北海道清水町議会

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平成24年度予算審査特別委員会(3月16日_一般会計_農林業費)

○委員長(口田邦男) これより、第6款、農林業費、124頁から140頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には挙手をし、委員長と呼び発言の許可を求めて、一番最初の答弁の際には、初めに職名を言っていただくようお願いいたします。

○産業振興課長(八木正明) 産業振興課長の八木でございます。よろしくお願いします。
 私のほうから6款の農林業費のうち産業振興課の予算概要についてご説明させていただきます。
 農林業費の総額については823,055千円で、昨年度と比較して44,578千円の増額でございます。
 主な内容については、先般、副町長からの予算の説明で申し上げたところでございますけれども、今年度の産業振興課にかかる特徴的な事業についてご説明申し上げます。
 最初に、農業振興費の126頁から128頁でございますけれども、農業振興公社でございます。昨年12月の定例会で行政報告いたしましたとおり、今年3月末日をもって解散することになり、従来、公社が担っていた農地流動化対策や担い手対策の事業などは、町や農業関係機関で組織する、地域農業再生協議会で事業を引き継ぐことになります。
 関連する予算につきましては、先ほど申し上げた農業振興費のなかでそれぞれ計上させていただきまして、その実施にあたっては、関係機関がより一層の連携を図りながら、今後進めてまいりたいと思っているところでございます。
 次に、127頁の19節、負担金補助及び交付金の14番、農地・水保全管理支払事業負担金でございますが、国において、本事業が平成24年度以降も事業を継続されることから、地域営農集団と協議を行い地区拡大を取り組むための町負担分として、13集団、13,000千円の予算計上を行ったところでございます。
 続きまして、35の畑作総合振興事業補助金です。従来からJAで取り組んでいるペレット堆肥、有機ペレットでございますけれども、その利用促進に向けた支援対策として、今年度におきましても、20キロ1袋あたり換算で100円の助成をする考えでございます。さらに、近年、てん菜の作付面積が急激な減少傾向にあることから、その対策として平成23年度からJAと連携して事業展開を行っているところです。実績といたしまして、前年作付面積の対比では、増産までにはいたらなかったものの、急激な減少傾向に歯止めをかけることができました。本事業の効果であったと考えているところでございます。平成24年度におきましても、農家戸々が継続した作付け奨励を行うための対策を追加し、6,956千円の予算計上を行ったところでございます。
 続きまして、129頁から133頁の5目、牧場費でございます。
 前年度と比較いたしまして6,079千円の増額でございます。主な増額要因といたしまして、1点目として、牧場運営のより一層の充実を図るため、短期臨時職員1名を長期臨時職員として採用するための増額と、2点目といたしましては、130頁、11節、需用費、17、燃料費の価格高騰による増額と、70の飼料費の購入飼料の増による増額でございます。
 最後に、138頁から140頁の2項、林業費でございます。前年度と比較して12,695千円の増額でございます。主な増額要因といたしましては、140頁の下段の、林業整備事業費でありますが、本事業は民有林の整備を図るための予算でありますが、平成23年度当初予算の提案時点では、補助制度の変更があることから、補正予算で対応した経過がございます。今年度、24年度につきましては、当初から予算計上をしたことによる増額でございます。以上、申し上げまして、産業振興課関係の事業の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。

○委員長(口田邦男) 農業委員会局長。

○農業委員会局長(北岡敏男) 農業委員会事務局長の北岡です。よろしくお願いします。
 農業委員会に関する予算についてご説明いたします。
 農業委員会に関する予算は、124頁から125頁の1目、農業委員会費、136頁の9目、農地適正化斡旋事業、同頁の10目、農地集団化事業費です。
 1目と9目について、新たなものはなく、例年と大きな相違はありません。
 10目、農地集団化事業費については、3年事業である御影鉄南地区交換分合事業の最終年度の予算です。
 前年比2,959千円の増については、13節の委託料の測量調査委託料が主な理由でございます。今年度は土地の測量と認可申請、等級制など事務的な業務が主になります。
 現在の事業の進捗状況は、約82ヘクタール、精算金で約15,000千円の交換金があり、今月の30日に、権利者大会を開き、権利者の承諾を得る予定であります。12月中に精算説明会を開き、それをもって本事業が解散する運びになります。
以上です。

○委員長(口田邦男) これから、順次質疑に入ります。
 第6款1項1目、農業委員会費、124頁から125頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項2目、農業総務費、125頁から126頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項3目、農業振興費、126頁から128頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 先ほど、農業振興費の関係について地域ブランド、にんにく、堆肥ペレット、てん菜等々についての説明がありました。昨年も、このことについて、てん菜の関係については、すでに営農計画が出来上がって終わっているあとで、こういうものをやって効果があるのか、そんなことをするのであれば、肥料をやったほうが喜ぶということまで言われていたものであります。先ほどの話では効果があったということなんですが、面積的に何ヘクタール増えたということはあるのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) ビートの増産対策の23年度の実績につきましては、22年産から増えたという部分までには至らなかったという説明をさせていただきましたけれども、そのようなかたちになっております。
 ただ、平成22年12月末の取りまとめ面積が1,233ヘクタール程度でございました。一昨年の12月から増反対策の普及啓もうを図るなかで、平成23年産の作付確定面積、この面積が1,261ヘクタール程度でございました。当初、一昨年の年度末にまとめた面積から約27町ほどは増反したといいますか、取りまとめをした時点からは増えたというような実績でございます。
 そういう意味では、この増反対策を図っていなければ、取りまとめ時点の面積程度で収まったような気がします。ある面、増反対策の成果が出ていると担当課では押さえているところでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今回、7,000千円近く見ておりますけれども、今年もまた同じように、すでに先ほど言いましたように、今年は営農計画のなかでビートはこれだけつくろうということは提出されていて、その後に、予算化していくということになると、ビートを作っている農家のなかに、こういうお金を出すことによって面積が増えたという理解をするには、前段でずっとやっていて、これだけのお金を出すので増やしてほしいというのではなくて、あとから上乗せするようなかたちが出ています。面積は今年も同じように増えるだろうという予測があるのかはどうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今年の平成24年度の対策でございますけれども、面積的には昨年の平成23年産の作付面積と同じ程度の作付面積が確保される予定でございます。
 昨年の8月にJAでビート作付けのアンケート調査を行った経過がございます。そのなかでは、ビートの作付面積が1,216ヘクタール程度、これでいいますと、平成23年産からいくと44ヘクタールくらい減るようなアンケートの結果でございました。その後、町といたしましても、この増反対策については、23・24年度の2年間で行うということで、農協と協議をさせていただいておりますので、先ほど申し上げた追加対策も含めて、事前に24年度の取組内容について徹底させていただき、すぐにJA、ホクレンの原料所を含めて各農家に増反対策のお話をお願いさせていただいたところでございます。その結果、アンケート調査での44ヘクタール減る予定が、23年産と同じ程度の面積が確保できたということでございますので、これも増反対策の成果であったと担当課で押さえているところでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) これは、農協も同じように負担をして、町もお互いに出してということでやっていますよね。
 昨年、農協の総会に初めて出席させていただきました。総会の資料等をいただいて、いろいろ見たところ、過去2年間、相当畑作の状況があまり思わしくなくて、大変な事態であったにもかかわらず剰余金も出ている、分配金も出ているというような状況があって、農協全体で総資産を含めたら330億円くらいの大きな経済団体に、我が町の貧弱な財政から、にんにくに出したり、何に出しましょうということが果たしていいのかという疑問があったものですから、質問させていただいています。
 これは今年で終わらず、結果はわかりませんけれども、出してもビートの作付面積は全然増えなかったと、これなら倍くらい出せば何とか増えるかなと、そんなことをしてもどうにもならない気もしますし、清水町でもバイオエタノールの製造工程では、ビートを調達できず、減産で不作でどうにもならないという苦しい報道もありました。このことからみて、あまり増えなければやめざるをえない気持ちがあるのですが、どうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) この増反対策については、先ほども申し上げましたように、平成24年産、今年植えるビートでございますけれども、23年産と比べて、この分の面積が昨年の8月の時点では減っていたというような状況でございます。それからいくと、100町、200町が増えたという部分ではございませんけれども、減るのは歯止めがかかったと担当課で押さえております。
 25年度以降の対策ですが、基本的にはこの財源について、町の補助金とビートの作付者が積み立てていた基金と砂糖の企業が拠出したお金でまかなっているところでございます。そうした意味では、25年度以降も担当課として、減少を食い止めるために何らかの対策は必要かと思います。当初、町としては、2年間の対策ということで組まさせていただいておりますので、25年度以降については、JAと協議をさせていただくなかで、今後どうするか、こういった現金給付の対策がいいのかどうかも含めて検討しなければならない課題だと思っております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) にんにくの関係については、相当いい物を商品化されて、今後デビューするような動きはあるのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) にんにくの部分については品種改良というかたちで、JAのほうで努力をしているところでございます。
 ただ、1年・2年の部分で例えばウィルスフリー、病気がないような品種をつくりあげるだとか、そういう部分は短期間では難しいような状況です。今進めているのは、ウィルスフリー等を施した培養をJAで鋭意努力をしているところでございます。JAとしても何年かあとには清水独自の品種でにんにくを増やして、独自ブランドとして作付けをし、販売に結びつける計画にいるところでございます。それに向けて町といたしましても、支援をさせていただくということでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 肥料ペレットの関係です。昨年の農協の総会では、四千何百万円か欠損処理をしております。その後、この肥料は相当効果があるということで、農家の方を含めて認めて、前向きに動いているということなのか、現状はどのように把握されているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) ペレット堆肥、しみず有機ですけれども、22年度から見て23年度の販売実績が16,000袋程度でございますけれども、23年度が16,000袋程度になる予定でございます。当初は30,000袋ということで予定しておりましたけれども、なかなか有機肥料なので化学肥料と比べて即効性がない部分がございます。長い目で見れば土壌改良を含めて土のためにはいいのですが、農家の方は単年度勝負なので普及しなかったわけでございますけれども、実績を見れば伸びているということもございます。JAとしても昨年、しみず有機のパンフレットも作り、新聞折込もされたかと思います。その分につきましても積極的に農業としては、普及啓発を図るという部分でやっていくと思っております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私も比較的、広い面積で野菜作りに精を出しておりまして、昨年、価格的には結構高いものなのですが、買って使わせてもらっています。私の効果はどうでもいいのですが、どのぐらい使えばいいのかわからないのですけれども、今までよりできたものが小さかったものですから、量が少なかったのかと、しかしこれ以上撒いてしまうと相当高い野菜になってしまうということで、あるものについては控えたりしていました。有機で効果的に農家の方が認めるような商品になりつつあるのかどうかをお伺いしました。あまり極端に伸びているということがない感じですので、頑張ってほしいとしか言えないような気がします。
 農家の皆さんを含めて、売り払うことは進んでいるのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 例えば、先ほどご質問のあったにんにくの栽培についてもこのしみず有機を使用しているだとか、アスパラガス等野菜についてもしみず有機を使用した、しみず有機だけではございませんけれども、栄養成分のなかで化学肥料を使わなければならない部分もございますけれども、そういう製品につきましては、JAも有利性がございますので、積極的に売り込むような考えはございます。そういう意味からいって、徐々にではありますが、このしみず有機の使用については今後とも増えていくと担当課では思っているところでございます。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項4目、畜産業費、128頁から129頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項5目、牧場費、129頁から133頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 1点だけお尋ねをいたします。
 町長にお尋ねをしたいんですけれども、以前は相当、指定管理者を取り入れてやりたいということをこの場でも述べておられましたし、私どもの産業厚生常任委員会でもそういう方向に向けていくべきではないかということを方向させていただいておりますが、その後、どういう流れになっているのかを教えていただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) 流れは以前と変わりません。指定管理者にもっていくということになりますと、それなりの経営母体が必要でありますので、農協とのかかわりになるのではないかと思います。
 JAとしましては、現状では、十勝若牛を中心とする問題点や地産的な問題だとか、あるいは畑作の振興策だとか、さまざまな事業展開をしておりまして、そういったなかでは、現状として引き受けられるような体制にならないというようなことから考えると、町内でどこに入れてもらえるかということになりますと難しい問題です。もう少し、時間をつめていかなければいけないです。
 これで、農業振興公社の問題も絡めて、清水町農業をどういうふうにきちんと位置付けしていくかということが必要なので、全体のことを考えていかなければなりません。農協で抱えているそれぞれの団体があるのですが、これらと牧場とのかかわりをどうするのか、あるいは育成専門にやっている、昨年、清流の里をつくりました。そういうような人達のかかわりはどうするのか、それを総合的に考えていかなければなりません。私どもで考えても、JAでも考えてお互いにやらなければできないということもございまして、当分は無理だろうと見ています。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私も、町長が今言われたように、JA以外はないと思います。したがって、現に町営牧場は相当努力をしていただいて、畜舎等の投資はありますけれども、それ以外から見ると相当頑張っていただいています。以前は一般会計に入れたときもありましたけれども、いいときに極力努力をして移し変えていただくといいのですが、どういう流れになるのかはわかりませんけれども、相当落ち込んだりしたときには二度と引き受けてもらえないということになると思います。以前、町長が言われたように、職員の退職に伴って何とか考えたいということを言われておりましたけれども、そういうことを踏まえていくと、常々あるたびに農協組織等にも働きかける必要があるのではないかという気がします。そのへんはどうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) また改めて、新年度に入って、農協との懇談を持ちながら、そのことも踏まえていろいろと協議をしていきたいと思っております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 安田薫委員。

○委員(安田 薫) 132頁の牧場管理用備品7,020千円があります。大きなものを教えていただけますか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。

○牧場長(秋田谷幸次) 牧場長の秋田谷です。よろしくお願いいたします。
 ただいまの備品の購入の関係でございますけれども、比較的大きな機器と申し上げますと、モアコンディショナーを1台、金額的にはおよそ400万円です。それから、畜舎内で使うという計画でおりますけれども、敷き藁を細かく砕いて牛舎内に敷きつめるということでのベールチョッパーが170万円ほど、これらが大きく占めております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項6目、土地改良事業費、133頁から134頁の質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子) 今回、繰入金に入金しておりますけれども、公共施設建設等基金が100,000千円繰り入れておりますけれども、これは、財源不足のところで、財政調整基金のほうからもってくるのかと思いましたが、これはどういうわけでしょうか。

○委員長(口田邦男) 財政係長。

○係長(藤田哲也) 公共施設等建設基金繰入金100,000千円につきましては、国営土地改良事業償還金に対する充当ということでございます。
 公共施設建設等基金につきましては、基金条例のほうで公共施設の整備、こういったものに充当するということで基金上、定めておりまして、国営畑総事業の償還を進めていくなかで、年間2億円の償還額が出てきます。これにつきまして、将来的に大きな負担になっているということで、これは農村地域の整備でかけたお金でございますので、この公共施設建設等基金のなかから充当として繰入れをするということです。これは24年度に限らず、従前より繰入れを行ってきたという経過でございます。

○委員長(口田邦男) 奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子) これですと、来年度以降も続くということですよね。

○委員長(口田邦男) 財政係長。

○係長(藤田哲也) 国営土地改良事業の償還金につきましては、平成37年度まで償還が継続してまいります。一部、平成25年度以降、十勝川左岸地区の償還金が24年度をもって終了するということで、25年度以降、若干償還額が落ちますけれども、平成37年まで続きますし、当面につきましては、公共施設建設等基金からの繰入れを継続していきたいと考えてございます。

○委員長(口田邦男) 奥秋康子委員。

○委員(奥秋康子) 当面とおっしゃいましたけれども、あと、この建設基金のほうには、残金6億5千万円ほどなのですが、となると6年で無くなるわけですので、その後の対応はどうなさるおつもりでしょうか。

○委員長(口田邦男) 財政係長。

○係長(藤田哲也) 毎年1億円ずつ繰入れをしていけば、6年後には基金が底をつくというお話をいただいたかと思います。これまでも、昨年もそうなんですけれども、その年度の交付税等を決定した際、もしくは3月の補正、このなかでは歳入の財源がうわぶれをする、もしくは補正差額で積立金を予算として補正調整額としての積立金を計上することができるという状況の際に、公共施設建設等基金にこれまで積んできた経過がございます。今後についても各年度の補正状況、24年度であれば交付税の決定状況であったり、執行状況のなかでの補正調整額での積立金、こういったものについては、公共施設建設等基金に積んでいくという点についても、財政調整積立金と同様に、そのときの状況のなかで判断させていただいて積立金を確保していきたいと考えてございます。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項7目、御影農業用水管理費、134頁から135頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項8目、集落排水事業費、136頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項9目、農地移動適正化斡旋事業費、136頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項10目、農地集団化事業費、136頁から137頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) ここで休憩いたします。

○委員長(口田邦男) 休憩前に引続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) これより、第6款2項1目、林業振興費、138頁から139頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 有害鳥獣の件なのですが、昨年も質問させていただきました。昨年と比較して、有害鳥獣委託料の件については増額ということでよろしいでしょうか。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 増額につきまして、出向いたときの単価につきましては、ヒグマの罠が大型になっておりますので、駆除員の方でユニック車を導入した方がおりますので、その部分について平成23年度については3,000円だったものを5,000円に単価を引き上げております。他の単価につきましては同額でございます。
 ただ、予算のなかでは出役の回数だとか、そういうものを増額でみておりますので、総体的には増額になっております。

○委員長(口田邦男) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) よくわかりました。
 この問題について、本町だけの問題ではないわけで、近隣町村ならびに全国的な問題として皆さんは捉えられていると思います。
 この有害鳥獣の単価等につきまして、他町村との比較については、本町はどのような位置に設定しておられるのかお願いいたします。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 単価につきましては、エゾシカについて本町は、3,000円なのですが、10,000円というところもあります。本町の単価については低いほうになるかと思います。

○委員長(口田邦男) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) その件について、今後どのような考えを持っておられるのか、現状維持という考えなのかお願いします。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 昨年も同じようなご質問をいただいたかと思います。
 この単価の設定については、毎年委託をしている猟友会と協議をさせていただいて決定させていただいています。以前は、高額な部分の単価設定もございましたけれども、行革により、猟友会も含めてこのような単価設定をさせていただいているところですが、いろいろな諸条件がございます。例えばガソリン代が高騰しておりますけれども、そういう部分も勘案しながら、毎年、猟友会とよく協議をさせていただいて、単価設定について行っていきたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 串田雅樹委員。

○委員(串田雅樹) 単価設定については答弁をいただいたので、理解しました。
 そのなかで今後において、有害鳥獣は永遠の課題だと思いますけれども、今、目下で一番改善していかなければならない点が、今の段階で明確にありましたらお答え願います。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 有害鳥獣駆除は特にエゾシカが問題になります。これは畑の被害も含めてエゾシカが大きな問題になるかと思いますけれども、エゾシカについては他の有害鳥獣駆除もそうなんですけれども、やはり個体数をいかに減らしていくのかが問題になってくるかと思います。そのためには、個体数を減らすためのハンターの育成が課題になってくるかと思いますけれども、そういう意味では町といたしましても昨年度から罠の免許の補助だとか、そういう補助制度を創設させていただいているところですが、畑の被害の部分からいきますと、農家の方が自分で取っていただいて、自分の畑を守っていただくということも大事なことだと思います。そういう部分から、JAともよく協議をさせていただいて、ハンターを増やすにはどういう施策があるのかという部分については、今後検討させていただきたいと思っております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項2目、町有林整備費、139頁から140頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 委託料の13番、町有林整備事業委託料、人工造林にはどのくらいの規模をやっているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 平成24年度の人工造林につきましては、単層林植栽が6ヘクタール、樹下植栽が3.38ヘクタールを予定しております。

○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 51番目の業務委託料の保育事業で、何百本くらい保育しているんですか。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 保育につきましては、下草刈りの経費と受光伐の経費でございます。下草刈りにつきましては約100ヘクタール、受光伐につきましては9ヘクタールを予定しております。

○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) この保育事業は新しい木を植えたということではないんですね。
 町有林も大分いいからマツが生えていると思いますが、いいものは早く切って売って、新しいものを植えるというような、今、お金になるうちにそうするだとか、そういう計画はないでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 町有林の整備については、計画をもってやっているところでございます。今後、伐採をすると植栽をしなければならないということがございます。伐採後2年以内には植栽をさせていただいているところでございますけれども、伐採でお金になるんですけれども、植栽でお金がかかるというような部分もございますので、そのへんについては、財政状況等を勘案しながら計画に沿った整備について行っていきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 西山委員も質問されましたけれども、つい先日13日、林活議連に来てくださいという案内があり、林務係の職員にもあとで送ってくれというお話も聞きました。私が一番驚いたのが、カラマツの価格が私が現職のころのクロマツの価格に匹敵するくらい高く売れているということは夢にも思っていなくて驚きました。私の頃は、民間のカラマツは相当手入れをしていてよかったのですが、国有林は天然林が多いので、金になるほうへ目を向けて、ほとんど下出を取らないとかということがあって、大根1本とカラマツ1本はどちらが高いかというと、大根のほうが高かったということがありまして、投資した効果が全くないという時代がありました。今は相当高くなっているのが聞くとわかります。
 そこで、清水町の人工林、今年はうちの委員会で見せていただこうと思うのですが、伐期年齢は何年をみていますか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 森林整備計画のなかではカラマツについては概ね30年と計画書のなかではさせていただいてます。実際に、切る部分ではそれぞれの場所によって状況が異なるので、状況を勘案しながら計画を組んでいるというような状況でございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 現職のころ、当初は20・30年で植えたものですから、そういう整理をしておりましたけれども、今はもう40年・50年という年になっているということで、私も50年経ったカラマツは芯が腐ったりしているのかと思ったらそうでもなくて、相当いいものが取れているようです。
 したがって、我が町の人工林、手入れも相当よくなっているということから考えると、伐期を少し考えたらよいのではないかと、もう10年くらい伸ばすことによって価格面で上がれば、施業者とも相談をしていただいて、そうしたほうがよいのではないでしょうか。今はカラマツも、我々のころは雑木といいますけれども、広葉樹で合板をつくっておりましたけれども、カラマツで合板をつくっている時代だそうですので、今後、国をあげて森林に投資していくということは、民主党政権も以前から常々言っておりますので、そういうことからすると、30年と言われてましたけれども、もう少し伐期を延ばしていったほうが、より収益が上がる気がしたのでこういうお尋ねをしているわけです。
 計画そのものを毎年たてていて、昨年あたりは500万円かそこらで、そう高い価格では売れていないと思いますが、今後は視点を変えていただいて、大事な財産ですので、そういう方向に向けていただきたいという気がするわけですが、いかがでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 先ほど申し上げた30年というのは、樹種別別の立木の標準伐期例ということで計画に定めさせていただいております。その場所によって木の生長具合が違うので、今後ともそういう部分を勘案しながらやらさせていただきたいと思っております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、入札によって行っている伐採行為そのものは間伐ですよね。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 入札によって行っているのは、伐期にきた年数等、生長を勘案し、公売は皆伐であります。あとは町内に林業の業者が1社しかないということもありますので、他の皆伐、除伐等については森林組合と契約してやっております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 町有林のなかで伐期が30年くると、皆伐で一斉に切って1年から2年置いて、そのところにまたどういう樹木を植えるのか、カラマツを植えるのかわかりませんけれども、そういった行為をしているということですか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 伐期年が30年きたものを全部やるということではございません。当然、その場所によって生長具合も違いますし、基本的に計画のなかでは、2年以内に植栽を進めている関係もございますので、切って売ればお金になりますけれども、植栽についてもお金がかかるというような部分でそのへんの財政状況を勘案しながら、伐採については年度ごとに決めさせていただいておりますし、その伐採した2年後には植栽をさせていただくという部分で、大きな面積を伐採すれば大きな面積に植栽しなければなりません。経費的な部分もございますので、そのへんは計画的に進めさせていただいているところでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) おおよそ2,000ヘクタールの町有林のうち間伐が終わっていない林はあるのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(八木正明) 今、資料を持ってきていないので間伐が終わっていないところが何ヘクタールあるのか、明確にお答えできませんけれども、毎年、補助事業のなかで間伐だとか受光伐の部分の制度を使わせていただいて事業を実施しておりますので、実施していない部分も当然ございます。1回やればいいというものでもございませんし、ある程度の草刈りなどの部分も含めて、計画的な部分で補助制度を活用しながら実施させていただいているところでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 先ほど、広い面積を切っている印象を受けたので、そのために伐期年齢を30年をもう少し延ばしたらどうかといわせていただいたのは、延ばしたほうがより高く売れるのでどうですかという話をさせていただきました。1列をびっしりきれいに切って、2列残してまた1列と1伐2段といいますが、そういう方式なのか、いろいろな方式がありますけれども、そのかたちで、今言われた全部裸にしないで列で切って、それを売って、そのあとに新たに植えるという方式を町は取っているのか、取っていないのかとなるとどうなんでしょうか。

○委員長(口田邦男) 林務係長。

○係長(渡辺義春) 公売につきましては、ある程度の面積を皆伐という方法を取っておりますけれども、その他に間伐という方法がありますので、そのなかにつきましては何列か残して何列かは切ってという方法で、そのあとに2年の間に木を植えるというかたちでやっております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項3目、レクリエーションの森整備費、140頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項4目、森林整備事業費、140頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。