北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年第6回臨時会(11月30日_日程4)

○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。行政報告を1件申し上げます。
 低気圧の影響による町道の被害状況及びその対応について、ご報告申し上げます。
 低気圧に伴う雨は、11月6日の夕方から降り始め、翌7日朝方から雨足を強め、同日深夜に降り止むまでの間、帯広開発建設部所管の上清水観測所及び帯広建設管理部所管の御影新生観測所での総降雨量は、それぞれ118ミリメートル、128ミリメートルを観測する大雨となったところです。
 この低気圧に伴う大雨により、11月7日から8日にかけて道路パトロール及び被害調査を行ったところ、熊牛屈足間道路外26路線で路盤砂利流失、側溝土砂堆積、構造物の被害等が発生いたしました。被災箇所の詳細につきましては、別添「大雨被災箇所位置図」のとおりであります。
 被災箇所の復旧につきましては、被害が軽微な路面流失の路線は、7日から路面整正及び砂利敷等の復旧工事を町直営により実施し、また、道路側溝整備などの路線につきましても、災害復旧工事として工事の発注を済ませているところであります。被災に係る緊急的な復旧費用につきましては、補正予算の専決処分により対応させていただき、今議会にご報告させていただくこととしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上、低気圧の影響による町道の被害状況及びその対応についての行政報告といたします。

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 道内でも、現在、室蘭のほうでは大きな風がふき、鉄塔が倒れて、今日の段階で復旧されるような報道がされており、大変な事態となっております。
 今、町長から行政報告がありましたが、私どもの町でも128ミリメートル程度の雨で27路線にも及ぶ被害が発生しているということからみて、何を聞きたいかというと、清水町のなかでこれ以上、この程度の雨量で崩壊が起きたり、あるいは崩壊しそうな箇所、通行している途中で乗用車が埋まってしまうということがあると大変なことになります。現状、そのような箇所は押さえているのでしょうか、また、そういうところはなく、あっても、今27路線で起きている被害程度のもので終わるのではないかと、このようなことであればいいのですが、そのような箇所がもしあれば、今の地球は相当壊れてきていると、皆さんは感じていると思います。事前に、この箇所について、このくらいの雨が降った時には通行止めにするだとか、そういう対応が必要なのではないかという気がいたします。こういう箇所はあると押さえているのか、問題ないと押さえているのか、このへんを1点お尋ねいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今回の大雨で128ミリメートル、これにつきましては、昨年と一昨年にも台風がございました。1日の雨量は去年の台風に匹敵するくらいの雨量ではないかと押さえております。
 今回の被害箇所は27路線ということで、かなりの数の被災を受けているわけでございます。その27路線につきましても、今回の被災につきましては、22路線ほどはほとんど砂利道の路面流失といいますか、軽微な被災ではないかと押さえております。この雨量につきまして、200ミリメートルだとか、それ以上の大雨については今後予想されるわけでございますけれども、危険な箇所といいますか、堀割の深いところだとか、盛土の高いところ、そういう部分につきましては、雨量によっていろいろな被災の状況が起きることが予想されますけれども、そういう部分につきまして大雨が降ったときにはパトロールを実施しております。しかし、予想できる箇所を特定するのは難しい部分がございます。先ほども申し上げましたとおり、道路の勾配の急なところや堀割の深いようなところ、そういう部分については、今後もパトロール等で十分調査をしながら実施していきたいと考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 担当課長から答弁をいただきましたが、今の答弁の内容からすると、そう心配するようなものではないと、事前に車で回って危険箇所を察知するだとか、そういう方法で対応できているのかという気がいたします。
 私が先ほど言いましたように、砂利が若干崩壊していたり、路肩が少し崩れているなど、この程度のものであればいいのだけれども、そうでなく、崩壊して車が事故にあうだとか、そういうような危険な箇所はないのですかと、お伺いしているので、そのへんはどうなのかもう一度お尋ねいたします。

○議長(加来良明) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) それは雨量によると思いますけれども、道路の法面の深いところだとか、そういう場合につきましては、雨量により被災を受ける可能性が出てくるのではないかと思いますので、その部分につきましては、事前にパトロールしますが、その段階で事前にバリケードを設置するなり、そのような対応をとっていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 町職員がそういう箇所について事前に巡回したり、いろいろとされると思いますが、町と無線連絡がしっかりと取れて、対応ができるということになっているのか、このへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 防災無線を搭載した車でパトロールしておりますので、そのへんは役所と通じていることになっております。

○議長(加来良明)
 他に質疑ありませんか。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 災害復旧のときに、ここに行政報告されているのは、都市施設課所管ということですが、幸い時期が時期で畑作の大きな被害について聞いてないのですが、なかったわけではないだろうと思っております。
 それらについて、こういった雨というのは予測できないものがありますし、予測をして万全を期せば、初期投資的なものがかかるだろうという感じがしております。このなかに農業的なものが全くなかったという理解でいいのでしょうか、というのは、たまたま収穫時期に私に連絡をいただきました。そこに行ってみたら冠水していました。これは担当課が対応してくれたと思っておりますが、どうも担当課だけで対応しているようにみえました。こういう場合は、農業関係もこれだけの畑地面積があるわけですから、道路面だけではなく、専門的な部分で横の連携を取りながら対応していくと、そういう体制というのを今後考えられないでしょうか。それと、農業関係で直接、産業振興課に被害的なものの報告はなかったのかどうか、あるいは調査をしたのか、報告がなかったのか、そのへんについてお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 今のご質問ですけれども、当日、緊急の通報もございましたけれども、担当2人で町内をパトロールさせてございます。箇所的には2カ所、はっきりと流れ込んできたところと、冠水しているところを見つけております。そちらのほうにつきましては、その都度、対応させてもらっているという状況です。

○議長(加来良明) 1点目について答弁を求めます。
 今後、町として体制をどのように取り組んでいくのかということですが。
 総務課長。

○総務課長(八木正明) 防災担当としてご回答申し上げますけれども、今回の被害についても、防災担当は私ですけれども、都市施設課、産業振興課とそれぞれ打ち合わせをさせていただいて、連携を取りながら今回の対応をさせていただいております。
 以前からもこのような対応を取らさせていただいておりますけれども、今後につきましても、このような対応で行っていきたいと考えているところでございます。以上です。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 総務課長のご答弁で、連携、留守番をして、当然こういう場合は、事務所に誰かそれなりの人が残らなければならないというのは事実であります。であれば、この報告のなかに農業的な部分はなかったとすると、そういう連携を取ったなかで理解しやすいです。そのへんを口頭でお聞きしましたので、問題はなかったのだろうというふうに思っております。これらについてこれからも、70ミリメートルから80ミリメートル以上になったらそういう体制を取っていくんだというようなものを内部で周知をして、直せるものは直す、その場で直せるものは少ないと思いますが、速やかな対応を取れるように、幸い、うちの町は災害が少ない町だと思っておりますけれども、油断なく、そういう対応を普段から取っていただくということで、内部でまとめていただければと思います。というのは、農業関係にかかわるのですが、本当は暗渠・明渠が機能しているのか、表から見てうんぬんではなくて、暗渠や明渠でかなり古いものもありますので、そういうものもこういう機会にしっかりと把握をして、町の基盤である農業について検討し、そういうものは担当課から執行側に逆に持ち上げていく、逆にということはチャンスです。そういう理解をしていただくという部分では、総務課長は取りまとめ役として、トータル的なもので判断していただく、そのためには情報をより速やかに、そして多く得られるような体制を改めて検討願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(八木正明) 今後の対応につきまして、先ほどもご答弁申し上げましたように、連携を取ったかたちで対応させていただくというかたちでございます。
 現在、町の防災計画の見直しをしている途中でございます。職員の初期対応マニュアル等につきましても、この計画のなかで作成する予定でございますので、現在行っているような部分も含めて、そのなかで明記をして、職員に周知をして徹底を図っていきたいと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 中島議員の質問に関係し、農業被害の関係です。
 低気圧の影響によって秋の農作業が遅れ、収穫作業も遅れました。いまだに収獲していないということが実際にあると思いますが、それを、この低気圧の被害として受けとめるのかどうか、そのへんの位置づけはどのように考えているのかお伺いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 今のご質問ですが、大雨についての被害を今回の農作物の作業の遅れにつながるのかというご質問だと思います。因果関係がかなり難しいと思います。今すぐに、こっちがこっちにくっついているとか、くっついていないとかというのを私のなかでは判断しきれないことだと思います。
 作業の関係で遅れたということもあるかと思いますが、現在、基盤整備、特に暗渠排水の関係で、今年の春から来年も続けて行うわけですけれども、そういったもので冠水だとかが相当まぬがれるといったようなことで作業が進むのであれば、例えば今回は冠水のおかげで遅れたということになると、当然、作業の遅れに関連したものであろうと思います。
 よって、今後、そういったことに対して対応できるように、来年度もその基盤整備事業がありますので、そちらでのほうで冠水だとかそういったものに対して、対応したいと思います。今回、1カ所を根本的にずっと冠水だとかでやっているようなところがございますので、そこについても、そこの地元の農家の方とお話をしながら明渠なりで対応しようということで進めてございます。もし遅れているのがそうであれば、確かにそうなのかという解釈はしております。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) それは結構でございますけれども、何らかの方法で町の農業被害というものを報告すべきだと思います。今後において、何らかの被害で報告することになるかどうかについて確認します。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) このあとに農協とも相談をさせていただきますけれども、そちらのほうで、これはそういった被害ということで考えていれば、そういったものを相談して協議させてもらったうえで、12月に行政報告をさせていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで行政報告は終わりました。