平成23年第5回定例会(9月15日_日程3_一般質問5)
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
2番、角川徳寿議員。
○2番(角川徳寿) 通告に従い、1項目について質問をさせていただきます。
現在、清水、御影中学校では複数の部活動が合同もしくは連合により活動を行っております。その成績は、管内・管外でも素晴らしい活躍を見せてくれております。その送迎に関しましては、保護者によって行われておりますが、今後、部活動がますます活発に、また充実したものになるように町として協力できる方法はないのか、次の2点についてお伺いいたします。
1点目です。昨年まで週一度、毎週金曜日に運行されていたスクールバスは、今年度運行されておりません。数多くの生徒が自分達のやりたい部活動に積極的に参加できるよう、町として今後、スクールバスを運行する考えはないのかお伺いいたします。
2点目です。少年団活動についてです。清水町では数多くの少年団が活動しております。その数は管内でも上位の数を有しております。少年団活動は社会教育の場として、また、人間形成の場として大変重要な役割となっております。その少年団活動も、御影小学校・清水小学校の児童たちが集まって行われております。その少年団活動に関しても、スクールバスの利用は考えられないのか、以上、2点についてお伺いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。教育委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子) 角川議員のご質問にお答えいたします。
全国的な傾向として、過疎化や少子化などにより学校の小規模化、指導教員の不足などの課題を抱え、学校単独で生徒の興味・関心に応じた部活動の設置や運営が困難な状況にあります。本町でも、清水中学校と御影中学校の合同形式の部活動として、野球部とサッカー部でそれぞれ1名の生徒が御影中学校から清水中学校へ、また、アイスホッケー部は、4名の生徒が清水中学校から御影中学校へ通って活動しております。
さて、1点目のご質問の部活動に対するスクールバスの運行についてでございますが、平成18年の春に、清水中学校のアイスホッケー部7名、御影中学校サッカー部8名の合同練習にあたり、清水・御影間の送迎にスクールバスの運行をしてほしい旨の要望がございました。検討の結果、遠隔地からの安全で安心な通学の手段というスクールバス本来の運行に支障のない範囲で、5時間目の授業が両校で重なる週1回運行することとし、昨年度まで実施したところでございます。しかし、今年度におきましては、中学校からの申請がございませんでしたので、運行はしていない状況です。
今後の対応といたしましては、中学校から申請があった場合、昨年度までと同様の条件での部活動バスの運行を考えております。また、中学校からさらなる要請があったときには、既存のスクールバスの運行に支障のない範囲で、下校の子ども達と乗り合わせることが可能か検討してまいりたいと思います。
次に2点目のご質問です。少年団のスクールバスの利用についてお答えをいたします。
現在、清水町内には15団体のスポーツ少年団があり、小・中学校の開放授業や町内の体育施設等でそれぞれ活動が行われており、少年団の指導者をはじめ、関係者の皆様には多大なるご協力をいただいております。御影市街地や農村部から、清水市街地の体育施設などで行われている練習のため、保護者や関係者に送迎をいただいている実態は承知しており、過去にもバスを運行できないかというような要望がありました。しかし、少年団活動は青少年の健全育成を目的とし、学校から一旦帰宅してからの参加が原則であり、学校管理とはならない活動であります。また、それぞれ練習日や時間帯なども異なっております。このため、遠距離通学を目的としているスクールバスの運行時間帯などの関係からも、スクールバスとの併用は難しいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
○2番(角川徳寿) 以前、中学校から要請があったときに対応したというお答えでしたが、今年度はそういった要請がなかったということで、今後、要請があるなしに関わらず町としてそういった生徒がいるのであれば、対応していくということを、町から学校側のほうへ要請していくというお考えはありますか。
○議長(加来良明) 教育長。
○教育長(伊藤 登) お答えします。
こちらから働きかけるというご質問ですけれども、生徒の希望も取らなければ、こちらから働きかけても利用しないということが起きると、無駄になります。そのへんを含めて学校、利用者と相談をしていきたいと思っております。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
○2番(角川徳寿) 少年団活動です。スクールバスの利用は大変難しいという回答でした。
今年度より、運行されることになったコミュニティバスの運行、時間帯の変更、コースの変更などを考えて利用に充てるということはできないのでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(上出 進) 11月1日から本格運行するコミュニティバスを活用できないかというお話ですが、現実問題として、コミュニティバスの最終運行時間が、清水地区では16時50分でありますし、御影は16時22分が最終の時間です。それから少年団を送るということになると、今考えて、もしそういうことになれば、別契約でやらざるをえません。あくまでも、公共交通として運輸局に許可をいただくには、このかたちで一旦許可を受けることになります。そうすると教育委員会が答弁したように、各少年団における公平性という問題が浮かんでくることになるかと思います。私が所管する立場としては、このコミュニティバスについて時間を延長してそれに対応するという考えは持ち合わせておりません。
○2番(角川徳寿) 終わります。
○議長(加来良明) これで一般質問を終わります。