北海道清水町議会

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平成24年第1回臨時会(1月30日_日程6)

○議長(加来良明) 日程第6、議案第4号、清水町保健福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 議案第4号、清水町保健福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明を申し上げます。
 例規集は2巻3,601頁からです。先ほど使いました、説明資料の4頁をお開きください。
 清水町保健福祉センター条例の制定についての別表中でございますけれども、さわやかプラザのトレーニング機器の一般使用料の半年券を現行の8,000円から5,000円に改正するものであります。この別表には載っておりませんけれども、使用料については、この別表の他、本文、本条例の8条中に65歳以上を無料とすることを平成22年度から定め、全体の料金体系を定めているところでございます。
 さわやかプラザの利用状況につきましては、平成16年度の9,357人をピークに年々減少し、平成21年度には3,166人と最低を記録したところでございます。しかし、65歳以上を無料とした22年度からは増加に転じ、本年度におきましては3,708人にまで回復すると思われます。全体を分析してみますと、高齢者及び主婦層で利用者全体の80%を占めているというような状況でございます。増えていることは望ましいことでありますけれども、こういった状況がございます。
 このため、より幅広い年齢層が利用しやすいように料金を下げ、これと合わせて、この条例には直接関係ありませんけれども、次年度から、働く中高年の方が利用しやすいように、さわやかプラザの開館時間を、平日8時までだったところを9時まで延長し、土曜日はしばらくの間休館でございましたけれども、土曜日も9時から5時まで開館し、よりたくさんの町民の方々がさわやかプラザを利用し、健康づくりを推進できるように努めていく予定でございます。附則といたしまして、この条例は4月1日から施行するものでございます。
 以上、議案第4号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 担当課長から説明をいただきました。言わんとしていることはよく理解できました。そこで、さわやかプラザは以前に廃止をしようという方向にあったわけですけれども、私や他の議員のやめないでほしいという強い願いを含めて、町民の声をお届けし、現在にいたっているわけでございます。
 過日行われた総合計画審議会を傍聴させていただきました。その折に配付された資料のなかをみると、今年からこのさわやかプラザのなかの機器の更新も計画されているようでございますので、非常に前向きに取組もうとされているということで、私はこのへんについて高く評価したいと思います。
 そこで、今言われた中高年層について配慮されているようですけれども、中高年層は土曜日あたりの利用が増えるのかという気がいたしますけれども、5,000円では行かないのではないでしょうか。私は、2,000円安くなったから行こう、8,000円が5,000円になって3,000円安くなったから、今まで行きたかったけど行けなかったから今度行くという人は、あまりいない気がします。これは担当課がしっかりと押さえて、そういう判断をされたことですから、それはよしとして、時々私も顔を出しているのですけれども、課長が言われましたように、平成21年に3,000人くらいであったのが、700人から800人くらい増えているということであります。利用者の声を聞いても「原さん、前よりも増えた」というお話も聞きました。行くたびに言われているのは、「インストラクターのような人をつけてほしい」ということが行くたびに聞こえる声であります。以前も申し上げましたけれども、地元にそういった資格を持っている人がいれば、一番利用している層が厚い時間帯に1時間でも2時間でも配置するだとか、そういった配慮をしてほしいと思っております。今回、改正するにあたって、そういうことはまな板にのったのか、のらなかったのか、まったく考えたこともないのでしょうか。
 それから、私が申し上げた、以前あそこに配置されていた部屋があり、そこに1人常駐していたわけですけれども、下の保健福祉課から業務・監視を兼ねて2階のほうに1人回ったほうがいいのではないかという話をさせていただいたことがあります。聞き入れていただけませんでしたけれども、今回、このような素晴らしい計画を考えるということでありますから、これがうまくいって、3,700人が4,000人、5,000人と上がることによって、間違いなく健康増進策が実って、病院に通院する年寄りが相当減ると思います。
 したがって、私が言いましたようにインストラクター、資格がなくてもそういった技術のある人がいるかもしれない、そういう人を前向きに考えてもらえないかお尋ねいたします。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 今回、人数が減ってきた理由として、インストラクターを廃止しただとか、そういったもののなかの行政サービスの低下もあったのではないか、もちろん値段もあったのですけれども、そういったことは認識しているところでございます。
 過去のいろいろな例をみますと、インストラクターが常駐するということになると相当な経費もかかります。そのようなこともありまして、今回、昔やっていたことまではできる状況にありません。
 実は、あそこの機器を使用するにあたって、今年、23年度に保健師の1人に運動健康指導士という資格を取らせました。そういうことで、この件の運動の部分につきましても、指導できるような体制を取る、あるいは個人的にどのような状況のなかで歩く機械でどのくらい歩くだとか、いろいろな機械を使うだとか、そういったことも指導できるよう、兼務で常駐ということにはなりませんけれども、そういったことも体制整備としてできましたので、新年度からは一部担当させ、みんなの相談にものりながら、指導体制もできるように体制を整えたところでございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 非常に前向きな捉えかたでやっていただいていることは理解できましたので、そういうかたちで取組んでいただいて、盛り上げていただきたいと思います。
 私も先日、2回ほどお伺いしたときに、「私はこういうものをつけています」ということで、自分が毎日つけているという健康データを見せてくれました。見事なもので、私も血圧が皆さんの何倍も高く、気になっているのですがメモはしたことありません。しっかりと書けるものは何でも書くというくらいの数字を書き、把握して、運動がきつければ落としていったりと、そういった努力をしている人も結構いますので、そういう人が指導してくれれば、「あそこはこういう人がいるから行こう」と誘ってくれる人も増えるでしょうし、前向きで良い感じを受けましたので、以後、そのことをより高めて努力していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) この健康づくりは、一番最初に議員さんからご案内がございましたように、非常に大事なところではないかと思います。今、健康健診のすすめだとか、そういったことを一生懸命やっておりますけれども、これも大事ですが、これ以前にもっと健康維持ができるというなかで、こういった運動を普及するということが大事なことだという位置付けのなかで、今後も指導なり、こういったことの体制づくりをしていきたいと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、討論を行います。
 討論ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第4号、清水町保健福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。 
 よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。