平成24年第7回定例会(12月11日_日程6)
○議長(加来良明) 日程第6、議案第76号、清水町暴力団排除条例の制定についてを議題とします。
本案について提案理由の説明を求めます。町民生活課参事。
○参事(高橋覚史) 提案理由の説明を申し上げます。配付しております、「議案説明資料2」の1頁をご覧ください。
目的等については、暴力団を利用しない、資金の提供をしない、恐れないことを基本とした暴力団排除条例を制定することにより、町民の安全で平穏な生活を確保し、さらに社会経済活動などの健全な発展を資することを目的とした内容です。
昨年の4月に、「北海道暴力団の排除の推進に関する条例」が制定されましたが、市町村の公共施設の使用許可や取消しは対象となっておりません。また、市町村の公共工事についてや職員等への不当要求に対する措置、祭礼などにおける主催者等の措置も対象となっていないために、市町村独自での条例制定が必要であるため、今回、提案をさせていただきました。
条例案の概要については、第1条の「目的」から、第15条の「委任」の内容となっております。この条例の原案について、9月14日から1ヶ月間、町民意見提出制度により町民の方々に意見を求めてきましたが、提出された意見はありませんでした。また、先月に開催されました、町村会臨時総会において管内全町村が平成25年3月までに、議会提案することで了承されたと聞いております。清水町の行う措置として、「議案説明資料2」の2頁と3頁に記載しております新得警察署との合意書により、相互の連絡体制を確立し、運用が図られるよう取り組んでまいります。
以上、清水町暴力団排除条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) わが町に暴力団の排除条例ができるということについては大賛成でありますが、この扱いについて、例えば本町に暴力団らしき者が窓口等にきて無理難題を言うだとか、いろいろな行為を過去に受けたことがあるのかどうか、このことを1点お尋ねいたします。
2点目です。この条例のなかにもうたわれておりますが、一番大事なのは、警察署がしっかりと対応するというのが一番大事なことでありまして、町民はもとより町職員がこれら暴力団に対して、毅然と立ち向かうということについては難しいものがあろうと思います。
本町に暴力団員が居住しているという情報等については、事前に警察署等から「原という暴力団員が何日付で、あなたの町に住むようになっているのだがわかっているのか」だとか、そういうような情報というのは、この合意書のなかでうたわれているように、連携を取っていくということでありますけれども、あるのかないのか、しっかりとできているのか、このへんをお尋ねいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。町民生活課参事。
○参事(高橋覚史) 1点目の、過去に窓口等に暴力団がきて対応した経過等はあるのかということですが、そういった事例はありません。
2点目の暴力団の住居している部分は、新得署管内については、警察署のほうから、現在聞いたところによると、清水町も含めて、新得町と鹿追町で暴力団員はいないと聞いております。
参考にお示ししますが、管内では全体で190名という暴力団員の方がいると聞いております。一番多いのは、ご存じのとおり帯広市、帯広市管内が180名ということです。全体が190名おりますけれども、95%ほどあると聞いております。現状については以上です。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 1番目については理解いたします。
2番目の関係についてですが、今お伺いしたところ帯広市が中心ということで、本町にはいないということであります。
当然のことながら、居住地・構成員については警察においてもどこに住んでいるか、居場所がわからないとかということについて厳しく対応しているということは知っております。準構成員というクラスになると、なかなか掴みどころがないというのが現状だろうと思います。
したがって、条例のなかでいっているように、連携を密にするというのは大事なところなのですが、町民の情報としてどうも言葉尻だとか、態度を含めて変だというような方が公営住宅に入っているということになったときに、町民から情報がきて、その情報を受けて警察署と連携を取った際に、警察もわからないのではないかという気もするのですが、そこまで条例のなかでうたわれていないし、また、警察署との連携等々にもそこまで入り込んではいないのではないかと思うのですが、このへんはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 町民生活課参事。
○参事(高橋覚史) いずれにしても情報を共有しながら、暴力団員の定義がありますので、そういった暴力団員ということで警察当局も把握しているなかで、疑わしい者だとか、そういった方がいた場合には、町のほうから照会し、そういったかたちで、皆さんが安心して住むことができるような環境をつくっていきたいと考えております。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第76号、清水町暴力団排除条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。