平成25年第1回臨時会(1月28日_日程8)
○議長(加来良明) 日程第8、議案第1号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを議題とします。
本案について、提案者より提案理由の説明を求めます。副町長。
○副町長(金田正樹) 議案第1号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてご説明申し上げます。
総額に歳入歳出それぞれ50,321千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,657,483千円とするものでございます。
歳入の補正よりご説明申し上げます。
7頁をお開き願います。
18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正にかかります調整額50,321千円の追加でございます。
次に、8頁にまいりまして、歳出の補正をご説明いたします。
3款1項1目、社会福祉総務費につきましては、先ほど行政報告をいたしました福祉灯油購入費助成にかかわります事業費の追加でございます。周知チラシの新聞折込み手数料11千円、1世帯あたりの助成額が5,000円で、900世帯分となります助成費4,500千円を追加するものでございます。
6款2項1目、林業振興費につきましては、西部3町、清水・新得・芽室が合同で実施いたしますエゾシカなどの一斉捕獲経費として、既定予算で予定しておりました有害鳥獣委託料480千円を西部十勝有害鳥獣対策協議会負担金として240千円に組み替えするものでございます。
委託料480千円の減額に対し、負担金240千円の追加となっております点につきましては、西部十勝有害鳥獣対策協議会に対し、北海道より補助率2分の1であります鳥獣被害防止総合対策事業補助金の交付内示があったことによるものでございます。
8頁から9頁にかかります。
8款2項2目、除雪対策費につきましては、本年度の降雪は11月下旬から始まり、加えて、強風の影響による吹き溜まりによりまして、除雪出動の回数が前年度を超えるペースとなってございます。今後も安全な交通状況を確保するため、除雪経費の追加を要しますことから、町道除雪委託料35,000千円と緊急除雪車借上料11,050千円を追加するものでございます。
次に、債務負担行為の補正についてご説明いたします。
恐れ入りますが、3頁にお戻り願います。
第2表、債務負担行為補正でございます。
御影公民館の公務補業務につきましては、現在、シルバー人材センターに委託しており、男女複数によるローテーションで業務を行っていただいておりますが、公務補の業務内容は、力仕事となる業務が比較的多く、ボイラー機器などの取り扱いなどもあるため、平成25年度より平日の日中公務補業務について、シルバー人材センター以外の民間業者へ委託を行うものであります。このため、本年度内に契約事務を取り進めなければならないことから、公民館公務補業務委託、平成25年度分として、限度額3,400千円を定めるものでございます。
以上、一般会計補正予算(第10号)の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 除雪費の関係です。吹き溜まりが相当多くなり、そのことによって除雪費がかかっているというようなこともありました。
私は平成17年度から今までについて調べてみたのですが、平成17年は3,600万円程度で除雪しておりました。その翌年は4,500万円、次は4,000万円、こういうような数字がずっときているのですが、今回、この補正で極端な言いかたをすると、平成17年度からみると3倍の除雪費を要しております。除雪をする対応がここ数年来相当変わってきていて、吹き溜まりも因子でしょうが、手厚くされていることによって、こういう額になっているのか、このへんについてどういう理由でこういう額が毎年上がってきているのかお尋ねいたします。
2点目です。私が見たところ、以前に比べて除雪をする回数が多くなっているという感じがいたします。あちこちに聞いても、「丁寧にはねていただいて、道も広くなって良くなった」という評価もいただいております。これはよしとして、そのことによって、清水町は高齢化が進んでおりますから、私も若いころに向こう三軒両隣で、3軒ほど除雪してあげておりましたが、年を取ると除雪というのは大変なことです。
何を言いたいかといいますと、数多く除雪していただくことによってそれは嬉しいのだけれども、玄関先をきれいにはねたのに、朝になるとまた盛り上がっていたということが非常に多くなっておりまして、何とかならないのかということがよく言われております。したがって、除雪費が上がるこのなかに、そういうことも含めて、お年寄りの家庭、シルバー人材センターにはねていただいたり、いろいろしておりますけれども、はねたあとに、きれいにはねたことによってまた盛り上がってきたと、何とかならないかということについて、担当課で今後こういうようにしたらいいだとか、そういう方法を考えているのかどうか、このへんをお尋ねいたします。
去年、今年と非常に多くのお金を使っているわけですが、車両借上料が多くなっておりますが、降雪が多くなることによって、借上げの台数が極端に上がっていくということだろうという想像がつくのですが、そういうことなのでしょうか。例えば、30台のお願いをしていたにもかかわらず、それでは処理できないと、したがってあと20台増やすというようなことで、この借上料が増えているということなのか、3点目にお尋ねいたします。
もう1点、市街地以外の農村部を含めて、吹き溜まりが市街地と違って多くなるのかという気が予想されますけれども、この回数は5・6年前からみたら、相当数除雪をする回数が多くなっているのかどうか、加えて、排雪のキロ数等も付随して増えているのかどうか、これら4点についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 1点目の関係です。
今まで除雪の経費がだんだん上がってきているということですけれども、除雪の手法については、さほど変化しておりません。例えば、安全対策の面で砂を撒くだとか、塩カルを撒くだとか、幹線道路などの部分につきましては、ここ2・3年は手厚く対応しております。
いずれにいたしましても、除雪の経費が上がってきているという部分ですけれども、昨年も補正をさせていただいたときに説明させていただきましたけれども、降雪、強風・吹雪等により出動回数が増になったことが大きな原因ではないかと思っております。
先ほども、平成17年からのお話をされておりましたけれども、以前は臨時職員が数名だったと思いますけれども、最近はその部分は直営でやった分を委託のほうに路線を増にしているという部分で、除雪の経費の増額になっている傾向にございます。
2点目の関係ですけれども、間口の除雪した後の雪が置いていかれるということで、それにつきましては毎年、除雪の都度、苦情といいますか、ご要望などをいただいている部分もありますが、間口の部分をすべて実施するということになりますと、機械の出動の経費の部分ですとか、それから、住宅の数が多いので、それを一斉にやると時間の問題ですとか、個人の方の家の前の除雪のしかたといいますか、いろいろなあけかたをしておりますので、その雪をよけるという部分につきましても、どのような場所に排雪するんだとか、いろいろな問題が出てくるのではないかと思っております。この部分につきましては、昨年も、木村議員から間口の除雪についてご質問があった部分ですけれども、この部分につきまして経費の部分だとかがありますけれども、検討していかなくてはならないのかという考えも持っているところでございます。
3点目の借上げ経費の関係です。今年、増額になっている部分では去年4月、新年度に入ってから大雪がありました。その部分で言えば、平成24年度に入ったということで、平成24年度の借上げのほうから出動させていただきました。その分で借上げの経費が増額になっております。
4点目、農村部の吹き溜まりの関係ですけれども、これにつきまして、昨年もそうだったのですけれども、強風の日が多いということでその部分の出動回数が多くなったということでございます。
除雪車両の関係ですけれども、一般的に15センチをめどに除雪車を出動しています。市街地の部分、農村の部分、全域の対応をしていかなければならないということで、業者の委託台数約40台近く出動することになります。また、農村部の吹雪だけの出動につきましては、二十数台が必要になるかと思いますけれども、全地域が吹雪になったときの出動台数でありまして、地区によって吹き溜まりのできる状況が変わりますので、そのときにつきましては、それに対応できる台数ということで出動しているところでございます。以上です。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
○6番(原 紀夫) 4点お尋ねをいたしましたが、2点目についてのみ再質問させていただきます。
昨日、道新か勝毎に載っていましたけれども、美幌町で地域ぐるみで素晴らしい活動をされていて、町がそれに補助をしているというようなかたちで、他町村ではあまり類を見ないような方法で処理をされているというようなことが出ておりました。
私が先ほど言った部分について、全戸の家庭の雪を二度ほどはねたことによって堆積した雪をはねたらどうだというようなことを申し上げているのではなく、弱者についての手当として、町としてしっかりと考えてあげるべきではないのかということを申し上げているんです。当然のことながら町内会の組織がしっかりと機能していて、お年寄りの面倒をしっかりとみてあげようということが組織化されていて、除雪をする機械を持っている方もおられますし、そのことを踏まえて「協力してください」というようなかたちが町からあれば、私は可能でないかと、当然のことながら、ガソリン代程度の補助を差し上げるなり、方法はいろいろあると思います。なんでもかんでも町がやるということには、私は相成らないと思っておりまして、そのへんのおじいさんやおばあさんは一人で住んでいて大変だろうなと、こういうところは各町内会をあたればすぐにわかります。こういうところなので、そういうところについては、今後のことになりますでしょうが、やはり、じっくりと考えていただいて、町内会を含めてお年寄りのほうから助けてというような信号が出ないような方法を考えてほしいです。課長でも町長でも結構ですので、どちらかそのへんの考えがあればお聞かせ願いたいと思います。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 玄関だとかの除雪の関係ですけれども、これは一部ですが、保健福祉課の除雪サービスというようなかたちで高齢者の部分で実施しております。農村部につきましても、保健福祉課のほうから依頼がありましたら、その部分につきまして農村部に委託している除雪車で玄関先の除雪を実施しているところでございます。
いろいろな一定の条件でルートが決まっておりますので、すべてが助成制度の該当にならない部分もございますので、先ほども申し上げましたけれども、原議員からお話があったような件につきまして、弱者・高齢者対策といいますか、除雪のパートナーシップといいますか、昨年、木村議員からお話があったような部分につきまして、検討していかなければならないと考えております。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 今の土木費の除雪費のことなんですけれども、この間の選挙のときの除雪の対応が非常に悪かったと思います。御影と清水で雪の降りかたも違うと思いますが、そのへんの連絡などはどうやっているのか教えてください。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) 除雪を委託して実施しているわけですけれども、当然、うちのほうでも職員がパトロールをいたします。そして、委託業者の方もそれぞれ自分が受け持っている部分のパトロールをしていただいているんですけれども、その部分でいろいろと連絡を取り合いながら実施しているところです。
今、西山議員がおっしゃいました、12月16日の選挙の日は、日中の降雪量が多かったということで、ご不便をおかけしたとこちらも押さえておりますけれども、委託業者と町がそれぞれパトロールをしながらお互いに連絡を取り合いながら実施しているところでございます。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) わかりましたけれども、来月にまた選挙があるので、もう少しきちんと対応していかないと、「行けなかった」というお年寄りの方がかなりいました。私も四駆の車で町のなかを走るのがやっとくらいの状況で、もう少し早く対応できたと思いますので、そのへんを気を付けてやってください。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
○都市施設課長(越井義樹) これからもそのへんは、十分パトロールをしながら対応していきたいと思います。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
9番、奥秋康子議員。
○9番(奥秋康子) 今回の、福祉灯油の関係でお尋ねしたいと思います。
4,500千円ほどの補正が組まれました。そのなかで、周知の方法として対象者に新聞の折込みチラシだけで対応しようと思っているのか、それとも対象者に、何らかの別な方法で周知するのか、また、本人が窓口に申請をされてから灯油の助成をされるのかお尋ねします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) ただいまのご質問の件ですけれども、周知の方法ということで、今回、新聞折込みチラシということで予算を取っております。このほかに2月1日付けくらいで新聞折込みチラシを、この事業の基準日を迎える1日には出したいと思っているんですけれども、そのほかに2月15日の町広報のなかで大きなスペースをとってお知らせするということで、この二重の方法でやる予定でおります。いろいろな方法があるのでしょうけれども、確実にその世帯が絶対に非課税世帯だという情報というのは、しっかりと税のところで調べないと、見落としだとかいろいろなことがありますので、まずは、こういうことのなかで一次のお知らせをさせていただくということでございます。
申請については、いろいろなことがあって、お年寄りで、基本は本人が申請に来て、それを確認してから助成券を渡すということですけれども、例えば、地区の民生委員だとか、通所などをしている人達のヘルパーだとか、そういったことのなかで代理で申請してお渡しをするということも、そのなかにいれて申請を受け付けたいと考えております。
○議長(加来良明) 9番、奥秋康子議員。
○9番(奥秋康子) 了解しました。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第1号、平成24年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。