北海道清水町議会

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平成24年第6回臨時会(11月30日)

○議長(加来良明) 平成24年第6回清水町議会臨時会を開会します。
 本日の会議を開きます。(午前10時00分)


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○議長(加来良明) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
  11番 田中勝男  議員
  12番 口田邦男  議員
  2番  角川徳寿  議員 を指名いたします。


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○議長(加来良明) 日程第2、会期決定について議題とします。
 おはかりします。
 本臨時会の会期は、本日1日にしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 会期は、本日1日と決定しました。

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○議長(加来良明) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。

(諸般の報告 事務局長 朗読)

○議長(加来良明) これで諸般の報告を終わります。

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○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。行政報告を1件申し上げます。
 低気圧の影響による町道の被害状況及びその対応について、ご報告申し上げます。
 低気圧に伴う雨は、11月6日の夕方から降り始め、翌7日朝方から雨足を強め、同日深夜に降り止むまでの間、帯広開発建設部所管の上清水観測所及び帯広建設管理部所管の御影新生観測所での総降雨量は、それぞれ118ミリメートル、128ミリメートルを観測する大雨となったところです。
 この低気圧に伴う大雨により、11月7日から8日にかけて道路パトロール及び被害調査を行ったところ、熊牛屈足間道路外26路線で路盤砂利流失、側溝土砂堆積、構造物の被害等が発生いたしました。被災箇所の詳細につきましては、別添「大雨被災箇所位置図」のとおりであります。
 被災箇所の復旧につきましては、被害が軽微な路面流失の路線は、7日から路面整正及び砂利敷等の復旧工事を町直営により実施し、また、道路側溝整備などの路線につきましても、災害復旧工事として工事の発注を済ませているところであります。被災に係る緊急的な復旧費用につきましては、補正予算の専決処分により対応させていただき、今議会にご報告させていただくこととしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
 以上、低気圧の影響による町道の被害状況及びその対応についての行政報告といたします。

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 道内でも、現在、室蘭のほうでは大きな風がふき、鉄塔が倒れて、今日の段階で復旧されるような報道がされており、大変な事態となっております。
 今、町長から行政報告がありましたが、私どもの町でも128ミリメートル程度の雨で27路線にも及ぶ被害が発生しているということからみて、何を聞きたいかというと、清水町のなかでこれ以上、この程度の雨量で崩壊が起きたり、あるいは崩壊しそうな箇所、通行している途中で乗用車が埋まってしまうということがあると大変なことになります。現状、そのような箇所は押さえているのでしょうか、また、そういうところはなく、あっても、今27路線で起きている被害程度のもので終わるのではないかと、このようなことであればいいのですが、そのような箇所がもしあれば、今の地球は相当壊れてきていると、皆さんは感じていると思います。事前に、この箇所について、このくらいの雨が降った時には通行止めにするだとか、そういう対応が必要なのではないかという気がいたします。こういう箇所はあると押さえているのか、問題ないと押さえているのか、このへんを1点お尋ねいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今回の大雨で128ミリメートル、これにつきましては、昨年と一昨年にも台風がございました。1日の雨量は去年の台風に匹敵するくらいの雨量ではないかと押さえております。
 今回の被害箇所は27路線ということで、かなりの数の被災を受けているわけでございます。その27路線につきましても、今回の被災につきましては、22路線ほどはほとんど砂利道の路面流失といいますか、軽微な被災ではないかと押さえております。この雨量につきまして、200ミリメートルだとか、それ以上の大雨については今後予想されるわけでございますけれども、危険な箇所といいますか、堀割の深いところだとか、盛土の高いところ、そういう部分につきましては、雨量によっていろいろな被災の状況が起きることが予想されますけれども、そういう部分につきまして大雨が降ったときにはパトロールを実施しております。しかし、予想できる箇所を特定するのは難しい部分がございます。先ほども申し上げましたとおり、道路の勾配の急なところや堀割の深いようなところ、そういう部分については、今後もパトロール等で十分調査をしながら実施していきたいと考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 担当課長から答弁をいただきましたが、今の答弁の内容からすると、そう心配するようなものではないと、事前に車で回って危険箇所を察知するだとか、そういう方法で対応できているのかという気がいたします。
 私が先ほど言いましたように、砂利が若干崩壊していたり、路肩が少し崩れているなど、この程度のものであればいいのだけれども、そうでなく、崩壊して車が事故にあうだとか、そういうような危険な箇所はないのですかと、お伺いしているので、そのへんはどうなのかもう一度お尋ねいたします。

○議長(加来良明) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) それは雨量によると思いますけれども、道路の法面の深いところだとか、そういう場合につきましては、雨量により被災を受ける可能性が出てくるのではないかと思いますので、その部分につきましては、事前にパトロールしますが、その段階で事前にバリケードを設置するなり、そのような対応をとっていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 町職員がそういう箇所について事前に巡回したり、いろいろとされると思いますが、町と無線連絡がしっかりと取れて、対応ができるということになっているのか、このへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 防災無線を搭載した車でパトロールしておりますので、そのへんは役所と通じていることになっております。

○議長(加来良明)
 他に質疑ありませんか。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 災害復旧のときに、ここに行政報告されているのは、都市施設課所管ということですが、幸い時期が時期で畑作の大きな被害について聞いてないのですが、なかったわけではないだろうと思っております。
 それらについて、こういった雨というのは予測できないものがありますし、予測をして万全を期せば、初期投資的なものがかかるだろうという感じがしております。このなかに農業的なものが全くなかったという理解でいいのでしょうか、というのは、たまたま収穫時期に私に連絡をいただきました。そこに行ってみたら冠水していました。これは担当課が対応してくれたと思っておりますが、どうも担当課だけで対応しているようにみえました。こういう場合は、農業関係もこれだけの畑地面積があるわけですから、道路面だけではなく、専門的な部分で横の連携を取りながら対応していくと、そういう体制というのを今後考えられないでしょうか。それと、農業関係で直接、産業振興課に被害的なものの報告はなかったのかどうか、あるいは調査をしたのか、報告がなかったのか、そのへんについてお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 今のご質問ですけれども、当日、緊急の通報もございましたけれども、担当2人で町内をパトロールさせてございます。箇所的には2カ所、はっきりと流れ込んできたところと、冠水しているところを見つけております。そちらのほうにつきましては、その都度、対応させてもらっているという状況です。

○議長(加来良明) 1点目について答弁を求めます。
 今後、町として体制をどのように取り組んでいくのかということですが。
 総務課長。

○総務課長(八木正明) 防災担当としてご回答申し上げますけれども、今回の被害についても、防災担当は私ですけれども、都市施設課、産業振興課とそれぞれ打ち合わせをさせていただいて、連携を取りながら今回の対応をさせていただいております。
 以前からもこのような対応を取らさせていただいておりますけれども、今後につきましても、このような対応で行っていきたいと考えているところでございます。以上です。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 総務課長のご答弁で、連携、留守番をして、当然こういう場合は、事務所に誰かそれなりの人が残らなければならないというのは事実であります。であれば、この報告のなかに農業的な部分はなかったとすると、そういう連携を取ったなかで理解しやすいです。そのへんを口頭でお聞きしましたので、問題はなかったのだろうというふうに思っております。これらについてこれからも、70ミリメートルから80ミリメートル以上になったらそういう体制を取っていくんだというようなものを内部で周知をして、直せるものは直す、その場で直せるものは少ないと思いますが、速やかな対応を取れるように、幸い、うちの町は災害が少ない町だと思っておりますけれども、油断なく、そういう対応を普段から取っていただくということで、内部でまとめていただければと思います。というのは、農業関係にかかわるのですが、本当は暗渠・明渠が機能しているのか、表から見てうんぬんではなくて、暗渠や明渠でかなり古いものもありますので、そういうものもこういう機会にしっかりと把握をして、町の基盤である農業について検討し、そういうものは担当課から執行側に逆に持ち上げていく、逆にということはチャンスです。そういう理解をしていただくという部分では、総務課長は取りまとめ役として、トータル的なもので判断していただく、そのためには情報をより速やかに、そして多く得られるような体制を改めて検討願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(八木正明) 今後の対応につきまして、先ほどもご答弁申し上げましたように、連携を取ったかたちで対応させていただくというかたちでございます。
 現在、町の防災計画の見直しをしている途中でございます。職員の初期対応マニュアル等につきましても、この計画のなかで作成する予定でございますので、現在行っているような部分も含めて、そのなかで明記をして、職員に周知をして徹底を図っていきたいと考えているところでございます。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 中島議員の質問に関係し、農業被害の関係です。
 低気圧の影響によって秋の農作業が遅れ、収穫作業も遅れました。いまだに収獲していないということが実際にあると思いますが、それを、この低気圧の被害として受けとめるのかどうか、そのへんの位置づけはどのように考えているのかお伺いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 今のご質問ですが、大雨についての被害を今回の農作物の作業の遅れにつながるのかというご質問だと思います。因果関係がかなり難しいと思います。今すぐに、こっちがこっちにくっついているとか、くっついていないとかというのを私のなかでは判断しきれないことだと思います。
 作業の関係で遅れたということもあるかと思いますが、現在、基盤整備、特に暗渠排水の関係で、今年の春から来年も続けて行うわけですけれども、そういったもので冠水だとかが相当まぬがれるといったようなことで作業が進むのであれば、例えば今回は冠水のおかげで遅れたということになると、当然、作業の遅れに関連したものであろうと思います。
 よって、今後、そういったことに対して対応できるように、来年度もその基盤整備事業がありますので、そちらでのほうで冠水だとかそういったものに対して、対応したいと思います。今回、1カ所を根本的にずっと冠水だとかでやっているようなところがございますので、そこについても、そこの地元の農家の方とお話をしながら明渠なりで対応しようということで進めてございます。もし遅れているのがそうであれば、確かにそうなのかという解釈はしております。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) それは結構でございますけれども、何らかの方法で町の農業被害というものを報告すべきだと思います。今後において、何らかの被害で報告することになるかどうかについて確認します。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) このあとに農協とも相談をさせていただきますけれども、そちらのほうで、これはそういった被害ということで考えていれば、そういったものを相談して協議させてもらったうえで、12月に行政報告をさせていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで行政報告は終わりました。

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○議長(加来良明) 日程第5、議案第69号、専決処分の承認を求めることについて、議案第70号、専決処分の承認を求めることについて、以上、2件を一括議題とします。
 本案につきまして、一括して提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(金田正樹) 議案第69号、専決処分の承認を求めることについて、並びに、議案第70号、専決処分の承認を求めることについて、2件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 議案第69号、専決処分第6号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第6号)の設定でございます。
 総額に歳入歳出それぞれ8,152千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,628,649千円とするものでございます。
 補正予算の内容につきましては、ただいま行政報告をさせていただきました11月6日から翌7日までの大雨による町道被害の復旧にかかる予算の計上でございます。
 歳入の補正よりご説明申し上げます。
 6頁をお開き願います。
 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算にかかります調整額8,152千円を追加するものでございます。
 7頁でございます。
 11款1項1目、道路橋梁災害復旧費につきましては、15節10番、熊牛屈足間道路単独災害復旧工事から、8頁にまいりまして、22番、郷愛道路単独災害復旧工事までは、路盤砂利流失などの被害を受けまして13路線それぞれの復旧工事費でございます。あわせまして工事請負費としまして6,896千円の追加でございます。
 16節10番、道路災害復旧用切込砂利につきましては、上熊牛幌内間道路他13路線の砂利敷き道路整形に要します砂利購入費1,256千円の追加でございます。
 以上、専決処分第6号、一般会計補正予算(第6号)の説明とさせていただきます。
 続きまして、議案第70号、専決処分の承認を求めることについて、ご説明申し上げます。
 専決処分第7号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第7号)の設定でございます。
 総額に歳入歳出それぞれ10,613千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,639,262千円とするものでございます。
 補正の内容につきましては、12月4日公示、12月16日執行となります衆議院議員選挙経費の予算計上でございます。
 歳入の補正よりご説明申し上げます。
 6頁をお開き願います。
 14款3項1目、総務費国庫委託金につきましては、国からの衆議院議員選挙事務委託金の交付見込額10,613千円を追加するものでございます。
 7頁にまいります。
 2款4項3目、衆議院議員選挙費でございます。1節、報酬から18節、備品購入費までそれぞれ執行経費を計上してございます。執行経費予算10,613千円の追加でございます。
 なお、18節10番に、選挙用備品につきましては、開票集計システムのソフト及び機器の購入費でございます。開票作業におきまして、各得票束にバーコードを付し集計を行い、あわせて開票録を自動に作成できるシステムの導入でございまして、的確かつ迅速な開票作業を図るものでございます。
 9頁、10頁、11頁につきましては、報酬及び職員手当の補正にともなう給与明細費となってございます。
 以上、専決処分第7号、一般会計補正予算(第7号)の説明でございます。
 以上で、議案第69号、議案第70号一括しての説明とさせていただきます。ご承認につきまして、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第69号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明)
 異議なしと認めます。
 よって、議案第69号は、承認することに決定されました。

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○議長(加来良明) これより、議案第70号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、承認することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
 よって、議案第70号は承認することに決定されました。

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○議長(加来良明) 日程第6、議案第71号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、議案第72号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、以上、2件を一括議題といたします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 はじめに、条例の一部改正する条例の制定について、産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 議案第71号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき、上記条例の制定について議会の議決を求める。例規集につきましては、第2巻501頁からでございます。
 議案説明資料の清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例、新旧対照表等もご覧いただきたいと思います。
 清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正するもので、附則に次の1項を加える、7号、平成24年12月1日から平成25年11月30日までの間に、第3条第1号に規定する運転資金について第8条の規定による申し込みをした者に係る利息の補給については、第7条の規定にかかわらず、利子額に相当する額を交付するものとする。
 附則、この条例は平成24年12月1日から施行する。
 提案理由でございますけれども、経済状況の悪化による町内事業者の事業に必要な運転資金の借入れを支援するため、平成20年12月1日より附則で1年間の期間延長で、毎年11月30日までに借り入れた運転資金に限り、全額利子補給をし、昨年12月より1年間さらに継続してまいりました。償還年数、通常5年の半分、2年6カ月を過ぎると借換えが可能となり、本制度が平成20年12月1日から始まってすでに4年半が過ぎております。
 対象者におかれましては、すでに借換え等の手続きが終了されており、該当者は少ないものと考えます。さらに、現状の金利が2.1%と一定の成果が見られることから、先般、商工会と協議を経て、会報等で会員の方には周知されております。
 その後の国内経済の著しい回復の兆しもなく、11月に内閣府が発表した国内総生産GDP速報値でも、物価変動の影響を除いた実質前期比0.9%の減、年利換算で3.5%の減、それにともなう海外経済への減速で輸出が減り、さらに、エコカー補助金の終了など国内の内需も弱まり、景気の後退色が強まるなどの報道がありました。
 これらの現状と本町の経済状況が必ずしも一致する根拠が見いだせない状況ですが、昨年10月末の道東道、これらの全通により、交通量が増加し、さらに本町で開催された北海道ガーデンショー、それらが終了した後の市街地の状況などについて担当課としまして、聞き取りアンケート調査を実施しました。その際に、事業所からの意見・要望を聞くなかで、本町の景気についてはあまり変化は見られないというような状況、さらに、11月上旬に町理事者と商工会員との懇談会で、期間延長の要望意見、さらに年末年始を今後に控え、町内中小企業の経営も厳しさを増すなど、総合的な判断をし、本臨時議会に提案し、平成24年12月1日から平成25年11月30日までの期間、1年間延長し、利子相当額の補給を続けるものであります。
 なお、今議会に関連する補正予算もあわせて提案させていただきますので、ご審議のほどよろしくお願いしたいと思います。以上、提案理由とさせていただきます。

○議長(加来良明) 次に、一般会計補正予算について、副町長。

○副町長(金田正樹) 議案第72号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてご説明を申し上げます。
 総額に歳入歳出それぞれ2,066千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,641,328千円とするものでございます。
 歳入の補正よりご説明申し上げます。
 6頁をお開き願います。
 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正にかかります調整額2,066千円の追加でございます。
 7頁、歳出にまいります。
 7款1項1目、商工振興費につきましては、議案第71号にてご説明いたしました、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部改正による運転資金利子の全額助成、並びに、借入需要の増加により、補助金2,066千円を追加するものでございます。
 以上、一般会計補正予算(第8号)の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 産業振興課参事から、現下の国内情勢、また、我が町に対する助成等々を含めて説明されました。
 お尋ねすることは2点です。
 この条例については今日議決して、明日から施行するという、まさに切羽詰まった提出をされているわけであります。これほど、緊急を要するものなのかという疑問もありまして、9月の定例会に、参事の一連の話を受けたまわっていても、するべきものではなかったのではないかという気がいたします。何かしら素朴な疑問があるわけであります。
 商工会から正式に文書等々で、9月には提出できなかったけれども、今回は急いで何とか申請するので、認めてもらえないかというようなことがあって急遽このようなことになったのか、このへんお尋ねしたいと思います。
 2つ目です。この近代化資金の利子補給の補助金につきましては、私が調べたところでは平成17年度から調べてみましたところ、当初は645万円から650万円をずっといって、大体500万円から600万円で、平成20年度には700万円くらいになっておりますけれども、平成21年以降、980万円から1,000万円弱でずっときている状況があります。したがって、増えているのかと思ったらそうでもなくこのような状況で、今は900万円台にあると、今年の予算については862万円になるわけですけれども、お尋ねするのは、平成23年12月1日から今年3月31日までに、商工会の商業者から何件ほど、この利子補給にかかわってお願いしたいという申請があるのか、その額はどのくらいなのか、このへんについてお尋ねいたします。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤)
 1点目の商工会からの要請というか、要望についてでございます。先ほどもご説明いたしましたけれども、8月上旬に商工会事務局と今回の9月定例会に向けた協議を行いました。そのなかで、現在の2.1%の金利状況、実質事業者負担が0.6%という状況のなか、繰上償還等の借換えが徐々に減少しているという成果がみられるのではないかということで、商工会の事務局と打ち合わせをさせていただきました。その後、役員会・理事会を経て、会員には会報で周知されている状況でございます。
 その後、国の経済状況と一致するものはございませんけれども、11月9日に町の理事者と役員との懇談会がありました。そのなかで、期間延長での意見がございまして、これから年末年始を控えるなかで、総合的な判断のなかで提案したということでございます。さらに、11月30日で切れますので、それにあわせて各金融機関の駆け込みの要望もありましたので、今回補正もさせていただきますけれども、そういったことでご理解いただきたいと思います。
 それから、平成23年度の実績でございますけれども、全体で185件、これにつきまして利子補給に対して158件、保証料の支給、これは2分の1保証料をやっておりますけれども、あわせて185件で、金額をあわせると9,583,400円という実績でございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 12月の定例会が11日から始まりますけれども、先ほども災害の専決も含めて、そのへんで間に合うようにならなかったのかという疑問があったりしました。今、お伺いしたところ、11月9日に商工会との意見の調整をした結果、必要を認めて、今回、提出をしたということですね。
 今後、当初600万円くらいからいって、今は900万円くらい、今年は860万円という話をしましたけれども、現下の苦境下にあっては、まだまだ増えていって、今は158件と、相当数も多くなっておりますけれども、これから先もより多くなるのではないかというような予想を担当課はされているのかどうか、このへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 商工会の事務局と9月定例会に提案することに関しての協議をさせていただいた折もそうなんですけれども、消費増税の論議もこれからあります。駆け込み需要的な後の反動、さらに、新規起業者に対する支援という部分で融資枠だとか、既存の条例でいくと、事業を開始して1年以上でないと対象にならないだとか、そういった細かい条項もあります。そういったなかでは、もう少しニーズに合った対応もこれから検討していかなければならないかと思っております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで質疑を終わります。

○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。
 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第71号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第71号は原案のとおり可決されました。

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○議長(加来良明) これより、議案第72号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。

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○議長(加来良明) これで、本日の日程は全部終了しました。
 会議を閉じます。

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○議長(加来良明) 平成24年第6回清水町議会臨時会を閉会します。(午前10時46分)