅はあるのですが、なかに布団であるとかいろいろなものがありますけれども、そういった設備をある程度、配慮していないとなかなか迎え入れることができないのではないか、そのへんに対しての配慮をすべきではないかということであります。
 今、休止しているフロイデ温泉のコテージ等々を含めて、何か良い案が町職員全体であれば、その配慮をしたほうがよいのではないかということで提起をさせていただいております。

○委員長(安田 薫) 原委員。何についてどうだという質問になりましたか。

○委員(原 紀夫) 住宅内の宿泊ができるような設備について、備えるべきではないのかということです。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹)  防災を担当しておりますので、私からお答えさせていただきます。
 荷物などは持ってこれないと思いますので、対策する場合にはそこらへんを含めて考えていきます。

○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 当初、町長が言われた部分はそういうことが含まれていて、発言されているということですか。それをはっきりしていれば、清水町は非常に姿勢がいいということで、15戸をドンと表示されたと思います。他の町村もかなり出ていますが、清水町も戸数が多いので、そういった配慮をしておけば、かえっていいのかということがあり、お尋ねをしました。

○委員長(安田 薫) 原委員よろしいですね。
 他に質疑はありませんか。
 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 先日、本会議でも申し上げましたが、今回の大震災の支援についてお願いをいたします。原委員と重複する点もございましたが、ご了承いただきたいと思います。
 3月11日に発生した、マグニチュード9.0の東北関東太平洋沖大震災で、被災された人に対する支援対策を早急に検討すべきであることをこの間の本会議で申し上げ、お願いをしました。
 具体的に要望をいたします。住宅支援対策、公営住宅等公共施設の提供、公営住宅・共営住宅その他の施設につきましては、いち早く清水町として、住宅15戸の提供を申し上げております。今ひとつの提供をお願い申し上げたいと存じます。
 2つ目は、食料の支援対策です。米・生鮮食料の提供、食料が足りなく、未だにテレビ等でも訴えられておりますので、更なるご支援をお願いしたいと思います。
 3点目につきましては、日常物資の...(途中中断)

○委員長(安田 薫) 佐藤委員、一問一答でお願いします。

○委員(佐藤幸一) 失礼しました。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) お願いという話でしたが、住宅の提供でございます。この度の東北地方の関係ですが、連日、甚大な被害を報道されていて、心を痛めているところでございます。
 この間の報道にもありましたが、14日に十勝官・民の関係者その他、合同の対策会議が開かれております。後ほど町長から説明があるかと思います。それを踏まえて、3月15日、役場課長職を全員集め、東北地方太平洋沖地震、東北関東大震災だとか東日本だとかと言われているようですけれども、その対策会議を開催しました。そのなかで、関係機関から支援の要請があった場合にはどうしたらよいのか、具体的な項目をあげて確認をしております。
 そのなかに、1点目にあった住宅関係です。先ほど、原委員の質問にもお答えしたと思いますが、教育委員会にご理解していただき、教員住宅も考えております。定住の住宅も、ただいま企画課と打ち合わせをし、対策をしていこうということで、全職員で確認しております。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 素早い対応に感謝します。
 食料の支援対策ですが、テレビ等でもお米が足りない、生ものが食べたい、いろいろな食料品が足りないと放映されております。このことについて、ご支援をお願いいたします。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 食料、米等の提供ということでございますが、ホームページなどでいろいろと出ておりますけれども、現地では、未だに被害状況が正確に把握できていない状況にあるかと思います。そういったことからいいますと、災害物資の受け入れ、配分についても十分な体制が整っていないという話も聞いております。かえって現地の混乱になるのではないかということもあり、現在は上部機関と相談をしておりますけれども、現在は控えさせていただいている状況でございます。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 素早い対応をしていただいていると思っております。テレビでもご存知のように、着の身着のままということでございます。義援金等の募集をしてはいかがかお聞きいたします。

○委員長(安田 薫) 総務課長。

○総務課長(金田正樹) 義援金募金含めての話だと思います。
 現在、日本赤十字社清水分区と北海道共同募金会の両方において、募金活動をしております。本町ですと、保健福祉課役場支所、文化センター、社会福祉協議会も含め募金箱の設置をしていただいています。そこらへんにつきましては、ホームページ含めて町民の皆様等に周知を図りお願いをしていくことになるかと思います。

○委員長(安田 薫) 佐藤幸一委員。

○委員(佐藤幸一) 出来る限りのことをやっていただきたいと思います。
 終わります。

○委員長(安田 薫) 町長。

○町長(高薄 渡) 今のことに関連して、私のほうから皆様にご周知申し上げて、ご理解をいただきたいと思います。
 現在は、職員につきまして、会議でも候補者リストをあげて、長期間にわたるだろうと思いますので、今求められているのは、技術関係の者で、それも含めて町職員の派遣ということになろうかと思います。
 なお、消防職員につきましては、団体は違いますが、私は管理者でありますので、清水署の署員で5人といっておりましたが、今回、急遽19日に出発ということで、清水町から1名、芽室町から1名と2名が行く予定です。
 本日、既にご報告を申し上げる前に、昨晩、豊頃町と大樹町が福島県相馬市との姉妹町交流をやられております。それぞれの町で電池が足りないという要請がきまして、姉妹町なので行き先もきちんと決まっています。私のほうでは、用意はするけれども、どこに行くかわからないという状況なので、決まってからそういったかたちをしていこうかと思っております。たまたま、豊頃町と大樹町のほうからそういったお話があり、町としてはできるだけの支援をしていくことをうたっておりますので、清水町を経由していくということで、本日、出発され、当町に寄ると言っておりましたが、それを高速道路まで持っていってあげると、できるだけの電池を320本ほど用意し、清水町からご協力をさせていただきましたので、皆様方にご了承をお願いしたいと思っております。
 今朝、御影診療所の荒井先生から電話があり、保健所のほうから患者の受入れができないかというお話をいただきました。当然、町が家主なので、町長と相談をしてほしい、直ちに連絡をしなくてはならないということで、管理者判断といたしまして、先生が受入れをするという意志を持っていただけるならば結構でございますということで、受入れをする表明をさせていただいたところでございます。ただし、地元の入院等々優先ですので、その点は、地元の方を排除してもいいということはできませんので、そのへんのことをお願いしたいとお話しました。もし、病院施設で受け入れられないということになった場合には、町のいろいろな施設なり、民間の施設なりをお借りし、先生が近くで診ることができる範囲で受入れをしたいと思います。先生のお話では、保健所から弱者の高齢者等々の緊急で医療にかかるのではなく、そういうようなお話でした。数名といっておりましたので5・6名と踏んでおります。そのあとは、総務課長や保健福祉課長などから説明がありましたように、赤十字病院等々にお話をしましたら、そこにはきていないということで、診療所は保健所のほうで町立の施設なので、そういう面ができたのかと、日赤の場合は日赤から来られるのかと、簡易病院の場合は十勝医師会を通じて簡易病院のほうに来るのではないでしょうか。いずれにしても、先般の14日では、オール十勝で受入れをし、支援をしましょうとなっています。農協では26の農協が、例えば100トンならば100トンの豆など、協力をしていこうということで、オール十勝でやることになっておりますので、その旨お伝えをしておきたいと思います。水道のほうも給水支援をしていただきたいということで、当町のタンク車と2名の準備をしておりましたけれども、現在、帯広・北見・釧路が出動するということで予定しております。清水町は今のところ、待機というよりも準備をしておくということで、万が一あったら、そのようなかたちで派遣をしたいです。
 しかし、心配していることは原発の関係がありますので、町が犠牲になってまでもそこまではいけないのではないかと、副町長と話をしておりました。できれば、そういうところを避けていただけないかと考えているところです。いずれにしても、消防職員は仙台と聞いておりまして、これは札幌市から出ているところに入る予定となっております。
 順次さまざまな機関から要請活動がありますので、そういう面で、皆様にお話できない部分もあるかと思いますが、こういう自体でございますので、深いご理解をいただきたいと思うしだいでございます。長い時間お話させていただきありがとうございました。

○委員長(安田 薫) 他に総括質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(安田 薫) 質疑なしと認めます。
 これで、議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号及び議案第17号から議案第24号までの全ての審査を終了します。