北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年第4回定例会(9月13日_日程1_一般質問1)

○議長(加来良明) 一般質問に入る前にあらかじめ申し上げます。
 最初の質問は、通告の全項目について一括して質問していただき、再質問がある場合は一問一答質疑になりますのでよろしくお願いいたします。また、質問、答弁にあってはわかりやすく簡潔に行われるように特にお願いいたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。
 順番に発言を許します。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 今年は、秋がこなくて、そういうふうになるのかと思わせるような異常な天候が続いております。国際的にみても国内的にみても、大変な時期にあるということが言えるのではないかと思います。国政一つを見ても、各党が乱立して親分を決めると、このようなことはあまりないような気もいたします。
 早いもので3年と数カ月前、町長選挙がありました。私も一応援団のような顔をしてぼろトラックに乗って駆けずり回ったのが、つい先日のような思いがいたします。早いもので来年の2月ということであります。本来、町長選が開かれる5カ月ほど前には、町長が出馬をするのではないかということを表明するのではないかということも、過去の新聞にも載っておりました。意欲的な面があるということも答えております。昨日の新聞では、会合をもってはっきりとするのではないかというようなことでありますので、私は冒頭、町長選について若干しか触れておりませんけれども、私の質問全般を通して町長選に出るか出ないかによって、再質問等について薄まっていったりする可能性も多分にあると思います。もし発言できるというような状況であればお願いしたいと思います。
 どなたが町長になろうとも、予算編成そのものは町民が納得するような編成にしなければならないということは、いうまでもないことであります。町長選の相手候補は「世代を超えて力をあわせなければマチが存続できない」と、大変な危機感を持って出るんだと、このようなことを言っております。まさに、私の今日の質問にもそれぞれのことが絡んでおりますけれども、やはり、町民のお年寄りも、若い人も一丸となって町政に参画するところから出直しを図らないと、私は清水町1万人弱の町はなかなか大変だと思います。
 さて、1点目です。本年度の予算、今進行中でございますけれども、かつてない修正動議が提出されて可決され、それが一転して可決されるというような異常事態でございました。附帯決議が議員全員によって可決されるという、これもあまりないような状況がありました。
 難産の末に可決されたけれども、現在、各種事業が進行中であります。来年の予算はどのように編成しようとされているのか、端的にこのへんをお尋ねいたします。
 2点目です。
 第5期清水町総合計画は、約1年間をかけて多くの町民、そして職員も関わって成案となりました。したがって、この成案された内容が、本年度の予算のなかに最大限活かされているのかということになると、私は全く違うと理解しております。活かされているのであれば、先ほど申し上げたような修正動議が出たり、あるいは附帯決議が出たりということにはなりません。こういう観点からして、今、まちづくり計画推進委員会が、遅ればせながら1月にスタートをして、今月やっていれば8回になるのでしょうか、鋭意答申に向けて努力している状況だろうと思います。この答申案について、予算編成にどのように活かそうとされているのか、このへんを2点目にお尋ねいたします。
 3点目です。
 6月の定例会でも申し上げました。9月にも聞きますよ、12月にも聞きますよという話をしました。
3月定例会において可決された附帯決議を受けて、各種事業は現在進行しておりますが、事務事業全体を通して事業を実行した過程のなかで、この附帯決議が活かされているんだということを証明していただかないと、我々議員の立場がありません。私はそのように思っておりまして、しつこく申し上げているわけであります。
 したがって、今定例会のなかでは聞きませんけれども、12月の定例会ではこの程度の努力によって減らした、全体的に減らしたんですよということをお尋ねしようと思っておりますが、そのように理解してよろしいのでしょうか。このへんを3点目にお尋ねいたします。
 4点目であります。
 議会運営委員会で住民7団体の意見交換を行い、質疑事項が我々議員に対して90項目ありました。質疑事項については執行側に対する意見を頂戴しても、我々が執行するわけにはいかないので、議会に対してですと念を押してスタートしているにも関わらず、90項目のうち51項目にも及ぶ執行側への質疑というのが出てまいりました。伝達をいたしましたけれども、これを見ても、町民と各種団体との疎通がなかなか図れていないということを再認識したというような感じがいたします。
 このことで、予算等の理解を含めて、今後、今までの方策はいろいろなことをやっておられますけれども、違う方策を考えなくてはならないと考えているのか、いままでどおりで結構だというのか、このへんをお尋ねいたします。
 大きな表題の2点目でございます。
 ひとり暮らし対策についてお尋ねいたします。我が町も高齢化が進み、若い人が少ないということで、残念な現象のなかにあります。65歳以上の高齢単身者世帯が増え続けていて、18年後になりますけれども、2030年には全世帯の4割に達する見込みになっているという人口問題研究所のデータが、過日の北海道新聞の一面にカラー刷りで出ました。私も70歳を超えておりますので、他人ごとではなく、じっくりと読ませていただきました。
 現在は、女性のほうが多いわけでありますけれども、今後は、男性が多くなるということであります。なぜ男性が多いのかと思い、見たところ、未婚の男性が非常に多いそうであります。我が町はどうなっているのか定かではありませんけれども、そういう傾向だそうです。当然のことながら、女性の単身者も同じように大切であります。現在、元気に過ごしているのかという状況がしっかりと把握できていないと、先月でしたか、町の元職員が何日か後に見つかったとか、こういういたましいことが起きていきます。これは我が町だけではなく、他町村、都会ではより多いという現象があります。これらを含めて以前から申し上げておりますが、現状、どういう対策を取ろうとされているのかお伺いをして、一般質問を終わらせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。
 出だしに、国政や国際的なお話を伺いました。また、大変な状況だということをお話しいただいたところでありますけれども、まさに、国内的にも国際的にも大変な状況が起きていることは、間違いなく事実でございます。非常に財政的な問題で大きく揺れ動いている問題もあります。超高齢社会を抱えた社会保障の問題を含めて、非常に困難な時代を迎えていることは確かでございます。私どもも、そういったなかにあり、清水町民が安心して生活できるようなことが一番大切だということで、そういう状況で進んできているところでございます。
 そういったなかで、質問に含みがあるような質問をいただいたわけでありますけれども、あくまでも予算にかかわる質問でございますので、具体的にお答えしなければならないという使命であります。まず、まちづくり計画で目指している方向性を考えると、一つひとつの事業そのものを町民の安心・安全につながっているのかどうかということを第一に、優先的に考えていかなければなりません。さらに、それらが町の経済を効果的に円滑に進んでいく方向性にあるかということも考えていかなければならないわけであります。やはり、福祉をやるにしても教育をやるにしても、他のものにしても経済の基本たるものがしっかりしないことには、予算をいくら組んでも、歳入のない支出ばかりが増えていくということになるわけでありまして、そういった面をしっかりとしていくというなかでは、以前から申し上げているように、まちづくり計画に基づいて、そのなかの事業を検証しながら、年ごとに変わる場合もありますので、そういった柔軟な姿勢を持ちながらヒアリングを行って、予算編成をしていく予定でございます。
 今年度も、来年度予算の編成作業に入る時期にまいります。11月ごろには、そういうものを総合計画の新しい計画における整理、事業の見直しをしながらコスト削減を念頭に置いて編成に取り組んでいかなければならないと考えるしだいでございます。
 2点目の、まちづくり計画についての推進委員会のことでございます。
 総合計画が終えて担当課の職員は鋭意努力をずっとしてきたわけでございまして、総合計画そのものは、すべて職員と町民の皆さんによってつくられるのはいつまでも同じことでありますけれども、今回の場合は、多くの人に携わっていただいて計画ができたわけでございます。 それを、検証しながら実効性のあるものにどう高めていくかということで推進委員会を設置したわけであります。
 これは、全国にこういうものがたくさんあるかといいましたら、推進委員会をつくられたのは十勝管内では初めてかもしれません。これはあくまでも、私がまちづくり基本条例に基づいて、町民参加を得るという観点から、このような実効性のあるものを町民の皆さんの手でみていただいて、それを提案していただき、検討を願うということで実効性を高めるために検討を依頼しているわけであります。あくまで、こういうことを審議して、答申というかたちではありません。先ほどもそういうお言葉が出ましたけれども、誤解のないようにお願いしたいと思います。実行する基本計画の実効性を高める方策について、検討を願いますということでご依頼しているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
 したがって、8回の回数で進めてきておりますので、今後、11月くらいまでに報告をいただき、それらを進めるための検証をしながら予算編成に取り組んでいきたいと考えております。今回、それぞれの編ごとの議論をさせていただいておりまして、そのなかから提言するテーマを絞り込んでいただきまして、それが可能かどうかと、そういったものを具体的に、ごみの分別をもう少し徹底していくという状況のなかで議論が進められております。しかし、すべてのものが議論したなかで予算に取り入れるということにはならないわけでございまして、そのなかでも、住民の安心・安全なものであるかということ、あるいは予算の集約的なもの、選考をどの部分にするか検討していかなければならないと考えているところであります。多くは、委員会のご意見を頂戴しながら進めてまいりたいということには変わりないわけです。
 委員会が遅れているのは、先ほど言っていましたように、それぞれの担当者の事業が非常に多いなかでこれらを進めることができません。すぐに提示するということではなかったわけでありまして、24年度に入りましたけれども、確実に会議を進めさせていただいているところであります。
 3点目、3月定例会におけるそういった執行予算にかかわってご意見を厳しく頂戴いたしました。真摯に受け止めて、私どもも、110年事業を含めてそういったなかで修正させていただきまして、今日にいたっているところであります。いわゆる、この決議については、職員一人ひとりがこれまでの財政健全化というものを再確認していただいて、事業執行に経費の節減をしてくれということで指示しているところでございます。そういったことを含めて、最終的には平成24年度末が結果になってくるわけであります。来年25年度に入ってからの結果になるかと思いますが、先ほども申し上げましたように、地方交付税の問題等も含めて節減をしていただくようにお願いしているところであります。
 次に4点目です。議会の皆様が議会運営委員会で住民7団体との意見交換会を行ったということは承知しておりますし、執行側への求めもあったということも承知してございます。私は、町民と語る日を開いておりますけれども、ご案内のようにどこの町村でもやっているわけではありません。毎月1回来る・来ないは別として窓口を広げて、町民の皆さんがいつでも来て話をしていただくようにしておりますし、私もできるだけ意見を聞いているところでございます。
 また、暮れまたは年度初め、年初めには都合によっては遅れる場合もありますけれど、まちづくりについて町長とふれあいトークということで、各地域に出向いてやっておりますが、要望が電話などで直に来ているものですから、団体で集まっての要望が出てこないという状況で、集まりが悪いということで、増やすようにしていきたいと思います。こういったことで、51項目が要望されておりますので、団体とのそういったことの意見交換の場を今後もっていこうということで、来月あたりから進めてさせていただきたいと思っているしだいでございます。
 そういったなかで、あわせて議会とやった要望事項を再確認して、予算に反映できるものはしてもらいたいと考えているところでございます。子どもとの会合も本年1月からふれあいトークでやっておりまして、清水・御影中学校の生徒と意見交換を行って、子ども達の夢、そういったものを実現するように努力してきているところでございます。今後、総合計画も進めてきて中盤戦に入ってまいりますので、そういった面も含めて団体等との意見交換、あるいは住民との意見交換の場をもってまいりたいと考えております。
 終わりになりますが、ひとり暮らしについてです。数年前からお一人で亡くなられた方がいらっしゃるわけでございまして、残念に思うしだいでございます。本町の8月末の世帯も30%を超えるということになってまいりました。非常に多くの方々が単身、または高齢者世帯ということになっているわけであります。高齢単身者世帯で女性の割合が圧倒的に多いわけでありますけれども、今後、ますます高齢化していくなかでは、そういった単身者世帯というのは増加の一途を辿ることが予想されております。そういうことから平成5年より町としましては、高齢者の安否確認を兼ねた在宅サービス、あるいは、まだいいという人はつけておりませんけれども、緊急電話サービスをしたり、給食宅配、除雪サービス、さらに最近では緊急時に役立つ救急医療情報キットだとか、さらに本年から民間介護事業所と連携し、孤立防止対策に役立つ安否確認を介護保険サービス事業として展開しました。現在、約80戸の方が登録されて、週2・3回の電話と月1回の訪問により安否確認事業をスタートしているわけでございます。これも希望でありまして、いいよという方には設置していないわけですけれども、今後、できるだけ説明を加えて、利用していただけるように対象者の拡大をしていきたいと考えております。
 また、社会福祉協議会も町と代行用務をやっていただいておりまして、町内会助け合いチームづくり事業も12町内会まで広まってまいりました。サロン事業もしておりますし、それを支援するボランティア養成講座も実施しているところであります。また、町の消防団では除雪による、高齢者の独居等の火災防火指導も含めて巡回していただいております。そこで、対話をして「こういうことは危ないですよ」ということを女性消防団員にやっていただいております。そういった面で、女性消防団員の活躍も素晴らしいものがあり、全道表彰等々も受けるような状況になっております。ただ、男性の孤立問題が大きくなっておりまして、男性の参加はサロンがあっても非常に少ないです。もう少し、男性の方々が出てくるような対策を考えていかなければならないかと思っているしだいでございまして、そのことについて専門職員による対策も考えているというような状況でございます。以上、申し上げまして答弁に代えさせていただきます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 前段で、出るのか出ないのかということがはっきりわかれば、私は以降の再質問のしかたを変えなくてはならないところもあったものですからお尋ねいたしましたが、そのことについての答弁はいただけませんでしたので、これ以上どうのこうのと言う気はありません。
 1点目の質問のなかでは、社会保障問題、あるいは安心・安全につながっているかどうかということを含めて、方向性が大事だということも言われております。当然、毎年行っている予算ですから、プロから見たらいつものパターンが決まっていて進めかたも決まっていて、大体こうして何月にはこうするというかたちが決まっておりますので、そういうことで進めるというなかにおいて、今までとは少し方向を変えて予算を考えていかなければならないと、今までやってきているかたちで十分コスト削減も図っているし、町民の声も受け止めてやっているのだから変える必要もないのではないかと考えて、町長が答弁されたようなことなのかと判断しました。そうではないのかどうか、このへんはどうなんでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 原議員も熟度の高いご質問をしていただいておりますし、十分おわかりかと思います。大手会社は別としましても、それぞれの会社の種類があるわけでございまして、それを毎年変えるということはできないと思います。行政は継続性ですから、これは何十年も町民の福祉向上のために、常に住民の目線に立ち声を聴きながら行くわけでありますけれども、それがすべて100%になることはありえないわけです。ということは負担財政能力の財源そのものが限られております。その限られたなかで進めていかなければなりませんし、さらに、予算編成にあたっては地方財政計画を含めて決まっているわけです。予算の款にしても項・目にしても全部決まってしまっています。あれ自体をすべて変えていかなければいかないわけでございますけれども、これは法律上変えるような状況になっていないわけでございますから、そういたしますと、まちづくり計画は柱を立ててそのなかに項目を入れていくわけですけれども、そういうことはシステムとしてできあがっているわけであります。そのシステムをすべて変えるわけにはいきませんので、そのなかで許される範囲のなかで方法論を変えていくということは可能だと思います。そういう考えかたで毎年このものはできないのかということを言っているわけであります。
 たとえば、予算編成のなかで人件費、私はいつも人件費はすべて1本にしたらどうだと言っておりますが、そうはなりません。各項目ごとに総務費から全部あって、そこに人件費があるとこういうかたちになっていくわけです。そういうことで、変えようとしても変えることができないという状況もございますので、原議員もご承知だと思いますので、そのへんのところは弾力性が十分にないというシステムの自治法となっているので、やむをえない状況かと思います。ただ、そのなかで事業の求めかたを変えることは可能だと、事業内容のことについては変えてやっているところであります。そういう意味でご理解いただきたいと思います。
 比較するときに変わった場合、昨年はこうだったけれども、名前が変わってしまってどうなっているのかというときに比較できない状況もありえるわけです。そのへんのことも含めてできる範囲のなかで進めさせていただきたいと思っております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 町長の言われている答弁は理解いたしますが、私が常々言っておりますように、事務事業そのものが増えているじゃないかと6月の定例会でも申し上げました。なんとか手を入れないと困るのではないのかということを含めて、当初、改善計画を、このまま進めたらとんでもないことになると言って進めたがために、町長が3期目に入って、借金もなんとか下がった、この間の比率をみても毎年下がっています。そうであれば、当初、改善計画を進めた時に、職員全体に知恵を借りて、この事業はしなくてもいいのではないか、これは減らしてもいいのではないか、ここはどうだろうということを再度したほうがいいのではないでしょうか。
 人件費の話も出ましたが、一番、額的に多いのは人件費です。人件費は少ないに越したことはないのです。よく民間の人の話を聞くと「町の職員はまだまだ多い」とやけっぱちのような言いかたをされました。「どこが多いのか」と聞くと「わからない」と言うのですが、自分達の仕事をしている面からみて、町へ行くと「本当に仕事しているのか」と乱暴な言いかたをする町民もいます。「それは見るところが違うのではないか」と昨日議論をしました。そういうことを含めて、一度、職員に再度改善計画を進める際に多くの知恵を借りたけれども、今一度どうだということで働きかけてみて、そしてこの事業は削っていいのではないか、改めてここを増やしたらどうだとか、こういう件も一度、職員に知恵を借りたらどうかという思いもあるのですが、そのへんについてはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 毎回、原議員からそういうことを意見として聞いておりますが、先ほども触れておりますけれども、この作業工程は、担当課で議論されたうえで、総合計画の成立をしているわけでございます。そしてその実施に向けてやっているわけでありますから、それに基づいての基本線はそこであります。そのあとに取捨選択をし、担当課でこのものは事業費を減らしたほうがいいのではないかということは、自発的に予算編成をする前からそういう状況になってきております。予算編成の方針を出したなかで、方針を出す前に総合計画のヒアリングをやりますから、そこでこの事業は縮小してもいいのではないかとか議論をします。その議論の上に立って、これは続けるというやつは予算編成でそのまま活かされるということになっております。
 したがって、編成するのに、昨年はこうだから今年もこうだということは一切やっておりません。そこのことだけ理解していただきたいです。そんな質問が議会のなかにあるなかで、職員がそれを無視してなんてことはしていません。心配しないでいただきたいと思っております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 私に与えられた時間は1時間半ですけれども、老体に鞭を打って頑張っておりますので、今日は長い時間をかけて丁丁発止でやる気はありませんが、先ほども言いましたように、「私に任せておけ」という気持ちもわかりますが、過去の議会のなかでお答えいただいたとおり、私はそれほど言われるのならば、どのくらい査定のなかで減らしたのか、出してくれと言ったら全く出ませんでした。企画課長には申し訳ありませんが「一晩寝ないでつくった」と、私は「一晩寝ないでつくれ」なんて言っていません。出てきたものは全く違うものが出てきたりしているものですから、全く変化のないまま下から上がってきて、そのままずっと流れて通っていってしまっているのかと、そういうふうに受けると思います。そのへんがあって、今一度、見直しをかけたほうがいいのではないかということをあえて申し上げているわけです。
 今、町長から言われましたように「そのようなことは全くしていない、任せておけ」ということでありますから、いろいろなことを含めて、それまで言われるのであればいたしかたないという気がいたします。このことについて「そんなことはない」ということであれば答弁をください。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) そういう環境のなかにあることは重々承知のうえで、職員の一人ひとりがそれに挑んでいるわけです。したがって、増加しているのではないかという部分については、これが町民の安心・安全につながっているものかどうかということを主体的に考えた場合に、求められている福祉政策についてはどうしても増加していかなければならないだろうし、あるいは、食の安全といわれるなかで、そういったものを農業に進めていくなかには必要なことであろうし、商店街が冷え込んでいるなかで空き店舗があって、その対策をしてくれと言われるわけであります。そのために町として支援をしたり、新しい企業を興す、開店するにも活力ある経済力をともなっていかなければなりませんので、それに一時的な支援をするだとか、そういうものでは増加するのであります。これが永久にいくかとなったらいかないわけでございます。だから、何年間と決めてやっているわけですから、そういうことでご理解いただきたいということを言っています。
 心配していただくのは、私どもは重々承知しております。私ども職員一丸となって心配のないようにしていきたいという気持ちでおりますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 強い決意を伺いましたので、よろしくお願いします。
 2項目目です。
 先ほど、私は答申と申し上げ、答申ではないと受け止めるほうで、答申ということになると重いものになるので、そういうことなのかという気がいたします。最終的に8回開いている計画推進委員会、私も全部取り出して過去のものを読んだりしているのですが、まさに町民として考えている生の声だと思います。たしかに全体で10名の方の意見ですが、この10名になかには総合計画をつくる土台に参画した人が入っているということからすると、総合計画審議会とはまったく違うかたちで町民の生の声がここで聞けているという認識をしております。先ほど町長が言われましたように、意見として方策を検討してもらっているということで、すべて取り入れるわけにはいきませんが、最大限努力するというようなことを言われています。このことに関して予算編成前に、まちづくり計画の推進委員会と町長との話し合いなど、今の段階で持とうとされているのか、されていないのか、このへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 私が委員を委嘱しており、責任がありますので、最終の意見を頂戴するときには検討を願いますとお願いしております。当然、意見交換をして予算に反映していくと、これは来年度に進めるかその翌年にするかを含めて考えていかなければならないと思っております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) なぜこのことをしつこく言うかというと、私はこの検討推進委員会の方とお話をさせていただきまして「私達が仕事が終わったら、7時から出ているのだけれども、本当に我々が考えたことは予算のなかに取り入れてもらえるのかわからない」と言っている方もおります。すべて取り入れるということにはならないけれども、最大限取り入れる努力をするというようなことを言われております。とんでもない提案をされたら誰が見ても取り入れるわけにはいかないといえますが、全体を見渡したところ、そのようなことではなくて、前向きな意見が出ているというところもありますので、最大限努力してもらうということを約束していただければ、この2番目の質問についてはこれ以上申し上げる気はありません。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 先ほどからお答えしておりますが、当然でございますのでご理解いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 常々申し上げておりますが、削減について努力をせよと号令を発していると、したがってその結果はいずれ年度末の3月には出るであろうという話であります。
 冒頭に申し上げましたように、町長はまだ意思表示をはっきりとしておりませんけれども、町長が3月の段階に町長としておられるでしょうか。どうなるか全くわからないなかで3月だといわれても困ると、12月には私が言うとおり1年間努力した結果、これだけお金を大事に使った、極端な言いかたをするとそういうことが目に見えるように努力を願いたいです。このへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) ご質問をお返しするようでございますけれども、そのようなことをお話ししてしまったら、何のために4年間与えられた任務があるのかと言いたくなります。そういうことを考えること自体、首長としてそのことに目先にとらわれていたら、難問がたくさんあるなかで、私としての任期をしっかりと責務としてやっていかなければなりません。それと同時に行政は継続であります。結果論は、最終的に24年度末をもって、25年度に入ってから結果が出てくるわけでございます。昨年も、節約をしながら1億数千万円、予算から実行予算にしたとき数千万円を浮かしているわけです。そういうなかでございますから、鋭意努力をしているということであります。
 先ほどから、目先のことで、来年のことでありますから言われてみればそうかもしれませんけれども、私としては、今与えられたやつを精一杯やっていかなければなりません。12月議会もあるでしょうし、あるいは、1月の臨時会までにやらなければならないことも出てくるかもしれません。2月にもあるかもしれません。災害がいつ起きるかわかりません。常在戦場でいなくてはなりません。そういう立場にいるので、無責任なことはできないわけです。そういった面で、私としては精いっぱい働いたなかの、今のなかで淡々とやるだけですということを前段で申し上げたわけでありますので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 常在戦場で頑張っておられる町長に、無理難題を言っているのかと、私自身はそう思ってなくて言っているのですが、そういうようにトップが捉えるのであればしかたありません。3月にならないとわからないと、確かに言われてみればそのとおりです。3月に1年間やったらこのような結果が出たということで、よくがんばってくれたということを期待する以外ないという気がいたしますので、この項目については以上で終わらせていただきます。
 4項目目、町長は月に一回、町民の皆さんが来て意見を聞かせてくださいと、こういうことは重々承知です。他の町村はしていないこともよく理解しております。このなかで、町長が町民から聞く意見というのは町政に、たとえば、こういうことと、こういうことが、町長室に来て意見を聞いた結果、取り入れたりしたことが出ているということで、こういうことがあればいつでもいいので申し上げていただきたい。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 資料的には用意しておりませんけれども、当然、事業として取り上げる場合もありますし、また、全般的な町の内容等を町民の皆さんがお話をして、それは予算にともなわないものもあるわけであります。実行できるものは担当課長にも入ってもらったりして、即座にやれるものは早急に取り組んでいるような状況でございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 町長も望むところだと思いますが、多くの町民に来ていただいて、町がこういう考えでこれから進めようとしているということを説明する、いろいろなことがありますけれども、その際に、私は0人に等しいと思っております。清水町内の1人か2人に来てもらって言われたんじゃ聞いたことにならないと思っております。
 したがって、町村合併のときに文化センターに入りきらないくらい人が集まって、いろいろな議論を交わした経緯があって、私はそのとき議員ではなかったので、厳しい質問をさせてもらって「早くやめろ」と外野席から声を出したこともあります。あのくらいのかたちまでいかなくても、多くの町民が来て「町長、ここはこうしてもらわないといけない」「これは問題ではないか」こういうことが出てきてほしいと思って、町長は説明会を開いたり、あるいは町長室を開放して意見を聞いたりしていると思います。今のままでは、「どうぞ来てください。町のなかや文化センター、御影公民館でやります」と言っても、御影は多いですけれども、なぜこんなに来ないのか不思議でなりません。いつも町長が言われますけれども、なぜ来ないのか町長は考えているのでしょうか。町長の考えをお聞かせください。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) なぜ来ないのかということは私もわかりません。周知の方法だとか、時間帯だとか、いろいろなものがあるのか、農村地区にあっては、酪農が多い地帯でありますから、8時過ぎでなければ集まれないだとか、そういうこともございます。
 いろいろな面のなかであったと同時に、昔と違って今は、財政が厳しい状況だったので、町民の皆さんも無理を言ってはだめだというようなことも、念頭にあるのかというようなこともあります。同時に、ふれあいトークということで、担当課を含めてジャンル別に、町内会でもどこへでも出向いていくということをしているのですが、これも、なかなか来てくださいということがありません。どうなのかという気持ちもないわけであります。そんなにたくさん、今の行政に求めることが多いのか少ないのか理解に苦しむところがたくさんあるわけです。ですから、いつも原議員が言われておりますけれども、私が聞いている範囲では、こういう難題もあるけれども、できる予算ができたらお願いしたいという声は聞いております。
 そういうことも含めて、さらに、パブリックコメントだとか、いろいろな情報公開条例をやっておりますから、あらゆるところに周知しているわけです。そのなかで意見を求めているのですが、なかなか出てきません。たとえば、町民の委員の公募をして、3人求めます、5人求めますといっても0人に等しいときもあります。町民参加というのは非常に難しい問題ということをつくづく感じるこの頃でありますけれども、一層、その内容等を精査して、集まっていただくか、あるいは出向いていくかを考えてまいりたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 企画をしても集まってくれないと、残念だという思いが、今の答弁のなかに含んでいるということは理解できます。私も町民と接する際に、町長室も開放していますし、いろいろな機会もあるので出なさいという話をすると「原さん、行ったって言うだけだ」と「それはなぜか」と聞くと、「すぐにお金がないという」、そういう話になってしまいます。「そんなことはない、できるものについては、この頃、町民の声を聞いてやってくれる」と言いますが、年寄りはそうですけれども、言い出したらきかないという人が多い気がいたします。しかし、そのまま来なければいいってものではありません。町民の声をしっかりと吸い上げる努力というのは、この方法がだめならばこうという努力は絶えずしてもらわなくてはならないと思います。
 したがって、年寄りから若い人の団結がなければ、冒頭に言いましたように、まちづくりは難しいと、このへんだけは誰もが強調していると思います。町職員が先頭に立ってやる以外ないだろうと思っております。今後、今言われたように、町民のなかにどんどん入っていって、町民の意見を吸収していく、そういうような方策を町議や町職員のいろいろな会合のなかで、意見を聞くなりして努力をしてほしいし、町内会組織を通して、町内会全体をしっかりと構成していただいて、町との連携が密にできるように、そういう方策も必要ではないでしょうか。年寄りが増えるということを絡めても、そういうことは絶対に欠かすことのできないという思いでいますが、どうでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 町民との接点の問題でありますけれども、今までもずっとやってきていないわけでありませんし、最大限努力をしてきたことは事実です。これは認めてもらわなければなりません。ですが、最近の数年間は、まちづくり条例だとか、情報公開条例だとか、そういったものを発信しておりますので、そのなかで住民の方が周知はしていると思います。そのうえで、何かあるのであれば、直接担当課に来るだとか、何かしていると思います。それは、「これは無理難題で、どうしても予算はとれない」というのもあるかもしれません。しかし、すべてお金がないからと言っている人は、住民のうち何人なのかと思うときがこの頃あります。以前はありました。財政改革をして、このように借金も返済して、町民の皆さんが「安心だ」と言うくらいここまできたわけです。そういった面で、お金がないからどうのこうのというようなことはなくなりました。取捨選択してお答えしていきたいと思いますし、いろいろな方法をもって、さらに住民と接点をもっていかなければならないと思っております。私だけではなく、職員の皆さんともども、いかなければならないかと思っております。
 今、結構、町内会のほうに職員が協力してやっておりますので、いないところについては、できかねるところもありますけれども、さらに一層、町民の皆さん、職員の皆さんと協議をしながらより身近なものにしていくように努力させていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 大きな表題の2項目目です。
 ひとり暮らし対策です。現在、清水町のなかのひとり暮らしの男性の数というのは押さえておられるのかどうか、どうでしょうか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 本年8月末、65歳の高齢者世帯数は1,485世帯であります。全世帯数が4,600世帯強でございますから、30%強ということになるでしょう。このうち、単身高齢者世帯数は、男性で197世帯、女性で609世帯、合わせて806世帯となっている状況であります。申し上げましたように、女性の単身高齢者が多いという結果であります。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 予想通りで、現状では女性のほうが圧倒的に多いという状況に清水町もありますけれども、これから先、人口問題研究所のデータでは、18年後には相当高くなるというデータがありますから、これは精度が結構悪くなくて80%以上だという話もありますから、結構あたるのかという気もいたします。
 そこで、現状で、単身者が男性でも女性でも800名以上いるわけです。この800名について、日々の健康状態のチェックまではいかなくても、3日も4日も放置されていてわからないというような状況にある人が、相当いるのではないかということが危惧されるのだけれども、そのようなことはありませんか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) ただいまのご質問ですけれども、現状としては3日も4日も放置されているという場合については、考えられる状況でございます。本当に、孤独死だとかの危険性の高い人については、いろいろなことのなかで把握しているところも大分あります。今言ったような、現状も起こりうる可能性はあります。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) あってはならないことなのですけれども、たとえば、800名以上の方がいて、それぞれのお子さんも清水町に住んでいないのだけれども、他町村に住んでいて、清水町にはお年寄りだけがいるというようなところについては、子どもさんのほうに町から文書を発送して、日々の動静について、しっかりと把握してもらうように家族間で協議をしていただいて、極力、このようなことがないようにお願いしたい的なものを出したりしたらどうなりますか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) そういうことをすると、少しは改善されてくるのではないかという場面もあります。今、そういったリスクの高い人達につきましては、意外と子ども達は遠くにいてだとか、そういったことのなかで疎遠になっているだとか、そういった人もおりますので、必ずしも効果の高い方法だとは思えません。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 言われるように、親子関係が昔と違ってしっかり築かれていないということであれば、「親なんて知らない」というような人もおります。
 私の町内も相当多く、女性が大半ですけれども、ひとり暮らしの方がおります。町内会のなかでも、うちの町内会でわからないうちになんてことになったら恥ずかしいので、何とかしなくてはならないということで、いろいろと話し合いをしておりますが、いかんせん、家の窓が開いていたりしていない。ガラスでも割って入れば、無事だけれども、新聞が長時間抜かれていないということであれば変だと、連絡は役場に行くよりしかないと、このようなことは過去にもありました。そういうことからすると、何か特別な方法がなかったら、同じようなことが起きかねない状況というのは年々増えてくのではないかと、常々、自分自身を含めて心配しているので、良い方法はないかということで、パソコンを開いて格安で1日1回連絡が来るようなやつがいくらかかるのか、そういうシステムを使うと3,600円で格安であるとか、いろいろとありますが、町に予算を要求してもできません。こうなったら他に何があるのか、方法はいろいろあると思います。
 したがって、町内会長の集まりなどを含めて、今一度、清水町としてしっかりと、こういうところだけしたいということで、徹底をして町内会全体で押さえると、うちの町内会に年寄りはこれだけいて、ひとりの人がこれだけいると、この人は健康でこの人は病院によく通っていると、この人は日々目配りをしないと問題だという人が結構いると、そういう人に対する配慮を考えてほしいです。こんな気がするのですが、現状では無理かどうかこのへんはどうですか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 先ほどから何度か申し上げておりますように、リスクの高い人については民間の事業者と協力しながら、週3回の電話、月1回の訪問、これはひきこもり対策もあります。その他、こういった人達は給食の宅配だとか、いろいろなことを利用して、日曜日は別として、ほぼ毎日のように何らかのかたちで安否を確認できるような対策を打っているところであります。
 今後については、その人達だけが100人だとか120人から130人くらいのところでありますけれども、その人達だけで十分とは思っておりませんけれども、さらに町内会だとか、そういったことも含めてもっと幅広いなかでやっていかなければならないのではないかと思っているところであります。今、順番にそういったことが体系システムとしてできあがっていかないかというようなことで、いろいろと考えてやってきているところでございます。
 最近の孤独死だとか、そういった部分のやつを見てみると、比較的、このなかで対象にあがってこない元気な人が亡くなってしまったり、元気だったので発見が遅れただとか、意外と70代の方だったとか、そういった場面が多く、これらについては完璧な対策というのは、行政のなかで取れる状況ではないというふうなこともあわせて考えているところでございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) さっきまでパークゴルフをしていて、年齢は相当離れておりますけれども、元気な人が突然なんてことは、現状、あるわけです。今後もあるだろうということが言えるでしょう。そこまで行政のほうから手をまわしてくれと言っても大変でしょう。したがって、日々の町内会と、仲良しクラブでも、老人クラブでもいい、そういうなかでいろいろと助け合うというのは大事な気がいたします。
 1つ、課長が言われましたように、元気な方ではなく、これは心配だというところについて、1日1回なり、時間を定期的に決めて、町に1人臨時雇用の職員を雇って、そこで「お変わりありませんか」的なことで連絡を取るなんてこともやってできないことではないでしょうし、逆に、相談事を決めておいて「朝の何時には電話をします、何回発信音が鳴ったら町からの連絡です」ということで、電話料がかからない方法は何かないかと思い考えてたりしました。方法はいろいろあると思いますけれども、今一度、時期が時期で、高齢者を大切にしなければならない時代になっているので、そういう面は悩ましい問題なのでより一層の配慮を願いたいということをもって、私の質問を終えたいと思います。今言った、最後の部分についていかがでしょうか。

○議長(加来良明) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) そういう思いで、一歩ずつではありますけれどもなんとか、孤独死あるいはひきこもりも含めて、そういったものの対策をたててきているところです。
 今回やっている対応についても、民間事業者が24時間対応できる介護施設だと、いろいろなことでうまくいくのではないかということで介護保険事業のなかで町の負担もできるだけ減らしたなかで進めています。それらをもう少し発展させていくということも含めて、さらに、もう少し発展していったときに、最終的には試験的にいろいろなことを進めておりますけれども、町内会だとかボランティアの人達に日ごろ意識して声掛けをしてもらう、巡回をする、そういったことになっていくのが一番理想的ではないでしょうか。増えてきているとは言えませんけれども、徐々にそういった町村も新聞等でやっているというような情報が入ってくるような状況にあります。そのようなこともしていかなければならないし、その一つとして、臨時雇用だとか考えられないことではありませんけれども、それよりも、町内会等、地域の人達皆が協力しあった見守りということを体系づけていくというのが大事なことではないかと認識しているところでございます。それに向けて、一歩ずつでも進んでいければと考えております。

○6番(原 紀夫) 終わります。