北海道清水町議会

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平成25年度予算審査特別委員会(3月15日_商工費)

○委員長(口田邦男) これより、第7款、商工費、141頁から144頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には挙手をし、委員長と呼び、発言の許可を求めてからはじめに職名を言っていただきますようお願いいたします。
 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 141頁、第7款、商工費につきましてご説明申し上げます。
 商工費につきましては、137,732千円で、前年度比1,305千円の増額でございます。なお、141頁の1目、商工振興費ならびに、142頁、2目、観光費についてご説明申し上げます。
 清水町商工業振興事業補助金、町商工会補助金につきまして主な増減内容についてご説明申し上げます。
 憩いのサロン三丁目広場の実験店舗の終了にともなう運営補助金の減額がございます。清水町商工振興事業補助金、商品券事業及び地域活性化生活応援商品券事業につきましては、骨格予算のために減額しております。
 続きまして、2目、観光費でございます。清水町観光協会補助金につきましては2,741千円を計上しております。
 主な内容といたしましては、町の景観、食、道東道の全通で道央圏を中心に本町に尋ねられる交流人口の増加が見込まれます。例年、開催しております6月下旬のやきもの市の開催時期に合わせまして、道央圏からの方々を本町に、モニターバスを企画いたしまして、町の魅力、町の物産のPRと、そういったかたちのなかで、さらにリピーターとして来ていただけるような情報発信の機会を提供したいと思っております。
 また、昨年実施されております各種アンケート等でも、清水町の認知度が低いというようなことから、今年も引き続きJR札幌駅、地下歩行空間等での観光キャラバンを実施したいと思います。合わせて、観光マップにつきましても、増刷の費用を計上しております。また、まちづくり予算町民提案事業で採択されました、清水町新キャラクター製作委員会において完成されたキャラクター、昨年度におきましては、観光協会が中心となり、ペケレベツ情熱会議を開催させていただき、町民事業者、生産者が集まり、地元の素材を使った町の顔となるお勧めの特産品、さらに新たな商品開発、販売を今年につきましても実施する予定でございます。
 以上、1目、商工振興費、2目、観光費についてご説明申し上げました。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○委員長(口田邦男) 企画課長。

○企画課長(上出 進) 商工費における企画課関連予算額についてご説明いたします。
 141頁、1目、商工振興費の右の説明欄の下段にある、地域活性化事業、その内容につきましては次の頁をご覧いただきたいと思います。
 9節、旅費につきましては新たに計上させていただきました。これは、清水町も加入しております十勝田園地域産業活性化協議会において、従来の全国規模のイベントに合わせた誘致活動から、より効率的にフードバレー関連の企業に絞り十勝全体で情報交換を進めていくことになりましたので、あわせて、他の企業誘致にかかわる部分の職員旅費も考えて計上したところでございます。
 19節、負担金、補助及び交付金としまして、企業立地促進補助金につきましては、北海道バイオエタノール株式会社清水工場が3年間の過疎法に基づく固定資産税の課税免除期間が終了することから、清水町企業立地促進条例に基づき改めて積算しまして16,750千円ほどの増額を見込んでいるところでございます。また、企業雇用促進補助金につきましては、予算に関する資料19頁にも事業の概要を載せておりますけれども、新年度につきましては、3つの事業者を想定しまして3,300千円の増として計上させていただいているところでございます。
 以上、企画課に関する予算の説明とさせていただきました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○委員長(口田邦男) これから順次質疑に入ります。
 第7款1項1目、商工振興費、141頁から142頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 中島里司委員。

○委員(中島里司) 三丁目広場の補助うんぬんという話で、実験の期間が終了したからということで、予算ではみていないという理解をしてよろしいのですね。

○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) 実験店舗は本年度で終了したと報告するということで、来年度の新たな運営については、関係者で協議されておりますので、当初の予算計上からはしておりません。

○委員長(口田邦男) 中島里司委員。

○委員(中島里司) 実証というか、そういうことであれば、今、参事が言われた、これからそれらを踏まえて検討しますということは、4月以降、三丁目広場についてはっきりと方向が出るのかと思っているのですが、そのへんお聞きします。
 これから三丁目広場は変えてでも、あの店舗自体がずっと続けていけるのですかということを聞いております。

○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。

○参事(真野 篤) このたびの実験店舗の検証にあたって、北海道地域連携ビジネスモデル、中小企業のモデル事業で私ども行政も入り、アドバイザーというかたちのなかで、検証をさせていただいているなかで、現在、検討中でございまして、特に、町のほうに4月からあらためて、そういう具体的な、今の段階では経過がございません。

○委員長(口田邦男) 中島里司委員。

○委員(中島里司) 私が聞いているのは、せっかく、今まで商工会あるいは関係者の方、生産者も含めて頑張ってきていたとみていました。これは、あと、実験が終わりましたので打ち切ると、その前に町が一緒にその今ある三丁目広場と密接なあれをして、ここの場で、3月に打ち切りますが4月からきちんとこういうふうにやれますと、まったくできませんと、そういうお話がなく、ただ漠然と実証実験の期間が切れたので補助員を打ち切るということにはならないと思います。町長にお伺いしなければならないかもしれませんが、この存続を継続して、私はいろいろな努力をして頑張っている姿、生産者も含めて、日頃見ていますので、なんとか4月以降も、いろいろな厳しい事情もあるかと思いますが、継続できる方法はとれないのかということで、町長の考えかたがあればお聞かせ願えればと思います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) ただいまの三丁目広場についていわれておりますけれども、昨年も話題になり、大きな議論をしたところでございます。
 ご案内のように、従来はプラットホームということで、商業の一部と農業生産者とで運営してきたやつが、まちなかの賑わいを創出するというようなことで空き店舗を活用し、三丁目広場として運営してきました。これは素晴らしいことでありまして、推奨していきたいと思っております。
 問題は、実証実験なので、実験が終えた段階で次にどう繋げていくかということの議論が主体者である商工会が受けたものですので、商工会のなかで議論を進めていただいたのが現実でございます。そのなかで、商工会として中小企業のコンサルタントにお願いをして、結論が出るように2月末ということで聞いておりましたけれども、その後の議論が私どもにまいりません。私としましては、場所はともかくとしても、続けるべきだと考えておりますので、何らかの方法で考えていきたいと思っております。
 私どもとしましては、事業主体で六次産業化というのもございますから、そういうのを含めて考えることと、現実のものを考えていくのと、分けていかなければならないと思っておりますので、三丁目広場の産直の生産者の皆さんがそこに地元の作物を提供してくれる場、憩いの場というかサロン的なものでお年寄りの方々が懇談する場ということで、福祉的サイドで考える必要があるということで、年間を通じたやつができないかと考えております。それで、事業主体をどこにするかということが問題です。商工会でこのままいつまでもやっていくのかどうか、商工会は側面から応援するのか、町もそのことで応援するのかどうかということになってくるかと思います。そういう意味で、このたび、まとまっていない地域がございましたので、当面は4月以降どうするのかということになるわけですから、早急にこの問題について解決していかないと、時期的に遅れてきます。そのへんを関係者と協議を進めさせていただきたいです。私の考えは続けるべきだと思っておりますので、よろしくお願いします。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 私も三丁目広場の件でお尋ねいたします。
 以前、この場での質疑等のなかで実証店舗としての経過等を含めて議論がありました。商工会のほうに移ってから、年間を通して運営をするということになり現在にいたっているわけですが、町長からも前向きな話がございました。
 年間を通して運営をするということについて、商工会サイド等から現在のところ、どういうかたちで進めたいのかというのがきていないような話をされております。4月1日からどうするのかというのは、町にしても商工会にしても深刻に考えて捉えて進めなければならない事案だと思っていたので、お話を聞いてみて、そんなことになっているのかという気がしているのですが、商工会はあましたからどうにでもしていいというのであれば別ですが、それでなければ、もう少し早めにこういうものについては、利益も上がらないとか、そういうことが大きな要素であるとすれば、どういう手を打たなければならないだとか、そういうことは当然出てきます。過去、駅の横にあったときも良い成績を収めて、現在はあの位置に移ってからも、農作物の最盛期には相当数売れているというお話も聞いておりましたので、もう少し、担当課を含めて、商工会とも前向きに詰めていただけているものだと思っていたのですが、そういう話というのは前段であまりされていないのか、どうなのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 何も話されていないと、そういうことではなくて、この間、商工会とは3・4回お話し合いをさせていただきました。今回の実験店舗の結果というのは、実験なんだから結果を出してもらわないと困るということでお話をしているんですけれども、3月が過ぎていないから出ないというような回答をされております。どうしても、年間通じて事業を続けなければならないという1つの基本的な考えかた等を持ってらっしゃるんですけれども、それはそれでいいとしても、そのためにどうするのかというところで答えが出てこないで、今までどおり、町のほうとしては補助金を出してもらわないと、我々はできないというようなことを言い続けてきているというのが現状でございます。
 今回、中小企業関係のアドバイザーが来られて「結論を出します」というのが2月20日にあったのですが、結局そこでは結論が出ず、商工会のほうからも今のところ結論がないということで、話のなかで今まで来てございます。
 予算に載せていないのは、政策予算になるだろうということで、今回の予算に載せていないというようなことでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 数回話し合いをされているということですので、そのなかで、運営上こういう部分については収益も上がるからいいのだけれども、この部分については年間事業としては難しいとか、そういう細部にわたっての議論もされているという理解をしてもいいのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) そのとおりでございます。

○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 期間を圧縮して、例えば町として、そんなに多額の補助をするということで期間を圧縮したらどうだとか、そういうことの議論はまったく出てきていないのか、このへんはどうでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) うちのほうから提案をさせていただいたのは、今まで、実験店舗としてやってきました。その結果、どういうふうにやったらいいのか、そのためには何年かかったら自立できるのかというような話で、3年間で自立できるようにするための計画はどうなのかということでの投げかけをしております。
 どうしても必要であれば、その程度の補助金で一通り自立できるというような計画をたてるべきではないかということで、それが、年間を通じるものなのか、野菜が一番売れていますから、夏場だけでやっていくのか、そのへんの選択もしていかなければならないという話はしてございます。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 木村好孝委員。

○委員(木村好孝) 1点質問をします。
 企業雇用促進補助事業についてです。平成24年度の見込みが1件ということで、それが平成25年度以降の計画で倍の額になってきているのですが、なにか見通しというのが、今年度1件だけだったのが、来年度に2倍になっているという、そういう見通しがあるのかどうなのかその点だけ伺いたいと思います。

○委員長(口田邦男) まちづくり推進係長。

○係長(前田 真) 見込みは当然たてております。
 昨年4月1日に、すでにNPO松沢の郷から1件申請がございました。それから年度途中に、これもNPOきずなの郷下佐幌というところから1件上がっております。3カ年の継続事業でありますので、最初の年は1件、翌年度以降2件という見込みをたてております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 商工費の人件費のことでお聞きしたいのですが、商工費で2名の方の人件費を見ておりますけれども、これは、1名とするようなことは考えられないのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 総務課長。

○総務課長(八木正明) 商工振興費のなかで、職員給与が2名になっているけれども、1名にはならないのかというお話ですか。
 この、人件費の振り分けにつきましては、それぞれ総務費からはじまり、各款に振り分けておりますけれども、そういう部分では、その各係の人員を見ながら、それぞれの予算付けをしている部分でございますので、ここを1名にするということは、1名の職員でいいのではないかというご質問に受けることができますので、必要な人数分の人件費については、計上させていただくというようなことでございます。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項2目、観光費、142頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

○委員(中島里司) 観光費にですが、これについては骨格予算ですから、政策的なものは4月から6月といっていたのですが、そのへんの時期というのはいつ頃、政策的なものの議会というのは執行側で考えておられるのかということをお聞きしたいと思います。

○委員長(口田邦男) 町長。

○町長(高薄 渡) これは、一般質問でお答えしてきております。
 いわゆる、物産的なもの、この1つがキーワードになるかと思います。同時に、まちなかあるいは清水町内の交流人口を増やすことによって、観光面、物産面、商工全体に及ぼす、経済的にうるおい、これを求めていかなければならないと考えておりますので、まだ、観光協会との接触をしておりませんので、これから議会が終われば直ちにしながら、私の意見をほんの少し述べて、また、皆さんの意見を聞いたうえで計画をたてていきたいと考えております。
 早くて6月くらいになるかと思いますけれども、できれば早いほうがいいのですけれども、行政だけではできませんので、観光協会のなかの物産部会というので進めておりますけれども、そういう面から考えても、機動的にスピード感を持って行かなければならないことは事実なんですけれども、4月では今のところ難しいです。なるべく急ぎたいと思っておりますけれども、そういう考えかたでおります。

○委員長(口田邦男) 中島里司委員

○委員(中島里司) 時期的にうんぬんではありませんが、三丁目広場の関係もあったので、町長から「少しでも早く」というお答えをいただきましたので、担当課のほうも、今までの一般質問と予算の流れ、三丁目広場の絡み、そのへんをしっかりと自覚して、時間的には非常に短いけれども、再度、そのへんのいろいろな意見をくみ取って、担当課としてそのへんの考えをしっかりともっていただけますでしょうか。

○委員長(口田邦男) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 三丁目広場の関係につきましては、どんなかたちになるかわかりませんが、少なくとも野菜が主力商品というかたちでやってきておりますし、それを中心にまちづくりをしようという考えかたを持っております。野菜は5月頃から出てくるかと思いますので、なるべく早い時期に決着をつけて方向をつくっていきたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項3目、観光施設費、142頁から144頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。
 安田薫委員。

○委員(安田 薫) 143頁の円山展望台疑木柵改修工事なのですが、どのような、ここ数年、水道だとかトイレだとかを改修しておりますが、必要があってこの疑木柵を替えるのですか。また、どのようなかたちになるのでしょうか。

○委員長(口田邦男) 公園緑化係長。

○係長(佐藤和二郎) 円山展望台疑木柵の改修につきましては、円山展望台頂上に、白樺風の柵を一面に設置しているのですが、そのなかで、当初、ハンググライダーの滑走場ということで、一部、疑木柵のない部分があります。その後、当初はハンググライダーが利用していたのですが、その後、利用されず、ロープで安全対策をしていたのですが、その部分について、他の部分と同様の白樺風の柵をまわしたいと考えております。

○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。

○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項4目、消費経済費、144頁の審査を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
 これで、商工費の審査を終わります。