平成24年第3回定例会(6月15日_日程3_一般質問2)
○議長(加来良明) 次の発言を許します。
3番、佐藤幸一議員。
○3番(佐藤幸一) 通告に従って質問させていただきます。
最初に、清水町の今夏及びその後の節電計画について伺います。
北海道電力の泊発電所の3号機が去る5月5日に定期検査のため運転を停止し、これで現在は1号機から3号機までの全基が運転を停止しております。泊発電所で、道内の約40%の電力をまかなっていたということで、このまま運転が再開できない場合、電力の需給バランスが悪化する見込みのため、北海道電力並びに北海道は道民に今夏7%の節電を呼びかけております。
電力不足は規模の小さい小売店や酪農家、身体的弱者にとりわけしわ寄せを及ぼす恐れがあります。今までお金を払い、コンセントさえあれば自由に使えた電気でございます。これからはそうはいきません。皆できちんと考えて、電気を上手に使う世の中にすることが求められております。
清水町の今夏に向けの節電計画及び今夏以降の節電計画について伺います。
次の質問に移ります。タイトルは、再び問う、住宅リフォーム助成制度で地域経済の活性化をです。
私は、昨年の第5回定例会で「町の活性化を促す経済対策」として、住宅リフォーム助成制度の導入検討について質問させていただきましたが、町長は人口対策の観点から平成24年度に向けて少しは前進できるように検討したいと答弁されました。残念ながら、本年度は見送られましたが、住宅建築関係業種は、いまだに続く不況により仕事がなく疲弊した状態が続いております。この住宅リフォーム助成制度は個人住宅への住宅政策ではなく、地域経済の活性化につながる地域経済対策でございます。清水町の経済活性化と住みやすい安全なまちづくりへの支援のために再び「住宅リフォーム助成制度」の創設について伺います。
最後の質問に移ります。これは教育委員会に伺います。
学校給食センターの衛生管理について質問させていただきます。
清水町の学校給食は、安全で美味しいと大好評で関係者のご努力に敬意を表するものであります。
今年も食中毒の発生する季節となってきました。給食センターの職員については、常に日々慎重に取り組んでいることと思われますが、わずかなことが大きな影響を及ぼすということは必然であります。
そこで、衛生管理はどのようなかたちで行われているのか。また、年間を通しての衛生管理に関する計画はあるのか伺います。よろしくお願いします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 1点目は、今後の節電の計画についてのご質問だと思います。
北海道電力は、今年の夏に7%の節電を呼びかけてきているところであります。自治体にもきていますし、各関係団体にもそのことが通知されているところでございます。
当町でも、庁内的にも議論をしたところでございますけれども、十勝地域電力供給連絡会議が、過日、十勝で開催され、全国レベルでの今年の夏の電力供給の逼迫が懸念されるということで、節電目標が示されたところでございます。本町におきましても、ピーク電力の抑制に向け、一層の節電に努めていただくように、住民の方々に広報・啓発活動を進めてまいりたいと思っております。
今年5月に、北電の新得営業所長が来庁され、公共施設の節電要請を受けたところであります。ただちに会議を開き、目標は7月半ば過ぎからの予定でありましたけれども、当町では目標を早めにし、7月2日から重点項目として職員一人ひとりの意識をもち、節電の努力を進めていこうということで考えているところであります。私どもはすでに、行政改革を行った時点から目標値を定めておりまして、電力もそうですが、一般的な暖房を含めたものも節減・節約していこうということで目標数値はすでに達成しておりますけれども、電力だけはもう少しやらなければならないかと思っております。
今後、すべてLEDになっていくわけでありますけれども、逐次、予算の範囲内で進めてまいりたいと思っております。街灯も3基ついているところは2基にしてきたりしておりますけれども、街灯の部分についても、どのようにしていけばいいのかという部分もありますので、公共施設等のそういう問題について取り組んでまいりたいと考えているところでございます。なお、6月からいろいろな面での対策をしようと考えておりますので、一層、節電に向けて努めてまいりたいと考えております。
次に2点目の、リフォームの関係です。
現在、当町では木造の耐震にかかわるものについて措置しているところでございます。リフォームの関係でございますけれども、私としましては、定住をしっかりとしていくためにもそうでありますし、移住の問題もありますし、古い家を購入されて当町に住む方もいます。これが必要であると思いますが、現時点で予算のなかでどうやっていくかと議論しましたけれども、若干、その予算的にはずっとやっていかなければなりませんので、もう少し余裕ができる状況にならないかと思っております。賃貸のアパート建設についても、助成措置ができないかというお話も受けましたけれども、今は行財政改革をやっているんだというなかで10年間していかなければならないので、ご理解していただきたいということで、これまでお願いしてきたところでございます。今後、その10年という一つの期限を目安にしながら、その後、国からの財政措置が一定程度、確約までいかなくても財源は確保できるということであれば、考えていかなければならないと思います。
現在、考えられるのは、まだ、市街地のなかで下水道、水洗化になっていないところがあります。そういうところを、水洗化に向けて環境をよくしていくという部分からも、そのへんの助成措置ができないかということも視野に入れていきたいと考えております。
一方では、補助金ではなく融資制度、いわゆる無利子で融資をしていくことも、リフォームのほうにもそういう方法ができないものかと、耐震とは違いますが、そういう方法でできないかということも考えていかなければならないと思っております。今後の、住宅政策をしっかりとしていくということも踏まえたなかで、長期に検討を進め、結論が出てくるようにしたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思っております。
以上で、答弁を終わらせていただきます。
○議長(加来良明) 次に、教育委員長代理。
○教育委員長職務代理者(池田元治) はじめに三澤教育委員長は、本日、清水神社の春季大祭のため、こちらのほうに出席できませんでした。したがいまして、私のほうから佐藤議員に対してご答弁を申し上げたいと思います。
学校給食センターの衛生管理についてのご質問にお答えいたします。
本町の学校給食センターは、これまでもO-157やサルモネラ菌などの食中毒を防ぐため、衛生管理の徹底や栄養バランスを考慮した献立メニューの作成など、信頼される給食の提供に努めてまいりました。このため、給食センターにおける衛生管理については、文部科学省が定める学校給食衛生管理基準に基づき行われているところであります。
まず、施設の衛生管理ですが、調理場は雑菌が繁殖しないように床面を乾いた状態で使用できるドライシステムを導入し、午前の調理作業を行っております。また、午後からは、各学校のコンテナを回収し、食器・食缶等の洗浄を行い、消毒保管庫で加熱消毒しています。
次に、調理工程につきましては、衛生管理に関する知識を有する栄養士が、衛生管理責任者として日常的に調理現場において指導の徹底を図っており、調理作業が清潔かつ迅速に行われ、加熱処理が適切に行われているかを確認し、その結果を毎日記録しております。また、調理員の衛生管理教育については、全員に文部科学省発行の学校給食調理場における手洗いマニュアル、洗浄・消毒マニュアルを配布し、日常の業務の参考にしているところであります。さらに、本町の給食センターで実際に使われている機械設備に対応した、清水町学校給食洗浄・消毒等衛生管理マニュアルにより、衛生管理の徹底に努めております。さらに、衛生管理の研修につきましても、各種研修会に出席し、食中毒の防止対策について研鑽しております。
最後に、1年を通しての衛生管理に関する計画についてですが、給食センターの管理運営については、清水町学校給食センター管理運営委員会で1年間の事業計画を諮っておりますが、そのなかで衛生管理面についても検討されております。また、学校給食衛生管理基準に基づき、毎日、給食設備、給食用食品の検食・保管等の他、給食従事者の衛生・健康状態もチェックしております。さらに、学校給食施設等、調理過程及び衛生管理体制について、年に1回の定期検査などを実施しております。
これから、気温の上昇に伴う食中毒の発生時期に入りますが、教育委員会といたしましても、帯広保健所の食中毒警報に留意し、今後とも万全の体制で衛生管理を徹底してまいります。
以上をもちまして、佐藤議員の答弁とさせていただきます。
○議長(加来良明) 3番、佐藤幸一議員。
○3番(佐藤幸一) 清水町の今夏及びその後の節電計画については、すでに取り組んでいるということでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。公共施設のみならず、町民の皆さんにもいろいろなかたちでお願いをしたらどうかと思います。このことについてはよろしくお願いしたいと思います。
次に、住宅リフォームの助成制度でございます。
個人資産の形成はございませんので、商品券発行事業と同じ、地域経済活性化の政策でございまして、これにも取り組んでいただきたいと思います。
リフォームの範囲を、耐震改修工事、町長が申し上げられましたが、そういうようなかたちで進めていただければ、幅広い多くの業種の経済波及効果が期待されますので、それについてもお願いしたいと思います。
学校給食センターの衛生管理でございますが、皆さんがそれぞれ取り組んでいることがよくわかりました。今後も、事故が起こらないようによろしくお願いしたいと思います。
質問を終わらせていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 佐藤議員、もう一度確認します。
1点目は、今取り組んでいることで、答弁はいりませんね。
○3番(佐藤幸一) はい。
○議長(加来良明) 2点目のリフォームについては答弁をいただいたほうがよろしいでしょうか。
では、3点目については取り組んでいるので、これでよろしいということですね。
2点目について答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) ご質問の要旨は、あくまでも地域振興策というか、経済活性化策として、さらに定住を含めたなかでするべきではないかというご質問だと思います。
1点目に申し上げましたけれども、これまでのことの経過を申し上げて、今、こういった議論をしているということをお話しました。
まだ、決定しておりませんけれども、今現在ある耐震化の改修費、これが1点あります。それから、障害者については介護保険のほうで取り扱いをしているということでございます。耐震のほうの実績がなかなか生まれてきませんので、見直しをしながら環境をよくするために、水洗化を進めるだとか、補助にするだとか、融資制度にしていくのか、このへんの議論をもう少し詰めて、財源的なことも照らし合わせながら早期に協議していきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思っております。
○3番(佐藤幸一) 終わります。