平成24年第3回定例会(6月19日_日程5)
○議長(加来良明) 日程第5、議案第52号、清水町美蔓辺地に係る総合整備計画の策定についてを議題とします。
本案について、提出者より提案理由の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(八木正明) 議案第52号、清水町美蔓辺地に係る総合整備計画の策定について、ご説明を申し上げます。
本計画については、辺地にかかる公共的施設の土木整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、字名ごとに策定するものでございまして、辺地における公共施設等の整備を図る際に、辺地対策事業債を活用するうえで必要となる計画でございます。
美蔓辺地に係る総合整備計画につきましては、これまでも計画の策定を行い、事業を実施してまいりましたが、平成19年度から平成23年度までの5か年計画が終了となり、今回、平成24年度から5年間の計画を策定するものでございます。先般、北海道と協議が整いましたことから提案を行うところでございます。
計画の概要につきましてご説明申し上げます。計画書をご覧いただきたいと思います。
本計画につきましては、総合計画の実施計画をもとにしてございますが、事業内容といたしましては、1点目として、飲料水供給施設の整備で、美蔓浄水場の機器更新の事業です。これにつきましては、排水流量計やろ過機の増設改修などが整備内容となってございます。事業費といたしまして72,300千円で、辺地対策事業債の予定額は36,100千円でございます。
続きまして2点目でございます。
経営近代化施設の整備として、国営事業である美蔓地区かんがい排水事業の償還負担金の一括繰上償還事業でございます。美蔓地区かんがい排水事業につきましては、現在、事業は進行中でございますが、完了年度が平成25年度で、その翌年の平成26年度より、負担金の償還が開始となる予定です。本町の償還元利の負担金見込額は196,724千円となっております。この償還を規定の償還方法で償還すると、年利5%、17年償還で負担金総額304,000千円となることから、財政負担の軽減を図るため、地方財政措置として、地方債の発行対象となる96,600千円について、辺地対策事業債を活用し、一括の繰上償還を実施するものでございます。また、地方債の発行対象にならない100,124千円についても、一般財源での繰上償還を予定しているところでございまして、一括繰上償還による財政効果は17年間の既定償還等と比較した場合、利子負担で98,000千円の軽減と地方交付税算定で約40,000千円の増額が見込まれるところでございます。
なお、美蔓地区かんがい排水事業の完了年度については、国における農業基盤整備予算の確保状況から、今後、平成25年度の完了年度からさらに今年度にずれ込むことも予定されますことをご承知いただきたいと思います。
以上、申し上げまして、議案第52号の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。以上です。
○議長(加来良明) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第52号、清水町美蔓辺地に係る総合整備計画の策定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。