北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年第2回定例会(3月12日)

○議長(加来良明) 平成24年第2回清水町議会定例会を開会します。
 本日の会議を開きます。(午前10時09分)


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○議長(加来良明) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
  10番 安田 薫 議員
  11番 田中勝男 議員
  12番 口田邦男 議員
 を指名いたします。

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○議長(加来良明) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
 おはかりいたします。
 本定例会の会期は、本日から3月22日までの11 日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 会期は、本日から3月22日までの11 日間に決定しました。

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○議長(加来良明) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。

(諸般の報告 事務局長 朗読)

○議長(加来良明) これで諸般の報告を終わります。

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○議長(加来良明 日程第4、行政報告を行います。
 町長から、行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。
 十勝圏における消防広域化の経過につきまして、ご報告申し上げます。
消防体制の確立に向けた消防の広域化につきましては、昨年11月に開催した十勝圏複合事務組合議会議員協議会において、広域化に向けて整理すべき課題が協議継続中となったことから、平成25年1月1日スタートを想定した関係議案の市町村議会への提案を見送ることとし、消防救急デジタル無線整備に向けた電波伝搬調査を含めた基本設計については、平成24年度に19市町村が共同して取り組むこととなったところです。
 その後の協議の状況としましては、平成28年3月末を目途として消防救急デジタル無線及び消防指令センターの整備を進めていくことから、消防広域化の目標スケジュールは平成28年4月とすることとし、個別の課題については現在も協議を行っているところであり、市町村長会議、副市町村長会議、消防広域推進担当課長会議及び署長会議において、早期の合意を目指して精力的に協議を進めていくことが市町村長によって確認されたところであります。
 また、引き続き検討を進めることに伴い、これまでどおり市町村からの職員派遣を含めた十勝圏複合事務組合内の消防広域推進室を継続設置していくことも確認されたところであります。
 次に、消防救急デジタル無線整備にあたっては、①平成24年度に19市町村が共同して電波伝搬調査を含む基本設計を行うこと、②基本設計の実施については、18町村で構成する5消防本部が帯広市に事務委託する方式で行うこと、③経費の分担については19市町村の均等割と基地局数に応じた負担を4対6の割合で行うこと、④基本設計を通じて、無線基地局の共同利用計画などの整備方針を検討するとともに、整備経費の算出を行い、北海道が策定を進めている無線整備全体計画への反映を図ること、⑤基本設計の実施体制として、帯広市消防本部に担当スタッフを置くほか、消防広域推進室に派遣される消防職員がこの事務を併任することにより、19市町村が連携を図っていくものであることなどについて、それぞれ市町村長により確認されたところです。
 なお、消防広域推進室に派遣する消防職員として、平成24・25年度の2年間西十勝消防組合から1名を派遣することとしております。
 以上、十勝圏における消防広域化の経過についてご報告申し上げます。

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで、行政報告は終わりました。


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○議長(加来良明 日程第5、町政執行方針について、町長より平成24年度町政執行方針を述べていただきます。町長。

町長(高薄 渡) 

I はじめに

 平成24年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、平成24年度の町政執行方針と施策について、議員各位と町民の皆様に私の所信を申し上げます。
 さて、わが国の経済動向は、長引く景気低迷をはじめ、昨年3月に発生した東日本大震災や福島第一原子力発電所の重大事故による影響に加え、欧米経済等の悪化の影響もあり、国と地方の経済は、いまだに回復せず試練の時を迎えております。
このような厳しい中でありますが、清水町の未来を築き上げていくためには、皆様と英知を結集し、かつ、強い意志を持ちこの難局を乗り越えていかなければなりません。
 私は、これまで就任以来、町民の皆様との対話を重視した中で、町民の皆様が安全・安心した生活ができるまちづくりと、健全な財政運営に誠心誠意取り組んでまいりましたが、早くも任期の最後の年となりました。
 さらに、本年は、開町110年目という大きな節目の年であり、私は先人の開拓の労苦に思いを馳せながら、これまでの歴史に感謝し、わが町が抱える様々な課題の解決・改善に向けて創意工夫を凝らし、次の世代に確かな道筋をつける年にしていかなければならない思いを強くしているところであります。
 さて、まちの将来像を「みんなで活き生き 豊かさ育むまち とかちしみず」として、「まちづくり計画~第5期清水町総合計画」も2年次を迎えました。
 町民がお互いに支え合い、活力ある産業の振興と町民が健康で安心して暮らせる生活環境の実現を図り、心の豊かさと豊かなまちに成長していくため「まちづくり目標」を指針として、各種施策を創造したまちづくりを進めてまいります。
 ここに、本年度の主要な施策につきまして、基本的な考え方を申し上げます。

II 地方財政と予算概要
 平成24年度の地方財政計画では、東日本大震災の復旧・復興事業により、全体規模は前年度比2.2パーセント増の84兆2,800億円となり、通常収支分の地方財政計画では前年度比0.8パーセント減の81兆8,700億円、公債費等を除く地方一般歳出の規模では前年度比0.6パーセント減の66兆4,600億円となり、地方交付税の配分総額は、地方経済基盤強化・雇用等対策費による歳出特別枠の確保などにより、前年度比0.5パーセント増の17兆4,545億円となったところであります。
 主要財源の普通交付税につきましては、国勢調査等による算定人口・単位費用の変動や公債費償還額の減少等により平成23年度交付決定額と比較し、3.8パーセント減の29億9,000万円を見込み計上したところであります。
 本年度の一般会計と6特別会計、公営企業会計の予算総額は、前年度比6.3パーセント増の105億9,010万円、このうち一般会計当初予算額は前年度比7.4パーセント増の72億4,000万円を計上したところであります。

III 主要施策の推進

1 自然と共生する安全で快適なまちづくり

◆自然環境の保全と環境との共生として
 森林は、生物多様性の保全や土砂災害の防止、水源のかん養等の機能だけではなく、地球温暖化の抑制を図るなど、人々が安全で安心して暮らすために不可欠な多面的機能を有しており、森林を守り育てていくため適正な管理が求められております。このため、町有林管理につきましては、森林施業計画に基づき継続的な整備・保全に努めてまいりますとともに、町民に対し森林の持つ機能の大切さや森林にふれあう場の提供として、「グリーンフェスティバル」の開催や森林体験事業「森で遊ぼう!」を実施してまいります。
 また、民有林整備につきましては、補助事業を積極的に活用し、維持管理事業や造林事業などの支援を行い、自然環境の保全に努めてまいります。
 次に、生活環境でありますごみ処理業務につきましては、一般廃棄物処理計画に基づき、分別排出方法の徹底と再資源化を進めごみの減量化を図り、町民・事業者への分別方法やリサイクル等に関する情報提供・説明会等を適時実施してまいりますとともに、清掃センターにつきましては、本年度中に将来の方向性について検討してまいります。

◆すべての世代が交流し住みやすいまちづくりとして
 老朽化が進む町営住宅の建替事業につきましては「清水町営住宅長寿命化計画」に基づき、本年度は「まちなか団地」を建設し、住環境の整備を進めてまいります。さらに、転入や転居のための「空き家、空き地、賃貸住宅などの情報」を提供し、民間による借家計画にも協力してまいります。
 また、町民の足を確保するコミュニティバスは、利用者の利便性向上を図りながら交通システムの構築に取り組んでまいります。

◆緑豊かな森と水に親しむまちづくりとして
 地域の大切な資源であります自然環境を守り育てるため、河川や公園、緑地の維持管理に努めてまいりますとともに、公共施設や駅前花壇、商店街の花壇植栽など、花と緑に包まれた環境づくり施策の住民活動を支援していき、衛生組合で実施している春と秋の町内一斉清掃、清水町クリーン・ディ、花いっぱい運動や花に関する団体とも連携し、美しいまちづくりに取り組んでまいります。

◆町民相互の支え合いと暮らしの安全安心として
 誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりは、最も基本とするところであります。このため、子どもたちが犯罪被害に遭わないように学校・PTA・地域による「見守り隊」や、生活安全推進委員会による犯罪・交通事故から守る監視活動が、犯罪の抑止効果に繋がっているところであり、事件・事故の発生を未然に防ぐように努めてまいります。
 また、商品や金融サービス等の消費生活をめぐるトラブルは悪質・巧妙化し、多重債務については大きな社会問題となっておりますが、本町では既に「消費生活相談」の充実や出前講座等の実施、警察署及び関係団体等との積極的な連携、情報の共有化に努めており、本年度も相談員の研修や悪質商法対策の啓発を行うとともに、「消費者被害防止ネットワーク」を設け、消費者行政の充実を図ってまいります。

◆快適で良好な生活環境として
 安全できれいな水を供給するために、水道施設の適正な運転管理に努め、老朽管の布設替工事や浄水場の機器更新、御影簡易水道浄水場施設等改築整備を行い、より安全で安定した飲用水供給に取り組んでまいります。
 さらに、生活環境改善と公用水域の水質保全を図るため、下水道施設の適切な維持・管理に努めてまいります。
 次に、国費、道費の道路整備につきましては、車両及び歩行者の安全を図るため、車道及び歩道の整備を積極的に要請してまいりますとともに、国道274号は視距改良事業として車道拡幅工事が実施されてきており、継続して要請をしてまいります。
 町道整備につきましては、町営住宅の建設に併せた南2条道路、また、北1条道路の道路改良・舗装工事を実施し、全道路の計画的な維持管理に努めてまいりますとともに、橋梁整備の古潭橋につきましては、本年度は橋梁の上部工事及び橋梁前後の道路整備を行い、今秋に供用開始する予定であります。
 町営公衆浴場につきましては、これまでの委託方法について監督官庁から指導もあり、本年度から運営管理を民間事業者に委託してまいります。

2 誰もが健康で思いやりのあふれるまちづくり

◆町民の健康と健康づくり意識として
 町民が健康で暮らすための健康づくり施策として、これまで特定検診や特定保健指導による生活習慣病等の健康予防に重点を置くとともに、各種健診への支援拡大、子宮頸がんワクチン・小児用ヒブワクチン等の無料接種、さらに昨年からは肺がんCT検査・前立腺がん検査を導入し、町民の健康対策に取り組んでまいりました。
 本年度は新規施策として、「乳幼児から高校生までのインフルエンザ予防接種」と「就学前幼児を対象に予防接種率の低い水痘ワクチン接種」について無料化とし、未来を担う子どもたちの健康づくりを進めてまいります。
 また、食生活改善や禁煙、健康づくり運動の普及推進にも取り組んでおりますが、本年度から働く中高年の方々も利用しやすいように、さわやかプラザの平日開館時間を1時間延長して午後9時までとし、土曜日も開館することにより、幅広い年齢層の方々の利用促進と冬季間の運動不足解消にも繋がり、町民の健康づくりがより推進できるものと考えております。
 次に、医療施策でありますが、本町では人工透析患者が比較的多い状況にあり、昨年度から清水赤十字病院の人工透析病棟の増築を支援してまいりましたが、本年4月から透析床数が7床増の22床となり、待機状況も解消され地元で安心して治療が受けられるようになります。
 なお、救急医療につきましても、本年度も引き続き町民の救急医療体制を維持するために運営支援を行ってまいります。
 次に国民健康保険事業でありますが、今日の高齢化の進展や医療技術の高度化等による医療費の増大などで、その財政基盤は脆弱な状況であります。
 本年度の保険給付費は、前年度の給付実績などを基に予算計上したところであります。主要歳入である前期高齢者交付金の大幅な伸びが見込まれますが、後年度においては予断を許さない状況であり、今後の安定運営のために引き続き保険税徴収率の向上と特定健康診査事業の推進に努めるとともに、一般会計からの繰入金により収支の均衡を図り、本年度も被保険者の負担軽減を図ってまいります。

◆高齢者の暮らしと社会参画として
 本町の高齢化率は、平成24年1月末現在で30.68パーセントとなり、平成32年には40パーセントに達すると予測されております。また、現在65歳以上の高齢者世帯は1,463世帯(うち単身世帯は793世帯)で全世帯数の3分の1となり、今後も増加する見込みであります。
 このような中、「緊急医療情報キット」の配布や「要援護者名簿」の作成など、高齢者世帯の実態把握に努めているところでありますが、本年度から「電話や家庭訪問での安否確認事業」を導入し、高齢者が地域で安心した暮らしができるよう努めてまいります。また、高齢者の相互交流や高齢者と異世代の交流の場を設けるなど、高齢者の孤立防止対策などを講じてまいりますとともに、高齢者の社会参画ができるよう各種団体と連携を進めてまいります。
 次に、介護保険事業につきましては、本年度から第5期「清水町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」がスタートします。
平成26年度までの3年間で要介護認定者は70人以上の増加が見込まれるため、介護保険料の基準額(月額)は650円増の4,500円となりました。
 しかしながら、本年4月に「小規模多機能型居宅介護事業所」の開設や、本年度中に「認知症高齢者グループホーム」と「地域密着型介護老人福祉施設」の開設が予定されており、これにより100余名の入所待機者の解消に繋がり、地域に密着した介護サービスを進めてまいります。
 さらに、要介護認定者が年々増加する中、介護を必要としない自立した生活を送ることができるよう介護予防事業、予防マネジメント、総合相談・支援など、より一層のサービス提供に努めてまいります。
 次に、後期高齢者医療制度につきましては、本年度2.48パーセントの保険料値上げが見込まれるなど厳しい状況であります。また、新しい高齢者医療制度の検討が進められているところでありますが、当初の平成25年度からの抜本的な制度改正は見通しが立たなく、混沌としている状況であり、北海道後期高齢者医療広域連合と十分な連携を図りながら、現行制度の総合的な推進に努めてまいります。

◆障がい者の社会参加として
 障がい者福祉につきましては、障害者自立支援法及び「清水町障がい福祉計画」に基づき、各種サービスを実施しておりますが、本年4月から障害者自立支援法が大幅に改正され、その改正の柱として「相談支援の充実」が最重要であるとの考えが示されたところであります。
 このため、昨年2月に設置した「清水町自立支援協議会」と連携し、障がい者やその保護者の様々な相談に応じ、必要な情報の提供や権利擁護等のための支援を行ってまいります。

◆すべての世代が交流し支え合うまちづくりとして
 身近な人々が見守り合い、支え合い、助け合いながら、誰もが安全・安心で元気な暮らしができるよう、地域が一体となり取り組むことが必要であります。
 このため、地域が求める活動や相談、要望に応えるため社会福祉協議会・民生委員協議会・ボランティア団体などとの連携を強化し、不足するボランティア会員の増大にも努めてまいります。
 また、「地域安全ネットワーク」事業の中で、地域の人たちが世代を超えて集えるサロン事業も徐々に拡大してきております。
 さらに、除雪や給食などの「在宅福祉サービス」もより充実させ、今後も暮らしをサポートできる体制づくりを推進し、健康で生きがいを持って暮らせる生活環境づくりを進めてまいります。

◆まちぐるみで子育て世帯を支え応援するまちづくりとして
 子どもの未来に夢と希望が持てる活力ある町を実現するためには、出産や子育てに対する不安を取り除き、安心して子どもを生み育てることができ、子どもたちが健やかに成長できる支援体制づくりを進めていくことが大切であり、「清水町次世代育成支援行動計画」を推進する中で、町民・地域・関係機関の皆様のご協力を得ながら、子どもの成長をしっかりと支える取り組みを充実させてまいります。
 保育所の運営につきましては、経済状況等の変化により共働き等の世帯が増えていることから、保育所の必要性が高まっており、入所を希望される児童の家庭状況を十分把握し、適切な対応を図るとともに、入所児童に対しては引き続き健全な心身の発達に努め、支援が必要な児童は、職員を配置し対応をしてまいります。
 さらに、保護者から要望がありました、春季休所期間の保育所開設につきましては、本年度から平常保育として必要な保育を実施してまいります。
 また、今後の幼稚園・保育所、子育てのあり方につきましては、国の「子ども・子育て新システム」により、町内児童福祉施設等の保護者や関係機関と協議をし、本町における最善の子育て支援及び保育環境の再編成について検討してまいります。
 なお、本年度は御影保育所の駐車場造成工事を行い、児童送迎時の安全対策と路上駐車解消による交通安全対策を講じてまいります。
 次に、放課後児童対策としましては、本年度も育成費用は無料とし、「清水学童クラブ」は清水小学校、「御影学童クラブ」は世代間交流センターで、小学校3年生までの児童の健全な育成に努めてまいりますとともに、「カワウソ教室」での全児童を対象とした安全・安心な居場所を放課後等に提供してまいります。
 なお、御影地区で実施していました「カワウソ広場」は、希望者が少ないことから世代間交流センター内児童館において同様の対応をしてまいります。
 また、子育て支援センター事業では、メールによる子育て相談、「ベビーマッサージ」や「ブックスタート」事業による親子の触れ合いの場を提供してまいります。
 なお、子どもの発育や発達への支援につきましては、本年度「きずな園」の専門職員の充実を図り、関係機関との連携を深め早期発見・早期療育環境の整備、保護者への相談支援機能の強化、対象世帯への家庭訪問など、適切な療育ができるよう取り組んでまいります。
 次に、虐待防止対策につきましては、昨年作成した「対応マニュアル」を関係機関等に配付し、連携強化を図ってきたところですが、引き続き啓蒙活動に努め通報があった場合は迅速な対応をしてまいります。

◆安心して暮らせるまちづくりとして
 今日の労働者を取り巻く環境は、東日本大震災、福島第一原子力発電所の重大事故、急激な円高などの影響により経済の低迷が続き、いまだ景気回復が見込まれない中、大変厳しい状況にあります。
 このため、本年度も離職者の「緊急雇用相談窓口」を開設し、実態把握に努めながら、ハローワーク等と連携し、国の第3次補正予算により1年間延長されました緊急雇用創出事業の積極的な活用や町独自施策の「新卒者就労支援」事業を行い、離職された方や新卒者で就職困難な方に対し、就労及び就職活動の支援による町内の労働環境の改善と雇用の促進に努めてまいります。
 また、季節労働者対策につきましても、十勝北西部通年雇用促進協議会と連携を図りながら就労対策を進めてまいります。

3 新しい次代を担う人材を育むまちづくり

◆家庭・学校・地域がともに推進する教育のまちづくりとして
 未来を担う子どもたちが夢と希望にあふれ、心豊かにたくましく成長し、健やかに充実した生活を送ることは私たちの願いであり、使命でもあります。
 私たちは、厳しくも美しい「しみずの四季」を通じて、家庭・学校・地域が相互に強く連携協力して町ぐるみで、ふるさとを愛し新しい時代を切り拓く「生きる力を育む」教育を推進することが重要です。
 幼児教育につきましては、経営方針である「愛のあふれる幼稚園」を目標として、幼児の特性と発達段階に合った教育を行うために、特色ある教育課程を編成し、幼児一人ひとりの個性の伸長と豊かな心の育成を図ってまいります。
 学校教育では、本年度も「少人数学級」により、基礎・基本を重視した学習と豊かな心の育成に努めるとともに、特別支援を要する児童生徒への対応のため、よりきめ細かな学習支援を行い、父母負担の軽減として、児童生徒の修学旅行に要する経費の一部を公費負担してまいります。なお、清水小学校は老朽化が進んでいるため、大規模改修に向けて実施設計に着手し、学びの環境の整備を進めてまいります。
 学校給食では、食材の安全・安心はもとより、地元産食材を提供し、各学校での児童・生徒に正しい食事のとり方や望ましい食習慣を身につけさせてまいりますとともに、スクールバス等の運行につきましては、本年度スクールバスを更新し、安全な運行に努めてまいります。
 次に、清水高等学校につきましては、総合学科の先進校として特色ある教育活動を展開しており、進路支援強化としての助成をし、生徒の確保や出口保障を確実なものにするため、清水高等学校及び清水高等学校振興会との連携を図ってまいります。

◆文化のまちづくりとして
 文化とは、人々に楽しさや感動など、生きる喜びをもたらし人生を豊かにして創造性を育むものであり、優れた芸術作品に触れたときの感動や自ら表現した時の喜びは人生の生きる力を生み出します。
 このため、情操豊かな人間形成を図るため、本年度も芸術鑑賞機会の提供等に努めてまいります。

◆スポーツ・レクリエーションに親しむまちづくりとして
 心身ともに健康で充実した明るい生活を送るため、スポーツ活動を日常的に取り入れることは大変重要であり、このため町民が気軽に参加できるレクリエーションスポーツの普及や各スポーツ事業の実施、各種大会への支援・協力をしてまいります。

◆学びの成果を活かすまちづくりとして
 町民一人ひとりが生涯にわたり生きがいを持ち、心豊かに充実した生活を送ることができるよう各種学習機会を提供し、学んだ成果がまちづくりに活かされるよう努めるとともに、図書資料の充実と本に親しむ環境の整備を図り、読書普及事業の提供に努めてまいります。
 昨年度開設した「十勝清水 人・四季塾」は、まちづくりを進める魅力あるリーダーづくりの人材育成として取り組んでいるところであり、1期2年の仕上げの年となり、学びを生かし、リーダーシップを備えた人材として、まちづくりへの活躍を大いに期待しているところです。
 また、構造改革特区により開校7年目の広域通信制北海道芸術高等学校は、年間約700名の生徒が本町でのスクーリングに訪れ、特別免許状を授与した町民をはじめ多くの方々の支援・協力を得て、町民との交流や学びの共有と連帯感の醸成が図られており、今後も教育内容について監督、指導の役割を果たしてまいります。

4 町の資源を活かした活力あるまちづくり

◆クリーンな農業と資源循環型のまちづくりとして
 本町農業は、これまで高い農業生産額を維持しておりましたが、ここ数年は冷湿害、記録的な猛暑、長雨等による異常気象の影響から、主要作物全般にわたり収穫量減少・品質低下などの被害があり、酪農・畜産経営につきましても、配合飼料価格の高騰、福島第一原子力発電所の事故に伴う風評被害による牛肉価格の下落などが影響し、大変厳しい状況であります。
 また、昨年11月に開催されましたアジア太平洋経済協力首脳会議において、TPP(環太平洋経済連携協定)の交渉に参加する方針を表明したことは、本町の基幹産業である農業の根幹を揺るがす大きな問題であり、現状の制度下では、断固反対していかなければならないものと考えております。
 このように、いまだ先行きが不透明な状況ではありますが、本町農業は関連産業と一体となって地域経済を支える重要な産業であり、今後も食料の安定供給を目指し、消費者に信頼される安全・安心で良質な農畜産物の生産確保に向けた各種施策を推進してまいります。
 「クリーンな農業と資源循環型のまちづくり」の重点施策といたしましては、健康な土づくりの推進を図るため、本年度も堆肥ペレットのさらなる利用促進に向け、実証試験圃場への支援や販売価格に対する支援を行うとともに、化学肥料の過剰施肥による環境負荷や農家経営の負担軽減を図るため、定期的な土壌診断の推進に向けた支援を実施してまいります。
 なお、「財団法人 清水町農業振興公社」は、農協との協議の中で平成23年度をもって解散することになり、「農地流動化対策」や「担い手対策」などは、町や農業関係機関で組織する「清水町地域農業再生協議会」で引き継ぐこととなりますが、実施にあたりましては、関係機関とより一層連携を図りながら取り組んでまいります。
 また、農業者と商工業者、そして地元消費者とが連携し取り組んでおります「食の安全・安心推進事業」につきましても継続して実施することにより、地産地消の推進や食を通した交流をより一層深めてまいります。

◆経営基盤の確立と後継者が働きやすいまちづくりとして
 畑作振興の重点施策としましては、近年のてん菜作付面積の急激な減少傾向に歯止めをかける対策として、昨年度から取り組んでおります「てん菜増産対策」により、持続的な畑作農業の推進に向けた合理的な輪作体系の確立と農業関連企業などの存続に努めてまいりますとともに、新たな野菜振興対策として、「にんにくの独自ブランド」確立に向けた支援も引き続き実施してまいります。
 酪農・畜産関係の施策につきましては、輸入飼料の高騰対策として、自給飼料増産対策事業を実施し、デントコーン増反に取り組み、飼料自給率を高め経営安定化を図ってまいります。
 家畜伝染病の発生防止対策につきましては、昨年、家畜伝染病予防法が改正されたのを受け、万全な防疫体制を構築してまいりますとともに、酪農・畜産農家や養鶏事業者に対し、侵入防止に対する自衛防疫の普及啓発を行うなど指導徹底を図ってまいります。
 また、「農地・水環境保全向上対策事業」は、国において事業継続されることから、地域営農集団と協議を行い、地区拡大し、明渠排水路などの保全管理に対する支援を実施してまいります。
 さらに、農業基盤整備につきましては、近年の異常気象による農作物の湿害被害の発生により、その必要性がますます増していることから、補助事業を活用し、暗渠排水事業に取り組んでまいります。
 次に、町営育成牧場につきましては、乳牛の育成期におけるコスト低減や労働力の軽減を図るなど、酪農経営の補完施設として大きな役割を担っており、今後も酪農経営の大型化に伴いその重要性がますます増大される状況にあることから、効率的な飼育管理の実施と防疫体制の強化を図り、預託者が安心して利用できるよう、より一層充実した管理運営に取り組んでまいります。

◆まちの資源を活かした産業の振興と連携の促進
 本町の農業生産高は、道内10位前後であり、豆類、小麦、てん菜、馬鈴薯などの主要作物や生乳の生産は全国的にもトップクラスにあります。
 近年はアスパラガス、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜生産の増加、さらに肉牛や鶏卵の生産量が全道でも上位に位置し、「農業」、「食」を活かした地域活性化を目指すことが期待されます。
 昨年、まちづくり予算町民提案事業で中学生グループが提案された「清水町新キャラクターづくり」事業は、町名の由来である「(水)ペケレベツ」(清い水の流れ)を清水のメインキャラクターとして定め、特産品の開発やPRを視野に事業展開してまいります。
 また、町内の異業種で新たな産業開発などの活動を展開している産業クラスター研究会に対して支援を行ってまいりますとともに、農商工業者など町民有志による生産、加工並びに販売を行う6次産業化の新たな事業展開や開発などにつきましても、関係者と協議を進めてまいります。
 地域資源と人材を活かした活力ある町を創造していくための清水町経済活性化戦略会議は、官民一体となった関係機関・団体のネットワーク化により企業誘致などの振興を目指しており、現在まで中心市街地衰退化防止策事業や、食を通じた連携事業の取り組みなど、成果が徐々に現れてきているところであります。
 さらに、本年度は小規模な工房や飲食店などの起業化と雇用の場の拡大を促すため「起業・雇用促進補助金」を創設し、道東道全線開通という機会を活かし、事業者が起業しやすい環境を整え、町内経済の活性化を図ってまいります。
 また、バイオ燃料地域利用エタノール実証事業をはじめ企業立地促進条例の支援による工場の新増設は、雇用の確保による定住など経済的効果をもたらしており、本年度も立地企業を支援していくとともに、とかち田園地域産業活性化協議会を通じて、優遇措置等のPRを行い、企業の誘致活動を強化してまいります。

◆商業の活性化と異世代が集う多機能型まちづくりとして
 今日における経済環境は、急激な円高等による経済の低迷が続き、その後にデフレ状況に陥るなど、いまだ景気回復の実感がない状況であります。
 本町におきましても、公共工事の減少など依然として経済環境の悪化による個人消費の低迷や消費購買行動の町外流失が続き、商工業者にとって極めて厳しい状況が続いております。
 このような状況の中で、商工業者の方々が、消費者に親しまれる中心商店街づくりに向けた実験店舗「産直と憩いのサロン3丁目広場」や「おはよう商店街」が実施されるなど活性化を図っていますが、今後とも顧客のニーズに合わせたきめ細かなサービスが展開され、地域内消費購買のより一層の喚起を図っていくため支援をしてまいります。
 また、商店街活性化等の対策として、個人消費の町外流出防止や企業投資の活発化などを促すため、商工会とより一層の連携を図り、本年度におきましても、「商品券事業」や「新規及び空き店舗活用開店者」に対しての支援をしてまいります。

◆地域の資源を活かした観光産業の創出として
 本町の観光振興につきましては、雄大な自然環境や農村景観を有し、道東の玄関口である交通の要所として、毎年、町内外からの誘客を見込み、各イベントなどの開催により、活性化に努めてまいりました。
 町民有志や飲食店主が、「食」による地域活性化を目指して「十勝清水牛玉ステーキ丼」を開発し、札幌オータムフェスト等のイベントへの参加によりPRに努められ、「牛玉丼」の認知度を全道・全国に発信して「食」を通した交流人口の増加に貢献しております。
 昨年、道東道全線開通により道央圏が一層間近に感じられ、「食」や「景観」を求めて、町外から多くの方が十勝・清水を訪れており、本町が道東の玄関口として、多くの観光客を効率的に滞在させて観光振興を図ることが不可欠であります。
このため、魅力ある景観を観光資源として「十勝清水4景+1」と、観光体験や「食」などの情報発信を図り、交流人口の増加に努めてまいります。
 本年度も観光協会が取り組む各種イベントを支援し、昨年、会員や地域の協力で実施しました「美蔓パノラマパークシーニックカフェ」を7・8月の日曜日に計画しております。
 また、シーニックバイウェイ「十勝平野・山麓ルート」及び「北海道ガーデン街道」に係る市町村との一層の連携を図るとともに、6月上旬から10月上旬まで、十勝千年の森を会場に開催される「北海道ガーデンショー」を支援し、これらと連携した町の観光・特産品等の情報発信に努め、清水・御影市街地への周遊などの促進に向け、関係機関との一層の連携や広域的なイベント活動を展開しながら観光振興を図ってまいります。

5 みんなで創る協働のまちづくり

◆町民誰もが参加する協働のまちづくりとして
 協働のまちづくりを推進する一つとして「広報しみず」は町政情報を広く届ける有効な手段です。より町民にわかりやすい掲載方法の工夫など、町民の視点に立った情報の提供に努め、行事等のお知らせ広報から、町民がまちづくりを考える材料となる広報を目指して充実を図ってまいります。
 個人町民税の0.5パーセント相当の額を予算額とし町民から事業の提案を募集した「まちづくり予算町民提案事業」につきましては、「清水町開町110年記念事業」についての募集をし、現在事業実施に向け準備を進めているところです。本年度もこの制度を活用し、町政への参画意識の高揚と町民ニーズに対応した事業の推進を目指してまいります。
 平成20年に制定した「いきいきふるさとづくり寄附条例」は、町民の皆様をはじめ、町出身者やゆかりのある方に新たな形でのまちづくりへの参加と財源確保を行うものでありますが、寄附者の意向を十分反映できるよう適切な活用を図ってまいります。
 また、都市等からの移住定住促進事業につきましては、移住者の新たな視点を地域活動に取り込んでいくことにより、地域活性化に広がりと豊かさを与えてくれるものです。今後も首都圏でのPRや移住体験住宅を活用した生活体験事業などに取り組み、民間事業者と一体となった移住施策を推進してまいります。
 なお、本年度も総務省「地域おこし協力隊員」事業を取り入れ、都市生活者の視点を活かした本町の魅力の発信や移住促進事業の充実に取り組み、移住・定住に結び付けてまいりたいと考えております。
 本町は明治36年、人舞外一村戸長役場が開庁以来、110年を迎えます。本町の歩みの礎となった先人の偉業に感謝するとともに、高度経済成長社会から成熟社会に移り、東日本大震災の経験からも経済面だけではない心の豊かさを国民全体がより強く意識する中、清水の持つ素晴らしさを次世代に受け継ぐことが現在暮らす私たちの責務のひとつと考えます。
 このため「清水らしさ」を再認識するため、町民の皆さんの参加による「シンポジウム・イベント」の開催、「吹奏楽による第九演奏」、「記念商品開発」などを通して清水の魅力を引き出し、町の良さを町内外に発信し、協働のまちづくりにつながるよう事業を進めてまいります。

◆効率的でわかりやすい行政運営として
 その時々の社会情勢に対応しながら、住民が地域のことを自ら考え、その総意に基づいて最善策を判断し実践していく住民自治の充実が必要であり、行政においても、自立性と自主性をもって町政を推し進めていくことが重要であります。
 このような観点から、「まちづくり計画推進委員会」により、町民と行政が積極的にそれぞれの役割を果たし、地域や町民等の活動及び行政の事業を推進するための具体的実践内容を検討してまいります。
 また、町政運営の基本原則を定めた「まちづくり基本条例」は、各種審議会委員の公募や開催内容の公表、重要な案件は町民意見提出制度により意見を求めるなど、情報共有と町民参加について、広報紙や町のホームページをはじめ、町内各所に設置の情報掲示板などにより積極的に進めているところです。本年度も地域自らの判断と責任において進めることが必要であり、そのためにも町民と行政がともに知恵を出し合いながら「協働のまちづくり」を推進するための環境整備や行政情報の提供・周知方法について工夫してまいります。
 行政運営の基礎となる自主財源の確保につきまして、個人町民税では、農業生産所得や農業関連営業所得等の減少が大きな要因となり、前年度当初予算と比較し980万円の減と見込んでおり、法人町民税につきましても、長引く地方経済の低迷や景気回復の遅れにより、前年度と比較し592万円の微減、固定資産税につきましても、本年度が評価替えの年で、地価の下落傾向等や評価額の見直しにより増額は見込めないことから、前年度と比較し3,100万円の減で見積もっております。
 軽自動車税につきましては、個人や法人の4輪車の登録が年々伸びていることから、前年度と比較し30万円の微増を見込んでおりますが、町たばこ税につきましては、一昨年10月からの増税により喫煙者が減少傾向にあり、300万円の減収を見込んでおります。
 なお、収納対策につきましては、早期の自主納税の推進に努めるとともに、「十勝市町村税滞納整理機構」とさらなる連携を図りながら、適切な滞納整理に取り組み、徴収率の一層の向上に努めてまいります。
 また、昨年度より進めてきております戸籍の電算化につきましては、本年10月29日からの稼働を予定しており、サービスの向上を図ってまいります。

◆広域行政の推進として
 十勝管内の消防広域化につきましては、平成25年1月の運用開始を目標に協議を重ねてきたところですが、「自賄い」方式解消に対する各市町村の考え方の差異もあることから、当面する「消防救急無線のデジタル化」と「指令センターの共同運用」に向けた整備については進めることを確認し、広域化の時期や課題解決についてさらに議論を深めることとなっており、市町村長会議の結果を踏まえながら、管内一丸となった消防広域化の推進に努めてまいる所存でございます。
 また、昨年7月に協定締結がなされた定住自立圏構想の取り組みにつきましては、中心市である帯広市と周辺18町村により、医療や福祉、産業振興等の事業を内容とする定住自立圏共生ビジョンが策定され、相互の役割分担と連携・協力により具体的に取り組むこととなり、本協定は、毎年度、所要の見直しを行うこととなっておりますので、自治体間の連携の取り組みの深まりや「フードバレーとかち」の推進など、十勝圏域全体の発展に資する取り組みも期待されるところです。

IV むすび
 以上、平成24年度の町政を運営するにあたり、方針並びに施策の一端を申し上げさせていただきました。
 今日の景気・経済の危機的な状況は、私たちの暮らしと将来に大きな不安をもたらし、地方の活力にまで重大な影響をもたらしておりますが、私は、必ずやこの困難を克服し未来を築き上げていけると確信し、たゆむことのない努力を続けていく覚悟であり、清水町に住んで良かったと誇れるまちづくりに向けて、職員とともに全力を尽くす決意であります。
 議員各位並びに町民の皆様のより一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げまして、町政執行方針を結ばせていただきます。

平成24年3月12日

清水町長 高 薄  渡


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○議長(加来良明) ここで休憩いたします。(午前11時07分)

○議長(加来良明 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時20分)

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○議長(加来良明 日程第6、教育行政執行方針について、教育委員会委員長より平成24年度教育行政執行方針を述べていただきます。教育委員会委員長。

○教育委員長(三澤吏佐子)

I はじめに

 平成24年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、教育委員会の所掌する行政執行の主要なる方針について申し上げます。
 我が国におきましては、教育振興基本計画の策定や小・中学校における新学習指導要領の完全実施等、21世紀を切り拓く心豊かでたくましい人材の育成が進められております。
 清水町教育委員会といたしましては、北海道教育ビジョンの基本理念である「自立」「共生」を踏まえ、学校、家庭、地域が一体となって、子どもが安心・安全に学び、生活できる教育環境を整え、本町の教育理念を「心響」、実践指標を"しみず「教育の四季」"とし、町民総ぐるみで「心かよわせ、互いに響き合う感性豊かな教育」を推進してまいります。

II 学校教育の推進
 
 本町における教育は、「町の宝」である子どもの人格の形成に向かって、確かな学力、豊かな心、健やかな身体を育んでまいります。
 優しさと勇気を持ち、感性豊かな子どもを育てるために、学校の全ての「教育力」が互いに機能しあい、力を出し合うことで「学校力」を高め、子ども一人ひとりが意欲的に学びあい、可能性を伸ばす教育を推進してまいります。
 さらに、社会の変化に対応した力を育むとともに、家庭や地域社会の教育力の向上に努めてまいります。

1 確かな学力の育成
 分かりやすい授業により自ら意欲的に楽しく学ぶ教育を展開するために、教職員の資質向上に向けて校内外の研修体制の充実や指導方法の改善、新学習指導要領の完全実施に対応した教材備品の整備など学びの環境の充実に努めてまいります。
 また、全ての教科の基本として、言語活動の充実や体験的な学習を重視するとともに、学ぶ意欲を高め、学習習慣を身に付けさせ、思考力・判断力・表現力など「生きる力」を育成し、情報処理能力や想像力の向上を図ります。

2 学校改善支援プランの推進
 昨年度は東日本大震災の影響により全国学力・学習状況調査は、北海道単独の調査方式で実施いたしましたが、本年度は従前の全国学力・学習状況調査に戻り、調査の結果を受け、各学校での授業改善の取り組みなどに活かしてまいります。
 また、学習習慣の定着や生活習慣の確立など家庭教育にかかわる面も多いことから、学校の努力とともに家庭との連携に努めてまいります。

3 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進
 生命を大切にする心、美しいものに感動する心、思いやりの心、感謝の心などの規範意識や倫理感をはぐくむため、家庭・学校・地域社会が一体となって発達段階に応じた道徳教育や健康教育、奉仕、体験活動、さらに読書活動の推進を図ります。
 また、体力や運動能力が低下傾向にあることを踏まえ、運動の楽しさなどを実感させるため、学校の教育活動全体での指導と合わせて家庭や地域との連携を図ります。

4 子どもの安心・安全教育の推進
 子どもたちが事故や事件に巻き込まれないように安全教育を進めるほか、登下校時における通学路等のパトロールボランティアの協力を得るなど保護者や地域ぐるみの取り組みを推進します。
 「いじめ問題」については、その未然防止、早期発見、早期対応に努め、命を大切にする指導や教育相談を充実していきます。
 また、情報モラル教育についても、子どもたちの発達段階に応じ、家庭、学校とも連携し、指導を図ってまいります。

5 特別支援教育の推進
 特別に支援を必要とする児童生徒の一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の一層の充実を図るため、本年度も「特別支援教育支援員」の配置などにより支援体制の整備を図るとともに関係機関との連携を推進します。

6 幼保・小の連携教育の推進
 幼児・児童生徒の発達段階を踏まえた教育活動の連続性を図るため、幼保・小連携の必要性については、新保育指針や幼稚園教育要領さらには小学校学習指導要領においても明記されたところです。これまでの活動の実績を踏まえ、本年度においても幼児・児童の交流と関係者の連携した取組みにより、なめらかな接続を進めます。
 さらに、教育課程の連続性を踏まえ小学校と中学校の連携についても進めてまいります。

7 しみず「教育の四季」の推進
 清水町の教育は、"しみず「教育の四季」"の「12の窓」から、「感性あふれ、表情豊かな子どもの育成」を目指しています。
 清水町の次代を担う子どもたちが、生涯にわたり心豊かに生きていくための、基本的生活習慣や規範意識の定着を、全町民が心を合わせ取り組んでいるところです。
 町をあげてのこの取り組みが浸透することにより、基本的な生活リズムが整い、学習意欲及び体力の向上に大きな影響を与えることが期待できます。この取り組みを、教育の今日的課題を解決するための本町の特色ある活動として、引き続き実践してまいります。

III バスの運行及び学校給食の運営方針

1 スクールバス等の運行
 スクールバスについては、直営1台を除いた6台を運行委託しますが、スクールタクシー等を含めた全13路線について、引き続き遠距離児童・生徒の通学手段として安全な運行に努めてまいります。
 また、使用耐用年数を超過して車体の老朽化が著しい車両について、60人乗りスクールバスを1台購入して更新を図ってまいります。

2 学校給食の推進
 学校給食につきましては、「おいしい笑顔が見える給食」と「考える給食」をキーワードに、給食を通して児童生徒に正しい食事のとり方や望ましい食習慣を身に付けさるなど、食に関する指導の充実を図るとともに、地元産の食材を多く利用したメニューを取り入れていきます。
 さらに、子どもの「食育」を重要課題と位置付け、子どもの発達段階に応じた食育の推進を図り、食に関する興味・関心を高められるよう収穫体験などの食育活動を進めてまいります。

IV 社会教育の充実
 将来の予測が困難な社会情勢のなか、町民が充実した生活を送るため、生涯を通じて豊かに学ぶ環境を整備し、学んだ成果をまちづくりに生かすことができる社会の実現を目指し、それぞれのライフステージに応じた多様な学びの場を創造してまいります。
 また、2年次となる第7次社会教育計画に基づき、さらに社会教育の充実を図ってまいります。

1 社会教育活動の推進
 核家族化や少子化、地域における人間関係の希薄化など家庭や地域の教育力の低下が指摘される中、社会全体で子どもたちの成長を支えていくことが大切です。
 家庭は、子どもたちに必要な生活習慣を学ぶ大切な場であり、関係機関と連携を図りながら、心豊かな子どもが育つ家庭や地域社会の構築を推進してまいります。
 また、公民館は学習活動の拠点施設であり、情報提供の場です。「集う」「学ぶ」「結ぶ」の機能を高めるとともに、町民に親しまれる学習機会の場として良好な維持に努めてまいります。

2 文化芸術活動の推進
 文化芸術活動は、人間性の回復や心のやすらぎと潤いをもたらしてくれます。
 これからも、町民一人ひとりが心豊かに潤いのある生活を送るため、引続き文化芸術に触れる機会を提供してまいります。
 また、幼児、小・中学生の豊かな感性を育むために、芸術鑑賞事業を実施し、保護者や地域の方も共に鑑賞できるよう事業を実施してまいります。

3 スポーツ・レクリエーション活動の推進
 生涯にわたってスポーツに親しむことは、心身の健全な発達や明るく豊かで活力に満ちた社会の形成に極めて重要なことです。
 体力、年齢に応じたスポーツ活動の推進に向けて、スポーツ推進委員をはじめとする関係機関の協力を得、各種講習会・大会などを開催してまいります。
 また、アイスアリーナにつきましては、冬季スポーツの振興と地域活性化の視点から引続き指定管理者と連携を密にしてまいります。

4 図書館の運営
 地域を支える情報の拠点として、豊かな読書生活を保障し、日常的な調査・研究に応えるための施設として町民の読書要求と学習意欲に応える資料を収集・提供してまいります。
 また、図書館に足を運んでもらうような動機付けを行う事業を展開します。
 読書は、子どもたちが多くの言葉を学び、感性を磨き、創造力を高めるなど、人生をより深く豊かなものにするには欠かせないものです。今後とも学校図書館との連携やボランティアの協力を得ながら積極的に、児童・生徒の読書サービスに努めます。
 さらに、エントランスホールを利用した「エントランスホール展」等を計画的に開催し、「町民のふれあいの場」としての図書館を目指してまいります。

V むすびに
 以上、平成24年度の教育行政執行に関する主要な方針について申し上げました。
 本町の教育・文化・スポーツの振興と生涯学習社会の構築に最善の努力を傾けてまいりますので、議員並びに関係各位の温かいご支援と積極的なご協力をお願い申し上げます。

平成24年3月12日

清水町教育委員会 委員長 三澤 吏佐子


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○議長(加来良明) 日程第7、議案第15号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号、清水町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号、清水町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号、平成24年度清水町一般会計予算の設定について、議案第24号、平成24年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第25号、平成24年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第26号、平成24年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第27号、平成24年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第28号、平成24年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第29号、平成24年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第30号、平成24年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上11件を一括議題とします。
 提案者より、提案理由の一括説明を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) 平成24年度予算案のご審議をお願いするにあたり、概要をご説明申し上げます。
 お手元に、予算に関する資料、平成24年度清水町各会計予算書案説明資料をお配りさせていただいております。予算に関する資料に沿ってご説明申し上げますが、平成24年度清水町各会計当初予算案説明資料が、内容の説明となってございますので、見比べながらご覧いただきたいと存じます。
 それでは予算に関する資料の1頁をお開きいただきたいと思います。平成24年度清水町予算案総括表です。一般会計及び特別会計、企業会計の予算総額を前年度と比較するかたちで掲載してございます。
 一般会計、6特別会計及び1企業会計の予算総額は10,590,000千円で前年度比632,200千円、6.3%の増となったところでございます。
 一般会計予算額は、7,240,000千円で前年度比500,000千円、7.4%の増でございます。概要につきましては、後ほど2頁の平成24年度一般会計予算案歳入歳出対比表でご説明いたします。
 次に、特別会計の概要については、国民健康保険特別会計は1,355,000千円で医療保険給付の増減の件等により前年度比46,000千円、3.3%の減でございます。
 後期高齢者医療保険特別会計は、152,000千円で北海道後期高齢者医療広域連合保険料の平均2.48%引き上げによる納付保険料の増等により、前年度比16,000千円、11.8%の増でございます。
 介護保険特別会計は、963,000千円で介護サービス保険料給付費の増等により前年度比49,900千円、5.5%の増でございます。保険料改定につきましては、介護保険基準額で月額3,850円から月額4,500円への引き上げの条例改正を提案させていただいたところでございます。
 公共下水道事業特別会計は、345,200千円で前年度比1,300千円、0.4%の微増でございます。
 集落排水事業特別会計は83,200千円で、排水処理場設備更新に向けた基本計画策定委託の実施等により前年度比11,100千円、15.4%の増でございます。
 簡易水道事業特別会計は、247,800千円で御影浄水場施設等改築整備事業等により前年度比114,000千円、85.2%の増となりました。
 次に企業会計ですが、上水道事業会計は、203,900千円で企業債償還金の減等により前年度比104,000千円、6.5%の減でございます。
 2頁にまいります。平成24年度一般会計予算案歳入歳出対比表でございます。一般会計の歳入歳出それぞれ款別に掲載しております。
 一般会計の予算総額は先ほど申し上げましたとおり、7,240,000千円で前年度比500,000千円の増でございますが、前年度と比較して主な増額要因及び減額要因並びに、歳入歳出それぞれ款別の概要につきましては、説明資料に記載してございますので、後ほど目を通していただきたいと思います。
 予算編成全体といたしまして、高齢者福祉と子育て支援の充実、これに重点をおき、観光・農業・教育での各施策や消防庁舎、学校大規模改修など老朽化する公共施設等の更新事業にかかる予算を計上したところでございます。また、平成24年度は開町110年の各種事業を予定してございます。総額で9,824千円の計上を行っております。次世代に受け継いでいくために、110年を節目とし取り組むもので、町民や職員のアイディアを基にして町民による選考委員会等で選定し決定した13事業を進めてまいります。33頁に主要事業施策シートに事業についてまとめておりますのでご覧いただければと思います。
 歳出では、地域密着型介護老人福祉施設、小規模特養でございますけれども、これらに対する町費助成等などで、大きく伸びた一方、歳入では固定資産税の評価替え等により町税で前年度比49,659千円の減、地方交付税では前年度比80,000千円の減を見込んでおり、地方債の活用や基金からの繰入が財源となってございます。
 厳しい財政状況が続くなかでの地方債の活用でございますが、公債費償還額は減少しており、平成24年度末の地方債残高見込みは6,657,373千円、うち地方交付税の振替措置である臨時財政対策債を除いた残額は4,046,343千円で前年度比24,112千円の減となったところでございます。また、平成24年度当初予算の基金繰入額は152,336千円で、前年度と比較し2,242千円の減とし、予算編成を行ったところでございます。
 次に予算に関する資料3頁にまいります。
 平成24年度一般会計予算案総括表でございますが、3頁に款別の歳出特定財源の内訳、4頁に一般財源の内訳を掲載してございます。以下、5頁につきましては一般会計予算案の款別・節別集計の詳細、6頁から12頁にかけ一般会計及び特別会計の主な事業、13頁につきましては一般会計から特別会計への繰出金の内訳、14頁は地方債及び債務負担行為残額と基金残高の状況、15頁は地方債及び債務負担行為の年度別償還予定、16頁から35頁にかけては複数年度に及ぶ事業などの計画等を記載した主要事業施策シートとなってございますので、参考にしていただきたいと思います。
 平成24年度各会計予算案の概要について簡単でございましたけれども申し上げました。関連する条例3件とともによろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。

○議長(加来良明) おはかりします。
 ただいま議題となっております11件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する平成24年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し審査することにしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、一括議題となっております11件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する、平成24年度予算審査特別委員会を設置し、これに付託し審査することに決定しました。

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○議長(加来良明) ここで休憩いたします。(午前11時48分)

○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(加来良明) 日程第8、議案第14号、清水町営土地改良事業分担金徴収条例の制定について、議案第6号、平成23年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定について、議案第7号、平成23年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第8号、平成23年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第9号、平成23年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第10号、平成23年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第11号、平成23年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第12号、平成23年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第13号、平成23年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定について、以上9件を一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。初めに新たに制定する条例について、産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 議案第14号、清水町営土地改良事業分担金徴収条例の制定につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。
 本条例は農業基盤整備事業に関しまして、従来の土地改良法に基づく国営や道営事業などの補助事業制度に加え、近年新たに土地改良法に基づかない財政支援策が創設されており、具体的には平成23年度の国の四次補正で農業体質強化基盤整備促進事業が新規事業として徹底されたところでございます。
 従来の土地改良法に基づく事業を実施した場合、事業費から補助金を差し引いた額を受益者負担金として徴収するための根拠として、清水町営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例等がありますが、今回の土地改良法に基づかない本事業を実施するにあたり、受益者負担金を徴収する根拠がないため、このたび本議会で条例提案を行うものでございます。
 条文につきましてご説明申し上げます。本条例は7条から構成されております。
 第1条の主旨でございますが、提案理由で申し上げましたとおり、土地改良法に基づかない事業を実施するにあたり、実施に要する費用に充てるための分担金を徴収する旨を規定したところでございます。
 第2条は分担金の額の決定に関する規定で、事業費から国費、道費などの補助金を控除した額の範囲内とするものでございます。
 第3条は納付義務者について規定させていただき、第4条につきましては徴収方法について規定したところでございます。
 第5条は分担金の免除などについて規定し、第6条は延滞金の徴収などの規定をしたところであり、第7条につきましては町長への任意規定でございます。
 附則として、本条例は、公布の日から施行するものでございます。
 なお、本議会に本事業の補正予算もご提案申し上げてございますので、あわせてご審議のほどよろしくお願い申し上げます。以上です。

○議長(加来良明) 次に、補正予算について、副町長。

○副町長(安曇達雄) 議案第6号、平成23年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定について説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正、地方債の補正、繰越明許費の補正となってございます。
 歳入歳出総額にそれぞれ5,993千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,988,591千円とするものでございます。
 歳入の補正よりご説明申し上げます。10頁をお開きいただきたいと思います。
 1款1項2目、町民税の法人現年課税分につきましては、歳入見込みにより7,000千円の減額でございます。
 12款1項2目、農林業費負担金につきましては、先ほどご説明申し上げました、国の四次補正により農業体質強化のため暗渠排水といった農地整備等を図る農業体質強化基盤整備促進事業が創設され、議案第14号で、清水町営土地改良事業分担金徴収条例の制定について提案させていただきましたが、新規制定条例による受益者負担金6,500千円を追加するものでございます。
 13款1項3目、農林業使用料、11頁に進み、2項4目の農林業手数料につきましては、それぞれ歳入増額込みによる補正、牧場使用料9,585千円及び受精牛捕獲手数料617千円につきましては、冬季の受入れ頭数見込みの増が要因でございます。
 14款1項1目、民生費国庫負担金につきましては、給付件数の減により障がい者補装具給付分の自立支援給付費負担金400千円、厚生医療の給付費負担金2,500千円、子ども手当負担金12,988千円を減額するものでございます。
 14款2項1目、民生費国庫補助金につきましては、障がい者支援の日中一時支援事業等の利用者増により地域生活支援事業補助金723千円の追加、2目、衛生費国庫補助金は、がん検診推進事業の受診者減による疾病予防対策事業等補助金1,078千円の減額。3目、農林業費国庫補助金につきましては、先ほど触れました、国の四次補正事業の農業体質強化基盤整備促進事業に関わる補助金の追加でございます。国の補助は10アールあたり15万円の定額補助となっており、35.2ヘクタール分で52,800千円の追加でございます。
 12頁にかかります、5目、土木費国庫補助金につきましては、事業費確定に伴い地域住宅交付金、耐震改修分でございますが、243千円、社会資本整備総合交付金11,218千円をそれぞれ減額するものでございます。
 15款1項1目、民生費道負担金につきましては、国庫負担金同様給付件数の減による自立支援給付費負担金200千円、厚生医療給付費負担金1,250千円、子ども手当負担金760千円の減額でございます。
 2項1目の民生費道補助金につきましては、利用者増による地域生活支援事業補助金361千円の追加と、子ども手当の制度改正によるシステム改修補助として、子育て支援対策事業補助金1,395千円を追加、3目へ入り、衛生費道補助金につきましては、受診者・接種者の減により、妊婦健康診査臨時特別交付金673千円、ワクチン接種緊急促進事業補助金2,899千円の減額、5目に入りまして、農林業道補助金につきましては、事業費確定により農地・水・環境保全向上対策事業補助金253千円、環境保全型農業直接支援対策事業補助金99千円の減額、13頁にまいりまして、エゾシカ被害防止緊急対策事業交付金につきましては、エゾシカ捕獲頭数の状況から交付決定見込額100千円の追加でございます。
 7目の土木費道補助金につきましては、補助対象がなく事業費確定といたしまして、住宅耐震改修費補助金450千円の減額でございます。
 15款3項、道支出金の委託金について、それぞれ交付見込額の増減による補正でございます。
 16款1項、財政貸付収入につきましては14頁にかけまして、移住体験住宅にかかわる建物貸付料及び各基金の利子収入について、歳入見込みによる補正、また、利子及び配当金は清水町森林組合の出資配当枠の確定による補正でございます。
 17款1項2目、特定寄附金ですが、いきいきふるさとづくり寄附14件、1,700千円、児童図書購入の指定寄附1件、100千円の寄附を賜り追加するものでございます。
 20款4項3目、雑入につきましては、それぞれ歳入見込みによる補正でございます。
 15頁にまいります。
 21款1項、町債につきましては、今年度の事業確定に伴いまして、それぞれ額の減額でございます。あわせまして31,900千円の減額となったところでございます。
 16頁、歳出にまいります。
 2款1項1目、一般管理費から19頁上段の5項1目の総計調査費まで、これにつきましてご説明を申し上げますが、16頁3目の財産管理費の25節10番、学校施設整備基金積立金で利子収入増に伴い3千円の追加、17頁6目、企画費の25節10番いきいきふるさとづくり基金積立金で利子収入の増及び特定寄附の受領により1,703千円の追加となってございます。その他はそれぞれ事業費の確定による減額でございます。
 19頁に移ります。
 3款1項3目、老人福祉費につきましては、介護保険特別会計補正に伴う繰出金5,185千円の減額でございます。
 4目、障害福祉費につきましては、障害者の補装具及び更生医療費の給付件数の減により、障害者給付費5,800千円の減額。利用者数の増により地域生活支援事業給付費1,446千円の追加でございます。
 20頁のほうにまいります。
 5目、在宅支援費が特定財源の補正、2項1目、児童福祉総務費、子ども手当の制度改正に対応するため、システム改修委託料1,395千円の追加でございます。
 21頁にまいります。
 3目、児童措置費は給付対象の減による、子ども手当の給付費14,507千円の減額、5目、きずな園運営費は、事業確定による896千円の減。
 4款、衛生費でございます。1項1目、保健衛生総務費から24頁下段の2項1目の清掃費までについてご説明申し上げますが、まずは21頁1目、保健衛生総務費、28節10番、国民健康保険特別会計繰出金12,036千円の減額。22頁、28節12番、後期高齢者医療保険特別会計繰出金542千円の減額。4頁の4目、水道施設費28節10番、簡易水道事業特別会計繰出金841千円の減額。特別会計の予算補正に伴うものでございます。
 その他につきましては、それぞれ事業費確定に伴う減額となったところでございます。
 25頁にまいります。
 6款1項1目、農業委員会費は特定財源の補正で、2目、農業総務費につきましては、TPP講演会の開催経費として222千円を追加でございます。TPP講演会といたしましては、JA十勝清水町におきましても200千円の経費負担をいただき開催をしてまいりますが、農業関係者だけではなく、町内各企業や一般町民と広く町民の皆さんにお集まりいただくかたちで開催をしていくところでございます。
 3目、農業振興費につきましては、事業費確定によるそれぞれの減額です。26頁、5目、牧場費につきましても特定財源の補正、6目、土地改良事業費でございますが、歳入でご説明申し上げました、農業体質強化基盤整備促進事業の歳出事業といたしまして、35.2ヘクタール分の暗渠排水の工事の施工にかかわる調査設計委託料3,000千円、暗渠排水工事56,300千円の追加でございます。その他につきましては事業費確定によるものでございます。
 27頁にまいります。8目、集落排水事業につきましては、集落排水事業特別会計補正予算に伴い、繰出金142千円の追加でございます。 
 10目、農地集団化事業費は事業確定による503千円の減額となってございます。
 28頁、7款、商工費から29頁の8款2項3目、道路新設改良費までにつきましては、事業費確定によりそれぞれ減額となってございます。
 30頁にまいります。
 8款4項3目、公共下水道事業につきましては、予算補正に伴う1,418千円の特別会計への繰出金の減額、9款の消防費につきましては、西十勝消防組合の予算補正に伴い、3,767千円の減額であります。
 10款、教育費、1項1目の教育委員会費から33頁、6項4目の学校給食管理費までとなりますがご説明申し上げます。
 30頁下段の1目、教育委員会費につきましては、利子収入の増による教育基金積立金2千円の追加、33頁の中段、4目、図書館・郷土史料館費につきましては、児童図書購入の指定寄附の受領に伴い、図書館資料100千円を追加するものでございます。
 その他につきましては、それぞれ事業費確定による減額となってございます。
 34頁にまいります。
 13款1項1目、行政費につきましては、臨時職員対策奨励の対象者1名の退職決定による1,123千円の追加でございます。
 2項1目、基金費、25節10番、財政調整基金積立金につきましては、利子収入の増分484千円と、今回の補正にかかわる調整額70,133千円をあわせまして70,617千円の追加、11番の減債基金積立金16千円と12番の公共施設建設基金積立金127千円につきましては、それぞれ利子収入の増に伴う追加でございます。
 35頁、36頁につきましては、歳出予算補正の人件費にかかる給与費明細書となってございます。
 続きまして、地方債の補正のご説明を申し上げます。恐れ入りますが、5頁をお開きいただきたいと思います。
 第2表の地方債補正の過疎対策事業です。農村浄化槽設置推進事業、古潭橋橋梁架替整備事業、御影3丁目仲道路改良舗装整備事業、高規格救急自動車更新事業、企業立地促進事業につきましては、事業費確定に伴い、起債対象額が減額となりますことから、限度額を31,900千円引き下げるものでございます。
 6頁をお開きいただきたいと思います。第3表、繰越明許費補正です。
 歳出でご説明いたしました農業体質強化基盤整備促進事業につきましては、事業完了が翌年度となりますことから、繰越明許費として59,300千円を追加するものでございます。
 以上で、一般会計補正予算(第12号)の説明とさせていただきます。
 続きまして、議案第7号、平成23年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてご説明を申し上げます。歳入歳出予算の補正となってございます。
 総額から15,280千円を減額し、歳入歳出それぞれ1,424,437千円とするものでございます。
 5頁、歳入のご説明をさせていただきます。
 5頁から6頁にかけ、国庫負担金等の額の確定見込み等による補正となってございます。
 6頁、8款の繰入金では、本補正の財源調整を行なうものでございます。
 8頁、歳出になりますが、10頁にかけ、それぞれ額の確定による補正でございます。
 簡単でございますが、以上で、国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の説明を終わります。
 続きまして、議案第8号、平成23年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正で、総額に3,314千円を追加し、歳入歳出それぞれ140,141千円とするものでございます。
 5頁、歳入では、見込額の確定による補正及び一般会計繰入金による財源調整、6頁、歳出では、広域連合納付金の額の確定による補正となったところでございます。
 以上で、後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4号)についての説明とさせていただきます。
 続きまして、議案第9号、平成23年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)です。
 総額から歳入歳出それぞれ15,486千円を減額し、総額を歳入歳出それぞれ923,584千円とするものでございます。
 5頁から7頁まで歳入となってございますが、介護保険料の収入見込み及び国庫支出金の内示額に基づく歳入額の補正となってございます。
 8頁から16頁までは歳出でございます。
 介護給付費等の支出見込み精算による決算見込額の補正となっております。
 以上で、介護保険特別会計補正予算(第4号)の説明を終わります。
 議案第10号、平成23年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)について、ご説明を申し上げます。
 総額からそれぞれ1,767千円を減額し、歳入歳出の総額を341,355千円とするものでございます。
 同様に5頁の歳入では、使用料等収入見込額の確定、6頁では一般会計繰入金による財源調整、7頁の支出では、決算見込みによる減額補正となったところでございます。
 以上で、公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の説明を終わります。
 議案第11号、平成23年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
 総額から215千円を減額し、歳入歳出予算の総額を68,955千円とするものでございます。
 5頁、歳入では、使用料等収入額の確定による補正及び一般会計繰出金による財源調整、6頁、歳出ですが、決算見込みによる減額補正となったところでございます。
 以上で、集落排水事業特別会計補正予算(第4号)についての説明を終わらせていただきます。
 議案第12号、平成23年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)です。
 総額からそれぞれ651千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ136,701千円とするものでございます。
 5頁、歳入では、収入見込額の確定及び一般会計繰入金による財源調整、6頁・7頁、歳出になっておりますけれども、決算見込みによる減額補正となってございます。
 以上で、簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の説明を終わらせていただきます。
 議案第13号、平成23年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。
 収益的収入及び支出の補正でありますけれども、収益的収入の既定額から31千円を減額し、収入総額を136,869千円といたしまして、収益的支出の確定額に120千円を追加し、支出総額を96,675千円とするものでございます。
 次に、資本的収入及び支出の補正ですが、収入総額及び支出総額の予算に変更はありませんが、資本的支出に対し不足する財源の補てん内訳を補正するもので、当年度分の損益勘定留保資金42,826千円、減債積立金114千円、繰越利益剰余金処分額20,671千円、当年度利益剰余金処分額18,637千円及び消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,576千円とするものでございます。
 利益剰余金の処分の補正につきましては、資本的収入の不足分財源として予定処分する当年度分の利益剰余金の額を39,172千円から39,208千円に補正するものでございます。
 続いて、収益的収入及び補正内訳についてご説明申し上げます。
2頁、収益的収入の補正でありますが、営業収益である水道料金及び手数料負担金を決算見込額により補正するもので、水道料金389千円を減額し、手数料を76千円、負担金を282千円をそれぞれ増額いたします。
 次に収益的支出の補正でございます。
 1款1項4目、減価償却費、2項2目、消費税を決算見込み用に補正するもので有形固定資産減価償却費31千円、消費税に89千円増額するものでございます。
 以上で、上水道事業会計補正予算の説明をさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 2点ほどお尋ねいたします。勉強不足でわからない面もありますので、ご理解いただきたいと思います。
 頁数は10頁になります。歳入の部分で分担金と負担金の関係で6,500千円の農業体質強化基盤整備の受益者負担金の説明がございました。
 条例を改正して、今まで国と道が進めていたもの以外の分については、新たにつくって徴収をするというような説明だったと思います。これは今年度23年度の予算ですが、今後、こういった部分というのは相当多くなるのかどうかこのへんはどうなのか1点お伺いします。
 それと23頁の保健予防費の関係です。各種の健診の委託料を見たとおり、軒並み減っております。本来、町民にこの程度の額で受けてほしいということで町民に訴えているにも関わらず、受診率が伸びないということでこういった結果になっているのか、そうではないのか、このへんについて2点お尋ねをいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 1点目の、農業体質強化の事業でございますけれども、先ほども申し上げましたように、土地改良法に基づかない事業ということで緊急的な整備を図るという国の土地基盤整備の事業で、今後のこのような事業というのは新規に起こってくるように感じております。
 この事業につきましては、平成23年度から平成25年度の3か年事業ということで国は考えております。平成23年度の国の四次補正でこの部分の予算付けを国としておりますけれども、今、北海道であれば冬季間なので、繰越明許を行い、平成24年度に事業を実施するというような内容でございます。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) ただいまの保健関係の質問についてですが、受診等については例年でございますけれども、あらゆる機会を通じて、町の広報やそれ以外に電話だとかで受診について呼びかけているところです。しかし、今回、残念ながら減額になりました。ただ、例年と比べて特別多いということではなく、1割減から2・3割減くらい、いわゆる予定していた部分のところでございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 議案第14号で、新たに条例をつくることになっておりますけれども、このなかで、第5条に分担金の減額の部分がありますが、免除をしたり徴収を猶予することができるなどこういうことがありますが、これは、どういうことがあったときに「いいですよ」となるのか、今までこのようなことで徴収者がなかなか払っていただけないというようなことがあったのかどうか、わかれば教えてください。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) この免除の規定でございますけれども、この部分につきましては、先ほどの提案理由でご説明申し上げましたように、他の条例でもございます。
 一般的に、ここ数年の冷湿害だとか猛暑程度の部分では、免除しておりません。昨年の東日本大震災、あのように大きな部分であれば免除の部分が出てくると思いますけれども、一般的な冷湿害等の部分では免除に該当しないのではないかと思っているところでございます。

○6番(原 紀夫) 終わります。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 1点だけです。
 22頁、ここの頁のワクチン接種緊急促進事業補助金として2,899千円減額になっております。これについて減額になった理由は、当初どの程度予定していて、どの程度が接種を受けたのか、種類があるようですので。ようするに、当初予定していた状況と実施した結果の差、私が質問をしているのは子どもにかかわることなのですが、それらについて新年度予算で改善・工夫をして取り組まれたのか、この1項目についてご質問いたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) ワクチンについては、例えば子宮頸がんワクチン、小学生、中学生、高校生も対象にしております、ヒブワクチンだとか肺炎球菌ワクチンです。これは正規に実施して、23年度が全期間実施し、22年度の後半に補正で組んでこういったものを始めておりますので、1年間みた予算は今回初めてでした。そういう点では、少し多く見積もり過ぎた面があると思っているところでございます。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 予算なので考え方はいろいろあってということになります。私はその見積もりが「良い・悪い」ということではなくて、まだスタートして新しいということで、ワクチンというのは良いにつけ悪いにつけいろいろな話が出ます。特に、小・中学生に関わって、それらについて行政で一方的にやるのではなく、それぞれの学校には養護教員という、子ども達の身体を守るというか、いろいろな部分で相談にのってくれる立場の先生がおられるわけですから、そういう方と保健福祉の担当の方でワクチンのことについて話し合われたようなことはあるのかどうか伺います。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 特に、子宮頸ガン等のワクチンについては、子ども達と学校教諭だとか、そういったことのなかで大きな結びつきがあり、この事業を大きく始めるにあたって、学校の養護教諭の先生方とも十分な連携を取りながら話し合い、子宮頸ガンワクチンの部分ついては、かなりの精度で実施できたと思っております。
 ただ、先ほど言いましたように、幼児が対象となるヒブワクチンだとか肺炎球菌ワクチンだとか、そういった部分では1年間、初めての状況でございましたので、少し見積もりが多かった部分がありました。もう少し、いろいろななかで、いろいろな方法を通じて啓もう・普及というのは新年度から図っていかなければならないと反省しています。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 課長のお話を聞いていて、いろいろというのではなく、今、私がお話したことを教育委員会と打ち合わせをするということは、父兄の方々が、マスコミ等でワクチンの良い報告が出ればいいのですが、いろいろなお話が出た場合に、役場の保健福祉課に行って直接話すより、学校のなかで養護教員へ、父兄と接する機会が多いので、主体は阿部課長のほうですから、そうであれば教育委員会と養護教員で協議をし、養護教員もいろいろな情報を持っていると思います。そういうものを可能な限り説明して、納得して協力してもらう、父兄に対してもそういった話が出来る状態になれば、悪い噂のほうが流れる傾向があるので、私はワクチンの効果などまったくわかりませんけれども、みたり聞いたりしている部分では、養護教員の先生方にも共有する認識を実行に向けて、より多くの方、またはお医者さんに聞くだとか、そういうようなことで、なんとか実施に向けて、より高い実行率を上げてほしいです。
 そのへんを改めて、新年度に向けてということで答弁をお願いします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 先ほども申し上げましたように、子宮頸ガンワクチン等でございますけれども、学校、養護教諭を通じて、こういった措置があるだとか、そういうことのなかでいろいろやってきております。新年度について、そういった部分については徹底して100%になるように頑張ってやっていきたいと思います。

○議長(加来良明) 次に質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) 次に、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
 これで討論を終わります。

○議長(加来良明) これより、議案第14号、清水町営土地改良事業分担金徴収条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第6号、平成23年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第6号は原案とおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第7号、平成23年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第8号、平成23年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第9号、平成23年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第10号、平成23年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第11号、平成23年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第4号)についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第12号、平成23年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第13号、平成23年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) ただいま、口田邦男議員他賛成者1名から、意見案第1号、平成24年度畜産物価格決定等に関する要望意見書についてが提出されました。
 意見案第1号は急施事件と認め、日程に追加し、追加日程として直ちに審議することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、意見案第1号は急施事件と認め、日程に追加し追加日程として直ちに審議することに決定いたしました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、意見案第1号、平成24年度畜産物価格決定等に関する要望意見書についてを議題とします。
 職員に意見書案を朗読させます。事務局。

(意見書案 事務局 朗読)

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 口田邦男議員。

○12番(口田邦男) ただいまの意見書でございますけれども、この意見書は清水町農民連盟から出されたものでございます。
 ただいま、事務局が朗読したとおり、乳価交渉に関わる内容でございます。今月中旬にも乳価が決定するということでございまして、急を要しますので、どうか皆さんにご審議をいただき、採択を願いたいと思います。以上です。

○議長(加来良明) これから質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
 これで、討論を終わります。

○議長(加来良明) これより、意見案第1号、平成24年度畜産物価格決定等に関する要望意見書についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、意見案第1号は原案のとおり可決されました。
 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、農林水産大臣といたします。

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○議長(加来良明) 日程第9、所管事務調査についてを議題とします。
 委員会報告書を朗読させます。事務局。

(委員会報告書 事務局 朗読) 

○議長(加来良明) おはかりします。
 総務文教常任委員会、産業厚生常任委員会の共通調査事項である今後の財政見通しについての委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定に基づき省略することにしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、委員長報告は省略することに決定しました。

○議長(加来良明) 次に、公営住宅建替計画について、産業厚生常任委員会委員長の報告を求めます。
 委員長、原紀夫議員。

○委員長(原 紀夫) 公営住宅の建替計画につきまして、事務局より本文について説明したところであります。
 皆さんもすでにご承知のように、本年24年度末完成に向けて動き出す本町にとって大きな事業であります。したがいまして、以前から本議会の中でも申し上げておりますが、町民の目から見てしっかりとよく頑張ったという公営住宅であればいいというような願いに叶った住宅、このことを求めるために、今回、所管事務調査を行い、担当課から説明を受けたものであります。
 まだ、建設までの日程等も相当ありますので、住宅建設に関していろいろな配慮等について十分考え直していただきたいと申し上げて報告といたします。

○議長(加来良明) これから質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) 各常任委員会の報告は、報告書のとおり報告済とします。

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○議長(加来良明) 以上で本日の日程は全部終了しました。
 おはかりします。
 議事の都合により3月13日は休会にしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、3月13日は休会することに決定しました。
 3月14日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(加来良明) 本日はこれで散会します。(午後1時45分)