平成24年第4回定例会(9月27日_日程4)
○議長(加来良明) 日程第4、議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得についてを議題とします。
提案者より、提案理由の説明を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得についてご説明申し上げます。
議案説明資料によりまして説明させていただきたいと思います。
資料の5頁からです。
1、建物取得の趣旨がありますが、今回、実施する買取事業につきましては、老朽化した公営住宅、清和団地の建替え事業の一部として実施するものであり、取得の方法につきましては、公募型プロポーザル方式によるものであります。
この方式につきましては、公募により設計の提案を受け、提案に基づき、設計・建設された住宅を買取る方式であります。
昨年でありますが、平成23年11月、プロポーザル選定審査委員会において、事業者の選定を行い基本協定を締結したところであります。平成24年度に入りまして、選定事業者により実施設計図書等の作成業務を進めておりましたが、今般、実施設計が完了し、設計図書の提出がありましたことから、平成24年9月7日付で団地買取事業についての仮協定を締結したところであり、公営住宅買取事業建物取得に関し、議会の議決を求めるものであります。
資料2の事業の内容でありますが、記載のとおりでありますけれども、1と2の事業名、建物の目的につきましては、公営住宅、仮称まちなか団地であります。
3、建物の規模等でありますが、建物の構造につきましては、木造平屋建、戸数につきましては住宅間取りの型別で、1LDK12戸、2LDK8戸、3LDK2戸、建設する棟数につきましては7棟で、計22戸の建設計画となっており、4の延床面積につきましては、団地全体で1,431.55平方メートルであります。
5、建物の所在地につきましては、上川郡清水町南2条5丁目10番地1外の町有地であります。
6、買取金額、一区画につきましては、設計費、工事管理費、建物建設費をあわせまして、総額242,833,890円であります。
7、取得先、相手方につきましては、有限会社、秋島建設、代表取締役、秋島雅彦を代表企業といたしました、秋島建設グループであります。なお、グループの構成につきましては、次の頁の6頁にかけまして記載のとおりでありますが、設計、工事管理、建物建設を行う事業者、計8社によるグループ構成となっております。
6頁、3番の今後のスケジュールでありますが、現在、団地建設時の外構工事といたしまして、敷地造成工事につきまして、町の発注工事として7月から実施してきており、現地については終了しているところであります。今回の提案につきまして議決をいただいた後、団地買取事業について本協定を締結いたしまして、建築工事の着工となります。なお、工事の期間は5カ月ほどを要することから、建物完成は年明けの 平成25年2月の予定としております。
工事完成後、竣工検査を行い建物売買契約を締結し、建物の引き渡しを受けた後、入居の開始と予定しております。
次の頁からの資料につきましては、設計図面であります。11枚添付してございます。
1枚目の図面につきましては、建設いたします住宅全体の配置図であります。図面の上が北側となっております。戸数につきましては、先ほどもご説明申し上げましたが、7棟で22戸の建設計画となっており、団地全体の延床総面積約1,431平方メートル、約440坪、1戸あたりの平均面積は65平方メートル、約20坪となっております。なお、工事の施工につきましては、建設事業者7社で建設いたします。7棟22戸を第1工区から第7工区に分けて建設する計画となっております。
2枚目からの図面につきましては、設計図書、住宅の平面図であります。2枚目と3枚目の図面につきましては、第1工区、西側といいますか、旧農協のスタンドがありました土地でございますけれども、そこに建設いたします2LDK、3LDK混在の1棟4戸の平面図となっております。図面の右下になりますが、工区を表示しておりますのでご参照いただきたいと思います。
以下、4枚目からの図面につきましては、第2工区から第7工区の北側及び南側からの出入りといたしました、1LDK、2LDK混在の1棟3戸の平面図となっております。北側からの出入りにつきましては4棟、南側の出入りにつきましては2棟、それぞれ建設されることになります。
以上、資料の説明とさせていただきました。
補足になりますけれども、本年1月、産業厚生常任委員会所管事務調査において、本事業者からの提案内容につきまして説明させていただきました。その際に、整備水準、自然エネルギーの活用ですとか、電気調理器の設置について、また、維持管理、草刈りなどについて意見をいただいた経過がございます。
本事業につきましては、提案事業でありますことから、整備水準の変更は難しい部分でありますが、維持管理の部分で、一部ではありますけれども、住宅周りに防草シートの敷設、また、緑化を予定してた部分でありますが、一部を駐車場部分の拡張ということで砂利を加えることとしております。
以上、補足説明をさせていただき、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 4点、お尋ねいたします。
1点目、今月末から22戸の公営住宅が着工するのであろうと思いますが、この住宅が建ったあかつきのことでありますが、どこの住宅も表示、何年に建てたという表示がされておりますが、今回、建設する住宅に対して、民間の事業体の建設をした住宅を町が買取るというシステムでありますので、私は、それぞれの建設した建設者を明確に、町民が見て、何年に建てられたという表示をしたほうが良いのではないかと考えるのですが、そのような表示はするのかしないのかそのへんをお尋ねいたします。
2点目、以前からこの公営住宅に関して厳しいことを言わせてもらったりしていますが、清水町の建設業界の知恵を結集して、素晴らしいものを建てると、プロポーザル方式にしてという話でありました。それぞれの建設業者の知恵を結集した素晴らしいものができると期待しているわけでありますが、この建て終ったあとの保証期間についてどのように考えておられるのか、最低10年にするのか、15年にするのか、しないのか、このへんを明確にしていただきたいと思います。
3点目、建設は民間事業体が建設するのでありまして、それぞれの建設業者が責任をもって施工するということは当然のことでありますが、いかんせん、建物でありますから、10年先、15年先、瑕疵があってもわからないということがあっても困ります。したがって、建設中の管理・監督についてどのようにされようとしているのか、町がどういう監督をするのかお聞かせ願いたいと思います。
4点目、清水町の7社の業者が建設をするわけでありますが、この建設業者が、他の清水町以外の業者にお願いをして建てるだとか、たとえば、清水町以外の人が来て建てるだとか、こういうことはありうるのか、ないのか、この4点についてお尋ねいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 1点目の建設業者の表示の部分ですけれども、この部分については、今現在、そのようなことになっておりませんので、原議員からお話がありましたので、事業者ともそのへんを協議させていただきたいと思います。
2番目の瑕疵といいますか、それにつきましては、協定書を締結していくことになります。これにつきましては、うちの工事契約の約款なんかにもそうなんですけれども、瑕疵担保だとか、そういう部分を表示しております。それにつきましては、協定書によりますと2年、重大な過失の場所があった場合には10年というようなことになろうかと思います。
3点目の管理・監督の関係でございますけれども、民間が建てるということなんですけれども、設計図等をうちのほうに提出になっております。その部分につきましては、町の監督員ということで配置いたしまして、現地の確認や設計図など、その部分は実施していくことになります。
次に4点目、業者の関係でございますけれども、建築工事の場合、大工というかそういう部分が主な工事となりますけれども、基礎や土工、いろいろな工種がありますので、その部分につきましては町外業者が入っております。そのへんについては把握しておりません。以上です。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 答弁をお聞きして、全体的に見て弱いという感じを受けました。
1点目の関係ですが、業者と協議をしたいという話でありましたが、私は前段で申し上げましたように、表示することによって手抜きをしないで、しっかりとした建物にしようという働きも出てくるだろうということもあります。これは、一度表示すると、ずっと引き続き町民の目に晒されるわけでありますから。責任をもって施工するという立場から、課長は業者と協議をしたいと言いましたけれども、「それはいい提案だ、そのようにしたい」とくるのかと思ったんですけれども。そこは残念だということであります。したがって、表示していく方向で努力したいとか、そのようにはなりませんか。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 原議員が言われたような方向で、協議させていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 2点目です。2年ないし10年というようなことを言われましたけれども、今、住宅というのは最低10年くらいは保証を付けていると、何から何まで10年とはなりませんけれども、使用部分についてはそのくらいのものが多いのではないかと考えております。
したがって、今言われた2年と言われた部分は、どの部分をもって2年と言われたのか、説明をしていただきたいです。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 瑕疵担保ということで条項を定めております。故意だとか、そういう重大な部分ではないという部分で2年ということで、たとえば、細かい話だといろいろな例があると思いますけれども、ドアの関係ですとか、床の関係、排水の関係、そういう部分なのかと押さえております。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) よく理解できなかったのですが、細かい部分がどうだとか言われましたけれども、そういうものについては、2年ということを言われたのでしょうか。このへんはどうなんでしょうか。
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○議長(加来良明) ここで休憩いたします。
(答弁調整中)
○議長(加来良明) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 一般的には、先ほど申し上げた小規模な部分といいますか、そういう部分につきましては2年ということです。あとは、構造上の問題ですとか、雨漏りをするだとか、基礎の部分にいろいろ支障が生じた場合、それについては重大なものということで10年ということにしております。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) わかりました。そういうことであれば理解いたします。
3点目、管理・監督について現地に入って確認をするということですが、それぞれ7棟ですから、どういう建てかたになるのか、時期がずれるのかどうかわかりませんけれども、比較的多めにいこうとされているのか、建てあがるまでに、1回1回いこうとされているのか、そのへんの構想というか、そのへんはあるのかないのか、このへんはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 今回、実施する公営住宅ということでかなり大規模な工事になるので、戸数も多いということで、できる限り現地を確認させていただきながら進めさせていただきたいと考えております。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 4点目、先ほどの答弁から見ると、把握していないということでありました。
以前も、別な交付金の際にも町外の業者について問題点を指摘したことがありますが、今回の住宅に関しては、特に地元業者を優先して町外から基礎工事はどこどこ町の誰がやったとか、後から町民があの地域ではよく目を光らせておりますので、そのようなことがあって指摘されることのないように最大限努力してほしいです。業者にその旨をしっかりと伝えて、町内の業者がしっかりと対応できるように考えるのですが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 先ほどいろいろと申し上げましたけれども、それぞれの建築業者のつながりもあるかと思いますけれども、原議員がおっしゃられたことがないように、お話ししていきたいと考えております。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。