北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年度予算審査特別委員会(3月19日_一般会計_土木費)

○委員長(口田邦男) これより、第8款、土木費、146頁から159頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要することがあれば説明願います。なお、発言する際には挙手をし、委員長と呼び発言の許可を求めて初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 都市施設課長の越井です。よろしくお願いいたします。
 8款の土木費にかかる予算について何点かご説明させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 最初に、151頁をお開きになっていただきたいと思います。
 3目、道路新設改良費、15節の工事請負費の関係です。道路改良舗装事業といたしまして、本年度は清水北1条道路、清水南2条道路の整備計画となっております。工事請負費といたしまして、それぞれ43,660千円、21,090千円計上させていただいております。
 清水北1条道路整備については、この路線の他に、清水9丁目道路、清水本通り北仲東道路の2つの路線をあわせまして、1つの事業とし、3本の路線について実施するものであります。
 町内の北1条9丁目・10丁目の町内名では新栄町内の未整備道路の道路改良舗装工事であります。
 事業期間については平成24年度、平成25年度の2か年の整備計画としております。
 次に、南2条道路については、町内の南2条6丁目の日の出町内の道路整備であります。本年度、公営住宅が建設されることから、それにあわせて実施するものであります。
 また、同じく、15節の工事請負費の橋梁整備事業については、古潭橋の橋梁架替工事とし、129,000千円計上させていただいております。本件につきましては、平成23年度において橋梁の下部工事を実施してきており、平成24年度は橋梁の上部工事及び橋梁前後の取付道路の整備の計画となっております。
 補助金の関係もありますが、冬期に入る前には供用していきたいと考えております。なお、道路整備等の箇所の所在については、説明資料として配付させていただいておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 次に、15頁になります。
 2目、住宅建設費、15節、工事請負費の関係です。
 公営住宅整備事業といたしまして、団地建設に伴う外構工事であり、工事請負費、10,650千円を計上させていただいております。
 次に、17節の公有財産購入の関係です。
 公営住宅の建替事業につきましては、買取方式により実施することになっております。建物取得のための不動産購入費として、242,834千円を計上させていただいております。
 以上、何点かについてご説明させていただきました。よろしくお願い申し上げます。

○委員長(口田邦男) これより、順次質疑に入ります。
 第8款1項1目、土木総務費、146頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) 19節、住宅耐震診断費補助金と改修費の補助金なのですが、今年度も昨年度と同じ金額を予算計上されていますけれども、先日の補正で、全額1回削られております。本年度は1件も申請がなかったということだと思いますけれども、新年度も予算計上したというのはどういう計上をしたのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長補佐。

○補佐(吉田昌秋) 都市施設課長補佐の吉田でございます。よろしくお願いいたします。
 住宅の耐震化補助事業につきましては、私ども清水町におきましても平成21年に清水町耐震化促進計画を作成し、そのなかでより有効的に、町民の皆様の安全と財産を守るためにこの事業を進めております。これにつきましては、国及び道もこの法令のなかで促進のために町村と一体化をしてこの制度を取り行っております。
 昨年、大変痛ましい震災の事故があったにもかかわらず、この制度を採用していただく町民の皆様がいらっしゃらなかったことは大変残念だと思いますが、この計画を作成し、事業を推進するという立場上、この制度を存続させていきたいと思っております。

○委員長(口田邦男) 山岸政彦委員。

○委員(山岸政彦) とっても必要なことだと思いますが、たくさん利用していただくために方策を考えているだとか、取っているということはありますか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 特別な方策という部分ではないと思いますけれども、この耐震改修、耐震診断の補助制度ということで広報等、ホームページ等に掲載して、こういう耐震をはかれますよという方法で、皆さんに周知しているところですけれども、いずれにしてもこの事業が始まり、今年で3年目に入りますけれども、こういった啓もうといいますか、あまり大げさな表現だとか、そうしますと町民の方に不安を与えることもありますので、どういうような啓もうをしていくかのなかで、少しでも町民の方がそういう意識を高めていただくという部分、他に耐震、改修の他にも自分で準備できるもの、例えば家具の転倒防止ですとか、非常なときにはどのようなものを持ち出したらよいのか、そういう準備もできてくるのではないかと思っております。そういう初歩的な対策という部分で、こういう制度について周知していきたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第8款2項1目、道路維持費、147頁から149頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、8款2項2目、除雪対策費、149頁から150頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 1点だけお尋ねいたします。
 臨時議会で10,000千円の補正をして、今回、雪が降らないで終わりそうな雰囲気がありますが、新年度予算を加えて除雪費については、相当な額を組んでいるわけであります。
 補正予算を組んだ際に10,000千円増額しておりますが、降雪がなくても交差点の除雪やいろいろな面でご苦労されるわけですけれども、家の前を含めて7台か8台のダンプカーが止まって除雪していました。このようなことをずっとやられているのですけれども、あれは公費でやっているのか、ボランティアなのかこのへんはどうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今年も実施させていただきましたけれども、公費でやっていません。あくまでもボランティアということでやっていただいております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第8款2項3目、道路新設改良費、150頁から152頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 道路の新設ということで、過去ずっと続けて、新設はばかにならないということで言わせていただいておりますが、私は町の財政にゆとりがあって、やるということであれば問題はありません。これだけ大きな予算を組んでいるなかで、同じように80,000千円もの借金をしてまでつくるということについて疑念を持っています。なぜこの時期にやらなくてはならないのでしょうか、ここだけお願いします。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) この時期にやらなくてはならないという部分についてうまく答弁できませんけれども、今まで道路整備を過去ずっと実施してきております。かなり幹線道路の部分ですとか、整備が進捗してきておりますけれども、住宅街の内でも未整備、砂利の部分がございます。行革の関係で事業を抑えてきておりますけれども、そういう未整備の部分については、ある程度整備を実施していかなければならないと担当課のほうで考えております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 嬉しいことに、私の家の前が舗装になるということで、嬉しい限りなんですけれども、これが借金でつくるということになるとまったく嬉しくなくなると、こういう現象なんですけれども、舗装を剥がして新たに全面的にやるという計画なのかどうかお聞かせください。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今、原委員がおっしゃったように、あそこの部分は舗装にはなっていますが、簡易舗装的な部分で路盤もかなり薄いということで、全部剥がして、新規の道路整備ということで実施するように考えております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私は、この財政難のときなので、極力舗装をいかせるものはいかしてほしい、以前も言いましたけれども、私は今年で12年目になります。どんなに大雨が降ってもきれいに流れていって、他の道路より管理しなくてもいい、水か流れるためによくもっていると感じておりますので、側溝だとかの面に手を入れるということであれば理解できますが、今言われたように全面的に改修すると、気持ちはわかりますけれども、財政的な面を含めて工夫したほうがいいのではないかと思いますがどうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 舗装の部分だとか、そういう部分についてそういう考えもできる部分もあろうかと思いますけれども、この事業については、単独事業ですが、起債事業等で実施します。道路の整備の基準といいますか、それにあったかたちで整備をすることになりますので、全面改修的なかたちになるのかと思います。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第8款3項1目、河川改良費、152頁から153頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第8款4項1目、都市計画総務費、153頁から154頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第8款4項2目、公園管理費、154頁から157頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 公園管理の関係で、以前もお話をしました。清水公園の梅がかなり枯れていることなのですが、この予算のなかではみられているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 公園緑化係長。

○係長(佐藤和二郎) この予算のなかで植樹に関しては計上しておりません。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 開町110年記念で清水公園を有効的に機能させて、観光客をなんてことを言っておりますけれども、枯れ木を見せるのが観光なのか、そのへんはどう考えていますか。

○委員長(口田邦男) 公園緑化係長。

○係長(佐藤和二郎) 公園に植えてある木については、年数も30年以上経っていて、そのなかで枯れてくる部分もありますけれども、そういう再生できない部分については、枝を切って元気な部分は残してあるという状況です。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私が言っているのは、完全に枯死していると、梅の木を見たところ、これは完全に再起不能が大半を占めているという見方をしているので、このへんの管理について、枯れているから切るというものではないと思っているのですが、どうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今、残っている木については、枯れている部分はないと認識しています。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今年のなかで整理をして更新している木がないように整理されているのか、もしそうであれば発言を取り消させていただきたいのですが。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 以前はかなりの本数、300本から400本近くありましたが、パークゴルフで鎖の関係ですとか、そういう部分で傷めていった部分を刈っていったところを処理してきたということです。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。改めて見させていただこうと思います。
 もう1点あります。清水中央公園の樹木の剪定が3,000千円くらいみられておりますけれども、中央公園を見させていただきましたけれども、過去に枯れていて危ない、危険だというところについて、その都度切られていると認識をしていました。今回、この剪定というのはどういうことをやろうとされているのか、私も三十数年木材に携わってきましたので、木というのは切りかたによって、枯れなくてもいいものが枯れたりと難しい面がありまして、どなたがやられるか知りませんが、相当苦労するでしょう。3,000千円もかけて何をやろうとしているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 公園緑化係長。

○係長(佐藤和二郎) 中央公園の木については、このへんについても30年近く経っていて、かなり木も茂ってきて、さらに道路周辺の木も歩道上、道路上に出ていて、大風等で道路に枝が落ちたり、周辺のお宅のなかまで枝が転がる、並びに一部病気で、高い部分について枝を払う、弱っている部分について台風・大風が来た場合について、倒れることが予想される場合について木全体を小さくするようなかたちを取ってきたと考えております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今、30年とか何とかいわれていますけれども、あそこにナラの木だとかがあります。カラマツでも40年から50年です。ナラの木は何百年も経つ木がどこにもあります。今、言われたことが真意だとすれば、なぜ危険な木を今まで放置していたのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 原木といいますか、今、30年と係長が言いましたけれども、もう少し年数も経って、昔の小学校の敷地内にあった木ですからかなりの年数が経っている木もございますので、近隣に住宅地もございますので、今回ある程度、剪定をさせていただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第8款4項3目、公共下水道費、157頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) 次に、第8款5項1目、住宅管理費、157頁から159頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 町営住宅の古いところです。私が社会福祉のほうの除雪サービスで歩いているのですが、その区域で御影診療所の裏の公営住宅で、手を入れるというのも大変だと思うのです。将来の計画の関係で、特に冬季間、ドアなのでなかから戸が開かない、高齢者の方々が、雪よけを玄関のところに設置できないものかどうなのか伺いたいと思います。

○委員長(口田邦男) 住宅都市係長。

○係長(山田寿彦) 住宅都市係長の山田です。よろしくお願いします。
 その都度、入居者の方にその旨、修繕等の依頼があれば修繕等を行っております。全体的な改良ということは今のところ考えておりません。ただ、ドアが開かないだとかの場合については、極力、私どもで修繕の対応をしております。

○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 特に、高齢者の方々の住宅について、自分から言うということについては、そういう状況にないんです。感覚的にもそうなので、なるべく点検をしてあげるだとか、そういうなかで声を聞くことも必要ではないかと思います。私たちの除雪の場合、道路を2メートル幅だけということの条件なのですけれども、どうしても氷を割ってあげたり、屋根のところにかかっているところだけでも、屋根は上ってはいけないという決まりもありますので、そこのところだけをよけてあげたりする作業をやらざるをえないんです。それで、何とかそういう工夫があれば、私は建築関係のことはわかりませんが、もしあればこれから検討していただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 住宅都市係長。

○係長(山田寿彦) 我々も協力して努力していきたいと思います。以上です。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 工事請負費のなかで町営住宅の改修工事が1,800千円みられておりますが、これはどの団地のことをいわれているのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 住宅都市係長。

○係長(山田寿彦) 今回計上させていただいている、公営住宅の改修工事ということで計上させていただいておりますが、清和団地の部分の窓枠の改修を行うということで計上させていただいております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) このことについて、清和団地に解体する公営住宅がたくさんありますが、あれを清水町の優秀な建築業者がたくさんいるので、その業者の方に譲って再生させて、住まいとして解体せずにいかしていくという方法は考えられないでしょうか。町長も言われておりますように、特別養護老人ホームがどうなるかわかりませんけれども、できたあかつきには入居する施設が少ないとか、いろいろと言われておりますので、格安で改修できれば、非常に効率的なのではないかと考えますが、どうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長補佐。

○補佐(吉田昌秋) 清和団地については、建てられてかなり年数も経っております。また、当時の設備機器等はご存知かと思いますが、現在の基準及び実際に付けさせていただく設備と比べて、遥かに貧弱なものであります。これを建て替えをせずに改修のみでやるとしても、耐久年度及び設備機器、現在の公営住宅としての整備指針等にいずれとしても合っておりませんので、私どもとしましては補助事業制度に則りながら、基準に合った整備をしていきたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私の説明のしかたも悪いのかと思いますけれども、私は町が建て替えるのではなく、優秀な清水町の建設業者にただでもいいですし、お譲りをして再整備できないかと、そういうことをお尋ねしています。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 再整備の関係については補佐の言ったとおり、既存のものをいかして改修工事をするのは難しいと思います。清和団地の既存の分については、今後、建替事業ということで、その場所に新たに公営住宅の建設を計画しておりますので、解体をさせていただきたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 今後、建てる住宅は以前から町民のなかで会議などで出ていますよね。今は平屋になっていますけれども、これから上にあげたほうがいいのではないか、町のなかに寄せたほうがいいのではないかという議論がたくさんあります。
 今言われたのは、町が方針として示している、あの場所だから、あそこはまた同じように、今、まちなか団地で建てているようなかたちで、継続して建てていくということを全体にして答弁されているようですが、私は今後そのようなことにならないだろうと思っております。したがって、あそこの場所でいかせるものはいかして、町の解体費などはかけずに何とか安くあがらないかということを前提にしてものを言っております。そういうことを含めて答弁願いたいです。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 清和団地の建替えについては、既存の入居者がいらっしゃいますので、今まで協議したなかで進めてきております。そういったなかで、今ある既存のところにも新たに住宅地を建てて、建替えを実施していきたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) これだけの公営住宅をつくって、人間の質がだんだん変わってきて、自己中心的な方がどんどん増えてきて、裁判沙汰だとか、迷惑なことがたくさん起きてくると思います。そうなると、自分達、町が守る防衛策は何か考えていかなければならないと思うのですが、何か考えていますか。
 これから新築を建てていって、隣近所の付き合いがうまくいかなくて、今までみたいに、古い家だし隣の家に入れなくてもいい状態できたけれども、これから新築していったら隣に変な人がきて嫌がらせをされたりと、せっかく入ったのにまた出ていかなければならないという空き家が出てきた場合、一番困ると思います。せっかくの家賃が入ってこない状態になりますので、そういうことになったときに町の防衛策として、裁判沙汰になったらどうするのかだとか、条例をきちんとつくって、そういう方には退去してもらうだとか、そういうものをこれから考えていかないと本当に、わがままで勝手な親ばかりが出てきてそういう状態がいつでも起きると思います。なので、自分の町を守るためにはそういうものも、これから考えて取り入れていかないといけないと思います。どうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今、これは社会的な問題点になっております。23年度に検討すればよかったのですが、今は安心・安全を含めたなかで検討していかなければならないと思っておりますので、24年度で検討して、できれば条例か規則、条例のほうが望ましいということで、検討させていただきたいと思っております。
 なお、公営住宅にかかわっておりますので、古いやつの関係ですけれども、以前、建築業者からそういう提案をいただいたのですけれども、結論的にいえば、最終的に入・退去については町のほうで進めてもらえないかというこういうお話もございましたが、それではお譲りしてもうちのほうでやることになると、民間でやっている方との差ができるので、入・退去はあくまでも自分達でやっていただくという条件ならば、そういうお話に乗りましょうということでおります。
 これから、いろいろそういった問題も含めて、公営住宅のあり方をもっと、公営住宅というよりも借家、そのものを全般的に一度、見ていくということと、しっかりしていくということが大切かと、民間でもそういうことはありえるので、そういうことで考えさせていただきます。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

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○委員長(口田邦男) 次に、第8款5項2目、住宅建設費、159頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 中島里司委員。

○委員(中島里司) 担当課というよりも、執行側にお答えいただきたいと思います。
 まちなか住宅団地の購入ですが、町ではCO2の削減について内部で計画というか、目標資料を作成しておりますよね。内部については5%でしたか、お互いに節約など工夫をしながらという部分で、それぞれの施設のなかで検討したものが目標として出ていたという記憶があります。
 今までできたことについては、それなりに努力しておりますが、これからやることについては、そういうものを全く検討されていない、これは担当課ではなく町全体のことですから、そういうなかで、執行側でそういうものを課題として与えるべきではなかったのかと思います。こちらではこうですが、新しいものは関係ありません。できあがってから節約をします。そうではなく、建設当時から目標値を持っているわけです。当然、検討を十分したうえで答えを出すべきだったと、私は検討していないと聞いておりますので、このへんについて一貫性がない感じがするので、執行側はどのように、町の施設全体について、既存のものではなく、新たに新築・改修のときに、必ず検討させているような指示をしているのかどうかということをお伺いしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) これから向かうべき方向だと、私どもも認識しております。公営住宅の関係については、エコの部分を十分考え合わせながら、今回のことについて想定をしているかどうかという部分については、町全体のなかで、どのように町民の皆さん、行政も向かっていくかという部分についてしっかりとした方向というものをつくっていかなければならないと認識しております。そういった意味では、それに十分な内容としてのせられたかどうかという部分については、反省がございますけれども、お話の部分について、全体のそういう考え方を庁内でもう少し整理をして、町全体で取り組んでいくという方向、具体性を少し持たせながら考えていかなければならないと思っております。

○委員長(口田邦男) 中島里司委員。

○委員(中島里司) 副町長からご答弁をいただきましたけれども、少し残念だと思います。というのは、あれだけ察しできているわけですから、公営住宅は毎年新しく建てられるわけではありません。滅多にないチャンス、私はCO2削減に向けてのチャンスですから、町が自ら町民に、施設においてはこうしているという姿勢を示せたはずです。だから、町民の皆さんも協力お願いしますというのはわかります。こういうときに検討して、他の部分でやっていますけれども、呼びかけても町は何もしていないというところを私は懸念しているんです。ソーラーの補助についても、個人財産だから町は補助しないと言っています。片方では、何とかメガソーラーを清水町でやってくださいと、誘致するのは難しいですよ。私はそう思っております。
 町自体が、取組む姿勢というか、そういうものを示して初めて町にということになってくると思います。私はそういう考え方をしております。
 そういうことで、途中で切り替えるのは難しいですけれども、今後ではなく、可能な限り速やかにそういう姿勢を示して、誘致できるものは誘致していくと、私たちの町はこうしていると、今度強く意識を持ってもらいたいと思います。そのへんはいかがでしょうか。無理な話でしょうか。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(口田邦男) ここで休憩いたします。

(休憩中、答弁調整)

○委員長(口田邦男) 休憩前に引続き会議を開きます。

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○委員長(口田邦男) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今の関係ですけれども、自然エネルギーの部分でないかと思いますけれども、所管事務調査のときにお話したかと思いますけれども、提案事業ということで受けておりまして、その部分まで町のほうで整理とか要求はしておりませんので、その部分については難しいと考えております。

○委員長(口田邦男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) CO2削減にかかわっている部分というのは、内部的に議論はしております。そのなかで、ソーラーの部分で個人住宅について、これを促進していこうという方針を仮に出すとすれば、町としてCO2削減の1つの大きな柱はお話のとおりだと思います。そういった部分でそれをつくりながら、CO2削減に向けて努力をしていこうと、しかし具体的にはそれに向けての制度、ソーラーパネルの助成制度でありますとか、公共施設に対するそういったパネルの創設であるとか、そういったものを具体的にのせながらご説明していかなければ、町民と一体になったかたちで進んでいくというものにはなりません。
 そのなかで、先ほどの個人住宅のかかわりの部分についても、個人のそういう財産についての整理の問題、いろいろな公共施設に対する、そういったものの設置について、コストと維持管理の問題、そのへんの問題をクリアできるのか、そういったものを1つずつ整理をしていかないと、具体的な施策としては出せません。今は、どこの町村でもCO2削減は大きな1つの柱となっておりますけれども、それを具体的に積み上げていく1つの施策を持ちながら全体のなかで広げていく、そういう方向が必要だと思っております。そういった部分では引続き、どういう手法ができるか、できるだけ具体的な施策を持って、町の方向というものを打ち出していけるように努力していかなければならないと思っております。

○委員長(口田邦男) 中島里司委員。

○委員(中島里司) これで終わりますけれども、今の副町長と課長のお話は理解できます。今、副町長が言われている、役場のなかでなぜ底辺が広がってこないのか、これは組織に問題ないでしょうか。私は全課にまたがることをもつのは、役場の組織のなかで総務課か企画課ではないかと思うのですが、まして事業うんぬんということになったら、都市施設課でこういうものを建てるのは合議体制か何かあるのでしょうか。これは仕事削減うんぬんといっても、内部ではわかるわけありません。ですから、組織自体も全町的にかかわるものは全部の課に置いておいてもだめではないかということを申し上げて質問を終わりたいと思います。
 新年度に向けて、全課にかかわることは総務課か企画課だと思っております。合議も書類が上がってくるので。公営住宅を建てるのに町民から経由しないでしょう。合議体制なんかないんでしょう。こういうのを見て初めて団地を建てるんだという、こういうところでやるけれども、協議のなかに入らないわけだから、全体を見通せる、そういう事業計画のなかから実施に向けていくなかでチェックできるような組織体制を検討していただきたいです。質疑で要望するのは変ですが、それを申し上げて、答弁はいりません。新年度に向けて検討材料にしていただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) これまでの取組み、実態ということで、その都度ご報告するというかたちで申し上げたいと思います。
 今、お話がありましたとおり、町全体のなかで取組む部分というのは、組織のなかで共有しなくてはなりません。そういう意味では、現在、1つの課題を決めていく過程というものを庁議規定のなかに設けておりまして、調整会議という、企画課が必ずなかに入り、その全体調整を含めてそれに取り組んでいくかたちを決めていくという方向をつくっております。
 そういった面で、先ほども申し上げましたとおり、CO2削減そのものについての全体の取組みという部分について、詰めをもう少ししていかなければならないという部分については、十分反省をしながらという部分もありますけれども、組織的には今の状況のなかできちんとしたかたちでつくってきたのかと、それを継続していけるのか、また新たな手法は今後、考えていかなければならないと思っております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 町営住宅のことです。私たちが思っていたのは、下に高齢者を入れて、2階に若い夫婦を入れるというような利用方法は考えられていると思ったのですが、どうなんでしょうか。そのへんをよく検討されたのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 都市施設課長補佐。

○補佐(吉田昌秋) 公営住宅の構造あるいは建て方等、いろいろ手法はあると思いますが、今回の清和団地の建替事業につきましては、清和団地基本設計という設計を作成し、そのなかで木造の低層を買取り事業として選択させていただきました。
 今、おっしゃるとおり2層にして、若年層と高齢者の入居等を考えることもできますし、構造的な選択もありましたでしょうけれども、今回の清和団地建替事業については、あくまでも木造の低層を目的としておりますので、こういったなかで計画させていただいたところでございます。

○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 清和団地というのはわかるんですけれども、これは町の経費でやることです。よその町村なんかはほとんどそういう建て方をしているわけです。下には高齢者を、2階には若い人を入れる、なぜ町の賑わいを求めるために、わざわざ外から町のなかに公営住宅を建てるのであれば、もう少し利用方法を考えていかないとだめだと思います。どうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) 少し説明不足のところもあるかもしれません。
 そういう意味ではなくて、考えたうえで今回は木造でやると、木造なので民間の場合アパートをしておりますけれども、町が買い取るといっても町がつくるわけですから、安全性の問題、構造上の問題、ですから、今後全てがあのようなかたちではありません。すでに、日の出のなかにあるのは、上が若い夫婦、下が高齢者というのをやっておりますけれども、それから北星のほうもやっておりますけれども、重々検討していかなければなりません。その時代にあったかたちのなかでやらなければならない部分もあるので、構造上の問題があって、今回は平屋というかたちにさせていただきました。この次に、どういうふうに考えるのか計画性をもったなかでやっていきたいと思っておりますのでご理解いただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 構造といわれておりますけれども、構造上の問題ではなく、広く求めていかなければ、町民から言わせてもらうと、そんな高いところの土地代をわざわざ平屋にして、町の無駄遣いだと言われているんです。もっと有効利用するのが我々の仕事だと思います。そういうものを考えていかないとだめだと思います。それで私はこういった質問をしております。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今回は清和団地から移動する人です。新たに募集をして入れるということになれば、そういう考え方をしなければなりません。今回は清和団地の建替えをまちなかにもってきたということでご理解いただきたいと思います。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
 これで、土木費の審査を終わります。