北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年第2回定例会(3月22日_追加日程2)

○議長(加来良明) ここで議事の運営について議会運営委員会委員長より報告があります。
 議会運営委員会委員長、中島里司議員。

○委員長(中島里司) 議会運営委員会より報告を申し上げます。
 先ほど、議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定について議案提出の申し出がありました。ただちに委員会室において、議会運営委員のご出席をいただき、執行側の出席を求め委員会を開催し、この議案の審議方法について審議いたしました。
 議会運営委員会の審議結果、執行側から提出があった、議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定については急施事件として、本日、審査・結審していただくことを決定しましたのでご報告申し上げます。ご協力をよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 議会運営委員長から報告がありましたが、報告のとおり進めることにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認め、委員長の報告のとおり進めることに決定しました。

○議長(加来良明) 追加日程、議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についての議案が提出されました。
 議案第36号は、急施事件と認め日程に追加し、追加日程とし、ただちに審議することにしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、議案第36号は急施事件と認め日程に追加し、追加日程としてただちに審議することに決定いたしました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) これより、議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) 議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてご説明申し上げます。
 総額に歳入歳出それぞれ17,400千円を追加し、歳入歳出の総額をそれぞれ7,257,400千円とするものでございます。
 補正予算の内容については、社会福祉法人清水旭山学園による29床の地域密着型特別養護老人ホームの整備について、事業費、道補助金と町補助金の変更によるものでございます。
 社会福祉法人における全体事業費についてご説明申し上げます。
当初予算において、施設建設費371,451千円となっておりましたが、工事費及び消費税等、積算の精査、開発行為の手数料等々、増額となっております。
 施設建設費は417,103千円の計画となっております。また、備品整備費につきましては21,850千円が見込まれ、全体事業費438,953千円の計画となったところでございます。
 次に、道補助金です。当初予算におきましては、施設建設費に対し1床あたり2,000千円の29床分で58,000千円となっておりましたが、1床あたり2,900千円の交付が見込まれ、当初予算対比で26,100千円の増、84,100千円の交付見込みでございます。また、備品の整備費に対し1床あたり600千円、29床分で17,400千円の交付が見込まれますことから、施設建設費分と備品整備費分とあわせて、道補助金の交付見込額101,500千円を見込んだところでございます。 
 町補助金でございますが、当初予算では313,451千円でございました。施設建設費にかかわる道補助金の増額分26,100千円を減額し、287,351千円とするものでございます。これにより、社会福祉法人における全体事業費438,953千円の内訳は、道補助金101,500千円、町補助金287,351千円、社会福祉法人の負担が50,102千円となるものでございます。
 補正予算の内容につきまして、歳入歳出の事項についてのそれぞれご説明申し上げたいと思います。
 7頁をお開きいただきたいと思います。歳入です。
 15款2項2目、民生費道補助金につきましては、施設建設費分の1床あたりの単価の増額分26,100千円と備品整備費分17,400千円、これをあわせて43,500千円を追加するものでございます。
 21款1項1目、民生債につきましては、町補助金の財源として活用する過疎対策事業債でございますが、町補助金の減額に伴い26,100千円減額するものでございます。
 8頁、歳出です。
 3款1項3目、老人福祉費の19節32番、介護基盤緊急整備等特別対策事業補助金につきましては、道補助金の同額分43,500千円を追加するものでございます。
 19節34番、町補助金でありますけれども、地域密着型介護老人福祉施設整備補助金、これにつきましては26,100千円減額するものでございます。
 地方債の補正をご説明申し上げます。
 3頁をお開きいただきたいと思います。
 第2表、地方債補正でございます。地域密着型介護老人福祉施設整備補助金26,100千円の減額に伴い、過疎対策事業に関わる限度額について522,200千円から26,100千円を引き下げ、496,100千円とするものでございます。
 以上で、一般会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 補正予算案で出ている、副町長から説明をされました法人負担5,000万円の関係です
 昨日、旭山学園の理事長と、お客さんが来なければ2・3時間話をしたのかと思いますけれども、来客があったために途中で話は終わってしまいました。私が、旭山学園の理事長と話したなかでは、相当事業をやっているなかにありますけれども、厳しい財政下で運営しているということであります。当然のことながら、老人施設以外の施設から黒字があった分について、借用して老人ホームのほうにまわすという措置もしている、そのことを元の施設のほうに返すことができなくて悩んでいるという話もありました。
 くどいようで、いろいろと申し上げておりますが、この話をお伺いして、私が考えていたこととは相当開きがあるという感じを受けました。したがって、これだけ厳しい旭山学園が財政運営をしているということであれば、この5,000万円については、従前、老人保健施設、また、日赤と診療所に対してお金を貸している。こういうところから考えると、旭山学園に無利子で5,000万円を町から融資してやるぐらいの覚悟があってよいのではないでしょうか。私はそのように考えるのですが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) ただいま、原議員から旭山学園の財政運営について、大変厳しいような状況だというような発言があったかと思います。これまで、旭山学園本体そのものにも、町のほうで債務負担をしながら続けてきた経過がございます。また、旭山学園そのものは、ご案内の人は知っていると思いますが、昔、御影学園というものを中学校の横でやっておりました。そこからスタートしたわけでありますけれども、さまざまな諸条件で一旦帯広に出て、再度清水町ということで、御影につくったところであります。それは、町有地につくられたわけでありますけれども、その際も、入所者の皆さんもたくさんいるし、指導者もいるし、それぞれの事業を拡張していくなかで、福祉と福祉経済を支えて、本町の信用にもなるということから、本体工事についても助成措置を取ってきたかたちでございます。
 このたびも、特別養護老人ホームを移譲時のときに、改築する際は協議をしますけれども、予算でできる範囲のなかで助成するということできたわけであります。それがユニット化のときに、町にお願いしたいというお話が来ましたが、非常に財政が厳しい状況であったために、誠に申し訳ないけれども、改築の際には考えてまいりたいということで延びたところであります。そういうなかで、本体のほうから資金を導入して、かたちとしてあそこになったという経過でございます。
 このたびは、新たな障がい施設と普通の一般的な老人介護施設の間にあるような町民限定の施設でありますから、これについては町のほうで支援することは、全面的にできればいいわけでありますけれども、町の台所ということもありますので、応分の負担を求めることになりましたけれども、今後、これは別としましても、学園とのさまざまな条件整備のなかで、町として、福祉政策としてどのようにしていくのかということを考えながら、医療や福祉についての確固たる条件整備をしていくためにも、それぞれの医療機関もありますし、福祉施設もありますのでトータルで基本方針を定めていかなければならないと思っておりますので、その際にご協議させていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 質疑と答弁は簡潔にお願いいたします。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 私は、質疑は簡潔にしているつもりです。簡潔に行います。
 旭山学園の全体像は、町民から見るとまったく見えないということがあるがために、私が疑問を持つことが発生したのだろうと思います。
 今後、このへんについて、相当大きく事業をしておりますので、町民の理解を得るために、全体についてどういう条件になるのか、町がまとめて町民に公表するという思いがあるのか、ないのかお尋ねいたします。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 学園と協議をしたいと思いますけれども、できる範囲で町民の皆さんにお示しできることがあればしたいと思っております。

○議長(加来良明)
 次の質疑を受けます。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 簡潔にというお話がありましたけれども、予算審査特別委員会で一部修正ということで、修正案を可決させていただいて、その結果が、本日、今ここに執行側から示されたと理解しております。
 私は、修正案に対して賛成しておりましたが、目指したところは、私はこういうことが早くから出てきていればよかったという思いで、この追加議案をみているところでございます。そういう部分では、議員として一定の役割、この件については果たせたかなと、自己満足はしていませんが、そういう思いもあります。
 そこで、これからのことなのですが、補助金という考え方、町長は委員会のなかで、補助金を出すということは町がやらなければならないことを代わってやってもらってるから、全部出さなければだめだというお話でした。そういうお話だと私は特別委員会でそう捉えました。このへんについての考え方を改めてお聞かせ願いたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 先般申し上げたものは、町がやるべきものであって、これを委託、あるいはそうでない部分もありますけれども、どういう部分について、概ね公共性の事業に高い部分であって、財源というかそのへんの部分のところで全面的にやらなければならない諸団体もあるということでお話したところです。それだけです。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 今、町長の認識をお聞きして、補助というのは相手の事情ではありません。町の事情、町長が今言われた公共性とか、地域に対する影響など、いろいろなものを含めたなかで補助というので、相手の運営が厳しいから補助を出す、運営が良いから出さない、町が出す補助というのは、相手の事情ではなく町のいろいろな立場のなかで補助というのが決まってくると思っております。そのへんについて、私はこういったかたちであがってきたことは、ある程度評価させていただきます。
 そこで、町長は日頃、財政が厳しいということで、このへんについて町長ではなく担当課長でいいのですが、過去、学園においていろいろな助成をしていました。地域の建設会社はどの程度かかわっていたのかがわかればお聞かせ願いたいと思います。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) そのへんにつきましては、最近あまり大きな工事は行われていない部分もありますし、過去の経過については、今、記録などはもっていないので詳しくはわからない状況でございます。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) これだけ出して、これはみんな町民のお金です。施設に入ってお世話になって、それを町民の方に還元するというのは施設ができたからです。その前にも、間接的に町民に還元という部分、そういうものについて、強制できませんが、お願いというか希望というかそういうものを申し添えるということは、可能性としていかがなものでしょうか。やれとは言えませんが、できるだけ地元業者に協力、理解をいただく力添えというのはいかがなものでしょうか。その1点を聞かせていただいて終わりたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 市場原理でございますから、強制的なことはできかねると思いますけれども、町内の雇用者が継続的に仕事が生まれて持続できるような間にたったなかで、経済発展、地域発展のために含めて考えてまいりたいと思っております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第36号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。