北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成24年第7回定例会(12月13日_日程1_一般質問2)

○議長(加来良明) 次に、3番、佐藤幸一議員。

○3番(佐藤幸一) 通告に従って質問いたします。
 通学路の安全対策について、教育委員会にお聞きします。
 警察署の統計によりますと、登下校中に交通事故で死傷した全国の児童数は、昨年1年間で2,485人にのぼり、学年別に見ると、1年生747人、2年生550人、3年生420人、4年生329人、5年生259人、6年生180人となっております。特に、低学年になるほど事故に遭いやすいというデータが出ております。
 本町においては、幸い事故は発生しておりませんが、いつ発生するかわかりません。そのためには、普段の対策が必要かと思われます。
 そこで、次の4点についてお聞きいたします。
 1、通学路の安全点検は、毎年どのようにして行っているのでしょうか。
 2、本年度の点検結果はどうだったのかお知らせをいただきたいと思います。
 3、通学路の安全確保をするための工夫といたしまして、例えばスクールゾーンがありますが、現在はどのようになっているのかお聞きします。
 4、子どもを守るためには、安全教育のみでは限界があると考えます。事故の多くの原因は安全運転義務違反にあるといわれております。ドライバーに対する啓発対策の現状について伺います。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 佐藤議員、質問の件ですけれども、教育委員会と指名しましたが、教育委員会に限らない問題ですので執行側の答弁とさせていただきます。よろしいでしょうか。

○3番(佐藤幸一) はい、どうぞ。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 今年を含めて近年、全国で登下校中の児童が交通事故に巻き込まれているわけでございます。非常に残念なことでございまして、ドライバーの意識といいますか、交通安全に対する意識の欠如というのが非常に多いのではないかと思うところでございます。
 この問題については通学路だけではなく、一般の道路も含めて安全を確保することが大事であります。特に児童生徒は集団で登下校をいたしますので、あってはならないことでございます。
 本町における通学路の安全対策といたしましては、各学校とも通学路を指定しているところでございます。毎年、定期的に安全点検をしているところでありますし、また、私が会長をしております清水町生活安全推進委員会で安全マップを作成して、児童生徒への指導だとか、交通安全協会による交通安全教室だとか、各家庭に配付し、通学路における危険箇所を周知しているところであります。
 2番目の安全結果ですけれども、本年の5月に、学校道路管理者、警察、地域住民などで通学路における点検を行い、横断歩道や信号機が必要と判断をした箇所については、釧路方面公安委員会に設置要請をしているところであります。しかし、公安委員会の全体の予算の少ないなかでございまして、なかなか設置してもらえないと、数年かかるという状況下にいるところであります。事故が起きたら直ちにつけるというのは、そこが優先になっているんですけれども、一般的には事故のないようなところは予算の関係でなかなかつけられないというのが実態でございます。
 3番目の、安全を確保するための工夫は何かしているのかということでございますけれども、今までの取り組みをさらに深めて、交通安全専門員を配置しておりますけれども、これらを主体に、あるいはボランティアの清水っ子見守り隊、30人くらい登録しておりますけれども、全員がいつも出られるわけではございませんが、そういう制度をもち、交通安全の指導、各学校において年間の指導計画に基づいて、それぞれの集団登下校を含めて交通安全教室などをしながら、行っているところでございます。
 ドライバーに対する啓発はどうなのかということでありますけれども、ドライバーというと、ほとんどがドライバーであります。交通安全の免許更新時には講習を受けて、それなりの危険性を勉強しながら安全運転に心がけているところでありますけれども、いかんせん、忙しい世の中でございまして、一呼吸を入れて運転をしてくれればいいわけでありますけれども、そうではなく、物流を運ぶにしても、買い物にしても、皆さんがスピードを強めているという状況であります。今一度、その部分を考えて、5分早く出発をするだとか、10分早く出発をするだとか、心に余裕をもつだとか、そういうことなどをしながら周知をして、町民の皆さんで安全体制をつくりあげていかなければなりません。特に子どもや高齢者、この場合は特段の配慮が必要だと思っております。
 さらに、交通安全推進委員会ではレッド作戦ということで、回ってやってくれたり、道路沿いに交通安全推進委員の会員がやっているわけでございますけれども、これらをすることによって町外者への安全に対する意識を高めていきたいと、さらに強めていきたいとこのように思っているところでございます。よろしくお願いいたします。終わります。

○議長(加来良明) 3番、佐藤幸一議員。

○3番(佐藤幸一) 4点、問題をあげましたが、すべて諸々お答えをいただきました。
 啓発の取り組みなど理解いたしました。これからも、広報紙やホームページを通じて交通マナーの向上を働きかける取り組みを推進していただくことを要望して終わります。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 先ほどと重複いたしますけれども、さらに明年度に向けて関係機関と協議をしながら、より高まった交通意識の、安全なまちづくりに努力をしてまいりたいと思います。