平成24年第5回臨時会(10月31日_日程5)
○議長(加来良明) 日程第5、議案第66号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定について、議案第67号、平成24年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の設定について、以上、2件を一括議題といたします。
本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。
○副町長(金田正樹) 補正予算の議案2件につきましてご説明申し上げます。
議案第66号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定についてご説明申し上げます。
総額に歳入歳出それぞれ1,251千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,620,497千円とするものでございます。
歳入よりご説明申し上げます。
15款2項2目、民生費道補助金につきましては、児童虐待防止体制の強化をはかる、児童虐待防止対策緊急強化事業、これの採択による補助金418千円の追加でございます。
続きまして、18款1項1目、財政調整基金につきましては、今回の補正にかかる調整額833千円の追加でございます。
7頁、歳出にまいります。
2款1項3目、財産管理費につきましては、先ほど行政報告で申し上げました、清水消防署の庁舎建設用地にかかる土地購入費として541千円を追加するものでございます。
今回の補正により、消防庁舎の予定地の購入予算総額が26,541千円となるものでございます。なお、今回補正の議決をいただきました後に、雪印メグミルク株式会社と仮契約を締結し、次期議会におきまして財産取得の議案を提出する予定でおります。
次に、3款2項1目、児童福祉総務費につきましては、歳入でご説明させていただきました。児童虐待防止対策緊急強化事業、この事業費としまして、職員研修参加の旅費、また啓発パンフレット等の消耗品の購入費、さらに子育て支援事業で使用するフロアマット等の備品購入費をあわせて418千円を追加するものでございます。
6款1項8目、集落排水事業費につきましては、集落排水事業特別会計の補正にともなう繰出金292千円の追加でございます。
以上、一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。
続きまして、議案第67号、平成24年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきまして、ご説明申し上げます。
総額に歳入歳出それぞれ292千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ83,680千円とするものでございます。
歳入よりご説明申し上げます。
5頁をお開き願います。
3款1項1目、一般会計繰入金につきましては、本補正予算の財源を一般会計繰入金で調整するもので292千円の増額でございます。
6頁歳出にまいります。
1款2項1目、管渠管理費の11節、施設修繕料ですが、防水管の閉塞にともなう修繕箇所等の増加により136千円を増額するものでございます。
15節の工事請負費につきましては、住宅の新築にともないまして、公共汚水桝を設置する必要が生じたことから、工事費として156千円を増額するものでございます。
3款1項1目、公債費の元金につきましては、特定財源のみの補正でございます。一般会計繰入金と一般財源との変更でございます。
以上、集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についての説明とさせていただきます。
以上で、議案第66号、議案第67号、一括しての説明とさせていただきます。ご審議よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
8番、中島里司議員。
○8番(中島里司) 総務費の公有財産購入費の関係です。
これについて541千円ということで、増額になっております。これは、副町長の説明がうんぬんではありません。この541千円増額をするのに、当初予算で見ている2,600万円の範囲内に収めるという検討はされなかったのかどうか、ということでございます。というのは、9,800平米、この敷地面積がなければ消防庁舎が建てられないというわけではありません。極端なことをいえば、10センチとか15センチまで分筆が終わっていないわけですから、そのなかで検討されなかったのかということが1つです。
それと同時に、当初予算を3月に検討をした結果、そこに決まって、9,800平米がなければ庁舎が建たないわけではないと思います。そこで、土地を何センチか分筆するときに、予算の範囲内で収まる面積にするという検討もして相手方とお話をしたのかどうか、であれば、ここに予算の範囲内でこれを出さなくてもいいですよね。2,600万円の範囲で売買契約だけ結べれば、それをあえて541千円の補正をしなければならない強い考えかた、それを他に予算の範囲内で何とかする方法はなかったのかという協議をされたのかどうかお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(八木正明) 今のご質問でございますけれども、この土地の交渉経過につきましては、3年くらい前からずっと続けさせていただいて、あの土地の全体の面積が三筆なんですけれども、23,000平米ほどございます。過去に、消防団との話し合いのなかで、あの土地を消防庁舎として活用するのであれば、どのくらいの面積が必要なのかという部分で、縦が約108メートルくらいあり、奥行きがあるのですけれどもそれの90メートルくらいは絶対に必要だと、それで9,800平米程度になります。そういう話し合いのなかで、あの土地を使うことになれば90メートルという部分が必要だということになったところでございます。
その後、あの土地の購入にあたり交渉を行うなかで、約半分程度の面積が必要だということで90メートルという部分の交渉をさせていただいております。その90メートルの縦108メートルのなかで約9,800平米、この面積のなかでお話をさせていただいたという経過がございました。その後、価格について町の土地の評価額を含めて、それから逆算したようなかたちのなかで雪印側と交渉をさせていただき、この行政報告をさせていただいた26,541千円となったところでございます。
今、議員が言われるような2,600万円以内でということも考えられない部分ではありません。当初の計画で、消防団との話し合いを含めて90メートルという部分のものがあったということのなかで、交渉を進めたということでございますので、26,541千円という金額になったという経過でございます。以上です。
○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。
○8番(中島里司) 雪印のほうの協議を重んじます。消防との協議も尊重します。3月の議会で審議したことはどういうふうに捉えているのでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(八木正明) 3月議会で提案させていただいた2,600万円、この金額につきましては、数年前から交渉をしているなかで、あの土地を購入するにあたって、雪印側の方と話し合いを、これは正式な金額をいくらにするという正式な部分ではございませんけれども、価格をいくら程度にするかという話し合いのなかで、約2,500万円から3,000万円程度というお話も向こう側から出たところでございます。こちらも、当初は2,000万円から2,500万円程度というような希望のなかで話し合いを進める部分では、その価格を当初予算として計上する部分では2,600万円、これは向こう側に提示させていただいている部分でございます。2,600万円の金額で3月の当初予算では計上させていただいたという経過でございます。
今回、約9,800平米を購入する際に、具体的に土地の金額の交渉を行うにあたって、土地の評価額から追っていって一般的な売買価格としてどの程度になるのか、そして、23,000平米のうち9,800平米なのでそれから逆算したなかで26,541千円というような価格を向こうに提示させていただいて内諾を得ました。このような経過でございます。
○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。
○8番(中島里司) しつこいような気もしますが、今のお話で私がお話しているのは、どこを大事にするのかということ、窓口として全体を大事にしなければなりません。しかし、片方だけおりて、片方の全部をいいというのは交渉ではありません。子どもと同じで強いもの勝ちです。
9,800平米という面積にこだわっておりますが、それを強調する意味がないと思っております。消防関係者がここにおられますけれども、これが9,780平米でも庁舎が建たないとは言わないと思います。ですから、そのへんが十分議論されてこうなったというならばわかるのですが、飛び飛びでやっていて、最終的には、総務課長が一生懸命お話してくれたこと、私は担当課長として一生懸命頑張っておられると感じます。ですが、そちらの立場もわかります。3月の議会で審議したという立場の人間としては、そう簡単に「そうですか」ということになるのかという疑問を持っております。そういうことで、これについて質問をしているわけです。
今のお話では変わりようがないだろうと思いながら、ここで補正が通ったとしても、こういう意見もあるということ、議決されれば最終の詰めです。今一度補正は補正として、現状というものを話し合いのなかで議会で出たこととして伝えてもらいたいです。9,800平米でなければ建たないということではないでしょう。2,600万円というのを尊重しなければならない、そのへんについて窓口として十分踏まえたなかで詰めの交渉としていただきたいと思うのですが、そのへんの考えかたはいかがかお伺いをして終わりたいと思います。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 3月の当初予算で2,600万円という提案をさせていただきました。行政を執行する身として、予算の範囲内で執行していくということは当然の義務かと思います。
面積の関係で、90メートルを確保するということでお話をしました。相手方にも2,600万円の予算しかないと正直に話させていただきました。そういう過程のなかで、細かい数字の積み上げで最終的にこういう数字になったわけでございます。決定ではありません。お話をさせていただきますけれども、交渉が下手だと言われればそれまでかもしれませんけれども、精いっぱい努力してまいります。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 民生費の備品購入のフロアマットについてなのですが、もう少し詳しく説明をお願いします。
○議長(加来良明) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 備品費356千円の内訳ですが、検診等に使うもの、きずな園で指導等に使うものということで、ロッカーや子どもの遊ぶバランスストーンという遊具、発達支援で使う平均台、椅子、テーブル、ICレコーダー、これは子どもとのやりとりを録音して発達支援の参考にするというものでございます。それとフロアマットは、保健センターの子育て支援事業で使う際に、床に敷いて子どもが怪我をしないようにというものでございます。以上です。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 先ほどの説明ではフロアマットが356千円もするのかと思ったので、フロアマットだけではそんなにしないですよね。
○議長(加来良明) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) フロアマットは136,000円の予定です。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
4番、木村好孝議員。
○4番(木村好孝) 民生費に関連して質問いたします。
全国的に虐待の問題が増加傾向にあって、それにともなう国の緊急対策としての補助金対策と受けとめているのですが、その点は間違いないのでしょうか。
○議長(加来良明) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) そのとおりでございます。
○議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。
○4番(木村好孝) 歳出にかかわってなのですが、当町として虐待の現状にかかわっての新たな緊急対策として、備品購入や出張関係の支出となっています。虐待そのものに対する新たな取組みの必要性はどうなっているのかお伺いします。
○議長(加来良明) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(細野博昭) 本町の取組み自体は、今年度新たにということではありません。昨年度からこの補助金を使って、この対策を行っております。
本町におきましても、虐待の通告、町民の方々からそれらしき状況があるという連絡は0件ではございません。何件か受けてございます。それらに対して、新たな取組みといたしまして、子育て支援課の職員が具体的に家庭のなかに入り、いろいろな生活のお世話をするということで1週間に1回家庭訪問するということも取組んでおります。0件になるようめざしておりますが、行政の職員だけでは難しい部分もありますので、町民の皆さんで見守っていただきたいと思っております。そのようなことを今年度から取組んでいるところです。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
これで、質疑を終わります。
○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第66号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
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○議長(加来良明) これより、議案第67号、平成24年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。