平成24年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_衛生費)
○委員長(口田邦男) これより、第4款、衛生費、108頁から121頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明願います。なお、発言する際には挙手をし、委員長と呼び発言の許可を求め、一番最初の答弁の際には初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 第4款、衛生費のなかで町民生活課にかかわる部分について主なところをご説明申し上げます。
108頁をご覧ください。
1項1目、保健衛生総務費の28節、国民健康保険特別会計繰出金62,538千円ですが、これは、前期高齢者交付金の増などにより、前年に比べて36,469千円繰出金が減ってございます。
続きまして、5目、公衆浴場管理費、116頁から118頁でございます。
前年度に比べて7,652千円の増となっております。先の臨時会におきまして、債務負担行為の議決をいただいたところでございます。
13節、委託料、公衆浴場運営管理費業務委託料5,716千円の増額です。及び15節、工事請負費で耐用年数超過によるイオン能力の低下が著しい状況であるため、真空式温水器の更新工事3,465千円を新規に計上したところでございます。
次に、2項2目、清掃センター費、119頁から121頁でございます。
前年度に比べ21,812千円の減となっております。減額の主な内容としましては、昨年度に作成した一般廃棄物処理基本計画等策定委託料及び燃焼ガス冷却設備改修工事が終了したことによる減となってございます。
以上、衛生費にかかる予算概要の説明といたします。よろしくお願いいたします。
○委員長(口田邦男) これから、順次質疑に入ります。
第4款1項1目、保健衛生総務費、108頁から109頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 109頁の救急医療対策事業補助金12,000千円ありますが、この補助の内容を教えてください。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 保健福祉課長の阿部でございます。
ここの部分につきましては、清水赤十字病院が道の救急医療の二次指定の病院ということで指定されております。ここの運営の部分について赤字の部分が大きいということがありまして、支援をお願いしたいと、今までどおりの体制を維持して町民サービスを低下させないために支援してほしいという要望がございまして、それに応えたかたちのなかで全体のマイナス部分の運営費、半分まではいっておりませんけれども28,000千円くらいと記憶しておりました。そのうちの12,000千円を支援しているところでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この赤字は、今年解消できて、今後は町にお願いするということはないのでしょうか。今後も同じように継続して出てきそうなのか、このへんはわかりますか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この部門については、夜ずっと当直を持つ、その他に担当看護師だとか、いろいろなことを勘案しますと、黒字に転換する見込みは少し薄いでしょう。ですから、当分の間は支援していかなければならないかと思っておりました。もとは支援していなかったのは、日赤病院全体の経営として、黒字の状況が続いて、この赤字部分を補てんできる状況にあったわけですけれども、ご承知のように2年ほど前に全体の運営が厳しくなったということもありまして、過去にそのときに支援した経過がありますけれども、この部分については相変わらずの赤字が続くものだと思われ、今後も当面、本体の部分で赤字を埋めることができない限りは支援をしていかなければならないと思っているところでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 日赤病院は、医師が退職して減るだとか、もう1人減るという噂が町で流れておりますが、このへんの動きについて補充されるのか、減ったら減りっぱなしなのか、このへんの情勢を聞いているとすれば教えてください。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 昨年の11月に医師が1人辞められました。それから今年に入ってから、大分引き止めてはいるんですけれども、もう1人辞められるのが確実、あるいは時期的にもう辞めているかもしれません。そのような状況がありまして、日赤の先生方の部分については大変厳しく、医師不足というなかで運営しております。
具体的には常勤をすぐ、2人の代わりに確保できるという見込みはまだたっておりませんけれども、旭川医大からの派遣だとか、そういったもののなかで、今後においても今のところやりくりしていくとお話を伺っております。一般的には、派遣医の状況も非常に厳しくなりましたので、今後についてはそういうことも含めて、先生の確保については支援していかなければならない部分が出てくると思いますけれども、そのへんも含めて対応していきたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今のお話を聞く限りでは、辞めることによって本部や関連する日赤関係のほうから補充されるのかと思ったら、そうでもないようです。今言われているように、救急医療について全体の医師のなかで対応していると思いますので、ますますこれから厳しくなる気がいたしますので、特に、町側として基幹病院ですので、早急に補充するような方向付けをすべきではないかと思います。町長のほうからこのことについて、そういう要請をしているとかはないのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいま、課長が申し上げましたが、細かいことはわかりませんが。
まだ、日赤のほうから私のほうに、医師が足りない、どうしても見つからないから動いてくれだとか、そういうものは正式にきておりません。来た場合は、全力で、できる限りのことはしていかなければならないと思っております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 次の項目の、人工透析の事業補助金ですが、これは新得町を含めて、町はこれから先も何年か補助をしている、この部分だろうと思いますが、そのことで、清水町の人工透析の患者がこの施設が出来ることによって、他の町の透析を行っている病院に行かなくなるようになるとか、そういう面はあるのかないのかどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課参事。
○参事(市川優一) 保健福祉課参事の市川です。
昨年、この事業につきましては予算化をいただきまして、本町としましては5年間の、16,000千円プラス利息分の補助をするということで、主要事業施策シートの19頁にございますけれども、補助要請額が130,000千円ということで、清水町が80,000千円、新得町が50,000千円、総事業費180,000千円で、残りにつきましては、日赤が負担するというようなかたちで進めております。
今現在の、人工透析のベッドにつきましては15ベッドでございます。今月中に増築分については完成の予定でございます。今現在の15ベッドから22ベッドまで増やせる予定ではございますけれども、医師だとか関係職員の関係もございまして、4月からは17ベッドで進めたいとお話を承っております。
清水町と新得町の患者の割合ですが、大体6対4というかたちになっておりまして、昨年いただいた資料によると、全体で54人ほど通っているとなっておりますけれども、清水町の人口透析のなかで、他町の帯広市ですとか芽室町に通っている方もおりますので、その方が今までの先生との信頼関係もあると思いますので、こちらの方に変わることがあるかどうかは承知しておりません。現状としては、この状態でございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 現行15ベッドで、7床の記憶があるんですけれども、これに足ささるのかと思っていて、今、お伺いしたところ、スタートは17ベッドということで2床しか増えていないのですが、これだけの投資をして、日赤の要請に応えてつくる建物が、たったの2床しか増えないで、今後も支援をし続けるということについてはどうなんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この部分につきましては、7床の増を見込んで、建物を建てて、合計22ベッドになります。ただ、最近の話として、先生の担当の部分が足りなくて、当面は17床で運営しなければならないという緊急的な状況が出てきました。それ以前の当初の計画では、22床にして待機している人も清水ばかりではなく、他の町村、例えば釧路の日赤あたりに待っている人がたくさんいるので、そういう人達も引き受けたなかで運営をするというような部分もお話されておりましたけれども、そういう計画のなかでうちも支援をしたこともございます。今の、2床しかできないというのは緊急的な事態になったということでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 先ほど前段で質問をした、緊急医療関係で絡めて、医者が2人退職したことによって、本来、7床増やす予定でいたものが、2床しか増やせなくなったと受け止めていいのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この部分については、緊急的にそういうふうに陥り、それが全体的には、今そういう状況だけれども、これから努力をして、高い投資をした部分なので22床全部使えるように努力をしてくれるものだと思っております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 病院側から人工透析棟を増築したので、その結果7床増えることになっていた、しかしながら、医者が2人も退職してしまった、これを早急に穴埋めをしなければならないということは、町のほうにも伝わってきているのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 先日、そういった状況を聞いたところでございまして、この部分も含めて医師確保に駆けずり回っている状況でございます。ですが、状況は非常に厳しいというお話は、私が伺ったところでございます。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
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○委員長(口田邦男) 次に、第4款1項2目、保健予防費、109頁から114頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 110頁の保健衛生費、13節、委託料でお聞きします。
24年度からインフルエンザ予防接種無料化を高校生まで拡大にしたことについてお伺いします。高校生まで拡大をした理由をお伺いします。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この経過につきましては、町政執行方針でも若干触れておりますけれども、全体的に予防を重視したなかでの町民の健康づくりを推進していくということのなかの一環です。過去のいろいろなことを手がけて一つひとつ増やしてきましたけれども、24年度においては高校生までのインフルエンザの予防接種と、未就学児の水痘ということのなかで増やし、これらについて今後対応するということで考えているところでございます。
○委員長(口田邦男) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 高校生まで拡大をした理由については、いろいろな理由であったと思いますが、高校に進学しない方はどのように扱うかお聞きします。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) 健康推進係の吉森と申します。よろしくお願いします。
インフルエンザ予防接種の高校生以下については、年齢で高校生相当の年齢以下という把握でよろしいかと思います。
○委員長(口田邦男) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 高校に進学しない方が何名いるかわかりませんが、その方も該当するということですか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) はい、そうです。
○委員長(口田邦男) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) 清水高等学校の生徒は全員対象になりますか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) 町内に在住するという条件がつきますので、あくまでも清水町民であることが第一条件です。
○委員長(口田邦男) 佐藤幸一委員。
○委員(佐藤幸一) インフルエンザは集団感染が怖い病気です。清水高校で、町内の生徒数の割合は2割から3割かと思いますが、全員が予防しなければ校内感染が出てきます。それが教師に感染し、町民に広がっていくことも想定されますので、今、返答をもらい安心したところでございます。終わります。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 開町110年記念健康づくり講演の講師謝礼が200千円ありますが、私は常日頃あそこを通ってみると、本当にお忙しいなかで大変なことをやるんだと思い、お伺いしています。
この、開町110年にあわせてやろうとした理由はなんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) これは、日頃健康づくりの講演会等は開いてございます。なかなかそれが悪いということではなく、身近な先生を呼ぶくらいの予算、先生だとか講師というもののなかで今まで対応しておりましたけれども、110年記念ということもあり、著名な講師を集め、たくさんの人に参加していただいて、健康づくりの認識を一層高めてもらうというようなこともありまして、この事業のなかで少し、講師料も含めて高額な部分について予算をし、もう一度健康づくりの認識を再認識してもらうという基本的な方針をもっているところでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 日頃お目にかかれないような先生が、健康づくりについて講演をするといったら、どの会場でやられるかはわかりませんが、会場が溢れるくらい来るような講師に目星がついているのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 具体的な目星はついておりません。呼びたいと思う先生だとか講師だとかは、私の頭のなかには少しありますけれども、それが皆さんと協議をしたなかでたくさん集まれるような先生を講師として選定していきたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 各種のガン検診の委託料、相当ガンも増えたようで、あらゆるところのガンを、委託料をお支払し広めていこうとをされておりますが、膀胱腫瘍だとかその他ガンはいろいろありますけれども、こういうものはなぜ入れないのですか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) ガン検診そのものがある程度早期発見といいますか、明らかに検診というかたちで、早期発見できる方法が確立されたものに関してやるのが実際になってくると思います。
胃・肺・大腸・子宮ガン・乳ガンについては国のほうでも、こういうかたちでやれば早期発見できるので、ぜひ進めてくださいというものがありますが、その他のガン検診に関しては、費用対効果の面から見て明らかにこういう方法でガン検診をやったら有効である、そういうものがまだはっきりしていません。これから腫瘍マーカーだとかが出てくるのかもしれませんけれども、今、現在やれるなかでは最善のところかと思います。
今言った、膀胱ガンに関しては尿に潜血が出るので、特定健診などのなかで尿の検査で、潜血反応でプラスで膀胱ガンが、過去において見つかった経過があります。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) そういうことだったのかということがわかりました。
私も、この病気で命びろいをしましたので、今あえて言わせていただきました。今言われたとおりだと思います。したがって、前段で、発症しやすいだとか、潜血反応が出たらというのはそのとおりなのですが、確立されていないと、私の場合も今言われたような症状があって、5年間いろいろな処置をして、釧路に2年ほど通ったりして生き延びておりますので、このガンそのものの早期発見が何よりも勝るものだということからすると、膀胱腫瘍だとか、すい臓ガンだとかの類は見つけづらいということで、そうなっているのかということがわかりました。
今、言われたように潜血反応があればわかるので、全体を含めて採血をして、そういった症状がわかるような方法となると、検診者を増やす以外ないというところにいくのかという気がいたしますので、より多くの方にガン以外の方に広めていただいて、そういう病気も見つけてもらうという方向に努力を願いたいと思いますがどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) そのとおりだと思います。ぜひ皆さんに検診を受けていただきたいと思います。
年々、受ける方がなかなかいなくて、検診者を増やさなくてもいいくらい検診を受ける余裕がありますので、こちらのほうの周知を努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) インフルエンザ予防接種無料化について伺いたいと思います。
今年度これが盛り込まれたのは、新型インフルエンザについての法案が国会に上程されるのですが、それとの関連でしょうか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) 関連はありません。独自です。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 関連がないということなので、今後の問題もあるのですが、23年度の第4次補正予算に、新型インフルエンザ等の購入費として、国の予算では91億円が計上されています。政府は、2009年に全国民分のワクチンを供給する方針を表明しているので、それとのかかわりかと考えるんですが、これについてと今回の町のワクチンの無料化についてとのかかわりはありますでしょうか。
○委員長(口田邦男) 健康推進係長。
○係長(吉森文子) 国の予算については、あくまでも新型インフルエンザで、2年前にも新型インフルエンザで皆さんはワクチン接種をしたと思います。これから、また起こるであろう、国のほうでは鳥インフルエンザといいまして、前回流行したよりも強力なインフルエンザが流行する可能性があると、それに備えて国としてワクチンの備蓄をしたり、予防薬のタミフルを備蓄したりと、そういった体制整備の、国としての予防に関するワクチンを製造したりだとかの予算だと思います。
今回のインフルエンザのワクチンの無料化については、新型ではなくて、あくまでも季節性です。毎年、型を変えて流行している季節性のインフルエンザにおける予防のための予防接種ですので、直接的には関連はありません。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) これにかかわってもう1点あります。
政府は、現行の方式では全国民分の製造に1年半から2年を要するという判断から、動物の細胞を用いてウイルスを培養して、製造期間が半年程度で済む新方式を2013年度末に確立させるとしているんです。それで、少し考えて推測したのですが、平成24年度の予算と平成25年度の予算を見て、25年度以降となっているので、ワクチンの供給がなされるということを念頭に入れて、こういう予算の配置をしたのかお聞きします。それとも、子どもの人数との関係なのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) この部分については、議員のご案内がありましたように、ワクチンの製造に2年かかる、新型だと新鮮な卵からつくらなければならない、そのときに慌てて用意しても暑さでいい卵ができなくて不足しただとか、そういったような事態を招かないように、基本的な研究だとか先行投資のあるものの材料などを確保するだとか、多分そういったものの予算であると思います。
今回、うちがこのなかでご質問があったインフルエンザの予算については、そういう観点からではなく、あくまでも予防を重要視していくと、子育て支援の観点も入れてと、そういう大きな2つの理由のなかからインフルエンザの予算を確保したとろでございます。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) このインフルエンザワクチンの接種にかかわって、もう1点あります。
子ども達への接種です。せっかく高校生まで解放したので、その内容からいって、確実にできるだけ多くのお子さんが受けてくださるようになるのが一番いいのですが、先日ワクチンの接種にかかわって、中島委員から
教育委員会なり教育関係者、学校の養護の先生方との対応、そういうものも含めての質問と兼ね合わすのですが、そういう接種に向けての準備や方法はどのようになるのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) インフルエンザというよりも、全体のワクチンの部分のなかでのお話でございました。
今後も、このインフルエンザも含めて、インフルエンザはいつの年も流行しますので、せっかく予算を組みましたのでよりたくさんの人に受けてもらって、健康で学校に通えるようにという思いがございますので、養護教諭も含めて学校との連携も含めながら、よりたくさんの方に受けてもらうことができるように進めていきたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) ワクチン緊急促進事業として国で526億円、3種類のワクチンのことだと思いますが、それから妊婦一般健康検査事業として181億円が計上されております。これが、国の予算のなかでは1年後となっているんです。今年1年延長だと、もし来年だめになったときに町としてはどのような対応をなさるのか伺っておきます。
○委員長(口田邦男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) それが一番の頭の痛いところで、国は単年度ずつ、1年延長ということのなかで、いろいろなところに町長を通じて、恒久的なこういうものの対策を望むということで要望書など、他の町村からも含めて強く言っているところでございます。
ただ、万が一、国の予算が継続されなくても、今まで子宮頸ガンワクチンだとかいろいろなものをやってきましたが、それを急に出なくなったからといって、取り下げるというような状況にはなっていかないのではないかと、やっていく、そういうふうな方向を決めた以上、ずっとやっていけるような努力をしていかなければならないし、国にも今まで同様、あるいはそれ以上の支援をもらえるように、いろいろな機会も通じて要望なりをしていきながら、そういった方向を推進してまいりたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 最後に、昨年の一般質問で、子どもの医療費の無料化を取り上げたのですが、今回のなかで計上されていません。町長は町政執行方針のなかで、インフルエンザの問題と触れて予算上、これができなかったとおっしゃっていました。昨年の私の一般質問のなかで、町長は通院費を含めて全額無料化に踏み切っていきたいと、果たして、所得の多いところまでやれるかどうかは議論するところでありますけれども、子育てという観点から考えて、さまざまな観点から検討したいと、決してやらないとは言っておりませんので、時間を置かせていただきたいと議事録のなかで確認をいたしました。私は、これらを見ていて、踏み切ることを前提にした内容検討と、勝手に受け止めてしまったのかもしれません。
しかし、現在、国保料の問題で医療を差し控える方々が増えてきています。特に、子どもの問題にかかわっても同様のことがいえます。多少は熱があっても学校に行って養護の先生に診てもらうと、そのような状況が例としてあります。これらの問題から考えて、前回の一般質問でも言いましたけれども、子育ての医療費の無料化は、子育ての面でその入口だと思うのですが、今後どのようになされるかお伺いしたいと思います。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいまのご質問は、昨年もご質問をいただきました際に、答弁させていただきました。
私としましては、一般質問にもあったかと思いますが、今回も実施したいということで考えて、熟慮してまいりました。結果、数課にまたがる子育て支援策でございますから、健康問題を含めて協議をさせていただいたところ、今の段階では予防対策を、まず考えていくべきではないかというようなことから、このインフルエンザの対応をしていこうというかたちになったわけであります。
先般、佐藤委員にもお答えしておりますけれども、決してやらないということではなく、財政状況を見ながら進めさせていただきたいというお話をさせていただきました。
また、一方ではそういった風邪などで、入院等はあくまでも無料化しているということでございますので、通院の部分についてはもう少し状況判断を見ながらいかざるをえないのかと思うしだいでございます。
加えて、先ほど国の助成などの研究開発を含めたなかのものがありましたけれども、これだけではなくて、我々としては予防を強めているんですけれども、全ての分野について、財政措置を講じてもらいたいというお話を各種地方6団体で強めております。もし、そういうことが可能性として生まれるようなことになれば、その分の振替として、今の無料化も考えていかなければならないかと思います。そういう面で、今年度は予防のほうに切り替えたということをご理解いただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 第4款1項3目、環境衛生費、114頁から116頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 次に、第4款1項4目、水道施設費、116頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 次に、第4款1項5目、公衆浴場管理費、116頁から118頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 前回の臨時議会でこのへんについて質問が3問ということがあったので、遠慮したところがありまして聞きたいところがまだまだありました。
今回、公衆浴場の管理について、以前の3,000千円から倍増したようなことで委託契約を結んでいるんですが、このことで以前の管理体制と今回の倍増した予算を使って行う管理と、どういう開きがあるのか、こういうふうに変わるんだというところを教えてください。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 今までのシルバーの委託管理と、今回民間業者に委託する管理方法が変わっているのかということですが、営業時間等も含めて、内容について大きく変わったところはございません。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ボイラー技師は、今までシルバー人材センターのときも、今回も同じようにボイラーの技師が必要ですよね。前回、シルバー人材センターで使っているときもボイラー技師の資格のある方を使われていたのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長補佐。
○補佐(原田 均) シルバーにつきましては、特に資格を義務付けたわけではございません。ただし、今、シルバーで担当されています者については、ボイラー技師の資格を所有しているというかたちでございます。
新年度につきましては、会社のほうでボイラーの取扱技師を持っているというかたちでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 言われていることがよく理解できないんですけれども、過去のシルバー人材センターが行っていたときには、ボイラー技師の資格のある方がやっていたということなんですか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長補佐。
○補佐(原田 均) 委員のおっしゃられるとおりでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 前段で言われたように、過去はボイラー技師の資格がない人がやっておられて、今度新たに資格のある人を採用する方法を取ったがために、業務内容も変わって、よくなるのかと思っておりまして、お尋ねをしたところ、従前と全く変わらないということでは何のためにこんなことをしなくてはならないのかという疑問が私だけでなく、誰でも起きると思います。どう思いますか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 補佐がご説明したなかで、公衆浴場につきましては、先ほど私が申し上げましたように新規の温水器の更新ということで予算計上をさせてもらっていますが、公衆浴場にあるそのボイラーについては、そのボイラーの1級や2級の資格は必要のないボイラーでございます。従前、もともと公衆浴場が民間でやられていたところで、廃業された方が、そういう経緯がありましたので町の公衆浴場をつくりました。そのときに、民間でやられていた方が町の嘱託職員として使っていたわけです。その後、いろいろと町の考え方もございましたので、シルバー人材センターのほうに委託しようというようなことで、数年、シルバー人材センターに委託しております。
そのときのシルバーも人的な部分で集めるのが難しかったようで、今まで町の嘱託で採用していた方をシルバーのほうで委託してそのまま使ったと、それには先ほど言いましたように、ボイラーの資格うんぬんという部分は必要のない施設でございます。
今後、前回の債務負担のときもご説明しましたけれども、シルバー人材センターのほうで、業務上、継続して施設を管理することはできません。そういうような指導を受けたことにより、この施設は受けられないということがありました。では、どうしようかということで、今回は民間のほうに委託したんですが、その際、営業時間等は変わりません、運営体系も変わらないのですが、民間に委託することになりますので、ボイラーの資格を持った方に張り付いていただきたいというようなことで計上してございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私の考え方と全く違う気がいたしました。
それであれば、以前も言いましたけれども、過去、臨時職員でしていたとき、そのような多額の費用を要していない状況で運営していました。それを民間に移し変えたということの理由だけで50万円、100万円ではなく、これだけあげなくてはいけなかったのか説明してください。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 従前、町の嘱託職員で運営していた場合のときは、補助員も含めて2名常駐するようなかたちでやっていました。そのときは嘱託職員なので、経費的にも400万円、500万円の経費をかけていました。その後、シルバー人材センターのほうに委託した段階で、いろいろな経費を含めたなかで減額されて、現在に至っていたという経過です。
今回、なぜそんなに増えたのかということに関しましては、民間に委託する方向でいきましたので、その際に、数社から見積を取り、実際に運営形態のなかでどの程度の経費がかかるのか、そういうようなことを見積を取ったなかで予算計上させていただいたところでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 数社の見積を取って、額的にこれだけの額になっているのですが、当然、予定価格があるのですが、予定価格はこの価格に近い額ですよね。なぜ、そこで予定価格になったのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 高くなったということではなく、数社から見積を取った金額を、担当の者が精査して、適正な価格だろうということで積算をさせていただいたところです。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 適当な予定価格だということでこういう額だということですが、町から民間に移し替えるときに、この予定価格は下げることができますよね。従前の経緯もいろいろあるので。この額ではなく、もっと下げることはできなかったのかということはどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 積算の価格と予定価格はイコールにはならないと思います。積算の価格については先ほど言いましたように、我々も数社から見積を取ったなかでどういうかたちが適当なのか、例えば運営形態のなかでボイラー技師は必要か、必要ではないか、見積を取った段階で、ボイラー技師を1人張り付けるということで見積をいただいていますが、それを適当かどうか我々が判断をして設計書をつくります。その設計書は、入札でやり、すでに決まっておりますけれども、債務負担を取った段階と、それ以降予算が確定してから入札するときの積算価格、必ずしもイコールではないということについてご理解をお願いしたいと思います。それが必ずしも予定価格に決まるということではありません。この部分に関しては入札ですので、我々の担当のほうでは入札を行っておりません。設計書は我々がつくっております。以上です。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 数社と言っておりますが、何社でしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 町内の、あの施設を管理できるだろうというところに予算の取る場合の見積でございました。いわゆる参考見積です。この部分に関しては、町内の実績のある委託業者に支払うということになっております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ボイラーの資格がなくても運営ができる施設という点からいくと、ボイラー技師の資格を必要としているのはなぜなのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 温水器自体にはボイラー技師が必要なボイラーもあれば、そうでない場合もあります。公衆浴場のボイラーについてはボイラーの資格を必要としないボイラーですが、ボイラーには変わりありません。資格は必要なくてもそれだけの知識などがあって運営管理できればいいと思っているのですが、先ほどの過去の経緯がありまして、シルバーまでの間につきましては、経験をある程度理解したなかで資格はないのですが、シルバーとしても使って、そういうかたちで現在に至っております。
民間に委託するということになると、町に変わって管理していただくことは変わりませんが、民間の部分に関してはそういうことを指定しながら見積をいただいたところでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ボイラー技師の資格があるかないかは、予定価格に影響がないのかはどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 何度も申し上げますが、予定価格の部分に関しては、設計書を元にして額を設定すると思います。我々が先ほど言いましたのは、業者からの見積を取る、その際にこういうような運営状態のなかでこういう人的なものを配置しなさい、そういうような部分で指定しますので、それに基づいた設計書を作成します。そのときにボイラーについて1人を常時配置しなさいと、当然、ボイラーの資格を持っている人の単価と、持っていない人の単価がおのずと変わってくると思いますが、そういう部分で若干高くなってくると思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ボイラー技師の資格があるほうが当然高くなると、しかし、ボイラーの資格がなくても大丈夫な施設ということです。そうなると、この15番目にあるボイラー保守点検の委託料は、ボイラー技師の資格のある人がやれる行為ではないのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) ボイラーのほうに計上しております、保守点検というのは、その部分の機器本体の保守管理でございます。運転管理ではありませんので、機械そのものを分解してだとか、どういう状態で部分的に故障したものを今のボイラー技師が直すということではなくて、この保守管理に関しては機器本体、健全に運転できるような管理をするために委託しているところでございます。
○委員長(口田邦男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) ご審議いただいている部分なのですが、これだけの額の差、これが課題といいますか、どうなんだろうというご質問だと思います。
元々、清水の公衆浴場は、従来、民間で経営されておられました民間の事業者の方に入っていただいて、町営の公衆浴場をつくることによって、圧迫してはいけませんので、民間の公衆浴場が無くなると同時に、公営公衆浴場をつくるタイミングがこの時点でありました。そのときに、民間のノウハウをいかした公衆浴場の経営者の方を、町で嘱託職員として雇用させていただいて、そこの運営にあたっていただくという手法をとりました。嘱託職員でございましたので、ご主人を嘱託職員として、結果としてそこに住んでいただく、居間を設け、そういう便宜も図りながら、すぐにできるものではありませんので、そういうノウハウをその方にお願いしたということでスタートしております。
ですから、ご主人に嘱託職員として発令をし、低額な金額で奥さんもご援助いただくということで、お二人で回していただいたのですけれども、そういった意味で安い金額で運営していただいたというのが通常でございます。もちろん、町の職員もいろいろな部分でフォローさせていただきましたけれども、それと一部、清掃等について臨時職員も使わせていただいて経営してきました。その方々が定年退職になりました。それ以降はシルバー人材センターにお願いしようということになったのですが、温水ボイラーにくせがありまして、簡単に誰かが入って来てすぐにできるものではないので、その方に継続してお願いしたいということで、従来のこの方々が、シルバーの派遣というかたちで、従来と同様の内容でそのまま継続されたという内容でございます。
ところが、なかなかシルバー人材センターでは抱えきれないという状況になってきたということです。それではきちんとしたかたちで経営をしなければ成り立たないということで見積を取らさせていただきました。そんななかで、保険料やいろいろな共済費、そういったものをみていかなければなりません。それと専門の技師という部分について、そういう要件はありますけれども、途中で止まるわけにいきませんので、責任のあるボイラー運転をしていただけないかということもあって、そういった要件をつけながら今回の事業の中身となりました。大変膨らんでおりますけれども、中身としてはそういうことでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) しつこいようですけれども、真空式温水器というのはボイラーのことを指しているのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) そのとおりでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) このボイラーは先ほど言われたように、保守点検の委託料も予算化していますので、このボイラーは誰でもいじれるものではないんですよね。どうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) その機器に長けている方であれば点検等もできるかと思います。しかし、うちのほうで委託している部分については、納入していただいて、メーカーとご相談できる会社との委託を考えております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 採用する人はボイラーの資格があるので、その方は契約を結ぶ際の予定価格に資格がある・ないということになると、あるほうが高いといわれているので、資格があるのでその資格をいかさないと、なんのために資格のある人を採用したのかと、それならば資格のない人を安く契約したほうがいいだろうということになると思います。ボイラー技師の資格がある人がこの浴場で、ボイラーの資格の技術をいかせるというような理解してもよろしいでしょうか。
(中島委員より休憩動議)
○委員長(口田邦男) ただいま、中島委員から、休憩動議が出されました。皆さんにおはかりします。
賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○委員長(口田邦男) 賛成多数です。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) ここで休憩いたします。
(休憩中、答弁調整)
○委員長(口田邦男) 休憩前に引続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 先ほどの公衆浴場管理費について、追加説明をいただきます。町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 原委員からご質問がありました、なぜ委託料が当時より高額になっているのか、残りの1点については、先ほどもお話しましたけれども、従前はシルバー人材センターに委託しておりました。この部分に関しては、1人あたりの単価と時間、積算したものが委託経費となっております。
今回、今年度から委託する民間業者については、それぞれ業務内容は大きく変わらないのですが、委託費にかかわる経費の積算のしかた、シルバー人材センターと民間委託業者については、社会保険料や会社の経費など、その他諸々ございますので、それなりの単価はシルバー人材センターと比較すると高くなります。
もう一つは、シルバー人材センターは、今年度から受託することができないという申し出がございました。それはシルバー人材センターのほうの考えもございますし、シルバー人材センターのほうで指導を受けたというような経過がございますので、そういうことで町として、民間の業者に委託するのがいいのか、それとも従前と同じような直営で運転するのがいいのか、それを検討したなかで民間のほうの委託を選びました。
ボイラーの運転、保守管理の部分で、ボイラー技師が保守管理をしたらどうだということですが、この部分についてはボイラー技師の資格を持っている方は基本的に公衆浴場の施設の管理運営、そのなかでボイラーの運営がスムーズにできるようにということでボイラーの資格を持った方を配置しました。保守点検の部分については、ボイラー本体そのものの管理でございますので、その機器の分解掃除も含めてできるような業者に一括で委託するような経費を計上してございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) はい、わかりました。終わります。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
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○委員長(口田邦男) 次に、第4款2項1目、清掃費、118頁から119頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 先日新聞で、家庭ゴミが21年度に5%削減という見出しで、10年間の一般廃棄物処理計画が策定されました。そして21年度には家庭ゴミの5%減を目指すという内容があります。そのほかに2012年中に新処分場の整理、または広域処理への参画に向けた検討を行う、2012年度中に、この二つのうちのどちらかに絞るということですか。
○委員長(口田邦男) 清掃センター所長。
○所長(原田 均) 5%削減については、一般家庭からのゴミを5%削減というかたちでございます。
本年度中に実施するという部分については、将来の清掃センター、ゴミ処理をどのようにするのかというのは、各委員もご承知と思いますけれども、平成3年以来、20年経っております。焼却施設と最終処分場の残用年数もあと7年というかたちで決められております。それを将来、新しい最終処分場をつくるのか、それから焼却にするのか、それともくりりんセンターというか、十勝広域でするのか、その将来のゴミ処理の処分方式については、平成24年度中に庁内で検討委員会を設けまして、実施したいというような計画でございます。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 方向性についてはわかりました。
もう1点、家庭ゴミの10年間5%の削減です。その具体的な方法、これから町内会やその他に啓発されると思いますが、「5%削減するのでご協力お願いします」だけではどうしようもないです。具体的にどういった啓発活動、町内会への依頼活動をなされるのか伺います。
○委員長(口田邦男) 生活環境係長。
○係長(川上 均) 生活環境係長の川上です。よろしくお願いいたします。
具体的な削減の方法については、今回、ゴミ通信を発行させていただきました。今は古着等の回収がされていますけれども、まだまだ不十分です。そういう部分の推進と、新たに24年度から毛布の回収もします。そういったかたちで、その他に生ゴミ等の削減等を含めまして、全体の家庭からゴミの量を10年かけて5%削減したいということでございます。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 10年間あるわけですけれども、例えばヨーロッパなどでは、品物をつくっている業者は過剰包装などがあるので、ゴミ処理の何パーセントかは業界がもつというシステムを徹底していますよね、ところが日本はそういうわけにいかないので、町内の商店、商工会を含めて、そこらへんでいいので、過剰包装などそういうもの、家庭の一番の問題は生ゴミとそういうゴミなので、丁寧に洗いたくても洗えなくて汚れがあったり、そういう協力依頼といいますか、そのことも含めながらつくりあげていくことが必要ではないでしょうか。地域による循環型という提起をしていますので、そういう発想も含めながらいろいろな方法を考えてほしいと思います。どうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 生活環境係長。
○係長(川上 均) 今、ご指摘いただきましたように、意見を参考にさせていただきながら、今後、ゴミについての説明会、広報等でさらなるお願い等を含めて対応を進めていきたいと考えております。以上です。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 資源ゴミでお聞きしたいと思います。
売っている金額は相当ありますよね。
○委員長(口田邦男) 清掃センター所長。
○所長(原田 均) 23年度分については、まだ確定しておりませんけれども、22年度で資源ゴミ、新聞や雑誌、空き缶やアルミ缶、清掃センターに運ばれる鉄くず等、合わせまして22年度の決算書でわかるかと思いますけれども、記憶では1,460万円、今年度はざっと1,300万円くらいになるかと理解してございます。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 回収してそれだけの金額になるので、もう少しゴミ収集のカレンダー、そういうものに大きく書いて、町民に協力して出してほしいということを積極的にうたわないとだめだと思います。結構、資源ゴミの回収に町外からきてまわっているんですけれども、この間はうちらの町内会でも問題になったんですけれども、資源ゴミとプラスチックの問題です。その問題が一番理解されていないというのが非常に多いです。私もこの資源ゴミを町のものに出すと、皆さんから回収しているゴミの料金が上がらないといったら、皆さんはびっくりして「そうなの」なんて言っています。そういうことも町の財産となるわけだから、そういうこともうたいながら、もう少し資源ゴミも町民から協力してもらえるようなカレンダーづくりをしないといけないと思います。どうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 生活環境係長。
○係長(川上 均) ゴミカレンダーについては、昨年度からわかりにくいという部分がありましたので、B版の大きさのカレンダーにさせていただきました。カレンダーと資源ゴミの区分が細かくて見づらいということは皆さんから聞きます。その中に詰め込むのが限界なところですから、今、ご指摘を受けましたように、カレンダーのなかでは難しいと思いますが、細かい説明については今後も広報やゴミの説明会とか、あとは分別をされていないときにご指摘を受けたり、巡回をしたりして、昨年度も70件くらいの不法投棄などがあり、指導に行ってまいりました。そういったなかで丁寧にご説明させていただきながら、ご理解をいただくような方法で今後も取り進めていきたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 今後、そのように、3月になるといろいろな町内会に新年度予算で会合があると思うので、そういうところに積極的に出向いて、高齢者の方がたくさんいるので、そういうところでアピールをして協力してもらうようにしていただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 生活環境係長。
○係長(川上 均) 昨年度、まだ3月なので確定しておりませんけれども、ゴミ説明会で、各町内会、農事組合に20回お邪魔しました。今後ともこれから総会の時期が近づいておりますので、アピールをして、足を運んでご理解いただくようなかたちで進めてまいりたいと思います。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 可燃ゴミの袋の関係です。生ゴミを出す際に大きな袋ではなく、5リッターの袋がうちにないのですが、5リッターの袋があれば傷みやすいものを早急に出せるだとか、非常に有効でないかという思いがあるのですが、そういうことは担当係として考えたことはあるのか・ないのかお聞きします。
○委員長(口田邦男) 生活環境係長。
○係長(川上 均) 今、ご指摘をいただきましたように、昨年度もうちのほうで検討させていただきまして、内部でいろいろと議論をさせていただいたのですが、何分、どのくらいの量が出るのか不特定で、新たにゴミ袋を作成すると予算が伴うので、現在はまだ検討中ということで、ご意見を賜り、参考にさせていただきたいと考えます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この施設には、毎年厳しいことを言わせていただいておりますけれども、今後のゴミ処理の関係についてくりりんからいろいろと絡むんですけれども、昨年3月の予算審査のなかで、私から課長に質問をした際に今年中に将来について、その前段はいろいろありますけれども、本年度内に方向性をまとめたいと言われていましたので、私はそういう方向を出していただけるのかと思ったところ、過日の新聞を見ると1年遅れということで、最終処分場の残余年数が7年などを含めて、このことについては以前から、年数を含めて同じことを言われております。なぜ1年間先延ばしせざるをえないのかお聞かせください。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 昨年の予算委員会のなかでそのようにお話したと、私も記憶しております。
昨年の予算の段階で、別なお話として、一般廃棄物処理基本計画と並行して、その際に将来のゴミ処理計画を立てるべく、委託業務を予算計上させてもらっております。その部分が23年度にでき上がりましたので、それをもとに24年度に、24年度中に庁内で検討委員会等を設けて、将来のゴミ処理をどうするべきか、可燃ゴミもそうですし、不燃ゴミもそうなんですが、そういう将来計画を1年かけて、みなさんのご意見を伺いながら進めていこうという判断に至ったものでございます。以上です。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 来年3月まで期間はあります。課長は今年でいなくなりますが、1年前からそういう表現をされておられるので、早めに将来、複合事務組合を含めてくりりんセンターのほうに行くようになるのか、また、新しく焼却施設を何億円かかけてつくるというのか、これは今年中に必ず方向を出すということでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 必ずという方向で考えております。
先ほども言いましたけれども、最終処分場の残余量について7年問ということなのですが、これにつきましても、昨年の調査のなかで実際に測量し、従前は我々の技術のある・ないにかかわらず、7年や8年という調査をしていたのですが、昨年についてはしっかりと測量をしました。残余量も押さえました。そのなかで今年のゴミの排出量などをトータルで考えて残りがどうなのかということにもなりますし、そういうようなものを早い時期に、庁内で検討委員会を立ち上げました。皆さんのご意見を伺いながら結論を出していきたいと考えてございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いします。
最後に、毎年、工事の請負費、今まで相当多額の修理を続けておりますが、今回はめずらしく...(途中中断)
○委員長(口田邦男) 原委員、清掃費です。
○委員(原 紀夫) 失礼しました。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 次に、第4款2項2目、清掃センター費、119頁から121頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 毎年、工事費を相当かけております。今年はめずらしく1,315千円ですか、これで終わればいいという希望がありますけれども、たぶん今年1年はこの修理費だけで大丈夫だろうと、 言えるのか言えないのかどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課長。
○町民生活課長(佐藤典隆) 現段階では言えると考えております。ただ、これから先1年間あります。今までもそうなのですが、予測のつく部分で、今年はここをやらなければならない部分を当初から予算計上させてもらっておりますし、委員がおっしゃるように随時、緊急に何百万円、何千万円という工事請負費があがったりという部分に関して、ご存知のように老朽化も進んでいますし、古いのもございます。機械ですので現段階では大丈夫だと考えておりますが、運転している途中で緊急な部分については、また研究させてもらいたいと考えております。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
(3月19日 予算審査特別委員会にて訂正の申し出)
○委員長(口田邦男) 初めに、4款1項1目、保健衛生総務費の質疑に対する答弁について、訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 保健福祉課長の阿部でございます。
先日行われた予算審議のなかの、4款1項1目、保健衛生総務費のなかで、人工透析事業に関するご質問を原委員からいただきました。それに対する答弁のなかで、22床の人口透析が完成する施設ですけれども、このなかで当面17床しか運営しないという答弁をいたしました。これがあたかもそれ以上できないという、その後の経過のなかで、医師数の関係もあり、それしかできないという印象を与えるような発言だったと思います。それを訂正させていただき、患者数の見込みよりも、死亡だとかそういったことで減少もあり、当面17床の運営で十分であると、その後、患者数が増加してくれば22床まで運営は十分可能だという内容のなかで変更させていただきたいと思います。
その議論の展開のなかで、医師数につきましては、昨年11月に内科医1名が退職し、さらにこの3月に内科医1名の退職が決定しているところでございまして、この部分につきましては、すでに答弁した内容のとおりでございます。今の修正した部分と関係ありますけれども、退職する2名の医師は、人工透析の部分にはあまりかかわっておりませんでしたので、今後、患者数が増大してくれば、現スタッフのなかでも22名のフル活用は可能であると清水赤十字病院に確認をさせていただきましたので、このような全体的な内容ということで修正させていただきたいと思います。
この内容につきましては、非常に各関係の方々にご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げて、答弁の内容の修正をお願いしたいと思います。
○委員長(口田邦男) 4款1項1目の質疑は終了しておりますが、ただいまの答弁に限って質疑を許可します。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。