北海道清水町議会

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平成24年第7回定例会(12月11日_日程4)

○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。第7回定例会において行政報告を1件申し上げます。
 十勝テレホンネットワーク株式会社の解散手続きの開始につきましては、昨年6月の定例会においてご報告申し上げましたが、この度、釧路地方裁判所帯広支部より10月25日付けで破産手続きの廃止が決定されました。これにより同社の消滅が決定し、本町が出資しております3株合計15万円の株券につきましても権利が消滅することとなりましたので、ご報告申し上げます。
 同社は、昭和63年に第三セクター方式により設立され、ピーク時には自動車電話の契約数は2,900台にまで達し、十勝地域の情報化の推進に貢献したものの、携帯電話の急速な普及などに伴う情報通信環境の変化の影響を受け、徐々に契約台数が減少し、平成9年7月に自動車電話事業から撤退し、平成21年12月には所有ビルの主要なテナントの退去により賃貸収入が閉ざされ、更には新たな事業も製品化に至らなかったことなどの事由により債務超過に陥り、平成23年4月8日の同社臨時総会において、解散が決議されました。
 当初は特別清算手続きを申し立てる予定でありましたが、その後大幅な債務超過が明らかとなり、平成23年9月8日に釧路地方裁判所帯広支部に自己破産の申し立てを行い、同年9月20日付けで破産手続開始の決定を受けておりました。
 その後、破産管財人において資産の換価を行った結果、資産約127万円に対し、負債が約4億6,200万円となり、株主への財産分配を含む破産手続きの費用を一切支弁できないことが明らかとなったため、裁判所に破産手続きの廃止を申し立て、平成24年10月25日付けで破産手続きの廃止が決定され、この決定による会社消滅を受け、株券の権利も消滅に至ったものでございます。
 以上、十勝テレホンネットワーク株式会社株券の権利消滅についての行政報告といたします。

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで、行政報告は終わりました。