平成23年度予算審査特別委員会(3月17日_一般会計_教育費)
○委員長(安田 薫) これより、第10款、教育費、158頁から214頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際には、初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) 学校教育課が所管しております、新年度予算につきまして、特に説明を要する点についてということでございますが、増減の主な内容につきまして説明させていただきます。
10款の教育全体、これには幼稚園費や御影公民館も含まれますが、690,603千円で、一般会計に占める割合としまして10.25%となっており、ほぼ昨年と同様の割合になっており、そのなかの学校教育課にかかわる予算につきましては、382,052千円で前年度と比較して26,753千円の減となっております。
それでは、目ごとに説明をさせていただきます。
158頁をお開きください。教育総務費のなかの、1目、教育委員会費4,497千円の減につきまして、主に人件費の増減によるものでございます。
160頁に移ります。2目、教育振興費、6,972千円の減ですが、教育振興事業の8節、報償費の11、選手等派遣費について、清水中学校の演劇部が、昨年に引き続き北海道大会において2年連続の最優秀賞という快挙を成し遂げ、全国中学校総合文化祭に参加することになりましたが、予定では岩手県盛岡市で開催されるとのことから、本町からの開催会場までの距離や演目による出場生徒数により683千円の減額となりました。引率者の旅費を含めまして239千円を計上しているところです。ただ、震災の関係で、この影響がどうなるか未定でございますけれども、北海道清水町を代表して頑張っていただきたいと考えております。
163頁、コンピューター教育事業の23節、北海道市町村備荒資金組合償還金につきまして、中学校のパソコンを更新しますけれども、年賦償還するもので、初年度は利子分のみのため前年度に比べまして、665千円の減となりました。
同じ頁の下段、就学奨励事業につきましては、経済的理由により就学が困難な児童生徒に学用品や修学旅行費、給食費等を援助するものですが、この度、生活保護における基準が改正になり、それらに準じ、クラブ活動費、児童会生徒会費、PTA会費も加えることとすることから、扶助費全体で1,692千円の増額となるものでございます。
次に、164頁、3目、教員住宅費、昨年に引き続く屋根の修繕と、一部車庫の段差解消のための工事等を実施するために1,185千円の増となっております。
現在、本町の教職員84名のうち、約半数の先生が教員住宅に入居されている状況です。
次に、165頁、4目、特別支援教育費はほぼ同額ですが、ここ数年特別に支援を要する児童生徒が増えてきております。教員数は基準により配置されているところですが、現状は、決して十分な配置となっていない状況です。特別に支援を要する児童生徒の一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の一層の充実を図るために、清水小学校と清水中学校の特別支援学級にそれぞれ1名ずつ、また、清水小学校の普通学級に時間給で1名教員免許を持っている方を支援員として、継続して配置していきたいと考えております。
次に、166頁、2項、小学校費、1目、小学校管理費です。事務事業の小学校運営のなかの11節、需要費のなかに事務事業用消耗品のなかで、新学習指導要領実施に伴う、指導書等の購入として258千円を増額しましたが、学習机・椅子の更新の完了及び清水小学校地下タンクの配管修理等、施設修理等の工事が完了したことから、小学校管理費全体で9,478千円となっております。なお、工事関係につきましては、170頁に掲載しているとおり、御影小学校の高圧ケーブル等の更新を予定しております。
次に、中学校費に移ります。
中学校管理費ですが、御影中学校公務補として臨時職員を配置することから、共済費賃金が増額となっております。また、172頁、18節、備品購入費のなかに柔道用備品2,623千円を新たに計上しております。これは、中学校の新学習指導要領における武道必須科目に伴い、本町の2校とも柔道を選択したことから、その条件整備として柔道着の購入、備え付け柔道用マット等の購入を行うものです。小学校同様、学習机・椅子の更新及び御影中学校給食用エレベーターの修理等の工事が完了したことから、中学校管理全体では7,609千円の減となっております。なお、新年度の工事関係については、174頁に掲載しているとおり、清水中学校の高圧ケーブル等の更新を予定しております。
次に、同じ174頁の下段、2目、スクールバス管理費ですが、合計では175千円の減額となりました。主な理由としましては、現在、スクールバス8台のうち5台を委託して運行しておりますが、新年度より更に2台を委託し運行してまいりたいと思います。
最後に、恐縮ですが209頁の下段、4目、学校給食管理費につきましては763千円の増額となっております。児童生徒数の減少による賄い材料費の減があるものの、共済費・賃金・燃料等の増によるものです。
今後とも、施設の衛生管理に努め、地元産食材の活用、更に食育の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
以上、学校教育課にかかわる予算につきまして説明させていただきました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長。
○社会教育課長(小笠原清隆) 引続き、教育費のうち社会教育課が所管している予算についてご説明させていただきます。特に、新規事業及び増減の大きい部分についてご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
先般、副町長のほうから、予算に関する説明資料によりまして、教育費の概要について説明させていただいているところでございますが、若干重複する面もあろうかと思います。予めご了承願います。
教育費全体の予算状況につきましては、学校教育課長のほうからご説明あったところですが、そのうち社会教育課が所管する費目につきましては、243,337千円、昨年218,155千円に対し、11.5%の増となっております。一般会計に占める割合としましては3.6%、教育費に占める割合は35.2%と昨年を若干上回っている状況となっております。
引き続きまして、目ごとに説明させていただきたいと思います。
180頁をお開き願います。5項、社会教育費のうちの1目、社会教育総務費でございます。前年比349千円の減額となっておりますが、これにつきましては、社会教育計画策定に伴う、社会教育計画が終了しましたので、それに伴う委員の報酬、費用弁償等々の減額によるものでございます。
次に、183頁です。2目、文化振興費につきましては、579千円の増額となりました。主な要因といたしまして、週末を利用して子ども達に伝統文化に親しむ機会を提供し、文化と伝統を尊ぶ心を育て、伝統文化活動を次代に継承していくことを目的に伝統文化継承事業費を計上させていただきました。
次に、184頁、3目、文化会館費でございます。10,899千円の増額となっております。昨年は、文化会館がオープンして30年を迎えました。これに伴う記念事業や5年に一度開催される、第九実行委員会・演奏会に対しての助成、そういったものが減額になりました。
さらに、文化会館も30年を経過いたしまして、かなり老朽化しておりますので、計画的に改修を行い、安全に施設を利用していただくため、危険度の高い吊り物部分から改修を行うことにしました。この経費といたしまして17,500千円を計上したところでございます。本年度は、反響板・側板の改修を行うことといたしました。さらに、本年7月から完全に地デジ化となりまして、ビル影によります電波障害がなくなることから、共同受信施設の撤去工事といたしまして、998千円を計上させていただいたところでございます。
187頁をご覧ください。4目、図書館・郷土史料館費です。主に、給与制度の改正に伴う人件費の増額と、町民提案の事業を受けまして、各町内の小中学校の図書委員に本を選定してもらい、オススメのポイントをコメントしてつけた展示コーナーを設けた他、通常の本、単行本であれば7ポイント、文庫本であれば8ポイントと小さな字のポイントなのですが、22ポイントの大きな活字の図書を購入し、高齢者、弱視者、さらにこれから読書を始める方にとって読みやすい本を購入してまいりたいと考えております。
さらに、過日の新聞にも掲載されたところでございますが、読み聞かせは、胎児にも良いといった関連もございまして、読み聞かせの楽しさを伝えている講座を開催していきます。こういったことによりまして、図書館の利用促進を高め、蔵書のPR、施設に運んでいただくためのきっかけづくりを図っていきたいとしております。
193頁をご覧ください。7目、農業研修会館費においては、1,762千円の増額となっております。これにつきましては、重油タンクの内部コーティング工事の実施によるものでございます。
次に、199頁をお開き願います。6項、保健体育費でございます。1目、保健体育費の体育総務費5,999千円の増額となっておりますが、主に人件費の減額が要因となっております。
201頁をご覧ください。2目、体育施設費では12,158千円の増額となりました。これにつきましては、昨年、アイスアリーナの自動ドア、ブラインクーラーユニット凝縮チューブ薬品洗浄、さらに、非常灯照明の改修がアリーナは終わりましたけれども、そのことによって1,900千円ほど減額になりました。本年度は、いきいきふるさと基金を利用して、開館以来更新されていなかった長靴ホッケーの防具や貸しスケート、貸し防具、トレーニング機器の補充により、幅広い年代でアイスホッケーに親しめる環境を整えると共に、利用者の増加を図っていきたいというふうにしております。
204頁をお開きください。中段の、柔道場管理費の関係です。柔道場の畳が経年劣化により傷みが激しいことから、これを更新してまいります。さらに、床の修繕を行う経費として5,242千円を計上させていただきました。
昨年、発見したアスベストの関係で、調査の結果、空中浮遊はないということで、囲み込みにより現在は利用しているということでございますが、定期的な浮遊調査をするための委託費として390千円を計上させていただいております。
205頁をご覧ください。公園多目的広場管理におきまして、御影多目的広場のU字側溝が地面から盛り上がっております、この修繕に対し960千円、社会体育施設の草刈りを委託する経費といたしまして2,939千円、さらに、207頁の野球場トイレの水洗化工事改修により1,800千円を計上させていただいているところでございます。
3目、体育館費では、体育施設で農業研修会館と同様、重油地下タンクの内部コーティング工事に1,365千円、これに伴う、埋設配管更新工事に608千円、さらに、卓球台の老朽化が激しいことから、更新費用として600千円を計上しております。
第一競技場の照明設備の改修が終了しましたので、トータルで1,523千円の増額となっているところでございます。
以上、簡単に社会教育課が所管する費目についてご説明させていただきました。節約に努めながら効率よく運用を図ってまいりたいと考えておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(安田 薫) これから、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 質問させていただきます。
教育費の1項目目の教育総務費です。頁は163頁にかかわってお伺いしたいと思います。1点目は、要保護世帯・準要保護世帯の世帯数、ここ3年くらいの数も含めてお聞かせ願えればと思います。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長補佐。
○補佐(菅野靖洋) 要保護・準要保護の人数ですが、平成20年度は要保護が9人、準要保護は99人の108名となっております。平成21年度につきましては、要保護14人、準要保護96人の110名となっております。平成22年度、今年は現在で要保護9人、準要保護100人、合わせて109人、3年間はこのような人数になっております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) あまり変わりがないようなのですが、それにかかわってくるご説明がありました。準要保護、児童生徒就学奨励事業の拡充予算ということで、学用品・修学旅行費に加えてクラブ活動費と生徒会費・PTA会費を助成するものによるということで、ご説明がありました。今年度からの実施になるのでしょうか。それとも、平成22年度は要保護で、平成23年度は準要保護にも拡充という意味なのかどうかお伺いします。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長補佐。
○補佐(菅野靖洋) 準要保護につきましては、平成23年度から適用したいと思っております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 調べたところによりますと、平成22年度の4月1日より実施することを道のほうの指導でなっているのではないかと考えたのですが、平成22年度からの実施となっていたのであるとすれば、未実施であった理由についてお伺いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) ただいまのご質問ですが、平成22年度から実施は可能だったのですが、各町村とのその後の対応について検討しており、管内どこの市町村も新年度からこの取組みが入ることになっております。その生徒会費やクラブ活動費などにつきましては、補助金を市町村が受ける場合の基準として考えられており、最終的な判断は市町村の判断となっております。新年度におきましても、必ずしも、管内全ての市町村が導入するわけでもなく、現在確認しているところによりますと、十勝管内19町村のうち7町村については新年度予算に計上されていない状況でございます。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 各自治体の主体性を持つということは、そのとおりだと思いますが、平成22年度から実施する方向での手立てが生まれていた、今年の2月の道議会で未実施について問題になり、道教委がそれにかかわっては各市町村に強い指導をしたいということで答弁をなさっているはずなのですが、今後の問題もありますので、特に、困っている家庭に対する就学援助を生活上考えていけば、早急な実施のほうが望ましいのではないかと思いますので、今後も、十分ご考慮願いまして、対応していただきたいと思います。
それと、別事項なのですが、教育費の保健体育費にかかわる頁の211頁から213頁にかけての給食センターの施設維持管理にかかわってお伺いしたいと思います。
ご承知のとおり、2月24日の道新では、岩見沢の問題が設備と運用ミスが原因だということでご指摘されています。97年の改定施設基準に、これが基準になっていると思いますが、この基準に適合した維持の予算化がなされているのかどうか、まず1つお聞きしたいです。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) こちらの関係については、当給食センターの改築が平成9年で、その当時から、ドライ方式で調理場を運用しなさいということで、それより古い施設のウェット方式の施設もなるべく、ドライ方式に切り替えるようにということでしたが、当給食施設については、当初より現在の給食施設はドライ方式の運用で、それに伴っての平成23年度の施設維持費も予算化しております。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) もう1点お伺いします。
心配していたのは、新聞発表等や資料によりますと、道内学校の給食施設の695箇所の多くが、岩見沢と共通した面の不備があるという点で非常に心配していました。
そこで、施設面等で保健所から現在までの改善・指摘等は受けていないかどうかということが心配です。道立の26の保健所、札幌・函館・旭川・小樽を除きますが、調査によると41から60の施設が改善指摘を受けているのが現状だということから、心配なのでお伺いします。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 委員ご指摘のとおり、道内の給食施設については、共同調理場、学校の給食施設等を含めて約700ということで、保健所のほうには、今年度、保健所から現地調査等で入っているところが約半数、そのうち9割については、なんらかの指導があったということです。当施設についても、昨年7月に保健所の現地指導、12月は給食施設等の調査指導というかたちで入っており、施設の細かい点まで指導という部分で、改善のほうについて受け、例えば7月の部分については、夏場ということで、当施設近辺はかなりハエが多いということがあり、指摘を受けた部分について、ハエは補虫器を2か所増設、エアーカーテンも牛乳の搬入口はつけておりませんでしたが、牛乳の搬入口についてもエアーカーテンを設置したということと、それから、夏場の給食室の壁面も殺虫剤を散布し、上から吊るすような殺虫剤、これはなかに入れませんが、玄関の外にそういったものを吊るし、できるだけ、調理場内にハエが侵入しないようなかたちで処理しております。
それから、ドライ方式ですが、床にひび割れ等があると水濡れとかがありますので、その部分の補修という指摘を受けております。そういった部分の改善を取り行っております。そして、場内にエアーハンカチなど古くなって錆付いた部分もありますので、そういった部分も衛生面ではよくないということで、撤去しております。
そのような改善点の指摘があり、改善いたしました。以上です。
○委員長(安田 薫) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 食にかかわることですので、今後ともご配慮をお願いしまして、終わります。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 1点だけお伺いいたします。
予算には計上されていませんが、項目では総務費にあたるのかと思います。
本町では、数多くのご支援をいただいております。ボランティアの方々による支援です。子ども達の教育はもとより、さまざまな技術の向上や安全の確保、世代間の交流と幅広く役立っていると思います。本来であれば、町が担うべきことだと思います。学校にはなくてはならない組織だと思いますが、このことについて町はどのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) 特に、学校の教育活動につきましては、住民の方々が学校を支援していただけるボランティア、多種多様にわたって支援をいただいております。今後とも、これらのボランティアの活動に感謝しつつ、積極的にかかわりをいただいて、地域と子ども達との交流についても、子ども達に良い影響がありますので、活動の拡大に期待しておりますし、よろしくお願いしたいと考えております。
○委員長(安田 薫) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) ボランティアの団体の方々でありますので、予算というのがありません。例えば、先日も出席させていただいたのですが、清水っ子見守り隊という子ども達の安全を守ってくださっている方々なのですが、活動するにあたって備品も必要ですし、保険にも入っていただくということなのですが、活動費が一切ありません。そういった部分に関して町はどうお考えでしょう。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長補佐。
○補佐(菅野靖洋) 清水っ子見守り隊のボランティアにつきましては、保険代について、今年の平成22年度から人数分の保険代を町費で報償費として出している状況でございます。
○委員長(安田 薫) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 毎年、年に一度、6年生によるボランティアの方々に対するお礼会というかたちで、参加してくださっている方を全員招待し、手づくりのお菓子を出したり、いろいろな出し物を見せたり、子ども達が成長した姿を見ていただいて、ボランティアの方に対する感謝の意を表しているのですが、町としてどうお考えでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 大変ありがたいことで、子ども達も安全に登下校ができているという状況でございます。事件も起きておりませんし、本当に良いことだと思っておりますし、助かることでございます。
今、ご質問があったお礼会等々はお茶代の関係かもしれませんが、若干はみなければいけないと思います。今回は予算化されてませんが、総体的に、学校支援ボランティアで年度末に給食を一緒に食べるだとか、いろいろな活動をされているわけですけれども、そのなかで、町としてもその部分について何とかならないのかという考えもございました。今年は、準備が遅くなってできませんでしたが、年度の途中でもいろいろなことが整備できれば考えていきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 頁数166頁になります。
小学校管理費の関係で、賃金の11で少人数学級があります。昨年までの計画等々を見ていた段階では、平成24年度以降ずっと0というかたちでなっていたのですが、今年になってから来年度以降も計画のなかで計上されているわけですが、これはどういった経緯があるのかの説明をお願いをしたいです。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 全国的な部分でいけば、国も少人数学級の関係で、平成23年度から小学校1年生を35人学級ということで導入されております。少人数学級の指導というのは1・2年生になると思いますので、平成24年度についても、2年生も少人数学級は継承されていくのではないかと思っております。
本町におきましては、国のそういった動向を見ながらどうしようかということでしたが、ご存知のように学級崩壊等々が全国各地で増えているという状況のなかで、少人数学級で細かい指導をしているなかでは、本町も含めて学級崩壊は1件もありません。それが中学校卒業までその状況が続いているということで非常に効果的であるとともに、小学校1年生というのは確かに、授業参観などに行くと手がかかります。それを小さなときから身につけさせるためには効果的だということを含めて、学校と相談をしながら今年度で終わる予定でしたけれども、さらに、検討を加えて、何名くらいから少人数学級をやめるべきか含めて検討しましたが、現在54名が入学します。そのなかで、18人の1学級ということで、これが15名以下になると学級を運営していくのにいろいろな部分で支障になることも含め、人数の問題も考えているのですが、40名になったり50名を切るようになると、少人数学級というのは一考しなければならないと思っております。
現在はそういうことで、3学級20名を切りましたけれども、効果的な部分も考慮しながら、今回も導入したところでございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 前教育長時代から、常々私の意見としていろいろ申し上げておりますが、今年少人数学級が9年目か10年目くらいになるわけです。学力テストに絡めて、小学校1・2年生から我が町は少人数学級を取り入れて指導しているわけで、元来、学校だよりや今回出されている調査、毎年出す教育委員会の資料等々を見ても、一番効果のあったというところが、自尊意識だとか規範意識が非常に高いということを第一にあげていると思っています。ところが、清水町が進めている12の窓を含めていっていることは、家庭のなかでしっかり躾がされていて、学校としっかりタイアップして初めて家庭学習を毎日するだとか、決まりを守るとか、そういった積み重ねで学力が伸びていくのであって、そのことが清水町はできているということなのです。これを他町に置き換えてみると、倍くらいの子どもがいる学級、芽室町辺りもそうですけれども、うちの20人学級と40人学級とどう違うということで、私の孫が隣町にいるので、どのような開きがあるのか、去年見に行ったところ、うちの20人学級と40人なので、それぞれ締まりがないというか、わぁーっとするような感じがありますけれども、教員が抑えるところはしっかり抑えて、静粛にするときはピシッとしている、そのへんを見ると、効果的な面で学力が1・2年生を経て、5・6年生の学力テストの際に、私は6年間経ったから少し学力が上がっているのではないか、十勝清水で少人数学級をやってきたことが認められているように、全国1位くらいに逆転するようなことが少しでも出てほしいという願いがあったのですが、依然として、教育委員会含めてこの評価については、学力についてこの策をとおしてなんとか上げていきたいという面で、考えておられると思うのですが、その策としてはどういうことをやられているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 学力調査については、ご存知のように今年で4年目を迎えたところでございます。当初は、なかなか学力の向上の幅が少なかったという状況でありましたけれども、ようやく、いろいろな改善点も含めて学校の指導等により、今年度におきましては、各小中学校共通するのですが、全国平均を上回るような科目がたくさん出てきたということでございます。全国を上回っておりますので、全道も上回っております。十勝管内においても、上位のほうにランクされている状況ですが、公表方法については制約されておりますので、制約というか競争心を煽るような公表のしかたは避けるという主旨で、この学力調査をやっております。これは、学習力の一部分がどのようになっているかという調査で、今後それがどのように展開していくのか、指導の方法にどういかしていくのかということが重要であって、点数そのものについては公表しないことになっておりますし、本町においては、いろいろな相乗効果があるのかと思いますけれども、先生方の努力、家庭の努力も含めて改善されてきている状況下だと思っております。
そのなかで、そういった結果が出て、平成23年度も全校が参加するという状況で、その結果についてもどのようになっていくかという推移が、学力テストに参加する生徒によって変わります。その、毎年違うという状況のなかでは一概に比較はできませんけれども、基本が定着しているかという判断については、できるのではないかと思っております。これも、単に少人数学級の指導のおかげではなく、そういうことが改善につながっているのではないかという気がしておりますので、ご理解をお願いしたいと思っております。
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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。
○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○委員長(安田 薫) 教育費の審査を続けます。
6番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 教育長から答弁をいただきましたが、清水小学校のテスト結果を管内的に見てレベルが上位にあるということをもって、そのことを公表するということについて、私は、清水町は他町村と違って、長期間少人数学級に力を入れてきていることからすれば、公表したことによって全く問題が起きるものではないと思っているわけなのですが、いかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) この学力調査についての公表基準ですが、北海道と各市町村が協定を結び、公開に関する要綱に沿って公表している状況ですので、町単独でその部分について突出しているからといって、あえて公表できない状況ですので、前回の道議会でもいろいろと問題になり、中学生の部分について公表したらよいのではないかと道議会の一般質問であって、それについては、本年の7月までに各市町村の意見を聞きながら、どういった公表方法にしていくかということが検討されております。また、小学校の部分についてもいろいろと変わってくるのではないかと思います。その部分については、全道統一して公表の基準に沿ってやっていきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 公表の是非については、教育長が言われたように、一部変わってくる部分がある気がいたします。全国的な面から見ると、公表しているところもありますし、先ほど私が言ったように、全道でどのように決めているか、十勝管内、十勝教育局含めてどういった決めかたをしているかわかりませんけれども、そういう場面にいったときには、うちの町は皆さんの町と違ってこういったところに力を入れているので、結果的に良いかたちになっているということは、堂々と公言してもはばかれないのではないかと理解するわけです。
特に、少人数学級を導入したから、1・2年生に教員を採用したからすぐに学力が上がるということでは全くないということは、誰もがそう思っているわけでありまして、長い期間、継続してやることによって3年生・4年生・5年生・6年生を含めて、成長していく過程にあります。したがって、それが家庭教育と連動して初めて力が発揮されるわけで、今の清水町の学力テスト結果が管内でかなり上位にあるとすれば、それは自慢すべきことであり、今後、堂々と主張すべきだと思うのですがいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 結果については、十勝教育局で全て把握していますので、教育長部会などの会議でどの町がどの位置にいるということもわかっております。しかし、うちの町だけが突出していて良いから公表するという意見の反映のしかたというのは、いかがなものかと思っております。本町の学校の教育方針も含めて、いろいろなことで効果が出ているという部分は件数に表れていると思っておりますし、その部分についてはこういったことが効果的であったことについて申し述べていきたいと思っておりますが、いかんせん、全ての市町村が足並みを揃えてそういう公表のしかたをしておりますので、協定に基づいて意見を申し上げるところは申し上げて、公表については個人には言っており、全国平均が出ておりますので、比較すると個人の点数というのは個々には分かっていると思います。ただ、誰と比べてどうだ、公表するということになると、個人が少ない人数なので、学校面や個人面も含めて全て特定されるという状況になると、それがいかがなものかということもあり、公表しておりません。
もう一つは、学力調査というのは学力の一部の調査であって、全体に及んでいるものではありません。傾向としては、こういった傾向にあるということで事後の教育指導にいかしていくということで、改善に向けていけると調査しておりますので、そのへんのご理解をいただければと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 学力テストの結果を全国的に見ると、小学校サイドでは、結果的に全国より下回っているんですよね。今言っているように、十勝のなかではある部分が上位の程度で、抜けて出ているだとかなどではないのですよね。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) ご存知のように、十勝全体で局が把握していると思われますけれども、その町についてはどこの町がどの程度だということはわからない状況でございます。ただ、私が言っているのは、全国の平均正答率が83%で公表されております。その部分について北海道もそうで、我が町は4校あるのですが、小中学校そのものについては、全国平均を上回ってるという状況であります。予想ですが、十勝でも上のほうにいっているのではないかということで、申し上げたところでございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 小学校の部分で、先ほど申し上げました。小学校の部分では全国平均を下回っているという認識をしていたのですが、上回っているということですか。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) 小学生6年生の全国平均よりも、本町2校の平均は上回っております。国語A・Bと算数A・Bとありますけれども、合計すると、清水町は全国平均を上回っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 教育委員会から出されている資料に基づいてお尋ねします。
上から4行目に本町の教科における調査、国語・算数・数学の平均正答率は、小学校では全国平均を下回りましたが、中学校は全国平均を上回りました。こういった表記があるものですから、これについてお尋ねをしたところ、今は全国平均を下回っている、上回っている部分について全く逆の答弁をいただいたので、再確認の意味で申し上げました。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) この間、各委員さんにお配りさせていただいた、教育委員会の評価の2つ目の、全学力学習状況調査の結果を受けての取り組みの項目ですね。この文章では、11月2日に公表され、本町における調査に関する調査、国語・算数・数学の平均正答率は、小学校・中学校とも全国平均と同等、または、上回ることができましたという表記をしております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) その前段に、小学校では全国平均を下回りましたがということが書いておりませんか。
平成22年でした。申し訳ありませんでした。上がっているということは理解しました。
そこで、以前、前教育長にもお話をしたことがありますが、小学校の中なかで、いろいろな教科の得意な先生がいるなかで担任などをしている、主要教科等について、高学年等にそういう先生を集中的にあてるだとか、教科担任制というかたちでどうだという話をしたことがあります。検討に値するという回答をいただいて、そのあと、そういうことをいかしてやられているのかはわかりませんが、そこはどうなっているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) 小学校にそれぞれ職員定数が割り当てられますけれども、そのなかで担任を持つ以外の先生に、例えば、清水小学校であれば理科の専科、御影小学校であれば英語の専科、そういうことで、専科の先生が配置されております。中学校のように、教科担当する先生を学校のなかで割り振るということは、現実問題、小学生の場合は生活集団という意味もありますし、学習集団という意味もありますことから、現状、専科以外に教科担任を置くというのは、先生の数も足りないですし、小学校の教育課程の編成を進める上でも、それ以上の部分は困難かと考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 低学年より、高学年になるにしたがって判断しづらい面、理解しづらい面というのが増えてくると思いますが、幼・保・小連携、下のほうは連携していますが、中学校との連携を含めて考えると、中学校にスムーズに移行できるようなかたちということは十分応援体制を組み、清水町の場合、少人数学級を取り入れてやっているので、工夫をしてできないものでしょうか。今言われている少人数学級を来年以降も配置するなかで1人採用した部分について時間の設定等もあるでしょうが、部分的には、そういった応援体制を組めるというかたちも必要ではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) おっしゃるとおり、小学校と中学校の連携も非常に大事で、今年度の執行方針にも載せていただきまして、小・中の連携について進めていくということで、委員のおっしゃるとおり、スムーズに中学校に入っていける状況を勉強も含めてできればよいと思っております。その部分についても、小・中連携のなかで小学校と中学校はこう違うということで事前に慣れていただき、中学校に入学していただくというようなことも考えていかなければいけないと思います。
小学校についても専門化してきて、音楽・英語・理科・算数、特に新学習指導要領によって体験学習というのが多く取り入れられると、あとは言語活動を重視した学習を指導するというようなこともございますので、そのへんも含めて学校と打ち合わせをしながら、教科数に限りがありますけれども、できる範囲でおっしゃった意見を反映させていけるような状況をつくっていきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。
175頁のスクールバスの運行事業に移らせていただきます。
先ほどの前段の説明でもありましたが、8台動いていて、今年は変わったようなことをいわれております。運行事業のなかでも見られるとおり、昨年まで臨時職員が2名対応していたと理解していましたが、今回は0になっています。スクールバス管理費では175千円が昨年から見ると減額されているということでありますが、この臨時職員2名は退職したのか、他へ配置換えをしたのか、このへんの理由はなんでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 臨時運転技術員につきましては、1名が異動ということで、もう1名については退職でございます。その部分が委託へ切り替わる2台分で予定しております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 1名は退職したわけではなく、他へ配置を換えたということですか。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) 先ほど、センター長が申し上げたとおり、1名は退職で、1名は配置換えを考えております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 昨年もその前にも主張していますが、私はスクールバスの運行に際して、大事な子どもを預かっているということから安全運転について、しっかりとした体制ができていないとまずいということを中心に据えているとお尋ねしているわけであります。
町には、委託先の運転手さんの年齢構成等もはっきりしていると思いますけれども、このオペレーターの最高年齢は何歳でしょう。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 現在、手持ち資料がございませんので、委託が5台ということでございますけれども、そのうち最高年齢というと東団地方面で、朝だけなのですが、清水小学校のほうに登校するスクールバス、厳密に言えば町有バスで、通称フロイデバスなのですが、そちらの運転業務員は69歳ということで、最高年齢です。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私と近い年齢の方でも、元気に頑張っているのはわかりました。
町の臨時職員の雇用にかかわってですけれども、町が雇用しようとすると、69歳というのはあり得るのか、あり得ないのかはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 私からお答えさせていただきます。
一般的には、60歳を目途に上限としております。ただ、職種によっては、その年齢では応募いただけないという場合がございます。例えば、牧場の牧場員ですとか、そこらへんは年齢を延ばして募集している状況もございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) スクールバスの運転員について町は、このくらいだったら臨時職員でもよいという考えはありませんか。
○委員長(安田 薫) 総務課長。
○総務課長(金田正樹) 委託の関係で、年齢につきまして教育委員会と詳しく打ち合わせをしたケースはございませんけれども、先ほどの話では、距離が短い・長いというのはあるかもしれませんけれども、それでも大丈夫だという判断での委託になるかと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私は、去年の1月ごろ、「高齢者の安全運転の講習」というはがきが来て、これで年寄りになったということがわかりましたが、新得警察署へ行って5,000円から6,000円を払って講習を受けてきました。その結果、普通の人よりは少し上のほうくらいの程度で、判断力などいろいろな面でかなり落ちているということは、自分では認識していませんが、歳をとるにつれて若い頃と全く違う反応があるということで、今回、この質問をするに際してここを強調して、若い人で判断力がしっかりしていて、確認もしっかりできるような人が理想だということがありまして、この質問のなかにもいろいろとお尋ねしようと判断しているわけです。そういうことを考えると、69歳の方もおられますけれども、冬道を運転するのにかなりの運転技術の良い方かもしれません。かなり不安ななかで運転している人もいるのではないかという気がいたします。
すでに、昨年、ある運転手さんともお話をしましたが、一度、委託先をやめた方が、運転手がいないから頼むということで、本当はしたくないのだけれども、スクールバスに乗務している人もいるわけです。そういうところを見ると、別な方法で何とかならないのかということがあり、昨年も教育委員長から答弁をいただきましたけれども、来年・再来年と新しいバスを購入するわけであります。教育長の答弁でも、昨今の状況を見るとバス会社等々もいろいろあるのではないか、購入するよりは委託したほうがよくて、安いかを比較する必要があるということで、そのへんの見直しを行って、経費のかからない方法を選択しながら考えていきたいという答弁をいただいております。地元でできないなら広域的に探していかなければならないような状況になるかもしれない、こういった前向きな答弁も教育長からいただいておりますので、検討・見直し等をした結果についてどういった考えでいるのかお尋ねいたします。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 確かに、この議会で答弁をさせていただきました。それについては、スクールバスの更新時における比較ということで、次はどうしようかというときに、また検討しなければならないというお答えをさせていただいたと思います。
今般は、スクールバスの入れ替えと違い、業務委託のみということで現有車両を使っての委託となっておりますので、その比較はしておりません。
このような状況のなか、運転手もなかなか採用できないというなかで、今後、スクールバスの更新時期に合わせて考えなければいけないと思っておりますので、近いうちに、その部分について資料を集めながら検討してまいりたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 教育長が言われるように、バスの運転手さんは、免許の関係から含めて、過去の熟練の経験がある人が一番理想でしょうし、そういう人というのは本町になかなかいないということで、昨年話したかもしれませんけれども、過去、観光バスに乗っていた人が退職をして清水町へ来たということで、バス会社からスクールバスの運転手はいないかと、隣町の新得町でそういうことがあり、話をしてあげたことがありました。結果、本人は今まで苦労してきたので、今更、子どもの命を預かるようなことはあまりしたくないとお断りされたこともあります。特にそういう面からして、これから若い立派な運転手さんがたくさんいるというのならば別ですけれども、こういったいなかで委託した先が新聞に採用の広告を出したりしているわけです。そういうことを含めて考えると、委託先も大変苦労しているという状況にあると思いますので、子どもの安全確保の面からも、新しいバスが来年・再来年に入る前段で、しっかりと検討していただいて前向きに考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○委員長(安田 薫) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 今、ご意見をいただきました件については、昨年も申し上げたとおり、比較・検討をしながらより良い方向を見出していこうと思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 204頁に移ります。
50番の柔道場のアスベスト分析調査委託料というのがありますが、これは昨年、体育館からつながっていて、農業研修会館のところでアスベストが見つかって除去工事をしました。その流れから、柔道場のほうにアスベストが飛散しているのか、していないのかの調査なのか、別に柔道場に、アスベストにかかわるようなものがあって、この分析調査をするのか、このへんはどういうことなのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長。
○社会教育課長(小笠原清隆) 今回の調査につきましては、昨年の8月20日に、柔道場で雨漏りが生じました。その雨漏りを修繕するために天井を開けた際に小屋組みのほうにアスベストが付着されているような感じを受けましたので、それを受けて調査をし、今は閉じ込めている状態で浮遊はしていません。その状況を見るためにこれからも委託によって、浮遊調査をしていくということでございます。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 柔道場を含めて、畳の上でドタンバタンやるわけで、施設もかなり古くなっているなかで、去年のあれで終わりかと思ったらまた別なところだという話ですから、これは大きい問題です。再度、確認する方法、その施設についてはありませんか。天井裏を開けてみるだとか、そういった方法をしたほうがよいのではないかという気がします。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長。
○社会教育課長(小笠原清隆) アスベストに関しては一度、公共施設につきまして、目視や設計書などによって確認させていただいたところでございます。その後は、たまたま続けて2回発見することにいたったのですが、建物を壊したなかで、調査をかけるということは経費の面もございますので、発見した都度、適切な対応をしていきたいと考えています。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 先ほど言ったように、柔道場に、もしそれ以外にアスベストを使用しているところがあって、年数もかなり経っていて建物も古いし、以前は農業研修会館を我々が一度見せてもらったときには、天井が落ちてなんていうところもあったくらいですので、ひょっとしたらあるかもしれないということがあるなかで、見つからなかったらやらないということにならないという気がします。どうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 副町長。
○副町長(安曇達雄) アスベストの問題は、議会のなかでも何回かご指摘をいただいております。平成17年にアスベストの全体調査をやっておりますけれども、そのなかで、目視等々図面も調べ、状況を調査しております。それ以降、このように図面上でも確認できない部分がございます。こういった部分につきましては、その都度適切に対応していきたいと答弁をさせていただいておりますけれども、今回につきましても、全く想定していなかった部分でございます。そういったことで、アスベストの使用については、結露防止のためにアスベストを含有している石綿などを使ってきた経過が過去にありましたけれども、一定の時期以降については、含まれていないものを使用してきているという状況もございますので、これについては、全部の天井を剥がして確認していくということが必要かどうかという部分になりますと、その復旧も大変なことでございますし、なかなか難しいです。こういったように、修理などが生じた場合につきましては、その部分を十分注意をして、もし、そういった恐れがあるようなものを発見できた場合については、調査検査をして浮遊があるかどうかも含めてしっかり検査をし、必要な措置を取っていく方向は変わっていません。そういった意味で、今回の場合についても、天井の一部にそういった改修がございましたので、ここでしっかり確認するということで、確認をした結果、一部アスベストが含まれている素材が吹き付けられていたということで、調査をしたところ、浮遊は一切ないということでした。しかし、引続き日常的に使う部分でございますので、検査はしっかりしていきたいです。こういうことで、今後も処理や対応をしていきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。そういうことであれば、結構であります。
次の頁の205頁の柔道場の関係です。今年、柔道を集中的にやるということで、施設をしっかり整えるんだなという気がいたしますが、この畳3,807千円はすごくかかるものだとびっくりしました。
当然、柔道場に畳はありますよね。この畳の、表替えというのか、そういうものというのは、柔道場用の畳はできないものなのかはどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長補佐。
○補佐(堀 秀徳) 原委員からご指摘の、今ある畳の表替えをして使えないかというご質問かと思いますが、柔道場の畳につきましては、一般で使われている畳と構造も違い、現在使っている畳はなかに発泡スチロール等が挟まれておりますが、そのなかにいろいろと入っている部分自体が相当傷んでおりまして、全体的に見ても硬さがバラバラになっている状況でございます。それを、今回全面的な入れ替えとさせていただくことで、計上させていただいております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。
畳に400万円近い金額がかかるとは、我々の感覚では思いませんでした。今言われたように、特殊な畳ということなのだろうという気がいたします。
頁数210頁です。先ほど、木村委員からも指摘があり、私も全道規模で岩見沢が絡んで調査をしているということがあり、全道でやった2009年から2010年の調査の結果では、9割近くが衛生面等で指摘・指導をされているということであったので、清水町はどうなのかとお尋ねしようかと思ったのですが、先に聞いていただき、多分ないだろうと理解をしていたのですが、残念ながら指導を受けていました。そのことについて改善されているということなので、それは結構です。
給食センターで臨時の職員が給食業務を行っていますが、従前、栄養士であるとか臨時主事補だとかということで、女性の職員が配置されていて、業務を行っていた時代がありましたが、今はそちらのほうに、女性の栄養士やその他、給食に関わって業務をする人は職員ではいないのですね。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 現在のところ、職員は全員女性で臨時的任用ということで、8名の調理員と米飯給食のときに代替調理員ということで登録者が3名、この方々も女性で、事務の関係については臨時事務補ということで、学校教育課のほうに女性の臨時主事補が配置されていますので、週に2回給食センターの給食業務の補助と週3回については文化センター内の学校教育課の仕事ということで割り振りを行っています。給食センター所属になっていませんが、平成20年度から清水中学校のほうに学校栄養職員ということで、ベテランの栄養士が給食センターに配置されていましたが、平成20年度より栄養教諭というかたちで食の指導に関する部分と、給食管理業務ということで週の半分、給食センターに外勤扱いということで配置されております。この栄養教諭も女性で配置されております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 全く、女性の職員が給食センターに出入りしないということではなくて、栄養士の方が週に3回来るとか、臨時主事補の人が週2回来るとか、こういったことで対応していると理解してよろしいでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 先ほどの説明不足で申し訳ございません。
栄養教諭のほうは週に20時間ということで兼務扱いになっていて、主に調理時間の間、午前中につきましては給食センターに、大体3・4時間目も含めてなのですが、清水中学校のほうで給食を取り、午後については部活動も含めて清水中学校で勤務しております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 従前から見ると固定した配置ではなくて、そういう流動的な面で頑張っておられるということは理解いたします。
8名の臨時調理員と代替の3名の方を合わせて11人の多くの女性の方がこのなかで働いておられると、この11名の方を統率しているのはどなたがされているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 学校給食業務員につきましては、衛生管理面でいいますと、文部科学省の学校給食衛生管理基準に基づいて、そのなかで栄養教諭の位置付けというのは栄養士ということで、衛生管理責任者のもとに調理員というかたちです。場長や所長、センター長も含めて名称はさまざまですが、こちらのほうは衛生管理者ということで、直接の指揮・命令については、調理の関係で、栄養教諭のほうが指揮・命令をしながら調理業務に携わっているということになります。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 指揮・命令系統については、今の感じから見ると常時いるということではないということですね。そうなると、臨時の人が8人プラス3人がどういった動きになるかわかりませんけれども、そのなかで指導的なポジションにいるような人はおられるのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 臨時調理員のなかの1名、ベテランの調理員さんにつきましてチーフというかたちで置いております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 保健衛生的な面から、こういった給食業務については保健所の指導等もあって、大変なことだろうと思いますが、日々の保健衛生に関する指導等についてミーティングをするだとか、そういうこともあるのかなという気がしますが、そういうものはどのようにして行われているのか教えてください。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 毎日の調理業務につきましては、必ず調理業務、調理場に入室する前と午後の洗浄が終わったときにミーティングをします。ある場合とない場合があるのですが、衛生管理面については、私のほうからも点検等について朝礼時や終礼時に指示をしております。その他に研修ということで、昨年8月なのですが、十勝管内の学校給食研究会協議会の合同の研修で、調理員さんも衛生管理面の研修ということで参加しております。その他、衛生管理面については、私のほうからも2回、衛生管理面や勤務体制も含めてミーティング、打ち合わせということで行っております。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 8名のなかではチーフがいて、チーフと栄養士との連携という面もしっかりできているということで、調理業務全般について問題なくスムーズに行われていると理解してもよろしいでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) そして、栄養教諭制度というものも十分に踏まえて、いきた教材として給食について各中学校に提供して、そのなかで食の指導という部分も栄養教諭が担って、その連携を調理員と行っているという理解でよいかと思います。
○委員長(安田 薫) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 勤務時間は8時間だろうと思いますが、それで結構でしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 勤務時間につきましては、町職員と同様に7時間45分ということで、給食のない時間・日につきましては、町の一般職員と同じ勤務体制で8時45分から午後5時半ということで休憩時間が1時間、給食調理があるときは午前8時から午後4時半ということで休憩時間が45分で、調理員はそのような勤務体系です。栄養教諭につきましては中学校の教員と同じ勤務時間になっております。
○委員(原 紀夫) 終わります。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
中島里司委員。
○委員(中島里司) 頁数は175頁から176頁にかけてです。
質問内容は1点なのですが、スクールバスの運行を委託で8台ということで委託台数はよろしいのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) スクールバスにつきましては、全13路線があり、そのうち大型バス・中型バス、29人乗りということで、全部で8台、その他の5路線につきましては、ジャンボタクシー及び小型タクシーで5路線ということです。タクシーは完全に委託事業者の所有車両となります。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 13路線で、ジャンボタクシー込みで39,000千円を予算としてみているということで理解してもよろしいですね。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) そのとおりです。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) それに関わって、175頁の車両用修繕料の対象車は、今の話ですと8台で、ジャンボタクシーの修繕等については業者持ちで、あくまでも8台の分を想定して予算組みされているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 8台の修繕料なのですが、そのうち委託事業者で持っている部分が車検費用、3か月点検にかかわる修繕料ということで、こちらのほうが委託経費になります。その他の修繕につきましては、こちらの予算で、町の事業費から支払われています。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 車検は業者のほうで、修繕費も業者持ちで入っていると言いましたよね。ここであげている、スクールバス用分で1,559千円は内容的な修繕としては、どういったものが対象になるのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 修繕料のなかは車検費用という部分、3か月点検に伴って、部品等の工賃等につきまして、それから所有車両が老朽化しておりますので、それに伴うボディまわり・下まわり等の修繕です。それから、下まわり関係で傷んでいる箇所によってそれに伴う動力部分のシャフト等の部分についても修繕ということで、修繕費用を見込んでおります。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 車検というのは修繕料に入るのでしょうか。私が聞いているのは車両用修繕料、スクールバス分を聞いているので、業者の持ち分を聞いているわけではありません。この1,599千円の算出根拠は何だったのかということを聞いております。
○委員長(安田 薫) 学校教育課長。
○学校教育課長(上出 進) スクールバスの車検にかかわる経費につきましては、車検手数料というふうになりますけれども、車検時にかかわって修理をしなくてはならない部分が発生します。その部分について、車両用修繕料のなかに含まれるということになります。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) それで、こういった大きな数字なのかと理解できますが、スクールバスが一般的に軽い事故、擦っただとか当たっただとかの部分の修繕料というのも入っているのでしょうか。それは委託を受けたほう持ちなのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 現在、総合賠償・自賠責についても、車両保険関係については町の予算で持っている関係があり、車両保険がきかない程度の小破修繕ということがありましたら、こちらの修繕料からスクールバス、委託車両、直営の車両についても修繕料ということで支出しております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 今の説明で、そこで1つ疑問を持ちます。委託を受けてスクールバスを動かす運転手の方、責めているわけではありませんが、その方が仕事中にやったこと、そういうものに対してぶつけてしまったので後を頼みます。こういった約束事というのはいかがかと、その責任の度合いというのは明確にしておく必要があるのではないでしょうか。それは契約時点の話なのですが、そのへんについて、今すぐどうのこうのではありませんが、実態をもう少し調べて向こう側の責任というもの、委託を受けた会社の責任の度合いというのは、明確にして曖昧でフラフラしておくことではないと思います。そのへんについて、大分年数が経つので、私はこの委託の経験がありませんので具体的にわかりませんが、もう少し明確化していく必要があるのではないかと思いますがどうでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) 今後、検討していくということでございます。
実際の運転事業者のほうの責任において、ぶつけたりということは平成22年度はございませんでした。平成21年度にそういったケースにつきましては、事業者負担ということで修繕を行っております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 次に、町民バスです。
委託料の、先ほどいった13路線を8台、ジャンボタクシーもあるようですが、これは委託会社のほうで実際に稼動している運転手の方、13人なのか1人が何路線か持っているのか、実際に時間帯が同じような時間帯なので、13路線を13人いっぺんに出なくてはならないのか。あるいは、1回戻ってきてから別の路線に行くのか、その運用というのはどういうふうになっているのでしょうか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) スクールバス8台につきましては、直営・委託事業者とそれぞれの号車別に運行者ということで割り当てられておりますので、割り当てのあった運転技術員、事業者につきましては、運転業務員というかたちで原則的に乗車員が定められております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 私の聞きかたが悪いのでしょうか、要するに、この委託料のなかで1日に何人の人が動いているのでしょうかということを聞いております。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) そうしますと、13名ということになります。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 13名で勤務時間が一般的に朝と夕方で、実質乗務する時間は一人ひとりではなく、長い人の朝と夕方で1日に乗る時間はどのくらいですか。
○委員長(安田 薫) 給食センター所長。
○所長(阿部剛裕) スクールバスの運行事業費のなかはスクールバスだけなのですが、現在、直営委託事業者のほう、東団地路線の8号車を除いて7台につきましては、直営で2台の給食車両がございます。運転のほうと、委託事業者のほうは、運転補助というかたちで乗車しております。
スクールバスだけですと、登下校・学校行事等の特別運行ということで、大体は登校時・下校時、バスの洗車などを含めると2時間ずつくらいと、給食車のほうの補助業務の関係につきましても、給食搬送の部分で2時間くらいで合計6時間くらいが運転ということになっております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 私は、長いほうでということで1日6時間、これは13名、13路線全員ということで1人ずつ割ってみると年間330万円です。330万円の時間から6時間、土・日多少の休みの時間があり1人あたりの年収が330万円、高いか安いかはその人の感覚ですが、私的には、割り返していくといかがなものかと思います。これは、教育委員会というよりも、町の方針として地元最優先ということでやっておられるわけですから、最優先をしていくということは、他のことにもある程度理解しようと思っております。
しかし、最優先と育成とプラスうんぬんという部分は違います。これは町民の負担です。私は、事業者を絞れ、締め付けろと言っているわけではないんです。競争の原理のなかで地元の業者に頑張ってもらうという方針を出さなければある程度「こういったら、町はこうしてくれる」という部分があるのではないかという感じがしております。これは、副町長でも、町長でもよいのですが、私は地元優先というのは理解しております。費用的なものは町民のものであるということを捉えて、もう1つ工夫をしてもらう、どうしてもならば競争の下で働かせてもらわなければいたしかたないと思っております。それでも地元の人の「頑張れ」ということが力だと思います。そのへんについていかがでしょうか。これだけではなく、随意契約という部分で疑問を持っている一人ですから、そのへんについてお答えをいただければと思います。
○委員長(安田 薫) 副町長。
○副町長(安曇達雄) 今、お話がありましたとおり、基本的には地元優先は崩したくないと思っております。そのなかで、その事業が適正に執行できるかどうかという判断は非常に難しいですが、そこの部分は固執をせずに柔軟に考えていく必要があるだろうと思っております。しかし、今般の事例につきまして、どういった方法がよいのかという部分につきましては、教育委員会でも大変ご苦労をいただいて、いろいろ協議をされ、今の方向を進めていただいておりますけれども、事業内容をもう少し精査していくという部分は、今のお話のなかで教育委員会とも相談をしなければならないと思っております。随契も含め、競争原理というものも必要ですので、ものに応じて考えていかなければならない部分であり、実際、今の入札のなかでもそういった部分について、十分気配りをしながら進めているつもりです。地元企業の育成の部分と効率的な財政運用の部分の2つをどう考えながらつくりあげていくかということについて課題がございますので、しっかり勉強していきたいと思っております。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 休憩時間が短くなったので、ぼちぼちと思っております。
副町長からお話をいただき、正直言って取り組みについて疑問とはいいませんけれども、改善しなければならない部分もあるのだろうという認識を持っておられると捉えております。
この委託料にこだわるかというと、例えば、330万円も6時間、その方はその仕事だけでない人もいるわけです。本業があるのでしょう。そういうものを考えていったら単純な割り返しで、中身を全て把握していっているわけではありませんが、その裏づけに、町民バスのなかで私が参考資料として見積もられた方からお話を伺うと、今回の予算にあげられている数字のほうが大きいのです。私は、間違っているだとかあっているではありません。基本的な考えかたを持った上でこういった結果でしたというならわかるのですが、地元業者育成というのは、優先と育成というのは時によって大事です。委託を始めて何年になりますか。未だに成長しないのでしょうか。私も、こういう場で私的なことをいうべきではありませんが、土木や建築の予算は少なかったです。その職員としての使命は、地元業者育成でした。技術の人はいませんでしたから。スコップを持ったりして一生懸命働いてくださる方はいました。しかし、測量などいろいろなことができませんでした。今の町職員なら考えられない。町職員がやっていました。自分らでそういった現場をつくり、業者の人にそのとおりやってもらい、検定していました。今の時代では考えられない状況です。だけれども、自分は覚えてください、こうしてくださいと育てて、結局役場職員がいなくても全部やってくれる、何年も前からですが。これが育成だと思っております。町外にも仕事に出てもらって、今は不景気なのでなかなか難しいらしいですけれども、これが本来言う地元育成だと思います。地元業者の育成、これが育成ということと費用増ということにつながるのかどうか。そのへんも今一度考えてもらいたいです。
多分このような話をしたら、事業者に恨まれると思います。しかし、これは町民のお金ですので、赤字になってまで受けてもらわなくてもよろしいですが、赤字にならない努力もしてもらわなければなりません。ここはギリギリだけれどもここは何とかなるという、今言った6時間と330万円、終わったら他の仕事をしている。年収を単純計算しても、先ほど原委員がいわれた69歳、私も330万円ももらえるならばありがたいと思いますが、相手のことはあまり深く入ってはいけない場合もありますけれども、もう少し話し合い、随意契約なので状況をお互いに意見交換をしながら、町民のお金であるということを念頭に置き、方向を変えれとは言いませんので、そういうものをしっかり業者の人に理解してもらうような努力をしていただきたいと思います。しつこくて申し訳ないです、今一度お願いします。
○委員長(安田 薫) 副町長。
○副町長(安曇達雄) 町内企業を一義的に考えていくという部分の基本線は、繰り返しますが、守っていきたいと思っております。今ありましたとおり、事業そのものについて当時の育成していく段階と、大きく差がある部分についてはよく理解できますし、逆にこの時代は経済的に財政状況も厳しいなかで、いかに町民の力をお借りしてまちづくりをしていくかという部分を考えていくと、町内の経済をしっかり支えている事業者の方々に基本的な目を向けていかなければならないと思っております。
今の制度のあり方も含めて、それを基本におきながらそういったいろいろな部分の不合理性というものが見えているということがあるとすれば、正していかなければなりませんし、関係機関、教育委員会、他の部署もそうですが、そのへんをもう一度点検して協議をしながら、基本理念に基づいてより良い方向を考えていきたいと思っております。ただ、この部分につきましては、難しい課題があると思っております。はっきりとしたルールづくりというのは難しいと思っております。そのなかでできるだけ公平を保ちながら、基本理念に基づいた方向でしっかり考えていきたいと思っております。以上です。
○委員長(安田 薫) 中島里司委員。
○委員(中島里司) これで終わります、答弁はいらないかもしれません。
副町長のお話があってなぜ大変かといったら、地元に対象が1社しかいないです。だから大変なのです。それで悪いとは言っていません。なので、慎重に進めなくてはならないのでしょうか。今言った参考資料として取り寄せたときに金額がせめて似たり寄ったりでいくらかというのならばわかります。何社かいればこのような話になりません。見積もり合わせなりを正式にきちんとしていれば、参考資料としていただいたということになっているのだろうけれども。1社だから大変だと思っております。なので、ルールをはっきり決めて、原則は地元だけれども、場合によっては町外の方にも参加してもらうかもしれないという腹積もりを町が持たなければ、絶対よそにはいかない、そこが悩みのひとつだと思っております。
これは私の思いというだけで、基本にあるのは町民のお金です。認識はしておられるのはわかっていますが、改めてそれを念頭に置きながら検討すべきものは検討していただきたいということで答弁はいりません。
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○委員長(安田 薫) ここで休憩いたします。
○委員長(安田 薫) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○委員長(安田 薫) 教育費の審査を続けます。
他に質疑ありませんか。
奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 1点お伺いしたいと思います。
今年度の予算書は丁寧に主要事業の施策シートなどを提案していただき、事業の内容がわかりやすく、評価したいと思います。
186頁の文化センターの舞台改修工事に、今年度17,500千円、26年度まで、この舞台の改修事業を予定してございますが、今年度は舞台の吊り物を主に改修したいということです。そのなかで、照明等々は重量があり危険だと理解しておりますが、将来、照明機器のワイヤーは取り替えますが、照明器具の取替えは予定しておりますか。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長補佐。
○補佐(澤田 智) 今回の舞台改修につきましては、ご説明がありましたように、舞台の電動の吊り物のなかの反響板、その反響板のなかの側板部分で、反響板には側板・正板・天板というものがあるのですが、その部分をやります。
今後につきましては、危険な部分からということで、随時改修を進めてまいりたいと思います。
○委員長(安田 薫) 奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 照明器具の重いものは非常に危険だということで理解しました。
舞台が30年と皆さんに長くご利用していただいていて、舞台そのもののフロアの改修をされたことはありますか。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長補佐。
○補佐(澤田 智) 会館以来、一度、床を全面改修しております。
○委員長(安田 薫) 奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 今回の改修予定には入っていないということですよね。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長補佐。
○補佐(澤田 智) 床の改修等は入っておりません。
○委員長(安田 薫) 奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 30年のなかで一度、10年前に改修したということなのでしょうけれども、あの部分は裸足で歩けばいいのでしょうが、そうはいかないというところで、非常に老朽化しているのが際立って、ひどい状況になっている部分があるんです。先達て、あそこに上がったのですが、床がはがれて、足に棘が刺さった方がおられますし、1か所だけではなく複数見受けられたということで、この計画は平成26年度までやると予定しておりますけれども、そこらへんも含めて考えるということを予定に入れてもらうということにはならないでしょうか。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長。
○社会教育課長(小笠原清隆) ご指摘がございました、床の改修の関係ですが、やはり文化会館は建てて30年経っております。そのなかで一番危険度の高いようなところから改修をさせていただくのですが、それぞれ舞台を運営していくための照明も必要ですし、音響も必要です。ご指摘のような床の改修も当然必要です。何億円というお金が必要ですので、計画を持ったなかで考えていきたいと思います。
○委員長(安田 薫) 9番、奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 上から落ちてきて危険だということですが、床が剥がれて足に刺さるということはたいしたことはないかもしれませんが、それらも重点課題として、検討してもらえるようにお願いしたいと思います。
○委員長(安田 薫) 社会教育課長。
○社会教育課長(小笠原清隆) お金のかかることですので、危険な部分については、その都度改修していきたいと思います。
そういった箇所を教えていただければ、私たちも見てはいますが、目の届かないところもありますので、利用者の方から「ここが悪いよ」というかたちでお知らせしていただければ大変助かりますので、そのへんのご協力もお願いします。
○委員(奥秋康子) 終わります。
○委員長(安田 薫) 他に質疑ありませんか。
口田邦男委員。
○委員(口田邦男) 1点だけお伺いします。
176頁に町民バスの運行という項目がありますが、これに関してたいした難しいことではありませんけれども、お聞きいたします。難しい問題ではありませんが、町民に関しては関心のある問題ですので、あえてこの場所で質問させていただきます。
今、巡回バスが走っておりますけれども、あの巡回バスの色なのですが、あの色では高齢者が...(途中中断)
○委員長(安田 薫) 口田委員、巡回バスはここの箇所には入ってきません。別なところで質問お願いいたします。
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(安田 薫) これで、教育費の審査を終わります。