平成24年第5回臨時会(10月31日_日程6)
○議長(加来良明) 日程第6、議案第68号、物品の取得についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。総務課参事。
○参事(堀田政洋) 議案第68号、物品の取得について提案理由のご説明を申し上げます。
物品名につきましては、大型バス(スクールバス)1台、方法につきましては、平成24年10月11日、3社による指名競争入札の結果、落札によるものでございます。
指名業者につきましては、東北海道いすゞ自動車数式会社、東北海道日野自動車株式会社、三菱ふそうトラック・バス株式会社北海道ふそうでございます。
契約金額につきましては、消費税込で24,172,440円でございます。
契約の相手方は、帯広市西20条北1丁目3番地2、東北海道いすゞ自動車株式会社帯広支店、支店長、青木明でございます。
納入・工期につきましては、契約の日から平成25年1月31日を予定しております。また、入札の落札率につきましては94.4%でございます。
以上、議案第68号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 3月の予算審査委員会でも議論させていただきました。春先まで相当期間もありますので、質問させていただきたいと思います。質問については5点にわたってお尋ねいたします。
1点目、ただいま説明を受けましたが、3月の予算措置以降7カ月以上経過しております。3月の段階では6月または9月にというような話もございました。もう11月になろうとしております。これだけ長い期間発注できなかったという理由はなんでしょうか。地方交付税等も市町村についても延期されたという流れもあるようですので、これから大変だという思いもしますので、1点目をお尋ねいたします。
2点目、3月の予算審査委員会のなかでも議論をさせていただきましたが、今年度1台購入をして以降、来年以降も順次新車を購入するということを明言されております。したがって、台数については全体で7台あるわけですから、あと6台の新車購入が今後予想されるということになろうと思います。
その新車全体を買うと1億5,000万円から1億6,000万円くらいになるでしょう。そのくらいの経費をかけて新車を購入したあかつきに、今まで申しておりました、委託契約で行っておりますが、この契約方法をずっと続けて今後もやっていくということなのか、また、いろいろと方法を模索しながら最良の方法を取り入れていきたいというのか、このへんの考えについてを2点目にお尋ねいたします。
3点目です。運転手のオペレーターの件なのですが、65歳以下ということが原則だと、私にお答えしていただいております。7台のバスですから、代替のオペレーターを含めると、相当数の人員を確保しなければ運行がままならないような状況になるでしょう。したがって、私が常々申し上げておりますように、専門の修理工場等を備えたようなところにおまかせしたほうがいいのではないかということも申し上げております。先ほどの質問と重複する面もありますが、そういうことを含めて、他町村の例も引き合いに出して、芽室町はどうなのかということをお伺いした時には、芽室町では直営のほうが民間よりも高くついている、200万円ほど高く買ったという話をされております。なぜ200万円高いのか、定かではありませんけれども、なかなか難しいと思っております。
そういうことを含めて考えると、今後、子どもさんを預かる大事な仕事ですから、若くて優秀人に運転してもらおうということを、将来も含めて考えるならば、臨時職員で町が採用をして管理をしていると、そのことによって40代から50代の人を採用することによって、町民も増えてくると思います。こういうことのほうに方向を変えたほうがいいのではないかという思いがありますので、今、この場で明確にお答えをくださいということにはなりませんけれども、方向についてどういう考えなのかお尋ねいたします。
4点目、春先にも申し上げましたけれども、私はすべてのバスを見させていただきました。運転手の方もおりましたので一緒に見させていただきましたが、足回りが非常に傷んでいるということで塩化カルシウムによることだということを強調されておりました。
したがって、今、購入されるバスについては、塩化カルシウム対策について考えておられるのかどうか、このへんについてお尋ねいたします。
5点目、スクールバスが新車になりますが、この新車に対してカラフルな表示をしてはどうかという提案をしてみたいと思っております。清水町は四景プラス1ということで、素晴らしい景色が清水町の売り物ですよということを言っているときでありますので、新車の段階ではそうお金もかからずにいいものができるのではないかという思いがあるのですが、考えられるのか、考えられないのかお尋ねいたします。
以上、5点、長くなりましたけれどもよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(松浦正明) 1点目から順番に説明していきたいと思います。
1点目のご質問ですけれども、3月の予算審査の時点での購入時期から大分時期がずれているということでございます。3月には内示6月上旬ということで、6月くらいに入札ということで進めている予定でございました。しかし、補助申請については当初通りで進めていたわけですけれども、文部科学省のほうから内示の連絡が遅れておりまして、その途中何度か局を通じて「まだなのか」という質問をさせていただいております。そのなかで、実際に9月20日の夜6時くらいに局のほうから、9月18日付で交付内定が文部科学省から出たということで連絡がございました。そのなかに購入の手続きを進めてもいいという旨のメールが入ったところでございます。その翌日、総務課等と協議をし、9月16日に指名委員会、10月11日に入札ということで、今回、議会に提案させていただきました。よろしくお願いします。
2点目の、今後も新車の購入をするのかというご質問だと思います。
当初、総合計画を考えるなかでも、購入するというかたちで、3月にも同じように運行委託という方向のほうが結果的に安いという結果になりましたので、現在、そういうふうに進んでいるところでございます。また、来年度以降の総合計画のローリング自体はこれから検討するところでございますけれども、担当課としましては、新車購入予定で考えているところでございます。
3点目、運転手の確保の関係です。若い専門の運転手がいいのではないかということでございますが、スクールバスについては、朝早い時間から夕方遅い時間、時間的に不定期な部分もございます。実際に他のバス業者に委託をしても、1日中、朝から晩まで運転を継続しているわけではないので、若い方の条件付きの採用では難しいのではないかというお話もございました。他のところでも、60歳くらいの方にやっていただいていることも事実なので、そこらへんは難しいということでございます。これにつきましては、今後も総合計画等を勘案して、途中から変えることもありますけれども、その部分は検討して、今後も継続して購入したいと考えております。民間委託については同様に運行委託で考えているところでございます。
4番目の足回りが悪くなっているということですが、塩化カルシウム対策ということで、今のスクールバスにおきましても、洗車等をできる限りしています。それでも老朽化にともなって、毎日できるというわけではございませんので、どうしても足回りが錆びてくるということがあると思います。天気のいい日は、できるだけ洗車等をしていただくようにお願いするかたちになるかと思います。
5点目、表示ということでございますが、今回につきましては、あくまでも入札段階で、仕様のなかではそういうことがうたわれておりませんので、今回は困難だと思います。誰が見てもスクールバスだという部分も必要だと思います。スクールバスはその他に、生徒を他の大会等に乗せていく場面もございますので、ここらへんの表示ができるかどうかということについては検討したいと思います。今年については厳しいです。以上です。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 1点目の質問については、担当課等々の関係ではなく、国のほうから相当遅れてきていて、最終的にこのようなかたちになったということでありますので、現下の国の情勢どおりの進めかたでなんでも遅れているという感じがいたします。これはいたしかたないことだという気がいたします。
2点目ですが、来年以降も委託契約で続けていくということなのですが、私は、1台2,600万円もする相当高いものなので、より手厚く管理をしてほしいということがあり、常々申し上げております。先ほど洗車もしているというお話でしたけれども、冬は塩化カルシウムを使用している時期なので洗車の頻度を高くするということにしても、寒いときに洗車できるのかということもあります。これは大変だと思いますけれども、工夫一つすることによって、あそこに給食センターがありますから、いろいろな洗い物をしていて、お湯を使ったりしたやつを捨てるようなことがあれば、どこかに流していって、そのなかで若干ぬるま湯を使うことができるのであれば使えるでしょう。または、洗車機を1台購入してお湯でやるという工夫をすることによって、相当長持ちするのではないかと考えておりまして、委託先が全くしていないというわけではありませんけれども、自分の車と同じような扱いでやってほしいということを思っております。
町民からも、「自分のハイヤーは嫌になるほど洗っているけれども、なぜスクールバスはそのくらいやらないのか」ということも言われております。そのくらい下部が腐るようであれば、腐らない方法をしっかりとサポートできないのかということも含めて、先ほどの質問にも絡みますけれども、そんな意見がありました。
委託先について、もうこれからは委託先にやらせたらどうだというお話をしておりますけれども、来年以降も、現下の情勢下でやるということですので、この部分についてはいたしかたなく継続しなければならないという気がいたします。
これから先どういうことになるかはわかりませんけれども、これから4年から5年をかけて、すべて新車になったときに、現行どおりでやれるのかやれないのか、これも定かではないと思います。オペレーターがいるのか、いないのかもわからない現状のなかでも、私には65歳以下をめどにと言っておりますけれども、今見ても、68歳の方が臨時で運転しているということは、運転手そのものがなかなかいないので、新得町から清水町へオペレーターが出向いて運転していると、どこの町も人員不足なのではないかという気がしますので、今後、そういうことを踏まえて、全体的に見直していくということで答弁いただけないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 教育長。
○教育長(伊藤 登) それではお答えさせていただきます。
まずは、65歳をめどにというお話からさせていただきます。
今、議員が言ったように、人員が不足している状況で、委託会社も大変苦労をしているのではないかと思います。しかし、委託する町としては、条件にあった方々について運転手の確保を努力していただきたいという旨を申し上げておりますので、今後についても、そのような方針でいきたいと思っております。
冬場の塩化カルシウム対策ということでありますが、乗用車もそうですが、塗装等で恒久的な部分でいけば、塗装防錆対策といいますか、こういう部分も考えられますので、この部分も含めて車検の時に予算を入れてやっていけば長持ちもしますし、洗車の手間も省けるのではないかと思っております。
洗車機については1台備え付けてあります。
給食センターの排熱については、現在のボイラーは蒸気ボイラーということで、この蒸気を温水に換えるということは熱交換しなければならないので、これにまたお金がかかります。そのへんは考えさせていただきたいと思っております。
さきほど、カラフルな塗装の関係について課長から答弁させていただきました。このへんについて、町のPR等を含め、できることであればそのへんも考えていきたいと思っているところであります。
以上、答弁といたします。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 3点目の質問については、その程度にしておきたいと思います。
錆の防止対策について、教育長からお話をいただきました。カーボマスチック15という素晴らしいものを調べてあるとありました。自分のところで足回りに塗装することによって防げるというデータもあるので、特に、今回以降入ってくる新車については、他町村では10年しか使わなかったというならば、うちは30年使うというくらいの意気込みで大事に使ってもらいたいです。そういうことを踏まえて、課長が私に言ったようなことに近いような話もされておりましたので、これから新車が入るのは1月といっておりますので、ちょうど塩化カルシウムを使うような時期ですので、その対策について努力してほしいと思います。そのことについて努力するということについてはよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(松浦正明) そのように、どの車も大切に扱いたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 最後の質問になりますけれども、バスの表示の関係です。過日終わった、千年の森のコマーシャルが入ったバスが町中を数カ月走っておりましたけれども、見ただけで千年の森に行ってみようという気もするでしょうし、また、スクールバスといえども町外のほうに行くことも結構あるということからすると、車両全体を派手にするということもあるのかもしれませんが、スクールバスということが一目瞭然でわかる方法はいろいろとあると思いますので、特に、景色を売り物にしている清水町なので、7台も新車になれば、清水町の景色は素晴らしいということがわかるくらいならばやってもいいのではないでしょうか。
私は、日野自動車の工場を見学したことがあります。注文してからつくるので、ドカンと音がすると流れ作業で流れてくるのを見ると、こんなに簡単にバスの車体ができるのかということを見たことがあります。町が発注した段階で、こういう考えがあるのでということを言えばどうにでもなるのではないかという気がしますので、全体で相談してもらえないかと思いますがどうですか。
○議長(加来良明) 教育長。
○教育長(伊藤 登) スクールバスらしく、範囲以内で表示するということについては検討させていただきたいと思っております。
ただ、塗装ではなくシールみたいに貼るものもあります。そのようなかたちのなかで検討できればと思いますが、いかんせん、スクールバスという限界がありますので、そのへんも含めて検討をしながらいきたいと思っております。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第68号、物品の取得についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。